JP4050760B2 - 冷却装置および冷却装置を有する電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば発熱する複数の電子部品を冷却する液冷式の冷却装置、および冷却装置を搭載した電子機器に関する。
電子機器に用いられるCPUやVGAコントローラのような電子部品は、高密度実装や高機能化に伴って発熱量が急増する傾向にある。電子部品の温度が高くなり過ぎると、電子部品の効率的な動作が失われたり、動作不能に陥るといった不具合が生じてくる。
この熱対策として、従来、空気よりも熱容量が遥かに大きい液状冷媒を用いて複数の電子部品を一括して冷却する冷却装置が提案されている。
従来の冷却装置は、液状冷媒を貯えるタンクと、タンク内の液状冷媒を複数の電子部品に分配する複数の送液ホースと、電子部品を冷却した液状冷媒をタンクに戻す一本のリターンホースと、上記各送液ホースに途中に設けられた送液ポンプおよび熱交換器とを備えている。
このような冷却装置によると、タンクから送液ホースに分配される液状冷媒は、熱交換器で冷やされた後に電子部品に供給され、電子部品を個別に冷却する。電子部品との熱交換により暖められた液状冷媒は、一本のリターンホースを介してタンクに戻る。タンクに戻った液状冷媒は、再び熱交換器で冷やされた後、電子部品に分配される。
このような液状冷媒の循環により、複数の電子部品の熱を熱交換器に移送して放出することができ、複数の電子部品を同時に冷却することができる(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−26597号公報 (第4頁−第5頁、第2図)
特許文献1に開示された冷却装置では、複数の電子部品を一つのタンクから分配される液状冷媒により個別に冷却している。言い換えると、一つのタンクを液状冷媒が流れる複数の送液ホースで共有化した構成となっている。
この際、複数の電子部品の発熱量が互いに相違していると、発熱量の小さな電子部品を冷却した液状冷媒は温度上昇が比較的少ないのに対し、発熱量の大きな電子部品を冷却した液状冷媒は、電子部品から多大な熱影響を受けて高温となる。したがって、発熱量の小さな電子部品を冷却した液状冷媒と発熱量の大きな電子部品を冷却した液状冷媒との間には、かなりの温度差が生じることになる。
ところが、上記冷却装置によると、複数の電子部品との熱交換により暖められた液状冷媒は、互いに混じり合ってタンクに戻るので、温度上昇が少ない液状冷媒が高温の液状冷媒の熱影響を受けるのを避けられない。
すなわち、特定の電子部品の発熱量が他の電子部品の発熱量よりも遥かに大きい場合に、タンクに戻る液状冷媒の温度が他の電子部品の温度を上回る虞があり得る。この結果、個々の送液ホースに設けられる熱交換器の放熱性能によっては、熱交換器によって冷却された後の液状冷媒と発熱量の小さな電子部品との間の温度差を十分に確保することができなくなる。
さらに、複数の電子機器を効率良く冷却するためには、全ての送液ホースに設けられる熱交換器の放熱性能を、高温となる特定の電子機器の発熱量を考慮して設定しなくてはならない。したがって、全ての熱交換器の放熱性能を高める必要があり、熱交換器の品質が過剰となるといった不具合が生じてくる。
本発明の目的は、リザーブタンクを共有化したにも拘らず、複数の発熱体を効率良く冷却できる冷却装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、リザーブタンクを共有化しつつ複数の発熱体を効率良く冷却できる冷却装置を搭載した電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る冷却装置は、
第1の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第1の循環経路と、
第2の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第2の循環経路と、
上記第1の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第1の発熱体の熱を放出する第1の放熱部と、
上記第2の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第2の発熱体の熱を放出する第2の放熱部と、
上記第1の循環経路および上記第2の循環経路に接続され、液状冷媒を貯える単一のリザーブタンクと、を具備し、
上記リザーブタンクは、液状冷媒を注入する注入口と、この注入口を液密に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
第1の発熱体および第2の発熱体を収容する筐体と、
上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて上記第1および第2の発熱体を冷却する冷却装置と、を備えている。
上記冷却装置は、上記第1の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第1の循環経路と、上記第2の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第2の循環経路と、上記第1の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第1の発熱体の熱を放出する第1の放熱部と、上記第2の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第2の発熱体の熱を放出する第2の放熱部と、上記第1の循環経路および上記第2の循環経路に接続され、液状冷媒を貯える単一のリザーブタンクと、を含み、
上記リザーブタンクは、液状冷媒を注入する注入口と、この注入口を液密に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴としている。
本発明によれば、リザーブタンクを共有化しつつ、複数の発熱体を効率良く冷却できる冷却装置およびこの冷却装置を搭載した電子機器を得ることができる。
以下本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図8に基づいて説明する。
図1は電子機器の一例である据え置き形のコンピュータ1を開示している。コンピュータ1は、例えば机の天板の上に置かれる筐体2を有している。筐体2は、底壁3、上壁4、前壁5、後壁6および図示しない左右の側壁を有する中空の箱状をなしている。
筐体2は、プリント回路基板8を収容している。プリント回路基板8は、筐体2の奥行き方向に沿って垂直に起立している。プリント回路基板8は、第1の面8aと、この第1の面8aの反対側に位置する第2の面8bとを有している。プリント回路基板8の第1の面8aに第1の発熱体10および第2の発熱体11が実装されている。
第1の発熱体10は、例えばCPUを構成するBGA形の半導体パッケージである。第2の発熱体11は、例えばVGAコントローラを構成する半導体パッケージである。第1および第2の発熱体10,11は、プリント回路基板8の第1の面8aの上で互いに隣り合っている。
図3に示すように、第1の発熱体10は、ベース基板12とICチップ13とを有している。ベース基板12は、プリント回路基板8の第1の面8aに半田付けされている。ICチップ13は、ベース基板12の中央部に実装されている。第1の発熱体10は、ICチップ13の処理速度の高速化や多機能化に伴って、動作中の発熱量が第2の発熱体11よりも大きくなっている。第1および第2の発熱体10,11は、共に安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
図1に示すように、コンピュータ1の筐体2は、液冷式の冷却装置15を搭載している。冷却装置15は、例えば水あるいは不凍液のような液状冷媒を用いて第1および第2の発熱体10,11を冷却するためのものである。この冷却装置15は、第1の発熱体10を冷却する第1の冷却系列15aと、第2の発熱体11を冷却する第2の冷却系列15bとを備えている。第1の冷却系列15aおよび第2の冷却系列15bは、互いに独立して第1の発熱体10および第2の発熱体11を冷却する。
図2に示すように、第1の冷却系列15aは、第1の受熱部16、第1の放熱部17および第1の循環経路18を備えている。
図3ないし図6に示すように、第1の受熱部16は熱交換型ポンプ20を内蔵している。熱交換型ポンプ20は、受熱ケーシングを兼ねるポンプケーシング21を備えている。ポンプケーシング21は、ケーシング本体22および受熱カバー23を有している。ケーシング本体22は、第1の発熱体10よりも一回り大きい偏平な四角形の箱形であり、例えば耐熱性を有する合成樹脂材料で造られている。
ケーシング本体22は、第1の凹部24と第2の凹部25とを有している。第1の凹部24および第2の凹部25は、ケーシング本体22の厚み方向に沿うように互いに逆向きに開口している。第2の凹部25は、円筒状の周壁26と、周壁26の一端に位置する円形の端壁27とを有している。周壁26および端壁27は、第1の凹部24の内側に位置している。
受熱カバー23は、例えば銅あるいはアルミニウムのような熱伝導性の高い金属材料で造られている。受熱カバー23は、第1の凹部24の開口端を塞ぐようにケーシング本体22に固定されている。受熱カバー23は、ポンプケーシング21の外に露出する平坦な受熱面28を有している。受熱カバー23の四つの角部に夫々舌片29が形成されている。舌片29は、ポンプケーシング21の周囲に張り出している。
図3および図6に示すように、ケーシング本体22は、円筒状の周壁31を有している。周壁31は、第2の凹部25の周壁26を同軸状に取り囲むとともに、その下端が受熱カバー23に接着されている。周壁31は、第1の凹部24の内部をポンプ室32とリザーブタンク33とに仕切っている。
ポンプ室32に羽根車34が収容されている。羽根車34は、第2の凹部25の端壁27と受熱カバー23との間で回転自在に支持されている。リザーブタンク33は、液状冷媒を貯えるためのものであり、ポンプ室32を取り囲んでいる。
ケーシング本体22に羽根車34を回転させる偏平モータ36が組み込まれている。偏平モータ36は、ロータ37およびステータ38を有している。ロータ37は、羽根車34の外周部に同軸状に固定されて、ポンプ室32の外周部に位置している。ロータ37の内側にマグネット39が嵌め込まれている。マグネット39は、ロータ37および羽根車34と一体に回転するようになっている。
ステータ38は、ケーシング本体22の第2の凹部25に収容されている。ステータ38は、ロータ37のマグネット39の内側に同軸状に位置している。第2の凹部25の周壁26は、ステータ38とマグネット39との間に介在されている。第2の凹部25の開口端は、ステータ38を覆うバックプレート40によって塞がれている。
ステータ38に対する通電は、例えばコンピュータ1の電源投入と同時に行われる。この通電により、ステータ38の周方向に回転磁界が発生し、この磁界とロータ37のマグネット39とが磁気的に結合する。この結果、ステータ38とマグネット39との間にロータ37の周方向に沿うトルクが発生し、羽根車34が回転する。
図4ないし図6に示すように、ケーシング本体22は、液状冷媒を吸い込む吸込口42と、液状冷媒を吐き出す吐出口43とを備えている。吸込口42および吐出口43は、ケーシング本体22の側面から同一方向に向けて突出している。
吸込口42は、第1の接続通路44を介してポンプ室32に連なっている。吐出口43は、第2の接続通路45を介してポンプ室32に連なっている。第1および第2の接続通路44,45は、リザーブタンク33の内部を横切っている。第1の接続通路44は、気液分離用の通孔46を有している。通孔46は、リザーブタンク33の内部に開口するとともに、常にリザーブタンク33に貯えられる液状冷媒の液面下に位置するようになっている。
図3に示すように、第1の受熱部16は、熱交換型ポンプ20の受熱カバー23を第1の発熱体10に向けた姿勢でプリント回路基板8に取り付けられている。プリント回路基板8の第2の面8bに金属製の補強板48が重ね合わされている。補強板48は、プリント回路基板8を間に挟んで熱交換型ポンプ20と向かい合うとともに、上記ポンプケーシング21の四つの舌片29に対応する位置にナット49を有している。
ポンプケーシング21の舌片29にねじ50が挿通されている。ねじ50は、プリント回路基板8を貫通してナット49にねじ込まれている。このねじ込みにより、熱交換型ポンプ20と一体の第1の受熱部16が第1の発熱体10を覆うような姿勢でプリント回路基板8に保持される。この結果、受熱カバー23の受熱面28が第1の発熱体10のICチップ13に熱的に接続される。
図1に示すように、冷却装置15の第1の放熱部17は、筐体2の前端部に設置されている。放熱部17は、第1の発熱体10の熱を放出するためのものであり、ラジエータ51と軸流ファン52とを備えている。図2に示すように、ラジエータ51は、ラジエータコア53、流入タンク54、流出タンク55およびリザーブタンク56を備えている。
ラジエータコア53は、液状冷媒が流れる複数の第1の水管58、液状冷媒が流れる複数の第2の水管59および複数のフィン60を有している。第1および第2の水管58,59は、互いに間隔を存して一列に並んでいるとともに、筐体2の高さ方向に沿って起立している。フィン60は、隣り合う水管58,59の間に介在されて、水管58,59に熱的に接続されている。第1および第2の水管58,59の下端は、ロアプレート61によって連結されている。同様に第1および第2の水管58,59の上端は、アッパプレート62によって連結されている。
流入タンク54および流出タンク55は、夫々ロアプレート61の下面にろう付けされて、第1および第2の水管58,59の配列方向に並んでいる。流入タンク54は、第1の水管58の配列領域に対応するような大きさであり、この流入タンク54の中央部に冷媒入口63が形成されている。第1の水管58の下端は、流入タンク54内に開口している。
流出タンク55は、第2の水管59の配列領域に対応するような大きさであり、この流出タンク55の中央部に冷媒出口64が形成されている。第2の水管59の下端は、流出タンク55内に開口している。
図7に示すように、リザーブタンク56は、アッパプレート62の上面にろう付けされている。リザーブタンク56は、第1および第2の水管58,59の配列領域に跨るような大きさを有するとともに、ラジエータコア53の幅方向に沿って延びている。第1の水管58の上端および第2の水管59の上端は、リザーブタンク56内に開口している。
液状冷媒は、冷媒入口63から流入タンク54に導かれるとともに、第1の水管58の下端に流れ込む。液状冷媒は、第1の水管58を下から上に向けて流れた後、リザーブタンク56内に吐き出される。リザーブタンク56内に吐き出された液状冷媒は、このリザーブタンク56に一時的に貯えられるとともに、第2の水管59の上端に流れ込む。液状冷媒は、第2の水管59を上から下に向けて流れた後、流出タンク55内に吐き出される。
図7に示すように、第1および第2の水管58,59の上端は、リザーブタンク56に貯えられる液状冷媒の液面L1よりも下方に位置している。リザーブタンク56の上面と液状冷媒の液面L1との間には、空気溜まり65が形成されている。
このため、第1の水管58からリザーブタンク56内に吐き出される液状冷媒に、例えば気泡のような気体成分が含まれていた場合、気体成分は液状冷媒が第2の水管59に流れ込むまでの過程において液状冷媒から分離し、空気溜まり65に放出される。
したがって、本実施の形態のリザーブタンク56は、ラジエータ51に導かれた液状冷媒から気体成分を分離させる気液分離手段を兼ね備えている。
なお、筐体2の内部のレイアウトによっては、第1および第2の水管58,59が水平となるようにラジエータ51を横置きの姿勢で設置することがあり得る。この場合においては、第2の水管59が第1の水管58の下方に位置するようにラジエータ51の向きを規定する。これにより、リザーブタンク56内に開口する第2の水管59の端部が図7に二点鎖線で示す液状冷媒の液面L2の下方に位置する。
そのため、第1の水管58からリザーブタンク56内に吐き出される液状冷媒に気泡が含まれていても、この気泡はリザーブタンク56内で液状冷媒から分離されることになる。
このような構成のラジエータ51は、筐体2の前壁5に沿うように起立するとともに、前壁5に開けた複数の吸気孔66の近傍に位置している。言い換えると、ラジエータ51は吸気孔66と向かい合うとともに、この吸気孔66を筐体2の内側から覆っている。
第1の放熱部17の軸流ファン52は、四角いファンケース68と、このファンケース68に収容された羽根車69と、この羽根車69を回転させるモータ70とを有している。羽根車69は、その回転軸線O1が筐体2の奥行き方向に沿うような横置きの姿勢でファンケース68に支持されている。軸流ファン52は、ラジエータ51の背後に設置されており、その羽根車69がラジエータ51を間に挟んで吸気孔66と向かい合っている。
羽根車69が回転すると、筐体2の吸気孔66に負圧が作用し、筐体2の外の空気が吸気孔66に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、冷却風となってラジエータコア53を通過するとともに、ファンケース68から筐体2の内部に吐き出される。ラジエータコア53との熱交換により暖められた冷却風は、プリント回路基板8や第1および第2の受熱部16,17の周囲を通って筐体2の後端に到達する。この冷却風は、筐体2の後壁6に開けた複数の排気孔71から筐体2の外に排出される。
図1および図2に示すように、第1の冷却系列15aの第1の循環経路18は、液状冷媒を循環させるためのものであり、第1の受熱部16、第1の放熱部17およびラジエータ51の間を直列に接続している。
第1の循環経路18は、第1のチューブ73および第2のチューブ74を有している。第1および第2のチューブ73,74は、例えばゴムあるいは合成樹脂のような可撓性材料で造られている。
第1のチューブ73は、ラジエータ51の冷媒出口64と熱交換型ポンプ20の吸込口42との間を接続している。第2のチューブ74は、熱交換型ポンプ20の吐出口43とラジエータ51の冷媒入口63との間を接続している。このため、ラジエータ51の冷媒出口64から流出する液状冷媒は、第1の受熱部16を経由してラジエータ51の冷媒入口63に戻るようになっている。
図1および図2に示すように、冷却装置15の第2の冷却系列15bは、第2の受熱部76、第2の放熱部77および第2の循環経路78を備えている。第2の受熱部76、第2の放熱部77および第2の循環経路78は、上記第1の冷却系列15aの第1の受熱部16、第1の放熱部17および第1の循環経路18に夫々対応するものであり、その構成は第1の冷却系列15aと基本的に同一である。
したがって、第2の受熱部76、第2の放熱部77および第2の循環経路78の各構成要素については、第1の冷却系列15aと同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図2に示すように、第2の冷却系列15bの第2の放熱部77は、筐体2の前端部に設置されている。第2の冷却系列15bの第2の放熱部77および第1の冷却系列15aの第1の放熱部17は、筐体2の幅方向に互いに並んでいる。
図1および図2に示すように、冷却装置15は、単一のリザーブタンク80を備えている。リザーブタンク80は、液状冷媒を貯えるためのものであり、第1の冷却系列15aと第2の冷却系列15bとで共有化されている。
本実施の形態のリザーブタンク80は、第1および第2の冷却系列15a,15bの二つのラジエータ51の下方に位置するとともに、ブラケット81を介してラジエータ51に一体的に支持されている。リザーブタンク80は、ラジエータ51に付属するリザーブタンク56よりも遥かに大きな内容量を有する横長の箱状をなしている。
図2に示すように、リザーブタンク80は、第1および第2の循環経路18,78の第1のチューブ73に接続されている。詳しく述べると、第1の循環経路18の第1のチューブ73は、リザーブタンク80内に液状冷媒を排出する第1の冷媒流出口82と、リザーブタンク80内の液状冷媒が流入する第1の冷媒流入口83とを有している。第1の冷媒流出口82は、ラジエータ51の冷媒出口64に連なっている。第1の冷媒流入口83は、熱交換型ポンプ20の吸込口42に連なっている。第1の冷媒流出口82および第1の冷媒流入口83は、リザーブタンク80の一端を貫通してリザーブタンク80内に導かれている。
同様に、第2の循環経路78の第1のチューブ73は、リザーブタンク80内に液状冷媒を排出する第2の冷媒流出口84と、リザーブタンク80内の液状冷媒が流れ込む第2の冷媒流入口85とを有している。第2の冷媒流出口84は、ラジエータ51の冷媒出口64に連なっている。第2の冷媒流入口85は、熱交換型ポンプ20の吸込口42に連なっている。第2の冷媒流出口84および第2の冷媒流入口85は、リザーブタンク80の他端を貫通してリザーブタンク80内に導かれている。
第1よび第2の冷媒流出口82,84は、リザーブタンク80に貯えられた液状冷媒の液面L3よりも上方に位置している。言い換えると、第1よび第2の冷媒流出口82,84は、リザーブタンク80の上面と液状冷媒の液面L3との間に形成される空気溜まり86に開口している。
図2に示すように、第1および第2の冷媒流入口83,85は、第1よび第2の冷媒流出口82,84よりも下方に位置している。第1および第2の冷媒流入口83,85は、液状冷媒の液面L3よりも下方に位置するように、リザーブタンク80の略中央部において互いに向かい合っている。
冷却装置15の第1の冷却系列15aを流れる液状冷媒は、ラジエータ51の冷媒出口64から第1のチューブ73の第1の冷媒流出口82を経由してリザーブタンク80内の空気溜まり86に流れ込む。第1のチューブ73の第1の冷媒流入口83は、リザーブタンク80の略中央部において液状冷媒の液面L3の下方に位置している。
このため、液状冷媒中にラジエータ51のリザーブタンク56で分離しきれなかった気体成分が含まれていても、気体成分は液状冷媒がリザーブタンク80内に流入する過程で液状冷媒から分離され、空気溜まり86に放出される。
したがって、本実施の形態のリザーブタンク80は、液状冷媒を単に貯えるだけではなく、液状冷媒から気体成分を分離除去する気液分離手段を兼ね備えている。
さらに、第1のチューブ73の第1の冷媒流入口83がリザーブタンク80の略中央部に位置するので、筐体2が傾いたとしても、第1の冷媒流入口83は液状冷媒の液面L3の下方に止まる。言い換えると、第1の冷媒流入口83が空気溜まり86に露出することはなく、第1の冷媒流入口83が空気溜まり86内の空気を吸い込むのを防止できる。
第1のチューブ73の第1の冷媒流入口83に流入する液状冷媒は、第1の受熱部16の熱交換型ポンプ20を経由してラジエータ51の冷媒入口63に戻る。このため、熱交換型ポンプ20を含む第1の受熱部16は、ラジエータ51よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつリザーブタンク80よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置している。
同様に、冷却装置15の第2の冷却系列15bを流れる液状冷媒は、ラジエータ51の冷媒出口64からリザーブタンク80に導かれ、ここで気体成分が分離される。気体成分が除去された液状冷媒は、第2の受熱部76の熱交換型ポンプ20を経由してラジエータ51の冷媒入口63に戻る。このため、熱交換型ポンプ20を含む第2の受熱部76は、ラジエータ51よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつリザーブタンク80よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置している。
図2および図8に示すように、リザーブタンク80は、その上面の中央部に注入口としての注入孔90を備えている。注入孔90は、液状冷媒を注入するためのものであり、リザーブタンク80の空気溜まり86に開口している。
さらに、リザーブタンク80の上面にリング状の凹部91が形成されている。凹部91は、注入孔90を同軸状に取り囲むとともに、シール部材の一例であるOリング92を保持している。
注入孔90は、閉塞部材としてのねじ93により閉塞されている。ねじ93は、ワッシャ94を介して注入孔90に取り外し可能にねじ込まれている。このねじ込みにより、Oリング92がワッシャ94に接触し、注入孔90を液密にシールしている。
次に、冷却装置15の動作について説明する。
コンピュータ1の使用中においては、第1の発熱体10および第2の発熱体11が発熱する。第1の発熱体10は、第1の循環系列15aを流れる液状冷媒によって冷却され、第2の発熱体11は、第2の循環系列15bを流れる液状冷媒によって冷却される。第1および第2の循環系列15a,15bによる冷却のメカニズムは互いに同一であるため、第1の循環系列15aを代表して説明する。
第1の発熱体10の熱は、受熱面28を通じて熱交換型ポンプ20のポンプケーシング21に伝わる。ポンプケーシング21内のポンプ室32およびリザーブタンク33は液状冷媒で満たされているので、この液状冷媒がポンプケーシング31に伝わる第1の発熱体10の熱を吸収する。
熱交換型ポンプ20の羽根車34が回転すると、ポンプ室32に充填された液状冷媒に運動エネルギが付与され、この運動エネルギによりポンプ室32内の液状冷媒の圧力が高まる。加圧された液状冷媒は、ポンプ室32から第2の接続通路45を介して吐出口43に押し出される。
言い換えると、ポンプ室32内の液状冷媒は、第1の発熱体10の熱を奪いながら回転する羽根車34により加圧される。このため、ポンプ室32を流れる液状冷媒の流速が早くなり、ポンプケーシング21から液状冷媒への熱伝達が効率良く行われる。
ポンプ室32で加圧された液状冷媒は、吐出口43から第2のチューブ74を介してラジエータ51の流入タンク54に送られる。流入タンク54に戻された液状冷媒は、第1の水管58を通ってリザーブタンク56に導かれるとともに、ここから第2の水管59を通って流出タンク55に送られる。この流れの過程で、液状冷媒に吸収された第1の発熱体10の熱が第1および第2の水管58,59やフィン60に伝わる。
第1の放熱部17の軸流ファン52は、例えば液状冷媒の温度が予め決められた値に達した時に運転を開始する。これにより羽根車69が回転し、筐体2の外の空気が吸気孔66から筐体2内に吸い込まれる。この空気は、冷却風となって第1および第2の水管58,59の間を通り抜け、第1および第2の水管58,59やフィン60を強制的に冷やす。この結果、第1および第2の水管58,59やフィン60に伝えられた熱の多くが冷却風の流れに乗じて持ち去られる。
ラジエータ51での熱交換により冷やされた液状冷媒は、流出タンク55から第1のチューブ73に導かれるとともに、この第1のチューブ73の第1の冷媒流出口82からリザーブタンク80の空気溜まり86に吐き出される。
リザーブタンク80に貯えられた液状冷媒は、その液面L3の下方に開口する第1の冷媒流入口83に流れ込むとともに、ここから第1のチューブ73を介して熱交換型ポンプ20のポンプ室32に導かれる。この液状冷媒は、ポンプケーシング21の熱を奪いながら羽根車34の回転により加圧されて再びラジエータ51に向けて送り出される。
よって、液状冷媒は、第1の受熱部16とラジエータ51との間で繰り返し循環し、この循環により第1の発熱体10の熱がラジエータ51に移送される。
このような第1の実施の形態によれば、第1の発熱体10との熱交換により暖められた液状冷媒は、第1の放熱部17のラジエータ51で冷やされた後、第1の循環経路18を介してリザーブタンク80に導かれる。同様に、第2の発熱体11との熱交換により暖められた液状冷媒は、第2の放熱部77のラジエータ51で冷やされた後、第2の循環経路78を介してリザーブタンク80に導かれる。
このため、例えば第1の発熱体10の発熱量と第2の発熱体11の発熱量の相違に伴い、第1の発熱体10を冷却した液状冷媒と第2の発熱体11を冷却した液状冷媒との間にかなりの温度差が生じていても、この液状冷媒がリザーブタンク80に戻るまでの過程において互いに熱影響を及ぼし合うことはない。
したがって、一つのリザーブタンク80を第1の循環系列15aと第2の循環系列15bとで共有化した構成でありながら、第1および第2の発熱体10,11と液状冷媒との温度差を十分に確保することができる。よって、1および第2の発熱体10,11を効率良く冷却できる。
加えて、リザーブタンク80に対し第1および第2の放熱部17,77が液状冷媒の流れ方向に沿う上流に位置するので、第1および第2の放熱部17,77の放熱性能を第1および第2の発熱体10,11の発熱量に見合った大きさとすることができる。このため、第1および第2の放熱部17,77の放熱性能を過不足なく設定できる。
さらに、上記構成によると、第1の循環経路18からリザーブタンク80に戻る液状冷媒と、第2の循環経路78からリザーブタンク80に戻る液状冷媒との間の温度差が少なくなる。したがって、リザーブタンク80から第1および第2の受熱部16,76に導かれる液状冷媒の温度管理を容易に行えるとともに、第1および第2の発熱体10,11を安定して冷却することができ、冷却装置15の信頼性が向上するといった利点がある。
上記第1の実施の形態では、熱交換型ポンプ20およびラジエータ51に夫々気液分離機能を備えたリザーブタンク33,56が付設されているので、第1および第2の循環経路18,78に夫々気液分離機能を有する三つのリザーブタンク33,56,80が直列に介在されることになる。このため、ポンプ室32で第1および第2の発熱体10,11の熱を受ける液状冷媒から熱伝達の妨げとなる気泡を確実に排除することができ、二つの発熱体10,11の冷却効率を高めることができる。
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではない。図9は、本発明の第2の実施の形態を開示している。
この第2の実施の形態は、ラジエータ51のリザーブタンク56の内部構造が上記第1の実施の形態と相違している。それ以外のラジエータ51の構成は第1の実施の形態と同様である。
図9に示すように、リザーブタンク56の内部は、バッフルプレート100によって第1の室101と第2の室102とに仕切られている。バッフルプレート100は、ラジエータ51のアッパプレート62にリザーブタンク56と一緒にろう付けされている。
アッパプレート62は、バッフルプレート100と協働して上記第1の室101を規定している。アッパプレート62に気液分離手段としての仕切り板103が固定されている。仕切り板103は、第1の室101を冷媒流入領域104と冷媒流出領域105とに仕切っている。
ラジエータ51の第1の水管58の上端は、冷媒流入領域104に開口している。第1の水管58の上端は、冷媒流入領域104に貯えられる液状冷媒の液面下に位置している。ラジエータ51の第2の水管59の上端は、冷媒流出領域105に開口している。第2の管59の上端は、冷媒流出領域105に貯えられる液状冷媒の液面下に位置している。
バッフルプレート100は、仕切り板103に対応する位置に開口部106を有している。仕切り板103の上端は、開口部106を貫通して第2の室102内に僅かに突出している。このため、第1の室101の冷媒流入領域104は、開口部106および第2の室102を介して冷媒流出領域105に連なっている。
ラジエータ65に戻る液状冷媒は、流入タンク54から第1の水管58を介してリザーブタンク56の冷媒流入領域104に吐き出される。冷媒流入領域104内の液状冷媒は、図9に矢印Aで示すように、開口部106に入り込むとともに仕切り板103をオーバフローすることで冷媒流出領域105に流出する。
このような構成によると、冷媒流入領域104に貯えられた液状冷媒が仕切り板103をオーバフローする時に、この液状冷媒に含まれる気泡のような気体成分が液状冷媒から分離し、第2の室102に放出される。そのため、ラジエータ65の第2の室102は、空気溜まり107として機能する。
なお、第1および第2の水管58,59が水平となるようにラジエータ51を横置きの姿勢で設置する場合は、第2の水管59が1の水管58の下方に位置するようにラジエータ51の姿勢を規定する。これにより、図9に二点鎖線で示すように、リザーブタンク56内の液状冷媒の液面L4よりも下方に第2の水管59の端部が位置するとともに、液面L4の上に仕切り板103が位置する。
このため、第1の水管58から冷媒流入領域104に吐き出される液状冷媒は、仕切り板103をガイドとして開口部106から第2の室102を経由して冷媒流出領域105に流れ込む。
よって、ラジエータ51が縦置きおよび横置きのいずれにおいても、リザーブタンク56に戻る液状冷媒の中から熱伝達の妨げとなる気体成分を確実に排除することができる。
図10および図11は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
この第3の実施の形態は、第1および第2の受熱部16,76からポンプ機能を分離させた点が上記第1の実施の形態と相違している。それ以外の冷却装置15の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第3の実施の形態において、第1の実装の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
第1の受熱部16と第2の受熱部76は互いに同一の構成を有するため、第1の受熱部16を代表して説明する。図11に示すように、第1の受熱部16は、受熱ケーシング200を有している。受熱ケーシング200は、第1の発熱体10よりも一回り大きい偏平な四角い箱形であり、例えばアルミニウム合金のような熱伝導率の高い金属材料で造られている。
受熱ケーシング200の内部に複数のガイド壁201が形成されている。ガイド壁201は、受熱ケーシング200の内部に液状冷媒が流れる冷媒流路202を規定している。冷媒流路202は、蛇行状に折れ曲がっている。
受熱ケーシング200は、四つの舌片203を有している。舌片203は、受熱ケーシング200の四つの角部から受熱ケーシング200の周囲に張り出すとともに、夫々図示しないねじを介してプリント回路基板8に固定されている。これにより、受熱ケーシング200は、第1の発熱体10を覆うような姿勢でプリント回路基板8に保持されて、第1の発熱体10に熱的に接続されている。
受熱ケーシング200は、冷媒流路202の上流端に位置する流入口204と、冷媒流路202の下流端に位置する流出口205とを有している。流入口204は、第1のチューブ73の第1の冷媒流入口83を介してリザーブタンク80に連なっている。流出口205は、第2のチューブ74を介してラジエータ51の冷媒入口63に連なっている。
図10に示すように、第1の循環系列15aおよび第2の循環系列15bは、夫々ポンプ206を有している。ポンプ206は、第1の受熱部16から独立した構成要素であって、第1のチューブ73の途中に接続されている。ポンプ206は、リザーブタンク80内の液状冷媒を吸い込むとともに、この吸い込んだ液状冷媒を加圧して第1の受熱部16に送り出すためのものである。そのため、ポンプ206は、リザーブタンク80よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流であり、かつ第1の受熱部16よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流に位置している。
このような第3の実施の形態によれば、第1の発熱体10との熱交換により暖められた液状冷媒は、第1の放熱部17のラジエータ51で冷やされた後、第1の循環経路18を介してリザーブタンク80に導かれる。同様に、第2の発熱体11との熱交換により暖められた液状冷媒は、第2の放熱部77のラジエータ51で冷やされた後、第2の循環経路78を介してリザーブタンク80に導かれる。リザーブタンク80内の液状冷媒は、ポンプ206で加圧された後に第1および第2の受熱部16,76に送り込まれる。
したがって、上記第1の実施の形態と同様に、例えば第1の発熱体10を冷却した液状冷媒と第2の発熱体11を冷却した液状冷媒との間にかなりの温度差が生じていても、この液状冷媒がリザーブタンク80に戻るまでの過程において互いに熱影響を及ぼし合うことはない。
なお、本発明は上記実施の形態に特定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施可能である。
例えば、第1および第2の受熱部の下流に夫々第3の発熱体の熱を受ける第3の受熱部を直列に接続してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る冷却装置の構成を概略的に示す正面図。 本発明の第1の実施の形態において、第1の受熱部と第1の発熱体とを熱的に接続した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態において、ケーシング本体と受熱カバーとを互いに分離した状態を示す熱交換型ポンプの斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、ポンプ室に羽根車を収容した状態を示すケーシング本体の平面図。 本発明の第1の実施の形態に係るケーシング本体の斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、ラジエータコアとリザーブタンクとの位置関係を示すラジエータの断面図。 本発明の第1の実施の形態において、リザーブタンクの注入孔をねじで塞いだ状態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態において、ラジエータコアとリザーブタンクとの位置関係を示すラジエータの断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る冷却装置の構成を概略的に示す正面図。 本発明の第3の実施の形態に係る第1の受熱部の断面図。
符号の説明
2…筐体、10…第1の発熱体、11…第2の発熱体、15…冷却装置、15a…第1の冷却系列、15b…第2の冷却系列、16…第1の受熱部、17…第1の放熱部、18…第1の循環経路、76…第2の受熱部、77第2の放熱部、78…第2の循環経路、80…リザーブタンク、90…注入口(注入孔)、93…閉塞部材(ねじ)

Claims (12)

  1. 第1の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第1の循環経路と、
    第2の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第2の循環経路と、
    上記第1の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第1の発熱体の熱を放出する第1の放熱部と、
    上記第2の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第2の発熱体の熱を放出する第2の放熱部と、
    上記第1の循環経路および上記第2の循環経路に接続され、液状冷媒を貯える単一のリザーブタンクと、を具備し、
    上記リザーブタンクは、液状冷媒を注入する注入口と、この注入口を液密に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1の記載において、上記リザーブタンクは、上記第1および第2の放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1の記載において、上記第1の循環経路は、上記第1の発熱体に熱的に接続された第1の受熱部を有し、上記第1の受熱部は、上記第1の放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記リザーブタンクよりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置し、
    上記第2の循環経路は、上記第2の発熱体に熱的に接続された第2の受熱部を有し、上記第2の受熱部は、上記第2の放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流であり、かつ上記リザーブタンクよりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3の記載において、上記第1および上記第2の受熱部は、夫々液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有することを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1の記載において、上記第1および第2の循環経路は、夫々液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有し、各ポンプは、上記リザーブタンクよりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1の記載において、上記第1の循環経路および上記第2の循環経路は、夫々上記リザーブタンク内に液状冷媒を排出する冷媒流出口と、上記リザーブタンクに貯えられた液状冷媒が流入する冷媒流入口とを有し、上記冷媒流入口は、上記リザーブタンクの中央部において上記リザーブタンクに貯えられる液状冷媒の液面下に位置することを特徴とする冷却装置。
  7. 第1の発熱体の熱を受ける第1の受熱部と、上記第1の発熱体の熱を放出する第1の放熱部と、上記第1の受熱部と上記第1の放熱部との間で液状冷媒を循環させる第1の循環経路とを含む第1の冷却系列と、
    第2の発熱体の熱を受ける第2の受熱部と、上記第2の発熱体の熱を放出する第2の放熱部と、上記第2の受熱部と上記第2の放熱部との間で液状冷媒を循環させる第2の循環経路とを含む第2の冷却系列と、
    上記第1の循環経路および上記第2の循環経路に接続され、液状冷媒を貯える単一のリザーブタンクと、を具備し、
    上記第1の受熱部および上記第2の受熱部は、夫々液状冷媒を加圧して送り出すポンプを有し、各ポンプは、上記リザーブタンクよりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流に位置することを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項7の記載において、上記リザーブタンクは、上記第1および第2の放熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う下流であり、かつ上記第1および第2の受熱部よりも液状冷媒の流れ方向に沿う上流に位置することを特徴とする冷却装置。
  9. 請求項7の記載において、上記リザーブタンクは、液状冷媒に含まれる気体成分を分離する気液分離手段を有することを特徴とする冷却装置。
  10. 請求項9の記載において、上記第1の受熱部、上記第2の受熱部、上記第1の放熱部および上記第2の放熱部は、夫々液状冷媒を貯えるリザーブタンクを有するとともに、各リザーブタンクは、液状冷媒に含まれる気体成分を分離除去する気液分離手段を有することを特徴とする冷却装置。
  11. 第1の発熱体および第2の発熱体を収容する筐体と、
    上記筐体に収容され、液状冷媒を用いて上記第1および第2の発熱体を冷却する冷却装置と、を具備し、
    上記冷却装置は、
    上記第1の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第1の循環経路と、
    上記第2の発熱体を冷却する液状冷媒が循環する第2の循環経路と、
    上記第1の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第1の発熱体の熱を放出する第1の放熱部と、
    上記第2の循環経路に設けられ、液状冷媒に伝えられた上記第2の発熱体の熱を放出する第2の放熱部と、
    上記第1の循環経路および上記第2の循環経路に接続され、液状冷媒を貯える単一のリザーブタンクと、を含み、
    上記リザーブタンクは、液状冷媒を注入する注入口と、この注入口を液密に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11の記載において、上記筐体は、吸気孔および排気孔を有し、上記第1の放熱部および上記第2の放熱部は、夫々ファンを有するとともに上記吸気孔の近傍に位置することを特徴とする電子機器。
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