JP2007056885A - 遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造 - Google Patents

遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】遊星歯車減速機において、径方向のサイズを小さくできると共に、ケーシングに対するキャリアの回動支持部の耐久性を向上できるキャリアの回動支持構造を提供することを目的とする。
【解決手段】キャリア7には、遊星歯車5を収納する開口部7bが備えられて、開口部7bの軸方向の一方の周壁7fに、キャリア7の軸方向に沿って連結ピン8が挿通される貫通孔7kが備えられ、且つ、連結ピン8よりも軸方向の外方において、周壁7kの外径が貫通孔7kの位置よりも内側に縮径されて、この縮径部7sの外周には少なくとも貫通孔7kの断面を含む凹溝7hが形成され、縮径部7sを覆う筒状体25と、筒状体25の外周に係合し、筒状体25を介してキャリア7を支持する軸受21とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊星歯車減速機において、ケーシングに対してキャリアを回動自在に支持するキャリアの回動支持構造に関する。
従来、遊星歯車減速機において、ケーシング内に、駆動源の駆動力を受けて回動する入力軸と、入力軸と一体に回動する太陽歯車と、太陽歯車に空隙を介して同軸状に配設された内歯車と、この空隙に配設され太陽歯車及び内歯車に噛合する複数の遊星歯車と、遊星歯車を回動自在に支持すると共に太陽歯車と同軸状に回動するキャリアと、を備え、キャリアの外周とケーシングの内周との間にベアリング(所謂、軸受である。)を配設し、ベアリングを介してキャリアを回動自在に支持するキャリアの回動支持構造が知られている。
また、遊星歯車減速機において、キャリアには遊星歯車を収納する開口部を備えられ、この開口部の軸方向の両壁に、遊星歯車を支持する連結ピンが挿通される貫通孔を備られえ、この連結ピンを介して軸方向の両側において、キャリアの外周とケーシングの内周との間にベアリングを装着しているものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−172411号公報 特開2005−009614号公報
従来例に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、ベアリングが係合するキャリアの外径を遊星歯車の連結ピンが挿通される貫通孔に重なる範囲にすれば、このキャリアの外周に貫通孔が延出する切欠が生じ、その結果、ベアリングの内周全体でキャリアを支持することができず、ベアリング及びベアリングが係合するキャリア外周等の耐久性を損なう虞がある。そこで、従来例記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、ベアリングが貫通孔より外径側においてキャリアを支持するように構成され、小形化を実現することが困難であった。
そこで、本発明は、径方向のサイズを小さくでき、且つ、キャリアの回動支持部の耐久性を向上できる、遊星歯車減速機のキャリアの回動支持構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、ケーシング内に配設され、遊星歯車を連結ピンを介して回動自在に支持するキャリアと、該キャリアを回動自在に支持するケーシングとを備えた遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造において、前記キャリアには、前記遊星歯車を収納する開口部が備えられて、該開口部の軸方向の少なくとも一方の周壁に、該キャリアの軸方向に沿って前記連結ピンが挿通される貫通孔が備えられ、且つ、前記連結ピンよりも軸方向の外方において、前記周壁の外径が前記貫通孔の位置よりも内側に縮径されて、該縮径部の外周に少なくとも前記貫通孔を含む凹溝が形成され、前記縮径部を覆う筒状体と、前記筒状体の外周に係合し、前記筒状体を介して前記キャリアを支持する軸受とを備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、キャリアが、遊星歯車を収納する開口部の軸方向の少なくとも一方の周壁に、連結ピンが挿通される貫通孔を備え、径方向において、一方の周壁の外周が貫通孔の位置よりも内側に縮径され、縮径部を覆う筒状体と、この筒状体の外周に係合して、筒状体を介してキャリアを支持する軸受とを備えているので、径方向のサイズを小さくできると共に、ケーシングに対するキャリアの回動支持部の耐久性を向上できる。
つまり、請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、軸受の内径を、遊星歯車を支持する支持ピンが挿通される貫通孔に重なる位置にしても、筒状体を介して、軸受の内周全体でキャリアを支持することができ、ベアリング及びベアリングが係合するキャリア外周等の耐久性を向上させることができ、延いては、径方向において、軸受の径が貫通孔の位置に制約を受けることがなく、小形化を容易にできる。
また、請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、軸受をキャリアに筒状体を介して係合しているので、必要に応じて、筒状体を交換したり筒状体の材質を変更したりすることが容易にできる。さらに、請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリア7の回動支持構造は、筒状体と縮径部との間に、凹溝が構成されているので、筒状体を介してキャリアを柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。
また、請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、請求項2に記載の発明のように、前記筒状体の内周又は前記縮径部の外周には、軸方向に延出する凸部が周方向に沿って複数形成され、前記凸部を介して、筒状部材をキャリアに容易に圧入できる。
また、請求項1又は請求項2に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、請求項3に記載の発明のように、前記軸受が、転動体を介して内輪と外輪が回動自在に支持され、前記筒状体の外周には、軸方向に延出する凸部が周方向に沿って複数形成されていることにより、この凸部を介して、軸受を筒状体に容易に圧入できる。
また、請求項1乃至請求項3の何れか記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、請求項4に記載の発明のように、前記筒状体の硬度が、少なくとも前記キャリア又は前記軸受の何れか一方よりも低いことにより、筒状体を介してキャリアを柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。
また、請求項1乃至請求項4の何れか記載の遊星歯車減速機にけるキャリアの回動支持構造は、請求項5に記載の発明のように、前記筒状体が、前記連結ピンとは反対側に位置する一端側が前記縮径部の軸方向の端部から突出し、前記連結ピン側に位置する他端側が前記縮径部に固定されていることにより、筒状体が縮径部に片持ち梁状に支持されて、筒状体を介して、キャリアがケーシングに柔軟に支持され、各歯車の円滑な噛合が得られる。
本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、キャリアが、遊星歯車を収納する開口部の軸方向の少なくとも一方の周壁に、連結ピンが挿通される貫通孔を備え、径方向において、一方の周壁の外周が貫通孔の位置よりも内側に縮径され、縮径部を覆う筒状体と、この筒状体の外周に係合して、筒状体を介してキャリアを支持する軸受とを備えているので、径方向のサイズを小さくできると共に、ケーシングに対するキャリアの回動支持部の耐久性を向上できる。
つまり、本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、軸受の内径を、遊星歯車を支持する支持ピンが挿通される貫通孔に重なる位置にしても、筒状体を介して、軸受の内周全体でキャリアを支持することができ、ベアリング及びベアリングが係合するキャリア外周等の耐久性を向上させることができ、径方向において、軸受の径が貫通孔の位置に制約を受けることがなく、小形化を容易にできる。また、本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造によれば、筒状体を介して軸受をキャリアに係合しているので、必要に応じて、筒状体を交換したり筒状体の材質を変更したりすることが容易にできる。
また、本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、筒状体の内周又は縮径部の外周には、軸方向に延出する凸部が周方向に沿って複数形成されていることにより、筒状体をキャリアの縮径部に容易に圧入できる。
また、本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、筒状体の硬度が、少なくともキャリア又は軸受の何れか一方よりも低いことにより、筒状体を介してキャリアを柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。さらに、本発明の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造は、筒状体が、連結ピンとは反対側に位置する一端側が縮径部の軸方向の端部から突出し、連結ピン側に位置する他端側が縮径部に固定されていることにより、筒状体が他端側を介して縮径部に片持ち梁状に支持され、この筒状体を介してキャリアを柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。
次に、本発明の一実施例の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造を、図面にもとづいて説明する。図1は本発明が適用された遊星歯車減速機の構造を表す断面図である。図2は、同実施例における、(a)がキャリアの断面図、(b)が(a)の矢印A方向から視た外観図、(c)がキャリアに遊星歯車及び筒状体を係合した断面図、(d)が(c)の矢印A方向から視た外観図である。図3は、同実施例のキャリアの回動支持構造における筒状体の構造を表す外観図であって、(b)が(a)の矢印A方向から視た図である。
図1に表したように、遊星歯車減速機1は、図示されない駆動モータ(所謂、駆動源である。)の駆動力を受けて回動する入力軸2、入力軸2に接続され入力軸2と共に回動する太陽歯車3、太陽歯車3に空隙を介して同軸状に配設された内歯車6、前記空隙に配設され太陽歯車3及び内歯車6に噛合する遊星歯車5、連結ピン8を介して遊星歯車5を回動自在に支持すると共に太陽歯車3と同軸状に回動自在に支持されたキャリア7、ケーシング9、10、11、オイルシール12、13等を備えている。
遊星歯車減速機1は、ケーシング9、10、11、内歯車6がボルト14、15、16により一体に固定されている。また、ケーシング9には、図示されない駆動モータのブラケットに固定するための係合穴9bやネジ孔9cが備えられている。また、キャリア7の開口部7b及び内歯車6内に、各歯車の噛合を潤滑する潤滑剤が充填されている。、
入力軸2は、ケーシング9、10の内方に挿入され、軸方向に並べて配設した一対のベアリング17、18を介して、ケーシング9及びケーシング10に回動自在に支持されている。また、ベアリング17とケーシング9との間には、ベアリング17、18を軸方向に付勢する付勢部材19が装着されている。ベアリング17、18は、球状の転動体を介して同軸状に外輪、内輪とを備え、外輪の外周がケーシング10の内壁に圧入されて固定され、内輪に入力軸2が挿通している。
また、入力軸2には、駆動モータの回転軸(図示せず)を挿入してボルト締めするための、取付け穴2cとネジ孔2dとが備えられ、ケーシング9には、ボルトの締め付け工具を挿入するための貫通孔9aが備えられている。
太陽歯車3は、基端側の軸部3a及び歯車外径部3cが入力軸2に圧入されて固定されている。また、太陽歯車3は、基端側とは反対側に位置する先端側に、軸部3bを突出して備え、この軸部3bがキャリア7に形成された係合穴7aに回動自在に係合している。
遊星歯車5は、連結ピン8がベアリング20を介して回動自在に係合し、連結ピン8及びベアリング20を介してキャリア7に回動自在に支持されている。また、連結ピン9は、両端がキャリア7の周壁7f、7gに支持されている。
次に、キャリア7には太陽歯車3及び遊星歯車5を収納する開口部7bが備えられ、その開口穴7bの底壁に、太陽歯車3の軸部3bを回動自在に係合する係合穴7aが形成されている。
また、キャリア7は、開口部7bの軸方向の両側の周壁7f、7gに、軸方向に沿って連結ピン8が挿通される貫通孔7h、7jが備えられている。そして、貫通孔7h、7jに、連結ピン8の両端が挿通され、連結ピン8を介して遊星歯車5が支持されている。
また、キャリア7は、軸方向に離間して相対向する一対の軸受21、22を介して、ケーシング10及びケーシング11に回動自在に支持されている。軸受21、22は、球状の転動体21a、22a、転動体21a、21aが転動する内輪21b、22b及び外輪21c、22c等によって構成されている(本実施例では、軸受21、22として、アンギュラ玉軸受を用いている。)。
次に、図2(a)(b)に表したように、キャリア7は、連結ピン8よりも軸方向の外方において、周壁7fの外径が貫通孔7kの位置よりも内側に縮径された縮径部7sを備えている。また、縮径部7sの外周には、連結ピン8を矢印A方向に沿って貫通孔7k、7mに挿入できるように、貫通孔7kを含む凹溝7hが形成されている。また、凹溝7hは、遊星歯車5の数分だけ形成され、その周方向の位置が遊星歯車5及び連結ピン8の位置に一致している。
また、図2(c)(d)に表したように、キャリア7の縮径部7sには、筒状体25が圧入され、筒状体25の外周には、軸受21の内輪21bが圧入されている。また、筒状体25は、連結ピン8とは反対側に位置する一端側が縮径部7sの軸方向の端部から突出し、連結ピン8側に位置する他端側が縮径部7sに圧入されて固定されている。つまり、筒状体25は、他端側を介して縮径部7sに片持ち梁状に支持されている。
また、図3に表したように、筒状体25は、その内周に、軸方向に延出する凸部25bが周方向に沿って複数形成され、凸部25bを介して縮径部7sに圧入される。また、筒状体25は、その外周に、軸方向に延出する凸部25aが周方向に沿って複数形成され、凸部25aを介して軸受21の内輪21bが圧入される。さらに、筒状体25は、耐摩耗性の優れたモリブテン鋼より形成され、その硬度が、キャリア7の硬度よりも低くく成るように調質され、且つ、複数の貫通孔25cが周方向に沿って並設され、キャリア7を柔軟に支持できるように構成されている。
そして、前述のように構成された遊星歯車減速機1は、入力軸2を介して駆動モータの回転駆動力が伝達されると、入力軸2と一体に太陽歯車3が回動し、遊星歯車5が太陽歯車3及び内歯車6と噛合して、太陽歯車3の周囲に沿って公転すると共に連結ピン8を軸にして自転し、遊星歯車5の公転に伴って、キャリア7が回動する。
以下に、前記実施例の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造の作用効果を記載する。
本実施例に記載の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造によれば、キャリア7が、遊星歯車5を収納する開口部7bの軸方向の一方の周壁7fに、連結ピン8が挿通される貫通孔7kを備え、径方向において、一方の周壁7fの外周が貫通孔7kの位置よりも内側に縮径され、縮径部7sを覆う筒状体25と、この筒状体25の外周に係合して、筒状体を介してキャリアを支持する軸受21とを備えているので、径方向のサイズを小さくできると共に、ケーシング10に対するキャリア7の回動支持部の耐久性を向上できる。
つまり、本実施例の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造によれば、軸受21の内径を、遊星歯車5を支持する連結ピン8が挿通される貫通孔7kに重なる位置にしても、筒状体25を介して、軸受21の内周全体でキャリア7を支持することができ、ベアリング21及びベアリング21が係合するキャリア7の縮径部7sの耐久性を向上させることができ、径方向において、軸受21の径が貫通孔7kの位置に制約を受けることがなく、小形化が容易にできる。また、本発明の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造によれば、軸受21を筒状体25を介してキャリアに係合しているので、軸受21をキャリア7に直接係合するよりも、必要に応じてこの係合部の材質(所謂、筒状体25の材質である。)を容易に変更できる。
また、本実施例の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造は、筒状部材25の内周には、軸方向に延出する凸部25aが周方向に沿って複数形成され、凸部25aを介して筒状体25をキャリア7の縮径部7sに容易に圧入できる。
また、本実施例の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造は、筒状体25の硬度が、キャリア7の硬度よりも低いことにより、筒状体25を介してキャリア7を柔軟に支持でき、
さらに、筒状体25が、連結ピン8とは反対側に位置する一端側が縮径部7sの軸方向の端部から突出し、連結ピン8側に位置する他端側が縮径部7sに圧入されていることにより、筒状体25が縮径部7sに片持ち梁状に支持され、この筒状体25及びベアリング21を介してキャリア7を柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。なお、この際、軸受21を筒状部25の一端側よりに配設することによりキャリア7を柔軟に支持する効果を発現できる。
さらに、本実施例の遊星歯車減速機1におけるキャリア7の回動支持構造は、筒状体25と縮径部7Sとの間に、複数の凹溝7hが構成されているので、筒状体25を介してキャリア7を柔軟に支持でき、各歯車の噛合を円滑にできる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。
例えば、本実施例における遊星歯車減速機1のキャリア7の回動支持構造において、キャリア7の縮径部7sと筒状体25との圧入を容易にするために、筒状体に凸部25aを形成したが、筒状体25に凸部25aを形成する代わりに、縮径部7sの外周に凹凸を形成してもよい。また、本実施例における遊星歯車減速機1のキャリア7の回動支持構造において、筒状体25に貫通孔25cを周方向に沿って長孔状に設けたが、丸状の貫通孔を周方向に沿って複数並設してもよい。
また、本実施例における遊星歯車減速機1のキャリア7の回動支持構造は、軸受21として玉軸受を用いたが、玉軸受の代わりにころ軸受を用いたり、さらには、テーパローラ軸受、クロスローラ軸受などを用いたりしても適用できる。
本発明が適用された一実施例の、遊星歯車減速機の構造を表す断面図である。 同実施例における、(a)がキャリアの断面図、(b)が(a)の矢印A方向から視た外観図、(c)がキャリアに遊星歯車及び筒状体を係合した断面図、(d)が(c)の矢印A方向から視た外観図である。 同実施例のキャリアの回動支持構造における筒状体の構造を表す外観図であって、(b)が(a)の矢印A方向から視た図である。
符号の説明
1…遊星歯車減速機、2…入力軸、2c…取付け穴、2d…ネジ孔、3…太陽歯車、3a,3b…軸部、3c…歯車外径部、5…遊星歯車、6…内歯車、7…キャリア、7b…開口部、7f,7g…周壁、7s…縮径部、7k,7m…貫通孔、7h…凹溝、8…連結ピン、9,10,11…ケーシング、9a…貫通孔、9b…係合穴、9c…ネジ孔、12,13…オイルシール、14,15,16…ボルト、17,18…ベアリング、19…付勢部材、20…ベアリング、21、22…軸受、21a,22a…転動体、21b,22b…内輪、21c,22c…外輪、25…筒状体、25a,25b…凸部、25c…貫通孔。

Claims (5)

  1. ケーシング内に配設され、遊星歯車を連結ピンを介して回動自在に支持するキャリアと、該キャリアを回動自在に支持するケーシングとを備えた遊星歯車減速機において、
    前記キャリアには、
    前記遊星歯車を収納する開口部が備えられて、該開口部の軸方向の少なくとも一方の周壁に、該キャリアの軸方向に沿って前記連結ピンが挿通される貫通孔が備えられ、
    且つ、前記連結ピンよりも軸方向の外方において、前記周壁の外径が前記貫通孔の位置よりも内側に縮径されて、該縮径部の外周に、少なくとも前記貫通孔を含む凹溝が形成され、
    前記縮径部を覆う筒状体と、
    前記筒状体の外周に係合し、前記筒状体を介して前記キャリアを支持する軸受と、
    を備えている、
    ことを特徴とする遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造。
  2. 前記筒状体の内周又は前記縮径部の外周には、軸方向に延出する凸部が周方向に沿って複数形成され、
    前記凸部を介して、前記筒状体と前記縮径部が互いに圧入されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造。
  3. 前記軸受は、転動体を介して内輪と外輪が回動自在に支持され、
    前記筒状体の外周には、軸方向に延出する凸部が周方向に沿って複数形成され、
    前記凸部を介して、前記筒状体と前記内輪が互いに圧入されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造。
  4. 前記筒状体の硬度が、少なくとも前記キャリア又は前記軸受の何れか一方よりも低いことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の遊星歯車減速機におけるキャリアの回動支持構造。
  5. 前記筒状体は、前記連結ピンとは反対側に位置する一端側が前記縮径部の軸方向の端部から突出し、前記連結ピン側に位置する他端側が前記縮径部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載の遊星歯車減速機にけるキャリアの回動支持構造。
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