JP2007078418A - 電流センサおよび電流検出方法 - Google Patents

電流センサおよび電流検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成でありながら、磁気ベクトルの差分値に基づいて電流検出(差動検出)を行うことのできる電流センサおよびその電流検出方法を提供する。
【解決手段】差動検出式の電流センサとして、集積チップCP1を、バスバー(被検出体)からなる平行な2本のラインBB1およびBB2に挟まれるかたちで配設する。詳しくは、同チップCP1は、2本のラインBB1およびBB2の間に設けられた段差空間Sへ、ラインBB2が表側に、またラインBB1が裏側に位置するように配設する。そうして、集積チップCP1に搭載された縦型ホール素子TH1およびTH2により、これら各ラインBB1、BB2に電流(各ラインとも同一方向の電流)が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出するようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、磁気検出素子による磁気検出のもとに被検出体に流れる電流を検出する電流センサおよびその電流検出方法に関し、特に被検出体に電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルの差分値に基づいて、該被検出体に流れる電流(詳しくはその電流量や方向等)を検出する電流センサおよびその電流検出方法に関する。
従来、外乱の影響を低減する等の目的で、こうした差動検出を行う電流センサが用いられている(特許文献1参照)。以下、図15を参照して、この種の電流センサの一例について、その概要を説明する。なお、この図15において、(a)は、この電流センサの概略構造を示す斜視図、(b)は、同センサを(a)のA視方向からみた正面図である。
同図15(a)および(b)に示されるように、この電流センサにおいては、磁気検出素子として、基板面(チップ表面)に平行な方向の磁気を検出する縦型ホール素子(特許文献2参照)を採用している。より具体的には、このセンサは、図15(b)に示されるように、縦型ホール素子の集積化された2つの集積チップ(ホールIC)CP11およびCP12が、例えば車載バッテリに接続された電源供給用の棒状導体等からなるバスバーBB(被検出体)の表裏に配設されて構成されている。すなわちこのセンサでは、該バスバーBBの表裏に配設されたこれら2つの集積チップCP11およびCP12(詳しくは、これらに搭載された各縦型ホール素子)を通じて、同バスバーBBの表裏における磁気(磁界)を検出するようにしている。なお、これら集積チップCP11およびCP12の磁気検出の方向、すなわち基板面に平行な方向は、図15(b)の横(左右)方向に相当する。
次に、このセンサの動作について簡単に説明する。
すなわち、このような電流センサにおいて、例えば被検出体であるバスバーBBに図15(a)に矢印にて示す方向へ電流が流れると、図15(b)に一点鎖線の矢印で示す方向、すなわち基板面(チップ表面)に平行な方向で、且つ、バスバーBBの表裏で相反する方向に磁気ベクトルが発生する。そこで、この電流センサにおいては、上記バスバーBBの表裏に配設された集積チップCP11およびCP12を通じて、こうした磁気ベクトルを各々電圧値(ホール電圧)として検出することにより、該検出される磁気ベクトル(電圧値)の差分値に基づいて、上記バスバーBBに流れる電流を検出(差動検出)するようにしている。そして、このように磁気ベクトルの差分値をとることで、外乱(外乱磁界)の影響が相殺(キャンセル)、除去され、上記被検出体(バスバーBB)に電流が流れることに起因した磁気(磁界)に対応する信号成分のみが抽出、検出されることになる。
特開2003−262650号公報 特開平1−251763号公報
しかしながら、このような電流センサにおいては、複数の集積チップCP11およびCP12が必須となり、センサユニット全体としての大型化、部品点数の増大が避けられないものとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、より簡易な構成でありながら、磁気ベクトルの差分値に基づいて電流検出(差動検出)を行うことのできる電流センサおよびその電流検出方法を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被検出体に電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する2つの磁気検出素子が少なくとも集積化された集積チップを備え、これら2つの磁気検出素子を通じて検出される相反する方向の磁気ベクトルの差分値に基づいて、前記被検出体に流れる電流を検出する電流センサとして、前記集積チップを、前記被検出体からなる平行な2本のラインに挟まれるかたちで配設されるものとし、且つ、前記2つの磁気検出素子により、これら各ラインに電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する構成とする。
電流センサとしてのこのような構成によれば、ただ1つの集積チップで、同チップに搭載される2つの磁気検出素子により各別に検出される磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)を、より容易に行うことができるようになる。なお、上記集積チップ上に配設される磁気検出素子の数は、2つに限定されることはなく任意であり、必要があれば、集積チップ上に3つ以上の磁気検出素子を配設するようにしてもよい。
また、請求項2に記載の発明によるように、この請求項1に記載の電流センサにおいて、前記2つの磁気検出素子を共に、ホール効果に基づきウェハ面に平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子とし、且つ、該縦型ホール素子の集積化された前記集積チップをホールICとすることが望ましい。こうすることで、上述の磁気検出、ひいては電流検出(差動検出)が、より容易かつ的確に実現されるようになる。なお、ホール素子を同一基板(同一チップ)上に複数(あるいは多数)配置する場合、一般的な横型ホール素子では、基板面に平行な方向に駆動電流を流して磁気を検出するため、基板上に大きな面積が必要になり、スペース的な制約を受ける。この点、上記縦型ホール素子であれば、基板面に垂直な方向に駆動電流を流すため、これを同一基板上に複数配置する場合であれ、スペース的な制約は緩和され、簡素な構造を維持することが可能になる。
またこの場合は、請求項3に記載の発明によるように、前記被検出体からなる2本のラインを、同一方向の電流が流されるものとし、前記集積チップを、これら2本のラインの間に設けられた段差空間へ、これら2本のラインの一方が表側に、他方が裏側に位置するように配設した構成とすることが有効である。
このように、前記被検出体からなる2本のラインに同一方向の電流が流れるようにすると、これらラインには、同様の磁界が発生する。したがって、各ラインの対向する位置(上下や左右)には相反する方向の磁気ベクトルが生じ、上記集積チップの表側に位置するラインと上記集積チップの裏側に位置するラインとが、互いに異なる(相反する)方向の磁気ベクトルを、上記集積チップ(詳しくは、これに搭載される各磁気検出素子)に対して付与することになる。すなわち、請求項3に記載のこうした構成によれば、上記磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)が、より容易かつ的確に実現されるようになる。
しかもこの場合、請求項4に記載の発明によるように、前記被検出体からなる2本のラインおよび前記2つの磁気検出素子を、前記集積チップの面方向に連続するように配設するようにすれば、上記磁気ベクトルの減算(差分値)に基づく差動検出値を複数得てこれを平均化することにより、被検出体(電流路)の形状ばらつき等に起因した検出値のばらつき(誤差)を、緩和、低減することができるようになる。
また、請求項5に記載の発明によるように、上記請求項2に記載の電流センサにおいて、前記被検出体からなる2本のラインを、同一方向の電流が流されるものとし、前記集積チップを、これら2本のラインの間へ、これら2本のラインに対して傾斜するように配設した構造とすることによっても、互いに異なる(相反する)方向の磁気ベクトルが、上記集積チップ(詳しくは、これに搭載される各磁気検出素子)に対して付与されることになり、上記磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)が、より容易かつ的確に実現されるようになる。
また、請求項6に記載の発明では、上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の電流センサにおいて、前記集積チップについてはこれを、前記2つの磁気検出素子を通じて検出される各磁気ベクトルを電圧値として検出するものとし、前記磁気ベクトルの差分値についてはこれを、これら磁気ベクトルの電圧値を差動増幅することによって得られる差動増幅値とするように構成する。
このような構成であれば、周知の回路(例えば演算増幅器(差動増幅器)を用いた回路等)をもって容易に、上述の差動検出が実現されるようになる。
さらにこの場合、請求項7に記載の発明によるように、前記被検出体を、前記平行な2本のラインからなるライン対を複数有して構成されるものとし、これらライン対の各々について前記差動増幅値を求め、該求められる各ライン対の差動増幅値についてその平均値を算出するとともに、該算出される平均値に基づいて前記被検出体に流れる電流を検出するように構成することが有効である。
このような構成であれば、周知の回路(例えば演算増幅器(差動増幅器)を用いた回路等)をもって容易に、上述の平均化、ひいては検出値のばらつき(誤差)の緩和、低減が実現されるようになる。
また、こうした電流検出を行う場合には一般に、信号処理(各種の演算等)を簡易にするため、前記集積チップに搭載された各磁気検出素子に付与される磁気ベクトルの絶対値が等しくなっていることが望ましい。そして、これら磁気ベクトルの絶対値を等しくする上では、例えば請求項8に記載の発明によるように、上記請求項1〜7のいずれか一項に記載の電流センサにおいて、前記被検出体からなる2本のラインを、同一の形状に形成することが有効である。
さらに、請求項9に記載の発明によるように、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電流センサは、前記被検出体が、棒状の導体、およびプリント基板上に配設された配線、のいずれか一方である場合に適用してより有効である。詳しくは、検出対象の電流が大電流であれば棒状の導体を、また小電流であればプリント基板上に配設された配線を、前記被検出体として採用することが望ましい。
他方、請求項10に記載の発明によるように、被検出体に電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する2つの磁気検出素子が少なくとも集積化された集積チップを用意し、これら2つの磁気検出素子を通じて検出される相反する方向の磁気ベクトルの差分値に基づいて、前記被検出体に流れる電流を検出する電流検出方法として、前記集積チップを、前記被検出体からなる平行な2本のラインに挟まれるように配設し、前記2つの磁気検出素子により、これら各ラインに電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出するようにした場合であっても、上記請求項1に記載の発明と同様、ただ1つの集積チップで、同チップに搭載される2つの磁気検出素子により各別に検出される磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)を行うことができるようになる。
そしてこの場合も、請求項11に記載の発明によるように、前記2つの磁気検出素子として、ホール効果に基づきウェハ面に平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子を採用し、そして該縦型ホール素子の集積化された前記集積チップとしてホールICを採用することが望ましい。
さらにこの場合、請求項12に記載の発明によるように、
・前記被検出体からなる2本のラインに、同一方向の電流を流し、前記集積チップを、これら2本のラインの間に設けられた段差空間へ、これら2本のラインの一方が表側に、他方が裏側に位置するように配設する方法。
あるいは請求項13に記載の発明によるように、
・前記被検出体からなる2本のラインに、同一方向の電流を流し、前記集積チップを、これら2本のラインの間へ、これら2本のラインに対して傾斜するように配設する方法。
といった方法を採用することで、上記請求項3あるいは請求項5に記載の発明と同様の効果が奏されるようにもなる。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係る電流センサおよび電流検出方法を具体化した第1の実施の形態について説明する。なお、図1は、このセンサの概略構成を示す斜視図、図2は、図1中のA視矢印側からみた正面図、図3は、図1中のC視矢印側からみた平面図、図4は、図1中のB視矢印側からみた側面図である。
図1〜図4に示されるように、この電流センサも、磁気検出素子による磁気検出のもとに被検出体に流れる電流を検出するものであり、磁気検出素子としては、先の図15に示したセンサと同様、基板面(チップ表面)に平行な方向の磁気を検出する縦型ホール素子が採用されている。ただしここでは、1つの集積チップ(ホールIC)CP1に、2つの縦型ホール素子TH1およびTH2が、これら縦型ホール素子TH1およびTH2から出力される信号に対して所定の信号処理(差動増幅等)を施す回路(図示略)と共に集積化されている。また、被検出体であるバスバー(例えば車載バッテリに接続された電源供給用の棒状導体)が、平行な2本のラインBB1およびBB2を形成しており、上記集積チップCP1が、これらラインBB1およびBB2に挟まれるかたちで配設されている。より詳しくは、集積チップCP1が、これら2本のラインBB1およびBB2の間に設けられた図2中に二点鎖線にて示される段差空間Sに、ラインBB2を表側(図2の上側)に、またラインBB1を裏側(図2の下側)に有する態様で配設されている。すなわちこのセンサでは、集積チップCP1に搭載された2つの縦型ホール素子TH1およびTH2を通じて、被検出体であるバスバー、ひいてはそのラインBB1およびBB2によって付与される磁気(磁界)を検出するようにしている。なお、集積チップCP1の磁気検出の方向、すなわち基板面に平行な方向は、図2の横(左右)方向に相当する。また、この実施の形態においては、上記2本のラインBB1およびBB2が、同一の形状(平板棒形状)に形成されている。
図5(a)および(b)に、上記バスバー(被検出体)の配設態様を例示する。上記バスバーBBの形状は、平行な2本のラインBB1およびBB2を形成するものであれば基本的には任意であり、例えば図5(a)に示されるように、上流から一旦二手に分岐したものが再び下流にて合流するような形状などを採用することができる。また、上記平行な2本のラインBB1およびBB2の形状も、線(ライン)状のものであれば基本的には任意であり、例えば図5(b)に示されるように、電流方向に徐々に拡幅された形状であっても、あるいは波線形状であってもよい。
次に、このセンサの動作について説明する。
すなわち、このような電流センサにおいて、例えば被検出体であるバスバーのラインBB1およびBB2に図1に矢印で示す方向(各ラインとも同一方向)へ電流が流れると、集積チップCP1の表裏に位置するラインBB2およびBB1によって、基板面(チップ表面)に平行な方向で、且つ、互いに異なる(相反する)方向の磁気ベクトルが、縦型ホール素子TH2およびTH1に対して付与される(図2中の一点鎖線矢印を参照)。そこで、この電流センサにおいては、上記縦型ホール素子TH1およびTH2を通じて、こうした磁気ベクトルを各々電圧値(ホール電圧)として検出することにより、これら各検出される磁気ベクトル(電圧値)の差動増幅値に基づいて、上記ラインBB1およびBB2により構成されるバスバーに流れる電流を検出(差動検出)するようにしている。そして、この実施の形態おいても、このように磁気ベクトルの差分値をとる(減算する)ことで、外乱(外乱磁界)の影響が相殺(キャンセル)、除去され、上記被検出体(バスバー)に電流が流れることに起因した磁気(磁界)に対応する信号成分のみが抽出、検出されることになる。
以上説明したように、この実施の形態に係る電流センサおよび電流検出方法によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)差動検出式の電流センサとして、集積チップCP1を、バスバー(被検出体)からなる平行な2本のラインBB1およびBB2に挟まれるかたちで配設する。より詳しくは、同チップCP1は、上記2本のラインBB1およびBB2の間に設けられた段差空間Sへ、ラインBB2が表側(図2の上側)に、またラインBB1が裏側(図2の下側)に位置するように配設する。そうして、集積チップCP1に搭載された縦型ホール素子TH1およびTH2により、これら各ラインBB1、BB2に電流(同一方向の電流)が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトル(図2中の一点鎖線矢印を参照)を各別に検出するようにした。これにより、ただ1つの集積チップCP1で、同チップCP1に搭載される2つの縦型ホール素子TH1およびTH2により各別に検出される磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)を、より容易に行うことができるようになる。
(2)磁気検出素子(磁電変換素子)として、ホール効果に基づきウェハ面に平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子TH1およびTH2を採用し、上記集積チップCP1をホールICとした。こうすることで、上述の磁気検出、ひいては電流検出(差動検出)が、より容易かつ的確に実現されるようになる。
(3)バスバー(被検出体)からなる2本のラインBB1およびBB2を、同一の形状(平板棒形状)に形成したことで、簡易な信号処理(各種の演算等)により、容易に高精度の電流検出(差動検出)が可能になる。
(4)また、上記集積チップCP1についてはこれを、縦型ホール素子TH1およびTH2を通じて検出される各磁気ベクトルを電圧値(ホール電圧)として検出するものとし、該磁気ベクトルの差分値についてはこれを、これら磁気ベクトルの電圧値を差動増幅することにより差動増幅値として得るようにした。これにより、周知の回路(例えば演算増幅器(差動増幅器)を用いた回路)をもって容易に、上述の差動検出が実現されるようになる。
(5)この実施の形態においては、検出対象の電流として大電流を想定し、バスバー(被検出体)として、棒状の導体を採用することとした。この発明は、実用上、こうした検出対象(被検出体)に適用して特に有効である。
(第2の実施の形態)
次に、図6を参照して、この発明に係る電流センサおよび電流検出方法を具体化した第2の実施の形態について説明する。ただし、同図6に示されるように、この実施の形態に係るセンサも、基本的には、先の第1の実施の形態のセンサに準ずる構造を有しているため、この図6においては、図1〜図4中に示した要素と同一の要素に各々同一の符号を付し、ここでは主に、上記第1の実施の形態のセンサとの相違点のみについて説明する。なお、図6は、先の図2に対応する正面図である。
同図6に示されるように、この実施の形態においては、被検出体であるバスバーからなる平行な2本のラインBB1およびBB2(ライン対)、および2つの縦型ホール素子TH1およびTH2が、集積チップCP1の面方向に連続して(ここでは2つ連続)配設されている。そして、周知の回路(例えば演算増幅器(差動増幅器)を用いた回路等)を通じて、上記ライン対の各々について差動増幅値を求め、該求められる各ライン対の差動増幅値についてその平均値を算出するとともに、該算出される平均値に基づいてバスバー(被検出体)に流れる電流を検出するようにしている。このように、前述した磁気ベクトルの減算(差分値)に基づく差動検出値を複数得て、これを平均化することで、被検出体(電流路)の形状ばらつき等に起因した検出値のばらつき(誤差)が、緩和、低減されるようになる。
以上説明したように、この実施の形態に係る電流センサおよび電流検出方法によれば、第1の実施の形態による前記(1)〜(5)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。
(6)上記バスバー(被検出体)を、平行な2本のラインBB1およびBB2からなるライン対を複数有して構成されるものとし、これらライン対の各々について差動増幅値を求め、該求められる各ライン対の差動増幅値についてその平均値を算出するとともに、該算出される平均値に基づいて前記被検出体に流れる電流を検出するようにした。これにより、周知の回路(例えば演算増幅器(差動増幅器)を用いた回路等)を通じて、被検出体(電流路)の形状ばらつき等に起因した検出値のばらつき(誤差)が、緩和、低減されるようになる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記被検出体は、前述の棒状の導体に限られることなく任意であり、例えば検出対象の電流が小電流であれば、プリント基板上に配設された配線などを該被検出体として採用するようにしてもよい。
・上記各実施の形態においては、省スペース化を図るため、1つの集積チップ(ホールIC)CP1に、上記縦型ホール素子TH1およびTH2共々、信号処理回路(差動増幅回路等)も集積化するようにしたが、これは必須の構成ではなく、信号処理回路は別チップとして設けることもできる。
・上記各実施の形態においては、上記平行な2本のラインBB1およびBB2を同一の形状に形成することとしたが、これは必須の構成ではない。これらラインBB1およびBB2を異なる形状に形成した場合も、磁気検出素子による磁電変換の後に、適宜の信号処理回路を通じて所定の信号処理を施すようにすれば、上述の効果(前記(3)の効果以外)と同様の効果もしくはそれに準じた効果は得られるようになる。
・上記各実施の形態においては、上記集積チップCP1を、バスバー(被検出体)からなる平行な2本のラインBB1およびBB2間に設けられた段差空間Sへ、これら2本のラインの一方が表側に、他方が裏側に位置するように配設した構成とした。しかし、この構成に限定されることはなく、例えば図7(先の図2に対応する正面図)に示すように、上記集積チップCP1を、段差のない上記平行な2本のラインBB1およびBB2間へ、これら2本のラインに対して傾斜するように配設した構成とすることもできる。なおこの場合も、上記平行な2本のラインBB1およびBB2には、同一方向の電流が流されることになる(同図7中の矢印参照)。そして、こうすることによっても、基板面(チップ表面)に平行な方向で、且つ、互いに異なる(相反する)方向の磁気ベクトルが、上記集積チップCP1に搭載される各縦型ホール素子TH1、TH2に対して付与されることになり、前述した磁気ベクトルの差分値に基づく電流検出(差動検出)が、より容易かつ的確に実現されるようになる。
・また、上記集積チップCP1の配設態様も、適宜に変更可能であり、同チップCP1は、例えば図8に示されるように、段差空間Sを形成する上記ラインBB1およびBB2の隙間、すなわち図中の縦(上下)方向の空間へ、縦(各ラインに垂直)に差し込むようにしてもよい。
・また、上記バスバー(被検出体)からなる平行な2本のラインBB1およびBB2の配設態様についても、これは適宜に変更可能であり、これらラインは、例えば図9に示されるように、両者が重なる(あるいは両者の間(図中の横方向)に隙間がない)ように配設するようにしてもよい。
・また、磁気検出素子としても、磁気抵抗素子(MRE)なども含めて、前述した縦型ホール素子に限られない任意の素子を用いることができる。さらに、ホール素子であっても、上記縦型ホール素子に限らず、横型ホール素子を採用することができる。そして、この場合には、例えば図10〜図13に示されるように、
(イ)段差のない上記平行な2本のラインBB1およびBB2の隙間、すなわち図中の縦方向(上下方向)の空間へ、横型ホール素子YH1およびYH2を搭載した集積チップCP2を、縦(各ラインに垂直)にして差し込んだ構成。
あるいは図14に示されるように、
(ロ)段差のない上記平行な2本のラインBB1およびBB2の隙間、すなわち図中の横方向(左右方向)の空間へ、横型ホール素子YH1およびYH2を搭載した集積チップCP2を、横(各ラインに平行)にして差し込んだ構成。
等々の構成とすることができる。なお、上記図10〜図13は先の図1〜図4に対応する図面、図14は図11に対応する正面図である。
・さらに、上記集積チップCP1上に配設される磁気検出素子の数は、2つに限定されることはなく任意であり、必要があれば、集積チップCP1上に3つ以上の磁気検出素子を配設するようにしてもよい。
・要は、上記集積チップが、被検出体からなる平行な2本のラインに挟まれ、且つ、同チップに搭載される2つの磁気検出素子をもって、これら各ラインに電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出するように配設されていれば、前記(1)の効果と同様もしくはそれに準じた効果は得られるようになる。
この発明に係る電流センサおよび電流検出方法の第1の実施の形態について、該電流センサのセンサ構造の概要を示す斜視図。 図1中のA視矢印側からみた正面図。 図1中のC視矢印側からみた平面図。 図1中のB視矢印側からみた側面図。 (a)および(b)は、それぞれバスバー(被検出体)の配設態様の一例を示す平面図。 この発明に係る電流センサおよび電流検出方法の第2の実施の形態について、該電流センサのセンサ構造の概要を示す正面図。 上記センサの正面構造の変形例を模式的に示す正面図。 同正面構造の別の変形例を模式的に示す正面図。 同正面構造のさらに別の変形例を模式的に示す正面図。 磁気検出素子として横型ホール素子を用いた場合のセンサ構造の概要を示す斜視図。 図10中のA視矢印側からみた正面図。 図10中のC視矢印側からみた平面図。 図10中のB視矢印側からみた側面図。 同センサ構造の変形例を模式的に示す正面図。 従来の電流センサおよび電流検出方法の一例について、(a)は該電流センサの概要を模式的に示す斜視図、(b)は(a)中のA視矢印側からみた正面図。
符号の説明
BB…バスバー、BB1、BB2…ライン、CP1、CP2…集積チップ、TH1…縦型ホール素子、TH2…縦型ホール素子、YH1…横型ホール素子、YH2…横型ホール素子。

Claims (13)

  1. 被検出体に電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する2つの磁気検出素子が少なくとも集積化された集積チップを備え、これら2つの磁気検出素子を通じて検出される相反する方向の磁気ベクトルの差分値に基づいて、前記被検出体に流れる電流を検出する電流センサであって、
    前記集積チップは、前記被検出体からなる平行な2本のラインに挟まれるかたちで配設されてなり、前記2つの磁気検出素子は、これら各ラインに電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する
    ことを特徴とする電流センサ。
  2. 前記2つの磁気検出素子は共に、ホール効果に基づきウェハ面に平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子であり、該縦型ホール素子の集積化された前記集積チップは、ホールICである
    請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記被検出体からなる2本のラインは、同一方向の電流が流されるものであり、前記集積チップは、これら2本のラインの間に設けられた段差空間に、これら2本のラインの一方を表側に、他方を裏側に有する態様で、配設されてなる
    請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記被検出体からなる2本のラインおよび前記2つの磁気検出素子が、前記集積チップの面方向に連続して配設されてなる
    請求項3に記載の電流センサ。
  5. 前記被検出体からなる2本のラインは、同一方向の電流が流されるものであり、前記集積チップは、これら2本のラインの間に、これら2本のラインに対して傾斜して配設されてなる
    請求項2に記載の電流センサ。
  6. 前記集積チップは、前記2つの磁気検出素子を通じて検出される各磁気ベクトルを電圧値として検出するものであって、前記磁気ベクトルの差分値は、これら磁気ベクトルの電圧値を差動増幅することによって得られる差動増幅値である
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電流センサ。
  7. 前記被検出体は、前記平行な2本のラインからなるライン対を複数有して構成されるものであり、これらライン対の各々について前記差動増幅値を求め、該求められる各ライン対の差動増幅値についてその平均値を算出するとともに、該算出される平均値に基づいて前記被検出体に流れる電流を検出する
    請求項6に記載の電流センサ。
  8. 前記被検出体からなる2本のラインは、同一の形状を有してなる
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電流センサ。
  9. 前記被検出体は、棒状の導体、およびプリント基板上に配設された配線、のいずれか一方である
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の電流センサ。
  10. 被検出体に電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する2つの磁気検出素子が少なくとも集積化された集積チップを用意し、これら2つの磁気検出素子を通じて検出される相反する方向の磁気ベクトルの差分値に基づいて、前記被検出体に流れる電流を検出する電流検出方法であって、
    前記集積チップを、前記被検出体からなる平行な2本のラインに挟まれるように配設し、前記2つの磁気検出素子により、これら各ラインに電流が流れることに起因して発生する相反する方向の磁気ベクトルを各別に検出する
    ことを特徴とする電流検出方法。
  11. 前記2つの磁気検出素子として、ホール効果に基づきウェハ面に平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子を用い、該縦型ホール素子の集積化された前記集積チップとして、ホールICを用いる
    請求項10に記載の電流検出方法。
  12. 前記被検出体からなる2本のラインに、同一方向の電流を流し、前記集積チップを、これら2本のラインの間に設けられた段差空間へ、これら2本のラインの一方が表側に、他方が裏側に位置するように配設する
    請求項11に記載の電流検出方法。
  13. 前記被検出体からなる2本のラインに、同一方向の電流を流し、前記集積チップを、これら2本のラインの間へ、これら2本のラインに対して傾斜するように配設する
    請求項11に記載の電流検出方法。
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