JP2007085380A - オートテンショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】オートテンショナにおいて、安定した動作が得られるようにする。
【解決手段】ロッド部材15をプッシュロッド15aとアジャストスクリュ15bとに分割して、チェーンガイド6からプッシュロッド15aに回転力が負荷されても、その回転力がアジャストスクリュ15bに伝達されないようにする。また、プッシュロッド15aの後端部に設けたスライド部材18とシリンダ室12の開口部に設けられたガイド部材19とでチェーンガイド6からプッシュロッド15aに負荷される回転モーメントをアジャストスクリュ15bに負荷されないようにする。アジャストスクリュ15bにナット部材13に通路30を形成し、アジャストスクリュ15bの前進時に外部空間29内の潤滑油が内部空間28内に流れるようにして、チェーンの張力変化に対するアジャストスクリュ15bの追従性の向上を図る。
【選択図】図2

Description

この発明は、主として、カム軸を駆動するチェーンや歯付きベルトの張力を一定に保持するオートテンショナに関するものである。
一般に、クランク軸の端部に取付けられたスプロケットとカム軸の端部に取付けられたスプロケット間にチェーンをかけ渡したカム軸駆動用のチェーン伝動装置においては、チェーンの弛み側に揺動可能なチェーンガイドを接触し、そのチェーンガイドにオートテンショナの調整力を負荷してチェーンの張力を一定に保つようにしている。
上記チェーン伝動装置に採用されるオートテンショナとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。このオートテンショナにおいては、ボディ内にロッドを先端に有するナット部材をスライド自在に挿入し、そのナット部材の内周に形成された鋸歯状の雌ねじにボルト部材の外周に形成された鋸歯状の雄ねじをねじ係合し、上記ナット部材をボディの内部に組込まれたリターンスプリングによって外方への突出性を付与し、チェーンからチェーンガイドを介してナット部材のロッドに負荷される押し込み力を鋸歯状ねじの圧力側フランクで受けてナット部材の後退動を阻止し、上記押し込み力がリターンスプリングの押圧力より大きい場合に、その押し込み力とリターンスプリングのばね力とが釣り合う位置までナット部材を回転させつつ後退動させてチェーンの張力を一定に保つようにしている。
また、チェーンに弛みが生じた場合に、リターンスプリングの押圧力により、ナット部材を回転させつつ前進動させてチェーンの弛みを吸収するようにしている。
実開昭64−41755号公報
ところで、上記従来のオートテンショナにおいては、揺動可能に支持されたチェーンガイドにナット部材に設けられたロッドの先端を当接させる組付けであり、その組付け誤差等により、上記当接部にずれが生じると、ナット部材に回転力が負荷される。
また、チェーンガイドは揺動自在の支持であり、そのチェーンガイドの揺動によってチェーンの振動を吸収するため、チェーンガイドに先端のロッドが当接されたナット部材には回転モーメントが負荷され、その回転モーメントはナット部材とボルト部材のねじ係合部に直接作用することになる。
ここで、ナット部材に回転力が負荷されると、ナット部材は回転しつつ軸方向に移動することになり、チェーンの緊張時には、チェーンの振動を抑制する抵抗力が減少し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができず、チェーンの張力を一定に保持することができなくなる。
また、ナット部材に負荷される回転モーメントが鋸歯状ねじに直接作用すると、鋸歯状ねじ部に噛み込みが生じてナット部材が動かなくなるという不都合を発生する可能性がある。
この発明の課題は、鋸歯状ねじによってチェーンの張力を一定に保つようにしたオートテンショナにおいて、揺動可能なチェーンガイドとの当接によって回転力や回転モーメントが負荷されても、その回転力や回転モーメントが鋸歯状ねじ部に作用されないようにして常に安定した動作が得られるようにすること、およびチェーンの弛みを良好に吸収することができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、一端が開口するシリンダ室が形成されたハウジングと、そのハウジングのシリンダ室内に組込まれたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじにねじ係合される雄ねじを後端部の外周に有するロッド部材と、そのロッド部材に外方向への突出性を付与するリターンスプリングとから成り、前記ロッド部材を、前記リターンスプリングのばね力が負荷される軸方向に移動可能なプッシュロッドと、雄ねじを外周に有するアジャストスクリュとに分割し、そのアジャストスクリュをプッシュロッドに向けて付勢するスプリングを設け、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじを、アジャストスクリュに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状ねじとし、前記ナット部材とアジャストスクリュの少なくとも一方に、ナット部材の内側においてアジャストスクリュの背部に形成された内部空間とナット部材の外側の外部空間を連通する通路を形成した構成を採用したのである。
上記の構成から成るオートテンショナは、プッシュロッドの先端が揺動可能なチェーンガイドに当接する組付けとする。その組付け状態でチェーンに弛みが生じると、リターンスプリングの押圧によりプッシュロッドが前進し、チェーンガイドをチェーンに押し付けてチェーンの弛みを吸収する。また、アジャストスクリュはスプリングの押圧により、回転しつつ前進してプッシュロッドの後端に当接する。このとき、ナット部材の内側に形成された内部空間の容積が拡大して圧力が低下するため、ナット部材の外側に形成された外部空間内の潤滑油が通路から内部空間内に流入し、アジャストスクリュはプッシュロッドの後端に当接する位置までスムーズに前進し、チェーンの弛みを素速く吸収する。
また、チェーンが緊張し、そのチェーンからチェーンガイドを介してプッシュロッドに押し込み力が負荷されると、その押し込み力は鋸歯状ねじの圧力側フランクで支持され、プッシュロッドは後退動しない。上記押し込み力がリターンスプリングのばね力より大きい場合、その押し込み力とばね力とが釣り合う位置までアジャストスクリュは回転しつつ後退動してチェーンの張力を一定に保つ。
上記のようなチェーンの張力調整時、チェーンガイドが揺動すると、そのチェーンガイドとプッシュロッドの接触部にずれ動きが生じてプッシュロッドに回転モーメントが負荷される。このとき、プッシュロッドとアジャストスクリュは、対向端面が衝合し、分離されたものであるため、アジャストスクリュに回転モーメントが負荷されることはなく、雌ねじと雄ねじのねじ係合部が噛み込むという不都合の発生はない。
ここで、プッシュロッドのシリンダ室内に位置する後端部にシリンダ室の内径面に沿ってスライド可能なスライド部材を設け、前記シリンダ室の開口部にプッシュロッドをスライド自在に支持するガイド部材を設けると、プッシュロッドに負荷される回転モーメントをスライド部材とシリンダ室の嵌合面およびガイド部材とプッシュロッドの嵌合面の2箇所で受けることができるため、チェーンの張力変化に応じてプッシュロッドを軸方向にスムーズに移動させることができ、応答性に優れたオートテンショナを得ることができる。
スライド部材とガイド部材によってプッシュロッドの移動を案内するオートテンショナにおいて、前記ガイド部材を、シリンダ室の開口部に設けられた潤滑油封止用のシール部材よりシリンダ室の開口端側に設けることにより、そのガイド部材によってシール部材を抜け止めすることができるため、シール部材を抜け止めする止め輪等の抜け止め部材の組込みを不要とすることができる。
上記のようなオートテンショナの組付け時、組付け誤差等により、プッシュロッドの先端面中心に対する偏心位置がチェーンガイドと接触する場合がある。このとき、チェーンガイドの揺動によってプッシュロッドに回転力が負荷されるが、プッシュロッドとアジャストスクリュは分離されて同軸上に配置されているため、アジャストスクリュに回転力が負荷されることはない。このため、アジャストスクリュが回転して軸方向に移動するという不都合の発生はなく、チェーンの緊張時に、チェーンの振動を抑制する抵抗力の減少を防止し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができる。
ここで、プッシュロッドの後端面とアジャストスクリュの先端面における少なくとも一方を球面とすると、プッシュロッドからアジャストスクリュへの回転力の伝達をより確実に防止することができる。
上記のように、チェーンガイドに調整力を負荷するロッド部材をプッシュロッドとアジャストスクリュとに分割したことにより、上記チェーンガイドからプッシュロッドに回転力や回転モーメントが負荷されても、これらの回転力や回転モーメントがアジャストスクリュに伝達されることはなく、チェーンの緊張時に、チェーンの振動を抑制する抵抗力が減少したり、鋸歯状ねじ部に噛み込みが生じる等の不都合の発生を防止し、チェーンの張力を常に一定に保持することができる。
また、ナット部材とアジャストスクリュの少なくとも一方にナット部材の内側の内部空間と外側の外部空間を連通する通路を形成したことにより、スプリングの押圧によってアジャストスクリュが回転しつつプッシュロッドの後端に向けて前進するとき、外部空間内の潤滑油は通路から内部空間内に流れ込むことになる。このため、内部空間が負圧になってアジャストスクリュの前進動を阻害するという不都合の発生はなく、そのアジャストスクリュとプッシュロッドとでチェーンの弛みを直ちに吸収することができ、追従性の良好なオートテンショナを得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、カム軸駆動用チェーンの張力調整装置を示す。図示のように、クランク軸1の端部に取付けられたスプロケット2と、カム軸3の端部に取付けられたスプロケット4間にはチェーン5がかけ渡され、そのチェーン5の弛み側にチェーンガイド6が設けられている。
チェーンガイド6は、その下端部に設けられた軸7を中心として揺動可能とされている。このチェーンガイド6はオートテンショナ10から負荷される調整力によりチェーン5に押し付けられている。
図2に示すように、オートテンショナ10はハウジング11を有し、そのハウジング11には一端が開口するシリンダ室12が形成されている。
シリンダ室12内にはナット部材13が組込まれ、そのナット部材13の内周に雌ねじ14が形成されている。また、シリンダ室12内にはロッド部材15と、そのロッド部材15に外方向への突出性を付与するリターンスプリング16とが組込まれている。
ロッド部材15は、プッシュロッド15aと、アジャストスクリュ15bとに分割され、プッシュロッド15aは、シリンダ室12の開口部を密封するオイルシール等のシール部材17をスライド自在に貫通しており、上記シリンダ室12内に位置する後端部にはシリンダ室12の内径面に沿ってスライド可能なスライド部材18が設けられ、そのスライド部材18にリターンスプリング16の押圧力が負荷されている。
一方、シリンダ室12の開口部には、上記シール部材17からシリンダ室12の開口端側にリング状のガイド部材19が設けられ、そのガイド部材19の内径面によってプッシュロッド15aがスライド自在に支持されている。
アジャストスクリュ15bは、雄ねじ20を外周に有し、その雄ねじ20がナット部材13の雌ねじ14にねじ係合している。その雄ねじ20と雌ねじ14のねじ係合部およびスライド部材18とシリンダ室12の摺動面間は、シリンダ室12内に封入された潤滑油によって潤滑される。
アジャストスクリュ15bには、その後端面で開口するスプリング収容凹部21が形成され、そのスプリング収容凹部21の閉塞端面とシリンダ室12の閉塞端面間にスプリング22と、スプリングシート23とが組込まれ、上記スプリングシート23の先端に形成された球面23aがスプリング収容凹部21の閉塞端面に接触している。
スプリング22は、アジャストスクリュ15bをプッシュロッド15aに向けて付勢し、その付勢によってアジャストスクリュ15bの先端面に設けられた突軸部24の先端の球面24aがプッシュロッド15aの後端面に押し付けられている。
図3に示すように、ナット部材13の内周に形成された雌ねじ14とアジャストスクリュ15bの外周に形成された雄ねじ20のねじ山は、アジャストスクリュ15bが押し込まれた際の押し込み力を受ける圧力側フランク25のフランク角が遊び側フランク26のフランク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじ山にスプリング22の押圧力によってアジャストスクリュ15bが回転しつつ軸方向に移動するリード角が設けられている。
図2および図3に示すように、アジャストスクリュ15bの先端部には、ナット部材13の内側においてアジャストスクリュ15bの背部に形成された内部空間28とナット部材13の外側に設けられた外部空間29を連通する通路30が形成されている。
実施の形態で示すチェーンの張力調整装置は上記の構造から成り、エンジンの駆動状態において、カム軸3の回転によるトルク変動等によりチェーン5が振動し、そのチェーン5の弛み側チェーンに弛みが生じると、リターンスプリング16の押圧力によりプッシュロッド15aが外方に移動してチェーンガイド6を押圧し、その押圧によってチェーン5の弛みが吸収される。
プッシュロッド15aが外方向に移動するとき、スプリング22の押圧力によりアジャストスクリュ15bが回転しつつプッシュロッド15a側に向けて前進して突軸部24の先端の球面24aがプッシュロッド15aの後端面に当接する。
このとき、アジャストスクリュ15bの背部に形成された内部空間28内の容積が拡大して圧力が低下するため、外部空間29内の潤滑油は通路30から内部空間28内に流入する。
このため、内部空間28内が負圧になってアジャストスクリュ15bの前進動が阻害されるという不都合の発生はなく、アジャストスクリュ15bはスムーズに前進してチェーン5の弛みを直ちに吸収することになり、チェーン5が高周波振動した場合においても、そのチェーン5の弛みを素速く吸収する。
一方、チェーン5の弛み側チェーンの張力が増大し、そのチェーン5からチェーンガイド6を介してプッシュロッド15aに押し込み力が負荷されると、上記押し込み力はアジャストスクリュ15bにも負荷される。このため、ナット部材13の雌ねじ14とアジャストスクリュ15bの雄ねじ20の圧力側フランク25が互に密着し、その密着する圧力側フランク25によって上記押し込み力が受けられる。
上記押し込み力がリターンスプリング16の押圧力より強い場合、互に密着する圧力側フランク25の接触面で滑りが生じ、アジャストスクリュ15bは上記押し込み力とリターンスプリング16の押圧力とが釣り合う位置までゆっくりと回転しつつ後退してチェーン5の張力を一定に保持する。
ここで、オートテンショナ10の調整力が負荷されるチェーンガイド6は軸7を中心として揺動自在に支持されているため、チェーンガイド6からプッシュロッド15aに押し込み力が負荷されるとき、プッシュロッド15aに回転モーメントが負荷される。
このとき、プッシュロッド15aの後端部に設けられたスライド部材18はシリンダ室12の内径面に沿ってスライド自在とされ、また、シリンダ室12の開口部に設けられたガイド部材19はプッシュロッド15aをスライド自在に支持しているため、プッシュロッド15aに負荷される回転モーメントは、シリンダ室12とスライド部材18の嵌合面およびプッシュロッド15aとガイド部材19の嵌合面の2箇所で支持されることになる。
このため、アジャストスクリュ15bに回転モーメントが負荷されることはなく、雌ねじ14と雄ねじ20のねじ係合部に噛み込みが生じるという不都合の発生はない。
オートテンショナ10の組付け時、その取付け誤差等により、プッシュロッド15aの先端面中心に対する偏心位置がチェーンガイド6に当接する組付けとされる場合がある。このとき、チェーンガイド6の揺動によってプッシュロッド15aに回転力が負荷されることになるが、そのプッシュロッド15aとアジャストスクリュ15bは同軸上の配置であって、アジャストスクリュ15bの突軸部24の先端の球面24aがプッシュロッド15aの後端面に点接触しているため、アジャストスクリュ15bに上記回転力が負荷されることはない。
このため、アジャストスクリュ15bが回転して軸方向に移動するという不都合の発生はなく、チェーン5の緊張時に、チェーン5の振動を抑制する鋸歯状ねじ部での摩擦抵抗力の減少を防止し、鋸歯状ねじの作動特性を有効に発揮させることができる。
図3に示す例では、プッシュロッド15aの後端面を平面とし、その後端面にアジャストスクリュ15bの突軸部24の先端の球面24aを接触させるようにしたが、図4に示すように、突軸部24の先端面を平面とし、プッシュロッド15aの後端に球面27を設けるようにしてもよい。
また、図3に示す例では、アジャストスクリュ15bの先端部にナット部材13の内部空間28と外部空間29とを連通する通路30を設けたが、図4に示すように、ナット部材13に外径面から内径面に貫通する孔から成る通路31を形成してもよく、あるいは、図5に示すように、ナット部材13の雌ねじ14を周方向に分断する軸方向の溝から成る通路32を形成してもよい。さらに、図では省略したが、アジャストスクリュ15bの外周に雄ねじ20を周方向に分断する軸方向の溝から成る通路を形成してもよい。
図5に示すように、ナット13の雌ねじ14を周方向に分断する軸方向の溝32を形成すると、アジャストスクリュ15bに押し込み力が負荷されたとき、雌ねじ14と雄ねじ20の圧力側フランク25間に形成される油膜を上記軸方向の溝32内に押し出すことができるため、油膜の介在による摩擦抵抗力の低減化を防止することができる。
この発明に係るオートテンショナを採用したチェーンの張力調整装置の概略図 この発明に係るオートテンショナの縦断正面図 アジャストスクリュの組込み部を拡大して示す断面図 ナット部材の内部空間と外部空間を連通する通路の他の例を示す断面図 ナット部材の内部空間と外部空間を連通する通路のさらに他の例を示す断面図
符号の説明
11 ハウジング
12 シリンダ室
13 ナット部材
14 雌ねじ
15 ロッド部材
15a プッシュロッド
15b アジャストスクリュ
16 リターンスプリング
18 スライド部材
19 ガイド部材
20 雄ねじ
24a 球面
25 圧力側フランク
26 遊び側フランク
27 球面
28 内部空間
29 外部空間
30 通路
31 通路
32 通路

Claims (4)

  1. 一端が開口するシリンダ室が形成されたハウジングと、そのハウジングのシリンダ室内に組込まれたナット部材と、そのナット部材の内周の雌ねじにねじ係合される雄ねじを後端部の外周に有するロッド部材と、そのロッド部材に外方向への突出性を付与するリターンスプリングとから成り、前記ロッド部材を、前記リターンスプリングのばね力が負荷される軸方向に移動可能なプッシュロッドと、雄ねじを外周に有するアジャストスクリュとに分割し、そのアジャストスクリュをプッシュロッドに向けて付勢するスプリングを設け、前記ナット部材の雌ねじとアジャストスクリュの雄ねじを、アジャストスクリュに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状ねじとし、前記ナット部材とアジャストスクリュの少なくとも一方に、ナット部材の内側においてアジャストスクリュの背部に形成された内部空間とナット部材の外側の外部空間を連通する通路を形成したオートテンショナ。
  2. 前記プッシュロッドのシリンダ室内に位置する後端部にシリンダ室の内径面に沿ってス
    ライド可能なスライド部材を設け、前記シリンダ室の開口部にプッシュロッドをスライド
    自在に支持するガイド部材を設けた請求項1に記載のオートテンショナ。
  3. 前記ガイド部材を、シリンダ室の開口部に設けられた潤滑油封止用のシール部材よりシリンダ室の開口端側に設けた請求項2に記載のオートテンショナ。
  4. 前記プッシュロッドの後端面とアジャストスクリュの先端面におけるいずれか一方を球
    面とした請求項1乃至3のいずれかに記載のオートテンショナ。
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