JP2007096830A - 撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置 - Google Patents

撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】あおり調整を行った場合に、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、滑らかにあおり角度を調整することの可能な撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】撮像素子100を有し、撮像素子100の設けられた側と反対側に可動部側凹部64を有する可動部60と、可動部側凹部64と当接する球体部110と、球体部110と当接する固定部側凹部53を有する固定部50とを備え、球体部110が、撮像素子100の撮像面の略中心を通る光軸上に球の中心が位置するように配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、監視カメラ装置、ビデオカメラ装置およびデジタルスチルカメラ装置等の撮像素子を有する撮影装置に関し、特に、撮像素子のあおり角度の調整を行う撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置に関する。
CCDやCMOS等の撮像素子を有する撮影装置においては、一般的に、撮像素子がレンズの光軸方向に対して直交した状態であることが、鮮鋭な画像を撮影するために望ましい。
しかしながら、撮像素子を取り付ける際に、撮像素子をレンズの光軸方向に対して直交させるように調整しておいたとしても、実際には部品寸法のばらつきや組み立て時のばらつき等による微妙なずれが発生し(以下、このような微妙なずれが発生している場合のことを「あおり角度」を有する場合と記し、直交する状態からの差分の角度を「あおり角度」と記し、このあおり角度をなくするように調整することを「あおり角度」の調整と記す)、このずれが画像の部分的なぼけ等を惹き起こし、画質に大きな悪影響を与える可能性があるという課題があった。
従来から、このような課題を解決するために、様々な提案がなされており、例えば、第1の提案として、撮像素子を支持するためのマウントと、後部鏡筒に固定された鋼球と、マウントと後部鏡筒との間に光軸と直交する方向に配置された調整ねじとを備え、調整ねじのねじ込み程度を変えることにより、鋼球を支点として後部鏡筒に対するマウントの角度を変え、撮像素子の傾きを補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、第2の提案として、撮像素子を固定する可動板、その可動板を突起部によって保持する固定板、ならびに、可動板および固定板を係合する垂直調整用および垂直調整用の調整ねじを備え、調整ねじを回転させることによって、撮像素子の垂直方向および水平方向のあおり角度の調整を行うことのできる技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2005−117253号公報 特開平8−248465号公報
しかしながら、まず、第1の提案における技術については、撮像素子の撮像面の中心とあおり調整の支点となる鋼球の配置された位置とが離れているので、あおり調整を行った場合に、撮像面の中心と光軸とが大きくずれてしまい、画像に悪影響を与える可能性があった。
また、第2の提案における技術においては、撮像素子の固定された可動板と可動板を保持する固定板とが、可動部に設けられた凹部に当接している突起部によって保持されているので、あおり調整を行った場合に、突起部と凹部とが当接する位置がずれる可能性があり、この位置がずれた場合には、滑らかにあおり角度を調整することができず、正確なあおり調整が難しいという可能性があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、あおり調整を行った場合に、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、滑らかにあおり角度を調整することの可能な撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像素子のあおり調整装置は、撮像素子を有し、撮像素子の設けられた側と反対側に第1の凹部を有する第1の部材と、第1の凹部において第1の部材と当接する球体部と、第2の凹部を有し、第2の凹部において球体部と当接する第2の部材とを備え、球体部が、撮像素子の撮像面の略中心を通る光軸上に球の中心が位置するように配置されたことを特徴としている。
このような構成により、球体部が、撮像素子の撮像面の略中心を通る光軸上に球の中心が位置するように配置されたことにより、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、また、撮像素子のあおり調整を行う際の支点として、固定されない状態の球体部を第1の部材と第2の部材との間に配置するので、滑らかにあおり角度を調整することの可能な撮像素子のあおり調整装置を提供することができる。
また、第1の凹部および第2の凹部は、円錐形状の凹部である構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、様々な径を有する球体部を使用することの可能な構成を実現できるとともに、球体部を正確に位置決めすることが可能となる。
また、第1の部材に、第2の部材との距離を調整可能に連結する一対の調整ねじ部と、球体部に関して一対の調整ねじ部それぞれが設けられた側と反対側に、弾性部を有し、弾性部によって第2の部材を弾性的に保持する一対の保持ねじ部とを備えた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、保持ねじ部によって第1の部材と第2の部材とを弾性的に保持しつつ、調整ねじ部によって、第1の部材と第2の部材との距離を調整して、撮像素子のあおり角度の調整を行うことが可能となる。
さらに、調整ねじ部は、第2の部材に当接する部分に、球面状に加工された球面部を有する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、調整ねじ部は、第2の部材を調整ねじ部の軸方向の角度を変化させながら確実に保持することが可能となるので、よりあおり調整に適した構成を実現できる。
また、第2の部材に、調整ねじ部に対する軸受部が設けられ、軸受部が、対応する調整ねじ部が調整すべき方向に長い長穴形状である構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、調整ねじ部を用いた調整の際に、調整ねじ部が第2の部材に対して移動することが可能で、調整ねじ部が第1の部材に対して直立した状態を保持することの可能な構成を実現できる。
また、軸受部の、対応する調整ねじ部が調整すべき方向で調整ねじ部の球面部が当接する部分を、R面取り加工された球面取部とした構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、調整ねじ部の球面部と球面取部とを当接させた状態で、滑らかに撮像素子のあおり調整が可能な構成を実現できる。
また、軸受部の、対応する調整ねじ部が調整すべき方向と直交する方向で調整ねじ部の球面部が当接する部分を、面取り加工された面取部とした構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、調整ねじ部の球面部の径のばらつき等によらず、安定したあおり調整の可能な構成を実現できる。
さらに、軸受部の、対応する調整ねじ部が調整すべき方向と直交する方向で調整ねじ部の球面部が当接する部分を結んだ線上に、調整ねじ部の球面部の球の中心が配置される構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、あおり調整を行った場合にも、調整ねじ部と第2の部材との位置ずれを抑制することのできる構成を実現できる。
さらに、第2の部材は、窪部を有し、窪部の底部に第2の凹部が形成され、球体部は、窪部の内側に、球の中心が位置するように配置されている構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、第2の部材と調整ねじ部の球体部とが当接する位置の変化を小さくすることができるので、より広い範囲であおり調整の可能な構成を実現することができる。
また、保持ねじ部は、第2の部材に当接する部分に、球面状に加工された球面部を有する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、第2の部材を保持ねじ部の軸方向の角度を変化させながら確実に保持することが可能となるので、よりあおり調整に適した構成を実現することができる。
次に、本発明の撮影装置は、本発明の撮像素子のあおり調整装置と、撮像素子のあおり調整装置の撮像素子から出力された信号に対して映像信号処理を行う映像信号処理部とを備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、球体部が、撮像素子の撮像面の略中心を通る光軸上に球の中心が位置するように配置され、また、撮像素子のあおり調整を行う際の支点として、固定されない状態の球体部を第1の部材と第2の部材との間に配置した撮像素子のあおり調整装置を搭載しているので、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、滑らかにあおり角度を調整することの可能な撮影装置を提供することができる。
以上述べたように、本発明によれば、あおり調整を行った場合に、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、滑らかにあおり角度を調整することの可能な撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の構成について説明する。図1は本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の構成を示す斜視図であり、図1(a)は、ガイドレール部40が取り付けられた場合の斜視図であり、図1(b)は、ガイドレール部40が取り外された場合の斜視図である。
なお、説明を簡単にするために、本発明の実施の形態においては、図面中に互いに垂直なX軸、Y軸およびZ軸の方向を示す。Z軸方向はレンズ部の光軸方向であり、Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれ光軸方向に垂直な方向である。また、本発明の実施の形態においては、説明を分かりやすくするために、図面においてねじ等の細かい部品については省略して記載している場合がある。
図1(a)および図1(b)に示したように、本発明の実施の形態の撮像素子駆動装置1は、赤外光カットフィルタを移動自在に保持するフィルタ可動部20、および、撮像素子(図1には図示せず)をZ軸方向に移動自在に保持する撮像素子保持部10を備えている。撮像素子保持部10に保持された撮像素子は、ガイドレール部40によって一端側(図1(a)における右側)をZ軸方向に移動自在に保持された状態で、他端側(図1(a)における左側)をモータ部30によって駆動されることによってZ軸方向(光軸方向)に移動可能である。また、撮像素子保持部10は、モータ部30およびガイドレール部40によって保持された固定部50と、固定部50に一対の調整ねじ部200および一対の保持ねじ部210によって取り付けられ、後述する構成によって撮像素子のあおり角度が調整可能に設けられた可動部60を備えている。よって、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1は、撮像素子を光軸方向に移動させることができるとともに、撮像素子のあおり調整装置としても機能することができる。
ここで、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の構成要素について、図面を用いてさらに詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の分解斜視図であり、図2(a)および図2(b)は、それぞれ異なる方向から見た場合の分解斜視図である。
図2に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1は、撮像素子100を有する可動部60、および、可動部60が取り付けられた固定部50を備え、固定部50の一端側(図2(b)における右側)は、一対の移動軸係合部56によって、Z軸方向に形成された撮像素子移動軸71に保持された状態で、モータ部30の回転モータ31の回転によってZ軸方向に移動し、かつ、他端側(図2(b)における左側)は、ガイドレール部40の同じくZ軸方向に形成されたレール部43にガイドレール係合部55によって保持された状態でZ軸方向に移動する。よって、固定部50は、回転モータ31の回転によって、その面方向を維持した状態でZ軸方向に移動することができる。撮像素子100は可動部60に取り付けられており、可動部60は固定部50に取り付けられているので、撮像素子100もその撮像面の方向を維持した状態でZ軸方向に移動することができる。
また、図2(a)および図2(b)に示したように、撮像素子移動軸71は、一対の押さえ板72によってフィルタ可動部20に取り付けられている。また、ガイドレール部40のレール部43は、一端部分をフィルタ可動部20に設けられたボス203に保持され、他端部分をハウジング部41の内側に設けられたボス202に保持されている。
さらに、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のガイドレール部40は、ハウジング部41の底面にフォトセンサ部42を搭載しており、撮像素子保持部10に保持された撮像素子100のZ軸方向の位置が検出される。
また、図2(b)に示すように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のフィルタ可動部20は、フィルタ用モータ21を有し、赤外光カットフィルタを光軸上に着脱することが可能な構成である。
さらに、図2(a)および図2(b)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のモータ部30は、回転モータ31、回転モータ31の軸32およびその軸32を保持する軸受部33を有している。回転モータ31の軸32にはねじ切りがなされており、移動軸係合部56の間に設けられた保持部材120には軸32と当接する部分に爪部(図2には図示せず)が設けられており、この保持部材120の爪部と軸32のねじ部分とが噛み合って、保持部材120が固定部50を移動させることによって、撮像素子保持部10は回転モータ31の回転によってZ軸方向(光軸方向)に移動することができる。
ここで、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のフィルタ可動部20の構成について説明する。図3(a)および図3(b)は、それぞれ本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のフィルタ可動部20の構成を示す分解斜視図である。
図3(a)および図3(b)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1のフィルタ可動部20は、各構成要素を保持する保持部24、二つの窓部を有し、一方の窓部に赤外光カットフィルタを有するフィルタ枠部25、フィルタ枠部25を図面中Y軸方向に移動させるフィルタ用モータ21、フィルタ用モータ21に取り付けられたフィルタ移動軸22、フィルタ移動軸22を保持する軸保持部23、フィルタ枠部25の一端(図3(a)における右側)に取り付けられ、フィルタ枠部25をフィルタ移動軸22に取り付けるフィルタ保持部26、フィルタ枠部25のフィルタ保持部26の設けられた側と反対側(図3(b)における左側)に押さえ板29によって取り付けられ、フィルタ枠部25のY軸移動の際の支柱となるフィルタ保持軸28、フィルタ枠部25とフィルタ保持軸28とを係合させる軸保持部27、および、各構成要素を保持部24に対して取り付けるための押さえ部220を有する。
このように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1は、フィルタ可動部20を備えることにより、フィルタ用モータ21を回転させることによって、赤外光カットフィルタを光軸上に着脱することが可能である。
次に、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子を保持する部分の構成について詳細に説明する。ここで、前述の撮像素子駆動装置1の構成のうち、可動部60および固定部50を含む部分を便宜上、撮像素子保持部90として説明を行う。図4は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の構成を示す分解斜視図である。
図4に示すように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90は、撮像素子100、放熱板91、絶縁部92、撮像素子100が放熱板91および絶縁部92を通して取り付けられる基板部93、基板部93が取り付けられる可動部60(第1の部材とも記す)、撮像素子移動軸71およびレール部43に沿って保持された状態でZ軸方向に移動可能な固定部50(第2の部材とも記す)、ならびに、固定部50と可動部60との間に、後述するような構成で配置される球体部110を備えている。
前述のように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の固定部50の一端側(図4における右側)には、一対の移動軸係合部56が設けられており、その間に、一対のワッシャ部121に挟まれた状態で、がた止め部126を有する保持部材120を備えている。保持部材120は、ばね123によって一方向に付勢されており、保持部材120は、押さえ板124によって取り付けられた爪部125によって、モータ部30の回転モータ31のねじ切りされた軸32の溝部分に係合している。また、固定部50の他端側(図4における左側)には、ガイドレール部40のレール部43に沿ってZ軸方向に移動するためのガイドレール係合部55が設けられている。なお、本発明の実施の形態における撮像素子保持部90において、一対の移動軸係合部56を設けている理由は、がたつきの発生を防止して、固定部50の面ぶれを防止するためである。
さらに、図4に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の固定部50には、球体部110が配置されるための窪部54、窪部54の内側に形成された固定部側凹部53、放射状に設けられた、前述の調整ねじ部200および保持ねじ部210に対応する、四つの長穴部51、および、長穴部51の入り口付近を面取りして形成した面取り部52を有している。なお、固定部側凹部53には、その底部に、円錐形状のテーパを有する凹部が形成されている。
ここで、本発明の実施の形態の撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90における、固定部50と可動部60との関係について詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の可動部60および固定部50の取り付け方法について説明するための図であり、図5(a)および図5(b)はそれぞれ別の方向から見たときの図である。
図5に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90においては、可動部60の中心部分に柱部63が設けられており、柱部63の内側には可動部側凹部64が設けられている。なお、可動部側凹部64には、その底部に、円錐形状のテーパを有する凹部が形成されている。球体部110は、前述の固定部50の固定部側凹部53および可動部60の可動部側凹部64によって回転可能に保持されている。また、図5に示したように、可動部60の柱部63が設けられた側には、映像信号処理部等の基板を取り付けるための、四つの基板取付ボス61が設けられている。また、可動部60の柱部63が設けられた側と反対側には、撮像素子100の放熱板91を取り付けるための一対の放熱板取付ボス62が設けられている。
さらに、図5に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90においては、その固定部50の側から、長穴部51を通って、可動部60の穴部66に対して、一対の調整ねじ部200が取り付けられるとともに、各調整ねじ部200の球体部110の中心位置に対して反対側に、一対の保持ねじ部210が弾性部211を介して取り付けられている。ここで、弾性部211としては、例えばつるまきばねを用いることができる。また、調整ねじ部200の根元の部分は、球面上に加工された球面部201となっている。
このような構成により、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90を用いれば、可動部60に取り付けられた撮像素子100のあおり角度の調整を行うことができる。ここで、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90を用いて撮像素子100のあおり角度の調整を行うことのできる理由について詳細に説明する。
図6は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90によって撮像素子100のあおり角度調整が可能な理由を説明するための図であり、図6(a)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の図1(b)におけるY1−Y2断面を示す図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の図6(a)におけるA1−A2断面を示す図である。なお、図6(a)および図6(b)においては、ともに撮像素子100の垂直方向(図面中において、X軸を中心とした回転方向)のあおり角度を調整する例を示す。
まず、図6(a)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90は、固定部50が、調整ねじ部200および保持ねじ部210によって、可動部60に取り付けられた状態である。また、可動部60と固定部50とは、前述のように球体部110を介して接続されており、球体部110は回転可能に保持されていることから、調整ねじ部200を調整することにより、可動部60は固定部50に対して、球体部110の球の中心位置を支点として、垂直方向に回動することが可能となる。また、可動部側凹部64および固定部側凹部53はそれぞれ、前述のように、円錐形状のテーパを有し、球体部110を滑りよく保持することができる。
また、図6(a)に示したように、調整ねじ部200が固定部50に貫通する部分には、あおり角度を調整すべき方向、すなわちY軸方向に長い長穴部51が形成されているので、調整ねじ部200と固定部50とがY軸方向に接触することがなく、図6(b)に示したように、X軸方向には、調整ねじ部200と面取り部52とが接触することによって、調整ねじ部200と固定部50とが接続されている。また、図6(a)に示したように、保持ねじ部210は、弾性部211を介して固定部50を締結しているので、固定部50は図6(a)における下側の部分では、弾性的に可動部60に取り付けられていることとなる。
このような構成において、可動部60に設けられた撮像素子100の垂直方向のあおり角度調整を行う方法について説明する。図7は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90において、撮像素子100の垂直方向のあおり角度調整を行う方法について説明するための図である。
図7(a)に示したように、まず、調整ねじ部200を締結する方向(例えば、時計回り方向)に回転させた場合には、調整ねじ部200が可動部60により深く締結されて、図7(a)における上側の部分において、可動部60と固定部50との距離が接近する。このとき、固定部50は前述のように、面方向を維持した状態で保持されているので、図7(a)に示したように、可動部60が球体部110の中心位置を支点として回動して、その上部で固定部50に接近することとなる。一方で、図7(a)における下側の部分においては、可動部60と固定部50とが離間するように、可動部60が球体部110の中心を支点として回動するので、可動部60の固定部50に対する面方向を、X軸方向を中心として回転(図面中におけるA方向)させることができる。
なお、このとき、図7(a)に示したように、調整ねじ部200および保持ねじ部210は、それぞれ可動部60に対して垂直を保った状態であり、固定部50の調整ねじ部200および保持ねじ部210が貫通する部分には、それぞれY軸方向に長い長穴部51が形成されていることから、調整ねじ部200および保持ねじ部210はそれぞれ固定部50に対して角度を変化させることができる。
逆に、図7(b)に示したように、調整ねじ部200を緩める方向(例えば、反時計回り方向)に回転させた場合には、図7(b)の上側において、可動部60と固定部50とが離間する方向の力が作用する一方で、図7(b)の下側の部分においては、弾性部211の付勢力によって、可動部60と固定部50とが接近するように、可動部60が球体部110の中心を支点として回動して、可動部60の固定部50に対する面方向を逆方向(図面中におけるB方向)に回転させることができる。
なお、この場合においても、図7(b)に示したように、調整ねじ部200および保持ねじ部210は、それぞれ可動部60に対して直立した状態であり、固定部50の調整ねじ部200および保持ねじ部210が貫通する部分には、それぞれY軸方向に長い長穴部51が形成されていることから、調整ねじ部200および保持ねじ部210はそれぞれ固定部50に対して角度を変化させることができる。
次に、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の可動部60に設けられた撮像素子100の水平方向のあおり角度調整を行う方法について説明する。図8は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90において、撮像素子100の水平方向のあおり角度調整を行う方法について説明するための図である。
図8は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90によって撮像素子100の水平方向のあおり角度調整が可能な理由を説明するための図であり、図8(a)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の図1(b)におけるX1−X2断面を示す図であり、図8(b)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90の図8(a)におけるB1−B2断面を示す図である。なお、図8(a)および図8(b)においては、ともに撮像素子100の水平方向(図面中において、Y軸を中心とした回転方向)のあおり角度を調整する例を示す。
まず、図8(a)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90は、固定部50が、調整ねじ部200および保持ねじ部210によって、可動部60に取り付けられた状態である。また、可動部60と固定部50とは、前述のように球体部110を介して接続されており、球体部110は回転可能に保持されていることから、可動部60は固定部50に対して、水平方向に球体部110の中心を支点として回動することが可能となる。また、可動部側凹部64および固定部側凹部53はそれぞれ、円錐形状のテーパを有し、球体部110を滑りよく保持することができることは前述の通りである。
また、図8(a)に示したように、調整ねじ部200が固定部50と貫通する部分には、あおり角度を調整すべき方向、すなわち、X軸方向に長い長穴部51が形成されているので、可動部60が回動しても接触することがなく、また、図8(b)に示したように、Y軸方向には、面取り部52と接触することによって、調整ねじ部200と固定部50とが接続されている。また、保持ねじ部210は、弾性部211を介して固定部50を締結しているので、固定部50は図8(a)における右側の部分で、弾性的に可動部60に取り付けられている。
このような構成において、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90によれば、前述したように、可動部60に設けられた撮像素子100の垂直方向のあおり角度調整を行うことができるのと同様に、撮像素子100の水平方向のあおり角度の調整を行うことが可能である。
すなわち、図8(a)に示す状態において、調整ねじ部200を締結した場合には、図8(a)における向かって左側の部分において、固定部50と可動部60とが接近する一方、図8(a)において、向かって右側の部分においては、固定部50と可動部60とが離間するように、可動部60が球体部110の球の中心を支点として回転する。一方で、図8(a)に示す状態において、調整ねじ部200を緩めた場合には、図8(a)における向かって左側の部分において、固定部50と可動部60とが離間し、向かって右側の部分においては、弾性部211の付勢力によって固定部50と可動部60とが接近するように、可動部60が球体部110の球の中心を回転中心として、回転する。よって、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90を用いれば、可動部60に保持された撮像素子100の面方向を水平方向にも調整することができる。
なお、このとき、例えば、可動部60に保持された撮像素子100の水平方向の角度を調整した場合には、垂直調整用の調整ねじ部200は、固定部50に対して傾斜することとなる。図9は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90において、水平方向の調整がなされた場合の、垂直方向調整用の調整ねじ部200の状態を示す図である。図9(a)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90において、水平方向の調整がなされる前の状態を示す図であり、図9(b)は、その水平方向の調整がなされた後の、垂直方向のあおりの調整ねじ部200の状態を示す図である。まず、図9(a)に示すように、あおり調整前に、調整ねじ部200の軸方向と固定部50の面方向とがなす角度が垂直であるとする。そして、水平方向にあおり調整を行った場合には、図9(b)に示すように、調整ねじ部200の軸方向が固定部50の面方向となす角度が変化する。しかしながら、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90によれば、調整ねじ部200の根元の部分に、球面部201が形成されているので、この球面部201の中心点Pを中心として、調整ねじ部200の軸方向が回転して、引き続き調整ねじ部200と固定部50とを係合させることができる。さらに、調整ねじ部200と固定部50の面取り部52とが接触する部分を結ぶ線上に、球面部201の球の中心点Pが位置するので、位置ずれ量が少なく、調整ねじ部200は固定部50に対して滑らかに回転することができる。
また、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90においては、前述のように、固定部50の内部に窪部54を形成して、その内側に球体部110が配置されるようにしたので、固定部50の内部に球体部110の球の中心を配置させることが可能となり、この結果、撮像素子100の水平方向および垂直方向のあおり調整に伴う固定部50に対する可動部60の垂直方向および水平方向への位置ずれを少なくすることが可能である。
また、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90によれば、可動部60と固定部50とを係合させる球体部110の中心位置が、撮像素子100の撮像面の中心を通る光軸の延長線上に配置されているので、固定部50に対する可動部60の回動が、撮像面の中心を通る光軸上を支点として行われるので、撮像素子100のあおり角度の調整を行うことによる画像のずれの発生を抑制することが可能である。
以上述べたように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1を用いれば、可動部60に設けられた撮像素子100の撮像面の方向を水平方向および垂直方向にいずれの方向にも変更することができる。すなわち、水平方向および垂直方向のいずれの方向のあおり調整も可能になる。
なお、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置1の撮像素子保持部90においては、図6(a)に示したように、調整ねじ部200と固定部50とが当接する部分を、調整ねじ部200の調整方向(図6(a)においては上下方向)に長穴部51とした例を示したが、本発明はこの例に限定されるものではない。
図10は、本発明の実施の形態における撮像素子保持部の別の例を示す図であり、図10(a)は、あおり調整を行う以前の状態(可動部60と固定部50とが互いに平行な状態)を示す図であり、図10(b)は、調整ねじ部200を締結して、X軸方向を中心としてY軸方向のあおり調整を行った状態を示す。
図10に示した撮像素子保持部190においては、固定部50と調整ねじ部200とが接する部分の両側には、長穴部51の代わりにR面取りされた球面取り部151が形成されており、調整ねじ部200の球面部201と球面取り部151とが接触しながら、あおり調整を行うことができる。
また、図10に示した撮像素子保持部190においては、保持ねじ部210と固定部50とが接触する側にもR面取りされた球面取り部151が形成されており、さらに、保持ねじ部210にも、弾性部211と固定部50との間に、固定部側が球面形状に加工された球面部材300が配置されている。
さらに、図10(a)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子保持部190は、球面取り部151の球の中心(P1,P2,P3およびP4)を結ぶ線が、球体部110の球の中心(P5)と略一致するように構成されている。
このような構成とすることにより、本発明の実施の形態における撮像素子保持部190によれば、図10(b)に示したように、調整ねじ部200の球面部201と固定部50の球面取り部151の少なくとも片側、および、保持ねじ部210側に設けられた球面部材300と固定部50の球面取り部151の少なくとも片側とが接触した状態であおり調整を行うことが可能なので、もっとも滑らかにあおり調整を行うことのできる構成を実現することができる。しかしながら、部品の製造誤差等に鑑みて、実用的には、図6に示したように、調整ねじ部200と固定部50とのあおり調整を行う方向(図6においては垂直方向)には、長穴部51を形成し、保持ねじ部210と固定部50との間は、弾性部211で保持する構成とすることができる。
また、本発明の撮像素子駆動装置1に搭載された撮像素子100から出力される電気信号を画像処理することによって、映像信号を出力するような映像信号処理部を備えた構成とすれば、撮像素子のあおり調整の可能な撮影装置を得ることができる。このような撮影装置においては、調整者が、実際に撮像素子100で撮影されたピント調整用のテストチャート等の画像を見ながら、画像の全域でピントが合うように、調整ねじ部200の調整を行うことによって、あおり調整を行うことが可能である。
以上述べたように、本発明にかかる撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置を用いれば、あおり調整を行った場合に、撮像面の中心と光軸とが大きくずれることがなく、滑らかにあおり角度を調整することが可能という優れた効果を有し、監視カメラ装置、ビデオカメラ装置およびデジタルスチルカメラ装置等の撮像素子を有する撮影装置に関し、特に、撮像素子のあおり角度の調整を行う撮像素子のあおり調整装置およびそれを用いた撮影装置等として有用である。
本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置をそれぞれ異なる方向から見た場合の分解斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置のフィルタ可動部の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部の可動部および固定部の取り付け方法について説明するための図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部によって撮像素子のあおり角度調整が可能な理由を説明するための図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部において撮像素子の垂直方向のあおり角度調整を行う方法について説明するための図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部において撮像素子の水平方向のあおり角度調整を行う方法について説明するための図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の撮像素子保持部において、水平方向の調整がなされた場合の、垂直方向調整用の調整ねじ部の状態を示す図 本発明の実施の形態における撮像素子保持部の別の例を示す図
符号の説明
1 撮像素子駆動装置
20 フィルタ可動部
30 モータ部
40 ガイドレール部
50 固定部
51 長穴部
52 面取り部
53 固定部側凹部
54 窪部
55 ガイドレール係合部
56 移動軸係合部
60 可動部
61 基板取付ボス
62 放熱板取付ボス
63 柱部
64 可動部側凹部
66 穴部
90,190 撮像素子保持部
91 放熱板
92 絶縁部
93 基板部
100 撮像素子
110 球体部
120 保持部材
121 ワッシャ部
123 ばね
124 押さえ板
125 爪部
126 がた止め部
151 球面取り部
200 調整ねじ部
201 球面部
210 保持ねじ部
211 弾性部
300 球面部材

Claims (11)

  1. 撮像素子を有し、前記撮像素子の設けられた側と反対側に第1の凹部を有する第1の部材と、
    前記第1の凹部において前記第1の部材と当接する球体部と、
    第2の凹部を有し、前記第2の凹部において前記球体部と当接する第2の部材とを備え、
    前記球体部が、前記撮像素子の撮像面の略中心を通る光軸上に球の中心が位置するように配置されたことを特徴とする撮像素子のあおり調整装置。
  2. 前記第1の凹部および前記第2の凹部は、円錐形状の凹部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  3. 前記第1の部材に、
    前記第2の部材との距離を調整可能に連結する一対の調整ねじ部と、
    前記球体部に関して前記一対の調整ねじ部それぞれが設けられた側と反対側に、弾性部を有し、前記弾性部によって前記第2の部材を弾性的に保持する一対の保持ねじ部とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  4. 前記調整ねじ部は、前記第2の部材に当接する部分に、球面状に加工された球面部を有することを特徴とする請求項3に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  5. 前記第2の部材に、前記調整ねじ部に対する軸受部が設けられ、
    前記軸受部が、対応する前記調整ねじ部が調整すべき方向に長い長穴形状であることを特徴とする請求項4に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  6. 前記軸受部の、対応する前記調整ねじ部が調整すべき方向で前記調整ねじ部の前記球面部が当接する部分を、R面取り加工された球面取部としたことを特徴とする請求項5に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  7. 前記軸受部の、対応する前記調整ねじ部が調整すべき方向と直交する方向で前記調整ねじ部の前記球面部が当接する部分を、面取り加工された面取部としたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  8. 前記軸受部の、対応する前記調整ねじ部が調整すべき方向と直交する方向で前記調整ねじ部の前記球面部が当接する部分を結んだ線上に、前記調整ねじ部の前記球面部の球の中心が配置されることを特徴とする請求項7に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  9. 前記第2の部材は、窪部を有し、
    前記窪部の底部に前記第2の凹部が形成され、
    前記球体部は、前記窪部の内側に、球の中心が位置するように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  10. 前記保持ねじ部は、前記第2の部材に当接する部分に、球面状に加工された球面部を有することを特徴とする請求項3から請求項9までのいずれか1項に記載の撮像素子のあおり調整装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の撮像素子のあおり調整装置と、
    前記撮像素子のあおり調整装置の前記撮像素子から出力された信号に対して映像信号処理を行う映像信号処理部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
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