JP2007066825A - シールド導電体 - Google Patents

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邦彦 渡辺
Nobuyuki Hirano
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Abstract


【課題】 搬送時におけるスペース効率の向上を図ることのできるシールド導電体を提供する。
【解決手段】 シールドパイプ20は、軸線方向に沿って径が交互に増減する波形に成形されているので、自在に曲げ変形され得るようになっている。これにより、搬送時には、シールド導電体1の形状をできるだけデッドスペースが少なくて済む形状にしておき、搬送後にシールドパイプ20を屈曲または伸長させ、所定の配索経路に沿った形状に変形することができる。このように、シールド導電体1を、配索経路に沿った形状ではなく、デッドスペースを極力少なくできる形状にして搬送できるから、搬送時のスペース効率の向上が図られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シールド導電体に関する。
例えば電気自動車の動力回路として用いられるシールド導電体として、特許文献1に記載のものが知られている。このシールド導電体は、複数本の電線を、電線保護機能とシールド機能とを併せ持つ金属製のパイプ内に挿通させたものである。シールド導電体は、機器等との干渉を避けて三次元的に屈曲して配索されるものであるため、パイプはその配索経路に沿って曲げ加工されている。
特開2004−171952公報
上記のようなシールド導電体は、一般にハーネスメーカーの工場で製造された後、自動車メーカーの組み立て工場へ搬送される。搬送の際には、シールド導電体同士が搬送中に接触して変形等してしまわないよう、シールド導電体ごとに十分なスペースを確保する必要がある。このとき、シールド導電体は三次元的に曲げ加工されているから立体的なスペースが必要であり、また、配索長が長いものであれば、そのスペースはかなり大きなものとなる。しかし、このスペースのうちシールド導電体が占める容積は僅かなものであり、大部分はデッドスペースになってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、搬送時におけるスペース効率の向上を図ることのできるシールド導電体の提供を目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、金属製のシールドパイプに電線を挿通してなるシールド導電体であって、前記シールドパイプは、そのほぼ全長にわたって軸線方向に沿って径が交互に増減する波形に成形されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シールドパイプには、このシールドパイプを車両に取り付けるためのブラケットが備えられており、このブラケットは前記シールドパイプと一体的に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記シールドパイプには、前記電線における前記シールドパイプからの導出部分をシールドするものであって、前記シールドパイプよりも高い可撓性を備えた筒状の可撓性シールド部材が接続されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
シールドパイプは、そのほぼ全長にわたり軸線方向に沿って径が交互に増減する波形に成形されているので、自在に曲げ変形され得るようになっている。これにより、搬送時には、シールド導電体の形状をできるだけデッドスペースが少なくて済む形状にしておき、搬送後にシールドパイプを屈曲または伸長させ、所定の配索経路に沿った形状に変形することができる。このように、シールド導電体を、配索経路に沿った形状ではなく、デッドスペースを極力少なくできる形状にして搬送できるから、搬送時のスペース効率の向上が図られる。
<請求項2の発明>
シールドパイプを車両に取りつけるためのブラケットがシールドパイプと一体的に形成されているので、ブラケットをシールドパイプに取り付けるための取付部材が不要となり、その分部品点数を減らすことができる。
<請求項3の発明>
電線におけるシールドパイプからの導出部分は、高い可撓性を備えた可撓性シールド部材によってシールドされるので、機器の周辺等、非常に狭い空間におけるシールド導電体の配索が容易となり、もってシールド導電体の配索の自由度が高められる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図10によって説明する。本実施形態のシールド導電体1は、電気自動車の動力回路として用いられるものであり、例えば、動力回路を構成するインバータ、バッテリ、モータなどの装置(図示せず)の間を接続する手段として用いられるものである。図1には、第1実施形態におけるシールド導電体1の外観斜視図を、図2および図3には、第1実施形態におけるシールド導電体1の第1コネクタ30側端部および第2コネクタ40側端部の側断面図を示した。以下、各構成部材において、図1の左側を前方、右側を後方として説明する。
シールド導電体1は、3本の電線10を、円筒状のシールドパイプ20内に挿通させたものである。このシールド導電体1は、電気自動車の車体の床板に沿うようにして取り付けられるものであり、各種機器との干渉を回避するために屈曲して配索される。
シールドパイプ20は金属製(例えばアルミニウム合金、銅合金、あるいはステンレス鋼など)であり、全体として前後方向に長い形態をなしている。このシールドパイプ20の外周と内周には、図2および図3に示すように、一定ピッチで螺旋状の山および溝が形成され、つまり、シールドパイプ20は、軸線方向に沿って径が交互に増減する形態の波形に加工されている。また、この波形加工は、シールドパイプ20のほぼ全長にわたって施されている。
波形加工されたシールドパイプ20は、曲げ変形時には曲げの内側の波形ピッチが狭まるとともに外側の波形ピッチが広がるようになっており、変形に伴ってその肉厚が極端に変化し、ひいては破壊してしまわないようにされている。このシールドパイプ20は、ほぼ同径の筒状を保ちつつ手作業で自在に曲げ変形され得るようになっており、しかも、所定の剛性を備え、曲げ変形後の形状がある程度保たれるようになっている。なお、シールドパイプ20は、僅かながら軸線方向へも伸縮可能となっている。
シールドパイプ20の前後両端部には、このシールドパイプ20を車両に取り付けるための第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rが備えられている。第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rは金属製であり、それぞれ全体として筒状をなし、プレス加工により一体成形されている。
第1ブラケット21Fの後端部(シールドパイプ20側の端部)は、シールドパイプ20の前端部に接続される第1接続部22Fとされている。図4には、第1実施形態に係る第1ブラケット21Fの正面図を示した。第1接続部22Fは円筒形をなし、その外径はシールドパイプ20の内径とほぼ同じかそれよりも僅かに小さい寸法とされ、シールドパイプ20の前端部に内嵌可能とされている。そして、第1接続部22Fの外周面とシールドパイプ20の前端部における内周面とが溶接により接合されており、第1ブラケット21Fはシールドパイプ20と一体化されている。
第1ブラケット21Fにおいて第1接続部22Fを除く部分の断面形状は、第1接続部22Fの径とほぼ同じ寸法を短軸とする略楕円形状とされている。そして、第1接続部22Fの前端縁位置から第1ブラケット21Fにおける軸線方向中央位置よりもやや前寄り位置までの部分は、長軸方向幅が前方に向かって徐々に大きくされたテーパ形状をなし、それより前側の部分は、断面形状が一定とされている(図6を併せて参照)。
第1ブラケット21Fの前端部(シールドパイプ20側とは逆側の端部)には、車両に取り付けられる部分である第1取付部23Fが形成されている。第1取付部23Fは、第1ブラケット21Fにおける前側開口縁の外周にわたり、開口縁から軸線方向に対して略直角方向へ張り出す板状をなしている。この第1取付部23Fは、第1ブラケット21Fの断面における長軸方向に沿う方向に大きく張り出しており、全体として細長い形状とされている。なお、第1取付部23Fは、両張り出し端に向かって徐々に短軸方向の幅が狭くなる形状とされている。この張り出し端部にはそれぞれ1箇所ずつ、つまり計2箇所、板厚方向に貫通する第1取付孔24Fが設けられている。また、第1取付部23Fにおいて短軸方向に張り出している部分には、長軸方向中央位置よりも両端側に寄った位置に、それぞれ板厚方向に貫通するロック孔25が設けられている。このロック孔25には、後述のハウジング32に設けられているロック片39が係止されるようになっている。
第2ブラケット21Rの前端部(シールドパイプ20側の端部)は、シールドパイプ20の後端部に接続される第2接続部22Rとされている。第2接続部22Rは第1接続部22Fと同じく円筒形をなし、その外径はシールドパイプ20の内径とほぼ同じかそれよりも僅かに小さい寸法とされ、シールドパイプ20の後端部に内嵌可能とされている。そして、第2接続部22Rの外周面とシールドパイプ20の後端部における内周面とが溶接により接合されており、第2ブラケット21Rはシールドパイプ20と一体化されている。
第2ブラケット21Rにおいて第2接続部22Rを除く部分は、図3に示すように、全体として第2接続部22Rから長軸方向に張り出す横長の浅皿状をなし、その断面形状は第2接続部22Rの径とほぼ同じ寸法を短軸とする略楕円形状とされている。なお、断面形状は軸線方向に沿ってほぼ一定とされている。
第2ブラケット21Rの後端部(シールドパイプ20側とは逆側の端部)には、車両に取り付けられる部分である第2取付部23Rが形成されている。第2取付部23Rは、第2ブラケット21Rにおける後側開口縁の外周にわたり、開口縁から軸線方向に対して略直角方向へ張り出す板状をなしている。この第2取付部23Rは、第2ブラケット21Rの長軸方向に沿う方向に大きく張り出しており、両張り出し端に向かって徐々に短軸方向の幅が狭くなる形状とされている。そして、両張り出し端部にはそれぞれ1箇所ずつ、つまり計2箇所、板厚方向に貫通する第2取付孔24Rが設けられている。なお、第2ブラケット21Rは第1ブラケット21Fに比べ、全体として長軸方向にやや小さい形状とされている。
この第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rを介して、シールドパイプ20は車両に取り付けられるようになっている。なお、このシールドパイプ20はある程度形状が保持され得るようになっているので、車両への取り付けに必要なブラケットの数は少なくて済む。
シールドパイプ20に挿通されている電線10は、金属製(例えばアルミニウム合金や銅合金など)の単芯線、または金属細線を螺旋状に撚り合わせてなる銅合金製の撚り線からなる導体11の外周を合成樹脂製の絶縁被覆12で包囲したものである。導体11と絶縁被覆12はいずれも可撓性を有しており、電線10は曲げ変形可能なものとなっている。3本の電線10は、シールドパイプ20内において、例えば俵積み状(電線10の中心を結んだときにほぼ正三角形を描く形態)をなすように配されている。各電線10の前後両端部はシールドパイプ20の前後両端縁から導出されており、各端部は、それぞれ絶縁被覆12が剥ぎ取られて導体11が露出された状態となっている。そして、各電線10の前端部には第1コネクタ30が、後端部には第2コネクタ40が接続されている。
第1コネクタ30は、電線10の前端部に接続されている第1端子金具31と、この第1端子金具31が挿抜されるハウジング32とを備え、第1端子金具31が挿入されたハウジング32は第1ブラケット21Fに対し前方から組み付けられるようになっている。
第1端子金具31は、所定形状に打ち抜いた金属板を曲げ加工することで形成され、その前側部分は、相手側端子のタブ(図示せず)が挿入接続される略角筒状の本体部33とされ、後側部分は、電線10の端末を圧着するバレル部34とされている(図9を併せて参照)。本体部33の側壁には、後述のハウジング32に設けられたランス37に対して係止可能なランス孔35が形成されている。
ハウジング32は合成樹脂製であって、全体として第1ブラケット21Fにおける前側端の開口よりも一回り大きい横長断面のブロック状をなしている。図5には、第1実施形態に係るハウジング32の背面図を示した。このハウジング32内には、前後方向に貫通して第1端子金具31を後方から挿入可能な3個のキャビティ36が幅方向に並んで形成されている。各キャビティ36内における内周面には、第1端子金具31を係止するランス37が前方に向かって片持ち状に延出されている。そして、キャビティ36内に収容された第1端子金具31は、ランス37とランス孔35との係止により、前後方向への遊動を規制された状態でそれぞれ保持されている。
ハウジング32の後端面において第1取付部23Fに対応する部分には、ハウジング32が第1ブラケット21Fに正規に組み付けられた状態で、第1取付部23Fの前面に当接する嵌合端面38が形成されている。また、ハウジング32の後部における外周面には、外周面から後方へ片持ち状に延出するロック片39が形成されている。ロック片39は、断面長手方向中央位置よりも両端側に寄った位置、言い換えると、第1ブラケット21Fのロック孔25に対応する位置、計4箇所に1対ずつ設けられている。一対のロック片39は、嵌合端面38位置よりもさらに後方位置まで延出しており、その延出端には互いに背合わせ方向に突出するロック突部39Aが形成されている。そして、ロック片39が第1ブラケット21Fのロック孔25に差し入れられると、ロック突部39Aがロック孔25の周面に後方から係止し、ハウジング32が第1ブラケット21Fから離間しないようにされている。
第2コネクタ40は、電線10の後端部に接続されている第2端子金具41と、この第2端子金具41および電線10の後端部を包囲する樹脂モールド42とを備えて構成されている。
第2端子金具41は、図3に示すように、前端部がオープンバレル状の電線接続部43とされ、電線接続部43の後側は前後方向に長い平板状をなすとともに後部にボルト孔44の形成された機器接続部45とされている。電線接続部43には導体11の後端部が圧着されており、第2端子金具41と電線10とは全体としてほぼ一直線状に連なった形態となっている。
この電線10と第2端子金具41との接続部分は、樹脂モールド42によって一体的に包囲されている。詳しくは、電線10の絶縁被覆12における後端部と、第2端子金具41における電線接続部43全体および機器接続部45の前側部とが、樹脂モールド42によって包囲されている。そして、第2コネクタ40は、樹脂モールド42の後端面から、ボルト孔44の形成された後側部が突出された形態となっている。なお、電線10および第2端子金具41において樹脂モールド42に包囲されている領域には、予め接着剤(図示せず)が塗布されている。
シールド導電体1は、次のようにして組み付けられる。
最初に、各電線10の後端部に第2コネクタ40を接続する。まず、電線10の後端部に第2端子金具41の電線接続部43をそれぞれ圧着することにより、各電線10と第2端子金具41とを接続する。そして、電線10の絶縁被覆12における後端部から第2端子金具41の略前半部に至る部分の外周面にそれぞれ接着剤を塗布する。次いで、この部分を囲うようにして樹脂モールド42用の金型をそれぞれセットし、この金型内に溶融樹脂を射出する。樹脂が硬化すると、電線10および第2端子金具41において接着剤が塗布されている部分の周囲に樹脂モールド42が形成され、電線10、第2端子金具41、樹脂モールド42とが一体化された第2コネクタ40が形成される。ところで、樹脂モールド42用の金型は比較的大きいため、樹脂モールド42の成形にはある程度の作業用スペースを必要とする。ここで、樹脂モールド42の成形前に、電線10をシールドパイプ20に挿通してしまうと、各電線10の端部および第2端子金具41の周辺に十分なスペースを確保することが困難となる。しかし、シールドパイプ20に挿通する前の段階で樹脂モールド42の成形を行うから、その作業のためのスペースは十分確保される。一方、各電線10の前端部については、絶縁被覆12を除去し、導体11を剥き出しの状態にしておく。
次に、電線10をシールドパイプ20内に挿入する。図6および図7には、第1実施形態に係るシールドパイプ20に電線10を挿通する前の状態および電線10が挿通された状態を表す側断面図を示した。まず、第2コネクタ40が接続された3本の電線10を俵積み状に束ねた状態にし、図6に示すように、シールドパイプ20の後端側に電線10の前端部(第2コネクタ40が接続されている側とは逆側の端部)を対向させ、徐々にシールドパイプ20内に差し入れていく。このとき、電線10の前端部に第1端子金具31は接続されていないので、電線10の差し込みを円滑に行うことができる。そして、図7に示すように、電線10の前端部がシールドパイプ20の前端縁から導出した状態になるまで電線10を差し入れる。ここで、各電線10の後端部は所定の厚みを備えた樹脂モールド42に包囲され、かつ、シールドパイプ20の内径は比較的小さくされて幅狭となっており、第2コネクタ40はシールドパイプ20内を通り抜けできなくなっている。このため、電線10の前端部、つまり各電線10における第2コネクタ40が接続されている側とは反対側の端部からシールドパイプ20内に挿入するようにされている。
電線10をシールドパイプ20内に挿通し終わったら、各電線10の前端部に第1コネクタ30を接続する。図8および図9には、第1実施形態に係る電線10の前端部に第1端子金具31が接続される前の状態および電線10の前端部に接続された第1端子金具31をハウジング32に挿入する前の状態を表す第1コネクタ30側端部の側断面図を示した。まず、電線10の導体11に第1端子金具31のバレル部34を宛がい、導体11を包み込むようにバレル部34をカシメ付け、第1端子金具31と導体11とを圧着させることにより、各電線10と第1端子金具31との接続を行う。この圧着の際には、重ねたバレル部34と導体11とを治具で挟み付けるだけで済み、大きな金型等を必要としないため、電線10の前端部周辺にそれほど広いスペースがなくても作業を行うことができる。
こうして、すべての電線10に第1端子金具31を接続し終わったら、この第1端子金具31を、ハウジング32の後方から順番にキャビティ36内に挿入していく。各第1端子金具31は、キャビティ36内において正規位置に至ると、ランス孔35にランス37が係止されて抜止めされた状態となる。
すべての第1端子金具31がキャビティ36内に収容されたら、ハウジング32を第1ブラケット21Fに組み付ける。図10には、第1実施形態に係るハウジング32が第1ブラケット21Fに組み付けられた状態を示す第1コネクタ30側端部の側断面図を示した。まず、ハウジング32の後部に設けられたロック片39が第1ブラケット21Fのロック孔25に対向するようにしてハウジング32を位置合せしつつ、第1取付部23Fに接近させていく。このとき、各ロック片39は、第1取付部23Fの各ロック孔25に弾性撓みしつつ差し込まれる。そして、ハウジング32が第1取付部23Fに対し正規位置に至ると、ハウジング32の嵌合端面38が第1取付部23Fの前面に当接するとともに、各ロック片39がロック孔25を貫通して弾性復帰する。すると、ロック突部39Aがロック孔25の外周面に対して後方から係止し、ハウジング32は第1ブラケット21Fに対して前方への離間を規制された状態、つまり第1ブラケット21Fに対して一体化された状態で組み付けられる。
次に、上記のように構成された第1実施形態の作用および効果について説明する。
シールド導電体1は、車両に取り付けられる際、車体の床下に備えられた機器等を避けるため、三次元方向へ屈曲されて配索される。ここで、従来のシールド導電体では、ハーネスメーカーの工場において予めシールド導電体を所定の配索経路に沿うように曲げ加工した後、自動車メーカーの組立工場へ搬送することが多い。この搬送の際、シールド導電体が三次元方向に屈曲した形状をなしていると運搬作業がしづらく、また、搬送中のシールド導電体同士の接触を避けるためシールド導電体ごとに十分なスペースを確保すると、そのスペースの大部分がデッドスペースになって無駄が生じる。特に、この種のシールド導電体を電気自動車の動力回路として使用する場合、車種によっては、その配索経路が車体前部のエンジンルーム内に設けた機器から車体後部に配置した機器に至ることがあり、このような場合はシールド導電体の全長が長くなってスペース効率がさらに悪化してしまう。
しかし、本実施形態では、シールドパイプ20が手作業で自在に曲げ変形され得るものとなっているから、ハーネスメーカーの工場から自動車メーカーの組立工場への搬送時には、シールド導電体1をほぼ真っ直ぐの状態、もしくは二次元方向に折り畳んだ状態等、搬送に都合がよく、デッドスペースが少なくて済む形状にしておき、組立工場へ搬送した後、シールド導電体1を車両に取り付ける際にシールドパイプ20を所定の配索経路に沿って屈曲または伸長させればよい。したがって、予め所定の配索経路に沿って曲げ加工されたシールド導電体を搬送するのに比べ、搬送時のデッドスペースを少なくすることができ、もってスペース効率の向上を図ることができる。
また、シールドパイプ20を車両に取り付けるための第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rが、溶接によりシールドパイプ20と一体化されている。これにより、第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rをシールドパイプ20の端部に取り付けるための、例えばカシメリング等の別部品が不要となり、その分部品点数を減らすことができる。ここで、従来のシールド導電体においては、複数本の電線をシールド用の編組線で包囲してなり、自在に曲げ変形可能なものがある。ところが、一般にこの種のシールド導電体においては、編組線と電線とを保護するために、編組線の外周をコルゲートチューブ等で包囲し、さらに端部にブーツ等を被せることが多く、部品点数が増大し、構造は複雑になる。しかし、本実施形態では、シールド導電体1は自在に曲げ変形可能である上に、電線10の保護機能も備えているので、コルゲートチューブ、ブーツ等の保護部材が不要である。したがって、本実施形態のシールド導電体1においては、従来のものに比べ部品点数が少なくて済み、構造が簡素化されている。
以上説明したように第1実施形態によれば、シールドパイプ20は、軸線方向に沿って径が交互に増減する波形に成形されているので、自在に曲げ変形され得るようになっている。これにより、シールド導電体1を、配索経路に沿った形状ではなく、デッドスペースを極力少なくできる形状にして搬送できるから、搬送時のスペース効率の向上が図られる。
また、シールドパイプ20を車両に取りつけるための第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rがシールドパイプ20と一体化されているので、両ブラケット21F,21Rをシールドパイプ20に取り付けるための取付部材が不要となり、その分部品点数を減らすことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るシールド導電体50を図11によって説明する。図11には、第2実施形態におけるシールド導電体50端部の側断面図を示した。
本実施形態のシールド導電体50は、第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rが端部に配されていないシールドパイプ51に電線10を挿通したものであり、また、シールドパイプ51の端部に編組部材52が接続されている点で、第1実施形態とは相違する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係るシールド導電体50は、第1実施形態と同様に、3本の電線10を、円筒状のシールドパイプ51内に挿通させたものである。このシールドパイプ51はステンレス製であり、第1実施形態と同様に、軸線方向に沿って径が交互に増減する形態の波形に加工されている。
このシールドパイプ51の端部には筒状の編組部材52(本発明の可撓性シールド部材に該当する)が配され、この編組部材52内には、電線10においてシールドパイプ51の端縁から導出されている部分が挿通されて一括シールドされている。この編組部材52は、銅または銅合金製の素線をメッシュ状に編み込んだものであってシールドパイプ51よりも高い可撓性を備えており、径方向および軸線方向に伸縮可能となっている。編組部材52は、一端がシールドパイプ51の端部を覆うように被せられ、この部分にカシメリング53が外嵌されている。編組部材52は、このカシメリング53によってカシメ付けられている。
カシメリング53は銅合金製またはステンレス製であって、シールドパイプ51よりも若干径の大きい円筒状をなしている。編組部材52の端部は、カシメリング53の内周面とシールドパイプ51の外周面との間で強固に挟み付けられ、シールドパイプ51に対して導通可能に固定されている。
以上のように本実施形態においては、電線10におけるシールドパイプ51からの導出部分は、高い可撓性を備えた編組部材52によってシールドされているので、機器の周辺等、非常に狭い空間におけるシールド導電体50の配索が容易となり、もってシールド導電体50の配索の自由度が高められる。
ところで、この種のシールド導電体においては、シールドパイプは、軽量化のため比重の小さいアルミニウム製とされていることが多い。ここで、アルミニウムの標準電極電位は−1.66V、銅の標準電極電位は+0.34Vであるから、アルミニウム製のシールドパイプと、銅または銅合金製の編組部材52との接続部分に水分等の電解質溶液が介在すると、両者間に電位差2.00Vが生じ、標準電極電位の低いアルミニウム製のシールドパイプに電食が発生してしまうおそれがある。しかし、本実施形態では、シールドパイプ51はステンレス製とされており、ステンレスに含まれる鉄の標準電極電位は−0.44であるから、シールドパイプ51と編組部材52との間の電位差は0.78Vとなり、シールドパイプ51がアルミニウム製とされている場合に比べ、両者間の電位差は小さくなる。電食の進行は、接触する両金属の電位差が小さいほど遅くなるので、シールドパイプ51をステンレス製にすることにより、従来よりも接触信頼性がより長期間にわたって維持されるようになる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、シールドパイプ20,51は、一定ピッチの山および溝が螺旋状をなす波形とされているが、本発明によれば、シールドパイプは、独立した周方向の山および溝が交互に連続する蛇腹状とされていてもよい。
(2)上記実施形態では、シールドパイプ20,51は円筒状とされているが、本発明によれば、シールドパイプの断面形状は円形とされていなくてもよく、例えば、楕円形、長円形等とされていてもよい。
(3)第1実施形態では、シールドパイプ20には第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rが備えられているが、本発明によれば、シールドパイプにはブラケットが備えられていなくてもよい。
(4)第1実施形態では、第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rは溶接によりシールドパイプ20と一体化されているが、これに限らず、例えば、ブラケットは別体の取付部材を用いることによりシールドパイプに取り付けられていてもよい。
(5)第1実施形態では、第1ブラケット21Fおよび第2ブラケット21Rがシールドパイプ20の前後両端部に備えられているが、本発明によれば、ブラケットはシールドパイプの端部に備えられていなくてもよく、例えば中央部に設けられていてもよい。また、ブラケットが設けられるのは2箇所でなくても構わず、例えば、1箇所または3箇所以上であってもよい。
(6)第2実施形態では、編組部材52がシールドパイプ51の一端に接続されているが、本発明によれば、編組部材はシールドパイプの両端に接続されていてもよい。
(7)第2実施形態では、電線10におけるシールドパイプ51の端縁からの導出部分は金属細線を編み込んだ筒状の編組部材52によってシールドされているが、本発明によれば、この導出部分をシールドする部材は編組部材でなくても構わず、例えば、アルミニウム等の比較的剛性の低い金属製の筒状シート材、導電性ゴムからなる筒部材、あるいは導電性樹脂からなる筒部材等であってもよい。
(8)第2実施形態では、シールドパイプ51はステンレス製とされているが、本発明によれば、シールドパイプは銅製または銅合金製とされていてもよい。これにより、銅または銅合金製の編組部材とシールドパイプとの間に電位差が生じなくなるから、電食の発生が防止される。
(9)第2実施形態では、シールドパイプ51はステンレス製とされ、シールドパイプ51と編組部材52との間の電位差が、シールドパイプがアルミニウム製とされている場合に比べ小さくされているが、これに加えて、編組部材を構成している素線の表面に錫のメッキ層を形成してもよい。錫の標準電極電位は−0.14Vであるため、編組部材とシールドパイプとの接触部分における電位差は0.30Vとさらに小さくなるから、より確実に電食の進行を抑えることができる。なお、メッキ層の材質は、標準電極電位が銅よりも低く、かつ鉄よりも高い材質であれば錫以外の金属であってもよい。
第1実施形態におけるシールド導電体の外観斜視図 第1実施形態におけるシールド導電体の第1コネクタ側端部の側断面図 第1実施形態におけるシールド導電体の第2コネクタ側端部の側断面図 第1実施形態に係る第1ブラケットの正面図 第1実施形態に係るハウジングの背面図 第1実施形態に係るシールドパイプに電線を挿通する前の状態を表す側断面図 第1実施形態に係るシールドパイプに電線が挿通された状態を表す側断面図 第1実施形態に係る電線の前端部に第1端子金具が接続される前の状態を表す第1コネクタ側端部の側断面図 第1実施形態に係る電線の前端部に接続された第1端子金具をハウジングに挿入する前の状態を表す第1コネクタ側端部の側断面図 第1実施形態に係るハウジングが第1ブラケットに組み付けられた状態を示す第1コネクタ側端部の側断面図 第2実施形態におけるシールド導電体端部の側断面図
符号の説明
1…第1実施形態に係るシールド導電体
10…電線
20…第1実施形態に係るシールドパイプ
21F…第1ブラケット
21R…第2ブラケット
50…第2実施形態に係るシールド導電体
51…第2実施形態に係るシールドパイプ
52…編組部材(可撓性シールド部材)

Claims (3)

  1. 金属製のシールドパイプに電線を挿通してなるシールド導電体であって、
    前記シールドパイプは、そのほぼ全長にわたって軸線方向に沿って径が交互に増減する波形に成形されていることを特徴とするシールド導電体。
  2. 前記シールドパイプには、このシールドパイプを車両に取り付けるためのブラケットが備えられており、このブラケットは前記シールドパイプと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド導電体。
  3. 前記シールドパイプには、前記電線における前記シールドパイプからの導出部分をシールドするものであって、前記シールドパイプよりも高い可撓性を備えた筒状の可撓性シールド部材が接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールド導電体。
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