JP2000089640A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000089640A
JP2000089640A JP10260107A JP26010798A JP2000089640A JP 2000089640 A JP2000089640 A JP 2000089640A JP 10260107 A JP10260107 A JP 10260107A JP 26010798 A JP26010798 A JP 26010798A JP 2000089640 A JP2000089640 A JP 2000089640A
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image forming
drum
image
rotation
forming apparatus
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Nozomi Kondo
望 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成のPCドラムを備えたプリンタや複
写機などの画像形成装置に関し、PCドラムの回転ムラ
の補正を行なう画像形成装置を提供する。 【解決手段】 PCドラム110の回転動作を回転軸1
60に設けたエンコーダ120にて検出する。検出信号
をCPU100にて正常値と比較演算し、補正値をLE
Dドライバ130に出力する。回転ムラを補正する露光
タイミングでLED170の露光が行われる。検出信号
を周波数フィルタにより繰り返し再現性の高い低周波成
分を除去した後、補正制御を行うことで、回転部分など
の偏芯に起因する回転ムラ以外の変動分に対してのみ補
正ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成のPCド
ラムを備えたプリンタや複写機などの画像形成装置に関
し、より詳しくは、前記PCドラムの回転ムラの補正を
行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、周知のように、画像
形成プロセスに電子写真方式や静電記録方式を採用した
種々の型式があり、用紙を搬送する手段として、複数の
ローラに掛け渡された無端状のベルト部材を有する画像
形成装置がある。また、像担持体として、PCドラムを
採用した画像形成装置もある。
【0003】このうちPCドラムを備えた画像形成装置
にあっては、高品位の画像形成を行なうためには、PC
ドラムの回転ムラを防止ないし補正する手段を講じるこ
とが必要である。特に、カラー画像を形成する画像形成
装置では、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(B)の基本色画像を用紙上に順次重
ね合せてフルカラー画像を形成しているので、PCドラ
ムの回転ムラ補正は、基本色画像の重ね合せ精度を高め
て高画質化を図るための重要な一要因である。
【0004】そこで、回転動作を検出して露光と転写で
の画像ズレを考慮し、PCドラムへの書き込みタイミン
グに対して補正する方法が提案されている。この方法は
再現性の高い回転ムラに関する対策の提案である。
【0005】また、PCドラムの回転動作を検出して、
フィードフォワード制御で駆動ムラを軽減する方法が提
案されている。この方法は、やはり再現性の高い回転ム
ラに関する対策の提案である。
【0006】また、露光から転写までの移動時間を駆動
ムラ周期、例えばプーリの一回転周期の整数倍に設定
し、露光時と転写時で駆動ムラを一致させ、その影響を
相殺することで対策とする方法が提案されている。この
方法においては、やはり再現性の高い回転ムラに関する
ものであり、再現性の低い回転ムラに対する技術ではな
い。
【0007】また、画像形成装置の回転動作系の高周波
振動を抑制するために、PCドラム軸や、またあるいは
その駆動系に大きいイナーシャ(フライホイール)を備
えることで、機械的に回転ムラを抑え込む方法が提案さ
れている。この方法においては、前述の技術に比べて再
現性が低く比較的高周波の回転ムラに対する技術であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術による回転ムラに起因する画像不良対策で
は、いずれにおいても再現性の高い回転ムラを検出して
補正制御してやるものであるため、再現性が低い比較的
周波数の高い回転ムラに対しては補正制御が困難であっ
た。
【0009】また、機械的に大きなイナーシャを備える
ことができないPCドラムにおいては、やはり同様に再
現性が低い比較的周波数の高い回転ムラに対して補正制
御が困難であった。
【0010】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、PCドラムの回転ムラ
量の検出を高精度に、かつ、迅速に行なうことができ、
もって、PCドラムの回転ムラ補正を正確に、かつ、迅
速に行ない得る画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0011】また、本発明は、大きなイナーシャを持た
ない構成の駆動系を備えた画像形成装置においても、色
ずれや虹などの発生を効果的に防止でき、かつ、バンデ
ィングなどのピッチムラによる画像ノイズの発生を防止
し得る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、すくなくとも一つ以上のP
Cドラムを有する画像形成装置において、前記PCドラ
ムの回転変動を検出する回転動作検出手段と、前記回転
動作検出手段からの検出信号のうち所定の周波数以上の
みを通過する低周波除去フィルタと、前記低周波除去フ
ィルタを通過後の周波数の挙動に基づいて回転変動量を
検出すると共に画像の書き込みタイミングを決定する書
き込みタイミング制御手段と、を有することを特徴とす
る画像形成装置である。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、複数のロ
ーラに掛け渡されたベルト部材を有し、前記所定の周波
数がシステムスピード/ニップ幅にて決定されることを
特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、前記PC
ドラムの回転動作の駆動手段が駆動モータおよび減速手
段を備えた構成であって、前記所定の周波数が前記駆動
モータの回転数にて決定されることを特徴とする請求項
1記載の画像形成装置である。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、すくなく
とも一つ以上のPCドラムを有する画像形成装置におい
て、前記PCドラムの回転変動を検出する回転動作検出
手段と、前記回転動作検出手段からの検出信号のうち繰
り返し再現性の高い信号のみを除去する信号フィルタ
と、前記信号フィルタを通過後の周波数の挙動に基づい
て回転変動量を検出すると共に画像の書き込みタイミン
グを決定する書き込みタイミング制御手段と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態に係る電子写真
式のカラープリンタの駆動制御系を示す概略構成図、図
2は、本発明に係るPCドラムのニップ幅を示す概略
図、図3は、本発明に係るPCドラムの駆動系および減
速機構の概略を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態
に係る電子写真式のカラープリンタの全体構成を示す図
である。
【0018】図4に示す画像形成装置は、いわゆる4連
タンデムカラープリンタ10であり、イエロ(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の基本色
画像を形成する4つの画像形成ユニット11a、11
b、11c、11dが用紙搬送方向に沿って配置され、
ベルト部材としての転写搬送ベルト(以下、単に「ベル
ト」ともいう)12に静電吸着して搬送される用紙13
上に各画像形成ユニット11a〜11dにて基本色画像
を順次重ね合せ、フルカラー画像を形成している。この
ようなタンデム方式のプリンタ10は、カラー画像の形
成を短時間で行うことができ、生産性に優れているとい
う利点がある。
【0019】概説すれば、このカラープリンタ10は、
複数のローラ20、21、22、23に掛け渡されたベ
ルト12を有し、プリンタ本体をなすケース14の図中
右側面には、図示しない給紙機構から給紙された用紙1
3をケース14内に導く給紙口15が形成され、ケース
14の左側面には、画像形成後の用紙13を図示しない
排紙トレーに向けて排出する排紙口16が形成されてい
る。前記ケース14内には排紙口16に隣接して熱ロー
ラ方式の定着装置17が配置され、給紙口15から定着
装置17に至る用紙搬送経路の途上には用紙搬送機構1
8が配置されている。用紙搬送機構18の上側に、上流
側から順に、イエロ画像を形成する第1画像形成ユニッ
ト11a、マゼンタ画像を形成する第2画像形成ユニッ
ト11b、シアン画像を形成する第3画像形成ユニット
11cおよびブラック画像を形成する第4画像形成ユニ
ット11dが配置されている。前記定着装置17は、各
画像形成ユニット11a〜11dにより転写された未定
着のトナー像を加熱溶融して定着し、永久像を形成する
ものである。
【0020】前記用紙搬送機構18は、上流側に配置さ
れる駆動ローラ20と、従動するアイドルローラ21
と、これらローラ20、21間に掛け渡される無端状の
ベルト12と、アイドルローラ21の下方位置に配置さ
れベルト12の内周側に当接して当該ベルト12に所定
のテンションを付与するテンションローラ22と、ベル
ト12の内周側に当接して当該ベルト12の蛇行を補正
する補正ローラ23と、を有している。ベルト12は、
駆動ローラ20の回転に伴って図中矢印Aで示す方向に
走行し、給紙された用紙13を担持して各画像形成ユニ
ット11a〜11dへ順次搬送する。
【0021】前記第1〜第4の各画像形成ユニット11
a〜11dは、実質的に同一の構成を有し、図中矢印B
で示す方向に回転駆動される像担持体としての感光体ド
ラム31a、31b、31c、31dを備えている。各
感光体ドラム31a〜31dの周辺には、回転方向に沿
って順に、感光体ドラム31a〜31dを一様に帯電す
る帯電チャージャ32a〜32dと、感光体ドラム31
a〜31d上に形成された静電潜像を現像する現像器3
3a〜33dと、現像されたトナー像を用紙13に転写
する転写チャージャ34a〜34dと、感光体ドラム3
1a〜31d上に残留するトナーを除去するクリーニン
グ装置35a〜35dと、が配置されている。現像器3
3aにはイエロ色のトナーが収容され、同様に、現像器
33b、33c、33dには、マゼンタ色のトナー、シ
アン色のトナー、黒色のトナーがそれぞれ収容されてい
る。また、露光手段としてのLEDラインヘッド36a
〜36dが帯電チャージャ32a〜32dと現像器33
a〜33dとの間にそれぞれ配置され、各LEDライン
ヘッド36a〜36dにより、各色の成分像に対応する
画素信号に応じて、各感光体ドラム31a〜3dの表面
が露光される。
【0022】図示省略するが、第1画像形成ユニット1
1aよりも上流側には、コロナ放電を行ってベルト12
に用紙13を静電吸着させる図示しない吸着チャージャ
が設けられる一方、第4画像形成ユニット11dよりも
下流側には、用紙13の除電を行ってベルト12から用
紙13を分離させる図示しない分離チャージャが設けら
れている。
【0023】上記構成のカラープリンタ10では、給紙
機構からケース14内に給紙されてきた用紙13を図示
しないセンサにより検出すると、第1〜第4の各画像形
成ユニット11a〜11dの感光体ドラム31a〜31
dが回転駆動され、これと同時に、用紙搬送機構18の
駆動ローラ20も回転駆動される。ベルト12上まで給
紙された用紙13は、当該ベルト12上に静電吸着され
る。各画像形成ユニット11a〜11dでは、所定のタ
イミングで、感光体ドラム31a〜31dに対する画像
形成プロセスが順次開始される。つまり、第1画像形成
ユニット11aの感光体ドラム31aにはイエロ画像が
形成され、同様に、第2〜第4画像形成ユニット11
b、11c、11dの感光体ドラム31b、31c、3
1dには、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像がそれぞ
れ形成される。
【0024】ベルト12の走行に伴い、用紙13は、各
画像形成ユニット11a〜11dの感光体ドラム31a
〜31dの下部を順次通過しつつ搬送される。このと
き、各画像形成ユニット11a〜11dの転写チャージ
ャ34a〜34dにより、各色のトナー像が用紙13上
に順次重ねて転写され、カラー画像が形成される。用紙
13は、第4画像形成ユニット11dを通過した後、除
電されてベルト12から分離される。分離された用紙1
3は、定着装置17にて未定着トナーが定着された後、
排紙口16から排紙トレーに向けて排出される。このよ
うにして、一連の画像形成サイクルが終了する。
【0025】次に、本発明に係る画像形成装置の駆動制
御系について図1を参照しつつ詳述する。
【0026】本発明に係る画像形成のためのPCドラム
110の駆動制御系は、その全体の制御がCPU100
により行われており、このCPU100には画像形成の
ための基となる画像データ105が入力される。この画
像データ105は図示されない画像取り込み装置にて予
め、もしくは同時に読み込まれた原稿のイメ−ジを電気
的な信号に変換されてCPU100に情報として伝達さ
れる。
【0027】また、CPU100にはROM101およ
びRAM102が接続しており、このうちROM101
には画像形成のために必要な制御データや基本的な設定
値データなどが記憶されている。これらのデータは読み
だし専用であり、画像形成装置の動作モードに応じてC
PU100が必要とするデータを読み込み動作を実行す
る。
【0028】一方、RAM102は画像形成のためのデ
ータを一時的に記憶させておくためのものであり、主に
画像デ−タ105およびエンコーダ120から出力され
たPCドラム110の回転動作の逐次的なデータ、また
CPU100にて演算された、回転ムラに対処する画像
歪み補正のためのデータが記憶される。CPU100は
これらの記憶されたデータに基づいてモータ駆動回路1
41およびLEDドライバ130の動作を制御する。
【0029】ここで図1に示した駆動制御系についての
制御動作を説明すると、まず、画像データ105がCP
U100に取り込まれ、RAM102に一時記憶され
る。次に、モータ駆動回路141にCPU100より動
作制御信号が送られ、この制御信号に従い、モータ14
0はPCドラム110に回転動作をさせるために動力を
伝達する。
【0030】ここでモータ140とPCドラム110の
間に減速機構150が配置されているが、設計の意図に
より必ずしも配置する必要はない。この減速機構150
はモータ140の回転軸の回転数を落とす代わりに軸ト
ルクの増大を生み出すものである。使用するモータ14
0が低トルク型であっても減速機構150の減速比の選
択によって所望の軸トルクを得ることができる。また、
小型の低トルク型のモータが使えるので、スペース効率
が良く、かつ低コストがもたらされる。
【0031】モータ140によりPCドラム110は所
定の回転速度でもって回転動作を行い、(図示しない)
用紙に露光画像を転写する。この転写される露光画像は
PCドラム110の表面に接近して設けられたLED1
70の発光を受けて当該PCドラム110の表面を覆っ
ている感光材料が感光することによる。LED170は
設計の意図する画像精度の分解能が得られるに十分な数
の発光素子の集合体であり、各発光素子の点灯/非点灯
はLEDドライバ130により制御されている。このL
EDドライバ130はCPU100から出力された制御
データに基づき、印刷する用紙の描画位置に対応する場
所に位置している各発光素子を点灯させて感光させる。
また、感光の必要がない所は非点灯に制御する。
【0032】ここでPCドラム110の回転軸にはエン
コーダ120が設置されており、PCドラム110の回
転動作に追従した検出信号を出力している。この検出さ
れた信号はCPU100に入力されており、CPU10
0はこのエンコーダ120からの検出信号に基づいて、
LEDドライバ130の動作を制御する。
【0033】本発明の構成にあっては、エンコーダ12
0より出力される検出信号をCPU100にて常時監視
しており、ROM101に予め記憶されている正常な検
出信号のパターンと比較し、その差異分をPCドラム1
10の回転ムラとして捉えている。この検出された回転
ムラに基づいて、CPU100はLEDドライバ130
がPCドラム110に対して行う露光のタイミングを正
常値と合致するように制御する。PCドラム110の回
転速度が正常値より速い時にはLEDドライバ130の
露光タイミングを速めてやり、また逆に正常値よりも遅
い場合には露光タイミングを遅くするようにタイミング
制御を行っている。
【0034】上述のPCドラム110の回転制御の、そ
の制御対象としている回転ムラは、比較的にピッチが速
くかつランダムに発生するものを主としている。また、
周期的に発生し、かつピッチも遅い回転ムラ成分は低周
波信号として検出されるので周波数フィルタ(図示しな
い)を用いて除去している。これらの低周波信号の回転
ムラは主に回転軸の偏芯であったり、またあるいはダイ
ナミックバランスの不均衡に起因するものであるので、
本発明の構成にあっては機械的な精度により抑え込んだ
り、機械的な相殺手段による相殺効果に委ねる。
【0035】図2を参照して、PCドラム110は用紙
13の表面に画像を形成するべく回転軸160を中心と
して回転動作を行っている。前記エンコーダ120より
得られた回転ムラの情報に基づき露光のタイミングを補
正し、PCドラム110の表面の理想位置に潜像を形成
する。PCドラム110の表面に理想的に作られた画像
は、用紙13への転写の際に振動したとしても、ニップ
幅200内で平均化され微視的に像は乱れるものの目に
見える画像位置のずれは生じない。
【0036】このように所定の周波数以上の検出周波数
信号のみをエンコーダ120より取り出しCPU100
にて制御してやることで、回転ムラの補正に対して有効
である。たとえばPCドラム100の偏芯による回転ム
ラの影響を除外して補正制御を掛けたければ、所定の周
波数を「システムスピード/転写ニップ幅」とすること
で所望の検出信号が得られる。また他の方法としてPC
ドラム110の挙動を検出したエンコーダ120からの
信号のうち、繰り返し再現性の高い信号成分のみ除去す
ることでも機械的な偏芯の影響を受けずに回転ムラへの
補正が可能になる。
【0037】図3には減速機構150を備えたPCドラ
ム110の駆動制御機構の概略構成図が示されている。
【0038】この構成にあってはPCドラム110の回
転駆動の動力源として駆動モータ140を用いており、
この駆動モータ140の回転軸の回転数を減速機構15
0にて減速してPCドラム110の回転軸160を回転
させている。この減速機構150は歯車の組み合わせに
より設計の意図する速度にまで自在に減速させることが
でき、駆動モータ140の軸トルクが小さい場合におい
ても高トルクを得ることができる。このため小型のモー
タを採用できるので、駆動機構が小型に設計できコスト
の面でも有利になる。
【0039】回転軸160には同軸にエンコーダ120
が設けられており、PCドラム110の回転動作を検出
し、信号を出力している。この検出された信号はCPU
100に取り込まれ正常値と比較され、差異が生じてい
る場合には補正制御の命令がLEDドライバ130に送
られ、LED170による露光タイミングが補正され
る。
【0040】このような回転ムラの補正の構成におい
て、駆動モータ140および減速機構150、回転軸1
60などの機械的な偏芯などに起因した周期的で繰り返
し再現性の高い検出信号を除去するために、周波数フィ
ルタにて駆動モータ140の回転数以下の周波数を除去
している。このような条件のフィルタを通過させること
で周波数が高く繰り返し再現性の低い回転ムラに対して
のみ、効果的に補正制御を与えることができる。
【0041】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
Cドラムの回転ムラ量の検出を高精度に、かつ、迅速に
行なうことができ、もって、PCドラムの回転ムラ補正
を正確に、かつ、迅速に行ない得る画像形成装置を提供
することができる。
【0043】また、大きなイナーシャを持たない構成の
駆動系を備えた画像形成装置においても、色ずれや虹な
どの発生を効果的に防止でき、かつ、バンディングなど
のピッチムラによる画像ノイズの発生を防止し得る画像
形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電子写真式のカラー
プリンタの駆動制御系を示す概略構成図である。
【図2】 本発明に係るPCドラムのニップ幅を示す概
略図である。
【図3】 本発明に係るPCドラムの駆動系および減速
機構の概略を示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る電子写真式のカラー
プリンタの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
100…CPU 110…PCドラム 120…エンコーダ 130…LEDドライバ 140…駆動モータ 150…減速機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すくなくとも一つ以上のPCドラムを有
    する画像形成装置において、 前記PCドラムの回転変動を検出する回転動作検出手段
    と、 前記回転動作検出手段からの検出信号のうち所定の周波
    数以上のみを通過する低周波除去フィルタと、 前記低周波除去フィルタを通過後の周波数の挙動に基づ
    いて回転変動量を検出すると共に画像の書き込みタイミ
    ングを決定する書き込みタイミング制御手段と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラに掛け渡されたベルト部材
    を有し、前記所定の周波数がシステムスピード/ニップ
    幅にて決定されることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記PCドラムの回転動作の駆動手段が
    駆動モータおよび減速手段を備えた構成であって、前記
    所定の周波数が前記駆動モータの回転数にて決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 すくなくとも一つ以上のPCドラムを有
    する画像形成装置において、 前記PCドラムの回転変動を検出する回転動作検出手段
    と、 前記回転動作検出手段からの検出信号のうち繰り返し再
    現性の高い信号のみを除去する信号フィルタと、 前記信号フィルタを通過後の周波数の挙動に基づいて回
    転変動量を検出すると共に画像の書き込みタイミングを
    決定する書き込みタイミング制御手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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