JP2007045576A - 駆動モーターの制御方法及びプリンター - Google Patents

駆動モーターの制御方法及びプリンター Download PDF

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Abstract

【課題】 駆動モーターの駆動力によって動作される所定の動作部の動作の適正化を図る。
【解決手段】 印画シート100に対して印画動作を行わない非印画動作時において、駆動モーター5の初期駆動を行い所定の動作部6を動作させて該動作部の初期動作時間Tを測定し、印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は駆動モーターの制御方法及びプリンターに関する。詳しくは、測定した所定の動作部の初期動作時間に基づいて駆動モーターの駆動状態を制御して所定の動作部の動作の適正化を図る技術分野に関する。
印画紙や印画フィルム等の印画シートに熱転写やレーザー等により印画するプリンターがある。このようなプリンターにあっては、筐体内に、例えば、印画シートをシート収納トレイから取り出すシート取出機構、印画シートを搬送するシート搬送機構、シート搬送機構の各ローラーを適正位置に移動させるローラー移動機構、印画シートに印画を行う印画ヘッドを適正位置に移動させるヘッド駆動機構、印画された印画シートを所定の大きさに切断するシート切断機構等の所定の各動作部が配置されている。
これらの動作部における各部は、直流モーター等の駆動モーターの駆動力によって動作されることが多く、駆動モーターはマイクロコンピューター等を備えた制御部によって制御される。
例えば、印画シートとしてロール紙を用いるプリンターにはシート切断機構が設けられ、該シート切断機構のカッターが回転しながら駆動モーターによって印画シートを横断する方向へ移動されて該印画シートが切断される。
シート切断機構には、印画シートの切断方向に延びる固定刃とカッターの移動端に配置されたストッパーと、カッターの移動位置を検出するセンサーとが設けられ、カッターが駆動モーターによって固定刃に摺接しながら回転されて印画シートが切断され、印画シートの切断後にはセンサーによってカッターの移動端が検出されて駆動モーターの駆動が停止されると共にカッターを回転自在に支持するキャリッジがストッパーに接触することにより該キャリッジ及びカッターの移動が停止される。
このような従来のプリンターにあっては、駆動モーターの駆動に関して最大負荷時、即ち、シート切断機構においては駆動モーターの起動時を基準として駆動条件が設定されており、駆動モーターの起動時のみならずカッターが印画シートの切断を完了するまで、常時、高い駆動電圧が駆動モーターに印加されており、カッターの移動速度が速いため慣性力が大きくキャリッジのストッパーへの接触時に衝突による大きな衝撃や騒音が発生したり、ストッパーへの衝突によるリバウンドにより所定位置に停止しないと言う不具合を生じることがあった。
一方、このような不具合の発生を防止するために、起動時から駆動モーターに低い駆動電圧を印加することが考慮されるが、この場合には、駆動モーターの起動が適正に行われなかったり、駆動モーターが低速で回転し、印画シートの切断時間が長くなる等の不都合を生じるおそれがある。
そこで、従来のプリンターには、例えば、出荷時におけるテスト時に、駆動モーターの制御に関するパラメーターデーターを測定し、この測定結果を不揮発性メモリーに記憶させておき、駆動モーターの駆動時に記憶されたデーターを適宜読み出して補正することにより、駆動モーターの回転速度を制御して上記のような衝撃や騒音の発生の防止等の動作の適正化を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−284367号公報
ところで、駆動モーターの制御に関するパラメーターデーターは、プリンターに設けられた所定の動作部の動作時間等に基づいて測定されるが、この所定の動作部の動作時間等は、各プリンターに用いられる駆動モーターの特性のバラツキや駆動モーターの特性の経時的変化によって変動が生じ得る。
ところが、特許文献1に記載された従来のプリンターにあっては、出荷時におけるテスト時に各プリンター毎に駆動モーターの制御に関するパラメーターデーターを測定するため、このパラメーターデーターが各駆動モーターの特性のバラツキに対応して測定されたものとはなるが、駆動モーターの特性の経時的変化に対応して測定されたものとはならない。
従って、プリンターの出荷時において、駆動モーターの特性に経時的変化が生じた場合に、パラメーターデーターに基づいて駆動モーターの回転速度を制御してしまうと、上記した衝撃や騒音の発生の防止、適正位置における停止状態の確保等の動作の適正化を図ることができなくなるおそれがある。
そこで、本発明駆動モーターの制御方法及びプリンターは、上記した問題点を克服し、駆動モーターの駆動力によって動作される所定の動作部の動作の適正化を図ることを課題とする。
本発明駆動モーターの制御方法は、上記した課題を解決するために、印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において、駆動モーターの初期駆動を行い上記所定の動作部を動作させて該動作部の初期動作時間を測定し、印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにしたものである。
本発明プリンターは、上記した課題を解決するために、印画シートに対する印画動作時に動作される所定の動作部と、該所定の動作部に駆動力を付与すると共に印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において初期駆動が行われる駆動モーターと、該駆動モーターの駆動状態を制御する制御部と、駆動モーターの初期駆動時に動作される上記所定の動作部の初期動作時間を測定するタイマーとを設け、印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにしたものである。
従って、本発明駆動モーターの制御方法及びプリンターにあっては、駆動モーターの回転速度が初期動作時間に応じて制御される。
本発明駆動モーターの制御方法は、プリンターに設けられ印画シートに対する印画動作時に動作される所定の動作部に駆動力を付与する駆動モーターの制御方法であって、印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において、駆動モーターの初期駆動を行い上記所定の動作部を動作させて該動作部の初期動作時間を測定し、印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにしたことを特徴とする。
従って、駆動モーターの特性のバラツキや駆動モーターの特性の経時的変化に応じて駆動モーターの駆動制御が可能であり、動作部における衝撃や騒音の発生の低減等を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時までの時間を複数の区分に分割し、分割した複数の区分毎に異なる出力で駆動モーターを駆動するようにしたので、駆動制御の自由度の向上を図ることができる。
本発明プリンターは、印画シートに対する印画動作時に動作される所定の動作部と、該所定の動作部に駆動力を付与すると共に印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において初期駆動が行われる駆動モーターと、該駆動モーターの駆動状態を制御する制御部と、駆動モーターの初期駆動時に動作される上記所定の動作部の初期動作時間を測定するタイマーとを備え、印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにしたことを特徴とする。
従って、駆動モーターの特性のバラツキや駆動モーターの特性の経時的変化に応じて駆動モーターの駆動制御が可能であり、動作部における衝撃や騒音の発生の低減等を図ることができる。
以下に、本発明駆動モーターの制御方法及びプリンターの実施の形態を添付図面を参照して説明する。
プリンター1は、電源回路部2、制御部3及び駆動回路4を備えている(図1参照)。
電源回路部2は、例えば、商用電源に接続され、制御部3や駆動回路4等の所定の各部に電源を供給する。
制御部3は、例えば、マイクロコンピュータであり、プリンター1に設けられた各部の駆動制御、特に、後述する駆動モーターの駆動制御を司る役割を果たし、各種のデーター処理や演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)3aを有している。また、制御部3はCPU3aによって行われたデーター処理や演算処理に基づいて駆動回路4に駆動信号を送出し、該駆動回路4に動作指令を行う。
駆動回路4は制御部3から送出された駆動信号に基づいて駆動モーター5、5、・・・を駆動する。従って、駆動モーター5、5、・・・は駆動回路4を介して制御部3によって駆動制御される。駆動モーター5、5、・・・としては、例えば、直流モーターが用いられている。
動作部6、6、・・・は、印画シートに対する印画動作が行われるときに動作される各部であり、例えば、プリンター1には動作部6、6、・・・として、印画シートをシート収納トレイから取り出すシート取出機構、印画シートを搬送するシート搬送機構、シート搬送機構の各ローラーを適正位置に移動させるローラー移動機構、印画シートに印画を行う印画ヘッドを適正位置に移動させるヘッド駆動機構、印画された印画シートを所定の大きさに切断するシート切断機構等が設けられている。これらの動作部6、6、・・・は、それぞれ駆動モーター5、5、・・・の駆動力によって動作される。
プリンター1には動作部6、6、・・・の後述する初期動作時間を測定するためのタイマー7が設けられている。タイマー7によって測定された初期動作時間は、時間データーとして制御部3に送出される。
以下に、動作部6の例として、シート切断機構について説明する(図2参照)。
動作部(シート切断機構)6には、何れも印画シートを切断する方向、即ち、ロール紙である印画シートを横断する方向へ延びるキャリッジガイド8、カッターガイド9及び固定刃10が上下に離隔した位置に配置されている。
キャリッジガイド8にはキャリッジ11が移動自在に支持され、該キャリッジ11に円板状のカッター12が回転自在に支持されている。キャリッジ11には互いに反対方向へ突出された作用突部11a、11aが設けられている。
動作部6にはキャリッジ11の移動範囲における両側の移動端に、それぞれストッパー13、13及びセンサー14、14が設けられている。
動作部6にはキャリッジ11の移動範囲における両側の移動端にそれぞれプーリー15、15が回転自在に支持され、該プーリー15、15間にプーリー15、15の回転に伴って送られる搬送ワイヤー16が支持されている。搬送ワイヤー16は、その一部がキャリッジ11に固定されている。
一方のプーリー15は減速ギヤ17に同軸上に設けられ、該減速ギヤ17が駆動モーター5のモーター軸に固定された駆動ギヤ18と噛合されている。
以上のように構成された動作部6において、駆動回路4によって駆動モーター5が回転されると、その駆動力が駆動ギヤ18、減速ギヤ17、プーリー15、15及び搬送ワイヤー16を介してキャリッジ11に伝達され、該キャリッジ11がキャリッジガイド8に案内されて一方の移動端(始端)から印画シートの切断方向へ他方の移動端(終端)まで移動される。このときカッター12が固定刃10に摺接しながら回転されて両者によって印画シートが切断される。印画シートの切断後は駆動モーター5が逆回転されてキャリッジ11が終端から移動され始端に戻る。
キャリッジ11が移動範囲における移動端まで移動されたときには、キャリッジ11の作用突部11aがセンサー14に接触し、該センサー14によってカッター12の移動端が検出されて駆動モーター5の駆動が停止されると共にキャリッジ11の一部がストッパー13に接触することによりキャリッジ11の移動が停止される。
次に、駆動モーター5の駆動制御について説明する(図3乃至図5参照)。
プリンター1においては、キャリッジ11が移動端まで移動されたときにキャリッジ11とストッパー13との衝突による衝撃や騒音の防止、リバウンドによる停止位置のズレの防止、処理速度の低下の防止等を図るための駆動モーター5の駆動制御が行われる。
駆動モーター5の駆動制御は、以下のようにして、駆動モーター5に印加される駆動電圧が決定されて行われる(図3参照)。
(S1)プリンター1の電源釦が操作されて電源が投入され、又は、プリンター1に電源が投入されている状態において収納トレイの扉が閉塞されると、駆動モーター5の初期駆動が開始される。このとき印画シートに対して印画動作は行われず、非印画動作時における駆動モーター5の駆動が行われる。
(S2)駆動モーター5が所定の駆動電圧、例えば、最大駆動電圧で駆動され、キャリッジ11が始端から終端へ向けて移動される。この所定の駆動電圧は最大駆動電圧に限られることはなく、キャリッジ11の移動が確実に行われる駆動電圧であればよい。同時に、タイマー7の測定動作が開始される。
(S3)キャリッジ11の作用突部11aがセンサー14に接触され、タイマー7の測定が終了する。
(S4)タイマー7の測定動作によって、キャリッジ11の始端から終端までの移動時間(初期動作時間)Tが算出される。
(S5)算出された初期動作時間Tに基づいて、例えば、メモリーに記憶されている印加電圧に関するテーブルデーターが参照されて、印画動作時における動作の開始時から初期動作時間Tに0より大きく1より小さい係数nを乗じて算出した時間(T・n)経過後の駆動モーター5の駆動電圧が決定される。テーブルデーターには初期動作時間に対する駆動電圧が示されている(図4参照)。係数nの値は印画シートの切断に要する時間等の種々のファクターを考慮して0より大きく1より小さい値で任意に定めればよく、プリンター1のシート切断機構の場合には、例えば、0.7と定められている。例えば、初期動作時間Tが100msであった場合には、キャリッジ11の移動開始後70ms(T=100ms×0.7)経過後の駆動電圧はテーブルデーターによって最大駆動電圧に対して60%と決定され、初期動作時間Tが150msであった場合には、キャリッジ11の移動開始後105ms(T=150ms×0.7)経過後の駆動電圧は最大駆動電圧に対して80%と決定され、初期動作時間Tが200msであった場合には、キャリッジ11の移動開始後140ms(T=200ms×0.7)経過後の駆動電圧は最大駆動電圧と同じ(最大駆動電圧の100%)と決定される。
上記のように初期動作時間の測定が終了すると、駆動モーター5が逆回転されてキャリッジ11が終端から始端まで移動されて待機される。
印画シートに対して印画動作を行う印画動作時においては、上記した初期動作時間に応じて駆動モーター5が駆動される。
例えば、初期動作時間Tが100msであった場合には、図5に示すように、キャリッジ11の移動開始後70msまでは所定の駆動電圧、例えば、最大駆動電圧で駆動モーター5が駆動され、70ms経過後は最大駆動電圧に対して60%の駆動電圧で駆動モーター5が駆動される。従って、駆動モーター5の回転速度は、キャリッジ11の始端又は終端からの移動開始後70ms経過後には70ms経過前の60%に低下し、回転速度が60%に低下した低速の状態でキャリッジ11が終端又は始端においてストッパー13に接触して停止される。
尚、上記の例では、初期動作時間Tが180ms以上の場合には、初期動作時間T×係数nの経過後においてもキャリッジ11の移動開始から移動停止まで常に駆動モーター5が最大駆動電圧で駆動されることになるが、測定された初期動作時間Tが180msと長いため駆動モーター5の回転速度は低く、やはり低速の状態でキャリッジ11がストッパー13に接触して停止される。
上記には、駆動モーター5の駆動制御に関し、駆動モーター5に印加する駆動電圧を決定して行う例を示したが、図6に示すように、PWM(パルス幅変調)制御により行うことも可能である。例えば、上記と同様に、初期動作時間Tが100msであった場合には、キャリッジ11の移動開始後70msまでは最大駆動電圧で駆動モーター5が駆動され、70ms経過後はパルス幅が変調されて駆動モーター5が駆動される。例えば、各パルス幅は20μsecの間隔で30μsecで生成される。
以上に記載した通り、プリンター1にあっては、印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において、駆動モーター5の初期駆動を行い動作部6の初期動作時間Tを測定し、印画動作時において、動作の開始時から所定の時間(T・n)まで駆動モーター5を所定の出力(第1の出力)で駆動し、その後、初期動作時間Tに応じて決定した出力(第2の出力)で駆動モーター5を駆動するようにしている。
従って、駆動モーター5の特性のバラツキや駆動モーター5の特性の経時的変化に応じて駆動モーター5の駆動制御が可能であり、動作部6における衝撃や騒音の発生の低減、ストッパー13との衝突時のリバウンドによる停止位置のズレの低減、駆動モーター5の起動の確実性及びシート切断処理速度の低下の防止を図ることができる。
上記には、動作部6としてシート切断機構を例として示したが、上記した駆動モーター5の駆動制御は、シート切断機構に限られず、プリンター1において駆動モーター5の駆動力によって動作される何れの動作部6、6、・・・に対しても適用することができる。
例えば、以下に示すようなシート搬送機構にも適用することができる(図7乃至図9参照)。
動作部(シート搬送機構)6は駆動モーター5の駆動力によって回転される回転カム19を有し、該回転カム19は支持軸20に支持された円板状の検出部21と該検出部21から張り出されたカム部22とから成る。
検出部21には支持軸20を中心とした円弧状に形成された3つの遮光部21a、21a、21aが設けられ、該遮光部21a、21a間の部分がそれぞれ検出用の3つのスリット21b、21c、21dとされている。
カム部22は第1のカム面部22aと第2のカム面部22bと第3のカム面部22cと第4のカム面部22dが連続して形成されて成る。第1のカム面部22aは支持軸20を中心とした曲率半径の大きな円弧状に形成され、第3のカム面部22cは支持軸20を中心とした曲率半径の小さな円弧状に形成され検出部21の外周に位置されている。第2のカム面部22bと第4のカム面部22dは、それぞれ第1のカム面部22aと第3のカム面部22cの各両端に連続されている。
回転カム19の検出部21の近傍の位置にはセンサー23が配置されている。
動作部6にはローラー支持アーム24が設けられ、該ローラー支持アーム24は回動軸25を支点として回動自在に支持されている。ローラー支持アーム24はL字状に形成され、屈曲された部分が回動軸25に支持され、一端部にピンチローラー26を保持し、他端部に回転ローラー27を有している。ローラー支持アーム24は回転ローラー27が回転カム19のカム部22に摺接し、回転カム19の回転動作に伴って回転ローラー27のカム部22との摺接位置が変化されることにより回動される。
回転ローラー27がカム部22の第1のカム面部22aと接している状態においては、ローラー支持アーム24はピンチローラー26が印画シート100を挟んでキャプスタンローラー28に大きな圧力で接触された重圧着位置にある(図7参照)。このときセンサー23がスリット21bに対応した位置にあり、センサー23によって重圧着位置が検出されている。
駆動モーター5の駆動力により回転カム19が一方へ回転されると、回転ローラー27がカム部22の第2のカム面部22bと接し、ローラー支持アーム24はピンチローラー26が印画シート100を間にしてキャプスタンローラー28から離隔した離隔位置まで回動される(図8参照)。このときセンサー23がスリット21cに対応して位置されることにより離隔位置が検出され、駆動モーター5の回転が停止される。
駆動モーター5の駆動力によりさらに回転カム19が一方へ回転されると、回転ローラー27がカム部22の第3のカム面部22cを経て第4のカム面部22dと接し、ローラー支持アーム24はピンチローラー26が印画シート100を挟んでキャプスタンローラー28に小さな圧力で接触された軽圧着位置まで回動される(図9参照)。このときセンサー23がスリット21dに対応して位置されることにより軽圧着位置が検出され、駆動モーター5の回転が停止される。
逆に、回転カム19が他方へ回転されると、例えば、重圧着位置からモードが変換される場合には、重圧着位置、軽圧着位置及び離隔位置の順でモードが変換される。
重圧着位置において印画シート100の搬送が行われ、軽圧着位置及び離隔位置において印画シートの搬送が停止される。
重圧着位置において駆動モーター5が駆動されるときに駆動モーター5への負荷が最も大きく、軽圧着位置において駆動モーター5が駆動されるときに駆動モーター5への負荷が次に大きく、離隔位置において駆動モーター5が駆動されるときに駆動モーター5への負荷が最も小さい。
このような駆動モーター5への負荷が3段階以上変化される動作部6において上記した駆動モーター5の駆動制御を行う場合には、初期駆動時間Tに係数nを乗じて算出した時間T・nの経過後の時間を、さらに2段階以上に区分し、それぞれの区分において駆動モーター5に適切な駆動電圧を印加する。
具体的には、プリンター1の電源釦が操作されて電源が投入され、又は、電源が投入されている状態において収納トレイの扉が閉塞されたときに、駆動モーター5の初期駆動を開始し、タイマー7によって回転カム19の初期動作時間Tを算出する。
次に、算出された初期動作時間Tに基づいてテーブルデーターを参照し、印画動作時における動作の開始時から初期動作時間Tに0より大きく1より小さい係数nを乗じて算出した時間(T・n)経過後の駆動モーター5の駆動電圧を決定する。この駆動電圧は、時間(T・n)経過後の時間を区分し、各区分毎に決定する。
このように時間(T・n)経過後の時間を区分し、各区分毎の駆動電圧を決定することにより、重圧着位置から離隔位置を経て軽圧着位置に至るような駆動モーター5に対する負荷が連続して3段階以上変化するような動作部6に関し、駆動モーター5に対する負荷に応じた適切な駆動電圧を駆動モーター5に印加することができる。例えば、高負荷の状態で駆動モーター5を起動する際には高い駆動電圧を駆動モーター5に印加し、低負荷の状態で低い駆動電圧が印加されるように設定し、引き続き高負荷の状態で駆動モーター5が駆動される際には直前よりも高い駆動電圧を駆動モーター5に印加するという制御を行う。
また、初期動作時間Tが長い場合には、駆動モーター5に対する負荷の大きさに依らず、時間(T・n)経過前後において、常に、一定の駆動電圧を駆動モーター5に印加して動作部6を動作させるように設定してもよい。この場合には、初期動作時間Tが長いため駆動モーター5の回転速度は低く、低負荷の状態においても駆動モーター5の回転速度が必要以上の高さとなることを回避することができる。
尚、このような動作部6において駆動モーター5の駆動制御を行う場合においても、PWM制御を行うことも可能である。
上記のように、駆動モーター5に対する負荷が3段階以上変化するような動作部6においても、駆動モーター5の特性のバラツキや駆動モーター5の特性の経時的変化に応じて駆動モーター5の駆動制御が可能であり、例えば、重圧着位置から軽圧着位置にモード変換しようとしたときに、駆動モーター5に高い駆動電圧が印加され駆動モーター5の慣性によって軽圧着位置を過ぎて離隔位置までモードが変換されてしまうような誤動作が防止され、動作の適正化を図ることができる。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図9と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、プリンターの構成を示すブロック図である。 動作部として設けられたシート切断機構を示す正面図である。 駆動電圧を決定するための手順を示すフローチャート図である。 テーブルデーターを示す図である。 印画動作中に駆動モーターに印加される駆動電圧を示すグラフ図である。 PWM制御によって駆動モーターが駆動制御される例を示すグラフ図である。 図8及び図9と共に動作部として設けられたシート搬送機構を示すものであり、本図は重圧着位置を示す拡大側面図である。 離隔位置を示す拡大側面図である。 軽圧着位置を示す拡大側面図である。
符号の説明
1…プリンター、3…制御部、5…駆動モーター、6…動作部、7…タイマー、100…印画シート

Claims (3)

  1. プリンターに設けられ印画シートに対する印画動作時に動作される所定の動作部に駆動力を付与する駆動モーターの制御方法であって、
    印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において、駆動モーターの初期駆動を行い上記所定の動作部を動作させて該動作部の初期動作時間を測定し、
    印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、
    駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにした
    ことを特徴とする駆動モーターの制御方法。
  2. 駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時までの時間を複数の区分に分割し、
    分割した複数の区分毎に異なる出力で駆動モーターを駆動するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動モーターの制御方法。
  3. 印画シートに対する印画動作時に動作される所定の動作部と、
    該所定の動作部に駆動力を付与すると共に印画シートに対して印画動作を行わない非印画動作時において初期駆動が行われる駆動モーターと、
    該駆動モーターの駆動状態を制御する制御部と、
    駆動モーターの初期駆動時に動作される上記所定の動作部の初期動作時間を測定するタイマーとを備え、
    印画シートに対して印画動作を行う印画動作時において、動作の開始時から上記初期動作時間に0より大きく1より小さい係数を乗じて算出した時間まで駆動モーターを第1の出力で駆動し、
    駆動モーターの第1の出力での駆動後の動作の終了時まで、初期動作時間に応じて決定した第2の出力で駆動モーターを駆動するようにした
    ことを特徴とするプリンター。
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