JP2007040408A - 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置 - Google Patents

自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007040408A
JP2007040408A JP2005225381A JP2005225381A JP2007040408A JP 2007040408 A JP2007040408 A JP 2007040408A JP 2005225381 A JP2005225381 A JP 2005225381A JP 2005225381 A JP2005225381 A JP 2005225381A JP 2007040408 A JP2007040408 A JP 2007040408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
shift
gear
actuator
clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005225381A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Futamura
誠 二村
Masazumi Kito
正純 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP2005225381A priority Critical patent/JP2007040408A/ja
Publication of JP2007040408A publication Critical patent/JP2007040408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】 第1変速段または第2変速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合に第2変速段または第1変速段が選択されることによる故障モードを確実に回避することができる自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置を提供すること。
【解決手段】 第1速段と後退段とで共通の1−R同期噛合機構28と1−Rシフトフォーク42と1−Rシフトアクチュエータ52を有し、前方発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の第1速出力歯車22を駆動結合し、後退発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の後退出力歯車24を駆動結合する発進制御手段を備えた自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、前記発進制御手段は、第1速段または後退段の選択直後、後退段または第1速の選択を無効にするアクチュエータ油圧モジュール59を有する手段とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第1変速段と第2変速段とで共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータを有する自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置の技術分野に属する。
第1速段と後退段とで共通の1−R同期噛合機構と1−Rシフトフォークと1−Rシフトアクチュエータを有するツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−217204号公報
しかしながら、上記従来のツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションにあっては、例えば、前方発進時、1−R同期噛合機構のカップリングスリーブに設けられた1−Rシフトフォークを動作させて第1速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合、後退段側が選択されて後退発進するおそれがある。同様に、後退段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合、第1速段が選択されて前方発進するおそれがある、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、第1変速段または第2変速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合に第2変速段または第1変速段が選択されることによる故障モードを確実に回避することができる自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、第1変速段と第2変速段とで共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータを有し、第1変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第1変速段ギアを駆動結合し、第2変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第2変速段ギアを駆動結合する発進制御手段を備えた自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
前記発進制御手段は、前記第1変速段または前記第2変速段の選択直後、前記第2変速段または前記第1変速段の選択を無効にするシフトアクチュエータ駆動回路を有することを特徴とする。
よって、本発明の自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置にあっては、発進制御手段のシフトアクチュエータ駆動回路において、第1変速段または第2変速段の選択直後、第2変速段または第1変速段の選択が無効にされる。例えば、前方発進時、第1変速段を選択した後、仮にシフトアクチュエータ系の故障により後退段である第2変速段ギアを選択しようとしても、第2変速段ギアの選択自体が無効とされることで、後退発進が回避される。また、後退発進時、第2変速段を選択した後、仮にシフトアクチュエータ系の故障により第1変速段ギアを選択しようとしても、第1変速段ギアの選択自体が無効とされることで、前方発進が回避される。このように、第1変速段または第2変速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合に第2変速段または第1変速段が選択されることによる故障モードを確実に回避することができる。
以下、本発明の自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の発進制御装置が適用されたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションを示す全体システム図である。
実施例1のツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションの変速ギアトレーンとしては、図1に示すように、変速機ケース1と、駆動入力軸2と、第1クラッチCAと、第2クラッチCBと、トーショナルダンパ3と、オイルポンプ4と、第1変速機入力軸5と、第2変速機入力軸6と、を備えている。
前記第1クラッチCAは、奇数変速段(第1速、第3速、第5速、後退)用であり、第2クラッチCBは、偶数変速段(第2速、第4速、第6速)用である。両クラッチCA,CBのドライブ側は、トーショナルダンパ3を介し、エンジン等の駆動源からの駆動力を入力する駆動入力軸2に連結される。
第1クラッチCAのドリブン側は、奇数変速段の選択による締結時、駆動源からの駆動力を第1変速機入力軸5に入力する。第2クラッチCBのドリブン側は、偶数変速段の選択による締結時、駆動源からの駆動力を第2変速機入力軸6に入力する。
前記オイルポンプ4は、駆動源により常時作動し、このオイルポンプ4からの吐出油を油圧源とし、後述する両クラッチCA,CBの締結・開放制御と、シフトアクチュエータによる変速段選択制御と、を実行する。
前記第2変速機入力軸6は中空軸とし、前記第1変速機入力軸5は中実軸とし、第1変速機入力軸5に対し、フロント側ニードルベアリング7及びリヤ側ニードルベアリング8を介し、同心状態で第2変速機入力軸6を回転自在に支持する。
前記第2変速機入力軸6は、変速機ケース1の前壁1aに対しボールベアリング9により回転自在に支持する。前記第1変速機入力軸5は、第2変速機入力軸6の後端から突出させ、突出した第1変速機入力軸5の後端部5aを、変速機ケース1の中間壁1bを貫通すると共に、中間壁1bに対しボールベアリング10により回転自在に支持する。
前記第1変速機入力軸5の後端部5aのは、同軸上に変速機出力軸11を設け、この変速機出力軸11を、テーパーローラベアリング12およびアキシャルベアリング13により変速機ケース1の後端壁1cに回転自在に支持すると共に、ニードルベアリング14を介して第1変速機入力軸5の後端部5aに回転自在に支持する。
前記第1変速機入力軸5、第2変速機入力軸6、および変速機出力軸11に対し、平行配置によりカウンターシャフト15を設け、これをローラベアリング16,17,18を介し、変速機ケース1の前端壁1a、中間壁1b、および後端壁1cに回転自在に支持する。
前記カウンターシャフト15の後端には、カウンターギア19を一体に設け、前記変速機出力軸11には、出力歯車20を設け、カウンターギア19と出力歯車20を互いに噛合させてカウンターシャフト15を変速機出力軸11に駆動結合する。なお、カウンターギア19と出力歯車20により、減速歯車組を構成する。
前記第1変速機入力軸5の後端部5aとカウンターシャフト15との間には、奇数変速段グループ(第1速、第3速、後退)の歯車組、つまり、フロント側から順に、第1速歯車組G1、後退歯車組GR、および第3速歯車組G3を配置する。
前記第1速歯車組G1は、第1変速機入力軸5の後端部5aに設けた第1速入力歯車21と、カウンターシャフト15上に設けた第1速出力歯車22と、を互いに噛み合わせて構成する。
前記後退歯車組GRは、第1変速機入力軸5の後端部5aに設けた後退入力歯車23と、カウンターシャフト15上に設けた後退出力歯車24と、両歯車23,24に噛み合うリバースアイドラギア25と、により構成する。なお、リバースアイドラギア25は、変速機ケース1の中間壁1bから突設したリバースアイドラシャフト25aに対し回転可能に支持されている。
前記第3速歯車組G3は、第1変速機入力軸5の後端部5aに設けた第3速入力歯車26と、カウンターシャフト15上に設けた第3速出力歯車27と、を互いに噛み合わせて構成する。
前記第1速歯車組G1と後退歯車組GRとの間のカウンターシャフト15上には、1−R同期噛合機構28を設ける。そして、1−R同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aを、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア28bにスプライン嵌合させることで、第1速出力歯車22をカウンターシャフト15に駆動結合し、第1速を選択可能とする。また、1−R同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aを、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア28cにスプライン嵌合させることで、後退出力歯車24をカウンターシャフト15に駆動結合し、後退速を選択可能とする。
前記第3速歯車組G3と出力歯車20との間の第1変速機入力軸5の後端部5a上には、3−5同期噛合機構29を設ける。そして、3−5同期噛合機構29のカップリングスリーブ29aを、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア29bにスプライン嵌合させることで、第3速入力歯車26を第1変速機入力軸5に駆動結合し、第3速を選択可能とする。また、3−5同期噛合機構29のカップリングスリーブ29aを、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア29cにスプライン嵌合させることで、第1変速機入力軸5と出力歯車20とを直結し、第5速を選択可能とする。
前記第2変速機入力軸6とカウンターシャフト15との間には、偶数変速段グループ(第2速、第4速、第6速)の歯車組、つまり、フロント側から順に、第6速歯車組G6、第2速歯車組G2、および第4速歯車組G4を配置する。
前記第6速歯車組G6は、第2変速機入力軸6に設けた第6速入力歯車30と、カウンターシャフト15上に設けた第6速出力歯車31と、を互いに噛み合わせて構成する。
前記第2速歯車組G2は、第2変速機入力軸6に設けた第2速入力歯車32と、カウンターシャフト15上に設けた第2速出力歯車33と、を互いに噛み合わせて構成する。
前記第4速歯車組G4は、第2変速機入力軸6に設けた第4速入力歯車34と、カウンターシャフト15上に設けた第4速出力歯車35と、を互いに噛み合わせて構成する。
前記第6速歯車組G6の側部のカウンターシャフト15上には、6−N同期噛合機構37を設ける。そして、6−N同期噛合機構37のカップリングスリーブ37aを、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア37bにスプライン嵌合させることで、第6速出力歯車31をカウンターシャフト15に駆動結合し、第6速を選択可能とする。
前記第2速歯車組G2と第4速歯車組G4との間のカウンターシャフト15上には、2−4同期噛合機構38を設ける。そして、2−4同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aを、図示の中立位置から左方向にストロークさせ、クラッチギア38bにスプライン嵌合させることで、第2速出力歯車33をカウンターシャフト15に駆動結合し、第2速を選択可能とする。また、2−4同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aを、図示の中立位置から右方向にストロークさせ、クラッチギア38cにスプライン嵌合させることで、第4速出力歯車35をカウンターシャフト15に駆動結合し、第4速を選択可能とする。
次に、実施例1のツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションのクラッチ締結および変速段選択の制御系としては、図1に示すように、3−5シフトフォーク41と、1−Rシフトフォーク42と、6−Nシフトフォーク43と、2−4シフトフォーク44と、アクチュエータユニット45と、クラッチ油圧モジュール46と、自動MTコントローラ47と、を備えている。
前記3−5シフトフォーク41は、前記3−5同期噛合機構29のカップリングスリーブ29aに係合し、第1シフトロッド48に固定されている。この第1シフトロッド48は、変速機ケース1の前端壁1aと中間壁1bに対し軸方向に移動可能に支持される。そして、第1シフトロッド48に3−5シフトブラケット49を固定し、この3−5シフトブラケット49の端部は、3−5シフトアクチュエータ50のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、前記3−5シフトフォーク41は、3−5シフトアクチュエータ50のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(第3速選択時)または右方向(第5速選択時)にストロークする。
前記1−Rシフトフォーク42は、1−R同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aに係合し、第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。この第2シフトロッド51は、変速機ケース1の前端壁1aと中間壁1bに対し軸方向の固定状態で設けられる。そして、1−Rシフトフォーク42のブラケット円筒部42aに一体形成されたブラケット腕部42bの端部は、1−Rシフトアクチュエータ52のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、前記1−Rシフトフォーク42は、1−Rシフトアクチュエータ52のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(第1速選択時)または右方向(後退速選択時)にストロークする。
前記6−Nシフトフォーク43は、6−N同期噛合機構37のカップリングスリーブ37aに係合し、変速機ケース1に対し軸方向固定の第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。そして、6−Nシフトフォーク43のブラケット円筒部43aに一体形成されたブラケット腕部43bの端部は、6−Nシフトアクチュエータ53のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、前記6−Nシフトフォーク43は、6−Nシフトアクチュエータ53のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(第6速選択時)にストロークする。
前記2−4シフトフォーク44は、2−4同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aに係合し、変速機ケース1に対し軸方向固定の第2シフトロッド51に軸方向にストローク可能に設けられる。そして、2−4シフトフォーク44のブラケット円筒部44aに一体形成されたブラケット腕部44bの端部は、2−4シフトアクチュエータ54のスプール連結軸部に遊装支持される。つまり、前記2−4シフトフォーク44は、2−4シフトアクチュエータ54のスプール動作にしたがって、図示の中立位置から左方向(第2速選択時)または右方向(第4速選択時)にストロークする。
前記アクチュエータユニット45は、変速機ケース1の下部位置や上部位置や側部位置等に固定され、3−5シフトアクチュエータ50と、1−Rシフトアクチュエータ52と、6−Nシフトアクチュエータ53と、2−4シフトアクチュエータ54と、3−5シフト位置センサ55と、1−Rシフト位置センサ56と、6−Nシフト位置センサ57と、2−4シフト位置センサ58と、アクチュエータ油圧モジュール59と、を一体に有するユニットである。
前記アクチュエータ油圧モジュール59は、クラッチ油圧モジュール46にて調圧されたライン圧PLを元圧として、偶数変速段圧Peと奇数変速段圧Poを作り出し、さらに、選択された変速段に応じて各シフトアクチュエータ50,52,53,54への変速圧油路にアクチュエータ作動圧を供給する。
前記クラッチ油圧モジュール46は、オイルポンプ4からの吐出油に基づいてライン圧PLを調圧すると共に、前記アクチュエータ油圧モジュール59からの偶数変速段圧Peに基づいて第1クラッチCAへのクラッチ制御圧を作り出し、奇数変速段圧Poに基づいて第2クラッチCBへのクラッチ制御圧を作り出す。
前記自動MTコントローラ47は、車速センサ、アクセル開度センサ、レンジ位置センサ、他のセンサ・スイッチから情報を入力し、前記アクチュエータ油圧モジュール59の各ソレノイドに対し変速段選択の制御指令を出力し、また、前記クラッチ油圧モジュール46の各ソレノイドに対しクラッチ締結制御指令(ライン圧制御指令も含む。)を出力する。
図2は実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール59及びクラッチ油圧モジュール46でシーケンスソレノイドOff時を示す油圧回路図、図3は実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール59及びクラッチ油圧モジュール46でシーケンスソレノイドOn時を示す油圧回路図である。
実施例1の発進制御装置が適用される自動マニュアルトランスミッションは、図1に示すように、奇数変速段グループ(第1速、第3速、第5速、後退)の選択時に締結される第1クラッチCAと、偶数変速段グループ(第2速、第4速、第6速)の選択時に締結される第2クラッチCBと、を備えたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションである。
実施例1では、第1速段と後退段とで共通の1−R同期噛合機構28と1−Rシフトフォーク42と1−Rシフトアクチュエータ52を有し、前方発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の第1速出力歯車22(第1速段ギア)を駆動結合し、後退発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の後退出力歯車24(後退段ギア)を駆動結合する発進制御手段を備えている。
前記発進制御手段は、第1速段または後退段の選択直後、第1速または後退段の選択を無効にするアクチュエータ油圧モジュール59(シフトアクチュエータ駆動回路)を有する。
前記アクチュエータ油圧モジュール59は、4個のシフトアクチュエータ50,52,53,54に対する8系統の油路61,62,63,64,65,66,67,68を、4個のアクチュエータソレノイド71,72,73,74と1個のシーケンスソレノイド75により開閉するアクチュエータ油圧回路である。
前記8系統の油路は、3速圧油路61と、5速圧油路62と、1速圧油路63と、リバース圧油路64と、2速圧油路65と、4速圧油路66と、6速圧油路67と、ニュートラル圧油路68と、により構成されている。
前記4個のアクチュエータソレノイドは、偶数変速段グループの油圧を発生する第1アクチュエータソレノイド71及び第2アクチュエータソレノイド72と、奇数変速段グループの油圧を発生する第3アクチュエータソレノイド73と、第4アクチュエータソレノイド74と、により構成される。
前記1個のシーケンスソレノイド75は、図2に示すように、ソレノイドオフ側で第1速段と後退段を含む低速ギア段(第1速段、第2速段、第4速段、後退段)が選択可能になり、図3に示すように、ソレノイドオン側で高速ギア段(第3速段、第5速段、第6速段)が選択可能になって第1速段と後退段の選択を無効にするスプール76を有する。
前記アクチュエータ油圧モジュール59には、クラッチ油圧モジュール46で作り出されるライン圧PLを元圧とし、第1アクチュエータソレノイド71及び第2アクチュエータソレノイド72への偶数変速段圧Peを作り出す偶数変速段圧ソレノイド77と、第3アクチュエータソレノイド73及び第4アクチュエータソレノイド74への奇数変速段圧Poを作り出す奇数変速段圧ソレノイド78と、を有する。なお、前記両ソレノイド77,78は、VBS(バリアブル・ブリード・ソレノイド)による構成としている。
前記クラッチ油圧モジュール46には、オイルポンプ4からの吐出油に基づいてライン圧PLを調圧する図外のライン圧ソレノイドを有すると共に、前記アクチュエータ油圧モジュール59からの偶数変速段圧Peに基づいて第1クラッチCAへのクラッチ制御圧を作り出す第1クラッチ制御圧ソレノイド81と、奇数変速段圧Poに基づいて第2クラッチCBへのクラッチ制御圧を作り出す第2クラッチ制御圧ソレノイド82と、第1クラッチ圧を検出する第1クラッチ圧センサ83と、第2クラッチ圧を検出する第2クラッチ圧センサ84と、を有する。前記両ソレノイド81,82は、VFS(バリアブル・フォース・ソレノイド)による構成としている。
図4は実施例1の自動MTコントローラ47にて実行される前方発進時の動作シーケンスを示すフローチャートである(前方発進制御部)。
前方発進時の動作シーケンスは、第1クラッチCAと第2クラッチCBとを開放とした状態で開始し、シーケンスソレノイド75をオフとした状態で(ステップS1)、第1速段を選択する第4アクチュエータソレノイド74をオンとし(ステップS2)、次に、第2速を選択する第2アクチュエータソレノイド72をオンとし(ステップS3)、その後、シーケンスソレノイド75をオンに切り替え(ステップS4)、第1クラッチCAを締結し(ステップS5)、前方発進する(ステップS6)。なお、シーケンスソレノイド75をオフとした状態では、低速ギア段を選択可能である。
図5は実施例1の自動MTコントローラ47にて実行される後退発進時の動作シーケンスを示すフローチャートである(後退発進制御部)。
後退発進時の動作シーケンスは、第1クラッチCAと第2クラッチCBとを開放とした状態で開始し、シーケンスソレノイド75をオフとした状態で(ステップS11)、後退段を選択する第3アクチュエータソレノイド73をオンとし(ステップS12)、その後、シーケンスソレノイド75をオンに切り替え(ステップS13)、第1クラッチCAを締結し(ステップS14)、後退発進する(ステップS15)。なお、シーケンスソレノイド75をオフとした状態では、低速ギア段を選択可能である。
次に、作用を説明する。
[変速作用]
中立位置(Nレンジ)や駐車位置(Pレンジ)の選択時には、クラッチCA,CBの双方を開放し、かつ、シフトアクチュエータ50,52,53,54は、全て図1に示す中立位置にしておく。つまり、同期噛合機構28,29,37,38のカップリングスリーブ28a,29a,37a,38aを全て中立位置に維持し、ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションが動力伝達を行わないようにする。
動力伝達を希望するDレンジやRレンジやマニュアルモード(=ドライバ操作による手動変速モード)の選択時には、基本的に、以下の手順にしたがって変速が行われる。
第1速時には、1−Rシフトアクチュエータ52を図1の左方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aを図1の左方向に移動させて歯車22をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを締結する。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第1速歯車組G1→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第1速の動力伝達が行われる。
第1速から第2速へのアップシフトに際しては、2−4シフトアクチュエータ54を図1の左方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aを図1の左方向に移動させて歯車33をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを開放すると共に第2クラッチCBを締結すること(クラッチの掛け替え)により第1速から第2速へのアップシフトを行う。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第2速歯車組G2→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第2速の動力伝達が行われる。
第2速から第3速へのアップシフトに際しては、3−5シフトアクチュエータ50を図1の左方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構29のカップリングスリーブ29aを図1の左方向に移動させて歯車26を第1変速機入力軸5に駆動結合し、その後、第2クラッチCBを開放すると共に第1クラッチCAを締結すること(クラッチの掛け替え)により第1速から第2速へのアップシフトを行う。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第3速歯車組G3→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第3速の動力伝達が行われる。
第3速から第4速へのアップシフトに際しては、2−4シフトアクチュエータ54を図1の右方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aを図1の右方向に移動させて歯車35をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを開放すると共に第2クラッチCBを締結すること(クラッチの掛け替え)により第3速から第4速へのアップシフトを行う。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第4速歯車組G4→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第4速の動力伝達が行われる。
第4速から第5速へのアップシフトに際しては、3−5シフトアクチュエータ50を図1の右方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構29のカップリングスリーブ29aを図1の右方向に移動させて第1変速機入力軸5を変速機出力軸11に直結し、その後、第2クラッチCBを開放すると共に第1クラッチCAを締結すること(クラッチの掛け替え)により第4速から第5速へのアップシフトを行う。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第3速歯車組G3→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第5速(変速比1)の動力伝達が行われる。
第5速から第6速へのアップシフトに際しては、6−Nシフトアクチュエータ53を図1の左方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構37のカップリングスリーブ37aを図1の左方向に移動させて歯車31をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを開放すると共に第2クラッチCBを締結すること(クラッチの掛け替え)により第5速から第6速へのアップシフトを行う。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第6速歯車組G6→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第6速の動力伝達が行われる。なお、第6速から順次第1速へとダウンシフトさせるに際しても、上記アップシフトとは逆の制御を行う。
Rレンジ選択時には、1−Rシフトアクチュエータ52を図1の右方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aを図1の右方向に移動させて歯車24をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを締結する。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→後退速歯車組GR→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、後退速の動力伝達が行われる。
[発進制御作用]
図6は実施例1の自動MTコントローラ47にて実行される前方発進時の動作シーケンスを示すタイムチャートである。以下、このタイムチャートに基づいて、前方発進時の発進制御作用を説明する。
まず、時刻t0においては、第1クラッチCAと第2クラッチCBとを開放とした状態であり、シーケンスソレノイド75をオフとした状態である。そして、時刻t1において、NレンジからDレンジへとレンジ位置が切り替えられると、第1速段を選択する第4アクチュエータソレノイド74が時刻t2までの間オンとされ、第1速段によるギア伝達経路がスタンバイ状態とされる。次に、時刻t2において、第2速を選択する第2アクチュエータソレノイド72が時刻t3までの間オンとされ、第2速段によるギア伝達経路がスタンバイ状態とされる。ちなみに、1−Rシフトアクチュエータ52は、1速圧油路63からスプールを動作させるだけの油圧が所定時間供給されると、その後、1速圧が抜かれてもシフトチェック機構により、第1速段の選択状態が維持される。また、2−4シフトアクチュエータ54についても同様に、2速圧油路65からスプールを動作させるだけの油圧が所定時間供給されると、その後、2速圧が抜かれてもシフトチェック機構により、第2速段の選択状態が維持される。
そして、時刻t3から僅かに時間が経過した時刻t4において、シーケンスソレノイド75をオフからオンに切り替えられる。このシーケンスソレノイド75の切り替えにより、図3に示すように、4個のアクチュエータソレノイド71,72,73,74と1速圧油路63,リバース圧油路64,2速圧油路65,4速圧油路66との連通が遮断されることで、選択可能なギア段が制限され、第1速と後退速と第2速と第4速は選択することができない。
そして、時刻t5において、第2クラッチCBを開放したままで、第1クラッチCAの締結を開始することで、第1速段による発進を開始する。その後、第1クラッチCAを締結から開放へ移行し、その代わりに第2クラッチCBを開放から締結へ移行する。この第1クラッチCAと第2クラッチCBとの掛け替え制御により、時刻t6において、予め選択されている第2速へ変速する。そして、第2速が選択されたら第3速を選択する第4アクチュエータソレノイド74が所定時間オンとされ、第3速段によるギア伝達経路がスタンバイ状態とされ、時刻t7において、シーケンスソレノイド75をオフとする。
上記のように、前方発進時、時刻t4から時刻t7まではシーケンスソレノイド75をオンへ切り替え、低速ギア段(第1速、後退速、第2速、第4速)の選択を無効にすることにより、時刻t4〜t7において、ハーネス短絡やソレノイド故障等により4つのアクチュエータソレノイド71,72,73,74のうち、何れかのソレノイド、若しくは、複数のソレノイドがオンになることがあっても、後退速を選択することができず、後退発進を確実に回避することができる。
後退発進時についても、前方発進時の動作シーケンスと同様に、後退速ギアを選択した後、シーケンスソレノイド75をオンへ切り替えることにより、4個のアクチュエータソレノイド71,72,73,74と1速圧油路63,リバース圧油路64,2速圧油路65,4速圧油路66との連通が遮断されることで、選択可能なギア段が制限され、第1速と後退速と第2速と第4速は選択することができない。
よって、後退発進時、シーケンスソレノイド75がオン状態で、低速ギア段の選択を無効にすることにより、ハーネス短絡やソレノイド故障等により4つのアクチュエータソレノイド71,72,73,74のうち、何れかのソレノイド、若しくは、複数のソレノイドがオンになることがあっても、第1速段を選択することができず、前進発進を確実に回避することができる。
なお、シーケンスソレノイド75のオン状態において、第3速や第5速や第6速に間違って入ったとしても、これらは何れも発進ギア段ではないため、発進することはできない。
次に、効果を説明する。
実施例1の自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 第1変速段と第2変速段とで共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータを有し、第1変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第1変速段ギアを駆動結合し、第2変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第2変速段ギアを駆動結合する発進制御手段を備えた自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、前記発進制御手段は、前記第1変速段または前記第2変速段の選択直後、前記第2変速段または前記第1変速段の選択を無効にするシフトアクチュエータ駆動回路を有するため、第1変速段または第2変速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合に第2変速段または第1変速段が選択されることによる故障モードを確実に回避することができる。
(2) 前記第1変速段は第1速であり、前記第2変速段は後退段であり、第1速段と後退段とで共通の1−R同期噛合機構28と1−Rシフトフォーク42と1−Rシフトアクチュエータ52を有し、発進制御手段は、前方発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の第1速出力歯車22(第1速段ギア)を駆動結合し、後退発進時には1−Rシフトアクチュエータ52による選択動作によりカウンターシャフト15上の後退出力歯車24(後退段ギア)を駆動結合するため、第1速段または後退段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合に、後退段または第1速段が選択されることによる逆走故障モードを確実に回避することができる。
(3) 前記自動マニュアルトランスミッションは、第1速段と後退段を含む奇数変速段グループの選択時に締結される第1クラッチCAと、偶数変速段グループの選択時に締結される第2クラッチCBと、を備えたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションであり、前記アクチュエータ油圧モジュール59は、4個のシフトアクチュエータ50,52,53,54に対する8系統の油路61,62,63,64,65,66,67,68を、4個のアクチュエータソレノイド71,72,73,74と1個のシーケンスソレノイド75により開閉するアクチュエータ油圧回路であり、前記シーケンスソレノイド75は、ソレノイドオフ側で第1速段と後退段を含む低速ギア段(第1速段、第2速段、第4速段、後退段)が選択可能であり、ソレノイドオン側で高速ギア段(第3速段、第5速段、第6速段)が選択可能であって第1速段と後退段の選択を無効にするスプール76を有するため、5個のソレノイドのみで8系統の油路の開閉が可能になると共に、低速ギア段と高速ギア段とで切り分けることにより、変速時におけるシーケンスソレノイド75の動作回数を減らすことができる。
(4) 前記発進制御手段は、前記第1クラッチCAと前記第2クラッチCBとを開放とし前記シーケンスソレノイド75をオフとした状態で、第1速段を選択する第4アクチュエータソレノイド74と第2速を選択する第2アクチュエータソレノイド72をオンとし、その後、前記シーケンスソレノイド75をオンに切り替え、第1クラッチCAを締結して前方発進する前方発進制御部を有するため、前方発進時、第1速段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合であっても、後退発進による故障モードを確実に回避することができると共に、前方発進後、第1クラッチCAと第2クラッチCBとの掛け替え制御のみにより第1速段から第2速段への変速を達成できる。
(5) 前記発進制御手段は、前記第1クラッチCAと前記第2クラッチCBとを開放とし前記シーケンスソレノイド75をオフとした状態で、後退段を選択する第3アクチュエータソレノイド73をオンとし、その後、前記シーケンスソレノイド75をオンに切り替え、第1クラッチCAを締結して後退発進する後退発進制御部を有するため、後退発進時、後退段を選択した後、シフトアクチュエータ系が故障した場合であっても、前方発進による故障モードを確実に回避することができる。
以上、本発明の自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第1変速段として第1速とし、第2変速段として後退段として上述の制御を行う例を示したが、共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータとにより駆動結合される変速段ギアのいずれでも、あるいは、全てにおいて上述した制御を行うものとしても良い。
また、実施例1では、発進制御手段のシフトアクチュエータ駆動回路としてシフトアクチュエータへの油圧を作り出すアクチュエータ油圧モジュールの例を示したが、ソレノイド駆動やモータ駆動によるシフトアクチュエータを適用したシステムでは、電気回路により構成されたシフトアクチュエータ駆動回路としても良い。要するに、発進制御手段は、第1変速段または第2変速段の選択直後、第2変速段または第1変速段の選択を無効にするシフトアクチュエータ駆動回路を有するものであれば具体的な構成は実施例1に限定されない。
実施例1では、発進制御装置をツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションに適用した例を示したが、自動マニュアルトランスミッションであれば、シングルクラッチ式にも適用することができる。要するに、第1変速段と第2変速段とで共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータを有し、第1変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第1変速段ギアを駆動結合し、第2変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第2変速段ギアを駆動結合する発進制御手段を備えた自動マニュアルトランスミッションには適用できる。
実施例1の発進制御装置が適用されたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションを示す全体システム図である。 実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール及びクラッチ油圧モジュールでシーケンスソレノイドOff時を示す油圧回路図である。 実施例1の発進制御装置が適用されたアクチュエータ油圧モジュール及びクラッチ油圧モジュールでシーケンスソレノイドOn時を示す油圧回路図である。 実施例1の自動MTコントローラにて実行される前方発進時の動作シーケンスを示すフローチャートである。 実施例1の自動MTコントローラにて実行される後退発進時の動作シーケンスを示すフローチャートである。 実施例1の自動MTコントローラにて実行される前方発進時の動作シーケンスを示すタイムチャートである。
符号の説明
CA 第1クラッチ
CB 第2クラッチ
G1 第1速歯車組
G2 第2速歯車組
G3 第3速歯車組
G4 第4速歯車組
G6 第6速歯車組
GR 後退歯車組
28 1−R同期噛合機構
29 3−5同期噛合機構
37 6−N同期噛合機構
38 2−4同期噛合機構
41 3−5シフトフォーク
42 1−Rシフトフォーク
43 6−Nシフトフォーク
44 2−4シフトフォーク
45 アクチュエータユニット
46 クラッチ油圧モジュール
48 第1シフトロッド
49 3−5シフトブラケット
50 3−5シフトアクチュエータ
51 第2シフトロッド
52 1−Rシフトアクチュエータ
53 6−Nシフトアクチュエータ
54 2−4シフトアクチュエータ
55 3−5シフト位置センサ
56 1−Rシフト位置センサ
57 6−Nシフト位置センサ
58 2−4シフト位置センサ
59 アクチュエータ油圧モジュール(シフトアクチュエータ駆動回路)
61 3速圧油路
62 5速圧油路
63 1速圧油路
64 リバース圧油路
65 2速圧油路
66 4速圧油路
67 6速圧油路
68 ニュートラル圧油路
71 第1アクチュエータソレノイド
72 第2アクチュエータソレノイド
73 第3アクチュエータソレノイド
74 第4アクチュエータソレノイド
75 シーケンスソレノイド
76 スプール
77 偶数変速段圧ソレノイド
78 奇数変速段圧ソレノイド
81 第1クラッチ制御圧ソレノイド
82 第2クラッチ制御圧ソレノイド
83 第1クラッチ圧センサ
84 第2クラッチ圧センサ

Claims (5)

  1. 第1変速段と第2変速段とで共通の同期装置と共通のシフトフォークと共通のシフトアクチュエータを有し、第1変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第1変速段ギアを駆動結合し、第2変速段への変速時には共通のシフトアクチュエータで第2変速段ギアを駆動結合する発進制御手段を備えた自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
    前記発進制御手段は、前記第1変速段または前記第2変速段の選択直後、前記第2変速段または前記第1変速段の選択を無効にするシフトアクチュエータ駆動回路を有することを特徴とする自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置。
  2. 請求項1に記載された自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
    前記第1変速段は第1速であり、前記第2変速段は後退段であり、第1速段と後退段とで共通の1−R同期噛合機構と1−Rシフトフォークと1−Rシフトアクチュエータを有し、
    前記発進制御手段は、前方発進時には1−Rシフトアクチュエータによる選択動作により第1速段ギアを駆動結合し、後退発進時には1−Rシフトアクチュエータによる選択動作により後退段ギアを駆動結合することを特徴とする自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置。
  3. 請求項2に記載された自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
    前記自動マニュアルトランスミッションは、第1速段と後退段を含む奇数変速段グループの選択時に締結される第1クラッチと、偶数変速段グループの選択時に締結される第2クラッチと、を備えたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションであり、
    前記シフトアクチュエータ駆動回路は、4個のシフトアクチュエータに対する8系統の油路を、4個のアクチュエータソレノイドと1個のシーケンスソレノイドにより開閉するアクチュエータ油圧回路であり、前記シーケンスソレノイドがオフ側で第1速段と後退段を含む低速ギア段が選択可能になり、前記シーケンスソレノイドがオン側で高速ギア段が選択可能になって第1速段と後退段の選択を無効とすることを特徴とする自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置。
  4. 請求項2または3に記載された自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
    前記発進制御手段は、前記第1クラッチと前記第2クラッチとを開放とし前記シーケンスソレノイドをオフとした状態で、第1速段を選択するアクチュエータソレノイドと第2速を選択するアクチュエータソレノイドをオンとし、その後、前記シーケンスソレノイドをオンに切り替え、第1クラッチを締結して前方発進する前方発進制御部を有することを特徴とする自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置。
  5. 請求項2または3に記載された自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置において、
    前記発進制御手段は、前記第1クラッチと前記第2クラッチとを開放とし前記シーケンスソレノイドをオフとした状態で、後退段を選択するアクチュエータソレノイドをオンとし、その後、前記シーケンスソレノイドをオンに切り替え、第1クラッチを締結して後退発進する後退発進制御部を有することを特徴とする自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置。
JP2005225381A 2005-08-03 2005-08-03 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置 Pending JP2007040408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225381A JP2007040408A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005225381A JP2007040408A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007040408A true JP2007040408A (ja) 2007-02-15

Family

ID=37798588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005225381A Pending JP2007040408A (ja) 2005-08-03 2005-08-03 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007040408A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097648A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd デュアルクラッチ式変速装置
EP2063151A1 (en) 2007-11-22 2009-05-27 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormal-period automatic shift control apparatus of automated manual transmission
JP2009127857A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Nissan Motor Co Ltd 自動マニュアルトランスミッションの自動変速制御装置
EP2314898A1 (en) 2009-10-22 2011-04-27 Honda Motor Co., Ltd. Hydraulic control device for transmission

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097648A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd デュアルクラッチ式変速装置
EP2063151A1 (en) 2007-11-22 2009-05-27 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormal-period automatic shift control apparatus of automated manual transmission
US8140231B2 (en) 2007-11-22 2012-03-20 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormal-period automatic shift control apparatus of automated manual transmission
JP2009127857A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Nissan Motor Co Ltd 自動マニュアルトランスミッションの自動変速制御装置
EP2314898A1 (en) 2009-10-22 2011-04-27 Honda Motor Co., Ltd. Hydraulic control device for transmission
US8479903B2 (en) 2009-10-22 2013-07-09 Honda Motor Co., Ltd Hydraulic control device for transmission

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4837329B2 (ja) 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置
JP4970753B2 (ja) 自動マニュアルトランスミッションの変速制御装置
JP4682922B2 (ja) 油圧制御装置
US7384374B2 (en) Tip-in/tip-out gear shift control for a powershift automatic transmission
JP2007315444A (ja) シフト位置検出装置
JP5702229B2 (ja) 変速機の油圧供給装置
JP2011106644A (ja) 変速機の油圧制御装置
JP2008309332A (ja) ツインクラッチ式変速機
US8140231B2 (en) Abnormal-period automatic shift control apparatus of automated manual transmission
JP5056635B2 (ja) 自動マニュアルトランスミッションの異常時自動変速制御装置
JP4736683B2 (ja) マニュアルトランスミッションの潤滑装置
JP2003301897A (ja) 変速装置
JP2007107621A (ja) 自動マニュアルトランスミッションのシフトアクチュエータ駆動制御装置
JP4971042B2 (ja) ツインクラッチ式変速機の変速制御装置
JP4862468B2 (ja) シフトアクチュエータ
JP2006194405A (ja) ツインクラッチ式マニュアルトランスミッションの変速制御装置
JP2007040408A (ja) 自動マニュアルトランスミッションの発進制御装置
JP4892990B2 (ja) 4輪駆動車の駆動装置
JP5217483B2 (ja) 変速機のインターロック機構
JP5162550B2 (ja) 変速機の制御装置
JP2004060752A (ja) 車両用変速機の変速切換機構
JP5223178B2 (ja) 自動変速機
JP5528854B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2007285331A (ja) シフトアクチュエータ
JP2008175249A (ja) 変速機の制御装置