JP2007057961A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部の被投射体に投射する画像のサイズを部屋の広さに応じて調整できるプロジェクタを提供する。
【解決手段】 スクリーン等の外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタ1は、被投射体までの距離を含む外部の障害物までの複数方向の距離を距離測定部3で測定し、測定した複数方向の距離の組み合わせに応じて、投射光学系2で画像を投射する投射角度を制御する。外部の障害物までの複数方向の距離の組み合わせは、部屋の広さ等のプロジェクタ1が存在する空間の広さに対応し、また被投射体までの距離及び投射角度により被投射体に投射される画像のサイズが定まる。従って、複数方向の距離の組み合わせに応じて投射角度を制御することにより、プロジェクタ1が存在する部屋の広さに応じて、被投射体に投射される画像のサイズを調整することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スクリーン等の外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタに関し、より詳細には被投射体に投射される画像のサイズを自動で調整するプロジェクタに関する。
プレゼンテーション又は映像の映写の分野では、画像データに基づいた画像を外部のスクリーン又は壁等に対して拡大投影するプロジェクタが用いられている。このようなプロジェクタは、液晶パネル又はDMD(Digital Micromirror Device)等の画像デバイスで光を透過又は反射させることにより画像を生成し、生成した画像を投射することで画像を表示する構成となっている。
スクリーン又は壁等の外部の被投射体に対して画像を投射する投写型のプロジェクタを使用する場合、被投射体に投射された画像のサイズは、プロジェクタから被投射体までの距離とプロジェクタが画像を投射する投射角度とによって定められる。劇場等のように被投射体とプロジェクタとが共に固定されている場合を除き、通常はプロジェクタから被投射体までの距離は可変であるので、プロジェクタを使用する際には画像の観賞者が観賞しやすいように画像のサイズを調整する必要がある。通常の場合では、使用者が手動で投射角度を変更し、被投射体に投射される画像のサイズを調整する。例えば、プロジェクタから被投射体までの距離が短い場合は投射角度を広くし、プロジェクタから被投射体までの距離が長い場合は投射角度を狭くすることによって、画像のサイズをほぼ一定にすることができる。またプロジェクタから被投射体までの距離を測定し、測定した距離に応じて投射角度を設定することによって画像のサイズを自動で調整するプロジェクタも開発されている。このようなプロジェクタの例は特許文献1に開示されている。
特開平5−323451号公報
ところで、プロジェクタを部屋の中で使用する場合、被投射体に投射される画像のサイズを部屋の広さに応じて調整することが多い。例えば、部屋が狭い場合は鑑賞者から被投射体までの距離が短くなるので画像のサイズは小さくてもよく、部屋が広い場合は鑑賞者から被投射体までの距離が長くなるので画像のサイズは大きいことが望ましい。しかしながら、特許文献1に開示されたものを初めとする従来のプロジェクタでは、プロジェクタから被投射体までの距離に応じて画像のサイズを調整するのみであって、部屋の広さに応じた調整はできないという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部の被投射体に投射する画像のサイズを部屋の広さに応じて調整できるプロジェクタを提供することにある。
本発明に係るプロジェクタは、外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタにおいて、前記被投射体までの距離を測定する手段と、それが存在する空間の広さを測定する手段と、測定した前記距離及び前記空間の広さに応じて、前記被投射体に対して投射する画像のサイズを調整する手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、スクリーン等の外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタは、該プロジェクタが存在する部屋の広さ等、プロジェクタが存在する空間の広さを測定し、被投射体に投射される画像のサイズを空間の広さに応じて調整する。
本発明に係るプロジェクタは、外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタにおいて、前記画像の光を通過させて前記画像を外部へ投射する投射光学系と、該投射光学系が投射する前記画像の投射角度を制御する投射角度制御手段と、前記被投射体までの距離を含む外部の障害物までの複数方向への距離の組み合わせに応じた前記投射角度に係る情報を記憶する記憶手段と、前記複数方向への距離を測定する距離測定手段と、該距離測定手段が測定した前記複数方向への距離の組み合わせに応じた前記投射角度に係る情報を前記記憶手段から読み出す手段と、該手段が読み出した前記情報が係る前記投射角度に一致するように、前記投射角度制御手段に、前記投射光学系が投射する前記画像の投射角度を制御させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、スクリーン等の外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタは、被投射体までの距離を含む外部の障害物までの複数方向の距離を測定し、測定した複数方向の距離の組み合わせに応じて、画像を投射する投射角度を制御する。外部の障害物までの複数方向の距離の組み合わせは、プロジェクタが存在する部屋の広さ等、障害物によって囲まれたプロジェクタが存在する空間の広さに対応する。また、被投射体までの距離及び投射角度により被投射体に投射される画像のサイズが定まる。従って、複数方向の距離の組み合わせに応じて投射角度を制御することにより、プロジェクタが存在する部屋の広さに応じて、被投射体に投射される画像のサイズを調整することができる。
本発明に係るプロジェクタは、前記距離測定手段は、外部の障害物までの距離を測定する複数の距離センサを有し、該複数の距離センサの夫々は、前記距離を測定する方向を、前記投射光学系が前記画像を投射する方向を含む複数の方向の夫々に固定してあることを特徴とする。
また本発明においては、投射光学系が画像を投射する方向を含む複数の方向に測定方向を固定した複数の距離センサを用い、外部の障害物までの複数の方向への距離を測定する。
本発明に係るプロジェクタは、前記距離測定手段は、外部の障害物までの距離を測定する距離センサと、該距離センサが前記距離を測定する方向を、前記投射光学系が前記画像を投射する方向を含む複数の方向の夫々へ変更する手段とを有することを特徴とする。
また本発明においては、距離センサを回動させる等の方法で距離センサが外部の障害物までの距離を測定する方向を変更可能とし、投射光学系が画像を投射する方向を含む複数の方向で外部の障害物までの距離を測定する。
本発明に係るプロジェクタは、前記投射光学系は、前記投射光学系内での位置が変化することによって前記投射角度が変化するズームレンズを有し、前記投射角度制御手段は、前記ズームレンズの前記投射光学系内での位置を検出する手段と、該手段が検出した前記位置を変更すべく、前記ズームレンズを前記投射光学系内で移動させる手段とを有することを特徴とする。
更に本発明においては、画像の光を外部へ投射する投射光学系は、位置を変更することで画像の投射角度が変化するズームレンズを用いて構成されており、ズームレンズを移動させることで画像の投射角度を制御する。
本発明にあっては、プロジェクタが画像を投射する投射角度を、プロジェクタが存在する空間の広さに応じて制御することにより、被投射体に投射される画像のサイズを空間の広さに応じて調整することができるので、鑑賞者から被投射体までの距離が短くなる狭い部屋では画像のサイズが小さく、鑑賞者から被投射体までの距離が長くなる広い部屋では画像のサイズが大きくなる等、空間の広さに応じて鑑賞者がより画像を観賞しやすいサイズで画像を投射することが可能となる。
また本発明にあっては、投射光学系が画像を投射する方向を含む複数の方向に測定方向を固定した複数の距離センサを用いて外部の障害物までの距離を測定することにより、プロジェクタから被投射体までの距離と、部屋の広さ等のプロジェクタが存在する空間の広さとを求めることができる。
また本発明にあっては、距離センサが外部の障害物までの距離を測定する方向を変更可能として、投射光学系が画像を投射する方向を含む複数の方向への外部の障害物までの距離を測定することにより、プロジェクタから被投射体までの距離とプロジェクタが存在する空間の広さとをより少ない数の距離センサで求めることができる。
更に本発明にあっては、画像の光を外部へ投射する投射光学系が有するズームレンズの位置を制御することにより、画像の投射角度を制御して被投射体に投射される画像のサイズを容易に調整することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明のプロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。図中の白矢印は光を示す。プロジェクタ1は、反射光又は透過光でなる画像を生成するDMD又は液晶パネル等の画像デバイス13と、画像デバイス13に対して照明を行う照明光学系12と、画像デバイス13が生成した画像を拡大し、図示しないスクリーン等の外部の被投射体へ投射する投射光学系2とを備えている。照明光学系12は、メタルハライドランプ等を用いた光源を有し、更に、光源からの光を集光して画像デバイス13に対して照明を行うためのミラー、レンズ、プリズム、又はカラーフィルタ等の光学部品を用いて構成されている。投射光学系2は、画像デバイス13からの反射光又は透過光でなる画像を拡大して外部へ投射するためのプリズム又は複数のレンズ等の光学部品を用いて構成されている。投射光学系2は、また、投射光学系2内での位置を変更可能であり、位置を変更することによって投射光学系2が画像を投射する投射角度を変化させる一又は複数のズームレンズ21を光路の途中に有している。
またプロジェクタ1は、演算を行うプロセッサである演算部11を備え、演算部11には制御プログラムを記憶するROM17が接続されている。演算部11は、ROM17が記憶している制御プログラムに従って、プロジェクタ1の動作を制御するための演算を実行する。またプロジェクタ1は、投射光学系2内でのズームレンズ21の位置を検出するレンズ位置検出部14、及びモータ等を用いてズームレンズ21を移動させて投射光学系2内でのズームレンズ21の位置を変更させるレンズ駆動部15とを備えている。レンズ位置検出部14は、演算部11に接続されており、検出したズームレンズ21の位置を演算部11へ入力する構成となっている。またレンズ駆動部15は、演算部11に接続されており、演算部11に動作を制御される構成となっている。演算部11は、レンズ位置検出部14が検出するズームレンズ21の位置が所望の位置になるようにレンズ駆動部15を動作させてズームレンズ21の位置を制御することによって、投射光学系2が画像を投射する投射角度を制御する処理を行う。このようにして、レンズ位置検出部14及びレンズ駆動部15は本発明に係る投射角度制御手段として機能する。
画像デバイス13には、画像デバイス13に必要な画像を形成させる処理を行う画像デバイス駆動部16が接続されており、画像デバイス駆動部16は演算部11に接続されている。また演算部11には、パーソナルコンピュータ(PC)又は映像再生装置等の外部の装置から送信される画像データを受信する受信部18が接続されている。受信部18は受信した画像データを演算部11へ入力し、演算部11は、受信部18から入力された画像データに基づいて画像デバイス駆動部16を動作させ、画像データに基づいた画像を画像デバイス13に生成させる処理を行う。
またプロジェクタ1は、プロジェクタ1から被投射体までの距離を含む、外部の障害物までの複数方向への距離を測定する距離測定部(距離測定手段)3を備えている。距離測定部3は、演算部11に接続されており、測定した距離の値を演算部11へ入力する構成となっている。ROM17は、距離測定部3が測定した距離に対応する情報に関連付けて、投射光学系2が画像を投射する投射角度に対応する情報を記憶している。演算部11は、距離測定部3から複数方向への距離の値を入力された場合に、入力された距離に対応する情報に関連付けてROM17が記憶している情報を読み出し、読み出した情報に従ってレンズ駆動部15の動作を制御することによって、被投射体に投射される画像のサイズを調整する処理を行う。このようにして、ROM17は本発明に係る記憶手段として機能する。更に演算部11には、使用者からの操作により画像サイズの指定等の処理指示を受け付ける操作部19が接続されている。
図2は、本発明のプロジェクタ1の外観の例を示す斜視図である。距離測定部3は、赤外線、超音波又はレーザー等を用いて外部の障害物までの距離を測定する距離センサを有しており、赤外線センサの少なくとも一部をプロジェクタ1の外面に設けてある。図2(a)には、距離測定部3が複数の距離センサを有する例を示し、図2(b)には、距離測定部3が単一の距離センサを有する例を示す。
図2(a)に示す如き複数の距離センサを有する距離測定部3は、一の距離センサの測定方向を投射方向と同一の方向である前方向に固定している。前方向の障害物までの距離を測定することにより、プロジェクタ1からスクリーン等の被投射体までの距離が得られる。また距離測定部3は、投射方向とは逆の方向である後方向に測定方向を固定した距離センサを有し、更に、前方に向かって右方向及び左方向に測定方向を固定した距離センサを有している。図2(a)中には、距離センサの測定方向を矢印で示した。距離測定部3は、このように四方に測定方向を固定した複数の距離センサを用いて、被投射体までの距離を含む、四方の障害物までの距離を測定する。被投射体以外の障害物は、建物の壁、部屋を区切るパーティション又はその他の物体であり、これら四方の障害物までの距離に基づき、被投射体を含む障害物によって囲まれた空間の広さを求めることができる。この空間の広さは、プロジェクタ1が存在する空間の広さであり、例えば、会議室又は使用者の居室等のプロジェクタ1が存在する部屋の広さである。
また図2(b)に示す如き単一の距離センサを有する距離測定部3は、モータ等を用いて距離センサの測定方向を回動させる手段を有する。距離測定部3は、測定方向を投射方向と同一の方向である前方向にして被投射体までの距離を距離センサで測定し、更に、図2(b)中に示す回動軸回りに測定方向を回動させながら複数回に渡って外部の障害物までの距離を測定する。距離測定部3は、このように測定方向が回動する距離センサを用いて、被投射体までの距離を含む、四方の障害物までの距離を測定する。この構成の場合は、図2(a)に示した例よりも少ない数の距離センサを用いて、プロジェクタ1から被投射体までの距離とプロジェクタ1が存在する部屋の広さ等の空間の広さとを求めることができる。
図3は、画像の投射角度と被投射体に投射された画像のサイズとの関係を示す模式図である。投射光学系2は、画像の光を所定の投射角度でスクリーン等の被投射体に対して投射し、被投射体に当たる光の範囲のサイズが画像のサイズとなる。図中に示す如く、被投射体に投射される画像のサイズは、プロジェクタ1から被投射体までの距離に依存し、被投射体までの距離が長いほど画像のサイズは大となる。被投射体に投射される画像のサイズは、更に、投射角度にも依存し、投射角度が大であるほど画像のサイズも大となる。即ち、一又は複数のズームレンズ21の位置を変更して投射光学系2が画像を投射する投射角度を変更することにより、被投射体に投射される画像のサイズを変化させることができる。
本発明のプロジェクタ1は、プロジェクタ1が存在する部屋の広さが大であるほど被投射体に投射される画像のサイズが大になるように、部屋の広さに応じて画像のサイズを調整する処理を行う。画像のサイズを部屋の広さに応じた所定のサイズに調整するために、ROM17は、プロジェクタ1が制御できる画像の投射角度を部屋の広さに応じた所定の値に定めた情報を記憶している。図4は、部屋の広さと投射角度との関係を概念的に示した概念的特性図である。図中の横軸はプロジェクタ1が存在する部屋の広さを示し、縦軸は投射光学系2が画像を投射する投射角度を示している。図4に示すように、被投射体までの距離を固定した場合、部屋の広さが大であるほど画像のサイズを大にするためには、部屋の広さと投射角度との関係を部屋の広さが増加するに従って投射角度が単純増加する関係にすればよい。また被投射体までの距離が大であるほど、同一の画像のサイズを得るための投射角度は小となるので、部屋の広さに応じた所定の画像のサイズを得るための部屋の広さと投射角度との関係を示す特性曲線は、被投射体までの距離が大であるほど投射角度が小となる方向へシフトする。このように、被投射体までの距離と部屋の広さとが得られた場合には、部屋の広さに応じた所定の画像のサイズを実現するために必要な投射角度が一意に定まる。ROM17は、図4に示す如き、被投射体までの距離及び部屋の広さの組み合わせに応じた投射角度を示す情報を記憶している。更にROM17は、距離測定部3が測定した外部の障害物までの複数方向への距離の組み合わせと部屋の広さとの関係を示した情報、及び投射光学系2が画像を投射する投射角度と一又は複数のズームレンズ21の投射光学系2内での位置との関係を示した情報を記憶している。
次に、本発明のプロジェクタ1が実行する処理を説明する。図5は、本発明のプロジェクタ1が外部の被投射体に投射する画像のサイズを調整する処理の手順を示すフローチャートである。プロジェクタ1の演算部11は、ROM17が記憶する制御プログラムに従って以下の処理を実行する。
プロジェクタ1の演算部11は、使用者が操作部19を操作することによる、画像のサイズを設定する処理の開始指示の受付を待ち受けている(S1)。なお、演算部11は、プロジェクタ1の電源が投入されたことにより処理の開始指示を受け付ける処理を行ってもよい。処理の開始指示の受付がない場合は(S1:NO)、演算部11は、処理の開始指示の受付の待ち受けを続行する。処理の開始指示を受け付けた場合は(S1:YES)、演算部11は、距離測定部3に、プロジェクタ1から被投射体までの距離を含む、外部の障害物までの複数方向への距離を測定させる(S2)。距離測定部3は、測定した複数方向への距離の値を演算部11へ入力し、演算部11は、ROM17から、距離測定部3が測定した複数方向への距離の組み合わせに応じた情報を読み出す(S3)。演算部11は、ROM17から読み出した、複数方向への距離の組み合わせと部屋の広さとの関係を示した情報に基づき、距離測定部3が測定した複数方向への距離の組み合わせに応じて、プロジェクタ1が存在する部屋の広さを求める(S4)。演算部11は、次に、ROM17から読み出した、図4に示す如き被投射体までの距離及び部屋の広さの組み合わせに応じた投射角度を示す情報に基づいて、測定した被投射体までの距離及び求めた部屋の広さの組み合わせに応じた投射角度を決定する(S5)。演算部11は、次に、ROM17から読み出した、投射角度とズームレンズ21の投射光学系2内での位置との関係を示した情報に基づいて、決定した投射角度を実現するために目標とする一又は複数のズームレンズ21の投射光学系2内での目標位置を決定する(S6)。
演算部11は、次に、レンズ位置検出部14に一又は複数のズームレンズ21の投射光学系2内での位置を検出させる(S7)。レンズ位置検出部14は、検出したズームレンズ21の位置を演算部11へ入力し、演算部11は、レンズ位置検出部14が検出したズームレンズ21の位置が、所定の誤差範囲内で決定した目標位置に一致しているか否かを判定する(S8)。ズームレンズ21の位置が目標位置に一致していない場合は(S8:NO)、演算部11は、ズームレンズ21の投射光学系2内での位置を目標位置に近づけるように、レンズ駆動部15に、一又は複数のズームレンズ21を移動させ(S9)、処理をステップS7へ戻す。ステップS8でズームレンズ21の位置が目標位置に一致している場合は(S8:YES)、演算部11は、画像のサイズを調整する処理を終了する。
以上の処理により、投射光学系2が画像を投射する投射角度が被投射体までの距離及び部屋の広さに応じた値に自動で設定され、プロジェクタ1がスクリーン等の被投射体に投射する画像のサイズが部屋の広さに応じたサイズとなる。なお、プロジェクタ1は、プロジェクタ1が自動で設定した画像のサイズが不適切である場合に、使用者が操作部19を操作することにより、手動で画像のサイズを調整する機能を有する形態であってもよい。
以上詳述した如く、本発明においては、プロジェクタ1からスクリーン等の被投射体までの距離を含む、外部の障害物への複数方向への距離を測定し、測定した複数方向への距離の組み合わせからプロジェクタ1が存在する部屋の広さを求め、投射光学系2が画像を投射する投射角度を部屋の広さに応じて制御することにより、被投射体に投射される画像のサイズを調整する。従って、鑑賞者から被投射体までの距離が短くなる狭い部屋では画像のサイズが小さく、鑑賞者から被投射体までの距離が長くなる広い部屋では画像のサイズが大きくなる等、本発明のプロジェクタ1は、部屋の広さに応じて鑑賞者がより画像を観賞しやすいサイズで画像を投射することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、ROM17が記憶する情報に基づき、測定した複数方向への距離の組み合わせから部屋の広さを求め、被投射体までの距離及び部屋の広さに応じて投射角度を決定し、決定した投射角度に必要なズームレンズの位置を決定する処理を行う例を示したが、本発明でズームレンズの位置を決定する処理はこれに限るものではない。例えば、プロジェクタ1は、距離測定部3が測定した複数方向への距離を用いて部屋の広さを計算する処理を行う形態であってもよい。またプロジェクタ1は、複数方向への距離の組み合わせと投射角度又はズームレンズ21の位置との関係を示した情報をROM17に記憶しておき、複数方向への距離の組み合わせから投射角度又はズームレンズ21の位置を直接に求める処理を行う形態であってもよい。
また本実施の形態においては、プロジェクタ1が存在する空間の広さのみに応じて画像のサイズを調整する例を示したが、本発明は、空間の広さのみならず、プロジェクタ1から被投射体までの距離にも応じて画像のサイズを調整する処理を行う形態であってもよい。例えば、プロジェクタ1は、プロジェクタ1から被投射体までの距離が大であるほど、被投射体に投射される画像のサイズが大となるように画像の投射角度を調整する形態であってもよい。
また本実施の形態においては、距離測定部3で外部の障害物までの距離を測定する際に、前方、後方及び左右方向の四方の障害物までの距離を測定する形態を示したが、本発明のプロジェクタ1が距離測定部3で測定する距離の方向の組み合わせはこれに限るものではない。例えば、プロジェクタ1は、距離測定部3で前方及び後方の障害物までの距離のみを測定して画像のサイズを調整する処理を行う形態であってもよい。この場合は、演算部11が行う処理が簡素化する。またプロジェクタ1は、四方の障害物までの距離に加えて斜め方向又は上方向等の更に他の方向の障害物までの距離を距離測定部3で測定して画像のサイズを調整する処理を行う形態であってもよい。この場合は、部屋の広さを精度良く求めてより状況に合うように画像サイズを調整することができる。
更に本実施の形態においては、ズームレンズ21の投射光学系2内での位置を制御することによって画像の投射角度を制御する形態を示したが、本発明のプロジェクタ1は、これに限るものではなく、投射光学系2内で光路を変更するか又は投射光学系2内の光学的性質を変化させる等のその他の方法によって投射光学系2が画像を投射する投射角度を調整する形態であってもよい。
本発明のプロジェクタの内部構成を示すブロック図である。 本発明のプロジェクタの外観の例を示す斜視図である。 画像の投射角度と被投射体に投射された画像のサイズとの関係を示す模式図である。 部屋の広さと投射角度との関係を概念的に示した概念的特性図である。 本発明のプロジェクタが外部の被投射体に投射する画像のサイズを調整する処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プロジェクタ
11 演算部
14 レンズ位置検出部(投射角度制御手段)
15 レンズ駆動部(投射角度制御手段)
17 ROM(記憶部)
2 投射光学系
21 ズームレンズ
3 距離測定部(距離測定手段)

Claims (5)

  1. 外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタにおいて、
    前記被投射体までの距離を測定する手段と、
    それが存在する空間の広さを測定する手段と、
    測定した前記距離及び前記空間の広さに応じて、前記被投射体に対して投射する画像のサイズを調整する手段と
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 外部の被投射体に対して画像を投射するプロジェクタにおいて、
    前記画像の光を通過させて前記画像を外部へ投射する投射光学系と、
    該投射光学系が投射する前記画像の投射角度を制御する投射角度制御手段と、
    前記被投射体までの距離を含む外部の障害物までの複数方向への距離の組み合わせに応じた前記投射角度に係る情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数方向への距離を測定する距離測定手段と、
    該距離測定手段が測定した前記複数方向への距離の組み合わせに応じた前記投射角度に係る情報を前記記憶手段から読み出す手段と、
    該手段が読み出した前記情報が係る前記投射角度に一致するように、前記投射角度制御手段に、前記投射光学系が投射する前記画像の投射角度を制御させる手段と
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 前記距離測定手段は、外部の障害物までの距離を測定する複数の距離センサを有し、
    該複数の距離センサの夫々は、前記距離を測定する方向を、前記投射光学系が前記画像を投射する方向を含む複数の方向の夫々に固定してあること
    を特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記距離測定手段は、
    外部の障害物までの距離を測定する距離センサと、
    該距離センサが前記距離を測定する方向を、前記投射光学系が前記画像を投射する方向を含む複数の方向の夫々へ変更する手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  5. 前記投射光学系は、前記投射光学系内での位置が変化することによって前記投射角度が変化するズームレンズを有し、
    前記投射角度制御手段は、
    前記ズームレンズの前記投射光学系内での位置を検出する手段と、
    該手段が検出した前記位置を変更すべく、前記ズームレンズを前記投射光学系内で移動させる手段と
    を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載のプロジェクタ。
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