JP2007047311A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の感光体上のトナー像を中間転写体に転写して記録画像を得る画像形成装置であって、複数の感光体の位相調整時に感光体の表面線速を変化させて、感光体の位相が所定の関係となるようにする画像形成装置において、感光***相調整時に、感光体と中間転写体が摺擦して、これらの寿命が縮められることを阻止する。
【解決手段】 複数の感光体3Y,3C,3M,3BKの位相調整時に、感光体3Y,3C,3M,3BKと中間転写体4とを離間させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の感光体にそれぞれ異なった色のトナー像を形成し、その各トナー像を中間転写体に重ねて転写し、該中間転写体上の重ねトナー像を記録材に転写するか、又は各感光体に形成した各トナー像を、記録材搬送体に担持されて搬送される記録材に転写して記録画像を得る画像形成装置に関するものである。
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはその複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である。この種の画像形成装置においては、各感光体、又はその感光体を駆動する駆動ギアなどが偏心していると、記録材に形成された記録画像に色ずれが発生し、その画質が劣化する。そこで、複数の感光体の位相が所定の関係となるように、感光体の位相を調整して、記録材に形成された記録画像の色ずれを防止する技術が従来より採用されている(例えば、特許文献1又は2参照)。その際、感光体の表面線速を、画像形成動作時の表面線速に対して変化させて複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御することも従来より公知である。この構成を採用すると、短時間で感光体の位相を調整することが可能である。ところが、感光体の位相調整時に感光体の表面線速を変化させると、その感光体と、これに接触している中間転写体又は記録材搬送体との表面線速の差が大きくなり、これらが大きな線速差で摺擦するので、感光体、中間転写体或いは記録材搬送体の摩耗が促進され、その寿命が低下するおそれを免れない。
特開2000−187428号公報 特開2004−233952号公報
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去し、ないしは軽減することのできる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、これらの感光体に接触しながら、各感光体に形成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを具備し、該中間転写体上の重ねトナー像を記録材に転写して記録画像を得ると共に、複数の感光体の位相調整時に、感光体の表面線速を変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、感光体と中間転写体とを離間させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置を提供する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、全ての感光体と中間転写体とを離間させると有利である(請求項2)。
さらに、上記請求項1に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と中間転写体とを離間させ、該中間転写体に接触している感光体の表面線速は変化させず、中間転写体に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御すると有利である(請求項3)。
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と中間転写体を離間させ、該中間転写体に接触している感光体の表面線速と、中間転写体に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ中間転写体の表面線速を、該中間転写体に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御すると有利である(請求項4)。
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、記録材を担持して搬送する記録材搬送体とを具備し、前記複数の感光体を、前記記録材搬送体に担持されて搬送される記録材を介して記録材搬送体に接触させながら、各感光体に形成されたトナー像を記録材に重ねて転写して記録画像を得ると共に、複数の感光体の位相調整時に、感光体の表面線速を変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、感光体と記録材搬送体とを離間させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項5)。
また、上記請求項5に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、全ての感光体と記録材搬送体とを離間させると有利である(請求項6)。
さらに、上記請求項5に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体とを離間させ、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速は変化させず、記録材搬送体に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御すると有利である(請求項7)。
また、上記請求項5に記載の画像形成装置において、複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体を離間させ、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速と、記録材搬送体に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ記録材搬送体の表面線速を、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御すると有利である(請求項8)。
本発明によれば、感光体、中間転写体或いは記録材搬送体が早期に摩耗することを防止でき、その寿命を伸ばすことができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は画像形成装置の一例を示す概略図であり、ここに示した画像形成装置は、その本体フレーム(図示せず)に対して回転自在に支持された複数の感光体3Y,3C,3M,3BKを有している。ここに示した感光体はドラム状に形成され、各感光体3Y,3C,3M,3BKには、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成される。これらの感光体3Y乃至3BKに対向して無端ベルトより成る中間転写体4が配置され、この中間転写体4は、複数の支持ローラ5,6,7,8に巻き掛けられて、複数の感光体3Y乃至3BKの表面に接触しながら矢印A方向に回転駆動される。
各感光体3Y,3C,3M,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に全て同一であるため、ここでは感光体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。画像形成動作時に、感光体3Yは中間転写体4の表面線速とほぼ等しい表面線速で図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯電ローラ9によって感光体表面が所定の極性に帯電される。次いで、その帯電面に、レーザ書き込みユニット10から出射する光変調されたレーザビームLBが照射される。これによって感光体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置11によってイエロートナー像として可視像化される。ここに示した現像装置11は、回転駆動される現像ローラ12を有し、その現像ローラ12に担持された現像剤によって静電潜像が可視像化される。
中間転写体4を挟んで、感光体3Yにほぼ対向する位置に一次転写ローラ13が配置され、その転写ローラ13の作用によって感光体3Y上のイエロートナー像が中間転写体4に転写される。中間転写体4に転写されず、感光体3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置14によって除去される。図1に示したクリーニング装置14は、感光体3Yの表面に圧接して転写残トナーを掻き取るクリーニングブレード15を有している。
全く同様にして、他の感光体3C,3M,3BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された中間転写体4上に順次重ねて転写される。
一方、図示していない給紙装置から、例えば転写紙又は樹脂シートなどから構成された記録材Pが、矢印Bで示すように、中間転写体4と二次転写ローラ16との間に送り込まれ、このとき二次転写ローラ16の作用によって、中間転写体4上の重ねトナー像が記録材Pに転写される。このようにして4色の重ねトナー像を担持した記録材Pは、図示していない定着装置を通り、このとき熱と圧力の作用によって、記録材P上のトナー像がその記録材Pに定着される。定着装置を通過した記録材は、図示していない排紙トレイに排出される。また、重ねトナー像を記録材Pに転写した後に中間転写体4上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置17によって除去される。このようにして、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
以上のように、本例の画像形成装置は、それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体3Y、3C、3M、3BKと、これらの感光体3Y乃至3BKに接触しながら、各感光体3Y乃至3BKに形成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体4とを具備しており、その中間転写体4上の重ねトナー像を記録材Pに転写して記録画像を得るように構成されている。
上述のようにして、記録材にフルカラー画像を形成するモードがカラーモードであるが、図示した画像形成装置は、このカラーモードのほかに、記録材上に黒の単色画像を形成するモノクロモードを選択することもできる。モノクロモード時には、中間転写体4が、有彩色トナー像の形成される感光体3Y,3C,3Mから離され、黒トナー像の形成される感光体3BKにのみに当接する。この感光体3BK以外の感光体3Y,3C,3Mは回転せず、感光体3BKだけが回転駆動され、その感光体3BK上に、前述したところと全く同様にして黒トナー像が形成される。この黒トナー像は、給紙装置から送り出された記録材上に転写される。この記録材も定着装置を通り、このとき、その記録材上に黒トナー像が定着され、該記録材が排紙トレイに排出される。
図1は、画像形成装置を正面側から見たときの状態を示しているが、図2はこの画像形成装置を奥側から見たときの状態を示している。図2に示すように、各感光体3Y乃至3BKには、その各感光体と同心状に配置された駆動ギア32Y,32C,32M,32BKがそれぞれ着脱可能に固定連結され、これらの駆動ギア32Y乃至32BKは、画像形成装置の本体フレームに回転自在に支持されている。また、本体フレームには第1の駆動モータ35が支持され、その出力軸に固定された出力ギア36が駆動ギア32BKに噛み合っている。駆動モータ35の回転は出力ギア36と駆動ギア32BKを介して感光体3BKに伝えられ、これによって感光体3BKが図1における時計方向に回転駆動される。また、図2に示すように、本体フレームには、第2の駆動モータ135が固定支持され、その出力軸に固定された出力ギア136が、シアントナー像の形成される感光体3C用の駆動ギア32Cと、マゼンタトナー像の形成される感光体3M用の駆動ギア32Mとにそれぞれ噛み合っている。さらに、本体フレームには、図2に示した中間ギア53が回転自在に支持され、その中間ギア53が、シアントナー像の形成される感光体3C用の駆動ギア32Cと、イエロートナー像の形成される感光体3Y用の駆動ギア32Yとにそれぞれ噛み合っている。駆動モータ135の回転は、その出力ギア136を介して各駆動ギア32C,32Mに伝えられてこれらの駆動ギア32C,32Mがそれぞれ図2における反時計方向に回転駆動され、駆動ギア32Cの回転が中間ギア53を介して駆動ギア32Yに伝えられ、この駆動ギア32Yが図2における反時計方向に回転駆動される。これらの駆動ギア32Y,32C,32Mの回転は、各感光体3Y,3C,3Mに伝えられ、これによって各感光体3Y,3C,3Mが図1における時計方向に回転駆動される。
ここで、上述した駆動ギア32Y,32C,32M,32BKは、同一の半径と同一の形態を有していて、例えば樹脂又は金属などによって構成されている。その際、特にこれらのギアが樹脂製であると、当該ギアが極くわずかに偏心することは避けられず、これによって記録材P上に各色のトナー像が極くわずかに位置をずらして転写され、完成したフルカラー画像に色ずれが発生するおそれがある。そこで、本例の画像形成装置においては、従来と同様に、複数の感光体3Y乃至3BKが、その各感光体に固定連結された各駆動ギア32Y乃至32BKとともに所定の位相関係をもって位置している。
図3は、その一例を説明する図であり、この図3は、図1と同じく画像形成装置の正面側から見た図である。ここでは各感光体3Y,3C,3M,3BKから記録材Pにトナー像が転写される転写位置間の距離がLであるとする。各感光体3Y乃至3BKの周方向における外周面の基準位置と、これに対応する各駆動ギア32Y,32C,32M,32BKの周方向の基準位置をXで表わす。また、各駆動ギア32Y,32C,32M,32BKは同じ成形型により成形された同一形態の樹脂製のギアであるとする。
図3に示した状態では、イエロートナー像が形成される感光体3Yの基準位置Xが転写位置にあり、その感光体3Y上のイエロートナー像が中間転写体4に転写されている。このとき、その感光体3Yの隣りの感光体3Cの基準位置Xは、その転写位置よりも、感光体3Cの回転方向上流側にLだけ離れた位置にあり、同じく感光体3Mの基準位置Xは、その転写位置よりも2×Lだけ上流側に離れ、同様に感光体3BKは転写位置よりも3×Lだけ離れている。このような位置関係となるように、各駆動ギア32Y,32C,32M,32BKの各基準位置Xが定められているのである。これにより、各ギア32Y乃至32BKがわずかに偏心していても、記録材上に形成されたカラー画像に色ずれが発生することを防止できる。
上述のように、各感光体3Y乃至2BKと、その各感光体に固定連結された駆動ギア32Y,32C,32M,32BKの取り付け角度位置が、完成したフルカラー画像に色ずれが発生しないように設定されているのであるが、画像形成動作を行っている間に、その位相がわずかに狂ってしまうおそれがある。またモノクロモードが実行されると、黒トナー像が形成される感光体3BKだけが回転するので、その感光体3BKと有彩色トナー像の形成される感光体3Y,3C,3Mとの位相は完全に狂った状態となる。
そこで、本例の画像形成装置においては、例えば、画像形成動作を開始する前に、複数の感光体3Y乃至3BKの位相を調整し、しかも、その位相調整時に、感光体3Y乃至3BKの表面線速を、画像形成動作時の表面線速に対して変化させて、複数の感光体3Y乃至3BKの位相が所定の関係となるように制御する。その具体例は以下のとおりである。
先ず、各感光体3Y乃至3BKにそれぞれ連結された各駆動ギア32Y乃至32BKを、必要に応じて、それぞれイエローギア32Y、シアンギア32C、マゼンタギア32M及びブラックギア32BKと称することにすると、図2に示すように、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mには、それぞれ第1及び第2の基準突起54BK,54Mが固定され、しかも本体フレームには、これらの基準突起54BK,54Mをそれぞれ検知する第1及び第2のセンサ55BK,55Mが設けられている。これらのセンサ55BK,55Mは、発光素子と受光素子を有するフォトセンサより成る。位相調整時に、第1及び第2の駆動モータ35,135を共に作動させ、その作動が安定した後に、第1及び第2の基準突起54BK,54Mがそれぞれ第1及び第2のセンサ55BK,55Mの発光素子と受光素子の間を遮蔽するタイミングを検知する。これによって、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mの相対的な位相差を検出する。さらに、その検知結果から、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mの位相が所定の関係となるように、第1及び第2の駆動モータ35,135の速度を画像形成動作時の速度に対して増減速させ、感光体3Y乃至3BKの表面線速を変化させる。有彩色トナー像が形成される感光体3Y,3C,3M用の駆動ギア32Y,32C,32Mの位相は、これらの感光体とギアの組み付け時に、所定の関係となるように予め調整されているので、上述した位相調整によって、全ての感光体3Y乃至3BKの位相を所定の関係に設定することができる。
ここで、複数の感光体3Y乃至3BKの位相調整時にも、中間転写体4は、画像形成動作時と同じ速度で矢印A方向に駆動される。従って、このとき各感光体3Y乃至3BKと中間転写体4とが接触したままであったとすると、感光体と中間転写体が大きな線速度で摺擦し、これらの摩耗が促進されて、その寿命が低下する。
そこで、本例の画像形成装置においては、複数の感光体の位相調整時に、感光体3Y乃至3BKと中間転写体4との間に線速差が生じる前に、図示していないソレノイドや、モータなどの手段によって、図4に示すように、感光体3Y乃至3BKと中間転写体4とを離間させるように構成されている。これにより、位相調整時に、感光体3Y乃至3BKと中間転写体4との間にスリップによる摩擦が発生することを阻止でき、両者の寿命を伸ばすことができる。
図5は上述した位相調整時のフローチャートの一例を示す。図5において、位相調整が開始されると(S)、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mの相対位相差が検出され(S)、両ギア32BK、32Mの位相が所定の関係にあるか否かがチェックされる(S)。これらの位相が所定の関係にないときは、それまで接触していた全ての感光体3Y,3C,3M,3BKと中間転写体4とを離間させる(S)。次いで、ブラックギア32BKがマゼンタギア32Mよりも先行しているか否かがチェックされ(S)、ブラックギア32BKが先行しているときは、第1の駆動モータ35を減速させると共に第2の駆動モータ135を増速させる(S)。逆に、マゼンタギア32Mがブラックギア32BKよりも先行しているときは、第1の駆動モータ35を増速させ、第2の駆動モータ135を減速させる(S)。
一方、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mの位相が所定の関係にあるときは、それまで感光体と中間転写体が離間していた場合には、これらを互いに接触させて(S)、位相調整を終了する。
上述した例では、複数の感光体の位相調整時に、全ての感光体3Y乃至3BKと中間転写体4とを離間させたが、一部の感光体と中間転写体4とを離間させるように構成することもできる。この場合には、中間転写体4に接触している感光体の表面線速は変化させず、中間転写体4に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体3Y乃至3BKの位相が所定の関係となるように制御すれば、感光体と中間転写体の摩耗を抑えつつ、感光体の位相調整を行うことができる。図6は、感光体の位相調整時に感光体3Y,3C,3Mだけを中間転写体4から離間させ、感光体3BKは中間転写体4に接触させたままにする場合の動作を示すフローチャートである。図5に示したフローチャートと異なるところは、次の点である。すなわち、ブラックギア32BKとマゼンタギア32Mの位相が所定の関係にないときに、ソレノイドやモータなどの手段によって、感光体3Y,3C,3Mと中間転写体4とを離間させ(S)た後、ブラックギア32BKがマゼンタギア32Mよりも先行しているときは、第2の駆動モータ135を増速させ(S,S)、逆にマゼンタギア32Mがブラックギア32BKよりも先行しているときは、第2の駆動モータ135を減速させる(S,S)。これにより、感光体と中間転写体の間のスリップによる摩擦が発生することを防止できる。この例では、感光体の位相調整時に、感光体3Y,3C,3Mだけを増減速させるので、画像形成装置の製造コストを低減できる利点が得られるが、感光体3BKも増減速させる前述の例に比べて、位相調整に要する時間が長くなり、ファーストプリント時間の短縮には不利である。
また、複数の感光体3Y乃至3BKの位相調整時に、一部の感光体と中間転写体4を離間させ、その中間転写体4に接触している感光体の表面線速と、中間転写体4に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ中間転写体4の表面線速を、その中間転写体4に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御することもできる。図7はその一例を示すフローチャートである。この例の場合も、感光体の位相調整時に感光体3Y,3C,3Mだけを中間転写体4から離間させ、感光体3BKは中間転写体4に接触させたままにする。図6に示したフローチャートと異なるところは、ブラックギア32BKがマゼンタギア32Mよりも先行しているときは、第1の駆動モータ35を減速させて、感光体3BKの表面線速を下げると共に、中間転写体4を駆動する中間転写駆動モータも減速させて、中間転写体4の表面線速を、感光体3BKの表面線速とほぼ等しくし、さらに、第2の駆動モータ135を増速させる(S,S)点と、マゼンタギア32Mがブラックギア32BKよりも先行しているとき、第1の駆動モータ35と中間転写駆動モータを共に増速させて感光体3BKの表面線速と中間転写体4の表面線速をほぼ同一にし、しかも第2の駆動モータ135を減速させる(S,S)点である。この構成によれば、感光体と中間転写体との表面線速の相違により、これらが早期に摩耗することを防止できると共に、全ての感光体3Y乃至3BKを増減速させるので、短時間で位相調整を行うことができ、ファーストプリント時間の短縮を達成できる。
以上説明した具体例では、第1の駆動モータ35と第2の駆動モータ135によって感光体を回転駆動したが、各感光体を、その専用の駆動モータによってそれぞれ回転駆動する形式の画像形成装置にも、本発明を適用できる。
さらに、図8に示すように、それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体3Y,3C,3M,3BKと、記録材Pを担持して搬送する記録材搬送体104とを具備し、複数の感光体3Y乃至3BKを、記録材搬送体104に担持されて搬送される記録材Pを介して記録材搬送体104に接触させながら、各感光体3Y乃至3BKに形成されたトナー像を記録材Pに重ねて転写して記録画像を得る画像形成装置にも、前述した各構成を採用することができる。すなわち、この場合も、複数の感光体の位相調整時に、感光体3Y乃至3BKの表面線速を変化させて、複数の感光体3Y乃至3BKの位相が所定の関係となるように制御し、その複数の感光体の位相調整時に、感光体3Y乃至3BKと記録材搬送体104とを離間させる手段を設けるのである。その際、複数の感光体3Y乃至3BKの位相調整時に、全ての感光体3Y乃至3BKと記録材搬送体104とを離間させるように構成できるほか、複数の感光体3Y乃至3BKの位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体104とを離間させ、その記録材搬送体104に接触している感光体3Y乃至3BKの表面線速は変化させず、記録材搬送体104に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体3Y乃至3BKの位相が所定の関係となるように制御することもできる。さらに、複数の感光体3Y乃至3BKの位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体104を離間させ、その記録材搬送体104に接触している感光体の表面線速と、記録材搬送体104に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ記録材搬送体104の表面線速を、該記録材搬送体104に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御することもできる。なお、図8においては、図1に示した各部分に対応する部分には、図1と同じ符号を付してある。
画像形成装置の概略図である。 感光体と駆動ギアを画像形成装置の奥側から見た状態を示す図である。 複数の感光体とその駆動ギアの位相関係を説明する図である。 感光体の位相調整時に、複数の感光体と中間転写体とを離間させた状態を示す概略図である。 感光体の位相調整時の動作例を示すフローチャートである。 感光体の位相調整時の他の動作例を示すフローチャートである。 感光体の位相調整時のさらに他の動作例を示すフローチャートである。 他の形式の画像形成装置の例を示す概略図である。
符号の説明
3Y,3C,3M,3BK 感光体
4 中間転写体
104 記録材搬送体
P 記録材

Claims (8)

  1. それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、これらの感光体に接触しながら、各感光体に形成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを具備し、該中間転写体上の重ねトナー像を記録材に転写して記録画像を得ると共に、複数の感光体の位相調整時に、感光体の表面線速を変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する画像形成装置において、
    複数の感光体の位相調整時に、感光体と中間転写体とを離間させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の感光体の位相調整時に、全ての感光体と中間転写体とを離間させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と中間転写体とを離間させ、該中間転写体に接触している感光体の表面線速は変化させず、中間転写体に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と中間転写体を離間させ、該中間転写体に接触している感光体の表面線速と、中間転写体に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ中間転写体の表面線速を、該中間転写体に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. それぞれ異なった色のトナー像が形成される複数の感光体と、記録材を担持して搬送する記録材搬送体とを具備し、前記複数の感光体を、前記記録材搬送体に担持されて搬送される記録材を介して記録材搬送体に接触させながら、各感光体に形成されたトナー像を記録材に重ねて転写して記録画像を得ると共に、複数の感光体の位相調整時に、感光体の表面線速を変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する画像形成装置において、
    複数の感光体の位相調整時に、感光体と記録材搬送体とを離間させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 複数の感光体の位相調整時に、全ての感光体と記録材搬送体とを離間させる請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体とを離間させ、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速は変化させず、記録材搬送体に対して離間した感光体の表面線速だけを変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 複数の感光体の位相調整時に、一部の感光体と記録材搬送体を離間させ、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速と、記録材搬送体に対して離間した感光体の表面線速を共に変化させ、かつ記録材搬送体の表面線速を、該記録材搬送体に接触している感光体の表面線速とほぼ等しくなるように変化させて、複数の感光体の位相が所定の関係となるように制御する請求項5に記載の画像形成装置。
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