JP2007102329A - ポイント管理方法及びポイント管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ポイントサービスのポイント会員に対して目標を設定し、この目標の達成意欲を増進することにより販売促進を図ることができるポイント管理方法及びポイント管理プログラムを提供する。
【解決手段】ポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21は、目標アイテムを取得するために必要なポイント数とポイント残高とを比較し、ポイント残高が必要ポイント数に達していない場合、管理コンピュータ21は、ポイント取得計画関数を算出し、次月の目標ポイント残高を算出する。ポイント残高が次月の目標ポイント残高以下の場合、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高とポイント残高との差分のポイント数を算出し、差分を補充するために必要な取引量を算出する。そして、管理コンピュータ21は、ポイント会員の連絡先に対して取引量通知を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポイントサービスにおけるポイントの管理方法及びポイントを管理するためのプログラムに関する。
今日、顧客との間で取引を継続しながら、販売の促進を図るために、色々な工夫がなされている。例えば、商品を購入した顧客に対して、その商店において現金と同様に使用することができるポイントを提供するポイントサービスが行なわれている。このサービスにおいては、顧客に対してポイントを提供することにより、この顧客に再度の取引を促すことができる。更に、利用者の預金口座を用いて効率的にポイントサービスを行なうことができるポイント管理方法に関する技術も開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、単にポイントを提供するだけでは、購買という動機付けが弱く、ポイントの主たる目的である販売促進効果が得られにくい場合もある。そこで、このようなポイントサービスを利用して、顧客の購買意欲を促すためのポイントサービスシステムに関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この文献記載の技術では、所定のポイント数に達したところである金額に換算したサービスを与えるようにしているポイントサービスシステムにおいて、定めた期間内に上記ポイント数に達した場合には、通常金額以上の金額に換算したサービスを提供する。そして、通常金額以上の金額に換算したサービスを提供するために、ポイント数達成目標期日をレシートに表示する。
更に、顧客に取引ポイントを渡す単位としての目標ポイントを顧客に応じて設定することができる取引ポイント処理装置に関する技術も開示されている(例えば、特許文献3参照。)。この文献記載の技術では、商品の売上げ登録を行ない、カードに記録されている顧客識別情報の会員番号を読込手段により読み込む。顧客の今回の購買額に応じて、今回の取引ポイント数を計算し、前回までの取引のポイント残高に加算することにより残高を更新する。そして、処理中の顧客に設定されている目標ポイントを読み込み、目標ポイントに達している場合、目標取引ポイント数の記録がある証紙、金券などを取引ポイント受渡手段により顧客に提供する。更に、ポイント残高を更新し、次の目標ポイントまでの残数を表示する。これにより、目標までの取引ポイントの残数を容易に把握することができる。
特開2003−281383号公報(第1頁) 特開2005−122250号公報(第1頁) 特開平6−36143号公報(第1頁)
上述のように目標を設定することにより、新たな購買活動に動機付けになるが、目標を設定しただけでは、動機付けとしては十分ではない。また、残数の表示により、目標までの残数を把握することができたとしても、この残数に対してどのように行動すべきはわからない場合がある。特に、取引が活発な場合には、顧客に対して、取引状況に応じて的確な動機付けを行なう必要がある。また、早い段階では残数が多いため、目標が遠くに感じされ、返って購買意欲を減退させる場合もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ポイントサービスの利用者が設定した目標に対して達成意欲を増進させることにより、販売促進を図ることができるポイント管理方法及びポイント管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、利用者毎に目標アイテム識別子と、取得希望時期とを関連付けて記録した目標設定情報記憶手段と、利用者毎に累積ポイント数を記録した累積ポイント数情報記憶手段と、アイテム識別子毎に取得に要するポイント数を記録したアイテム情報記憶手段と、取引量に応じて付与されるポイント数を記録した換算情報記憶手段と、管理コンピュータとを備えたポイント管理システムを用いて利用者のポイントを管理する方法であって、前記管理コンピュータが、前記アイテム情報記憶手段を用いて前記目標設定情報記憶手段に記録された目標アイテム識別子を取得するための必要ポイント数を特定する段階と、前記取得希望時期までの期間に前記必要ポイント数を蓄積するためのポイント取得計画関数を算出し、前記ポイント取得計画関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定する段階と、前記累積ポイント数情報記憶手段に記録された累積ポイント数に基づいて算出した所定期間の予想累積ポイント数と、前記目標累積ポイント数との差分を算出する段階と、前記換算情報記憶手段を用いて前記差分を補充するための取引量を算出し、この取引量を含めた通知を前記利用者の連絡先に送信する段階とを実行することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポイント管理方法において、前記目標累積ポイント数の特定段階において、ポイント取得計画関数として、目標設定時の累積ポイント数から目標アイテムの取得に要するポイント数までを、目標設定時から前記取得希望時期までの期間で直線近似した関数を算出することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のポイント管理方法において、前記差分の算出段階において、予想累積ポイント数として、累積ポイント数情報記憶手段に記録された所定期間の累積ポイント数の履歴を近似した実績近似関数を算出し、前記実績近似関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、利用者毎に目標アイテム識別子と、取得希望時期とを関連付けて記録した目標設定情報記憶手段と、利用者毎に累積ポイント数を記録した累積ポイント数情報記憶手段と、アイテム識別子毎に取得に要するポイント数を記録したアイテム情報記憶手段と、取引量に応じて付与されるポイント数を記録した換算情報記憶手段と、管理コンピュータとを備えたポイント管理システムを用いて利用者のポイントを管理するプログラムであって、前記管理コンピュータを、前記アイテム情報記憶手段を用いて前記目標設定情報記憶手段に記録された目標アイテム識別子を取得するための必要ポイント数を特定する必要ポイント数特定手段と、前記取得希望時期までの期間に前記必要ポイント数を蓄積するためのポイント取得計画関数を算出し、前記ポイント取得計画関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定する目標累積ポイント数特定手段と、前記累積ポイント数情報記憶手段に記録された累積ポイント数に基づいて算出した所定期間の予想累積ポイント数と、前記目標累積ポイント数との差分を算出する差分算出手段と、前記換算情報記憶手段を用いて前記差分を補充するための取引量を算出し、この取引量を含めた通知を前記利用者の連絡先に送信する取引量通知手段として機能させることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のポイント管理プログラムにおいて、前記目標累積ポイント数特定手段において、ポイント取得計画関数として、目標設定時の累積ポイント数から目標アイテムの取得に要するポイント数までを、目標設定時から前記取得希望時期までの期間で直線近似した関数を算出することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のポイント管理プログラムにおいて、前記差分算出手段において、予想累積ポイント数として、累積ポイント数情報記憶手段に
記録された所定期間の累積ポイント数の履歴を近似した実績近似関数を算出し、前記実績近似関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定することを要旨とする。
(作用)
請求項1又は4に記載の発明によれば、管理コンピュータは、累積ポイント数情報記憶手段に記録された累積ポイント数に基づいて算出した所定期間の予想累積ポイント数と、前記目標累積ポイント数との差分を算出する。そして、換算情報記憶手段を用いて差分を補充するための取引量を算出し、この取引量を含めた通知を前記利用者の連絡先に送信する。これにより、取得希望時期に必要ポイント数を蓄積するためのポイント取得計画に対して、利用者は何をすべきか(アクション)を把握することができる。そして、取得希望時期までの期間に、計画的にポイント数を蓄積することができる。また、ポイントサービスの提供者にとっても販売促進を図ることができる。
請求項2又は5に記載の発明によれば、ポイント取得計画関数は、目標設定時の累積ポイント数から目標アイテムの取得に要するポイント数までを、目標設定時から前記取得希望時期までの期間で直線近似した関数である。これにより、次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定することができる。
請求項3又は6に記載の発明によれば、予想累積ポイント数は、累積ポイント数情報記憶手段に記録された所定期間の累積ポイント数の履歴を近似した実績近似関数を算出する。そして、実績近似関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定する。これにより、次回の確認タイミングのポイント残高の変化を予想した上で、ポイント取得計画を補足するために必要な取引量を把握することができる。
本発明によれば、ポイントサービスの利用者が設定した目標に対して達成意欲を増進させることにより販売促進を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、ポイントサービスの提供者である金融機関が、利用者としてのポイント会員にポイントを提供する。
図1に示すように、金融機関サーバ15は、インターネットIを介してクライアント端末10に接続されている。このクライアント端末10は、顧客自身が銀行との取引処理を行なうための端末であり、例えば、顧客の携帯電話端末やコンピュータ端末を用いる。
金融機関サーバ15は、クライアント端末10から受信した依頼に基づいて、バンキング処理を行なうシステムである。この金融機関サーバ15は、顧客データ記憶部16及び取引履歴データ記憶部17を備える。
顧客データ記憶部16には、この金融機関の顧客に関する顧客データが記録されている。この顧客データは、顧客が口座を開設したとき記録される。この顧客データには、顧客識別子、口座識別子、口座残高及びポイント会員フラグに関するデータが含まれる。顧客識別子は、顧客を特定するための顧客毎に割り振られた識別子である。口座識別子は、顧客の預金口座を特定するための識別子であり、支店名コード、預金種目コード、口座番号を含む。更に、顧客の中でポイントサービスを利用するために会員登録を行なっている場合には、ポイント会員フラグが記録される。このポイント会員フラグを用いることにより
、金融機関サーバ15は、ポイント会員を特定することができる。
取引履歴データ記憶部17には、金融機関において開設された預金口座に関する取引履歴データが記録されている。この取引履歴データは、金融機関が顧客との間で取引を行なった場合に記録される。具体的には、この取引履歴データには、預金口座への入金や出金に関する入出金データが含まれる。この入出金には、金融機関が提供するポイントサービスにおいてポイント取得の対象になるものも含まれる。例えば、給料や年金の振込、公共料金の口座振替、積立定期預金・財形預金等の預入である。これらは、入出金データに含まれる「摘要」を用いて特定することができる。
また、この取引履歴データには、この顧客の外貨預金や投資信託に関する購入履歴、積立や財形、住宅ローンやカードローン、クレジットカード・デビットカードの利用履歴、貸金庫の契約履歴等に関するデータも含む。これらも、金融機関が提供するポイントサービスにおいてポイント取得の対象になる。
この金融機関サーバ15は、ポイントサービスを管理するポイント管理システムとしてのポイント管理サーバ20に接続されている。このポイント管理サーバ20は、管理コンピュータ21を備えている。更に、ポイント管理サーバ20は、累積ポイント数情報記憶手段としてのポイント会員データ記憶部22、目標設定情報記憶手段としての目標設定データ記憶部23を備え、この管理コンピュータ21に接続される。更に、管理コンピュータ21は、換算情報記憶手段としてのポイント換算データ記憶部24、及びアイテム情報記憶手段としてのアイテムデータ記憶部25にも接続されている。この管理コンピュータ21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(必要ポイント数特定段階、目標累積ポイント数特定段階、差分算出段階、及び取引量通知段階等を含む処理)を行なう。そして、このためのポイント管理プログラムを実行することにより、管理コンピュータ21は、必要ポイント数特定手段、目標累積ポイント数特定手段、差分算出手段及び取引量通知手段等として機能する。
ポイント会員データ記憶部22には、図2に示すように、ポイントサービスを利用する会員に関するデータが記録されている。このポイント会員データ記憶部22には、会員データ221と、ポイント残高データ222とを含む。
この会員データ221は、ポイントサービスを利用するために会員登録を行なった場合に記録される。会員データ221は、会員識別子に対応して口座識別子、連絡先及び推奨取引種別識別子に関するデータを含む。
会員識別子データ領域には、ポイントサービスを利用するために会員登録を行なった顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。
口座識別子データ領域には、ポイント会員が保有する預金口座の口座識別子に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、ポイント会員の連絡先に関するデータが記録される。本実施形態では、ポイント会員の電子メールアドレスに関するデータが記録される。
推奨取引種別識別子データ領域には、このポイント会員に関して、販売促進を行なう場合に推奨される取引種別を特定するためのデータが記録される。ここでは、ポイントサービスにおいてポイントが提供される取引の中で、このポイント会員に適していると判断される取引種別の識別子を記録する。具体的には、取引量を顧客の意思により増加することができる推奨取引種別を用いる。例えば、この顧客がクレジットカードを利用している場合には、「クレジットカード」を推奨取引種別とする。
一方、ポイント残高データ222は、会員が取得したポイントに関するデータが記録される。このポイント残高データ222は、月初に生成され、金融機関サーバ15において取引処理を行なった会員がポイントを取得した場合に更新記録される。そして、過去月のポイント残高データ222は更新できないようにロックされる。これにより、ポイント残高データ222は取得履歴として用いる。ポイント残高データ222は、会員識別子に対応してポイント取得月、ポイント残高、有効期限に関するデータを含む。
会員識別子データ領域には、ポイントサービスを利用するために会員登録を行なった顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。この会員識別子を用いることにより、他のデータと関連付けることができる。
ポイント取得月データ領域には、このポイント会員がポイントを取得した月に関するデータが記録される。本実施形態では、月毎にポイント残高データ222を生成して管理する場合を想定する。そして、新たなポイント残高データ222を生成する場合には、前月のポイント残高や有効期限は、次月のポイント残高や有効期限の初期値として記録する。
ポイント残高データ領域には、このポイント会員が取得したポイント数の累積値(累積ポイント数)に関するデータが記録される。このポイント数は、各取引処理によって提供されたポイント数である。過去月のポイント残高データ222はロックされるため、ポイント会員がポイントを取得したり、利用したりした場合には、現在月のポイント残高データ222のポイント残高や有効期限が更新される。
有効期限データ領域には、提供されたポイントの有効期限に関するデータが記録される。
目標設定データ記憶部23には、図3に示すように、ポイント会員が設定した目標に関する目標設定データ230が記録される。この目標設定データ230は、ポイント会員が、ポイントを利用して取得したいアイテムと、このアイテムを取得したい時期を登録した場合に記録される。目標設定データ230は、会員識別子に対応して目標アイテム識別子、取得希望月及び目標設定月に関するデータを含む。
会員識別子データ領域には、ポイントサービスを利用するために会員登録を行なった顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。
目標アイテム識別子データ領域には、このポイント会員が取得を希望するアイテムを特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、アイテムとして、ポイントサービスを実施する金融機関が提供するギフトカードや宝くじへの交換等を想定する。
取得希望月データ領域には、このポイント会員がアイテムの取得を希望する時期に関するデータが記録される。例えば、このポイント会員が、宝くじの取得を希望する場合、この宝くじの発行時期を取得希望月として登録する。
目標設定月データ領域には、利用者の目標設定に基づいて、この目標設定データ230が記録された時期に関するデータが記録される。
ポイント換算データ記憶部24には、図4に示すように、取引内容に応じて付与されるポイント数を算出するためのポイント換算データ240が記録される。このポイント換算データ240は、ポイントサービスを提供する金融機関が、取引内容に応じて提供するポイント数を決定し、登録した場合に記録される。ポイント換算データ240は、取引種別識別子に対応してポイント会員に提供するポイント数算出関数に関するデータを含む。
取引種別識別子データ領域には、ポイントを付与する取引種別を特定するための識別子
に関するデータが記録される。
ポイント数算出関数データ領域には、この取引種別において付与するポイント数を算出するためのパターンに関するデータが記録される。例えば、取引種別「給料振込」に対して、基準ポイント数算出関数として「1ポイント」が記録されている。この場合、給料振込があると、その振込毎に「1ポイント」が提供される。また、取引種別「クレジットカード」においては、基準ポイント数算出関数として「月間利用額/2000円」ポイントが記録されている。この場合、クレジットカードの月間利用額2000円毎に「1ポイント」が提供される。
アイテムデータ記憶部25には、図5に示すように、ポイントサービスにおいて提供されるアイテムに関するアイテムデータ250が記録される。このアイテムデータ250は、ポイントサービスを提供する金融機関が、ポイント交換により提供するアイテムを決定し、登録した場合に記録される。アイテムデータ250は、アイテム識別子に対応して必要ポイント数に関するデータを含む。
アイテム識別子データ領域には、アイテムを特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態で特定されるアイテムには、「宝くじ」や「ギフトカード」がある。
必要ポイント数データ領域には、このアイテムを取得するために必要なポイント数に関するデータが記録される。例えば、アイテム「宝くじ」を取得するためには「600ポイント」、アイテム「ギフトカード」を取得するためには「1000ポイント」のように設定する。
次に、本実施形態におけるポイント管理方法の処理手順を説明する。ここでは、目標設定処理、ポイント登録処理及び進捗管理処理の順に説明する。
(目標設定処理)
まず、ポイント管理サーバ20における目標設定処理について説明する。例えば、年末(12月)に、「宝くじ」を取得目標とする。この場合、ポイント会員は、まず、クライアント端末10を用いて、インターネットIを介して金融機関サーバ15にアクセスする。そして、クライアント端末10を用いて、ポイント会員の会員識別子及びパスワードを金融機関サーバ15に送信する。
金融機関サーバ15は、受信した会員識別子及びパスワードに基づいてユーザ認証を完了すると、メニュー画面データをクライアント端末10に対して送信する。
ポイント会員は、クライアント端末10のディスプレイに表示されたメニュー画面の中から、「目標設定」ボタンを選択する。この場合、クライアント端末10は、金融機関サーバ15を介して、ポイント管理サーバ20から目標設定画面データを取得し、ディスプレイに目標設定画面を表示する。この目標設定画面には、アイテム一覧と取得希望月入力欄とが含まれる。このアイテム一覧には、アイテム毎に選択ボタンが設けられている。そこで、アイテム一覧の中から希望のアイテムを選択し、取得希望月入力欄に希望時期を入力する。そして、「設定」ボタンを選択した場合、クライアント端末10は、目標設定指示を金融機関サーバ15に送信する。目標設定指示は、目標設定画面において選択されたアイテムのアイテム識別子及び取得希望月に関するデータを含む。
金融機関サーバ15を介して目標設定指示を受信したポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21は、目標設定データ記憶部23に、ユーザ認証されたポイント会員の会員識別子を含む目標設定データ230を記録する。この場合、目標設定指示に含まれるアイテム識別子、取得希望月を、それぞれ目標設定データ230の目標アイテム識別子データ領域、取得希望月データ領域に記録する。さらに、金融機関サーバ15は、目標設定デー
タ230に対して目標設定月を記録する。
そして、管理コンピュータ21は、このポイント会員の電子メールアドレスをポイント会員データ記憶部22から取得し、このアドレスに登録通知を送信する。
以上により、目標設定処理を完了する。
(ポイント登録・利用処理)
次に、ポイント管理サーバ20におけるポイント登録・利用処理について説明する。金融機関サーバ15は、ポイント会員が、例えば「振込」などの取引依頼や、ローンの利用、給与振込等の取引を行なった場合、逐次、取引履歴データ記憶部17に記録する。
そして、金融機関サーバ15は、ポイント会員に関して新たに発生した取引に関する情報を含むポイント登録指示を定期的にポイント管理サーバ20に提供する。このポイント登録指示には、このポイント会員との間で行なった取引に関する取引種別識別子と、その取引量とに関するデータを含む。
ポイント登録指示を受信したポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21は、ポイント登録指示に含まれる取引種別識別子を用いて、ポイント換算データ記憶部24に記録されたポイント数算出関数を抽出する。そして、このポイント数算出関数と、ポイント登録指示に含まれる取引量とを用いて、ポイント会員に提供するポイント数を算出する。
そして、管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、取引を行なったポイント会員に関する今月のポイント残高データ222を抽出する。この場合、管理コンピュータ21は、算出したポイント数をポイント残高に加算する。更に、ポイント取得日に応じて、所定の期間(例えば1年)を加算して有効期限を算出する。そして、管理コンピュータ21は、ポイント残高データ222のポイント残高及び有効期限を更新する。
一方、ポイントを利用する場合(例えば、何らかのアイテムへの交換)に、ポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、ポイントを利用したポイント会員に関する今月のポイント残高データ222を抽出する。ポイント利用の場合、管理コンピュータ21は、利用したポイント数をポイント残高から減算して、ポイント残高データ222を更新する。
以上により、ポイント登録・利用処理を完了する。
(進捗管理処理)
次に、ポイント管理サーバ20における進捗管理処理について、図6及び図7に従って説明する。本実施形態では、ポイント管理サーバ20は確認タイミングに関するスケジュールデータを記憶しており、管理コンピュータ21が、所定の確認タイミングで進捗管理処理を実行する。本実施形態では毎月末に進捗管理処理を実行し、次回の確認タイミングとして次月のポイント管理を行なう。また、この処理は目標設定を行なったポイント会員毎に行なわれる。
まず、管理コンピュータ21は、目標アイテムを取得するために必要なポイント数を取得する(ステップS1−1)。具体的には、管理コンピュータ21は、目標設定データ記憶部23から、ポイント会員が設定した目標アイテム識別子を特定する。そして、管理コンピュータ21は、目標アイテム識別子を含むアイテムデータ250をアイテムデータ記憶部25から抽出し、このアイテムを取得するために必要なポイント数を特定する。
次に、管理コンピュータ21は、目標アイテムを取得するために必要なポイント数にポイント残高が達しているかどうかを確認する(ステップS1−2)。ここでは、管理コン
ピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、このポイント会員のポイント残高データ222を抽出し、ポイント残高を取得する。そして、管理コンピュータ21は、このポイント残高と必要ポイント数とを比較する。
ポイント残高が必要ポイント数に達している場合(ステップS1−2において「YES」の場合)、管理コンピュータ21は、ポイント会員に対して目標達成通知を送信する(ステップS1−3)。具体的には、管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、このポイント会員の連絡先に関するデータを取得し、この連絡先に目標達成したことを記載した電子メールを送信する。ポイント会員は、この目標達成通知をクライアント端末10で受信することにより、目標アイテムを取得するための手続を行なうことができる。
一方、ポイント残高が必要ポイント数に達していない場合(ステップS1−2において「NO」の場合)、管理コンピュータ21は、ポイント取得計画関数を算出する(ステップS1−4)。具体的には、管理コンピュータ21は、目標設定データ記憶部23に記録された目標設定月から取得希望月までに、必要ポイント数を取得するためのポイント取得計画を表す関数を算出する。本実施形態では、図7に示すように、目標設定月のポイント残高から取得希望月のポイント残高までを結んだ直線を表現する1次関数を、ポイント取得計画関数f(x)として算出する。すなわち、このポイント取得計画関数f(x)は、時間(月)をパラメータとして、目標を達するまでの各月のポイント残高を算出する関数になる。
次に、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高を算出する(ステップS1−5)。ここでは、管理コンピュータ21は、先のステップにおいて算出したポイント取得計画関数f(x)に対して、次月を表すパラメータを代入することにより、ポイント取得計画において次月に取得しておくべき目標ポイント残高f(n+1)を算出する。この目標ポイント残高f(n+1)が目標累積ポイント数となる。
次に、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高と現在のポイント残高とを比較する(ステップS1−6)。ここでは、次月においてポイントの登録が無い場合を想定して、現在のポイント残高を予想累積ポイント数として用いる。
ポイント残高が既に次月の目標ポイント残高を超えている場合(ステップS1−6において「YES」の場合)には、ポイント取得計画より早いペースで目標に向かっているため、管理コンピュータ21は進捗管理処理を終了する。
ポイント残高が次月の目標ポイント残高以下の場合(ステップS1−6において「NO」の場合)には、ポイント取得計画より遅れているので、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高とポイント残高との差分のポイント数を算出する(ステップS1−7)。ここでは、図7に示すように、先のステップで算出した次月の目標ポイント残高f(n+1)から現在のポイント残高を差し引いた差分DFを算出する。
次に、管理コンピュータ21は、差分DFを補充するために必要な取引量を算出する(ステップS1−8)。具体的には、管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、このポイント会員に関する推奨取引種別識別子を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、ポイント換算データ記憶部24から、この推奨取引種別識別子に関連付けられて記録されたポイント算出関数を特定する。そして、このポイント算出関数と差分DFを用いて、この差分DFを補充するために必要な取引量を計算(逆算)する。例えば、差分DFが「15ポイント」の場合、「月間利用額/2000円=15ポイント」となるため、必要な取引量として、「月間利用額:30000円」が算出される。
そして、管理コンピュータ21は、ポイント会員の連絡先に対して取引量通知を送信する(ステップS1−9)。具体的には、管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22から、このポイント会員の連絡先に関するデータを取得し、この連絡先に取引量通知を送信する。この取引量通知には、差分DFを埋め合わせるために必要な取引量に関する情報を含める。本実施形態では、管理コンピュータ21は、ポイント会員の電子メールアドレスに取引量通知を送信する。
ポイント会員は、この取引量通知をクライアント端末10で受信することにより、目標アイテムを取得する過程での進捗状況と、目標達成に必要なアクションを把握することができる。以上により、進捗管理処理を終了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、ポイント残高が必要ポイント数に達していない場合、管理コンピュータ21は、ポイント取得計画関数を算出する(ステップS1−4)。そして、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高を算出する(ステップS1−5)。ポイント残高が次月の目標ポイント残高以下の場合には、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高とポイント残高との差分のポイント数を算出し(ステップS1−7)、差分DFを補充するために必要な取引量を算出する(ステップS1−8)。そして、管理コンピュータ21は、ポイント会員の連絡先に対して取引量通知を送信する(ステップS1−9)。ポイント取得計画より遅れている場合には、ポイント会員の連絡先に対して取引量通知を送信することにより、ポイント会員は目的に対しての状況を把握することができ、必要に応じて対策(アクション)を講じることができる。
特に、管理コンピュータ21は、ポイント換算データ記憶部24に記録されたポイント算出関数を用いて、この差分DFを補充する。これにより、必要な取引量が通知されるため、ポイント会員は何をすべきか(アクション)を把握することができる。また、ポイントサービスの提供者にとっても販売促進を図ることができる。
・ 本実施形態では、ポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21が、定期的(本実施形態では毎月末)に進捗管理処理を実行する。これにより、途中段階で定期的に進捗状況を把握することができる。最終段階でまとめて差分(不足分)を把握しても、目標へのリカバリーが困難である。従って、途中段階で逐次、目標設定に向けての補充を行なうことにより、目標達成の可能性を高めることができる。
・ 本実施形態では、目標設定データ記憶部23には、ポイント会員が設定した目標に関する目標設定データ230が記録される。この目標設定データ230は、会員識別子に対応して目標アイテム識別子及び取得希望月に関するデータを含む。そして、この取得希望月を用いて、ポイント取得計画関数が算出される。ポイントサービスにおいて提供されるアイテムには、例えば「宝くじ」のように提供期間が限定されているものがある。従って、この提供期間に応じて、ポイント取得状況を管理することができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、目標アイテムを取得するために必要なポイント数にポイント残高が達しているかどうかを確認する(ステップS1−2)。ポイント残高が必要ポイント数に達している場合、管理コンピュータ21は、ポイント会員に対して目標達成通知を送信する(ステップS1−3)。これにより、ポイント会員は、この目標達成通知をクライアント端末10で受信することにより、目標アイテムを取得するための手続を速やかに行なうことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図8、9にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の進捗状況管理処理を変更した構成であるため、第1の実施形態と共通する部分についてはその詳細な説明を省略する。
まず、管理コンピュータ21は、ステップS1−1と同様に目標アイテムを取得するために必要なポイント数を取得する(ステップS2−1)。
次に、管理コンピュータ21は、ステップS1−2と同様に目標アイテムを取得するために必要なポイント数にポイント残高が達しているかどうかを確認する(ステップS2−2)。
ポイント残高が必要ポイント数に達している場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、管理コンピュータ21は、ステップS1−3と同様に、ポイント会員に対して目標達成通知を送信する(ステップS2−3)。
一方、ポイント残高が必要ポイント数に達していない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、管理コンピュータ21は、ポイント取得計画関数を算出する(ステップS2−4)。このステップにおいても、ステップS1−4と同様に、図9に示すように、目標設定月のポイント残高から取得希望月のポイント残高までを結んだ直線を表現する1次関数を、ポイント取得計画関数f(x)として算出する。
そして、管理コンピュータ21は、ステップS1−5と同様に、次月の目標ポイント残高を算出する(ステップS2−5)。
次に、管理コンピュータ21は、ポイント残高の実績近似関数を算出する(ステップS2−6)。具体的には、管理コンピュータ21は、ポイント残高の変化を表現する関数を算出する。本実施形態では、図9に示すように、目標設定月のポイント残高から現在のポイント残高を結んだ直線を表現する1次関数を、実績近似関数g(x)として算出する。すなわち、この実績近似関数g(x)は、時間(月)をパラメータとしてポイント残高の変化を平均的に表す関数になる。
次に、管理コンピュータ21は、次月の予想ポイント残高を算出する(ステップS2−7)。ここでは、管理コンピュータ21は、先のステップにおいて算出した実績近似関数g(x)に対して、次月を表すパラメータを代入することにより、これまでのポイント取得を延長させた予想ポイント残高g(n+1)を算出する。
次に、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高と予想ポイント残高とを比較する(ステップS2−8)。具体的には、ステップS2−5において算出した目標ポイント残高f(n+1)と、ステップS2−7において算出した予想ポイント残高g(n+1)とを比較する。予想ポイント残高が既に次月の目標ポイント残高を超えている場合(ステップS2−8において「YES」の場合)には、ポイント取得計画より早いペースで目標に向かっているため、管理コンピュータ21は、進捗管理処理を終了する。
予想ポイント残高が次月の目標ポイント残高以下の場合(ステップS2−8において「NO」の場合)には、ポイント取得計画より遅れているので、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高と予想ポイント残高との差分のポイント数を算出する(ステップS2−9)。ここでは、図9に示すように、先のステップで算出した次月の目標ポイント残高f(n+1)から予想ポイント残高g(n+1)を差し引いた差分DFを算出する(ステップS2−9)。
次に、管理コンピュータ21は、ステップS1−8と同様に、差分DFを補充するために必要な取引量を、ポイント換算データ記憶部24を用いて算出する(ステップS2−1
0)。
そして、管理コンピュータ21は、ポイント会員データ記憶部22に記録されたポイント会員の連絡先に対して取引量通知を送信する(ステップS2−11)。
ポイント会員は、この取引量通知をクライアント端末10で受信することにより、目標アイテムを取得する過程での進捗状況と、目標達成に必要なアクションを把握することができる。以上により、進捗管理処理を終了する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果の他に、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、管理コンピュータ21は、ポイント残高の実績近似関数を算出し(ステップS2−6)、次月の予想ポイント残高を算出する(ステップS2−7)。そして、管理コンピュータ21は、次月の目標ポイント残高と予想ポイント残高とを比較する(ステップS2−8)。これにより、次月のポイント残高の変化を予想した上で、ポイント取得計画を補足するために必要な取引量を把握することができる。特に、定常的な取引(例えば、定期的な給与や年金の振込、ローン返済)がある場合には、ポイント残高はそれに応じて増加する。従って、それでもなお不足する差分を算出して、この差分を補うための取引量の促進を図ることができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第1、第2実施形態においては、管理コンピュータ21は、目標設定月のポイント残高から取得希望月のポイント残高までを結んだ直線を表現する1次関数を、ポイント取得計画関数f(x)として算出する。このポイント取得計画関数は、このような関数に限定されるものではない。ポイント取得計画関数を算出する場合にも、目標設定月のポイント残高から算出する場合に限らず、例えば、所定期間の過去月や今月のポイント残高からポイント取得計画関数を算出してもよい。ここでは、今月のポイント残高を基準にしてポイント取得計画関数を算出する具体例を、図10を用いて説明する。この場合には、今月のポイント残高から取得希望月のポイント残高までを結んだ直線を表現する1次関数を、ポイント取得計画関数f(x)として算出する。これにより、現状のポイント残高がポイント取得計画からの乖離が大きい場合にも、その乖離を残月に分散して補足することができる。
○ 上記第2実施形態においては、管理コンピュータ21は、目標設定月のポイント残高から現在のポイント残高を結んだ直線を表現する1次関数を、実績近似関数g(x)として算出する。実績近似関数g(x)はこのような関数に限定されるものではない。例えば、所定期間の過去月のポイント残高の履歴から実績近似関数を算出してもよい。図10に示す実施では、前月及び今月のポイント残高を用いて、実績近似関数を算出する。これにより、所定期間の変化に応じて実績近似関数を算出することができる。
○ 上記第2実施形態においては、1次関数を用いて実績近似関数g(x)として算出する。実績近似関数g(x)はこのような関数に限定されるものではなく、ポイント残高の履歴をフィッティング可能な、より高次な非線形関数を用いることが可能である。これにより、より的確な予想ポイント残高を算出することができる。
○ 上記第1、第2実施形態においては、ポイント会員データ記憶部22に記録された会員データ221は、会員識別子に対応して推奨取引種別識別子に関するデータを含む。そして、管理コンピュータ21は、差分DFを補充するために必要な取引量を算出する場合、ポイント換算データ記憶部24において、この推奨取引種別識別子に関連付けられて記録されたポイント算出関数を用いて、差分DFを算出するために必要な取引量を計算する。これに代えて、この推奨取引種別識別子を状況に応じて変化させてもよい。例えば、
ポイント会員の取引状況を取得し、補充可能な取引種別の中で取引量の多い種別を選択して、この取引種別の識別子を用いてもよい。
○ 上記第2実施形態においては、ポイント管理サーバ20の管理コンピュータ21が、定期的(本実施形態では毎月末)に進捗管理処理を実行する。進捗管理処理の実行タイミングはこれに限定されるものではない。例えば、取引毎に実行することも可能である。更に、進捗管理処理は取引状況に応じて実行してもよい。更に、ポイント管理サーバ20に、差分の量に応じて進捗管理処理の実行頻度を決める関数やテーブルを記憶させておく。この関数やテーブルでは、差分が大きい場合、進捗管理処理の実行頻度を高くなるようにしておく。これにより、差分が大きい場合には、きめ細かく進捗管理を行なうことができる。従って、ポイント会員にとっても、ポイント取得計画への追従が容易になる。
本発明の実施形態のシステム概略図。 ポイント会員データ記憶部に記録されたデータの説明図。 目標設定データ記憶部に記録されたデータの説明図。 ポイント換算データ記憶部に記録されたデータの説明図。 アイテムデータ記憶部に記録されたデータの説明図。 第1の実施形態の処理手順のフロー図。 第1の実施形態のポイント残高の変化の説明図。 第2の実施形態の処理手順のフロー図。 第2の実施形態のポイント残高の変化の説明図。 他の実施形態のポイント残高の変化の説明図。
符号の説明
10…クライアント端末、15…金融機関サーバ、16…顧客データ記憶部、17…取引履歴データ記憶部、20…ポイント管理サーバ、21…管理コンピュータ、22…累積ポイント数情報記憶手段としてのポイント会員データ記憶部、23…目標設定情報記憶手段としての目標設定データ記憶部、24…換算情報記憶手段としてのポイント換算データ記憶部、25…アイテム情報記憶手段としてのアイテムデータ記憶部、f(x)…ポイント取得計画関数、g(x)…実績近似関数、DF…差分。

Claims (6)

  1. 利用者毎に目標アイテム識別子と、取得希望時期とを関連付けて記録した目標設定情報記憶手段と、
    利用者毎に累積ポイント数を記録した累積ポイント数情報記憶手段と、
    アイテム識別子毎に取得に要するポイント数を記録したアイテム情報記憶手段と、
    取引量に応じて付与されるポイント数を記録した換算情報記憶手段と、
    管理コンピュータとを備えたポイント管理システムを用いて利用者のポイントを管理する方法であって、
    前記管理コンピュータが、
    前記アイテム情報記憶手段を用いて前記目標設定情報記憶手段に記録された目標アイテム識別子を取得するための必要ポイント数を特定する段階と、
    前記取得希望時期までの期間に前記必要ポイント数を蓄積するためのポイント取得計画関数を算出し、前記ポイント取得計画関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定する段階と、
    前記累積ポイント数情報記憶手段に記録された累積ポイント数に基づいて算出した所定期間の予想累積ポイント数と、前記目標累積ポイント数との差分を算出する段階と、
    前記換算情報記憶手段を用いて前記差分を補充するための取引量を算出し、この取引量を含めた通知を前記利用者の連絡先に送信する段階と
    を実行することを特徴とするポイント管理方法。
  2. 前記目標累積ポイント数の特定段階において、ポイント取得計画関数として、目標設定時の累積ポイント数から目標アイテムの取得に要するポイント数までを、目標設定時から前記取得希望時期までの期間で直線近似した関数を算出することを特徴とする請求項1に記載のポイント管理方法。
  3. 前記差分の算出段階において、予想累積ポイント数として、累積ポイント数情報記憶手段に記録された所定期間の累積ポイント数の履歴を近似した実績近似関数を算出し、前記実績近似関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載のポイント管理方法。
  4. 利用者毎に目標アイテム識別子と、取得希望時期とを関連付けて記録した目標設定情報記憶手段と、
    利用者毎に累積ポイント数を記録した累積ポイント数情報記憶手段と、
    アイテム識別子毎に取得に要するポイント数を記録したアイテム情報記憶手段と、
    取引量に応じて付与されるポイント数を記録した換算情報記憶手段と、
    管理コンピュータとを備えたポイント管理システムを用いて利用者のポイントを管理するプログラムであって、
    前記管理コンピュータを、
    前記アイテム情報記憶手段を用いて前記目標設定情報記憶手段に記録された目標アイテム識別子を取得するための必要ポイント数を特定する必要ポイント数特定手段と、
    前記取得希望時期までの期間に前記必要ポイント数を蓄積するためのポイント取得計画関数を算出し、前記ポイント取得計画関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定する目標累積ポイント数特定手段と、
    前記累積ポイント数情報記憶手段に記録された累積ポイント数に基づいて算出した所定期間の予想累積ポイント数と、前記目標累積ポイント数との差分を算出する差分算出手段と、
    前記換算情報記憶手段を用いて前記差分を補充するための取引量を算出し、この取引量を含めた通知を前記利用者の連絡先に送信する取引量通知手段
    として機能させることを特徴とするポイント管理プログラム。
  5. 前記目標累積ポイント数特定手段において、ポイント取得計画関数として、目標設定時の累積ポイント数から目標アイテムの取得に要するポイント数までを、目標設定時から前記取得希望時期までの期間で直線近似した関数を算出することを特徴とする請求項4に記載のポイント管理プログラム。
  6. 前記差分算出手段において、予想累積ポイント数として、累積ポイント数情報記憶手段に記録された所定期間の累積ポイント数の履歴を近似した実績近似関数を算出し、前記実績近似関数において次回の確認タイミングの目標累積ポイント数を特定することを特徴とする請求項4又は5に記載のポイント管理プログラム。
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