JP2007108245A - 電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器 Download PDF

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Abstract


【課題】第1メモリ531および第2メモリ532の総容量を削減する。
【解決手段】第1メモリ531は、各画素の階調を10ビットで指定する画像データCdのうち、上位5ビットを記憶するとともに、記憶した5ビットの画像データを、1フィールド経過後であって画像データCdが入力されていない期間に読み出す。第2メモリ532は、第1メモリ531から読み出された5ビットの画像データを記憶した後、記憶した5ビットのデータを画像データCdに合わせて画像データPdとして読み出す。ルックアップテーブル536は、画像データCdを画像データPdで補正して、画像データdn1として出力する。第1メモリ531から読み出された画像データは、オール“0”の5ビットが付加されて画像データdn2として出力される。画像データdn1、dn2は、セレクタ528によって交互に選択され、データ信号Vidに変換されて、当該画像データに対応する画素に書き込まれる。
【選択図】図4

Description

本発明は、供給された画像データにしたがって表示を行う電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器に関する。
電気光学物質として、液晶を用いた電気光学装置では、液晶の応答性が低いことから、特に動画の表示特性低下がする、という問題が発生する。具体的には、表示された画像に残像感が現れたり、移動するカーソルが消失したりするなどの問題が発生している。このため、1フレームを複数フィールドに分割するとともに、前フレームから現行フレームにかけて階調変化があったとき、現行フレームの最初のフィールドにおいて画素に対し、現行フレームで指定される階調よりも、階調変化方向に過剰に振った階調相当電圧を印加する、いわゆるオーバードライブと呼ばれる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−132224号公報
しかしながら、上記オーバードライブ駆動では、階調変化をみるために、1フレーム分の画像データを記憶する必要があるので、電気光学装置における全体構成の簡略化、低コスト化の阻害要因になり得る。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、供給された画像データをメモリに一旦記憶し、読み出して表示を行う構成において、構成の簡易化を図った電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素と、入力された画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したnビットの画像データを所定期間経過後に読み出す第1メモリと、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データの上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したpビットの画像データを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出す第2メモリと、前記入力されたmビットの画像データを、前記第2メモリから読み出されたpビットの画像データで補正する補正回路と、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する付加回路と、前記mビットの画像データが入力されるとき、前記補正回路によって補正された画像データを選択する一方、前記第1メモリから前記nビットの画像データが読み出されるとき、前記付加回路によって(m−n)ビットが付加された画像データを選択するセレクタと、前記複数の走査線のうち、前記セレクタによって選択された画像データに対応する走査線を選択する走査線駆動回路と、前記セレクタによって選択された画像データに基づくデータ信号を、当該選択された画像データに対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路と、を具備することを特徴とする。本発明によれば、第1および第2メモリに要する記憶容量の総和を、1フレーム分の画像データよりも少なく抑えることができるので、構成の簡易化による低コスト化を図ることが可能となる。
本発明において、前記付加回路は、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに付加するビットを、すべて0または1とする構成としても良い。この構成において、前記付加回路は、前記付加するビットを所定の周期で交互に切り替えることが好ましい。特に、前記付加回路は、前記第1メモリから読み出される画像データが1行分読み出される毎に、かつ、同一画素の画像データについて1フレーム毎に、前記する付加ビットを交互に切り替えることが望ましい。
また、本発明は、複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号の電圧に応じた階調となる画素を有し、1フレームを第1および第2フィールドに分割して、前記画素を駆動する電気光学装置であって、1フレームにわたって入力した画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したnビットの画像データを、1フィールド経過後であって前記mビットの画像データが入力されていない期間に読み出す第1メモリと、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データの上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したpビットの画像データを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出す第2メモリと、前記入力されたmビットの画像データで指定される階調を、前記第2メモリから読み出されたpビットの画像データで補正する補正回路と、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する付加回路と、前記mビットの画像データが入力されるとき、前記補正回路によって補正された画像データを選択する一方、前記第1メモリから前記nビットの画像データが読み出されるとき、前記付加回路によって(m−n)ビットが付加された画像データを選択するセレクタと、入力されたmビットの画像データが選択されたときには、当該選択された画像データを所定の電位を基準にして正または負極性のいずれか一方極性の電圧に変換する一方、(m−n)ビットが付加された画像データが選択されたときには、当該選択された画像データを所定の電位を基準にして正または負極性のいずれか他方極性の電圧に変換して、それぞれデータ信号として出力する変換器と、前記変換器によって変換されたデータ信号を、当該選択された画像データに対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路と、を具備することを特徴とする。
ここで、前記付加回路は、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに付加する(m−n)ビットをすべて0または1に、前記第1メモリから読み出される画像データが1行分読み出される毎に、かつ、同一画素の画像データについて1フレーム毎に交互に切り替える構成が望ましい。
なお、本発明は、電気光学装置だけでなく、電気光学装置の駆動方法としても、さらには、画像処理回路や、画像処理方法、当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置10は、データ処理回路50、タイミング制御回路60、表示領域100、走査線駆動回路130、サンプリング信号出力回路140およびサンプリングスイッチ150等を含む。
このうち、表示領域100では、480行の走査線112が行(X)方向に延在するように、また、640列のデータ線114が列(Y)方向に延在するように、それぞれ設けられている。画素110は、480行の走査線112と640列のデータ線114との交差に対応して、それぞれ配列している。したがって、本実施形態では、画素110が縦480行×横640列でマトリクス状に配列することになるが、本発明をこの配列に限定する趣旨ではない。
ここで、画素110の構成について説明する。図2は、画素110の電気的な構成を示す図である。この図は、i行及びこれと1行下で隣接する(i+1)行と、j列及びこれと1列右で隣接する(j+1)列との交差に対応する2×2の計4画素分の構成を示している。
なお、i、(i+1)は、画素110が配列する行を一般的に示す場合の記号であって、1以上480以下の整数である。また、j、(j+1)は、画素110が配列する列を一般的に示す場合の記号であって、1以上640以下の整数である。
図2に示されるように、各画素110は、nチャネル型の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下単に「TFT」と略称する)116と、液晶容量120と、を有する。
ここで、各画素110については互いに同一構成なので、i行j列に位置するもので代表させて説明すると、当該i行j列の画素110におけるTFT116のゲートはi行目の走査線112に接続される一方、そのソースはj列目のデータ線114に接続され、そのドレインは液晶容量120の一端たる画素電極118に接続されている。また、液晶容量120の他端は、コモン電極108である。このコモン電極108は、全ての画素110にわたって共通であって、時間的に一定の電圧LCcomが印加されている。
表示領域100は、特に図示しないが、素子基板と対向基板との一対の基板が一定の間隙を保って貼り合わせられるとともに、この間隙に液晶が挟持された構成となっている。このうち、素子基板には、走査線112や、データ線114、TFT116および画素電極118が形成される一方、対向基板にコモン電極108が形成されて、これらの電極形成面が互いに対向するように貼り合わせられている。このため、本実施形態において液晶容量120は、画素電極118とコモン電極108とが液晶105を挟持することによって構成されることになる。
また、両基板の各対向面には、液晶分子の長軸方向が両基板間で例えば約90度連続的に捻れるようにラビング処理された配向膜がそれぞれ設けられる一方、両基板の各背面側には配向方向に応じた偏光子がそれぞれ設けられる。
画素電極118とコモン電極108との間を通過する光は、液晶容量120に保持される電圧実効値がゼロであれば、液晶分子の捻れに沿って約90度旋光する一方、当該電圧実効値が大きくなるにつれて、液晶分子が電界方向に傾く結果、その旋光性が消失する。このため、例えば透過型において、入射側と背面側とに、偏光子を偏光軸が配向方向に一致するようにそれぞれ配置させると、当該電圧実効値がゼロに近ければ、光の透過率が最大となって白色表示になる一方、電圧実効値が大きくなるにつれて透過する光量が減少して、ついには透過率が最小である黒色表示になる(ノーマリーホワイトモード)。
この構成において、走査線112に選択電圧を印加して、TFT116をオン(導通)させるとともに、画素電極118に、データ線114およびオン状態のTFT116を介して、コモン電極108の電圧LCcomに対し目標とする階調(明るさ)に応じた電圧だけ高位(正極性)または低位(負極性)の電圧を印加することにより、当該液晶容量120に、階調に応じた電圧実効値を保持させることができる。
なお、走査線112が非選択電圧になると、TFT116がオフ(非導通)状態となるが、このときのオフ抵抗が理想的に無限大とはならないので、液晶容量120から電荷が少なからずリークする。このオフリークの影響を少なくするために、蓄積容量125が画素毎に形成されている。この蓄積容量125の一端は、画素電極118(TFT116のドレイン)に接続される一方、その他端は、全画素にわたって共通であって、時間的に一定の定電位、例えば接地電位Gndに保たれる。
説明を図1に戻すと、データ処理回路50は、外部上位装置から供給された画像データSdに対し後述する処理を施した後、アナログの電圧信号に変換して、データ信号Vidとしてビデオ信号線155に出力するものである。
ここで、画像データSdは、縦480行×横640列の画素の階調を規定するディジタルデータであり、1フレームの期間にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列の画素の順番で、同期信号Syncおよびクロック信号Clkに同期して供給される。
本実施形態において、画像データSdは、図3(a)に示されるように、最上位ビットd9から最下位ビットd0までの10ビットである。また、画像データは、“0000000000”(十進値で「0」)のときに最も暗い階調を指定し、“1111111111”(十進値で「1023」)のときに最も明るい階調を指定するものとする。
タイミング制御回路60は、外部上位装置から供給される同期信号Syncおよびクロック信号Clkから、サンプリング信号出力回路140が表示領域100を水平走査するための制御信号CtrXを生成するとともに、走査線駆動回路130が垂直走査するための制御信号CtrYを生成し、さらに、データ処理回路50における処理を制御するための制御信号CtrDを生成する。
ところで、本実施形態では、1フレームを2フィールドに等分割して表示領域100の各画素110を駆動する。ここで、1フレームとは、1枚(フレーム)分の画像データSdが供給される期間であり、一般的には約16.7ミリ秒(周波数60Hzの逆数)である。また、1フレームにおける2つのフィールドを区別するために、時間的に前方のものを「第1フィールド」とし、後方のものを「第2フィールド」とする。
このような駆動において、走査線駆動回路130は、1フレームにおいて480行の走査線を、次のような順番で走査する。すなわち便宜的に、表示領域100を、1〜240行目の上領域と241〜480行目の下領域とに分けて考えたとき、走査線駆動回路130は、第1フィールドでは、上、下、上、下、…の領域を交互に、第2フィールドでは、下、上、下、上、…の領域を交互に、いずれのフィールドにおいて、各領域を上から順番に排他的に1行ずつ選択する。
このため、本実施形態において、各走査線112は、第1および第2フィールドでそれぞれ1回ずつ、1フレームにおいて計2回選択されることになる。
図5は、このような順番で選択される場合に、走査線駆動回路130が1〜480行目の走査線に供給する走査信号Y1、Y2、Y3、…、Y480の波形を示す図であり、選択された走査線に対応する走査信号が選択電圧Vddに相当するHレベルとなり、それ以外の走査信号が非選択電圧に相当するLレベルとなっている状態を示している。
なお、本実施形態において、Lレベルに相当する電圧は、接地電位Gndであって電圧ゼロであり、電圧基準となっている。ただし、液晶容量120に対する書込極性の基準は、データ信号Vidの振幅中心電位Vcであり、本実施形態では、コモン電極108への印加電圧LCcomに一致している。
サンプリング信号出力回路140は、制御信号CtrXにしたがって、1〜640列のデータ線114に対応するサンプリング信号S1、S2、S3、…、S640を出力するものである。詳細には、サンプリング信号出力回路140は、図8または図9に示されるように、走査線112が1行選択される期間にわたって、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640を、この順番で排他的にHレベルとなるように出力する。
サンプリングスイッチ150は、1〜640列のデータ線114のそれぞれに対応して設けられ、その一端は、データ信号Vidが供給されるビデオ信号線155に共通接続される一方、その他端は、対応するデータ線114に接続されて、対応するサンプリング信号がHレベルとなったときに、一端および他端の間が導通(オン)状態となるものである。
したがって、サンプリング信号SjがHレベルになると、ビデオ信号線155に供給されたデータ信号Vidがj列目のデータ線114にサンプリングされる。このため、サンプリング信号出力回路140と1〜640列のサンプリングスイッチ150とによってデータ線駆動回路が構成されることになる。
次に、本発明の特徴部分であるデータ処理回路50について説明する。図4は、データ処理回路50の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、データ処理回路50は、制御回路510、ラインバッファ(LB)522、セレクタ528、第1メモリ531、第2メモリ532、ルックアップテーブル(LUT)536およびD/A変換器530を備える。このうち、制御回路510は、制御信号CtrDにしたがって、ラインバッファ522、第1メモリ531および第2メモリ532の書込・読出をそれぞれ制御するとともに、信号U/Dによってセレクタ526の選択およびD/A変換器530の変換極性を指定するものである。
ラインバッファ522は、画像データSdを1行分蓄積した後、2倍の速度で読み出して、画像データCdとして出力するものである。なお、ラインバッファ522は、実際には2行分あり、一方で画像データSdを蓄積しているとき、他方で画像データCdを出力する、という動作を交互に実行する。
第1メモリ531は、ラインバッファ522から読み出された画像データCdの上位5ビットd9〜d5を記憶した後、1フレームの半分に相当する期間、すなわち、1フィールド経過したときに順番に読み出して出力する。
第1メモリ531から読み出された5ビットの画像データには、すべてが“0”のデータ(すなわち“00000”)が下位5ビットとして付加されて、画像データdn2として、セレクタ528の入力端bに供給される。この構成により一種の付加回路が構成される。また、画像データdn2は、図3(b)に示されるように、画像データCdの下位5ビットを強制的に切捨処理したものであって、当該画像データCdに対し1フィールド遅延した関係にある。
第2メモリ532は、第1メモリ531から読み出された5ビットの画像データを順番に記憶した後、1フィールド経過したときに順番に読み出して、画像データPdとして出力する。このため、画像データPdは、画像データCdの上位5ビットであって、当該画像データCdに対し2フィールド、すなわち1フレーム遅延した関係にある。したがって、ラインバッファ522から読み出される画像データCdを基準に考えると、第2メモリ532から読み出される画像データPdは、1フレーム前のものとなる。
ルックアップテーブル536は、いわゆるオーバードライブ駆動のために、画像データCdで指定される階調を、画像データPdで指定される階調に応じて補正して、画像データdn1としてセレクタ528の入力端aに供給する二次元変換テーブルである。
このため、ルックアップテーブル536が補正回路として機能する。この補正特性については、おおよそ次のような内容となっている。すなわち、ルックアップテーブル536は、画像データPdで指定される階調から、画像データCdで指定される階調への変化分がゼロであれば、画像データCdをそのまま画像データdn1として出力する一方、当該変化分がゼロでなければ、その変化方向に、その変化量に応じた値だけ画像データCdで指定される階調を増減して、画像データdn1として出力する内容となっている。
例えば、画像データPdで指定される階調gから画像データCdで指定される階調hに減少した場合(すなわち、本実施形態では、データで指定される値が大きくなるにつれて画素を明るくさせるので、同一画素を暗くさせる場合をいうことになる)、画像データdn1で指定される階調は、hよりも減少し、その減少の程度は、減少量(g−h)に応じた値となる。
セレクタ528は、信号U/DがHレベルのときに入力端aを選択する一方、信号U/DがLレベルのときに入力端bを選択して、選択した入力端に供給されたデータを出力するものである。
ここで、信号U/Dは、図5に示されるように、第1フィールドにあっては上領域(1〜240行)に属する走査線112が選択される期間でHレベルとなり、下領域(241〜480行)に属する走査線112が選択される期間でLレベルとなる一方、第2フィールドにあっては上領域に属する走査線112が選択される期間でLレベルとなり、下領域に属する走査線112が選択される期間でHレベルとなる。
D/A変換器530は、セレクタ528によって選択された画像データdn1またはdn2を、信号U/Dのレベルに応じた極性の電圧に変換して、データ信号Vidとして出力するものである。詳細には、D/A変換器530は、信号U/DがHレベルであるとき、選択された画像データに応じた電圧だけ、コモン電極108の電圧LCcomよりも高位側の正極性電圧に変換する一方、信号U/DがLレベルであるとき、選択された画像データに応じた電圧だけ電圧LCcomよりも低位側の負極性電圧に変換する。
次に、上述した電気光学装置10の動作について説明する。
まず、画像データSdが、図6(a)に示されるように、1フレームの期間にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列、という画素の順番で供給される。この画像データSdは、ラインバッファ522によって1行分蓄積されると、図6(b)に示されるように、蓄積速度の倍の速度で読み出されて、その上位5ビットが第1メモリ531に記憶されるとともに、全10ビットが画像データCdとして出力される。
このため、1行分の画像データSdが供給される期間を1Hとしたとき、1行分の画像データCdは、当該画像データSdに対して1Hだけ遅延してから、半分の0.5Hの期間で出力されるので、その後、次行の画像データCdが出力されるまで、0.5Hの空きが生じることになる。
また、ラインバッファ522から読み出される画像データCdは、外部上位装置から供給される画像データSdに対して遅延することになるが、この遅延については、本実施形態においては問題としない。
本実施形態では、1行1列〜1行640列の画像データCdがラインバッファ522から読み出される期間が、第1フィールドにおいて走査信号Y1がHレベルとなる期間に対応する。ここで、走査信号Y1がHレベルとなる期間において信号U/DはHレベルである(図5参照)。信号U/DがHレベルであるとき、セレクタ528では入力端aが選択されるので、データ処理回路50は、データの経路に着目すると、図7(a)に示される構成に簡略化することができる。
タイミング制御回路60は、第1フィールドにおいて走査信号Y1がHレベルとなる期間において、ラインバッファ522から1行1列〜1行640列の画像データCdを順番に読み出すとともに、この読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640がHレベルとなるようにサンプリング信号出力回路140を制御する。
また、タイミング制御回路60は、ラインバッファ522から読み出した画像データCdのうち、上位5ビットを第1メモリ531に記憶させる一方、ラインバッファ522から読み出す画像データCdと同じ画素に対応し、かつ、1フレーム前の画像データPdを、第2メモリ532を読み出す。
ルックアップテーブル536は、画像データCdを1フレーム前であって同じ画素の画像データPdで補正した画像データdn1を、1行1列〜1行640列の画素に対応して順番に出力する。この1行1列〜1行640列の画像データdn1は、入力端aを選択しているセレクタ528を介してD/A変換器530に供給される。D/A変換器530は、信号U/DがHレベルであるので、1行1列〜1行640列の画像データdn1を順番に正極性電圧に変換して、データ信号Vidとして出力する。
このため、第1フィールドにおいて走査信号Y1がHレベルとなる期間のデータ信号Vidの電圧波形は、図8においてk=1として走査信号YkがHレベルとなる期間で示されるようなものとなり、画像データdn1に応じた電圧だけ、電圧LCcomよりも高位側電圧となる。
なお、図8(および後述する図9)において、kは、上領域に属する走査線112について、行を特定しないで説明するため記号であって、kは、1以上240以下の整数である。したがって、(k+240)は、必然的に下領域に属する走査線112であって、第1フィールドにあってはk行目の走査線112の次に選択される走査線の行を示すことになり、第2フィールドにあってはk行目の走査線112の前に選択される走査線の行を示すことになる。
また、図8(および後述する図9)において、データ信号Vidの電圧波形の縦スケールは、便宜的に、論理信号として扱われる走査信号やサンプリング信号等の縦スケールと異ならせてある。
ここで、データ信号Vidが、1行1列の画像データdn1を変換した電圧となるとき、サンプリング信号S1がHレベルとなる。このため、当該データ信号Vidは、1列目のデータ線114にサンプリングされることになる。
一方、走査信号Y1がHレベルとなる期間では、1行目に位置する画素110のTFT116がオン状態にある。このため、1列目のデータ線114に供給されたデータ信号Vidは、1行1列の画素電極118に印加される。これにより、1行1列の液晶容量120には、コモン電極108の電圧LCcomとデータ信号Vidの電圧との差、すなわち、1行1列の画像データdn1に応じた電圧が書き込まれることになる。
次に、データ信号Vidが、1行2列の画像データdn1を変換した電圧となるとき、サンプリング信号S2がHレベルとなり、このため、当該データ信号Vidは、2列目のデータ線114にサンプリングされることになる。したがって、2列目のデータ線114に供給されたデータ信号Vidは、1行2列の画素電極118に印加され、これにより、1行2列の液晶容量120には、1行2列の画像データdn1に応じた電圧が書き込まれることになる。
以下同様にして、1行3列、1行4列、1行5列、…、1行640列の液晶容量120に対して、画像データdn1に応じた電圧が書き込まれることになる。これにより、1行1列〜1行640列の各画素が正極性書込となる。
1行1列〜1行640列の画像データCdがラインバッファ522から読み出されると、次の2行1列〜2行640列の画像データCdが読み出されるまで、上述したように0.5Hの空きが生じる。この空きの期間が、第1フィールドにおいて走査信号Y241がHレベルとなる期間に対応する。
ここで、走査信号Y241がHレベルとなる期間において信号U/DはLレベルとなる(図5参照)。信号U/DがLレベルであるとき、セレクタ528では入力端bが選択されるので、データ処理回路50は、データの経路に着目すると、図7(b)に示される構成に簡略化することができる。
タイミング制御回路60は、第1フィールドにおいて走査信号Y241がHレベルとなる期間において、241行1列〜241行640列の画像データの上位5ビットを第1メモリ531から順番に読み出して、第2メモリ532に記憶させるとともに、第1メモリ531からの読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640がHレベルとなるようにサンプリング信号出力回路140を制御する。
なお、第1メモリ531から読み出される241行1列〜241行640列の画像データの上位5ビットは、1フィールド前に、ラインバッファ522から読み出された画像データCdのうちの上位5ビットを記憶させたものである。
第1メモリ531から読み出された画像データには、オール“0”の5ビットが下位ビットとして付加されて、全10ビットとなり、画像データdn2として、入力端bを選択しているセレクタ528を介してD/A変換器530に供給される。D/A変換器530は、信号U/DがLレベルであるので、241行1列〜241行640列の画像データdn2を順番に負極性電圧に変換して、データ信号Vidとして出力する。
このため、第1フィールドにおいて走査信号Y241がHレベルとなる期間のデータ信号Vidの電圧波形は、図8においてk=1とした走査信号Y(k+241)がHレベルとなる期間で示されるようなものとなり、画像データdn2に応じた電圧だけ、電圧LCcomよりも低位側電圧となる。
ここで、データ信号Vidが、241行1列の画像データDdを変換した電圧となるとき、サンプリング信号S1がHレベルとなり、このため、当該データ信号Vidは、1列目のデータ線114にサンプリングされる。一方、走査信号Y241がHレベルとなる期間では、241行目に位置する画素110のTFT116がオン状態にある。
したがって、1列目のデータ線114に供給されたデータ信号Vidは、241行1列の画素電極118に印加され、これにより、241行1列の液晶容量120には、1フィールド前に供給された241行1列の画像データCdのうち、下位5ビットを切捨処理した画像データdn2に応じた電圧が書き込まれることになる。
以下同様にして、241行2列、241行3列、241行4列、…、241行640列の液晶容量120に対して、画像データdn2に応じた電圧が書き込まれることになる。これにより、241行1列〜241行640列の各画素は、負極性書込となる。
次に、第1フィールドにおいて走査信号Y2がHレベルとなる期間では、2行1列〜2行640列の画像データCdがラインバッファ522から読み出されるとともに、このうち、上位5ビットが第1メモリ531に記憶される一方、ラインバッファ522からの読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640が順次Hレベルとなる。また、ラインバッファ522から読み出される画像データCdと同じ画素に対応する画像データPdが、第2メモリ532から読み出される。このため、ラインバッファ522から読み出された画像データCdを、第2メモリ532から読み出されるとともに1フレーム前であって同じ画素の画像データPdによって補正した画像データdn1が、2行1列〜2行640列の画素に対応して順番に出力されて、正極性のデータ信号Vidに変換される。
したがって、走査信号Y1がHレベルであった期間と同様に、2行1列〜2行640列の液晶容量120に対して、画像データdn1に応じた電圧が書き込まれることになる。これにより、2行1列〜2行640列の各画素が、正極性書込となる。
続いて、第1フィールドにおいて走査信号Y242がHレベルとなる期間では、1フィールド前に記憶した242行1列〜242行640列の画像データの上位5ビットが、第1メモリ531から読み出されて、第2メモリ532に記憶される一方、ラインバッファ522からの読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640が順次Hレベルとなる。また、第1メモリ531から読み出された5ビットの画像データには、オール“0”の5ビットが下位ビットとして付加されて、全10ビットとなった画像データdn2が、242行1列〜242行640列の画素に対応して順番に出力されて、負極性のデータ信号Vidに変換される。
したがって、走査信号Y241がHレベルであった期間と同様に、242行1列〜242行640列の液晶容量120に対して、画像データdn 2に応じた電圧が書き込まれることになる。これにより、242行1列〜242行640列の各画素が、負極性書込となる。
第1フィールドでは、以下同様な動作が繰り返され、上領域に属する画素では、画像データdn1に応じた正極性電圧が書き込まれる一方、下領域に属する画素では、画像データdn2に応じた負極性電圧が書き込まれることになる。
第2フィールドでは、上領域と下領域との関係が逆転する。
すなわち、第2フィールドにおいて、下領域に属する走査信号Y(k+240)がHレベルになる期間では、(k+240)行1列〜(k+240)行640列の画像データCdがラインバッファ522から読み出されるとともに、このうち、上位5ビットが第1メモリ531に記憶される一方、ラインバッファ522からの読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640が順次Hレベルとなり、また、ラインバッファ522から読み出される画像データCdと同じ画素に対応する画像データPdが、第2メモリ532から読み出される。
これにより、画像データCdと1フレーム前の同一画素の画像データPdとに対応する画像データdn1が(k+240)行1列〜(k+240)行640列の順番で出力されて、正極性のデータ信号Vidに変換される。したがって、(k+240)行1列〜(k+240)行640列の液晶容量120に対して、画像データdn1に応じた電圧が正極性で書き込まれることになる。
一方、第2フィールドにおいて、上領域に属する走査信号YkがHレベルになる期間では、1フィールド前に記憶したk行1列〜k行640列の画像データの上位5ビットが、第1メモリ531から読み出されて、第2メモリ532に記憶される一方、第1メモリ531からの読み出しに合わせて、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640が順次Hレベルとなり、また、第1メモリ531から読み出された5ビットの画像データには、オール“0”の5ビットが下位ビットとして付加されて、全10ビットとなった画像データdn2が、負極性のデータ信号Vidに変換される。したがって、k行1列〜k行640列の液晶容量120に対して、画像データdn2に応じた電圧が負極性で書き込まれることになる。
なお、第2フィールドにおいて走査信号Y(k+240)と、続く走査信号YkとがHレベルとなる期間のデータ信号Vidの電圧波形は、図9に示したものとなり、第1フィールドにおける上領域と下領域との関係を逆転したものとなる。
本実施形態において、第1フィールドでは、上領域に属する走査線112の画素110に対しては、ラインバッファ522から読み出された画像データCdで指定された階調を、1フレーム前の画像データのうち上位5ビットで補正した画像データdn1に基づく正極性の書き込みがなされる一方、下領域に属する走査線112の画素110に対しては、ラインバッファ522から読み出された画像データCdを1フィールド遅延させるとともに下位5ビットを切捨処理した画像データdn2に基づく負極性の書き込みがなされる。
このため、本実施形態では、走査線112の選択に対して、各行の画素110の書込極性は、図10(a)に示されるように推移する。なお、図10(a)において、黒微小点が走査線112の選択を示している。
画像データSdは、図10(b)に示されるように、1フレームの期間にわたって供給される。なお、画像データSdに対する画像データCdの遅延は無視している。ここで、フリッカーを目立たなくするため図10(c)に示されるように、1フレームを2フィールドに分割するとともに、各フィールドにおいて単純に上から下に向かって1行ずつ走査する構成では、1フィールドの期間ですべての画素行を倍速で供給する必要があるので、1フレーム分の画像データを一旦記憶するだけでなく、2フィールド目にもおいても、再度同じデータを供給する必要があるので、結局、少なくとも2フレーム分の画像データを記憶する必要がある。
これに対し、本実施形態では、上領域の画素に供給する電圧の基礎となる画像データについて、Nフレームの第1フィールドでは、ラインバッファ522から読み出したものをそのまま用い、Nフレームの第2フィールドでは、第1メモリ531から読み出したものを用いる一方、下領域の画素の画像データについて、Nフレームの第2フィールドでは、ラインバッファ522から読み出したものをそのまま用い、次の(N+1)フレームの第1フィールドでは、第1メモリ531から読み出したものを用いる。このため、第1メモリ531に要する記憶領域は、全画素配列の半分程度で済む。さらに、本実施形態において第1メモリ531には、10ビットの画像データCdのうち、半分の5ビットだけしか記憶させないので、第1メモリ531の記憶容量は、1フレーム分の画像データ量の1/4程度で済む。
また、本実施形態では、オーバードライブ駆動のために、画像データCdを、1フレーム前の画像データと比較する必要があるが、この1フレーム前の画像データPdは、第1メモリ531に記憶されたものを第2メモリ532に記憶し直したものである。このため、本実施形態によれば、第1メモリ531および第2メモリ532の記憶容量の総和は、1フレーム分の画像データ量の半分程度で済む。
このため、本実施形態では、メモリ容量が大幅に削減されるので、構成の簡易化を図ることができる、という効果とともに、オーバードライブ駆動による表示応答性の向上という効果も同時に奏することが可能となる。
また、図10(b)や、図10(c)に示されるように、ある1フレーム(又は、あるフィールド)において、各画素110を、正または負極性の一方で書き込み、次のフレーム(又は、次のフィールド)で正または負極性の他方で書き込む構成では、例えば、表示領域100の上方の位置する行の画素では、当該行が選択されてから次回選択されるまでのほとんどの期間で、データ線114に印加される電圧が、当該行に書き込まれた電圧と同極性となるのに対し、表示領域100の下方の位置する行の画素では、当該行が選択されたから次回選択されるまでのほとんどの期間で、当該画素に対応するデータ線114に印加される電圧が、当該行に書き込まれた電圧と反対極性となる。このため、当該データ線114の電圧が当該画素の液晶容量120の保持電圧に与える影響(特にTFT116のオフリーク量が、表示領域の上と下とで差が生じて、これにより、表示の不均一が発生する。
これに対し、本実施形態では、図10(a)に示されるように、画素に対応する行が選択されてから次回選択されるまでの期間において、データ線114には、正極性と負極性との電圧が交互に印加されるので、上記表示の不均一性が発生しない。
また、本実施形態では、ある行が選択されたタイミングでは、当該行に位置する画素と、当該行と1つ上の行に位置する画素とで書込極性が相反するが、それ以外の画素同士は、書込極性が同一となる。このため、ディスクリネーション(配向不良)による表示品位の低下も防止することができる。
さらに、本実施形態では、オーバードライブ駆動のために、ルックアップテーブル536によって、現行の画像データCdを、当該画像データCdに対して1フレーム前の画像データPdを参照して補正しているが、画像データPdは、画像データCdと同じ全10ビットではなく、半分5ビットである。このため、ルックアップテーブル536において、画像データCd、Pdの組み合わせに対して画像データdn1を予め記憶する容量を削減することも可能となる。
なお、上述した実施形態では、ラインバッファ522から読み出した画像データCdのうち、上位5ビットだけを第1メモリ531に記憶させて、読み出した後、オール“0”の5ビットを下位ビットとして付加することによって、画像データCdの下位5ビットを切捨処理して、画像データdn2とする構成としたが、図3(c)に示されるように、オール“1”の5ビットを下位ビットとして付加することによって、画像データCdの下位5ビットを切上処理して、画像データdn2とする構成としても良い。
ところで、切捨または切上処理する場合、ある画素110には、第1フィールドでは画像データdn1の全10ビットに基づく電圧が正極性で書き込まれるのに対し、第2フィールドでは、画像データCdのうち、下位5ビットを切捨処理した、または、切上処理した画像データdn2に基づく電圧が負極性で書き込まれることになる。
このため、連続するフレームにおいて、ある画素に着目したときに、当該画素の画像データSd(Cd)で指定される階調に変化がない場合、切捨処理にあっては、図11(a)に示されるように、当該画素の透過率は、第1フィールドにおいて、画像データdn1(Cd)に基づく電圧が書き込まれたときの値aとなるのに対し、第2フィールドにおいては、切捨処理された画像データdn2に基づく電圧が書き込まれたときの値C1となり、また、切上処理にあっては、図11(b)に示されるように、当該画素の透過率は、第2フィールドにおいては、切上処理された画像データdn2に基づく電圧が書き込まれたときの値C2となって、切捨または切上処理のいずれであっても、差が生じて、フリッカーの原因となるだけでなく、DC成分の印加による液晶105の劣化を引き起こしてしまう可能性がある。
そこで、図12に示されるように、第2フィールドにおいて用いる画像データdn2として、画像データCdの下位5ビットを切上・切捨処理を、行毎に交互に切り替えて実行するとともに、同一行に着目した場合についても1フレーム毎に交互に切り替えて実行する構成としても良い。
図12において、セレクタ526は、信号R/CがHレベルのときに入力端aを選択する一方、信号R/CがLレベルのときに入力端bを選択して、選択した入力端に供給されたデータを出力するものである。ここで、セレクタ526の入力端aには、5ビットすべてが“1”のデータ(すなわち“11111”)が供給され、入力端bには、5ビットすべてが“0”のデータ(すなわち“00000”)が供給されている。
また、信号R/Cは、図13に示されるように、第1フィールドにあっては下領域(241〜480行)に属する走査線112が選択される期間で、第2フィールドにあっては上領域(1〜240行)に属する走査線112が選択される期間で、それぞれ論理レベルが確定する信号であって、第1フィールドでは下領域に属する走査線112が選択される毎に、第2フィールドでは上領域に属する走査線112が選択される毎に、それぞれ論理レベルが交互に反転するとともに、連続するフレーム同士において同一の走査線が選択される期間に着目したときにも互いに論理レベルが反転した関係にある信号である。
セレクタ526によって選択された5ビットのデータは、第1メモリ531から読み出されたビットd9〜d5のデータに対し、下位5ビットとして付加されて、画像データdn2として、セレクタ528の入力端bに供給される。これにより付加回路が構成されている。
この構成によれば、ある画素に着目した場合、図11(c)に示されるように、第2フィールドでは、画像データCdの下位5ビットが切捨処理された場合、次の(N+1)フレームの第2フィールドでは、画像データCdの下位5ビットが切上処理される動作が交互に実行される。
このように切捨処理と切上処理とを交互に実行すると、第2フィールドにおける電圧の差違が、2フレームを単位としたときに平均化されるので、上記フリッカーやDC成分の印加による液晶105の劣化を低減することが可能となる。
なお、この例では、第2フィールドにおいて、同一行では、切捨処理または切上処理の一方で固定する構成としたが、画素毎に交互に実行するとともに、同一画素について着目したときに1フレーム毎に交互に切り替える構成としても良い。
さらに、図12に示した構成では、第2フィールドにおける切上処理と切捨処理とを、同一の画素について着目したときに切上処理と切捨処理とを1フレーム毎に交互に切り替えるだけでなく、第2フィールドにおいて行毎に交互に切り替えている。
このため、切上処理された画像データdn2に基づいた電圧が書き込まれる行と、切捨処理された画像データdn2に基づいた電圧が書き込まれる行とが、交互に現れるとともに、1フレーム毎に入れ替えられるので、明るさが相違する画素行を目立たなくさせることも可能となる。
なお、上述した実施形態によれば、第1メモリ531及び第2メモリ532に対し、画像データCdの上位5ビットをそれぞれ記憶させる構成としたが、画像データCdのビット数よりも少ないビット数、例えば図14に示されるように、ビットd9〜d2の上位8ビットを記憶させるとともに、d1、d0の下位2ビットを切捨処理(または切上処理)をする構成としても良い。
第1メモリ531及び第2メモリ532に記憶させるビット数を増やすと、記憶容量の削減の効果は薄れるが、図11(a)において、切捨処理による透過率の値C1と切上処理による透過率の値C2との差が小さくなるので、画素の明るさ変化が少なくなる結果、フリッカーをより目立たなくすることが可能となる。
ところで、上述した実施形態において、第1メモリ531から読み出される画像データは、ラインバッファ522から読み出される画像データCdを1フィールド分遅延させたもののうち、一部のビットであり、切捨(または切上処理)による誤差を少なくするという観点からいえば、できるだけ多ビットを記憶させることが望ましいが、第2メモリ532から読み出される画像データPdは、ラインバッファ522から読み出された画像データCdからの階調変化分を見るためにルックアップテーブル536に供給されるものであり、第1メモリ531から読み出されるデータと比較して、それほど精度が要求されない。
このため、第1メモリ531の記憶容量を、第2メモリ532の記憶容量よりも大きくしても良い。例えば、図15に示されるように、第1メモリ531に対しては、画像データCdのうち、d9〜d2の上位8ビットを記憶させるとともに、第2メモリ532に対しては、第1メモリ531から読み出された上位8ビットの画像データのうち、さらに、d9〜d5の上位5ビットだけを記憶させる一方、第1メモリ531から読み出された上位8ビットの画像データに対し、d1、d0の下位2ビットを切捨処理(または切上処理)をする構成としても良い。
この構成によれば、画像データdn1の精度向上によるフリッカーの抑止と、特に第2メモリ532における容量削減による構成の簡易化とを両立することが可能となる。
さらに、本発明は、1フレームを分割する数は「2」に限られず、1フレームを3以上の複数フィールドに分ける構成に適用可能である。
また、画像データをデータ信号Vidに変換するに際し、画像データdn1については正極性とし、画像データdn2については負極性としたが、逆にして、画像データdn2については負極性とし、画像データdn2については正極性としたても良い。
画素110については透過型として説明したが、画素電極118、または、コモン電極108の一方を反射性金属とした反射型や、透過型と反射型とを合わせた半透過半反射型としても良い。また、反射型等とする場合には、画素電極118、または、コモン電極108の一方を反射性金属とするのではなく、その下層に反射層を設けても良い。
また、ノーマリーホワイトモードではなく、ノーマリーブラックモードとして良いのももちろんである。
さらに、上述した実施形態では、液晶としてTN型を用いたが、BTN(Bi-stable Twisted Nematic)型・強誘電型などのメモリ性を有する双安定型や、高分子分散型、さらには、分子の長軸方向と短軸方向とで可視光の吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を一定の分子配列の液晶(ホスト)に溶解して、染料分子を液晶分子と平行に配列させたGH(ゲストホスト)型などの液晶を用いても良い。
また、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する、という垂直配向(ホメオトロピック配向)の構成としても良いし、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する、という平行(水平)配向(ホモジニアス配向)の構成としても良い。このように、本発明では、液晶や配向方式として、種々のものに適用することが可能である。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置を用いた電子機器の例について説明する。図16は、上述した電気光学装置10をライトバルブとして用いた3板式プロジェクタの構成を示す平明図である。
このプロジェクタ2100において、ライトバルブに入射させるための光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる。
ここで、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述した実施形態における電気光学装置10の表示領域100と同様であり、外部上位装置(図示省略)から供給されるR、G、Bの各色に対応する画像データでそれぞれ駆動されるものである。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。したがって、各色の画像が合成された後、レンズユニット1820によって正転拡大投影されるので、スクリーン2120には、カラー画像が表示されることとなる。
なお、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右反転像を表示させる構成となっている。
また、電子機器としては、図16を参照して説明した他にも、直視型、例えば携帯電話や、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、ビデオカメラのモニタ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種の電子機器に対して、本発明に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同電気光学装置における画素の構成を示す図である。 同電気光学装置における画像データの説明図である。 同電気光学装置におけるデータ処理回路の構成を示す図である。 同電気光学装置における走査信号等を示す図である。 同電気光学装置におけるラインバッファの動作を示す図である。 同データ処理回路における簡易構成図である。 同電気光学装置における第1フィールドの動作を示す図である。 同電気光学装置における第2フィールドの動作を示す図である。 同電気光学装置における画素の書き込み等を示す図である。 同電気光学装置における画素の透過率変化等を示す図である。 本発明の別形態に係るデータ処理回路の構成を示す図である。 同形態に係る信号R/Cを示す図である。 本発明の別形態に係るデータ処理回路の構成を示す図である。 本発明の別形態に係るデータ処理回路の構成を示す図である。 同電気光学装置をプロジェクタに適用した例を示す図である。
符号の説明
10…電気光学装置、50…データ処理回路、60…タイミング制御回路、100…表示領域、105…液晶、108…コモン電極、110…画素、112…走査線、114…データ線、116…TFT、118…画素電極、120…液晶容量、130…走査線駆動回路、140…サンプリング信号出力回路、510…制御部、522…ラインバッファ、526、528…セレクタ、530…D/A変換器、531…第1メモリ、532…第2メモリ、536…ルックアップテーブル、2100…プロジェクタ

Claims (10)

  1. 複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる画素と、
    入力された画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したnビットの画像データを所定期間経過後に読み出す第1メモリと、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データの上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したpビットの画像データを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出す第2メモリと、
    前記入力されたmビットの画像データを、前記第2メモリから読み出されたpビットの画像データで補正する補正回路と、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する付加回路と、
    前記mビットの画像データが入力されるとき、前記補正回路によって補正された画像データを選択する一方、前記第1メモリから前記nビットの画像データが読み出されるとき、前記付加回路によって(m−n)ビットが付加された画像データを選択するセレクタと、
    前記複数の走査線のうち、前記セレクタによって選択された画像データに対応する走査線を選択する走査線駆動回路と、
    前記セレクタによって選択された画像データに基づくデータ信号を、当該選択された画像データに対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記付加回路は、前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに付加するビットを、すべて0または1とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記付加回路は、前記付加するビットを所定の周期で交互に切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記付加回路は、前記第1メモリから読み出される画像データが1行分読み出される毎に、かつ、同一画素の画像データについて1フレーム毎に、前記する付加ビットを交互に切り替える
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号の電圧に応じた階調となる画素を有し、1フレームを第1および第2フィールドに分割して、前記画素を駆動する電気光学装置であって、
    1フレームにわたって入力した画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したnビットの画像データを、1フィールド経過後であって前記mビットの画像データが入力されていない期間に読み出す第1メモリと、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データの上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したpビットの画像データを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出す第2メモリと、
    前記入力されたmビットの画像データで指定される階調を、前記第2メモリから読み出されたpビットの画像データで補正する補正回路と、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する付加回路と、
    前記mビットの画像データが入力されるとき、前記補正回路によって補正された画像データを選択する一方、前記第1メモリから前記nビットの画像データが読み出されるとき、前記付加回路によって(m−n)ビットが付加された画像データを選択するセレクタと、
    入力されたmビットの画像データが選択されたときには、当該選択された画像データを所定の電位を基準にして正または負極性のいずれか一方極性の電圧に変換する一方、(m−n)ビットが付加された画像データが選択されたときには、当該選択された画像データを所定の電位を基準にして正または負極性のいずれか他方極性の電圧に変換して、それぞれデータ信号として出力する変換器と、
    前記変換器によって変換されたデータ信号を、当該選択された画像データに対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  6. 前記付加回路は、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに付加する(m−n)ビットをすべて0または1に、前記第1メモリから読み出される画像データが1行分読み出される毎に、かつ、同一画素の画像データについて1フレーム毎に交互に切り替える
    ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、前記データ線に供給されたデータ信号の電圧に応じた階調となる画素と、
    第1および第2メモリと、
    を有する電気光学装置の駆動方法において、
    入力した画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを前記第1メモリに記憶させるとともに、前記第2メモリから、前記nビットのうち、上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットのデータを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出し、
    前記入力したmビットの画像データを、前記第2メモリから読み出したpビットの画像データで補正する第1工程と、
    前記第1メモリから、nビットの画像データを読み出すとともに、前記nビットのうち、上位pビットの画像データを前記第2メモリに記憶させ、
    読み出したnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する第2工程と、
    を交互に実行し、
    前記第1工程を実行するとき、補正された画像データを選択する一方、前記第2工程を実行するとき、(m−n)ビットが付加された画像データを選択し、
    前記複数の走査線のうち、前記選択された画像データに対応する走査線を選択し、
    前記選択した画像データに基づくデータ信号を、当該選択した画像データに対応するデータ線に供給する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  8. 入力された画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したnビットの画像データを所定期間経過後に読み出す第1メモリと、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データの上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットを記憶した後、記憶したpビットの画像データを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出す第2メモリと、
    前記入力されたmビットの画像データを、前記第2メモリから読み出されたpビットの画像データで補正する補正回路と、
    前記第1メモリから読み出されたnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する付加回路と、
    前記mビットの画像データが入力されるとき、前記補正回路によって補正された画像データを選択する一方、前記第1メモリから前記nビットの画像データが読み出されるとき、前記付加回路によって(m−n)ビットが付加された画像データを選択して出力するセレクタと、
    を具備することを特徴とする画像処理回路。
  9. 第1および第2メモリとを用いた画像処理方法において、
    入力した画像データであって、前記各画素の階調をmビットで指定する画像データのうち、上位n(m、nは、m>nを満たす正整数)ビットを前記第1メモリに記憶させるとともに、前記第2メモリから、前記nビットのうち、上位p(pは、n≧pを満たす正整数)ビットのデータを、前記mビットの画像データの入力に合わせて読み出し、
    前記入力したmビットの画像データを、前記第2メモリから読み出したpビットの画像データで補正する第1工程と、
    前記第1メモリから、nビットの画像データを読み出すとともに、前記nビットのうち、上位pビットの画像データを前記第2メモリに記憶させ、
    読み出したnビットの画像データに、下位(m−n)ビットを付加する第2工程と、
    を交互に実行し、
    前記第1工程を実行するとき、補正された画像データを選択する一方、前記第2工程を実行するとき、(m−n)ビットが付加された画像データを選択して出力する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1乃至6のいずれかに記載の電気光学装置を有する
    ことを特徴とする電子機器。
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