JP2007054475A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】米種に応じた炊飯メニューを選択可能な炊飯器において、より少ない選択手段および表示手段で操作表示部を小さくしたり、炊飯器全体の大きさを大きくすることなく、複数の米種と米種に応じたメニューを選択できる炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯物を入れる鍋1を加熱手段2により加熱し、コース選択手段8により複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択し、コース選択手段8により選択された米種およびメニューをそれぞれ米種表示手段4およびメニュー表示手段5に表示し、コース選択手段8により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスをシーケンス記憶手段12に記憶し、コース選択手段8により選択された米種とメニューに基づきシーケンス記憶手段12から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより加熱手段2を制御手段11により制御するよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】炊飯物を入れる鍋1を加熱手段2により加熱し、コース選択手段8により複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択し、コース選択手段8により選択された米種およびメニューをそれぞれ米種表示手段4およびメニュー表示手段5に表示し、コース選択手段8により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスをシーケンス記憶手段12に記憶し、コース選択手段8により選択された米種とメニューに基づきシーケンス記憶手段12から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより加熱手段2を制御手段11により制御するよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、米種に応じた炊飯メニューを選択可能な炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図9に示すように構成していた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図9に示すように、米種選択手段15は、米種を選択するもので、「精白米」、「無洗米」、「玄米」などを選択し、メニュー選択手段16はメニューを選択するもので、「ご飯」、「おかゆ」、「炊き込み」などを選択するようにしている。炊飯開始手段17は選択された米種およびメニューで炊飯を開始させるものであり、取消手段18は炊飯や保温を終了させるもので、これらはキースイッチで構成していた。
特許第3663543号公報
しかしながら、このような従来の構成では、選択手段を複数用いるか、組み合わせ分の表示手段を用いる必要があり、操作表示部を小さくするか、炊飯器全体の大きさを大きくする必要があるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、より少ない選択手段および表示手段で操作表示部を小さくしたり、炊飯器全体の大きさを大きくすることなく、複数の米種と米種に応じたメニューを選択できる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯物を入れる鍋を加熱手段により加熱し、コース選択手段により複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択し、コース選択手段により選択された米種およびメニューをそれぞれ米種表示手段およびメニュー表示手段に表示し、コース選択手段により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスをシーケンス記憶手段に記憶し、コース選択手段により選択された米種とメニューに基づきシーケンス記憶手段から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより加熱手段を制御手段により制御するよう構成したものである。
これにより、一つのコース選択手段で複数の米種と米種に応じたメニューから一つの組み合わせを選択でき、米種表示手段とメニュー表示手段を別々にすることで、より少ない表示手段で表示することができる。
本発明の炊飯器は、より少ないコース選択手段および表示手段で複数の米種と米種に応じたメニューを容易に選択することができる。
第1の発明は、炊飯物を入れる鍋と、この鍋を加熱する加熱手段と、複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択するコース選択手段と、前記コース選択手段により選択された米種およびメニューをそれぞれ表示する米種表示手段およびメニュー表示手段と、前記コース選択手段により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスを記憶するシーケンス記憶手段と、前記コース選択手段により選択された米種とメニューに基づき前記シーケンス記憶手段から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより前記加熱手段を制御する制御手段とを備えたものであり、より少ないコース選択手段と表示手段で米種と米種に応じたメニューを選択することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、コース選択手段は、米種に応じた複数の炊飯メニューを順に選択した後、米種の選択を変更するようにしたものであり、米種の変更が少ない場合でのメニュー選択を容易することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、コース選択手段は、第1の所定時間以上、第2の所定時間未満の間操作された場合には、炊飯メニューおよび米種を順に選択し、第2の所定時間以上の間操作された場合には、米種を順に選択するようにしたものであり、米種の変更をする場合に、一度の操作で変更することができるので、より容易に米種とメニューを選択することができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、制御手段は、第1の所定時間以上、第2の所定時間未満の間コース選択手段が操作された場合には、炊飯メニューのみを順に変更するようにしたものであり、使用者が意図せず米種を変更しないですむので、より確実に米種とメニューを選択することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、コース選択手段によって選択される米種に長粒米が含まれるものであり、国内産、国外産を問わず特質の異なる米種に対してもそれに応じたメニューを容易に選択することができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、コース選択手段によって選択されるメニューは、選択された米種に応じて異なるものが含まれるものであり、米種に応じて調理時間に応じた異なる炊き方を容易に選択することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図、図2は、同炊飯器の操作部および表示手段の正面図である。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図、図2は、同炊飯器の操作部および表示手段の正面図である。
図1に示すように、鍋1は炊飯物を入れて加熱手段2により加熱する。表示手段3は、米種を表示する米種表示手段4と、メニューを表示するメニュー表示手段5と、その他時刻等を表示するその他表示手段6とを有し、LCDやLEDで構成し、後述するコース選択手段8により選択された米種を米種表示手段4に表示するとともに、コース選択手段8により選択されたメニューをメニュー表示手段5に表示するようにしている。ここで、米種表示手段4は、図2に示すように、「短粒米」と「長粒米」を表示し、メニュー表示手段5は、「標準」、「早炊き」および「おかゆ」を表示するようにしている。
操作部7は、米種およびメニューを選択するコース選択手段8と、選択された米種およびメニューで炊飯を開始させる炊飯開始手段9と、炊飯や保温を終了させる取消手段10とを有し、図2に示すようにキースイッチで構成している。ここで、コース選択手段8は複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択するようにしている。
シーケンス記憶手段12は、米種とメニューに応じたコースごとのシーケンスを記憶している。制御手段11は、コース選択手段8によって選択された米種およびメニューに応じたシーケンスをシーケンス記憶手段12から選択し、選択されたシーケンスにより加熱手段2を制御するようにし、マイクロコンピュータおよび周辺回路で構成している。
上記構成において図3を参照しながら動作を説明する。図3は本実施の形態におけるコース選択手段8を操作するごとの表示手段3の状態をその他表示手段6を省略して示したものである。
まず、最初は、図3(a)に示すように、「短粒米」「早炊き」が選択されている状態とする。その後、コース選択手段8を操作するたびに、図3(b)の「短粒米」「おかゆ」、図3(c)の「長粒米」「標準」、図3(d)の「長粒米」「早炊き」、図3(e)の「長粒米」「おかゆ」、図3(f)の「短粒米」「標準」、図3(a)の「短粒米」「早炊き」の順に選択され、図3では省略しているが、炊飯開始手段9を操作したときに表示されていた米種およびメニューに応じたシーケンスで炊飯を開始する。
このように本実施の形態では、米種とメニューの組み合わせた数の6種類より米種表示手段4およびメニュー表示手段5を構成する表示部の数が5種類と少なく、選択手段も一つのコース選択手段8で実現することができる。このため、限られた大きさの炊飯器の中で表示部や操作部を小さくすることなく、多数の組み合わせのメニューを選択することができる。
以上のように、本実施の形態においては、コース選択手段8により複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択し、コース選択手段8により選択された米種およびメニューをそれぞれ米種表示手段4およびメニュー表示手段5に表示し、コース選択手段8により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスをシーケンス記憶手段12に記憶し、コース選択手段8により選択された米種とメニューに基づきシーケンス記憶手段12から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより加熱手段2を制御する制御手段11を備えたので、より少ないコース選択手段8と米種表示手段4およびメニュー表示手段5で米種と米種に応じたメニューを選択することができる。
(実施の形態2)
図1に示すコース選択手段8は、米種に応じた複数の炊飯メニューを順に選択した後、米種の選択を変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
図1に示すコース選択手段8は、米種に応じた複数の炊飯メニューを順に選択した後、米種の選択を変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図4を参照しながら動作を説明する。図4は本実施の形態におけるコース選択手段8を操作するごとの表示手段3の状態をその他表示手段6を省略して示したものである。
まず、最初は、図4(a)に示すように、「短粒米」「早炊き」が選択されている状態とする。その後、コース選択手段8を操作するたびに、図4(b)の「短粒米」「おかゆ」、図4(c)の「短粒米」「標準」、図4(d)の「長粒米」「早炊き」、図4(e)の「長粒米」「おかゆ」、図4(f)の「長粒米」「標準」、図4(a)の「短粒米」「早炊き」の順に選択され、炊飯開始手段9を操作したときに表示された米種およびメニューに応じたシーケンスで炊飯を開始する。
このように本実施の形態では、米種とメニューの組み合わせた数の6種類より米種表示手段4およびメニュー表示手段5を構成する表示部の数が5種類と少なく、選択手段も一つのコース選択手段8で実現することができる。このため、限られた大きさの炊飯器の中で表示部や操作部を小さくすることなく、多数の組み合わせのメニューを選択することができる。また、「短粒米」で選択可能なメニューを一通り選択した後に、「長粒米」の選択になるため、使用者が同一の米種で炊飯する場合に、操作する回数を軽減することができ、容易に米種とメニューを選択することができる。
以上のように、本実施の形態においては、コース選択手段8は、米種に応じた複数の炊飯メニューを順に選択した後、米種の選択を変更するようにしたので、米種の変更が少ない場合でのメニュー選択を容易することができる。
なお、本実施の形態では、コース選択手段8を操作する前の状態に応じてメニューを変更するようにしているが、メニューの選択順序をメニューに関係なく、「標準」「早炊き」「おかゆ」の順のように一定としてもよいのは明らかである。
(実施の形態3)
図1に示すコース選択手段8は、第1の所定時間(例えば、0.1秒)以上、第2の所定時間(例えば、1秒)未満の間操作された場合には、炊飯メニューおよび米種を順に選択し、第2の所定時間以上の間操作された場合には、米種を順に選択するようにしている。他の構成は上記実施の形態1または2と同じである。
図1に示すコース選択手段8は、第1の所定時間(例えば、0.1秒)以上、第2の所定時間(例えば、1秒)未満の間操作された場合には、炊飯メニューおよび米種を順に選択し、第2の所定時間以上の間操作された場合には、米種を順に選択するようにしている。他の構成は上記実施の形態1または2と同じである。
上記構成において図5を参照しながら動作を説明する。図5は本実施の形態におけるコース選択手段8を操作するごとの表示手段3の状態をその他表示手段6を省略して示したものである。
まず、最初は、図5(a)に示すように、「短粒米」「早炊き」が選択されている状態とする。その後、コース選択手段8を操作するたびに、図5(b)の「短粒米」「おかゆ」、図5(c)の「短粒米」「標準」、図5(d)の「長粒米」「早炊き」、図5(e)の「長粒米」「おかゆ」、図5(f)の「長粒米」「標準」、図5(a)の「短粒米」「早炊き」の順に選択され、炊飯開始手段9を操作したときに表示された米種およびメニューに応じたシーケンスで炊飯を開始する。
また、各状態で、コース選択手段8を第2の所定時間(1秒)以上操作した場合には、点線で示す順序で選択する。例えば図5(a)の「短粒米」「早炊き」のときにコース選択手段8を1秒以上操作した場合には、図5(d)の「長粒米」「早炊き」となり、図5(d)の「長粒米」「早炊き」のときにコース選択手段8を0.1秒以上、1秒未満の間操作すると、図5(e)の「長粒米」「おかゆ」となり、コース選択手段8を1秒以上操作した場合には、図5(a)の「短粒米」「早炊き」となる。
このように本実施の形態では、米種とメニューの組み合わせた数の6種類より米種表示手段4およびメニュー表示手段5を構成する表示部の数が5種類と少なく、選択手段も一つのコース選択手段8で実現することができる。このため、限られた大きさの炊飯器の中で表示部や操作部を小さくすることなく、多数の組み合わせのメニューを選択することができる。また、コース選択手段8を第2の所定の時間(1秒)以上操作した場合には、メニューでなく、米種を変更するようにしているため、米種を変更する場合でも、操作する回数を軽減することができ、容易に米種とメニューを選択することができる。
以上のように、本実施の形態においては、コース選択手段8は、第1の所定時間(0.1秒)以上、第2の所定時間(1秒)未満の間操作された場合には、炊飯メニューおよび米種を順に選択し、第2の所定時間以上の間操作された場合には、米種を順に選択するようにしているので、米種の変更をする場合に、一度の操作で変更することができるので、より容易に米種とメニューを選択することができる。
なお、本実施の形態では、第1の所定の時間を0.1秒とし、第2の所定の時間を1秒としたが、この時間に限定されることはなく、第2の所定の時間が第1の所定の時間より長ければよいのは、明らかである。
(実施の形態4)
図1に示す制御手段11は、第1の所定時間(例えば、0.1秒)以上、第2の所定時間(例えば、1秒)未満の間コース選択手段8が操作された場合には、炊飯メニューのみを順に変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1〜3と同じである。
図1に示す制御手段11は、第1の所定時間(例えば、0.1秒)以上、第2の所定時間(例えば、1秒)未満の間コース選択手段8が操作された場合には、炊飯メニューのみを順に変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1〜3と同じである。
上記構成において図6を参照しながら動作を説明する。図6は本実施の形態におけるコース選択手段8を操作するごとの表示手段3の状態をその他表示手段6を省略して示したものである。
まず、最初は、図6(a)に示すように、「短粒米」「早炊き」が選択されている状態とする。その後、コース選択手段8を0.1秒以上、1秒未満の間操作するたびに実線の矢印で示す順に、図6(b)の「短粒米」「おかゆ」、図6(c)の「短粒米」「標準」、図6(a)の「短粒米」「早炊き」の順に選択され、炊飯開始手段9を操作したときに表示された米種およびメニューに応じたシーケンスで炊飯を開始する。
また、各状態で、コース選択手段8を1秒以上操作した場合には、点線で示す順序で選択する。例えば、図6(a)の「短粒米」「早炊き」のときにコース選択手段8を1秒以上操作した場合には、図6(d)の「長粒米」「早炊き」となり、図6(d)の「長粒米」「早炊き」のときにコース選択手段8を0.1秒以上、1秒未満の間操作すると、図6(e)の「長粒米」「おかゆ」となり、コース選択手段8を1秒以上操作した場合には、図6(a)の「短粒米」「早炊き」となる。
このように本実施の形態では、米種とメニューの組み合わせた数の6種類より米種表示手段4およびメニュー表示手段5を構成する表示部の数が5種類と少なく、選択手段も一つのコース選択手段8で実現することができる。このため、限られた大きさの炊飯器の中で表示部や操作部を小さくすることなく、多数の組み合わせのメニューを選択することができる。また、コース選択手段8を第1の所定の時間(0.1秒)以上、第2の所定の時間(1秒)未満操作した場合には、メニューのみを変更し、米種を変更せず、第2の所定の時間以上操作した場合には、メニューでなく、米種のみを変更するようにしているため、メニューのみを変更する場合でも、米種のみを変更する場合でも、操作する回数を軽減し、容易に米種とメニューを選択することができる。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段11は、第1の所定時間以上、第2の所定時間未満の間コース選択手段8が操作された場合には、炊飯メニューのみを順に変更するようにしたので、使用者が意図せず米種を変更しないですむので、より確実に米種とメニューを選択することができる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態1における炊飯器の操作部および表示手段の正面図である。
図7は、本発明の実施の形態1における炊飯器の操作部および表示手段の正面図である。
図7に示すように、米種表示手段4は、米種を表示するもので、「短粒米」と「長粒米」を表示するようにし、コース選択手段8によって選択される米種に長粒米が含まれるようにしている。メニュー表示手段13は、メニューを表示するもので、「標準」、「快速」、「超快速」および「おかゆ」を表示するようにしている。ここで、「超快速」は米種が「長粒米」のときのみ選択できるようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図8を参照しながら動作を説明する。図8は本実施の形態におけるコース選択手段8を操作するごとの表示手段3の状態をその他表示手段6を省略して示したものである。
まず、最初は、図8(a)に示すように、「短粒米」「快速」が選択されている状態とする。その後、コース選択手段8を操作するたびに、図8(b)の「短粒米」「おかゆ」、図8(c)の「長粒米」「標準」、図8(d)の「長粒米」「快速」、図8(e)の「長粒米」「超快速」、図8(f)の「長粒米」「おかゆ」、図8(g)の「短粒米」「標準」、図8(a)の「短粒米」「快速」の順に選択され、炊飯開始手段9を操作したときに表示されていた米種およびメニューに応じたシーケンスで炊飯を開始する。
このように本実施の形態では、米種とメニューの組み合わせた数の6種類より米種表示手段4およびメニュー表示手段5を構成する表示部の数が5種類と少なく、選択手段も一つのコース選択手段8で実現することができる。このため、限られた大きさの炊飯器の中で表示部や操作部を小さくすることなく、多数の組み合わせのメニューを選択することができる。また、本実施の形態では、米種が「短粒米」の場合には、「超快速」のメニューが選択されず、米種が「長粒米」の場合には、「超快速」のメニューが選択されるようになっており、米種に応じたメニューとすることができ、より米種に応じたメニューを提供することができる。
以上のように、本実施の形態においては、コース選択手段8によって選択される米種に長粒米が含まれるので、国内産、国外産を問わず特質の異なる米種に対してもそれに応じたメニューを容易に選択することができる。
また、コース選択手段8によって選択されるメニューは、選択された米種に応じて異なるものが含まれるので、米種に応じて調理時間に応じた異なる炊き方を容易に選択することができる。
なお、上記各実施の形態では、米種を「短粒米」「長粒米」の2種類、メニューを「標準」「早炊き」「おかゆ」の3種類、あるいは「標準」「快速」「超快速」「おかゆ」の4種類としたが、その内容および種類の数はこれに限定されるものではないのは明らかである。
また、メニューおよび米種をすべて文字で表記するようにしているが、数字やメニューの内容を示す絵や記号で示すようにしてもよいし、三角や矢印で炊飯器本体への印刷など他の表示手段で示されたものを指し示すようにしてもよいし、その内容を米種によって変えるようにしてもよいのは明らかである。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、より少ないコース選択手段および表示手段で複数の米種と米種に応じたメニューを容易に選択することができるので、米種に応じた炊飯メニューを選択可能な炊飯器として有用である。
1 鍋
2 加熱手段
4 米種表示手段
5 メニュー表示手段
8 コース選択手段
11 制御手段
12 シーケンス記憶手段
2 加熱手段
4 米種表示手段
5 メニュー表示手段
8 コース選択手段
11 制御手段
12 シーケンス記憶手段
Claims (6)
- 炊飯物を入れる鍋と、この鍋を加熱する加熱手段と、複数の米種と米種に応じた複数の炊飯メニューの中から一つの組み合わせを選択するコース選択手段と、前記コース選択手段により選択された米種およびメニューをそれぞれ表示する米種表示手段およびメニュー表示手段と、前記コース選択手段により選択可能な複数の米種とメニューに応じた複数のシーケンスを記憶するシーケンス記憶手段と、前記コース選択手段により選択された米種とメニューに基づき前記シーケンス記憶手段から所定のシーケンスを選択し選択されたシーケンスにより前記加熱手段を制御する制御手段とを備えた炊飯器。
- コース選択手段は、米種に応じた複数の炊飯メニューを順に選択した後、米種の選択を変更するようにした請求項1記載の炊飯器。
- コース選択手段は、第1の所定時間以上、第2の所定時間未満の間操作された場合には、炊飯メニューおよび米種を順に選択し、第2の所定時間以上の間操作された場合には、米種を順に選択するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
- 制御手段は、第1の所定時間以上、第2の所定時間未満の間コース選択手段が操作された場合には、炊飯メニューのみを順に変更するようにした請求項3記載の炊飯器。
- コース選択手段によって選択される米種に長粒米が含まれる請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
- コース選択手段によって選択されるメニューは、選択された米種に応じて異なるものが含まれる請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
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