JP2007078277A - 蒸気加熱装置 - Google Patents

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Takayuki Morii
高之 森井
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Abstract

【課題】 被加熱物を蒸気潜熱で効率良く加熱することのできる蒸気加熱装置を提供する。
【解決手段】 横長円筒状シェル1の内部に断面略長方形の細管2を、複数本取り付ける。シェル1の上部に蒸気供給管3を接続する。シェル1の下部に吸引手段接続管4を接続する。シェル1の上部と、吸引手段接続管4とを接続する連通管9を取り付ける。
蒸気供給管3からシェル1内の細管2へ加熱用蒸気を噴射することにより、細管外表面で蒸気が凝縮し、この凝縮液が細管2の長手長方形側面部を流れ落ち、細管2内の外表面に薄膜状に滞留することがなく、蒸気潜熱でもって被加熱物を効率良く加熱することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蒸気加熱室で加熱用蒸気の保有潜熱によって被加熱物を加熱する蒸気加熱装置に関する。
蒸気加熱装置は、加熱室の内部に長尺状の複数の伝熱チューブを水平に配置して、この伝熱チューブの内部に熱媒を流下させることによって、伝熱チューブの外周に位置する被加熱物を間接加熱することができるものである。
この蒸気加熱装置においては、上記とは反対に、伝熱チューブの内部を被加熱物が流下して、熱媒を伝熱チューブの外周に噴射することによって、伝熱チューブ内の被加熱物を加熱する場合に、伝熱チューブの断面形状が円形であるために、伝熱チューブの外周で熱を奪われて凝縮した熱媒の凝縮液が、伝熱チューブの外周から滴下しにくく、従って、伝熱チューブの外周での熱媒蒸気の接触が妨害され、熱媒蒸気の保有潜熱が確実に被加熱物へ伝わらず、加熱効率が低下する問題があった。
特開2002−372384号公報
解決しようとする課題は、被加熱物への蒸気潜熱の伝熱を妨害する凝縮液膜を、伝熱チューブ表面からできるだけ速やかに排除することによって、加熱効率の高い蒸気加熱装置を提供することである。
本発明は、被加熱物を蒸気で加熱する蒸気加熱室を形成して、当該蒸気加熱室に加熱用の蒸気を供給するものにおいて、蒸気加熱室の内部に複数の細管を配置すると共に、当該細管の断面形状を平坦な略長方形としたものである。
本発明の蒸気加熱装置は、伝熱チューブとしての細管の断面形状を平坦な略長方形としたことによって、細管表面で被加熱物の熱を奪って凝縮した凝縮液が、細管表面に付着滞留することなく流れ落ち易くなるために、蒸気潜熱での熱交換を妨げることがなくなり、高い加熱効率を維持することができる。
本発明は、細管の断面形状を平坦な略長方形とするものであるが、長方形の長尺面を凝縮液の流れ方向に沿わせる方向に配置することが好ましい。また、平坦な長方形の内部形状は、被加熱物の流下を妨げない程度の通路を有する形状とすることが好ましい。
本実施例においては、蒸気加熱室として横長中空円筒状のシェル1と、シェル1内に配置した伝熱チューブとしての細管2と、シェル1内に加熱用の蒸気を供給する蒸気供給管3、及び、図示しない吸引手段と接続する吸引手段接続管4とで蒸気加熱装置を構成する。
図1においては、円筒状のシェル1の縦断面図を示し、図1の手前側に管板を介在して細管2と連通する被加熱物流入口を、図1の奥側に同じく管板を介在して細管2と連通する被加熱物流出口を、それぞれ取り付ける。
細管2は、図1に示すようにその断面が上下に長い略長方形とし、シェル1内に均等に且つ水平状に多数本を取り付ける。なお、気化冷却室としてのシェル1内の細管2の断面形状は、上記のとおり略長方形とするが、シェル1両端部の管板以降の部分は、従来通りの円形とすることが装置の製作上好ましい。
シェル1の中央上部に蒸気供給管3を接続する。蒸気供給管3には、供給する蒸気量を制御するための制御弁5を取り付ける。また、蒸気供給管3のシェル1側端部6には、図示はしないが加熱用蒸気を、全ての細管2外表面へ噴射するための噴射ノズルを取り付ける。蒸気供給管3から細管2の外表面へ噴射される加熱用蒸気によって、細管2内を流下する被加熱物が加熱されるものである。
シェル1の下部には、吸引手段接続管4を接続して、図示しない真空ポンプ等の吸引手段と接続する。吸引手段接続管4には、蒸気は出口側へ排出することなく液体だけを排出する蒸気トラップ7と、シェル1内のあらゆる流体を下流の吸引手段側へ流下させる開閉バルブ8を、それぞれ並列に取り付ける。また、シェル1の上部と、吸引手段接続管4を連通する連通管9を取り付ける。この連通管9には開閉バルブ10を取り付ける。
細管2内を流下する被加熱物を加熱する場合は、図示しない吸引手段を駆動し吸引手段接続管4を介してシェル1内を所定の減圧状態としておき、蒸気供給管3から細管2の外表面へ加熱用蒸気を噴射することによって被加熱物が加熱される。このように、シェル1内を、吸引手段で大気圧以下へ減圧することにより、大気圧以下に相当する、すなわち、100℃以下の低温蒸気で加熱することができる。
細管2の断面形状を縦方向に長い長方形としたことによって、細管の外表面で蒸気の凝縮した凝縮液が、細管2の長手側面部に沿いながら流れ落ち易くすることができ、細管2外表面に凝縮液の薄膜が滞留することを防止して、細管2内を流下する被加熱物を蒸気潜熱でもって効率良く加熱することができる。
被加熱物を加熱したことにより発生した凝縮液は、蒸気トラップ7と吸引手段接続管4を通って吸引手段へ吸引される。また、シェル1内で滞留した不凝縮ガスたとえば空気は、シェル1上部の連通管9を通って吸引手段へ吸引される。
本発明の蒸気加熱装置の実施例を示す構成図。
符号の説明
1 シェル
2 細管
3 蒸気供給管
4 吸引手段接続管
5 制御弁
7 蒸気トラップ
9 連通管

Claims (1)

  1. 被加熱物を蒸気で加熱する蒸気加熱室を形成して、当該蒸気加熱室に加熱用の蒸気を供給するものにおいて、蒸気加熱室の内部に複数の細管を配置すると共に、当該細管の断面形状を平坦な略長方形としたことを特徴とする蒸気加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041873A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Tlv Co Ltd 熱交換装置
JP2009041872A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Tlv Co Ltd 熱交換装置

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