JP4530200B2 - カラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成の方法及び装置 - Google Patents

カラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成の方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、カラーモニタを用いたカラーマネジメントを行う際に、カラーモニタの色再現及び階調再現特性を所望の状態に調整するカラーモニタのキャリブレーション、及び/またはカラーモニタに表示されるカラー画像の色を、印刷機やプリンタ等の出力デバイスにより再現される色に合わせるための色変換に用いるプロファイルの作成を行うための方法及び装置に関する。
まず、説明に先立ってカラーモニタについて定義しておく。本明細書において「カラーモニタ」とは、光の三原色R(赤)、G(緑)、B(青)の加法混色によって色再現を行う表示装置全般をいう。その代表的なものとしては、カラーCRT、カラー液晶表示装置、カラープラズマディスプレイ表示装置等がある。
さて、近年、スキャナ、デジタルカメラなどの入力機器、カラーモニタ等の表示機器、プリンタ、印刷機等の出力デバイスの特性を把握し、その特性をファイルに記述し、その特性ファイルを用いて色変換を行うことにより、様々なデバイスの色を合わせるカラーマネジメントという技術が一般的に行われている。カラーマネジメントは、ICC(International Color Consortium)という団体が提唱するICC規格に従って行われることが一般的であり、ICCでは特性ファイルのことをプロファイルと呼ぶ。
ところで、カラーモニタのカラーマネジメントでは、カラーモニタの特性を所望の特性にするキャリブレーションと、プロファイルの作成が必要であり、従来では、キャリブレーションとプロファイル作成は一連の作業として行われているのが一般的であり、先ずキャリブレーションを行い、次にプロファイルを作成している。
カラーモニタのキャリブレーションには、白色の調整と、階調再現特性の調整の2つの調整がある。ここで、白色の調整は、カラーモニタに表示される白の色味を所望の色味に調整することである。なお、白は無彩色で、輝度があるのみで、彩度は無いとされているが、多くの場合、実際にカラーモニタに表示される白には彩度もあるものである。即ち、周知のように、カラーモニタでRGBを最大に発光させたときが白なのであるが、その状態からR,G及び/またはBを多少変更しても、その色に順応することによって、その色が白と認識されるようになるのである。このようにカラーモニタに表示される白には輝度だけでなく彩度もあるのであり、この輝度と色度の違いが白の色味の相違となって表れるので、白色の調整というキャリブレーションが必要となるのである。
また、階調再現特性の調整は、入力信号の階調値と、カラーモニタに実際に表示される輝度との関係を表す階調再現特性を所望の特性とするための調整であり、一般にガンマ補正と称されることもある。そして、階調再現特性のキャリブレーションを行う際には、従来行われているように、また後述するように、グレースケールの測色が必要となる。
カラーモニタのプロファイルの作成では、当該カラーモニタに固有のRGBによる色空間の色を、CIE XYZ,CIE L*** 等の標準色空間の色に変換するための第1の色変換手段と、標準色空間の色を当該カラーモニタに固有のRGBによる色空間の色に変換するための第2の色変換手段の2つの色変換手段を作成する。そして、このときには、後述するように、基準とする白色の色度及び輝度、当該カラーモニタの階調再現特性、及び、RGB原色の色度の3つの要素を測定する必要がある。
このように、カラーモニタの白色の色味のキャリブレーションを行うについては、基準とする白色の測色、カラーモニタの画面に表示した白の測色が必要となり、階調再現特性のキャリブレーションを行うについては、カラーモニタに表示したグレースケールの測色を行う必要があり、また、プロファイルを作成するについては、基準とする白色の彩度及び輝度、当該カラーモニタの階調再現特性、及び、RGB原色の色度の測色が必要となるのである。
このような測色を行う方法としては、大きく分けて、目視で行う方法と、測色器を用いる方法の2通りがあり、更に測色器を用いる方法には、接触型測色器を用いる方法と、非接触型測色器を用いる方法がある。
そして、目視により階調再現特性のキャリブレーションを行う方法、あるいは装置としては、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4がある。例えば、特許文献1には、ディザ画像と連続階調画像とのマッチングを目視で行うことによって階調再現特性のキャリブレーションを行うことが開示されており、特許文献4には、目視によりカラーモニタの階調再現特性のキャリブレーションを行うこと、及び目視によりプロファイルを作成することも開示されている。
また、各種の測色を目視または測色器を用いて行い、カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うツールも市販されている。更に、非特許文献1には、測色器を用いたカラーモニタのキャリブレーション、及びプロファイル作成について記述されている。なお、本出願人は、先に、目視により階調再現特性をキャリブレーションする装置に関して出願(特願2003−170623号)していることを付記しておく。
特許第2889078号公報 特開平7−162714号公報 特開平8−194452号公報 特開平11−338443号公報 MD研究会+DTPWORLD編集部編「図解カラーマネージメント実践ルールブック 2002-2003」84〜87頁(2002年9月30日 株式会社ワークスコーポレーション 発行)
以上のように、従来において、カラーモニタのキャリブレーションやプロファイル作成の際の測色は、目視、接触型測色器、または非接触型測色器を用いて行われているのであるが、従来においては、キャリブレーションやプロファイル作成の全ての段階において、目視による測色、接触型測色器を用いた測色、あるいは非接触型測色器を用いた測色の何れか一つの方法でしか測色が行われていないので、ユーザは、カラーモニタのキャリブレーション、プロファイル作成の様々な段階において、目的に応じて最適な手法を選択して測色することができないという問題があった。
即ち、従来においては、例えば測色方法として目視を選んだ場合には、カラーモニタのキャリブレーション時の測色も、プロファイル作成時の測色も目視で行わざるを得なかったのである。接触型測色器あるいは非接触型測色器を選んだ場合も同じである。実際、上述した、キャリブレーション、プロファイル作成を行う市販のツールでは、測色方法は一つに限定されている。
しかし、目視による測色は、特別な機器を使用しないので、安価であり、且つ、キャリブレーション及びプロファイル作成には環境光の影響を反映させることができる利点があるが、個人差が生じ、しかも繰り返し再現性に欠けるという欠点がある。また、接触型測色器を用いた測色では、測色を安定して行うことができ、また、非接触型測色器と比較すると安価であるという利点があるが、キャリブレーション及びプロファイル作成に環境光の影響を反映させることができないという欠点がある。更に、非接触型測色器を用いた測色では、安定した測色ができ、キャリブレーション及びプロファイル作成に環境光の影響を反映させることができるという利点があるが、接触型測色器と比較して高価であり、しかも、カラーモニタとの距離、カラーモニタの画面に対する設置角度等、設置条件によっては測色結果が変動することがあるという欠点がある。
このように、測色方法によって利点、欠点があるのであり、例えば、キャリブレーションには環境光の影響を反映させたいが、プロファイル作成時には環境光の影響は反映させたくないといった要望があるのであるが、従来においては測色方法は一つに限られていたので、このような要望には応えることはできないものであった。
そこで、本発明は、カラーモニタのキャリブレーション、及び/またはプロファイル作成時の様々な段階において、様々な測色方法のうちから、目的に応じて最適な手法を選んで使用することができるカラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成の方法及び装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成の方法は、カラーモニタについてのキャリブレーションとプロファイル作成が可能であり、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行い、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置は、カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置であって、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段と、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段と、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションの方法は、カラーモニタについてのキャリブレーションが可能であり、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションを行う装置は、カラーモニタのキャリブレーションを行う装置であって、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成の方法は、カラーモニタについてのプロファイル作成が可能であり、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成を行う装置は、カラーモニタのプロファイル作成を行う装置であって、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラムは、カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラムであって、コンピュータを、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションを行うプログラムは、カラーモニタのキャリブレーションを行うプログラムであって、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成を行うプログラムは、カラーモニタのプロファイル作成を行うプログラムであって、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムを備えることを特徴とする。
また、本発明係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラムを記録した記録媒体は、コンピュータを、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムを記録したものである。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションを行うプログラムを記録した記録媒体は、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムを記録したものである。
また、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成を行うプログラムを記録した記録媒体は、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムを記録したものである。
本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成の方法は、カラーモニタについてのキャリブレーションとプロファイル作成が可能であり、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行い、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行うので、カラーモニタのキャリブレーションのみを行うこともでき、プロファイル作成のみを行うこともでき、これらの両方を行うこともでき、しかも、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定、そしてプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成を行うことが可能である。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置は、カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置であって、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段と、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段と、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段とを備えるので、カラーモニタのキャリブレーションのみを行うこともでき、プロファイル作成のみを行うこともでき、これらの両方を行うこともでき、しかも、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定、そしてプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成を行うことが可能である。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションの方法は、カラーモニタについてのキャリブレーションが可能であり、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行うので、カラーモニタのキャリブレーション時に、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定手段として、必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーションを行うことが可能である。
更に、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションを行う装置は、カラーモニタのキャリブレーションを行う装置であって、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段を備えるので、カラーモニタのキャリブレーション時に、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定手段として、必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーションを行うことが可能である。
また、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成の方法は、カラーモニタについてのプロファイル作成が可能であり、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行うので、プロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのプロファイル作成を行うことが可能である。
更に、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成を行う装置は、カラーモニタのプロファイル作成を行う装置であって、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段を備えるので、プロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのプロファイル作成を行うことが可能である。
また、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体によれば、コンピュータを、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムと、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムとを備えるので、当該プログラムをコンピュータシステムに組み込むことによって、カラーモニタのキャリブレーションのみを行うこともでき、プロファイル作成のみを行うこともでき、これらの両方を行うこともでき、しかも、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定、そしてプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成を行うことが可能となる。
更に、本発明に係るカラーモニタのキャリブレーションを行うプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体によれば、コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムを備えるので、当該プログラムをコンピュータシステムに組み込むことによって、カラーモニタのキャリブレーション時に、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定手段として、必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーションを行うことが可能となる。
また更に、本発明に係るカラーモニタのプロファイル作成を行うプログラム、及びそれを記録した記録媒体によれば、コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムを備えるので、当該プログラムをコンピュータシステムに組み込むことによって、プロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのプロファイル作成を行うことが可能となる。
以下、図面を参照しつつ発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成のための測定/調整装置(以下、単に測定/調整装置という)の構成の概略、及びその使用状態を示す図であり、図中、10は測定/調整装置、11は主制御手段、12は入力手段、13は測色器、30はカラーモニタを示す。
図1に示すように、当該測定/調整装置10は、キャリブレーション及び/またはプロファイル作成の対象となるカラーモニタ30に接続して使用される。測定/調整装置10は、後述するキャリブレーションのための処理及びプロファイル作成のための処理を行う主制御手段11、キーボード及びマウスからなる入力手段12を備えると共に、図1には図示していないが適宜なインターフェース(以下、I/Fと記す。)を介して測色器13が接続可能になされている。ここで、カラーモニタ30としては、上述したように、カラーCRT、カラー液晶表示測定/調整装置、カラープラズマディスプレイ表示測定/調整装置等の、光の三原色であるR、G、Bの加法混色によって色再現を行うものであればよい。
なお、後述するように、この測定/調整装置10は、カラーモニタ30のキャリブレーション及びプロファイル作成を行うことができるだけでなく、外部からの通信により、あるいは適宜な記憶手段から画像データを取り込み、当該画像データをカラーモニタ30に表示することも可能となされている。
測色器13としては接触型測色器と非接触型測色器があるが、何れも主制御手段11に接続可能である。測色器については周知であるが、非接触型測色器は、非接触でカラーモニタ30等の発光体と、印刷物やタイル等の反射物の両方を測色できる測色器であり、分光放射輝度計や、色彩計等がある。また、接触型測色器は、測定対象に接触して測色する測色器である。なお、図1では主制御手段11には測色器13は一つしか接続されていないが、接触型測色器と非接触型測色器の2種類の測色器を接続としてもよいことはいうまでもない。
測定/調整装置10の主制御手段11と測色器13との接続は、シリアル方式、USB方式、IEEE1394、あるいはその他の適宜な方式で主制御手段11と接続することができ、主制御手段11によって制御可能なものを用いる。このような制御手段によって制御可能な測色器は広く知られているものである。
主制御手段11には、図2に示すように、カラーモニタのキャリブレーションを行うためのキャリブレーションモジュール41、カラーモニタのプロファイルを作成するためのプロファイル作成モジュール42、及びキャリブレーションやプロファイル作成のためのメニューを表示したり、オペレータに所定の操作を案内するメッセージを表示したり、更にはウインドウ表示により種々のパラメータの設定をオペレータに要求する表示を行うための設定モジュール43からなるキャリブレーション/プロファイル作成プログラム(以下、単にプログラムと記す。)が予め組み込まれている。
次に、カラーモニタのキャリブレーションの具体的な手法、及びプロファイル作成の具体的な手法の説明に先立って、本発明において特徴的な事項について、図3(a)〜(d)を参照して説明する。なお、図3(a)〜(d)に示すウインドウ表示はあくまでも一例に過ぎないものである。
入力手段12から当該プログラムが起動されると、先ず設定モジュール43が立ち上がり、図3(a)に示すように、どのような処理を実行するかを選択するためのウインドウが表示される。図3(a)のウインドウにおいて、カラーモニタ30についてキャリブレーションのみを行いたい場合は図示のように「キャリブレーションのみ」を選択して、「次へ」のボタンを操作すればよく、カラーモニタ30のプロファイルの作成のみを行いたい場合には「プロファイル作成のみ」を選択して、「次へ」のボタンを操作すればよく、カラーモニタ30についてキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行いたい場合には「両方」を選択して、「次へ」のボタンを操作すればよい。
従来においては、カラーモニタのキャリブレーションとプロファイル作成は常に一連の処理として行われているのであるが、必要に応じてキャリブレーションのみを行いたい場合もあり、プロファイル作成だけを行いたい場合もあり、キャリブレーションとプロファイル作成の両方を行いたい場合もあるのであり、この測定/調整装置10では、そのような要望に応えることができるものとなされているのである。
さて、図3(a)のウインドウにおいて、「キャリブレーションのみ」を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は、次に図3(b)に示すウインドウを表示する。図3(b)に示すように、そして後述するように、カラーモニタのキャリブレーションでは、白の色味と、階調再現特性の2つの項目についてキャリブレーションを行うのであり、それぞれの項目のキャリブレーションにおいては、後述するように基準白色や、カラーモニタ30に表示されたテストパターン等の測色を行う必要がある。そこで、この図3(b)に示すウインドウでは、オペレータに対して、白の色味と階調再現特性のそれぞれの項目についてキャリブレーションを行うに際して、測色を行う測定手段の選択を要求するのである。
図3(b)では、白の色味のキャリブレーションについては測定手段として目視を選択し、階調再現特性のキャリブレーションについては測定手段として接触型測色器を選択した場合を示している。なお、オペレータは、測定手段として接触型測色器を選択した場合には、測色器13として接触型測色器を接続し、非接触型測色器を選択した場合には、測色器13として非接触型測色器を接続することは当然である。従って、白の色味のキャリブレーションにおける測定手段として接触型測色器を選択し、階調再現特性のキャリブレーションにおける測定手段として非接触型測色器を選択した場合には、オペレータは、白の色味のキャリブレーション時には測色器13として接触型測色器を接続し、階調再現特性のキャリブレーション時には測色器13として非接触型測色器を接続する。
従来においては、キャリブレーション時の測色については、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れか一つの測定手段しか用いることができなかったのであるが、この測定/調整装置10では、白の色味のキャリブレーション時の測定手段と、階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段とを必要に応じて、所望の測定手段を選択することができるのである。
そして、図3(b)のウインドウにおいて、白の色味、階調再現特性の2つの項目について、それぞれ測定手段を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は選択された事項をキャリブレーションモジュール41に通知する。キャリブレーションモジュール41は選択された事項を設定モジュール43から受けると、当該事項に基づいて、白の色味のキャリブレーションの処理と、階調再現特性のキャリブレーションの処理を実行し、当該処理が完了すると、その旨を設定モジュール43に通知し、それに応じて設定モジュール43はキャリブレーションが終了したことを示すメッセージをカラーモニタ30に表示する。
なお、白の色味のキャリブレーションの処理と、階調再現特性のキャリブレーションの処理を行う順序はどちらを先に行ってもよいが、以下では、先ず白の色味のキャリブレーションの処理を行い、それが終了したら、次に階調再現特性のキャリブレーションの処理を行うものとする。
また、白の色味、階調再現特性の2つの項目についてのキャリブレーションの処理を実行する際には、オペレータに対して操作の案内を行ったり、所望の階調再現特性の設定を要求するウインドウを表示したりする必要があるが、これらについては後述する。
次に、図3(a)のウインドウにおいて、「プロファイル作成のみ」を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は、次に図3(c)に示すウインドウを表示する。図3(c)に示すように、そして後述するように、カラーモニタのプロファイル作成のためには、白の色味、階調再現特性、及びRGBの原色色度という3つの項目についての測定が必要となる。そこで、図3(c)に示すウインドウでは、オペレータに対して、それぞれの項目について測定を行う手段の選択を要求するのである。
なお、図3(c)において、RGB原色色度の測定手段として「目視」は選択できないようになっているが、これはRGB原色色度の測定は目視で行うことはできないからである。また、測定手段の「設定値」とあるのは、予め登録されている値を用いることを意味している。従って、例えば図3(c)において、「階調再現特性」について「設定値」を選択したとすると、予め登録されているいくつかの階調再現特性の中から一つを選択し、その選択した階調再現特性をそのまま用いることになり、実際に何かを測色するということは行われない。このことは「白の色味」、「RGB原色色度」に関しても同じである。
図3(c)では、白の色味の測定については目視を、階調再現特性とRGB原色色度の2つの項目についての測定は非接触型測色器を、それぞれ選択した場合を示している。従って、図3(c)に示す場合には、オペレータは測色器13としては非接触型測色器を接続する必要がある。なお、ある項目については測定手段として接触型測色器を選択し、その他の項目については非接触型測色器を用いるように選択した場合には、測色器13として接触型測色器を接続したり、非接触型測色器を接続したりという切り換えが必要となることは上述したと同じである。
従来においては、プロファイル作成時の測定については、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れか一つの測定手段しか用いることができなかったのであるが、この測定/調整装置10では、白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目について、それぞれ独立して、必要に応じて、所望の測定手段を選択することができるのである。
そして、図3(c)のウインドウにおいて、白の色味、階調再現特性、及びRGB原色色度の3つの項目について、それぞれ測定手段を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は選択された事項をプロファイル作成モジュール42に通知する。プロファイル作成モジュール42は選択された事項を設定モジュール43から受けると、当該事項に基づいて、白の色味の測定、階調再現特性の測定、及びRGB原色色度の3つの項目について測定を行い、その測定結果に基づいてカラーモニタ30についてのプロファイルを作成する。そして、プロファイル作成の処理を完了すると、その旨を設定モジュール43に通知し、それに応じて設定モジュール43はプロファイル作成が終了したことを示すメッセージをカラーモニタ30に表示する。
なお、白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目の測定はどのような順序で行ってもよいが、以下では、最初に白の色味の測定を行い、次に階調再現特性の測定を行い、最後にRGB原色色度の測定を行い、これらの測定結果に基づいてプロファイルの作成を行うものとする。
また、白の色味、階調再現特性、RGB原色色度の3つの項目についての測定を行う際には、オペレータに対して操作の案内を行ったり、所望の階調再現特性の設定を要求するウインドウを表示したりする必要があるが、これらについては後述する。
以上、図3(a)のウインドウにおいて、実行する処理として「キャリブレーションのみ」を選択した場合と、「プロファイル作成のみ」を選択した場合について説明したが、次に、図3(a)において「両方」を選択した場合について説明する。
図3(a)のウインドウにおいて、「両方」を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は、次に図3(d)に示すウインドウを表示する。図3(d)に示すウインドウは、図3(b)に示すウインドウと、図3(c)に示すウインドウを合わせたものである。従って、オペレータは、図3(d)のウインドウにおいて、キャリブレーションとプロファイル作成の2つの処理のそれぞれの項目について、それぞれ、測定手段を選択すればよい。
図3(d)では、キャリブレーションの処理については、白の色味の測定については非接触型測色器を、階調再現特性の測定については目視を選択し、プロファイル作成の処理については、白の色味、階調再現特性、及びRGB原色色度の3つの項目について全て設定値を選択した場合を示している。なお、ある項目については測定手段として接触型測色器を選択し、その他の項目については非接触型測色器を用いるように選択した場合には、測色器13として接触型測色器を接続したり、非接触型測色器を接続したりという切り換えが必要となることは上述したと同じである。
従来においては、キャリブレーション時及びプロファイル作成時の測定については、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れか一つの測定手段しか用いることができなかったのであるが、この測定/調整装置10では、キャリブレーションの処理における白の色味、階調再現特性という2つの項目、プロファイル作成の処理における白の色味、階調再現特性、及びRGB原色色度という3つの項目について、それぞれ独立して、必要に応じて、所望の測定手段を選択することができるのである。
さて、図3(d)のウインドウにおいて、キャリブレーション及びプロファイル作成のそれぞれの処理について、各項目の測定手段を選択して、「次へ」のボタンを操作すると、設定モジュール43は、キャリブレーションの処理について選択された事項についてはキャリブレーションも41に通知し、プロファイル作成の処理について選択された事項についてはプロファイル作成モジュール42に通知する。そして、キャリブレーションモジュール41は選択された事項を設定モジュール43から受けると、当該事項に基づいて、白の色味のキャリブレーションの処理と、階調再現特性のキャリブレーションの処理を実行し、当該処理が完了すると、その旨を設定モジュール43に通知し、それに応じて設定モジュール43はキャリブレーションが終了したことを示すメッセージをカラーモニタ30に表示する。
また、プロファイル作成モジュール42は選択された事項を設定モジュール43から受けると、当該事項に基づいて、白の色味の測定、階調再現特性の測定、及びRGB原色色度の3つの項目について測定を行い、その測定結果に基づいてカラーモニタ30についてのプロファイルを作成する。そして、プロファイル作成の処理を完了すると、その旨を設定モジュール43に通知し、それに応じて設定モジュール43はプロファイル作成が終了したことを示すメッセージをカラーモニタ30に表示する。
なお、キャリブレーションの処理における白の色味、階調再現特性の2つの項目の測定、及びプロファイル作成の処理における白の色味、階調再現特性、RGB原色色度の3つの項目についての測定を行う際には、それぞれ、オペレータに対して操作の案内を行ったり、所望の階調再現特性の設定を要求するウインドウを表示したりする必要があるが、これらについては後述する。
以上の通り、この測定/調整装置10によれば、カラーモニタ30のキャリブレーションのみを行うこともでき、プロファイル作成のみを行うこともでき、これらの両方を行うこともでき、しかも、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定、そしてプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができるのである。従って、目的に応じて最適な測定手段を選択するによって、各測定手段の欠点を打ち消しあい、従来のように全ての段階で単一の測定手段を用いたときよりも、目的に適合したカラーモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成を行うことが可能である。
なお、この測定/調整装置10は、測色器が接続可能となされたコンピュータシステムであれば、図2に示す設定モジュール43、キャリブレーションモジュール41、及びプロファイル作成モジュール42からなる当該プログラムを組み込むことによって構成することができるものである。従って、この測定/調整装置10を、キャリブレーション及び/またはプロファイル作成のための専用のシステムとして構成することは当然であるが、実際には、カラー画像を実際に印刷する前にカラーモニタに表示して印刷の出来上がり具合を検証するという、いわゆるソフトプルーフ等のカラーモニタのカラーマネジメントを行うためのコンピュータシステムに当該プログラムを組み込むようにすればよい。このような意味において、上述したように、この測定/調整装置10では画像データを取り込んで表示することも可能としているのである。
また、以上の説明では、図2に示すプログラムが組み込まれているものとしたが、キャリブレーションモジュール41と設定モジュール43の2つのモジュールだけを組み込むことも可能であり、この場合には、カラーモニタのキャリブレーションの処理のみを行うシステムを構築することができる。このときには、図3(a)、図3(c)、図3(d)に示すウインドウは表示する必要はないので、設定モジュール43は、起動された場合には図3(b)のウインドウを表示し、当該ウインドウで2つの項目についてそれぞれ測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合には、その選択された事項をキャリブレーションモジュール41に通知し、キャリブレーションモジュール41はそれらの事項に基づいてキャリブレーションの処理を実行するようにすればよい。
同様に、プロファイル作成モジュール42と設定モジュール43の2つのモジュールだけを組み込むことも可能であり、この場合には、カラーモニタについてのプロファイル作成の処理のみを行うシステムを構築することができる。このときには、図3(a)、図3(b)、図3(d)に示すウインドウは表示する必要はないので、設定モジュール43は、起動された場合には図3(c)のウインドウを表示し、当該ウインドウで3つの項目についてそれぞれ測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合には、その選択された事項をプロファイル作成モジュール42に通知し、プロファイル作成モジュール42はそれらの事項に基づいてプロファイル作成の処理を実行するようにすればよい。
図4は、キャリブレーションの処理における各項目の測定手段と、プロファイル作成の処理における各項目の測定手段の組み合わせによって、どのような効果が奏されるかを示す図である。図の6段目〜8段目では、プロファイル作成の処理について測定手段は「なし」となっているが、これはプロファイル作成は行わず、キャリブレーションのみを行う場合を示している。同様に、図の9段目〜11段目はプロファイル作成のみを行う場合を示している。
図4の1段目では、白の色味のキャリブレーションは目視で、それ以外の項目は接触型測色器を用いた場合であるが、白の色味のキャリブレーションについては目視で行うために照明光等の環境光の影響が反映されたものとなり、その他の項目については接触型測色器を用いているので、目視の不安定要素は軽減される。その他の段落についても同様であり、目視あるいは非接触型測色器を用いた場合には環境光の影響が反映され、接触型測色器あるいは設定値を用いた場合には、目視の不安定要素の軽減、目視や非接触型測色器を用いた場合の測定のばらつきの軽減という効果が奏されるのである。
以上、本発明に係る測定/調整装置10の特徴的事項、及びその効果について説明したが、以下、カラーモニタのキャリブレーションの具体的な手法、及びプロファイル作成の具体的な手法の例について説明する。なお、白の色味のキャリブレーションの手法、階調再現特性のキャリブレーションの手法、及びプロファイル作成の手法は種々知られており、以下に説明する各手法はあくまでも一例に過ぎないものであることを付言しておく。
(1)主制御手段11の構成例
まず、測定/調整装置10のより詳細な構成例、特に、主制御手段11の構成例を図5に示す。なお、図5に示す構成は、本発明に関する部分のみを示し、その他は省略している。さて、図5において、主制御手段11は、第1色変換手段14、第2色変換手段15、符号20で示す破線で囲んだ部分、及び制御手段18とを含んでいる。破線20で囲んだ部分は、一般にビデオボードあるいはグラフィックボードと称されるものである(以下、これらを総称してビデオボードと称することにする。)。ビデオボード20の構成としては種々のものがあるが、ここでは、R,G,Bのそれぞれのデジタル色信号について入出力特性を定めるためのルックアップテーブル(LUT)16R,16G,16B、及びデジタル色信号R,G,Bのそれぞれをアナログ色信号に変換するD/A変換器17R,17G,17Bで構成されているものとする。
第1色変換手段14は、外部から入力される画像データのRGBまたはCMYKを、標準色空間の色に変換するものであり、ここでは、XYZに変換するものとする。この第1色変換手段14は、予め作成して第1色変換手段14に登録しておく。なお、第1色変換手段14に登録するプロファイルの作成は、周知の方法で行えばよい。この第1色変換手段14に登録するプロファイル、及びその作成手法は、本発明において本質的な事項ではない。第2色変換手段15は、標準色空間の色の値であるXYZを、キャリブレーション及び/またはプロファイル作成の対象となる当該カラーモニタ30に固有のRGB色空間の色に変換するものであり、後述するプロファイル作成の処理によって作成されたプロファイルが登録される。
なお、第1色変換手段14及び第2色変換手段15は実際にはソフトウェアであり、図5に示すように、ビデオボード20の前段においてプロファイルを用いて、ソフトウェアにより行われるものである。
LUT16R,16G,16Bは、それぞれ、R,G,Bのデジタル色信号の入力値対出力値を定めるものであり、後述する階調再現特性のキャリブレーションの処理によって定められた入出力特性が登録される。D/A変換器17R,17G,17Bは、それぞれ、R,G,Bのデジタル色信号をアナログ色信号に変換するものであり、これらのアナログ色信号はカラーモニタ30のアナログ入力端子に入力される。なお、ここではD/A変換器17R,17G,17Bは、何れも増幅器を含み、それらの増幅器の利得が制御手段18によって制御可能であるとする。
なお、ここでは、ビデオボード20は測定/調整装置10の主制御手段11に含まれるものとしたが、カラーマネジメントに用いられるカラーモニタには、ビデオボード20と同等の機能を持つ場合もある。従って、制御手段18から、そのようなカラーモニタのビデオボード20に相当する箇所を制御することが可能であれば、制御手段18によりカラーモニタのそれらの箇所を制御し、主制御手段11の中のビデオボード20は制御しないようにすることもできるが、ここでは、図5に示すように、主制御手段11においてアナログ色信号に変換するまで行い、カラーモニタ30はD/A変換器17R,17G,17Bのそれぞれの出力であるRGBの各アナログ色信号を入力して表示するものとし、キャリブレーションは、後述するように、当該ビデオボード20を制御することにより行うものとして説明を行う。
制御手段18には、図2に示すプログラムが組み込まれている。また、制御手段18は、第2色変換手段15へのプロファイルの書き込み、LUT16R,16G,16Bへの入出力特性の書き込み、D/A変換器17R,17G,17Bの利得の制御を行い、更に、RGBデジタル色信号の出力端子を備えている。図5では、制御手段18から出力されたRGBは、LUT16R,16G,16Bの前段に入力されるものとしている。
なお、カラーモニタ30への種々のウインドウやメッセージの表示、及び後述するグレースケール等の表示は、キャリブレーションモジュール41あるいはプロファイル作成モジュール42から設定モジュール43に表示を要求することによって行われるのであるが、これは設定モジュール43が、表示すべき画像を構成するデジタル色信号を制御手段18のRGB出力端子から出力することによって行うのである。なお、以下では、単に、キャリブレーションモジュール41はウインドウを表示する、キャリブレーションモジュール41はRGBを出力する等と記すことにする。
以上が主制御手段11の構成例の概略であり、次にキャリブレーション及びプロファイル作成の手法の例について説明する。なお、以下では便宜的にR,G,Bの各デジタル色信号は8ビットのデータで表現され、0〜255の256の階調値をとるものとする。
(2)白の色味のキャリブレーション
(2−1)目視による場合
図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、白の色味の項目について測定手段として目視が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合、キャリブレーションモジュール41は白の色味のキャリブレーションの処理を開始するが、まず、LUT16R,16G,16Bの入出力特性をクリアして、出力値=入力値となる特性を書き込むと共に、D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得を所定の値、例えば最大利得値とし、更に、RGB出力端子から、R,G,Bの階調値が何れも255のデジタル色信号を出力する。このときには、外部から画像データは入力されないので、カラーモニタ30にはRGB何れも最大振幅のアナログ色信号が入力されることになる。
目視による白の色味のキャリブレーションを行う場合には、オペレータは、予め基準の白色としたい基準白色物を用意しており、オペレータは、その基準白色物の白と、カラーモニタ30に表示された白とを見比べながら調整を行う。この調整は種々の方法により行うことができ、例えば、カラーモニタ30に輝度調整摘みや、カラーバランス調整摘みが設けられている場合には、これらの調整摘みを操作することによって行うことができ、また、例えば、白が表示されているカラーモニタ30の画面の一部に、図6に示すような白の色味の調整のためのウインドウを表示することによって行うこともできる。
図6に示すウインドウには、RGBのそれぞれについて、色信号の振幅をパーセントで示したバーが表示され、各バーの中にはスクロールバー21、22、23が表示されている。そして、オペレータはカラーモニタ30に表示された白と、基準白色物と見比べながらスクロールバー21、22、23を操作して、両者の白の色味が一致するように調整する。この際、スクロールバー21、22または23が操作されると、キャリブレーションモジュール41は、設定モジュール43を介して、どの色がどれだけ変化されたか、その変化量を取り込み、当該変化量に応じて対応する色のD/A変換器の増幅器の利得を制御する。
これによって画面に表示される白の色味が変化するので、オペレータは試行錯誤的にスクロールバー21、22または23を操作して、表示された白の色味と、基準白色物の白の色味とが一致すると、図6のウインドウの「OK」ボタンを操作する。「OK」ボタンが操作されたことは設定モジュール43からキャリブレーションモジュール41に通知され、キャリブレーションモジュール41は各D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得をそのときの状態に保持する。これによって白の色味のキャリブレーションが行われる。
なお、図6に示すようなウインドウに代えて、RGBのそれぞれについて直接階調値を数値入力するウインドウ、あるいはD/A変換器17R,17G,17Bのそれぞれの利得を数値入力するウインドウを表示することによっても白の色味のキャリブレーションを行うことができることは明らかであろう。
ここでは、D/A変換器17R,17G,17Bが増幅器を含んでおり、それらの増幅器の利得を制御するものとしているが、D/A変換器17R,17G,17Bが増幅器を含んでいない場合には、D/A変換器17R,17G,17Bのそれぞれの前段にデジタル色信号の増幅器を設けて、それらの増幅器の利得を制御するようにしてもよく、あるいは、D/A変換器17R,17G,17Bのそれぞれの後段にアナログ色信号の増幅器を設け、それらの増幅器の利得を制御するようにしてもよい。特に、近年の液晶のカラーモニタでは直接デジタル色信号を入力して表示するタイプのものがあるが、そのようなカラーモニタを用いる場合には、D/A変換器17R,17G,17Bのそれぞれの前段にデジタル色信号の増幅器を設け、それらの増幅器の利得を制御するようにする必要があることは当然であり、その増幅器の出力のデジタル色信号をそのままカラーモニタに入力するようにすればよい。
(2−2)接触型測色器による場合
この場合には、オペレータは基準白色物を用意し、測色器13として接触型測色器をI/F19に接続する。さて、図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、白の色味の項目について測定手段として接触型測色器が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合、キャリブレーションモジュール41は白の色味のキャリブレーションの処理を開始するが、まず、LUT16R,16G,16Bの入出力特性をクリアして、出力値=入力値となる特性を書き込むと共に、D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得を所定の値、例えば最大利得値とし、更に、RGB出力端子から、R,G,Bの階調値が何れも255のデジタル色信号を出力する。このときには、外部から画像データは入力されないので、カラーモニタ30にはRGB何れも最大振幅のアナログ色信号が入力されることになる。
そして、キャリブレーションモジュール41は、カラーモニタ30の画面に、図7(a)に示すように、基準白色物に接触型測色器を接触することを要求するメッセージを表示する。そして、オペレータはこれに応じて接触型測色器を基準白色物に接触させ、「OK」ボタンを操作することになるが、「OK」ボタンが操作されると、設定モジュール43は「OK」ボタンが操作されたことをキャリブレーションモジュール41に通知する。この通知を受けると、キャリブレーションモジュール41は、接触型測色器からなる測色器13に測色の指示を与える。これによって接触型測色器は測色を開始し、その測色値をキャリブレーションモジュール41に通知する。これによりキャリブレーションモジュール41は基準白色物の白の測色値を取り込む。
次に、キャリブレーションモジュール41は、カラーモニタ30の画面に、図7(b)に示すように、画面の白が表示されている部分に接触型測色器を接触することを要求するメッセージを表示する。そして、オペレータは、カラーモニタ30の画面の白が表示されている部分に接触型測色器を接触させて「OK」ボタンを操作することになるが、「OK」ボタンが操作されると、設定モジュール43は「OK」ボタンが操作されたことをキャリブレーションモジュール41に通知する。この通知を受けると、キャリブレーションモジュール41は、測色器13に測色の指示を与える。これによって接触型測色器は測色を開始し、その測色値をキャリブレーションモジュール41に通知する。
このようにして画面の白の測色値を受けると、キャリブレーションモジュール41は、当該画面の白の測色値と、先に取り込んだ基準白色物の白の測色値とを比較し、両者の差が所定の誤差の範囲内であれば、現在表示している白は基準白色物の白と同じであるとして、D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得を現在のまま保持して白の色味のキャリブレーションの処理を終了する。
しかし、画面の白の測色値と、基準白色物の白の測色値との差が所定の誤差の範囲外である場合には、キャリブレーションモジュール41は、D/A変換器17Rの増幅器の利得、D/A変換器17Gの増幅器の利得、及び/またはD/A変換器17Bの増幅器の利得を変更して新たな白を表示する。このときには制御手段18から出力するR,G,Bの階調値は変更されず、何れも255のままである。
そして、キャリブレーションモジュール41は再度測色器13に測色の指示を与え、測色器13から新たな白の測色値を取り込み、画面の白の測色値と、基準白色物の白の測色値とを比較して、両者の差が所定の誤差の範囲内か、範囲外かを判断し、誤差の範囲外であれば、キャリブレーションモジュール41は、更にD/A変換器17R,17G,17Bの何れか、あるいは複数を制御して新たな白を表示し、それを測色するという動作を繰り返す。
つまり、この処理では、キャリブレーションモジュール41は、D/A変換器17R,17G,17Bの何れか、あるいは複数を制御して白を表示し、その測色値と、基準白色物の白の測色値とを比較するという動作を、両者の測色値の差が誤差の範囲内になるまで試行錯誤的に繰り返し行うのである。この際の処理としては、例えば、両者の測色値を比較して、表示している白が基準白色物の白より赤が多い場合には、RのD/A変換器17Rの増幅器の利得を下げ、逆に表示している色の赤が少なければD/A変換器17Rの増幅器の利得を上げる、という処理を行えばよい。
そして、画面の白の測色値が、基準白色物の白の測色値と誤差の範囲内になると、キャリブレーションモジュール41は両者の白の色味は一致したと判断して、D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得をそのままの状態に保持して、設定モジュール43を介して、白の色味のキャリブレーションが終了したことを示すメッセージ(図示せず)をカラーモニタ30の画面に表示する。
(2−3)非接触型測色器による場合
図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、白の色味の項目について測定手段として非接触型測色器が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合、キャリブレーションモジュール41は白の色味のキャリブレーションの処理を開始するが、このときの処理は、使用する測色器が異なるだけで上述した接触型測色器を用いた場合と同じである。ただ、このときカラーモニタ30に表示するメッセージは、まず図8(a)に示すように、非接触型測色器を基準白色物に向けるように要求するメッセージをウインドウ表示し、そのウインドウで「次へ」ボタンが操作されたら、次に、図8(b)に示すように、非接触型測色器を画面の白の部分に向けるように要求するメッセージをウインドウ表示する。
(3)階調再現特性のキャリブレーション
以上が測定手段として、目視、接触型測色器、または非接触型測色器を用いた場合の白の色味のキャリブレーションであり、白の色味のキャリブレーションが終了すると、キャリブレーションモジュール41は、次に階調再現特性のキャリブレーションを行う。なお、階調再現特性のキャリブレーションの処理を開始するときには、各LUT16R,16G,16Bはクリアされた状態、即ち、出力値=入力値となる特性となされており、各D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得は、白の色味のキャリブレーションで設定された値に保持されている。
(3−1)目視による場合
図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、階調再現特性の項目について測定手段として目視が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作され、設定モジュール43からその旨の通知を受けると、キャリブレーションモジュール41は、まず白の色味のキャリブレーションの処理を実行し、それが終了すると階調再現特性のキャリブレーションの処理を開始する。
この目視による階調再現特性のキャリブレーションの処理は種々知られており、上記の特許文献1、2、3または4に開示されている手法を用いることができるが、以下、階調再現特性のキャリブレーションの処理の一例について概略説明する。
キャリブレーションモジュール41は、まず、図9(a)に示すように所望のγ値の入力を要求するウインドウを表示する。このウインドウにおいて、オペレータが所望のγ値を数値入力して「次へ」ボタンを操作すると、入力されたγ値は設定モジュール43からキャリブレーションモジュール41に通知され、キャリブレーションモジュール41は入力されたγ値を記憶する。
次に、キャリブレーションモジュール41は、設定モジュール43を介して、カラーモニタ30に、図9(b)に示すように、背景色が黒(図のaの部分)、中央部が可変の赤(図のbの部分)(値はRとする)の測定画面がスクロールバー24と共に表示する。この画面において、スクロールバー24が操作されると、キャリブレーションモジュール41は、設定モジュール43を介してスクロールバー24によるRの変化量を検知し、当該変化量に応じて制御手段18から出力するRの値を変化させる。従って、図9のbで示す部分は、黒(R=G=B=0)から赤(R=255,G=B=0)まで変化させることが可能である。
そして、オペレータは、図9(b)のbの部分が黒から赤に変化し始めた位置でスクロールバー24の操作を終了し「次へ」ボタンを操作する。これによって、このとき制御手段18から出力しているRの値を黒と赤とのオフセット量αrとして記憶する。同様にして、キャリブレーションモジュール41は黒と緑とのオフセット量αg、黒と青とのオフセット量αbを求める。
そしてキャリブレーションモジュール41は、求めたオフセット量αr,αg,αbに基づいて、先に入力されたγ値の入力ガンマ特性のテーブルを、R,G,Bのそれぞれについて作成し、その作成した入力ガンマ特性テーブルを、それぞれLUT16R,16G,16Bに書き込む。なお、入力ガンマ特性テーブルを作成するについては、必ず、(入力値=255,出力値=255)の点を通るようにする。これで階調再現特性のキャリブレーションが終了となる。
図9(c)に作成されたガンマ曲線の例を示す。図9(c)において太い実線で示す曲線は、Rについて作成され、LUT16Rに書き込まれた入力ガンマ特性テーブルの例を示しており、図中の太い破線は、出力=入力=0の点を通り、入力されたγ値を有する曲線を示している。
(3−2)接触型測色器による場合
図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、階調再現特性の項目について測定手段として接触型測色器が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作され、設定モジュール43からその旨の通知を受けると、キャリブレーションモジュール41は、先ず白の色味のキャリブレーションの処理を実行し、それが終了すると階調再現特性のキャリブレーションの処理を開始する。なお、このときにも、各LUT16R,16G,16Bはクリアされた状態、即ち、出力値=入力値となる特性となされており、各D/A変換器17R,17G,17Bの増幅器の利得は、白の色味のキャリブレーションで設定された値に保持されている。
キャリブレーションモジュール41は、まず、図10(a)に示すように、測色器をカラーモニタ30の画面の中央部分に接触させることを要求すると共に、所望のγ値の入力を要求するウインドウを表示する。そして、オペレータが測色器13として接触型測色器を画面の中央部分に接触させ、所望のγ値を数値入力して「次へ」ボタンを操作すると、入力されたγ値は設定モジュール43からキャリブレーションモジュール41に通知され、キャリブレーションモジュール41は入力されたγ値を記憶する。
次に、キャリブレーションモジュール41は、制御手段18から、所定の値のRGBをLUT16R,16G,16Bに出力する。このとき、R,G,B,の値は全て同じ(R=G=B)とする。従って、カラーモニタ30の画面の中央部分には、当該信号値に対応したグレースケールが表示されることになる。
当該グレースケールを表示すると、キャリブレーションモジュール41は、測色器13に測色の指示を与え、測色器13からの測色値を取り込む。キャリブレーションモジュール41は、RGBの値を種々に変更して、グレースケールの表示と、測色を繰り返す。いくつのグレースケールを表示するかは任意に定めることができ、グレースケールの数が多い程、階調再現特性を高精度に定めることができる。
キャリブレーションモジュール41は、所定の数だけのグレースケールの表示、及び測色を終了すると、測色値及びグレースケールの信号値に基づいて、カラーモニタ30における入力信号の階調値と、実際の表示輝度との関係を示す階調再現特性、具体的には、入力信号階調値対表示輝度の関係を求める。次に、キャリブレーションモジュール41は、当該階調再現特性と、予め入力されたγ値のガンマ特性を実現するための階調再現特性との比較から、制御手段18からある階調値のR,G,Bを出力したときに、実際にカラーモニタ30に表示される輝度が入力されたγ値のガンマ特性上になるようにするためにはLUT16R,16G,16Bによってどのように変更されるべきかを定めるテーブルを作成する。
この処理の概略を説明する。いま、例えば図10(a)のウインドウで入力されたγ値を有するガンマカーブが図10(b)の破線で示すようであり、所定の数のグレースケールを実際に測色して得た、カラーモニタ30への入力信号階調特性と測色輝度の関係をプロットしてスムージングしたカーブが図10(b)の実線のようであったとする。このとき、ある入力信号階調値K1に注目すると、実際の測色輝度は、破線のガンマカーブ上にはないから、表示されるべき輝度Qとは異なっている。この場合には、キャリブレーションモジュール41は、実線の入力信号階調値対測色輝度のカーブ上において、当該入力信号階調値K1が入力されたときに表示されるべき輝度Qとなる入力信号階調値を求める。この場合にはK2となる。そこでキャリブレーションモジュール41は、LUT16R,16G,16Bの各テーブルにおいて、入力信号の階調値がK1である場合には、階調値がK2の信号を出力するように設定する。これにより、画像データのある画素のR,G,Bの階調値がK1である場合には、LUT16R,16G,16Bから出力される信号の階調値はK2となり、カラーモニタ30で表示される輝度はQとなる。
以上の処理を全ての入力信号階調値について行う。これにより、全ての階調値について入力信号の階調値に対して出力信号の階調値が対応付けられたテーブルが得られ、キャリブレーションモジュール41は、このテーブルをLUT16R,16G,16Bに書き込む。従って、この処理では、LUT16R,16G,16Bの3つのLUTは全て同じものとなる。これで接触型測色器を用いた階調再現特性のキャリブレーションの処理は終了となる。
(3−3)非接触型測色器による場合
図3(b)または図3(d)に示すウインドウにおいて、階調再現特性の項目について測定手段として非接触型測色器が選択され、その他の項目についても測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作された場合、キャリブレーションモジュール41は、先ず白の色味のキャリブレーションの処理を実行し、それが終了すると階調再現特性のキャリブレーションの処理を開始するが、このときの処理は、使用する測色器が異なるだけで上述した接触型測色器を用いた場合と同じである。ただ、このときカラーモニタ30に表示するメッセージは、図11に示すように、非接触型測色器を基準白色物に向けるように要求すると共に、γ値の入力を要求するメッセージとなる。
(4)プロファイル作成
標準色空間としてCIE XYZを用いた場合、カラーモニタ30に階調値がR,G,Bの信号を入力し、そのときにカラーモニタ30に実際に表示される色の測色値をX,Y,Zとしたとき、X,Y,Zは次の(1)式で示す行列式として表されることが知られている。
Figure 0004530200
ここで、γはガンマ値、XR,YR,ZRは赤の原色(R=255,G=B=0)のみが表示された場合の測色色度、XG,YG,ZGは緑の原色(R=0,G=255,B=0)のみが表示された場合の測色色度、XB,YB,ZBは青の原色(R=255,G=B=0)のみが表示された場合の測色色度である。
即ち、(1)式は、階調値がそれぞれR,G,Bの信号をカラーモニタ30に入力した場合に表示される色の測色値X,Y,Zを表しているのであり、これは当該カラーモニタ30についてのプロファイルのうちの、カラーモニタ30に固有のRGBによる色空間の色を、CIE XYZの標準色空間の色に変換するための第1の色変換手段に他ならない。そして、(1)式をR,G,Bについて解いた式がプロファイルのもう一つの色変換手段であるところの、CIE XYZの標準色空間の色を、当該カラーモニタ30に固有のRGBによる色空間の色に色変換する第2の色変換手段となる。
従って、プロファイル作成では、プロファイル作成モジュール42は、(1)式を求めて第1の色変換手段を作成し、更にそれをR,G,Bについて解いて第2の色変換手段を作成して、それらを図5に示す第2色変換手段15に書き込む処理を行うのである。
さて、(1)式を得るためには、先ずRGB三原色の色度を測定する必要がある。(1)式中のXR,YR,ZR,XG,YG,ZG,XB,YB,ZBを得る必要があるからである。また、プロファイルを作成するについては、対象であるカラーモニタ30の階調再現特性が所望の状態になっている必要がある。更に、(1)式には反映されないのであるが、ICCの規格では白色の値を記述しておかなければならないので、白色の測定を行う必要がある。このように、プロファイルを作成するに際しては、白の色味の測定、階調再現特性の測定、及びRGB三原色の色度の3つの項目の測定が必要となるのである。
なお、図3(a)に示すウインドウで「両方」を選択した場合のように、プロファイル作成を行う時点で既にキャリブレーションが終了している場合には、白の色味の測定、及び階調再現特性の測定は敢えて行う必要はなく、白の値、及びγ値は何れもキャリブレーション時に測定した白の値、キャリブレーション時に入力されたγ値を、キャリブレーションモジュール41からプロファイル作成モジュール42に通知するようにして、RGB三原色色度の測定のみを行えばよい。しかし、プロファイル作成時に未だキャリブレーションを行っていない場合、あるいは、キャリブレーションは行ったが再度測定したいという場合には、白の値の測定と、階調再現特性の測定を行うことになる。
さて、図3(c)のウインドウにおいてプロファイル作成の処理の3つの項目について、それぞれ測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作されると、その旨が設定モジュール43からプロファイル作成モジュール42に通知され、プロファイル作成モジュール42はプロファイル作成の処理を開始する。
また、図3(d)に示すウインドウにおいて、キャリブレーションの処理の2つの項目、及びプロファイル作成の処理の3つの項目についてそれぞれ測定手段が選択されて「次へ」のボタンが操作されると、その旨が設定モジュール43からキャリブレーションモジュール41及びプロファイル作成モジュール42に通知され、先ず、キャリブレーションモジュール41がキャリブレーションの処理を実行し、キャリブレーションモジュール41は終了すると、その旨をプロファイル作成モジュール42に通知し、それによってプロファイル作成モジュール42はプロファイル作成の処理を開始する。
なお、ここでは、プロファイル作成の処理は、白の色味の測定、階調再現特性の測定、RGB三原色色度の測定の順に行うものとする。
(4−1)白の色味の測定
白の色味の測定は、測定手段として、目視、接触型測色器または非接触型測色器が選択された場合には、上述した白の色味のキャリブレーションと同じであり、目視による場合には、例えば図6のウインドウで設定されたRGBの値を白の値とすればよい。また、接触型測色器または非接触型測色器を用いた場合には、上述したと同様に、カラーモニタ30の画面に白を表示して、その白の測色値を白の値とする。
このように、プロファイル作成モジュール42は、白の色味の測定に関して、キャリブレーションモジュール41が行う処理と同じ処理を行うのである。
白の色味の測定手段として設定値が選択された場合について説明する。白の色味の測定手段として設定値が選択された場合には、プロファイル作成モジュール42は、図12(a)に示すように、予め登録されている白の値を表示したウインドウを表示し、この中で選択された白の値を、そのまま白の値としてプロファイルに書き込む。
なお、図3(a)に示すウインドウで「両方」が選択された場合のように、キャリブレーションに続けてプロファイル作成を行う選択がなされた場合には、例えば、図12(b)に示すように、予め登録された白の値に加えて、キャリブレーション時に測定した白の値を選択できるようにする。そして、プロファイル作成モジュール42は、図12(b)に示すように「キャリブレーション時の値」が選択された場合には、キャリブレーションモジュール41からキャリブレーション時に測定した白の値の通知を要求し、それを得ると、その白の値をそのままプロファイルに書き込む処理を行う。
(4−2)階調再現特性の測定
階調再現特性の測定は、測定手段として、目視、接触型測色器または非接触型測色器が選択された場合には、上述した階調再現特性のキャリブレーションと同じであり、目視による場合には、図9(a)に示すウインドウを表示し、そこで入力されたγ値を、接触型測色器を用いる場合には図10(a)に示すウインドウを表示し、そこで入力されたγ値を、また、非接触型測色器を用いる場合には図11に示すウインドウを表示して、そこで入力されたγ値を、(1)式のγの値として用いる。
このように、プロファイル作成モジュール42は、階調再現特性の測定に関しても、キャリブレーションモジュール41が行う処理と同じ処理を行うのである。
階調再現特性の測定手段として設定値が選択された場合は、白の色味の測定手段として設定値が選択された場合と同様であり、プロファイル作成モジュール42は、図13(a)に示すように、予め登録されているγ値をウインドウ表示し、そこで選択されたγ値を(1)式のγ値とする。
また、図3(a)に示すウインドウで「両方」が選択された場合のように、キャリブレーションに続けてプロファイル作成を行う選択がなされた場合には、例えば、図13(b)に示すように、予め登録されたγ値に加えて、キャリブレーション時に測定したγ値を選択できるようにする。そして、プロファイル作成モジュール42は、図13(b)に示すように「キャリブレーション時の値」が選択された場合には、キャリブレーションモジュール41からキャリブレーション時に測定したγ値、即ちオペレータによって入力されたγ値の通知を要求し、それを得ると、そのγ値を(1)式のγの値として用いる。
(4−3)RGB三原色色度の測定
RGB三原色色度の測定手段として接触型測色器が選択されている場合、プロファイル作成モジュール42は、図7(a)に示すと同様に測色器をカラーモニタ30の画面に接触されることを要求するメッセージをウインドウ表示し、そのウインドウで「OK」ボタンが操作されると、赤の原色(R=255,G=B=0)を制御手段18から出力し、測色器13に測色の指示を与えて、測色値を取り込み、この測色値を(1)式の右辺のマトリクス中のXR,YR,ZRとする。
次に、プロファイル作成モジュール42は、緑の原色(R=0,G=255,B=0)を制御手段18から出力し、測色器13に測色の指示を与えて、測色値を取り込み、この測色値を(1)式の右辺のマトリクス中のXG,YG,ZGとする。次に、プロファイル作成モジュール42は、青の原色(R=G=0,B=255)を制御手段18から出力し、測色器13に測色の指示を与えて、測色値を取り込み、この測色値を(1)式の右辺のマトリクス中のXB,YB,ZBとする。
RGB三原色色度の測定手段として非接触型測色器が選択された場合の処理は、用いる測色器が非接触型測色器であるだけで、処理自体は上述した接触型測色器を用いた場合の処理と同じである。
RGB三原色色度の測定手段として設定値が選択された場合には、プロファイル作成モジュール42は、図14に示すように、予め登録されているRGB三原色色度値をウインドウ表示し、そこで選択された三原色色度の値を、(1)式の右辺の3×3のマトリクス中の値として用いる。なお、図14では、A,B,Cの3つのカラーモニタについての予め測定されている三原色色度値が表示されており、このウインドウでカラーモニタを指定することで三原色色度が選択できるようになされている。
(4−4)プロファイルの作成
このようにして、白の値、階調再現特性、即ちγ値、そしてRGB三原色色度を得ると、プロファイル作成モジュール42は、(1)式を第1の色変換手段を得、更に(1)式をRGBについて解いて第2の色変換手段を得て、これら2つの色変換手段を第2色変換手段15に書き込む。これでプロファイル作成の処理が終了する。なお、第2色変換手段15は、XYZからRGBへの色変換を行うものであるので、実際の色変換で用いるのは第2の色変換手段のみである。
以上説明したように、本発明によれば、カラーモニタのキャリブレーションのみを行うこともでき、プロファイル作成のみを行うこともでき、これらの両方を行うこともでき、しかも、キャリブレーション時の白の色味、階調再現特性という2つの項目についての測定、そしてプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、RGB原色色度という3つの項目についての測定における測定手段として、これらの必要に応じて、それぞれ独立して、所望の測定手段を選択して用いることができる方法及び装置が提供される。
本発明に係るモニタのキャリブレーション及び/またはプロファイル作成のための測定/調整装置の構成の概略、及びその使用状態を示す図である。 主制御手段11に組み込まれるキャリブレーション/プロファイル作成プログラムを示す図である。 本発明において特徴的な事項について説明するためのウインドウ表示の例を示す図である。 キャリブレーションの処理における各項目の測定手段と、プロファイル作成の処理における各項目の測定手段の組み合わせによって、どのような効果が奏されるかを示す図である。 測定/調整装置10のより詳細な構成例、特に、主制御手段11の構成例を示す図である。 目視による白の色味のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示す図である。 接触型測色器を用いた白の色味のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示す図である。 非接触型測色器を用いた白の色味のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示す図である。 目視による階調再現特性のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示すと共に、このときの処理を説明するための図である。 接触型測色器による階調再現特性のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示すと共に、このときの処理を説明するための図である。 非接触型測色器による階調再現特性のキャリブレーションの際に表示されるウインドウの例を示す図である。 プロファイル作成において、白の色味の測定手段として設定値が選択された場合に表示されるウインドウの例を示す図である。 プロファイル作成において、階調再現特性の測定手段として設定値が選択された場合に表示されるウインドウの例を示す図である。 プロファイル作成において、RGB三原色色度の測定手段として設定値が選択された場合に表示されるウインドウの例を示す図である。
符号の説明
10…測定/調整装置
11…主制御手段
12…入力手段
13…測色器
14…第1色変換手段
15…第2色変換手段
16R,16G,16B…LUT
17R,17G,17B…D/A変換器
18…制御手段
19…I/F
20…ビデオボード
30…カラーモニタ

Claims (12)

  1. カラーモニタについてのキャリブレーションとプロファイル作成が可能であり、
    カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行い、
    カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う
    ことを特徴とするカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成の方法。
  2. カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置であって、
    キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段と、
    カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段と、
    カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段と
    を備えることを特徴とするカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行う装置。
  3. カラーモニタについてのキャリブレーションが可能であり、
    カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う
    ことを特徴とするカラーモニタのキャリブレーションの方法。
  4. カラーモニタのキャリブレーションを行う装置であって、
    カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段を
    備えることを特徴とするカラーモニタのキャリブレーションを行う装置。
  5. カラーモニタについてのプロファイル作成が可能であり、
    カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う
    ことを特徴とするカラーモニタのプロファイル作成の方法。
  6. カラーモニタのプロファイル作成を行う装置であって、
    カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段を
    備えることを特徴とするカラーモニタのプロファイル作成を行う装置。
  7. カラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラムであって、
    コンピュータを、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段として機能させるためのプログラムと、
    コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムと、
    コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラム
    を備えることを特徴とするカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラム。
  8. カラーモニタのキャリブレーションを行うプログラムであって、
    コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラム
    備えることを特徴とするカラーモニタのキャリブレーションを行うプログラム。
  9. カラーモニタのプロファイル作成を行うプログラムであって、
    コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラム
    備えることを特徴とするカラーモニタのプロファイル作成を行うプログラム。
  10. コンピュータを、キャリブレーションのみを行うか、プロファイル作成のみを行うか、あるいはキャリブレーションとプロファイル作成の両方を行うかを選択する手段として機能させるためのプログラムと、
    コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムと、
    コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラム
    を記録したカラーモニタのキャリブレーション及びプロファイル作成を行うプログラムを記録した記録媒体。
  11. コンピュータを、カラーモニタについての白の色味、及び階調再現特性のキャリブレーション時の測定手段として、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味及び階調再現特性のキャリブレーションを行う手段として機能させるためのプログラムを記録したカラーモニタのキャリブレーションを行うプログラムを記録した記録媒体。
  12. コンピュータを、カラーモニタについてのプロファイル作成時の白の色味、階調再現特性、三原色色度の測定手段として、白の色味及び階調再現特性の測定手段については、それぞれ、目視、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、三原色色度の測定手段としては、接触型測色器、非接触型測色器、予め登録された設定値の何れかを独立して選択可能であり、選択された測定手段により白の色味、階調再現特性及び三原色色度の測定を行ってプロファイル作成を行う手段として機能させるためのプログラムを記録したカラーモニタのプロファイル作成を行うプログラムを記録した記録媒体。
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