JP2007095902A - 冷却装置および冷却装置を有する電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、発熱量が大きい発熱体を効率良く冷却できる冷却装置を得ることにある。
【解決手段】冷却装置(15)は、第1の発熱体(10)に熱的に接続される第1の受熱部(16)と、第1の発熱体(10)よりも発熱量が大きい第2の発熱体(11)に熱的に接続される第2の受熱部(17)と、第1および第2の発熱体(11 ,12)の熱を放出する放熱部(18)と、第1の受熱部(16)、第2の受熱部(17)および放熱部(18)の間で液状冷媒を循環させる循環経路(19)とを備えている。第2の受熱部(17)は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプ(30)を内蔵している。第2の受熱部(17)は、第1の受熱部(16)よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ放熱部(18)よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば発熱する複数の電子部品を冷却する液冷式の冷却装置、および冷却装置を搭載した電子機器に関する。
電子機器に用いられるCPUやVGAコントローラのような電子部品は、高密度実装や高機能化に伴って発熱量が急増する傾向にある。この熱対策として、近年、例えば不凍液のような液状冷媒を用いて複数の電子部品を一括して冷却する冷却モジュールが提案されている。
従来の冷却モジュールは、一つの電子部品に熱的に接続される第1の受熱部と、他の電子部品に熱的に接続される第2の受熱部とを有している。第1の受熱部および第2の受熱部は、互いに隣り合うように金属製のケーシングに一体に形成されている。
第1の受熱部は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプを内蔵している。第2の受熱部は、液状冷媒が流れる流路を有し、この流路の下流端がポンプの吸い込み端に接続されている。
このような冷却モジュールによると、液状冷媒は、最初に第2の受熱部の流路に流れ込み、この流路を流れる過程で第2の受熱部に伝わる電子部品の熱を奪う。次に、液状冷媒は第1の受熱部に流入し、ここで第1の受熱部に伝わる電子部品の熱を奪いながらポンプにより加圧されて、第1の受熱部から吐き出される。
この結果、複数の電子部品が発する熱を一つの冷却モジュールで吸収することができ、複数の電子部品を同時に冷却することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−253435号公報
特許文献1に開示された冷却モジュールによると、ポンプを内蔵する第1の受熱部は、流路だけの第2の受熱部よりも大きく形成されている。そのため、効率的な受熱と冷却を実現するためには、特許文献1の段落番号0062に記載があるように、高温となり易いCPUのような比較的大型の電子部品を第1の受熱部に熱的に接続し、発熱量が少ない比較的小型の電子部品を第2の受熱部に熱的に接続することが望ましいものとなる。
しかしながら、液状冷媒は第2の受熱部から第1の受熱部に向けて流れるので、液状冷媒が第1の受熱部に到達する時点では、液状冷媒の温度は第2の受熱部での熱交換によって既に上昇していることになる。
言い換えると、最も高温となる電子部品に低温の液状冷媒を導くことができず、この液状冷媒と電子部品との温度差が少なくなる。この結果、特に高温となる電子部品を効率良く冷却することができなくなる。
さらに、特許文献1の冷却モジュールでは、第1の受熱部と第2の受熱部とが一体構造となっている。このため、第1の受熱部と第2の受熱部との位置関係が固定的に定まってしまい、これが原因で第1および第2の発熱体をレイアウトする上での自由度が失われるといった不具合がある。
本発明の目的は、発熱量が大きい発熱体を効率良く冷却できる冷却装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、発熱体を効率良く冷却できる冷却装置を搭載した電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る冷却装置は、
第1の発熱体に熱的に接続される第1の受熱部と、
上記第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体に熱的に接続される第2の受熱部と、
上記第1および第2の発熱体の熱を放出する放熱部と、
上記第1の受熱部と上記第2の受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、を備えている。
上記第2の受熱部は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有するとともに、上記第1の受熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
第1の発熱体および第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体を収容する筐体と、
上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて上記第1および第2の発熱体を冷却する冷却装置と、を備えている。
上記冷却装置は、上記第1の発熱体に熱的に接続される第1の受熱部と、上記第2の発熱体に熱的に接続される第2の受熱部と、上記第1および第2の発熱体の熱を放出する放熱部と、上記第1の受熱部と上記第2の受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路とを含んでいる。上記第2の受熱部は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有するとともに、上記第1の受熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴としている。
本発明によれば、発熱量の大きい発熱体を効率良く冷却できる冷却装置およびこの冷却装置を搭載した電子機器を得ることができる。
以下本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図9に基づいて説明する。
図1は電子機器の一例である据え置き形のコンピュータ1を開示している。コンピュータ1は、例えば机の天板の上に置かれる筐体2を有している。筐体2は、底壁3、上壁4、前壁5、左右の側壁6a,6bおよび後壁7を有する中空の箱状をなしている。
筐体2は、プリント回路基板8を収容している。プリント回路基板8は、側壁6a,6bと平行となるように筐体2の奥行き方向に沿って垂直に起立している。
プリント回路基板8は、第1の面8aと、この第1の面8aの反対側に位置する第2の面8bとを有している。プリント回路基板8の第1の面8aに第1の発熱体10および第2の発熱体11が実装されている。
第1の発熱体10は、例えばVGAコントローラを構成する半導体パッケージである。第2の発熱体11は、例えばCPUを構成するBGA形の半導体パッケージである。第1および第2の発熱体10,11は、プリント回路基板8の中央部で互いに隣り合っている。
図4に示すように、第2の発熱体11は、ベース基板12とICチップ13とを有している。ベース基板12は、プリント回路基板8の第1の面8aに半田付けされている。ICチップ13は、ベース基板12の中央部に実装されている。第2の発熱体11は、ICチップ13の処理速度の高速化や多機能化に伴って、動作中の発熱量が第1の発熱体10よりも大きくなっている。第1および第2の発熱体10,11は、共に安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
図1および図2に示すように、コンピュータ1の筐体2は、例えば水あるいは不凍液のような液状冷媒を用いて第1および第2の発熱体10,11を冷却する液冷式の冷却装置15を搭載している。冷却装置15は、第1の受熱部16、第2の受熱部17、放熱部18および循環経路19を備えている。
図3に示すように、第1の受熱部16は、受熱ケーシング20を有している。受熱ケーシング20は、第1の発熱体10よりも一回り大きい偏平な四角い箱形であり、例えばアルミニウム合金のような熱伝導率の高い金属材料で造られている。
受熱ケーシング20の内部に複数のガイド壁21が形成されている。ガイド壁21は、受熱ケーシング20の内部に液状冷媒が流れる冷媒流路22を規定している。冷媒流路22は、蛇行状に折れ曲がっている。
受熱ケーシング20は、冷媒流路22の上流端に位置する流入口23と、冷媒流路22の下流端に位置する流出口24とを有している。流入口23および流出口24は、受熱ケーシング20の側面から同一方向に向けて突出している。
さらに、受熱ケーシング20は、四つの舌片25を有している。舌片25は、受熱ケーシング20の四つの角部から受熱ケーシング20の周囲に張り出すとともに、夫々ねじ26を介してプリント回路基板8に固定されている。これにより、受熱ケーシング20は、第1の発熱体10を覆うような姿勢でプリント回路基板8に保持されて、第1の発熱体10に熱的に接続されている。
図4ないし図7に示すように、第2の受熱部17は、第1の受熱部16から独立するように切り離されているとともに熱交換型ポンプ30を内蔵している。熱交換型ポンプ30は、受熱ケーシングを兼ねるポンプケーシング31を備えている。
ポンプケーシング31は、ケーシング本体32および受熱カバー33を有している。ケーシング本体32は、第2の発熱体11よりも一回り大きい偏平な四角形の箱形であり、例えば耐熱性を有する合成樹脂材料で造られている。
ケーシング本体32は、第1の凹部34と第2の凹部35とを有している。第1の凹部34および第2の凹部35は、ケーシング本体32の厚み方向に沿うように互いに逆向きに開口している。第2の凹部35は、円筒状の周壁36と、周壁36の一端に位置する円形の端壁37とを有している。周壁36および端壁37は、第1の凹部34の内側に位置している。
受熱カバー33は、例えば銅あるいはアルミニウムのような熱伝導性の高い金属材料で造られている。受熱カバー33は、第1の凹部34の開口端を塞ぐようにケーシング本体32に固定されている。受熱カバー33は、ポンプケーシング31の外に露出する平坦な受熱面38を有している。受熱カバー33の四つの角部に夫々舌片39が形成されている。舌片39は、ケーシング本体32の周囲に張り出している。
図4および図7に示すように、ケーシング本体32は、円筒状の周壁41を有している。周壁41は、第2の凹部35の周壁36を同軸状に取り囲むとともに、その下端が受熱カバー33に接着されている。周壁41は、第1の凹部34の内部をポンプ室42とリザーブタンク43とに仕切っている。
ポンプ室42に羽根車44が収容されている。羽根車44は、第2の凹部35の端壁37と受熱カバー33との間で回転自在に支持されている。リザーブタンク43は、液状冷媒を貯えるためのものであり、ポンプ室42を取り囲んでいる。
ケーシング本体32に羽根車44を回転させる偏平モータ46が組み込まれている。偏平モータ46は、ロータ47およびステータ48を有している。ロータ47は、羽根車44の外周部に同軸状に固定されて、ポンプ室42の外周部に位置している。ロータ47の内側にマグネット49が嵌め込まれている。マグネット49は、ロータ47および羽根車44と一体に回転するようになっている。
ステータ48は、ケーシング本体32の第2の凹部35に収容されている。ステータ48は、ロータ47のマグネット49の内側に同軸状に位置している。第2の凹部35の周壁36は、ステータ48とマグネット49との間に介在されている。第2の凹部35の開口端は、ステータ48を覆うバックプレート50によって塞がれている。
ステータ48に対する通電は、例えばコンピュータ1の電源投入と同時に行われる。この通電により、ステータ48の周方向に回転磁界が発生し、この磁界とロータ47のマグネット49とが磁気的に結合する。この結果、ステータ48とマグネット49との間にロータ47の周方向に沿うトルクが発生し、羽根車44が回転する。
図5ないし図7に示すように、ケーシング本体32は、液状冷媒を吸い込む吸込口52と、液状冷媒を吐き出す吐出口53とを備えている。吸込口52および吐出口53は、ケーシング本体32の側面から同一方向に向けて突出している。
吸込口52は、第1の接続通路54を介してポンプ室42に連なっている。吐出口53は、第2の接続通路55を介してポンプ室42に連なっている。第1および第2の接続通路54,55は、リザーブタンク43の内部を横切っている。第1の接続通路54は、気液分離用の通孔56を有している。通孔56は、リザーブタンク43の内部に開口するとともに、常にリザーブタンク43に貯えられる液状冷媒の液面下に位置するようになっている。
図4に示すように、第2の受熱部17は、熱交換型ポンプ30の受熱カバー33を第2の発熱体11に向けた姿勢でプリント回路基板8に取り付けられている。プリント回路基板8の第2の面8bに金属製の補強板58が重ね合わされている。補強板58は、プリント回路基板8を間に挟んで熱交換型ポンプ30と向かい合うとともに、上記ポンプケーシング31の四つの舌片39に対応する位置にナット59を有している。
ポンプケーシング31の舌片39にねじ60が挿通されている。ねじ60は、プリント回路基板8を貫通してナット59にねじ込まれている。このねじ込みにより、熱交換型ポンプ30と一体の第2の受熱部17が第2の発熱体11を覆うような姿勢でプリント回路基板8に保持される。この結果、受熱カバー33の受熱面38が第2の発熱体11のICチップ13に熱的に接続される。
図1および図2に示すように、冷却装置15の放熱部18は、筐体2の前端下部に設置されている。放熱部18は、第1および第2の発熱体10,11の熱を放出するためのものであり、ラジエータ65と軸流ファン66とを備えている。図8に示すように、ラジエータ65は、ラジエータコア67、流入タンク68、流出タンク69およびリザーブタンク70を備えている。
ラジエータコア67は、液状冷媒が流れる複数の第1の水管71、液状冷媒が流れる複数の第2の水管72および複数のフィン73を有している。第1および第2の水管71,72は、互いに間隔を存して一列に並んでいるとともに、筐体2の高さ方向に沿って起立している。フィン73は、隣り合う水管71,72の間に介在されて、水管71,72に熱的に接続されている。第1および第2の水管71,72の下端は、ロアプレート74によって連結されている。同様に第1および第2の水管71,72の上端は、アッパプレート75によって連結されている。
流入タンク68および流出タンク69は、夫々ロアプレート74の下面にろう付けされて、第1および第2の水管71,72の配列方向に並んでいる。流入タンク68は、第1の水管71の配列領域に対応するような大きさであり、この流入タンク68の中央部に冷媒入口76が形成されている。第1の水管71の下端は、流入タンク68内に開口している。
流出タンク69は、第2の水管72の配列領域に対応するような大きさであり、この流出タンク69の中央部に冷媒出口77が形成されている。第2の水管72の下端は、流出タンク69内に開口している。
図9に示すように、リザーブタンク70は、アッパプレート75の上面にろう付けされている。リザーブタンク70は、第1および第2の水管71,72の配列領域に跨るような大きさを有するとともに、ラジエータコア67の幅方向に沿って延びている。第1の水管71の上端および第2の水管72の上端は、リザーブタンク70内に開口している。
液状冷媒は、冷媒入口76から流入タンク68に導かれるとともに、第1の水管71の下端に流れ込む。液状冷媒は、第1の水管71を下から上に向けて流れた後、リザーブタンク70内に吐き出される。リザーブタンク70内に吐き出された液状冷媒は、このリザーブタンク70に一時的に貯えられるとともに、第2の水管72の上端に流れ込む。液状冷媒は、第2の水管72を上から下に向けて流れた後、流出タンク69内に吐き出される。
図9に示すように、第1および第2の水管71,72の上端は、リザーブタンク70に貯えられる液状冷媒の液面L1よりも下方に位置している。リザーブタンク70の上面と液状冷媒の液面L1との間には、空気溜まり78が形成されている。
このため、第1の水管71からリザーブタンク70内に吐き出される液状冷媒に、例えば気泡のような気体成分が含まれていた場合、気体成分は液状冷媒が第2の水管72に流れ込むまでの過程において液状冷媒から分離し、空気溜まり78に放出される。
したがって、本実施の形態のリザーブタンク70は、ラジエータ65に導かれた液状冷媒から気体成分を分離させる気液分離手段を兼ね備えている。
なお、筐体2の内部のレイアウトによっては、第1および第2の水管71,72が水平となるようにラジエータ65を横置きの姿勢で設置することがあり得る。この場合においては、第2の水管72が第1の水管71の下方に位置するようにラジエータ65の向きを規定する。これにより、リザーブタンク70内に開口する第2の水管72の端部が図9に二点鎖線で示す液状冷媒の液面L2の下方に位置する。
そのため、第1の水管71からリザーブタンク70内に吐き出される液状冷媒に気泡が含まれていても、この気泡はリザーブタンク70内で液状冷媒から分離されることになる。
このような構成のラジエータ65は、筐体2の前壁5に沿うように起立するとともに、この前壁5に開けた複数の吸気孔79と向かい合っている。言い換えると、吸気孔79は、筐体2の内側からラジエータ65によって覆われている。
放熱部18の軸流ファン66は、四角いファンケース81と、このファンケース81に収容された羽根車82と、この羽根車82を回転させるモータ83とを有している。羽根車82は、その回転軸線O1が筐体2の奥行き方向に沿うような横置きの姿勢でファンケース81に支持されている。軸流ファン66は、ラジエータ65の背後に設置されており、その羽根車82がラジエータ65を間に挟んで吸気孔79と向かい合っている。
羽根車82が回転すると、筐体2の吸気孔79に負圧が作用し、筐体2の外の空気が吸気孔79に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、冷却風となってラジエータコア67を通過するとともに、筐体2の内部に吐き出される。ラジエータコア67との熱交換により暖められた冷却風は、プリント回路基板8や第1および第2の受熱部16,17を冷却した後、筐体2の後壁7に開けた複数の排気孔84から筐体2の外に排出される。
図1および図2に示すように、冷却装置15の循環経路19は、液状冷媒を循環させるためのものであり、第1の受熱部16、第2の受熱部17およびラジエータ65の間を直列に接続している。
循環経路19は、第1ないし第3のチューブ91,92,93を有している。第1ないし第3のチューブ91,92,93は、例えばゴムあるいは合成樹脂のような可撓性材料で造られている。
第1のチューブ91は、ラジエータ65の冷媒出口77と熱交換型ポンプ30の吸込口52との間を接続している。第2のチューブ92は、熱交換型ポンプ30の吐出口53と第1の受熱部16の流入口23との間を接続している。第3のチューブ93は、第1の受熱部16の流出口24とラジエータ65の冷媒入口76との間を接続している。
ラジエータ65の冷媒出口77から流出する液状冷媒は、第2の受熱部17を経由して第1の受熱部16に導かれた後、ラジエータ65の冷媒入口76に戻る。よって、第2の受熱部17は、第1の受熱部16よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつラジエータ65よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置している。
次に、冷却装置15の動作について説明する。
コンピュータ1の使用中においては、第1の発熱体10および第2の発熱体11が発熱する。第1の発熱体10が発する熱は、第1の受熱部16の受熱ケーシング20に伝わる。受熱ケーシング20内の冷媒流路22は液状冷媒で満たされているので、この液状冷媒が受熱ケーシング20に伝わる第1の発熱体10の熱を吸収する。
一方、第2の発熱体11が発する熱は、受熱面38を通じて熱交換型ポンプ30のポンプケーシング31に伝わる。ポンプケーシング31内のポンプ室42およびリザーブタンク43は液状冷媒で満たされているので、この液状冷媒がポンプケーシング31に伝わる第2の発熱体11の熱を吸収する。
熱交換型ポンプ30の羽根車44が回転すると、ポンプ室42に充填された液状冷媒に運動エネルギが付与され、この運動エネルギによりポンプ室42内の液状冷媒の圧力が高まる。加圧された液状冷媒は、ポンプ室42から第2の接続通路55を介して吐出口53に押し出される。
言い換えると、ポンプ室42内の液状冷媒は、第2の発熱体11の熱を奪いながら回転する羽根車44により加圧される。このため、ポンプ室42を流れる液状冷媒の流速が早くなり、ポンプケーシング31から液状冷媒への熱伝達が効率良く行われる。
ポンプ室42で加圧された液状冷媒は、吐出口53から第2のチューブ92を介して第1の受熱部16の冷媒流路22に流れ込む。液状冷媒は、冷媒流路22を流れる過程で受熱ケーシング20に伝わる第1の発熱体10の熱を吸収する。
液状冷媒が第1の受熱部16の冷媒流路22に流れ込む時点では、液状冷媒の温度は第2の受熱部17での受熱作用によって上昇している。しかしながら、本実施の形態では、第1の受熱部16に導かれる液状冷媒の温度が受熱ケーシング20に伝わる第1の発熱体10の温度よりも低くなるように、液状冷媒の単位時間当たりの流量を決定している。
この結果、液状冷媒と受熱ケーシング20との間の温度差が確保され、液状冷媒が冷媒流路22を流れる時に、この液状冷媒で受熱ケーシング20に伝わる第1の発熱体10の熱を奪うことができる。
冷媒流路22を通過した液状冷媒は、流出口24から第3のチューブ93を介してラジエータ65の流入タンク68に送られる。流入タンク68に戻された液状冷媒は、第1の水管71を通ってリザーブタンク70に導かれるとともに、ここから第2の水管72を通って流出タンク69に送られる。この流れの過程で、液状冷媒に吸収された第1および第2の発熱体10,11の熱が第1および第2の水管71,72やフィン73に伝わる。
放熱部18の軸流ファン66は、例えば液状冷媒の温度が予め決められた値に達した時に運転を開始する。これにより羽根車82が回転し、筐体2の外の空気が吸気孔79から筐体2内に吸い込まれる。この空気は、冷却風となって第1および第2の水管71,72の間を通り抜け、第1および第2の水管71,72やフィン73を強制的に冷やす。この結果、第1および第2の水管71,72やフィン73に伝えられた熱の多くが冷却風の流れに乗じて持ち去られる。
ラジエータ65での熱交換により冷やされた液状冷媒は、流出タンク69から第1のチューブ91を介して熱交換型ポンプ30のポンプ室42に導かれる。この液状冷媒は、ポンプケーシング31の熱を奪いながら羽根車44の回転により加圧されて、第1の受熱部16の冷媒流路22に向けて送り出される。
よって、液状冷媒は、ラジエータ65、第2の受熱部17、第1の受熱部16の間で繰り返し循環し、この循環により第1および第2の発熱体10,11の熱がラジエータ65に移送される。
このような第1の実施の形態によれば、ラジエータ65で冷やされた液状冷媒は、最初に熱交換型ポンプ30を内蔵する第2の受熱部17に導かれ、ここで第2の発熱体11の熱を吸収した後に第1の受熱部16に導かれる。
このため、第1の発熱体11よりも発熱量が大きい第2の発熱体11に導かれる液状冷媒が第1の発熱体10の熱影響を受けることはない。よって、第1の発熱体11よりも冷却を要する第2の発熱体11と液状冷媒との温度差を十分に確保することができ、その分、第2の発熱体11を効率良く冷却することができる。
加えて、上記構成によると、第1の受熱部10と第2の受熱部17とは互いに切り離されるとともに、第2のチューブ92を介して接続されているので、第1の受熱部10と第2の受熱部17との相対的な位置を自由に設定できる。このため、第1の発熱体10および第2の発熱体11をプリント回路基板8の任意な位置にレイアウトすることができ、プリント回路基板8のパターン形状を決定する上での自由度が増大する。
さらに、上記第1の実施の形態では、熱交換型ポンプ30およびラジエータ65に夫々気液分離機能を兼ね備えたリザーブタンク43,70が設けられている。このため、第1ないし第3のチューブ91〜93を透過して液状冷媒に混入する気泡のような気体成分を、液状冷媒が循環する経路の二箇所で分離除去することができる。
特に、二つのリザーブタンク43,70は、熱交換型ポンプ30のポンプ室42の上流において直列の位置関係を保って並んでいる。したがって、ポンプ室42に流れ込む液状冷媒から熱伝達の妨げとなる気泡を確実に排除することができ、最も高温となる第2の発熱体11の冷却効率を高めることができる。
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではない。図10ないし図12は、本発明の第2の実施の形態を開示している。
第2の実施の形態では、第3の発熱体100と、この第3の発熱体100よりも発熱量の大きい第4の発熱体101がプリント回路基板8の第1の面8aに実装されている。さらに、筐体2は、第3および第4の発熱体100,101を冷却する液冷式の他の冷却装置102を収容している。
第3および第4の発熱体100,101は、例えば半導体パッケージのような電子部品であって、第1および第2の発熱体10,11よりも前方に位置している。第3の発熱体100よりも発熱量の大きい第4の発熱体101は、第3の発熱体100の下方に位置している。
他の冷却装置102は、第1の受熱部103、第2の受熱部104、放熱部105および循環経路106を備えている。第1の受熱部103、第2の受熱部104、放熱部105および循環経路106は、夫々第1の実施の形態の第1の受熱部16、第2の受熱部17、放熱部18および循環経路19に対応するものであり、その構成は第1の実施の形態と基本的に同一である。
したがって、第1の受熱部103、第2の受熱部104、放熱部105および循環経路106の各構成要素については、第1の実施の形態と同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、第1の受熱部103は、第3の発熱体100を覆うようにプリント回路基板8に保持されるとともに、第3の発熱体100に熱的に接続されている。同様に熱交換型ポンプ30を内蔵する第2の受熱部104は、第4の発熱体101を覆うようにプリント回路基板8に保持されて、第4の発熱体101に熱的に接続されている。
放熱部105は、筐体2の前端下部に配置されている。図12に示すように、第2の実施の形態では二つの放熱部18,105が筐体2の幅方向に並んでおり、これら放熱部18,105の間にプリント回路基板8の前端部が入り込んでいる。
放熱部105のラジエータ65で冷やされた液状冷媒は、最初に第2の受熱部104の熱交換型ポンプ30に導かれ、ここで第4の発熱体101の熱を吸収した後に第1の受熱部103に導かれる。第1の受熱部103に導かれた液状冷媒は、第3の発熱体100の熱を吸収した後、ラジエータ65に戻り、ここで冷却風との熱交換により冷やされる。
そのため、他の冷却装置102においても、第3の発熱体100よりも高温となる第4の発熱体101に導かれる液状冷媒が第3の発熱体100の熱影響を受けることはない。したがって、発熱量が大きい第4の発熱体101と液状冷媒との温度差を十分に確保することができ、第4の発熱体101を効率良く冷却することができる。
図13は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
この第3の実施の形態は、ラジエータ65のリザーブタンク70の内部構造が上記第1の実施の形態と相違している。それ以外のラジエータ65の構成は第1の実施の形態と同様である。
図13に示すように、リザーブタンク70の内部は、バッフルプレート200によって第1の室201と第2の室202とに仕切られている。バッフルプレート200は、ラジエータ65のアッパプレート75にリザーブタンク70と一緒にろう付けされている。
アッパプレート75は、バッフルプレート200と協働して上記第1の室201を規定している。アッパプレート75に気液分離手段としての仕切り板203が固定されている。仕切り板203は、第1の室201を冷媒流入領域204と冷媒流出領域205とに仕切っている。
ラジエータ65の第1の水管71の上端は、冷媒流入領域204に開口している。第1の水管71の上端は、冷媒流入領域204に貯えられる液状冷媒の液面下に位置している。ラジエータ65の第2の水管72の上端は、冷媒流出領域205に開口している。第2の管72の上端は、冷媒流出領域205に貯えられる液状冷媒の液面下に位置している。
バッフルプレート200は、仕切り板203に対応する位置に開口部206を有している。仕切り板203の上端は、開口部206を貫通して第2の室202内に僅かに突出している。このため、第1の室201の冷媒流入領域204は、開口部206および第2の室202を介して冷媒流出領域205に連なっている。
第1の受熱部16からラジエータ65に戻る液状冷媒は、流入タンク68から第1の水管71を介してリザーブタンク70の冷媒流入領域204に吐き出される。冷媒流入領域204内の液状冷媒は、図13に矢印Aで示すように、開口部206に入り込むとともに仕切り板203をオーバフローすることで冷媒流出領域205に流出する。
このような構成によると、冷媒流入領域204に貯えられた液状冷媒が仕切り板203をオーバフローする時に、この液状冷媒に含まれる気泡のような気体成分が液状冷媒から分離し、第2の室202に放出される。そのため、ラジエータ65の第2の室202は、空気溜まり207として機能する。
なお、第1および第2の水管71,72が水平となるようにラジエータ65を横置きの姿勢で設置する場合は、第2の水管72が1の水管71の下方に位置するようにラジエータ65の姿勢を規定する。これにより、図13に二点鎖線で示すように、リザーブタンク70内の液状冷媒の液面L3よりも下方に第2の水管72の端部が位置するとともに、液面L3の上に仕切り板203が位置する。
このため、第1の水管71から冷媒流入領域204に吐き出される液状冷媒は、仕切り板203をガイドとして開口部206から第2の室202を経由して冷媒流出領域205に流れ込む。
よって、ラジエータ65が縦置きおよび横置きのいずれにおいても、リザーブタンク70に戻る液状冷媒の中から熱伝達の妨げとなる気体成分を確実に排除することができ、最も高温となる第2の発熱体11の冷却効率を高めることができる。
図14および図15は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
この第4の実施の形態では、冷却装置15の放熱部18に専用のリザーブタンク300を設置している。それ以外の放熱部18の構成は、基本的に上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第4の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図14および図15に示すように、放熱部18は、ラジエータ65と軸流ファン66を一体的に連結するフレーム301を有している。フレーム301は、ラジエータ65の下方に向けて突出するタンク支持部302を有している。リザーブタンク300は、タンク支持部302の下端に保持されている。
リザーブタンク300は、ラジエータ65に付属するリザーブタンク70よりも遥かに大きな内容量を有する横長の箱状をなしている。リザーブタンク300は、冷媒流入口303と冷媒流出口304とを有している。
冷媒流入口303は、リザーブタンク300の上面の略中央部に設けられている。冷媒流入口303は、接続チューブ305を介してラジエータ65の冷媒出口77に接続されているとともに、リザーブタンク300に貯えられた液状冷媒の液面L4よりも上方に位置している。
冷媒流出口304は、冷媒流入口303よりも下方に位置するようにリザーブタンク300の側面の略中央部に設けられている。冷媒流出口304は、第1のチューブ91を介して熱交換型ポンプ30の吸込口52に接続されている。
さらに、冷媒流出口304は、リザーブタンク300内の液状冷媒の液面L4よりも下方に位置している。そのため、リザーブタンク300の上面と液状冷媒の液面L4との間には、空気溜まり306が形成されている。
このような構成によると、ラジエータ65で冷やされた液状冷媒は、熱交換型ポンプ30よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流で冷媒流入口303を介してリザーブタンク300に流れ込む。リザーブタンク300の冷媒流出口304は、リザーブタンク300に貯えられる液状冷媒の液面L4の下方に位置している。
そのため、液状冷媒中にラジエータ65のリザーブタンク70で分離しきれなかった気体成分が含まれていたとしても、気体成分は液状冷媒がリザーブタンク300内に流入する過程で液状冷媒から分離除去され、空気溜まり306に放出される。
したがって、本実施の形態のリザーブタンク300は、ラジエータ65から熱交換型ポンプ30に向う液状冷媒から気体成分を分離させる気液分離手段を兼ね備えている。
さらに、本実施の形態によると、ラジエータ65から熱交換型ポンプ30のポンプ室42に至る液状冷媒の流れ経路に気液分離機能を有する三つのリザーブタンク70,300,43が直列に介在されている。このため、ポンプ室42で第2の発熱体11の熱を受ける液状冷媒から熱伝達の妨げとなる気体成分を確実に排除でき、最も高温となる第2の発熱体11の冷却効率を高めることができる。
なお、ラジエータ65を横置きの姿勢で設置した場合でも、リザーブタンク300の冷媒流出口304は、図14に二点鎖線で示す液状冷媒の液面L5や冷媒流入口303よりも下方に位置する。したがって、液状冷媒に含まれる気体成分は、液状冷媒がリザーブタンク300内に流入する過程で液状冷媒から分離除去される。
よって、ラジエータ65が縦置きおよび横置きのいずれにおいても、熱伝達の妨げとなる気体成分を液状冷媒から確実に排除することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に特定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施可能である。
例えば、第1の発熱体および第1の受熱部は一つに限らず、複数の第1の発熱体に複数の第1の受熱部を熱的に接続し、これら第1の受熱部の冷媒流路を直列又は並列に接続してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の断面図。 本発明の第1の実施の形態において、第1の発熱体に熱的に接続される第1の受熱部の断面図。 本発明の第1の実施の形態において、熱交換型ポンプと第2の発熱体とを熱的に接続した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態において、ケーシング本体と受熱カバーとを互いに分離した状態を示す熱交換型ポンプの斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、ポンプ室に羽根車を収容した状態を示すケーシング本体の平面図。 本発明の第1の実施の形態に係るケーシング本体の斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、放熱部を構成するラジエータの正面図。 本発明の第1の実施の形態において、ラジエータコアとリザーブタンクとの位置関係を示すラジエータの断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る電子機器の斜視図。 本発明の第2の実施の形態に係る電子機器の断面図。 本発明の第2の実施の形態において、二つのラジエータの位置関係を示す正面図。 本発明の第3の実施の形態において、ラジエータコアとリザーブタンクとの位置関係を示すラジエータの断面図。 本発明の第4の実施の形態に係る放熱部の正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る放熱部の側面図。
符号の説明
2…筐体、10…第1の発熱体、11…第2の発熱体、15…冷却装置、16…第1の受熱部、17…第2の受熱部、18…放熱部、19…循環経路、30…ポンプ(熱交換型ポンプ)。

Claims (10)

  1. 第1の発熱体に熱的に接続される第1の受熱部と、
    上記第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体に熱的に接続される第2の受熱部と、
    上記第1および第2の発熱体の熱を放出する放熱部と、
    上記第1の受熱部と上記第2の受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、を具備し、
    上記第2の受熱部は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有するとともに、上記第1の受熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1の記載において、上記第1の受熱部、上記第2の受熱部および上記放熱部は、上記循環経路を介して互いに直列に接続されていることを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1の記載において、上記第1の受熱部と上記第2の受熱部との間は、チューブを介して互いに接続されていることを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項1の記載において、上記第2の受熱部および上記放熱部は、夫々液状冷媒を貯えるリザーブタンクを有することを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項4の記載において、上記リザーブタンクは、液状冷媒に含まれる気体成分を分離する気液分離手段を有することを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1の記載において、上記循環経路は、上記放熱部で冷やされた液状冷媒を上記第2の受熱部に導く部分に液状冷媒を貯えるリザーブタンクを有し、このリザーブタンクは、液状冷媒に含まれる気体成分を分離する気液分離手段を有することを特徴とする冷却装置。
  7. 請求項6の記載において、上記第2の受熱部および上記放熱部は、夫々液状冷媒を貯えるリザーブタンクを有し、各リザーブタンクは、液状冷媒に含まれる気体成分を分離する気液分離手段を有することを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項6の記載において、上記放熱部は、液状冷媒を冷却するラジエータと、このラジエータに冷却風を送風するファンと、上記ラジエータ、上記ファンおよび上記リザーブタンクを一体的に支持するフレームと、備えていることを特徴とする冷却装置。
  9. 第1の発熱体および第1の発熱体よりも発熱量が大きい第2の発熱体を収容する筐体と、
    上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて上記第1および第2の発熱体を冷却する冷却装置と、を具備する電子機器であって、
    上記冷却装置は、
    上記第1の発熱体に熱的に接続される第1の受熱部と、
    上記第2の発熱体に熱的に接続される第2の受熱部と、
    上記第1および第2の発熱体の熱を放出する放熱部と、
    上記第1の受熱部と上記第2の受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路と、を含み、
    上記第2の受熱部は、液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有するとともに、上記第1の受熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9の記載において、上記筐体は、上記第1および第2の発熱体が実装される回路基板を収容し、上記第1および第2の受熱部は、個々に上記回路基板に保持されることを特徴とする電子機器。
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