JP2007106221A - ピリオンステップおよびマッドガードを備える自動二輪車 - Google Patents

ピリオンステップおよびマッドガードを備える自動二輪車 Download PDF

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Abstract

【課題】パワーユニットおよびピリオンステップを備える自動二輪車において、パワーユニットで跳ね返った泥水等に対するマッドガードおよびヒールガードの小型・軽量化を図る。
【解決手段】自動二輪車はパワーユニットPと、ピリオンステップ41と、ピリオンステップ41よりも内側に配置されるヒールガード51と、ヒールガード51とは別個の部材により構成されるマッドガード60とを備える。マッドガード60は、パワーユニットPに取り付けられて、ヒールガード51と後輪との間に配置され、回転する後輪から飛散した泥水等がパワーユニットPで跳ね返ってピリオンステップ41上の足元に掛かるのを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ピリオンステップおよびマッドガードを備える自動二輪車に関し、さらに詳細には、パワーユニット側に配置されるピリオンステップの付近に設けられるヒールガードおよびマッドガードの構造に関する。
同乗者が足を載せるピリオンステップを備える自動二輪車として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この自動二輪車では、スイングユニットエンジンの前方にタンデムライダー用フートレストが配置され、スイングユニットエンジンの前方側面にプロテクタが取り付けられる。プロテクタは、スイングユニットエンジンをガードするとともに、タンデムライダーのヒールをガードする。
特開2003−40173号公報
ところで、自動二輪車が濡れた路面やぬかるんだ路面を走行するとき、後輪に付着した泥水が回転する後輪から飛散して、後輪の側方に配置されたパワーユニット(特許文献1のスイングユニットエンジンに相当)に当たって跳ね返り、ピリオンステップ上の足元に掛かることがある。そこで、パワーユニットで跳ね返る泥水や後輪に付着した土など(以下、「泥水等」という。)が同乗者の足元に掛かるのを防止するマッドガードとして、例えば前述のプロテクタを利用することが考えられる。
しかしながら、ヒールガードとしては、その機能上、高い強度が必要であり、マッドガードとしては、その機能上、後輪、パワーユニットおよびピリオンステップのレイアウトに合わせてその大きさを決める必要がある。このため、ヒールガードおよびマッドガードを単一の部材で構成しようとすると、該部材の重量増および大型化を招来する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜4記載の発明は、パワーユニットおよびピリオンステップを備える自動二輪車において、パワーユニットで跳ね返った泥水等に対するマッドガードおよびヒールガードの小型・軽量化を図ることを目的とする。そして、請求項4記載の発明は、さらに、ヒールガードのコスト削減を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、車体に搭載されたパワーユニットと、ピリオンステップとを備える自動二輪車において、前記ピリオンステップよりも内側に配置されるヒールガードと、前記ヒールガードとは独立した部材により構成されると共に、回転する後輪から飛散した泥水等が前記パワーユニットで跳ね返って前記ピリオンステップ上の足元に掛かるのを防止するマッドガードとを備え、前記マッドガードは、前記パワーユニットに設けられて、前記ヒールガードと前記後輪との間に配置される自動二輪車である。
これによれば、ヒールガードとマッドガードとが別々であるため、それぞれを、その機能を満足するための最適な形状または構造にすることができるので、ヒールガードおよびマッドガードが単一の部材により構成される場合に比べて、重量の軽減および小型化ができる。さらに、マッドガードについては、そのレイアウトの自由度が大きくなるので、ピリオンステップの位置に合わせて最適な位置にマッドガードを配置することができる。また、マッドガードはヒールガードよりも内側にあるので、ピリオンステップに足を乗せる際にマッドガードが邪魔になることがない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動二輪車において、前記ヒールガードは金属製であり、前記マッドガードは樹脂製であるものである。
これによれば、ヒールガードは金属製であるので、小型化しながら所要の強度を確保でき、またマッドガードは合成樹脂製であるので、軽量化ができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の自動二輪車において、前記ヒールガードには、車幅方向で前記マッドガードに対面する開口が形成されているものである。
これによれば、開口が形成されているためにヒールガードが軽量化される。そして、開口が形成されるにも拘わらず、マッドガードによりピリオンステップ上の足元に泥水等が掛かることが防止される。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車において、前記ヒールガードは、ほぼU字状に屈曲されて形成された線材により構成されるものである。
これによれば、ヒールガードをU字状にするためには、1つの平面内で線材に曲げ加工を施せばよい。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車において、前記マッドガードは、前記ヒールガードの後方位置で前記パワーユニットに取り付けられ、前方に延出して側面視で前記ヒールガードと重なるように形成されるものである。
これによれば、マッドガードは、ピリオンステップに載せられた同乗者の足の後部がヒールガードを大きく越えて後方に位置するときでも、足に泥水等が掛かることを防止できる。さらに、マッドガードはヒールガードの後方位置でパワーユニットに取り付けられるので、マッドガードの取付時にヒールガードが邪魔になることがない。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、ヒールガードおよびマッドガードの重量の軽減および小型化ができる。そのうえ、マッドガードのレイアウトの自由度が大きくなり、さらにマッドガードがあるにも拘わらずピリオンステップに足を載せることも容易である。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、ヒールガードが小型化され、マッドガードが軽量化される。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、泥水等による足元の汚れを防止しながら、ヒールガードを軽量化できる。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、1つの平面内で線材を屈曲させればよいので、ヒールガードを簡単かつ低コストで形成できる。
請求項5記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、泥水等が足に掛かるのを防ぐ範囲を広くすることができるので、ピリオンステップに対する足の多様な載せ方に対しても、マッドガードを大型化することなく対応でき、しかもパワーユニットへのマッドガードの取付が容易になる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明が適用されたスクータ型の自動二輪車1は、車体フレームFおよび車体カバーCから構成される車体を備える。車体フレームFは、前端部に位置するヘッドパイプ2と、ヘッドパイプ2から後方斜め下方に延びる1つのダウンチューブ3と、ダウンチューブ3の下部を構成する水平部3aに接続されて、水平部3aの左右両側から後方斜め上方に延びる左右一対のリヤフレーム4,5(図3も参照)と、左右のリヤフレーム4,5を連結する複数のクロスメンバ(図示されず)とを備える。
なお、実施形態において、前後左右は自動二輪車1の前後左右を意味し、左右方向は車幅方向に一致する。また、明細書または特許請求の範囲において、内側および外側とは、それぞれ、自動二輪車1の車幅方向での車体中心面L(図4,図6参照)に対して相対的により近い位置および相対的により離れた位置を意味する。
ヘッドパイプ2に回動可能に支持されるステアリング軸6には、その上端部に操向ハンドル7が、その下端部にフロントフォーク8がそれぞれ設けられる。前輪9はフロントフォーク8の下端部に軸支され、後輪10は、該後輪10を回転駆動する動力を発生するパワーユニットPの後端部に軸支される。パワーユニットPは、その前端部でリヤフレーム4,5の前部に結合される支持プレート11にリンク12を介して支持されるピボット軸13に枢支され、その後端部でリヤサスペンション14を介して車幅方向での一方側としての左側のリヤフレーム4の後部に支持される。このため、パワーユニットPは上下方向に揺動可能に車体フレームFに支持される。
車体フレームFの周りは、運転者が足を載せるフロアボード15、ボディカバー16およびリヤフェンダ17を含む複数の合成樹脂製のカバーから構成される車体カバーCにより覆われる。ボディカバー16に囲まれて形成される収納空間には両リヤフレーム4,5の間に配置された燃料タンク18が収納され、該収納空間の、上方に向かって開放した開口は、ボディカバー16の上端に配置されるタンデム型のシート19により開閉可能に覆われる。
図2を併せて参照すると、車体フレームFに搭載されて車体の左側に配置されるパワーユニットPは、車幅方向に延びるクランク軸を備える横置き配置の内燃機関20と、内燃機関20が発生する動力を後輪10に伝達する動力伝達装置30とを備える。該動力伝達装置30は、変速機としてのVベルト式自動変速機(図示されず)と、該自動変速機を収納するミッションケース31とを備える。ミッションケース31は、ケース本体32(図4,図6参照)と、ケース本体32の左側に多数のボルト35により結合されるミッションカバー33とから構成される。
図1,図3,図4を参照すると、単気筒の内燃機関20は、ケース本体32と一体成形される一方のクランクケース半体21aと他方のクランクケース半体21bとが結合されて構成される左右割りのクランクケース21(図4参照)と、クランクケース21から水平方向に対してやや上向きに傾斜するシリンダ軸線を有して前方に延びるシリンダ22と、シリンダ22に順次重ねられて一体に結合されるシリンダヘッド23およびヘッドカバー24とを備え、さらに、エアクリーナ25a、気化器25bおよび吸気管25cを備えて混合気である吸気を燃焼室に導く吸気装置25と、燃焼室内での混合気の燃焼により生じた圧力でピストンを駆動した後の燃焼ガスを排気ガスとして外部に導く排気管26aおよび消音器26bを備える排気装置26とを備える。そして、クランクケース21に回転可能に支持されて前記ピストンにより回転駆動される前記クランク軸の回転が前記自動変速機により機関回転速度に応じて自動的に変速されて後輪10に伝達され、後輪10が回転駆動される。
ミッションカバー33には、図示されないエアフィルタに接続される空気取入管に接続される空気導入管34が設けられ、前記自動変速機のベルト等を冷却するための冷却空気が空気導入管34を経てミッションケース31内に導入される。さらに、内燃機関20に備えられるキック式の始動装置のキック軸27を回動させるキックペダル28がミッションカバー33の左側に配置される。
図1〜図4を参照すると、自動二輪車1には、同乗者が足70を載せる左右1対のピリオンステップ41,42と、各ピリオンステップ41,42の近傍に配置されてピリオンステップ41,42に載った足70がパワーユニットPに接触するのを防止する左右1対のヒールガード51,52と、ヒールガード51,52とは互いに独立した別個の部材により構成されると共に、回転する後輪10のタイヤ10a(図4参照)から飛散した泥水等がパワーユニットPのミッションケース31で跳ね返って左側のピリオンステップ41上の足元に掛かるのを防止するマッドガード60とが備えられる。
タイヤ10aよりも前方に配置される各ピリオンステップ41,42は、2つの上端部43aでリヤフレーム4,5に固着されたパイプ材からなるY字状のブラケット43の下端部43bに固着される支持部材であるコ字状のステー44に、支軸を介して回動可能に支持される。後輪10に対してミッションケース31が配置される側である車体の左側に配置されるピリオンステップ41は、ミッションカバー33よりも外側に配置されると共に車幅方向から見て(以下、「側面視」という。)、ミッションケース31の最上部付近にある(図2参照)。
そして、各ピリオンステップ41,42は、使用状態にあって足70が載るように、車幅方向にほぼ平行に側方に向かって延びる起立位置と、不使用状態にあって自動二輪車1の車幅方向での車体中心面L(図4,図5参照)にほぼ平行に収納される収納位置(図3には、収納位置にあるピリオンステップ41が二点鎖線で示される。)との間で回動する。
各ヒールガード51,52は、ピリオンステップ41,42よりも内側に配置されると共に、ほぼU字状に屈曲されて形成され金属製の線材により構成される。それゆえ、ヒールガード51,52は、線材を一平面上で曲げ加工することにより形成される。両端部51a,51b,52a,52bがステー44に溶接により固着される各ヒールガード51,52は、そのほぼ全体が車体中心面Lにほぼ平行な平面上に位置する形状である(図)4参照。さらに、各ヒールガード51,52は、タイヤ10aよりも前方に配置される(図1参照)と共に、ステー44から後方斜め上方に延びている。また、ヒールガード51,52には、車幅方向に貫通する開口53,54が形成される。この開口53,54は、線材からなるヒールガード51,52により囲まれた空間である。
収納位置にある各ピリオンステップ41,42は、ステー44から斜め上方に、ヒールガード51,52と同じ傾斜角で延びると共にヒールガード51,52とほぼ平行であり、側面視でそのほぼ全体が傾斜するヒールガード51,52に沿って位置する。収納状態にあるときのピリオンステップ41,42のこの配置は、収納状態にあるときのピリオンステップ41,42およびヒールガード51,52の周辺の車体の外観性の向上に寄与する。
左側のヒールガード51はミッションカバー33よりも外側に配置される。ヒールガード51の開口53は車幅方向でマッドガード60の、後述する張出部61に対面し、ヒールガード51の最上部51cは張出部61よりも上方に位置する。
左側のヒールガード51よりも内側であって、ヒールガード51と後輪10との間には、ミッションケース31に設けられるマッドガード60が配置される。より具体的には、マッドガード60は、ヒールガード51の後方位置で、ミッションカバー33の上半部にボルト67(図6も参照)により結合されて取り付けられており、ピリオンステップ41およびヒールガード51に比べて後方で、かつ後輪10寄りに位置する。そして、マッドガード60の、後述する前部61aは、側面視でヒールガード51と重なる位置にある。
図5を併せて参照すると、合成樹脂製のマッドガード60には、側面視でミッションケース31と重なる位置に開口63が形成される。該開口63は、側面視で、複数のボルト35の一部、この実施形態では1つのボルト35の頭部全体が開口63を通じて臨むことができる位置にある。このため、開口63に挿通される工具により、該開口63を通じてボルト35の着脱が可能になる。
さらに、図6を併せて参照すると、マッドガード60は、ミッションケース31を越えてその上方に張り出している張出部61と、側面視でミッションカバー33と重なる部分である取付部62とを有する。
張出部61は、図6に示されるように、タイヤ10aから飛散してミッションケース31の上壁31aで跳ね返る泥水等(図中に点線で示される。)が当たって、その泥水等がヒールガード51およびピリオンステップ41に向かうことを妨げる。また、張出部61において、前方に延出していて前後方向でのヒールガード51寄りの部分である前部61aは、側面視でヒールガード51およびその開口53と重なる位置を占め、さらに、パワーユニットPが上方に揺動するとき、前部61aがより多くの割合でヒールガード51および開口53と重なる。
マッドガード60の取付部62には、ミッションカバー33にマッドガード60を結合するボルト67が挿入される複数のボス部64,65が形成される。そして、取付部62は、ミッションカバー33との間に車幅方向での隙間66を形成し、該隙間66は、上壁31aで跳ね返ってマッドガード60に当たった泥水等を下方に排出する排出路を構成する。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
自動二輪車1は、ピリオンステップ41よりも内側に配置されるヒールガード51と、ヒールガード51とは独立した部材により構成されるマッドガード60とを備え、マッドガード60は、パワーユニットPに設けられて、ヒールガード51と後輪10との間に配置されることにより、ヒールガード51とマッドガード60とが別々であるため、それぞれを、その機能を満足するための最適な形状または構造にすることができるので、ヒールガードおよびマッドガードが単一の部材により構成される場合に比べて、ヒールガード51およびマッドガード60の重量の軽減および小型化ができる。さらに、回転するタイヤ10aから飛散した泥水等がミッションケース31で跳ね返ってピリオンステップ41上の足元に掛かるのを防止するマッドガード60については、そのレイアウトの自由度が大きくなるので、ピリオンステップ41の位置に合わせて最適な位置にマッドガード60を配置することができる。また、マッドガード60はヒールガード51よりも内側にあるので、マッドガード60があるにも拘わらず、ピリオンステップ41に足70を乗せる際にマッドガード60が邪魔になることがない。
ヒールガード51,52は金属製であり、マッドガード60は樹脂製であることにより、ヒールガード51,52を小型化しながらヒールガード51,52の所要の強度を確保でき、またマッドガード60の軽量化ができる。
ヒールガード51,52には開口53,54が形成されているためにヒールガード51,52が軽量化される一方、ヒールガード51には車幅方向でマッドガード60に対向する開口53が形成されていることにより、開口53が形成されるにも拘わらず、マッドガード60によりピリオンステップ41上の足元に、タイヤ10aから飛散してミッションケース31の上壁31aで跳ね返る泥水等が掛かることが防止される。この結果、泥水等による足元の汚れを防止しながら、ヒールガード51を軽量化できる。
ヒールガード51,52は、ほぼU字状に屈曲されて形成された線材により構成されることにより、ヒールガード51,52をU字状にするためには、1つの平面内で線材に曲げ加工を施せばよい。この結果、1つの平面内で線材を屈曲させればよいので、ヒールガード51,52を簡単かつ低コストで形成できる。
ヒールガード51,52が、ピリオンステップ41,42を回動可能に支持するステー44に固着されることにより、ヒールガード51,52を固着する部材を別途設ける必要がなく、しかもヒールガード51,52をピリオンステップ41,42に近接して配置することができる。この結果、部品点数を増加させることなく、ヒールガード51,52の機能を高めることができる。
マッドガード60は、ヒールガード51に比べて後方で、かつ後輪10寄りに位置すると共に、マッドガード60の前部61aが側面視でヒールガード51と重なる位置にあることにより、結果的に、マッドガード60は、ピリオンステップ41に載せられた同乗者の足70の後部がヒールガード51を大きく越えて後方に位置するときでも、足70に泥水等が掛かることを防止できる。この結果、泥水等が足70に掛かるのを防ぐ範囲を広くすることができるので、ピリオンステップ41に対する足70の多様な載せ方に対しても、マッドガード60を大型化することなく対応できる。さらに、マッドガード60をパワーユニットPに取り付けるボルト67がヒールガード51の後方に位置するので、マッドガード60の取付時にヒールガード51が邪魔になることがなく、マッドガード60の取付が容易になる。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
マッドガード60は、パワーユニットPのミッションカバー33に一体成形されてもよい。ヒールガードは板状部材により構成されてもよく、さらにはヒールガードには開口が設けられていなくてもよい。
本発明の発明が適用されたスクータ型の自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車のパワーユニット付近での図1の要部拡大図である。 図2の要部斜視図である。 図1の自動二輪車のパワーユニットの概略の上平面図である。 図1の自動二輪車のパワーユニットに設けられるマッドガードを示し、(A)は、マッドガードの左側面図であり、(B)は、(A)のB矢視図である。 図2のVI−VI線での要部断面図である。
符号の説明
1…自動二輪車、19…シート、20…内燃機関、30…動力伝達装置、31…ミッションケース、32…ケース本体、33…ミッションカバー、41,42…ピリオンステップ、51,52…ヒールガード、60…マッドガード、P…パワーユニット。

Claims (5)

  1. 車体に搭載されたパワーユニットと、ピリオンステップとを備える自動二輪車において、
    前記ピリオンステップよりも内側に配置されるヒールガードと、前記ヒールガードとは独立した部材により構成されると共に、回転する後輪から飛散した泥水等が前記パワーユニットで跳ね返って前記ピリオンステップ上の足元に掛かるのを防止するマッドガードとを備え、前記マッドガードは、前記パワーユニットに設けられて、前記ヒールガードと前記後輪との間に配置されることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記ヒールガードは金属製であり、前記マッドガードは樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記ヒールガードには、車幅方向で前記マッドガードに対面する開口が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記ヒールガードは、ほぼU字状に屈曲されて形成された線材により構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記マッドガードは、前記ヒールガードの後方位置で前記パワーユニットに取り付けられ、前方に延出して側面視で前記ヒールガードと重なるように形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。

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