JP2007080107A - システム、マルチファンクション装置、メモリカードおよび文書管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連結されているマルチファンクション装置間のフォルダ内ファイルのアクセス及び移動を可能とさせるIDをメモリカードに作成する機能を有しているシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】複数のマルチファンクション装置とホスト端末装置と、文書を保管するためのドキュメントサーバとを有するネットワークシステムにおいて、マルチファンクション装置は、前記ドキュメントサーバのフォルダ内のIDと、前記メモリカードのメモリに格納されている機種情報IDとに基づいて前記ドキュメントサーバ内のフォルダにアクセスし、前記マルチファンクション装置の他の装置へファイルを移動させるためのIDを前記メモリカードに作成するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】複数のマルチファンクション装置とホスト端末装置と、文書を保管するためのドキュメントサーバとを有するネットワークシステムにおいて、マルチファンクション装置は、前記ドキュメントサーバのフォルダ内のIDと、前記メモリカードのメモリに格納されている機種情報IDとに基づいて前記ドキュメントサーバ内のフォルダにアクセスし、前記マルチファンクション装置の他の装置へファイルを移動させるためのIDを前記メモリカードに作成するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、メモリカードを利用したシステム、マルチファンクション、メモリカードおよび文書管理方法に関する。
近年、マルチファンクション装置では多機能の要求があり、この装置に搭載されるPCB(Printed Circuit Board)の高集積度が要求されている。従来、インターフェイスとしてICカードインターフェイスが搭載されていたが、これよりも実装スペースが小さいメモリカードを実装して実装スペースの削減を行っている。
一方、メモリカードは近年モバイル環境の発展に伴い安価になり、マルチファンクション装置にもメモリカードインターフェイスを搭載した機器が増えつつある。
またネットワーク機能を有したマルチファンクション装置(コピーとプリンタの両機能を有する多機能装置)では、ホスト端末から転送されてきたデータをファイルとして記憶装置(HDD等)へ保管するドキュメントサーバ機能を有する装置も存在する。
このドキュメントサーバ機能を有する装置(ドキュメントサーバ機能を有するマルチファンクション装置:本明細書で「ドキュメントサーバ装置」あるいは単に「装置」ということがある)では、機密文書を格納(ストア)したりする場合もある。
また、ドキュメントサーバ装置は常時アクセスが可能であり、誰もがアクセス可能であるようにしているのが一般的である。
このような環境要求の下、機密文書保護のために、帰宅時(帰宅後)はアクセスを避け、この記憶装置を帰宅の際に取り外す場合もある。
特開2002−236571公報
一方、メモリカードは近年モバイル環境の発展に伴い安価になり、マルチファンクション装置にもメモリカードインターフェイスを搭載した機器が増えつつある。
またネットワーク機能を有したマルチファンクション装置(コピーとプリンタの両機能を有する多機能装置)では、ホスト端末から転送されてきたデータをファイルとして記憶装置(HDD等)へ保管するドキュメントサーバ機能を有する装置も存在する。
このドキュメントサーバ機能を有する装置(ドキュメントサーバ機能を有するマルチファンクション装置:本明細書で「ドキュメントサーバ装置」あるいは単に「装置」ということがある)では、機密文書を格納(ストア)したりする場合もある。
また、ドキュメントサーバ装置は常時アクセスが可能であり、誰もがアクセス可能であるようにしているのが一般的である。
このような環境要求の下、機密文書保護のために、帰宅時(帰宅後)はアクセスを避け、この記憶装置を帰宅の際に取り外す場合もある。
ドキュメントサーバは、従来使用しているICカードのインターフェイスを使用して、このサーバ内のデータを読み込むことも可能である。この場合、データを読み込みたいマルチファンクション装置にICカードを装着し、ドキュメントサーバ内のデータを選択すれば、自由に文書を読み込むことが可能である。
一方機密管理が必要であるにも関らず管理されていない文書等が存在するケースが多々ある。
前記データの読み込みには文書が保管されているマルチファンクション装置にカードを装着する必要があり、マルチファンクション装置に接続されている他のマルチファンクション装置から文書データを移動することはできない。
本発明は、ドキュメントサーバ装置内の文書の移動及び管理を、メモリカードを使用して行うことを目的とする。
一方機密管理が必要であるにも関らず管理されていない文書等が存在するケースが多々ある。
前記データの読み込みには文書が保管されているマルチファンクション装置にカードを装着する必要があり、マルチファンクション装置に接続されている他のマルチファンクション装置から文書データを移動することはできない。
本発明は、ドキュメントサーバ装置内の文書の移動及び管理を、メモリカードを使用して行うことを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、連結ケーブルで接続された複数のマルチファンクション装置とネットワークを介して接続されたホスト端末装置と、文書を保管するためのドキュメントサーバとを有するシステムにおいて、前記ドキュメントサーバに設けられた各文書のフォルダに、メモリカードにIDを作成させるためのID格納手段と、前記メモリカードの認識ID格納手段と、前記メモリカードインターフェイスとを有するマルチファンクション装置と、メモリカードとを有し、前記マルチファンクション装置は、前記ドキュメントサーバのフォルダ内のIDと、前記メモリカードのメモリに格納されている機種情報IDとに基づいて前記ドキュメントサーバ内のフォルダにアクセスし、前記マルチファンクション装置の他の装置へファイルを移動させるためのIDを前記メモリカードに作成することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記メモリカードを前記システム内の他のマルチファンクション装置に装着すると、当該マルチファンクション装置は、前記メモリカードに登録されているIDと一致するフォルダ内のファイルが可能となる請求項1に記載のシステムを特徴とする。
また請求項3に記載のシステムは、前記マルチファンクション装置は前記ファイル移動を禁止するプロテクト条件を制御する請求項1または2に記載のシステムを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用するマルチファンクション装置であって、前記マルチファンクション装置は、文書を保管するためのドキュメントサーバが設けられ、前記ドキュメントサーバに設けられた各文書のフォルダに、メモリカードにIDを作成させるためのID格納手段と、メモリカード認識ID格納手段と、メモリカードインターフェイスとを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用可能なメモリカードであって、前記メモリカードは、前記システムに使用可能なマルチファンクション装置内のドキュメントサーバのフォルダ内IDと、前記マルチファンクション装置内の不揮発性メモリ内の機種情報IDとを組み合わせたIDが保存されているメモリカードを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムを用いて前記システム内のドキュメントサーバ内文書の移動及び管理を請求項5に記載のメモリカードを使用して行う文書管理方法を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記メモリカードを前記システム内の他のマルチファンクション装置に装着すると、当該マルチファンクション装置は、前記メモリカードに登録されているIDと一致するフォルダ内のファイルが可能となる請求項1に記載のシステムを特徴とする。
また請求項3に記載のシステムは、前記マルチファンクション装置は前記ファイル移動を禁止するプロテクト条件を制御する請求項1または2に記載のシステムを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用するマルチファンクション装置であって、前記マルチファンクション装置は、文書を保管するためのドキュメントサーバが設けられ、前記ドキュメントサーバに設けられた各文書のフォルダに、メモリカードにIDを作成させるためのID格納手段と、メモリカード認識ID格納手段と、メモリカードインターフェイスとを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用可能なメモリカードであって、前記メモリカードは、前記システムに使用可能なマルチファンクション装置内のドキュメントサーバのフォルダ内IDと、前記マルチファンクション装置内の不揮発性メモリ内の機種情報IDとを組み合わせたIDが保存されているメモリカードを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムを用いて前記システム内のドキュメントサーバ内文書の移動及び管理を請求項5に記載のメモリカードを使用して行う文書管理方法を特徴とする。
本発明のシステムに使用されるマルチファンクション装置は、連結されているマルチファンクション装置間のフォルダ内ファイルのアクセス及び移動を可能とさせるIDをメモリカードに作成する機能を有しているので、メモリカードによるドキュメントサーバの管理が、従来よりも一層簡単となる。
また、作成されたメモリカードを保持している人のみがメモリカードに登録されているIDのフォルダを管理することが可能となる。
また本発明のマルチファンクション装置は、連結されているマルチファンクション装置間のフォルダ内ファイルを移動させる機能を有しているので、マルチファンクション装置間のファイル移動が容易となる。
また本発明のマルチファンクション装置は、ホスト端末からフォルダ内ファイルの移動条件を制御させる機能を有しているので、セキュリティの面でも有効である。
また、作成されたメモリカードを保持している人のみがメモリカードに登録されているIDのフォルダを管理することが可能となる。
また本発明のマルチファンクション装置は、連結されているマルチファンクション装置間のフォルダ内ファイルを移動させる機能を有しているので、マルチファンクション装置間のファイル移動が容易となる。
また本発明のマルチファンクション装置は、ホスト端末からフォルダ内ファイルの移動条件を制御させる機能を有しているので、セキュリティの面でも有効である。
以下、図面を参照して、本発明のシステムに使用される装置を実施形態により、詳細に説明する。
本システムのシステム構成図を図1に示す。1はマルチファンクション装置であり、装置1a、1b、1cは、それぞれ連結ケーブル4で接続され、また装置1cはハブ2を経由してネットワークケーブル5により、ホスト端末3と接続されている。
図2は、各マルチファンクション装置1内のコントローラブロック図であり、ホスト端末装置3(内のネットワークI/F204)は、ハブ2を介して、ネットワークケーブルでマルチファンクション装置1(1a、1b、1c、・・・)、と接続されている。この図では、接続されるホスト端末装置3が3台のマルチファンクション装置1と連結されている例を示しているが、本発明では、マルチファンクション装置の連結数の3は単なる例示であり、本発明のシステムでは、これらの連結数は、制限されず、1台以上であればよい。
このようなシステムにおいて、図3に示すように、ドキュメントサーバ内の文書は、たとえばHDD201に保存される。このようなシステムでは、好ましくは記録媒体として持ち運びが可能で重量も大きさも小さいメモリカード(SDメモリカード)が使用できるが、しかし、このような汎用性を有するために、SDメモリカードのカードIDを識別して、不必要な文書の読み出し、あるいは危険な文書の読み込みを防止するために、識別IDを登録して不要あるいは権限の無いアクセスを防止している。そして本発明では、アクセスするためのSD識別IDは、ドキュメントサーバ内のID302に格納されている。図2に示すように、SDメモリカードは、メモリカードI/F203へ装着される。
図3はHDD201のこのような識別IDの記憶個所の一例を示す構成図である。ドキュメントサーバ300内に、それぞれの文書に対してフォルダ301を有し、各フォルダに対して、それぞれ識別(ID)302が格納されている。
図4は不揮発性メモリ202の構成図である。不揮発性メモリ400では、SDメモリカード500にIDを作成させるための機種情報ID402が格納されている。
図5はSDメモリカードの構成の例を示す図である。
SDメモリカード500には、マルチファンクション装置1に装着したときにフォルダ301へのアクセス権限と装置間のファイル移動が可能となるID501がメモリ部内に格納されている。
本システムのシステム構成図を図1に示す。1はマルチファンクション装置であり、装置1a、1b、1cは、それぞれ連結ケーブル4で接続され、また装置1cはハブ2を経由してネットワークケーブル5により、ホスト端末3と接続されている。
図2は、各マルチファンクション装置1内のコントローラブロック図であり、ホスト端末装置3(内のネットワークI/F204)は、ハブ2を介して、ネットワークケーブルでマルチファンクション装置1(1a、1b、1c、・・・)、と接続されている。この図では、接続されるホスト端末装置3が3台のマルチファンクション装置1と連結されている例を示しているが、本発明では、マルチファンクション装置の連結数の3は単なる例示であり、本発明のシステムでは、これらの連結数は、制限されず、1台以上であればよい。
このようなシステムにおいて、図3に示すように、ドキュメントサーバ内の文書は、たとえばHDD201に保存される。このようなシステムでは、好ましくは記録媒体として持ち運びが可能で重量も大きさも小さいメモリカード(SDメモリカード)が使用できるが、しかし、このような汎用性を有するために、SDメモリカードのカードIDを識別して、不必要な文書の読み出し、あるいは危険な文書の読み込みを防止するために、識別IDを登録して不要あるいは権限の無いアクセスを防止している。そして本発明では、アクセスするためのSD識別IDは、ドキュメントサーバ内のID302に格納されている。図2に示すように、SDメモリカードは、メモリカードI/F203へ装着される。
図3はHDD201のこのような識別IDの記憶個所の一例を示す構成図である。ドキュメントサーバ300内に、それぞれの文書に対してフォルダ301を有し、各フォルダに対して、それぞれ識別(ID)302が格納されている。
図4は不揮発性メモリ202の構成図である。不揮発性メモリ400では、SDメモリカード500にIDを作成させるための機種情報ID402が格納されている。
図5はSDメモリカードの構成の例を示す図である。
SDメモリカード500には、マルチファンクション装置1に装着したときにフォルダ301へのアクセス権限と装置間のファイル移動が可能となるID501がメモリ部内に格納されている。
以下に図1に示すようなシステムにおける動作実施例を説明する。
ドキュメントサーバ300内のフォルダ301へのアクセス及び前記フォルダ内のファイルを他の装置へ移動させることを可能とするように、SDメモリカードのIDをSDメモリカードに作成する(好ましくはSDメモリカードが図1に示すようなシステムのホスト端末装置3あるいはマルチファンクション装置1a〜1cのいずれかに最初に装着されたときに自動的にこの操作を実行する)。このため、まず、SDメモリカードは、マルチファンクション装置1に装着されるものとして以下の説明を行う。
装着されたマルチファンクション装置1では、SDメモリカードが装着されたと判断すると、これによって自機の操作パネルに好ましくはこの装着されたことが表示される。それにより、マルチファンクション装置1の操作パネルにより、アクセス及び移動をしようとするフォルダを選択可能となり、この操作パネルあるいは入力部を介してユーザはフォルダの選択を、実行ボタンの押下により可能となる。この押下の可否を判断して、マルチファンクション装置1aはこれによって不揮発性メモリ400に格納されている機種情報ID402と、ID302情報とを組み合わせ(関連付けし)、SDメモリカード500のID格納エリア501に、この組み合わされたIDを格納するような処理が実行される。
またマルチファンクション装置1aは、このときドキュメントサーバ300内のID格納エリア302に、前記ID格納エリア501と同等(同一)のIDを書き込む。尚、ドキュメントサーバ内のフォルダは、ファイル毎に設けられており、SDメモリカードへのID作成は、フォルダ毎に行うことが好ましく、このように、マルチファンクション装置1aでは、フォルダ毎にIDとの組み合わせ(関連付け)の処理を実行するようにしている。よって、フォルダ毎にIDとを組み合わせる処理によりフォルダが管理されるため、例えば重要なフォルダ(案件)については、アクセスが複雑にするようにあるいはアクセスの仕方を色々とあるいは段階的に変化させることもでき、例えば、システム内で違法と思われるアクセスがあったメモリに係るID情報を瞬時にシステム内に流すことによってこのメモリIDに関するアクセスの拒否を自動的に行うようにすることができる。
ドキュメントサーバ300内のフォルダ301へのアクセス及び前記フォルダ内のファイルを他の装置へ移動させることを可能とするように、SDメモリカードのIDをSDメモリカードに作成する(好ましくはSDメモリカードが図1に示すようなシステムのホスト端末装置3あるいはマルチファンクション装置1a〜1cのいずれかに最初に装着されたときに自動的にこの操作を実行する)。このため、まず、SDメモリカードは、マルチファンクション装置1に装着されるものとして以下の説明を行う。
装着されたマルチファンクション装置1では、SDメモリカードが装着されたと判断すると、これによって自機の操作パネルに好ましくはこの装着されたことが表示される。それにより、マルチファンクション装置1の操作パネルにより、アクセス及び移動をしようとするフォルダを選択可能となり、この操作パネルあるいは入力部を介してユーザはフォルダの選択を、実行ボタンの押下により可能となる。この押下の可否を判断して、マルチファンクション装置1aはこれによって不揮発性メモリ400に格納されている機種情報ID402と、ID302情報とを組み合わせ(関連付けし)、SDメモリカード500のID格納エリア501に、この組み合わされたIDを格納するような処理が実行される。
またマルチファンクション装置1aは、このときドキュメントサーバ300内のID格納エリア302に、前記ID格納エリア501と同等(同一)のIDを書き込む。尚、ドキュメントサーバ内のフォルダは、ファイル毎に設けられており、SDメモリカードへのID作成は、フォルダ毎に行うことが好ましく、このように、マルチファンクション装置1aでは、フォルダ毎にIDとの組み合わせ(関連付け)の処理を実行するようにしている。よって、フォルダ毎にIDとを組み合わせる処理によりフォルダが管理されるため、例えば重要なフォルダ(案件)については、アクセスが複雑にするようにあるいはアクセスの仕方を色々とあるいは段階的に変化させることもでき、例えば、システム内で違法と思われるアクセスがあったメモリに係るID情報を瞬時にシステム内に流すことによってこのメモリIDに関するアクセスの拒否を自動的に行うようにすることができる。
請求項2、3に記載のマルチファンクション装置では、マルチファンクション装置1にSDメモリカード500が装着されると、SDメモリカード内にあるID501とドキュメントサーバ300内にあるID302との比較がされ、これらIDが一致したときに同IDを持つ他のマルチファンクション装置から、ドキュメントサーバ300内のフォルダ301へのアクセスが可能となり、連結されている他のマルチファンクション装置によって、フォルダ301内のファイルを参照して移動したり、コピーしたりすることが可能となる。
ただしこの場合において、ホスト端末等でフォルダ301のファイル移動が禁止と指定されているファイルの移動あるいはコピーの場合には、このファイルの移動等を実行することはできない。
以下にその例を挙げて説明する。
予めマルチファンクション装置1c内で、SDメモリカードにIDが作成されていたとする。
図3に示すように、マルチファンクション装置1a、1cのドキュメントサーバ300内にあるフォルダ301のID格納エリア302には、同等のIDが格納されているとする(マルチファンクション装置1aへのID格納は、ホスト端末または操作パネルから書き込みを行う)。
即ち、図6に示すメモリカードにフォルダのIDと不揮発性メモリ内の機種情報IDとを組み合わせて得られるIDを保存する処理を示すフローチャートに示すように、まず操作パネルからメモリカードへIDを作成するためのドキュメントサーバ内のフォルダを選択する(ステップS1)。次いで操作パネル上で選択されたフォルダ301のID302(フォルダ301内の内容を読み取るためのID)を取得する(ステップS2)。次いで、不揮発性メモリ400内の機種情報ID402を取得する(ステップS3)。取得した上記ID302と機種ID402とを組み合わせて新たな組み合わせIDを作成する(ステップS4)。作成された組み合わせIDをメモリカード500のID格納エリア501へこの新たな組み合わせIDを書き込み(ステップS5)、組み合わせIDの保存処理に関する一連処理を終了する。
ただしこの場合において、ホスト端末等でフォルダ301のファイル移動が禁止と指定されているファイルの移動あるいはコピーの場合には、このファイルの移動等を実行することはできない。
以下にその例を挙げて説明する。
予めマルチファンクション装置1c内で、SDメモリカードにIDが作成されていたとする。
図3に示すように、マルチファンクション装置1a、1cのドキュメントサーバ300内にあるフォルダ301のID格納エリア302には、同等のIDが格納されているとする(マルチファンクション装置1aへのID格納は、ホスト端末または操作パネルから書き込みを行う)。
即ち、図6に示すメモリカードにフォルダのIDと不揮発性メモリ内の機種情報IDとを組み合わせて得られるIDを保存する処理を示すフローチャートに示すように、まず操作パネルからメモリカードへIDを作成するためのドキュメントサーバ内のフォルダを選択する(ステップS1)。次いで操作パネル上で選択されたフォルダ301のID302(フォルダ301内の内容を読み取るためのID)を取得する(ステップS2)。次いで、不揮発性メモリ400内の機種情報ID402を取得する(ステップS3)。取得した上記ID302と機種ID402とを組み合わせて新たな組み合わせIDを作成する(ステップS4)。作成された組み合わせIDをメモリカード500のID格納エリア501へこの新たな組み合わせIDを書き込み(ステップS5)、組み合わせIDの保存処理に関する一連処理を終了する。
また図7は、ID取得後のアクセス権限(アクセス権限の認証)によるファイルの移動、コピー機能の発現までの流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、ID501が登録されたSDメモリカード500をマルチファンクション装置1cに装着することによって、マルチファンクション装置1c内のフォルダ301と、SDメモリカードのID501との内容が一致した場合に、マルチファンクション装置1c内のフォルダ301は、マルチファンクション装置1aに対して解放される。
それによりドキュメントサーバに同フォルダ及びIDを持つマルチファンクション装置1aはマルチファンクション装置1cからフォルダ301へのファイルの移動処理を実行したり、コピー処理を実行する少なくとも1つの処理を実行したりすることが可能となる。この場合、ホスト端末等でマルチファンクション装置1cのフォルダ301にプロテクトをかけていた場合には、マルチファンクション装置1cから1aへのファイル移動(場合によってはコピーあるいは印刷)の処理は実行できない。
図5に示すように、ID501が登録されたSDメモリカード500をマルチファンクション装置1cに装着することによって、マルチファンクション装置1c内のフォルダ301と、SDメモリカードのID501との内容が一致した場合に、マルチファンクション装置1c内のフォルダ301は、マルチファンクション装置1aに対して解放される。
それによりドキュメントサーバに同フォルダ及びIDを持つマルチファンクション装置1aはマルチファンクション装置1cからフォルダ301へのファイルの移動処理を実行したり、コピー処理を実行する少なくとも1つの処理を実行したりすることが可能となる。この場合、ホスト端末等でマルチファンクション装置1cのフォルダ301にプロテクトをかけていた場合には、マルチファンクション装置1cから1aへのファイル移動(場合によってはコピーあるいは印刷)の処理は実行できない。
図7に示すID取得後のアクセス権限(アクセス権限の認証)によるファイルの移動、コピー機能の発現までの流れを説明すると、まず、メモリカード500をマルチファンクション装置に装着すると(ステップS11)、マルチファンクション装置は装着されたことを確認後メモリカード500内のID501とフォルダ301のID302とを比較し(ステップS12)、一致した場合(ステップS12において、Yesの場合)にはステップS13に進み、一致しない場合(ステップS12において、Noの場合)には、ステップS15に進む。
そして一致した場合(ステップS12において、Yesの場合)には、フォルダ301へのアクセスが可能かどうか判断され(ステップS13)、アクセスが可能な場合(ステップS13において、Yesの場合)には、ステップS14へ進み、アクセス不可の場合(ステップS13において、Noの場合)には、ステップS16へ進む。またステップS12において一致しない場合(ステップS12において、Noの場合)には、ID不一致によってアクセスができない旨を操作者が操作した表示パネル(操作パネル)上に表示し(ステップS15)、操作者からの他ファイルの操作の有無を確認する(ステップS16)。
またステップS13においてアクセスが可能の場合(ステップS13において、Yesの場合)には、マルチファンクション装置間で、アクセス可能となったファイルに対して、フォルダ301内でのファイル移動処理を実行したり、また、コピー処理を実行する(ステップS14)。次いで、命令された(すなわち操作者により操作パネルから入力された、ファイルの移動、コピーなどの操作命令)ファイルの有無を確認する(ステップS16)。そしてステップS16において、全ての操作が終わっている場合(ステップS16において、Yesの場合)には、操作を終了し、また、他のファイル等の移動あるいはコピーの指示があれば、ステップS13に戻り、前記したステップS13以降の動作を繰り返す。なお、このアクセス不可がある回数を超えたりした場合には、以降、このメモリカードの番号についてネットワーク上にメモリカード500の情報を流して使用をできないようにすることもできる。また、IDの入力が単なる入力ミス、たとえば半角入力すべきところを全角入力で入力したり、入力する際にとなりのキーを誤って入力したりする場合など、IDと入力されたキー入力データとの一致度についての閾値を設け、その不一致が、入力モードによるミスであれば、複数有る入力モードを変化させて一致するか否かを判定するようにし、その中でも一番一致度の高いものをユーザが入力したものとして判定する。そして、その判定の結果、ユーザの入力モードを再度確認するようにしてもよい。あるいはユーザのID入力後に入力したデータを表示してユーザにこの入力で良いかの確認を行わせた後に、その確認の押下の入力後に、入力データとIDデータとを照合して、不一致度がある閾値未満であれば、単なる入力ミスと判定し、それをユーザに知らせてアクセスを終了することもできる。
そして一致した場合(ステップS12において、Yesの場合)には、フォルダ301へのアクセスが可能かどうか判断され(ステップS13)、アクセスが可能な場合(ステップS13において、Yesの場合)には、ステップS14へ進み、アクセス不可の場合(ステップS13において、Noの場合)には、ステップS16へ進む。またステップS12において一致しない場合(ステップS12において、Noの場合)には、ID不一致によってアクセスができない旨を操作者が操作した表示パネル(操作パネル)上に表示し(ステップS15)、操作者からの他ファイルの操作の有無を確認する(ステップS16)。
またステップS13においてアクセスが可能の場合(ステップS13において、Yesの場合)には、マルチファンクション装置間で、アクセス可能となったファイルに対して、フォルダ301内でのファイル移動処理を実行したり、また、コピー処理を実行する(ステップS14)。次いで、命令された(すなわち操作者により操作パネルから入力された、ファイルの移動、コピーなどの操作命令)ファイルの有無を確認する(ステップS16)。そしてステップS16において、全ての操作が終わっている場合(ステップS16において、Yesの場合)には、操作を終了し、また、他のファイル等の移動あるいはコピーの指示があれば、ステップS13に戻り、前記したステップS13以降の動作を繰り返す。なお、このアクセス不可がある回数を超えたりした場合には、以降、このメモリカードの番号についてネットワーク上にメモリカード500の情報を流して使用をできないようにすることもできる。また、IDの入力が単なる入力ミス、たとえば半角入力すべきところを全角入力で入力したり、入力する際にとなりのキーを誤って入力したりする場合など、IDと入力されたキー入力データとの一致度についての閾値を設け、その不一致が、入力モードによるミスであれば、複数有る入力モードを変化させて一致するか否かを判定するようにし、その中でも一番一致度の高いものをユーザが入力したものとして判定する。そして、その判定の結果、ユーザの入力モードを再度確認するようにしてもよい。あるいはユーザのID入力後に入力したデータを表示してユーザにこの入力で良いかの確認を行わせた後に、その確認の押下の入力後に、入力データとIDデータとを照合して、不一致度がある閾値未満であれば、単なる入力ミスと判定し、それをユーザに知らせてアクセスを終了することもできる。
1、1a、1b、1c マルチファンクション装置、2 ハブ、3 ホスト端末装置、4 連結ケーブル、5 ネットワークケーブル、201 ハードディスクドライブ、202 不揮発性メモリ、203 メモリカードI/F、204 ネットワークI/F、300 ドキュメントサーバ、301 フォルダ、302 ドキュメントサーバ内ID格納エリア、400 不揮発性メモリ、402 機種情報ID、403 EEPROM、500 メモリカード、501 メモリカード内ID格納エリア
Claims (6)
- 連結ケーブルで接続された複数のマルチファンクション装置とネットワークを介して接続されたホスト端末装置と、文書を保管するためのドキュメントサーバとを有するシステムにおいて、前記ドキュメントサーバに設けられた各文書のフォルダに、メモリカードにIDを作成させるためのID格納手段と、前記メモリカードの認識ID格納手段と、前記メモリカードインターフェイスとを有するマルチファンクション装置と、メモリカードとを有し、
前記マルチファンクション装置は、前記ドキュメントサーバのフォルダ内のIDと、前記メモリカードのメモリに格納されている機種情報IDとに基づいて前記ドキュメントサーバ内のフォルダにアクセスし、前記マルチファンクション装置の他の装置へファイルを移動させるためのIDを前記メモリカードに作成することを特徴とするシステム。 - 前記メモリカードを前記システム内の他のマルチファンクション装置に装着すると、当該マルチファンクション装置は、前記メモリカードに登録されているIDと一致するフォルダ内のファイルが可能となることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記マルチファンクション装置は前記ファイル移動を禁止するプロテクト条件を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用するマルチファンクション装置であって、
前記マルチファンクション装置は、文書を保管するためのドキュメントサーバが設けられ、前記ドキュメントサーバに設けられた各文書のフォルダに、メモリカードにIDを作成させるためのID格納手段と、メモリカード認識ID格納手段と、メモリカードインターフェイスとを有することを特徴とするマルチファンクション装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムに使用可能なメモリカードであって、
前記メモリカードは、前記システムに使用可能なマルチファンクション装置内のドキュメントサーバのフォルダ内IDと、前記マルチファンクション装置内の不揮発性メモリ内の機種情報IDとを組み合わせたIDが保存されていることを特徴とするメモリカード。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載されたシステムを用いて前記システム内のドキュメントサーバ内文書の移動及び管理を請求項5に記載のメモリカードを使用して行うことを特徴とする文書管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005269266A JP2007080107A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | システム、マルチファンクション装置、メモリカードおよび文書管理方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-09-15 JP JP2005269266A patent/JP2007080107A/ja active Pending
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US9476897B2 (en) | 2012-05-29 | 2016-10-25 | Denso Corporation | Physical quantity sensor |
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