JP2007042715A - インプリント用モールド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インプリント法の型押し、プレス工程で、インプリント用モールドの凹部とレジスト層との間に取り込まれた気体によるレジストパターン欠陥の発生を防止できるインプリント用モールド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のインプリント用モールド10は、シリコン基板11にライン状もしくはホール状の凹部13とライン状もしくはホール状の凹部13のコーナー部にマイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたもので、主に熱インプリントするためのインプリントモールド用モールドとして使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント法にてパターン形成するためのインプリント用モールド及びその製造方法に関する。
これまで、半導体デバイスの製造プロセスなど微細加工が要求されるパターンの形成には、光学的にパターンを転写する方法が用いられていた。その例として、ガラスなどの透明基板上の一部にクロム等の不透明材料からなるパターンを形成したフォトマスクを作成し、これを、レジストを塗布した半導体基板(以後、感応基板と呼ぶ)上に直接的に或いは間接的に載せ、フォトマスクの背面から光を照射して光の透過部分のレジストを選択的に感光させることにより、フォトマスクのパターンを感応基板に転写することが行われていた。この技術を一般にフォトリソグラフィ法と呼んでいる。
また、現在の半導体デバイスの製造プロセスにおいては、光学的にマスクパターンを縮小して半導体基板上にパターンを転写する方法が主流となっている。
しかしながら、これらのパターン形成方法は、形成するパターンのサイズや形状は露光する光の波長に大きく依存する。例えば、昨今の先端半導体デバイスの製造においては、フォトリソグラフィに用いる露光波長は150nm以上であるのに対し、最小線幅は90nm以下であり、光の回折現象による解像限界に達している。レジストの解像度を増すために、近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)や位相シフトマスク等の超解像技術を用いてはいるものの、マスクパターンを半導体基板上に忠実に転写することが困難となっている。
更に縮小投影露光の場合には、基板の水平方向のみならず垂直方向にも位置合わせ精度が要求されるため、フォトマスク及び半導体基板の精密ステージ制御(X、Y、Z、θ)などが必要となるため、装置のコストが高くなるという欠点があった。
これらの光の回折現象によるパターンボケや複雑な機構を必要とする装置コストの問題は、半導体デバイスの製造のみならず、ディスプレイや記録メディア、バイオチップ、光デバイスなど様々なパターン形成においてもフォトリソグラフィ法を用いているため同様であり、マスクパターンを忠実に転写することは出来ない。
このような背景から、S.Y.Chou等は、インプリント法(もしくはナノインプリント法)と呼ばれる非常に簡易であるが大量生産に向き、従来の方法よりも格段に微細なパターンを忠実に転写可能な技術が提案されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
ちなみに、インプリント法とナノインプリント法に厳密な区別はないが、半導体デバイスの製造に用いられるようなナノメーターオーダーのものをナノインプリント法と呼び、その他のマイクロメーターオーダーのものをインプリント法と呼ぶことが多い。以後、全てインプリント法と呼ぶことにする。
ここで、S.Y.Chou等が提案している従来のインプリント法について説明する。まず、熱インプリント法について説明する。図9(a)〜(e)は、熱インプリント法によるパターン形成方法の一例を示す模式構成断面図である。
まず、表面にシリコン酸化膜111を形成したシリコン基板101を用意し、シリコン基板101上のシリコン酸化膜111上に形成した電子ビーム感光層を、例えば、通常の電子ビームリソグラフィー技術を用いて、パターン描画、現像等のパターニング処理を行っ
て、レジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクにして、ドライエッチング等によりシリコン酸化膜111をエッチングし、レジストパターンを剥離して、シリコン基板101上にシリコン酸化膜111からなる凹部112が形成されたインプリント用モールド100を作製する(図9(a)参照)。
次に、シリコン基板102上にPMMAなどのレジスト材料を塗布し、レジスト層121が形成されたレジスト層形成基板110を作製する(図9(b)参照)。
次に、レジスト層121が形成されたレジスト層形成基板110を約120〜200℃程度に加熱し、レジスト層121を軟化させる。
次いで、レジスト層121が軟化したレジスト層形成基板110上にインプリント用モールド100の凹部112が対向するようにインプリント用モールド100を重ね合わせ、およそ3〜20MPa程度の圧力で圧着する(図9(c)参照)。
次に、インプリント用モールド100をレジスト層形成基板110に圧着した状態で温度を約100℃以下まで降温して、レジスト層形成基板110上の型押しされたレジスト層121を硬化させ、インプリント用モールド100を離型する。
これにより、シリコン基板102上には、インプリント用モールド100の凹部112に対応するレジストパターン121aとレジスト薄膜領域121bが形成される(図9(d)参照)。
次に、レジスト薄膜領域121bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板102上にレジストパターン121cを形成する(図9(e)参照)。
このようにして、シリコン基板102上に熱インプリント法を用いてレジストパターンの形成が行われる。この方法は昇温、冷却過程の熱サイクルを伴うため、熱インプリント法と呼ばれている。
しかしながら、上記従来の熱インプリント法を用いたパターン形成方法では、重ね合わせ位置精度やインプリント用モールドの強度・耐久性に解決すべき課題があった。
つまり、熱インプリント法を用いたパターン形成方法ではインプリント用モールドと基板との圧着の際に約5〜15MPaという極めて高い圧力を必要とするが、このような高い圧力を加えながら、モールドと基板との間の水平方向の位置精度を維持することは極めて困難である。
また、このような高い圧力では転写回数を増すとインプリント用モールドの破損という問題が発生する。さらには、熱サイクルを伴うため、転写される側の基板とモールド材料の熱膨張係数の違いから位置精度は悪化し、昇温・冷却のために処理時間が長いという問題が発生する。
つまり、熱インプリント法の原理的課題は、高いプレス圧力と高い温度の2点と言える。
上記の問題を解決するため、光インプリント法によるパターンの形成方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この光インプリント法について説明する。図10(a)〜(e)は、光インプリント法によるパターン形成方法の一例を示す模式構成断面図である。
まず、石英などの透光性を有する材料からなる透明基材上に形成した電子ビーム感光層を、例えば、通常の電子ビームリソグラフィー技術を用いて、パターン描画、現像等のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクにして、ドライエッチング等により透明基材をエッチングし、レジストパターンを剥離して、透明基板上に凹部121が形成された透明基材からなるインプリント用モールド120を作製する(図10(a)参照)。
次に、シリコン基板102上に粘度の低い液体状の光硬化性樹脂組成物を塗布してレジスト層122が形成されたレジスト層形成基板130を作製する(図10(b)参照)。
次に、レジスト層122が形成されたレジスト層形成基板130上に凹部121が対向するように透明基材モールド120を重ね合わせ、およそ0.01〜5MPa程度の低い圧力で圧着し、インプリント用モールド120の裏面からUV光を照射し、レジスト層122を硬化させる(図10(c)参照)。
次に、インプリント用モールド120を離型する。これにより、シリコン基板102上には、インプリント用モールド120の凹部121に対応するレジストパターン122aとレジスト薄膜領域122bが形成される(図10(d)参照)。
次に、レジスト薄膜領域122bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板102上にレジストパターン122cを形成する(図10(e)参照)。
このようにして、シリコン基板102上に光インプリント法を用いてレジストパターンの形成が行われる。この方法によれば、樹脂の硬化を光反応によって行うため熱サイクルがなく(室温で良く)、処理時間を大幅に短縮することができ、熱サイクルによる位置精度の低下もない。
また、光硬化性樹脂組成物は、粘度が低い液体であるため、熱インプリントのようにインプリント用モールドを高い圧力でレジスト層形成基板に圧着させなくてもパターンの転写を行うことができる。よって、プレス圧力による位置精度の低下やインプリント用モールドの破損も劇的に少なくなる。
つまり、光インプリント法は、熱インプリントの原理的課題である高いプレス圧力と高い温度を解決した技術と言える。
次に、モールド材料のパターン形成技術について、詳しく述べる。
図11(a)は、シリコン基板にレジストパターン142a及び142bを形成した状態を、図11(b)〜(g)は、レジストパターン142a及び142bマスクにしてドライエッチングにて形成されたパターン形状を模式的に示す。
まず、シリコン基板141の所定位置にEBリソグラフィ法もしくはフォトリソグラフィ法にてレジストパターン142a及び142bを形成する(図11(a)参照)。
次に、レジストパターン142及び142bをエッチングマスクとしてシリコン基板141のドライエッチングを行ない、シリコン基板141に凹凸状のパターンを形成する。
このときのドライエッチング装置は、ICP、RIE、平行平板等の様々な放電方式があるが、いずれもシリコン基板をエッチングするために、シリコン基板と反応しやすいハロゲンガスやハロゲン化合物からなるガスを用いて、異方性エッチングを行う。
しかしながら、エッチング材料、エッチングマスク材料、パターン形状などに合わせて、ドライエッチングの様々な条件を最適化しないと、パターンの側壁が垂直かつ平滑な、完全な異方性エッチングは達成できない。
上記ドライエッチングにおける特徴的な形状として、順テーパ形状を有する凹部(図11(b)参照)や、逆テーパ形状を有する凹部(図11(c)参照)や、アンダーカット形状を有する凹部(図11(d)参照)や、側壁荒れ形状を有する凹部(図11(e)参照)や、マイクロトレンチ(微小な凹部)を有する凹部(図11(f)参照)などが得られるとしている(例えば、非特許文献3参照)。
図11(b〜f)には、分かりやすくするために極端な形状の例を示したが、一般にインプリント用モールドにおいては、モールドを型としてパターン転写を行なうため、パターン側壁が垂直かつ平滑な理想的な異方性エッチングが求められる(図11(g)参照)。
特開2000−194142号公報 Appl.Phys.Lett.,vol.67,p.3314(1995) ナノインプリント技術徹底解説 Electric Journal 2004年11月22日発行 P20-38 日経マイクロデバイス1987年5月号 p.323 塚田勉著
しかしながら、上記熱インプリント法及び光インプリント法のようなインプリント法において、インプリント用モールドをレジスト層形成基板にプレスする際に、大気雰囲気中で行なうとモールドの凹部とレジストとの間に大気が取りこまれてしまうため、インプリント用モールドの凹凸形状を正確に転写出来なくなる。
例えば、図12(a)に示すように、シリコン基板203にレジスト層213を形成したレジスト層形成基板220にインプリント用モールド120を型押し、プレスする際に取りこまれた大気は、インプリント用モールド120の凹部において圧縮され体積が減少するものの、そのまま凹部に留まる(図12(b)参照)。
このとき、圧縮された大気はインプリント用モールド120の凹部に均一に留まるのでははなく、図12(c)に示すように、モールド120凹部のコーナー部に気泡151として留まる。
この結果、インプリント用モールド120を離型した状態のシリコン基板203には、コーナー部に欠陥を有するレジストパターン213aとレジスト薄膜領域213bが形成され、レジストパターン213aのコーナー部に欠陥が生じてしまう。
その対策として、インプリント法でインプリント用モールドをレジスト層形成基板に型押し、プレスする工程を真空中で行なう方法と、モールドプレスする圧力を非常に大きくすることで取りこまれた大気の体積を減少させる方法とがある。
しかしながら、前者は装置を真空にするための大掛かりな装置を要するためにコスト増になり、さらにはスループットが大幅に低下する。
また、後者は大きな圧力を使用するためにインプリント用モールド自身が変形してしまい、位置精度や残膜厚の面内均一性の低下を招き、さらには、モールドや基板の破損を起こす可能性がある。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたもので、インプリント法の型押し、プレス工程で、インプリント用モールドの凹部とレジスト層との間に取り込まれた気体によるレジストパターン欠陥の発生を防止できるインプリント用モールド及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1においては、インプリント用モールドに形成された凹凸状のパターンをレジスト層形成基板のレジスト層に転写するインプリント法に使用するインプリント用モールドであって、前記インプリント用モールドの凹凸状のパターンの凹部にマイクロトレンチ(微小凹部)が形成されていることを特徴とするインプリント用モールドとしたものである。
また、請求項2においては、前記インプリント用モールドの凹部の断面積をS1、マイクロトレンチの断面積をS2、プレス直前の雰囲気圧力をP1、型押し、プレスする際の
プレス圧力をP2、マイクロトレンチの理想断面積S2Lcalを下記の式1とすると、モールドのパターンがラインの場合、S2/S2Lcalの値が0.5以上1.5以下であることを特徴とする請求項1に記載のインプリント用モールドとしたものである。
Figure 2007042715
また、前記インプリント用モールドの凹部の断面積をS1、マイクロトレンチの断面積をS2、プレス直前の雰囲気圧力をP1、型押し、プレスする際のプレス圧力をP2、マイクロトレンチの理想断面積S2Hcalを下記の式2とすると、モールドのパターンがホールの場合、S2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下であることを特徴と請求項1に記載のインプリント用モールドとしたものである。
Figure 2007042715
さらにまた、請求項4においては、少なくとも以下の(a)〜(f)の工程を具備することを特徴とするインプリント用モールドの製造方法としたものである。。
(a)シリコン基板にマイクロトレンチ(微小凹部)を形成するためのレジストパターンを形成する工程。
(b)レジストパターンをマスクにしてシリコン基板を所定の深さドライエッチングする工程。
(c)レジストパターンを剥離処理して、シリコン基板の所定位置にマイクロトレンチ(微小凹部)を形成する工程。
(d)マイクロトレンチ(微小凹部)が形成されたシリコン基板上にレジスト層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成する工程。
(e)レジストパターンをマスクにしてシリコン基板を所定の深さドライエッチングにてエッチングする工程。
(f)レジストパターンを剥離処理して、シリコン基板の所定位置にメインパターン用の凹部とマイクロトレンチ(微小凹部)を形成する工程。
本発明のインプリント用モールドを用いてレジスト層形成基板のレジスト層にインプリントすることにより、インプリント用モールドとレジスト層との間に取りこまれる気体に起因するレジストパターンの欠陥を低減させ、良好なレジストパターンの形成が可能となる。
また、本発明のインプリント用モールドの製造方法にてインプリント用モールドを作製することにより、マイクロトレンチ(微小凹部)と凹部の形状を高精度に制御することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき説明する。
図1(a)は、本発明のインプリント用モールドの一実施例を示す模式構成断面図である。図1(b)は、図1(a)のA部を拡大した模式構成断面図である。
本発明のインプリント用モールド10は、請求項1に係るインプリント用モールドの一実施例を示すもので、図1(a)に示すように、シリコン基板11にライン状もしくはホール状の凹部13とライン状もしくはホール状の凹部13のコーナー部にマイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたもので、主に熱インプリントするためのインプリントモールド用モールドとして使用される。
本発明のインプリント用モールド20は、請求項1に係るインプリント用モールドの一実施例を示すもので、図2に示すように、石英基板等からなる透明基板21にライン状もしくはホール状の凹部23とライン状もしくはホール状の凹部23のコーナー部にマイクロトレンチ(微小凹部)22が形成されたもので、主に光インプリントするためのインプリ
ントモールド用モールドとして使用される。
このように、ライン状もしくはホール状の凹部13もしくは23のコーナー部にマイクロトレンチ(微小凹部)12もしくは22を形成することにより、後記するインプリント用モールド10もしくは20を用いてレジスト層形成基板のレジスト層にインプリントすることにより、インプリント用モールドとレジスト層との間に取りこまれる気体に起因するレジストパターンの欠陥を低減させ、良好なレジストパターンの形成を可能としている。
請求項2に係るインプリント用モールドについて図1(b)を用いて説明する。
請求項2に係るインプリント用モールドは凹部13がライン状のパターンに適用されるもので、マイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積をS2、マイクロトレンチ(微小凹部)の理想断面積をS2Lcalとしたとき、S2/S2Lcalの値が0.5以上1.5以下になるようなマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成したものである。
図1(b)において、凹部13のパターン開口幅をW1、深さをD1、断面積をS1、マイクロトレンチの開口幅をW2、深さをD2、断面積をS2とすると、凹部13の断面積S1は、S1=W1×D1、マイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積S2は、S2=W2×D2と表わせる。
凹部13がライン状のパターンで形成されており、その長さをLとすれば、凹部12の体積V1は、V1=S1×L、マイクロトレンチ部(微小凹部)12の体積V2は、V2=S2×Lとなる。
ここで、インプリント用モールドの凹部13とマイクロトレンチ12の全気体が、インプリント中には圧縮され全ての気体が両側のマイクロトレンチ部に過不足なく収まるとすると、温度一定の場合における気体の状態方程式は式3となり、凹部12の圧力をP1、体積をV1、マイクロトレンチ13の圧力をP2(=プレス圧力)、体積をV2とすると、式4が成り立つ。
P×V=一定(温度が一定の場合)………………式3
P1×(V1+V2)=P2×V2×2…………式4
また、凹部13の体積V1はV1=S1×L、マイクロトレンチ12の体積V2はV2=S2×Lであるから、式4は式5となり、さらには式6、式7と書き変えられる。
P1×(S1+S2)=P2×S2×2…………式5
Figure 2007042715
Figure 2007042715
つまり、上記の式7を満足するようなマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成すれば、インプリント用モールドとレジスト層との間にとりこまれた気体の全てが、マイクロトレンチ(微小凹部)12に充填されるため、気泡欠陥やマイクロトレンチ(微小凹部)12へのレジストの入り込みがなくなるため、インプリント法にて良好なレジストパターンを形成できる。
ここで、上記インプリント用モールド10を用いた熱インプリントの事例について説明する。
図5(a)〜(d)は、インプリント用モールド10を用いた熱インプリントの工程を示す模式構成断面図である。
まず、シリコン基板11にライン状のパターンからなる凹部13とマイクロトレンチ(微小凹部12が形成されたモールド10とシリコン基板15上にPMMA等のレジスト材料からなるレジスト層36が形成されたレジスト層形成基板30を用意する(図5(a)参
照)。
次に、レジスト層形成基板30上にインプリント用モールド10を重ねあわせ、所定の温度で加熱しながら、10MPa前後の圧力で圧着する(図5(b)参照)。
次に、圧着した状態で降温してインプリント用モールド10を離型し、シリコン基板15上にレジストパターン36aとレジスト薄膜領域36bを形成する(図5(c)参照)。次に、レジスト薄膜領域36bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板15上にレジストパターン36cを形成する(図5(d)参照)。
通常熱インプリントは大気中で実施することが多いため、P1=0.1MPa(大気圧)、P2=10MPa(プレス圧力)の場合、S2=S1/199となり、マイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積S2は、凹部13の断面積S1の199分の1の場合に、気泡欠陥やマイクロトレンチ(微小凹部)12にレジストが入りこむ等のレジストパターンの形状異常が発生しない。
さらに、上記インプリント用モールド20を用いた光インプリントの事例について説明する。
図6(a)〜(d)は、インプリント用モールド20を用いた光インプリントの工程を示す模式構成断面図である。
まず、石英基板21にライン状のパターンからなる凹部23とマイクロトレンチ(微小凹部)22が形成されたインプリント用モールド20とシリコン基板15上に光硬化性のレジスト材料からなるレジスト層37が形成されたレジスト層形成基板40を用意する(図6(a)参照)。
次に、レジスト層形成基板40上にインプリント用モールド20を重ねあわせ、1Mpa前後の低い圧力で圧着した状態でインプリント用モールド20の裏面からUV光を照射し、レジスト層37を硬化させる(図6(b)参照)。
次に、インプリント用モールド20を離型し、シリコン基板15上にレジストパターン37aとレジスト薄膜領域37bを形成する(図6(c)参照)。
次に、レジスト薄膜領域37bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板15上にレジストパターン37cを形成する(図6(d)参照)。
ここで、プレス圧P2=0.5MPa、プレス前は大気圧(P1=0.1MPa)の光インプリントの場合を想定すると、S2=S1/9となり、マイクロトレンチ(微小凹部)22の断面積S2は、凹部23の面積S1の9分の1の場合に、気泡欠陥やマイクロトレンチ(微小凹部)22にレジストが入りこむ等のレジストパターンの形状異常が発生しないことが分かる。よって熱インプリントに比べてマイクロトレンチ(微小凹部)22を大きくする必要がある。
請求項3に係るインプリント用モールドの発明を図1(b)を用いて説明する。
請求項3に係るインプリント用モールドは凹部13がホール状のパターンに適用されるもので、マイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積をS2、マイクロトレンチ(微小凹部)の理想断面積をS2Hcalとしたとき、S2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下になるようマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成したものである。
凹部13がホール状のパターンの場合、マイクロトレンチ(微小凹部)12は凹部13の両サイドだけでなく、前後にも存在する。よって、気体の状態方程式から式8のように書ける。
P1×(V1+V2)=P2×V2×4…………式8
よって、マイクロトレンチ部の最適な断面積S2は式9となる。
Figure 2007042715
つまり、上記の式9を満足するようなマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成すれば、インプリント用モールドとレジスト層との間にとりこまれた気体の全てが、マイクロトレンチ(微小凹部)12に充填されるため、気泡欠陥やマイクロトレンチ(微小凹部)12へのレジストの入り込みがなくなるため、インプリント法にて良好なレジストパターンを形成できる。
請求項4に係る本発明のインプリント用モールドの製造方法について説明する。
図3(a)〜(f)は、本発明のインプリント用モールドの製造方法の一実施例を工程順に示す模式構成断面図である。
まず、シリコン基板11上にレジスト層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、マイクロトレンチ(微小凹部)を形成するための開口部32を有するレジストパターン31を形成する(図3(a)参照)。
次に、レジストパターン31をマスクにして、シリコン基板11を所定の深さドライエッチングを行い、レジストパターン31を剥離処理して、シリコン基板11の所定位置にマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成する(図3(b)参照)。
次に、マイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたシリコン基板11上にレジスト層を形成する(図3(c)参照)。
さらに、マイクロトレンチ(微小凹部)12と位置合わせを行ってパターン露光し、現像等の一連のパターニング処理を行って、開口部34を有するレジストパターン33aを形成する(図3(d)参照)。
次に、レジストパターン33aをマスクにして、シリコン基板11を所定の深さドライエッチングし、メインパターンを形成するための凹部13を形成する(図3(e)参照)。
ここで、あらかじめ形成しておいたマイクロトレンチ(微小凹部)12も同じエッチング速さでエッチングされるため、凹部13の底部にマイクロトレンチ(微小凹部)12が形成される。
次に、レジストパターン33aを剥離処理して、シリコン基板11にメインパターンを形成するための凹部13と、凹部13の底部にマイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたインプリント用モールド10を作製する(図3(f)参照)。
このように、本発明のインプリント用モールドの製造方法では、レジストパターン形成ととドライエッチングを2回繰り返すことにより、マイクロトレンチ(微小凹部)12と凹部13の形状を高精度に制御することが可能となる。
以下、各種のインプリン用モールドを試作し、熱もしくは光インプリントした場合のパターン転写性と形状評価した結果について説明する。
まず、表1に示すように、シリコン基板にパターン開口幅W1と深さD1を1000〜100nmの範囲で変えた4種類のラインパターンからなる凹部13に対し、マイクロトレンチ(微小凹部)12の開口幅W2と深さD2を100〜5nmの範囲で変えた合計16種類のインプリン用モールドを作製し、シリコン基板に500nm厚の熱硬化性レジストを形成したレジスト層形成基板に初期圧力P1=0.1MPa、プレス圧力P2=10MPaで熱インプリントして、パターン転写性を評価した結果を表1に示す。
Figure 2007042715
インプリン用モールド及びシリコン基板上のレジストパターンは走査電子顕微鏡にて観察し、インプリン用モールドの形状確認とレジストパターンの形状異常(気泡欠陥や突起)の有無によりパターン転写性を評価した。
S2/S2Lcalの値が0.5以上1.5以下のNo2、3、6〜8、11,12、15のインプリン用モールドサンプルでは、図5(d)に示すようなレジストパターン37cが得られ、良好な転写性を示した。
S2/S2Lcalの値が1.5以上(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が大きすぎる場合)のNo1、5、9、10、13、14のインプリン用モールドサンプルでは、図8(a)及び(b)に示すように、レジストパターンの端部がマイクロトレンチ(微小凹部)12に一部入り込んで形成された突起欠陥が発生した。
また、S2/S2Lcalの値が0.5以下(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が小さすぎる場合)のNo4、16のインプリン用モールドサンプルでは、図7(a)及び(b)に示すように、インプリントの際に凹部13に残留した気泡51による欠陥が発生した。
次に、表2に示すように、シリコン基板にパターン開口幅W1と深さD1を1000〜100nmの範囲で変えた4種類のホールパターンからなる凹部13に対し、マイクロトレンチ(微小凹部)12の開口幅W2と深さD2を100〜5nmの範囲で変えた合計16種類のインプリン用モールドを作製し、シリコン基板に500nm厚の熱硬化性レジストを形成したレジスト層形成基板に初期圧力P1=0.1MPa、プレス圧力P2=10MPaで熱インプリントして、パターン転写性を評価した結果を表2に示す。
Figure 2007042715
インプリン用モールド及びシリコン基板上のレジストパターンは走査電子顕微鏡にて観察し、インプリン用モールドの形状確認とレジストパターンの形状異常(気泡欠陥や突起)の有無によりパターン転写性を評価した。
いずれもS2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下の範囲のNo3、4、7、8、12、15、16のインプリン用モールドサンプルでは、図5(d)に示すようなレジストパターン37cが得られ、良好な転写性を示した。
S2/S2Hcalの値が1.5以上(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が大きすぎる場合)のNo1、2、5、6、9、10、11、13、14のインプリン用モールドサンプルでは、図8(a)及び(b)に示すように、レジストパターンの端部がマイクロトレンチ(微小凹部)12に一部入り込んで形成された突起欠陥が発生した。
次に、表3に示すように、シリコン基板にパターン開口幅W1と深さD1を1000〜100nmの範囲で変えた4種類のラインパターンからなる凹部13に対し、マイクロトレンチ(微小凹部)12の開口幅W2と深さD2を400〜10nmの範囲で変えた合計16種類のインプリン用モールドを作製し、シリコン基板に500nm厚の熱硬化性レジストを形成したレジスト層形成基板に初期圧力P1=0.1MPa、プレス圧力P2=1MPaで光インプリントして、パターン転写性を評価した結果を表3に示す。
Figure 2007042715
インプリン用モールド及びシリコン基板上のレジストパターンは走査電子顕微鏡にて観察し、インプリン用モールドの形状確認とレジストパターンの形状異常(気泡欠陥や突起)の有無によりパターン転写性を評価した。
S2/S2Lcalの値が0.5以上1.5以下のNo2、6、9、10、14、15のインプリン用モールドサンプルでは、図5(d)に示すようなレジストパターン37cが得られ、良好な転写性を示した。
S2/S2Lcalの値が1.5以上(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が大きすぎる場合)のNo1、5のインプリン用モールドサンプルでは、図8(a)及び(b)に示すように、レジストパターンの端部がマイクロトレンチ(微小凹部)12に一部入り込んで形成された突起欠陥が発生した。
また、S2/S2Lcalの値が0.5以下(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が小さすぎる場合)のNo3、4、7、8、11、12、16のインプリン用モールドサンプルでは、図7(a)及び(b)に示すように、インプリントの際に凹部13に残留した気泡51による欠陥が発生した。
次に、表4に示すように、シリコン基板にパターン開口幅W1と深さD1を1000〜100nmの範囲で変えた4種類のホールパターンからなる凹部13に対し、マイクロトレンチ(微小凹部)12の開口幅W2と深さD2を400〜5nmの範囲で変えた合計16種類のインプリン用モールドを作製し、シリコン基板に500nm厚の熱硬化性レジスト層を形成したレジスト層形成基板に初期圧力P1=0.1MPa、プレス圧力P2=1MPaで光インプリントして、パターン転写性を評価した結果を表4に示す。
Figure 2007042715
インプリン用モールド及びシリコン基板上のレジストパターンは走査電子顕微鏡にて観察し、インプリン用モールドの形状確認とレジストパターンの形状異常(気泡欠陥や突起)の有無によりパターン転写性を評価した。
S2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下の範囲のNo2、3、7、9、10、14のインプリン用モールドサンプルでは、図5(d)に示すようなレジストパターン37cが得られ、良好な転写性を示した。
S2/S2Hcalの値が1.5以上(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が大きすぎる場合)のNo1、5、6のインプリン用モールドサンプルでは、図8(a)及び(b)に示すように、レジストパターンの端部がマイクロトレンチ(微小凹部)12に一部入り込んで形成された突起欠陥が発生した。
また、S2/S2Hcalの値が0.5以下(凹部13に対してマイクロトレンチ(微小凹部)12の断面積が小さすぎる場合)のNo4、8、11、12、15、16のインプリン用モールドサンプルでは、図7(a)及び(b)に示すように、インプリントの際に凹部13に残留した気泡51による欠陥が発生した。
上記したように、S2/S2Lcal及びS2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下の範囲になるように設計されたマイクロトレンチ(微小凹部)12を有する凹部13が形成されたインプリン用モールドを用いて、熱もしくは光でインプリントすることにより、形状良好なレジストパターン再現性が得られることが確認された。
まず、4インチシリコンウェハからなるシリコン基板11上に電子線レジスト(ZEP520:日本ゼオン製)をコートして、500nm厚のレジスト層を形成し、電子線描画装置にて200〜3000nmのラインおよびホールパターンに相当する領域を描画し、有機現像処理して、開口部32を有するレジストパターン31を形成した(図3(a)参照)。
ここで、描画時のドーズを100μC/cm2、現像時間を2分とした。
次に、ICPドライエッチング装置を用いたSiドライエッチングにて、レジストパターン31をマスクにして、シリコン基板11を100nmの深さエッチングして、O2プラズマアッシング(条件:O2流量500sccm、圧力30Pa、RFパワー1000W)にてレジストパターン31を剥離処理して、シリコン基板11の所定位置に深さD2が100nmのマイクロトレンチ(微小凹部)12を形成した(図3(b)参照)。
ここで、Siエッチングの条件は、C26流量10〜30sccm、O2流量10〜30sccm、Ar流量40〜80sccm、圧力2〜4Pa、ICPパワー500W、RIEパワー10〜150Wの範囲で行なった。
次に、マイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたシリコン基板11上に電子線レジスト(ZEP520:日本ゼオン製)をコートして、レジスト層を形成し(図3(c)参照)、マイクロトレンチ(微小凹部)12と位置合わせを行ってパターン描画し、現像等の一連のパターニング処理を行って、開口部34を有するレジストパターン33aを形成した(図3(d)参照)。
次に、ICPドライエッチング装置を用いたSiドライエッチングにて、レジストパターン33aをマスクにして、シリコン基板11を1000nmの深さドライエッチングし、メインパターンを形成するための幅W1が1000nm、深さD1が1000nmの凹部13を形成した(図3(e)参照)。
次に、O2プラズマアッシング(条件:O2流量500sccm、圧力30Pa、RFパワー1000W)にてレジストパターン33aを剥離処理して、シリコン基板11にメインパターンを形成するための幅W1が1000nm、深さD1が1000nmの凹部13と、凹部13の底部に幅W2が75nm、深さD2が100nmのマイクロトレンチ(微小凹部)12が形成されたインプリント用モールド10を作製した(図3(f)参照)。
次に、熱インプリント装置にて熱インプリントを実施するために、上記インプリント用モールド10とシリコン基板15上に熱硬化性レジストOEBR−1000(東京応化工業製)をコートして、350nm厚のレジスト層36が形成されたレジスト層形成基板30を用意した(図5(a)参照)。
ここで、インプリント用モールド10のパターン面には、離型剤として、フッ素系表面処理剤EGC−1720(住友3M)をあらかじめコートした。
次に、レジスト層形成基板30上にインプリント用モールド10を重ねあわせ、110℃の温度で加熱しながら、10MPaの圧力で圧着した(図5(b)参照)。
次に、圧着した状態で降温してインプリント用モールド10を離型し、シリコン基板15上にレジストパターン36aとレジスト薄膜領域36bを形成した(図5(c)参照)。次に、レジスト薄膜領域36bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板15上にレジストパターン36cを形成した(図5(d)参照)。
シリコン基板15上のレジストパターン36cの断面形状を走査電子顕微鏡にて観察した結果、欠陥の無い良好なレジストパターンが形成されているのが確認された。
まず、石英基板21上に10nm厚のクロム層41が形成されたフォトマスク基板を用意した(図4(a)参照)。
次に、クロム層41が形成されたフォトマスク基板上に電子線レジスト(ZEP520:日本ゼオン製)を塗布し、500nm厚のレジスト層38を形成した(図4(b)参照)。
次に、電子線描画装置にて寸法の異なるラインパターンとホールパターンを描画し、有機現像処理により、開口部39を有するレジストパターン38aを形成した(図4(c)参照)。
ここで、描画時のドーズを100μC/cm2、現像時間を2分とした。
次に、ICPドライエッチング装置にて、レジストパターン38aをマスクにしてクロム層41をエッチングし、さらに、バレル式アッシング装置を用いたO2プラズマアッシングによって、レジストパターン38aを剥離処理してクロムパターン41aを形成した(図4(d)参照)。
ここで、クロム層41のエッチングの条件は、Cl2流量:20sccm、O2流量:10sccm、He流量:30sccm、圧力:3Pa、ICPパワー:500W、RIEパワー:50W、エッチング時間:40秒とし、O2プラズマアッシングの条件は、O2流量:500sccm、圧力:30Pa、RFパワー:1000Wとした。
次に、ICPドライエッチング装置を用いて、クロムパターン41aをエッチングマスクとして、石英基板21を所定の深さエッチングして、メインパターンを形成するための幅W1が1000nm、深さD1が1000nmの凹部23と、凹部23の底部に幅W2が200nm、深さD2が300nmのマイクロトレンチ(微小凹部)22を形成した(図4(e)参照)。
ここで、石英基板21のエッチング条件は、C48流量:10〜30sccm、O2流量:10〜25sccm、Ar流量:75sccm、圧力:1〜2Pa、ICPパワー:200W、RIEパワー:200〜550Wとし、これらの各条件をコントロールすることで、凹部23のマイクロトレンチ(微小凹部)22の大きさを制御した。
次に、O2プラズマアッシング(O2流量:500sccm、圧力:30Pa、RFパワー:1000W)にてクロムパターン41aを剥離処理して、石英基板21にメインパターンを形成するための幅W1が1000nm、深さD1が1000nmの凹部23と、凹部13の底部に幅W2が200nm、深さD2が300nmのマイクロトレンチ(微小凹部)22が形成されたインプリント用モールド20を作製した(図4(f)参照)。
次に、光インプリント装置にて光インプリントを実施するために、上記インプリント用モールド20とシリコン基板15上に光硬化性レジストPAK−01(東洋合成工業製)をコートして、300nm厚のレジスト層37が形成されたレジスト層形成基板40を用意した(図6(a)参照)。
ここで、インプリント用モールド20のパターン面には、離型剤として、フッ素系表面処理剤EGC−1720(住友3M)をあらかじめコートした。
次に、レジスト層形成基板40上にインプリント用モールド20を重ねあわせ、室温でプレス圧力:1MPaの圧力で圧着した状態でインプリント用モールド20の裏面よりUV波長300〜400nmのブロード光を、40mJ照射して、レジスト層37を硬化させた(図6(b)参照)。
次に、インプリント用モールド20を離型し、シリコン基板15上にレジストパターン37aとレジスト薄膜領域37bを形成した(図6(c)参照)。
次に、レジスト薄膜領域37bをO2RIE法(酸素ガスによる反応性イオンエッチング)にて除去し、シリコン基板15上にレジストパターン37cを形成した(図6(d)参照)。
シリコン基板15上のレジストパターン37cの断面形状を走査電子顕微鏡にて観察した結果、欠陥の無い良好なレジストパターンが得られているのが確認された。
(a)は、本発明のインプリント用モールドの一実施例を示す部分模式構成断面図である。(b)は、(a)のA部を拡大した部分模式構成断面図である。 本発明のインプリント用モールドの他の実施例を示す部分模式構成断面図である。 (a)〜(f)は、本発明のインプリント用モールドの製造方法の一例を工程順に示す部分模式構成断面図である。 (a)〜(f)は、本発明のインプリント用モールドの製造方法の一例を示す部分模式構成断面図である。 (a)〜(d)は、本発明のインプリント用モールドを用いた熱インプリント法にてレジストパターンを形成する方法を示す説明図である。 (a)〜(d)は、本発明のインプリント用モールドを用いた光インプリント法にてレジストパターンを形成する方法を示す説明図である。 (a)は、熱インプリント法にてインプリント用モールドをレジスト層形成基板に圧着した状態で気泡が混入した状態を示す説明図である。(b)は、インプリント用モールドを離型し、シリコン基板に欠陥のあるレジストパターンが形成された状態を示す説明図である。 (a)は、熱インプリント法にてインプリント用モールドをレジスト層形成基板に圧着した状態でマイクロトレンチ(微小凹部)にレジストが進入した状態を示す説明図である。(b)は、インプリント用モールドを離型し、シリコン基板に欠陥のあるレジストパターンが形成された状態を示す説明図である。 (a)〜(e)は、従来の熱インプリント法にてレジストパターンを形成する工程を示す説明図である。 (a)〜(e)は、従来の光インプリント法にてレジストパターンを形成する工程を示す説明図である。 (a)は、シリコン基板にレジストパターンを形成した状態を示す。(b)〜(g)は、ドライエッチングにより形成されたパターン形状を模式的に示す説明図である。 (a)〜(d)は、インプリント法にてインプリント用モールドに空気が残留し、気泡欠陥が発生している状態を示す説明図である。
符号の説明
10、20、100、120……インプリント用モールド
11、15、101、102、141、203……シリコン基板
12、22……マイクロトレンチ(微小凹部)
13、23、112、121……凹部
21……石英基板
30、40、110、130、220……レジスト層形成基板
31、33a、38a、142a、142b……レジストパターン
32、34、39、42……開口部
33、36、37、38、121、122、213……レジスト層
36a、36c、36d、36e、37a、37c、121a、121c、122a、122c、213a……レジストパターン
36b、37b、121b、122b、213b……レジスト薄膜領域
41……クロム層
41a……クロムパターン
51、151……気泡
101……シリコン酸化膜

Claims (4)

  1. インプリント用モールドに形成された凹凸状のパターンをレジスト層形成基板のレジスト層に転写するインプリント法に使用するインプリント用モールドであって、前記インプリント用モールドの凹凸状のパターンの凹部にマイクロトレンチ(微小凹部)が形成されていることを特徴とするインプリント用モールド。
  2. 前記インプリント用モールドの凹部の断面積をS1、マイクロトレンチの断面積をS2、プレス直前の雰囲気圧力をP1、型押し、プレスする際のプレス圧力をP2、マイクロトレンチの理想断面積S2Lcalを下記の式1とすると、モールドのパターンがラインの場合、S2/S2Lcalの値が0.5以上1.5以下であることを特徴とする請求項1に記載のインプリント用モールド。
    Figure 2007042715
  3. 前記インプリント用モールドの凹部の断面積をS1、マイクロトレンチの断面積をS2、プレス直前の雰囲気圧力をP1、型押し、プレスする際のプレス圧力をP2、マイクロトレンチの理想断面積S2Hcalを下記の式2とすると、モールドのパターンがホールの場合、S2/S2Hcalの値が0.5以上1.5以下であることを特徴とする請求項1に記載のインプリント用モールド。
    Figure 2007042715
  4. 少なくとも以下の(a)〜(f)の工程を具備することを特徴とするインプリント用モールドの製造方法。
    (a)シリコン基板にマイクロトレンチ(微小凹部)を形成するためのレジストパターンを形成する工程。
    (b)レジストパターンをマスクにしてシリコン基板を所定の深さドライエッチングする工程。
    (c)レジストパターンを剥離処理して、シリコン基板の所定位置にマイクロトレンチ(微小凹部)を形成する工程。
    (d)マイクロトレンチ(微小凹部)が形成されたシリコン基板上にレジスト層を形成し、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、レジストパターンを形成する工程。
    (e)レジストパターンをマスクにしてシリコン基板を所定の深さドライエッチングにてエッチングする工程。
    (f)レジストパターンを剥離処理して、シリコン基板の所定位置にメインパターン用の凹部とマイクロトレンチ(微小凹部)を形成する工程。
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