JP2007030838A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左半側バッグ及び右半側バッグを有したエアバッグを新規な折り畳み方法によって折り畳んでなるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ10は、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグ12と、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグ14と、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14の一端側同士を連通する基端室16とを有している。左半側バッグ12及び右半側バッグ14は、左右方向に平たく且つ前後方向に細長い2次折り畳み体とされた後、各々の先端側から基端側に向ってロール折りされて最終折り畳み体とされる。
【選択図】図14

Description

本発明は、車両衝突時等に膨張して乗員を受け止めるエアバッグを備えたエアバッグ装置に係り、特に、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側バッグ及び右半側バッグを有したエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
車両衝突時等に乗員を受け止めるためのエアバッグとして、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側バッグ及び右半側バッグを有し、これらが共通のインフレータによって膨張するよう構成されたエアバッグと、その折り畳み方法が特開2004−268903号公報に記載されている。同号公報のエアバッグにおいては、左半側バッグと右半側バッグの先端部同士が非連結となっており、前後方向の途中同士が連結部によって連結されている。
同号公報では、この連結部よりも先端側を上下方向の折り線に沿って折り畳んで1次折り畳み体とし、この1次折り畳み体をさらに小さく折り畳んでいる。
このエアバッグは、折り畳まれてケース内に収容され、カバーによって覆われている。車両衝突時にインフレータ(ガス発生器)がガス噴出作動すると、エアバッグはカバーを押し開けつつ乗員の前方に膨張する。
特開2004−268903号公報
本発明は、左半側バッグ及び右半側バッグを有したエアバッグを上記特開2004−268903号とは別の折り畳み方法によって折り畳んでなるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1のエアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを収容したケースと、該エアバッグを膨張させるインフレータを備え、該エアバッグの基端側に配置された該インフレータの噴出ガスにより該エアバッグはその先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するエアバッグ装置であって、該エアバッグは、該インフレータからのガスを受け入れるガス受入口を有した基端部と、該基端部に連なっており、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグと、該基端部に連なっており、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグとを有し、該左半側バッグ及び右半側バッグは、それらの先端部同士が非連結状となっており、これにより、膨張した状態において該左半側バッグ及び右半側バッグの先端部同士の間に、乗員に向って開放する空間部が形成されるよう構成されており、該左半側バッグと該右半側バッグとの膨張方向の途中部分であって且つ膨張した状態における上下方向の途中部分同士が連結部によって連結されているエアバッグ装置において、該エアバッグは、該左半側バッグ及び右半側バッグの各々の左右の側面同士が重なり合うように上下方向に平たく展延され、次いで、該左半側バッグ及び右半側バッグの前記連結部よりも上辺側と下辺側とがそれぞれ該左半側バッグ及び右半側バッグの該連結部と反対側の側面に折り重ねられることにより、該左半側バッグ及び右半側バッグが、それぞれ、帯面が上下方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い1次折り畳み体とされ、次に、該左半側バッグ及び右半側バッグの各1次折り畳み体が、帯面が左右方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い2次折り畳み体とされ、その後、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体がその先端側から基端側へ向って前後幅が小さくなるように折り畳まれることにより、最終折り畳み体とされていることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグ装置は、請求項1において、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体がその先端側から基端側へロール折り、蛇腹折りあるいはこれらの組み合わせによって折り畳まれることにより、最終折り畳み体とされていることを特徴とするものである。
本発明のエアバッグ装置にあっては、エアバッグは、左半側バッグ及び右半側バッグの1次折り畳み体が、それぞれ、帯面が左右方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い2次折り畳み体とされてから前後幅が小さくなるように最終折り畳みされる。そのため、この最終折り畳み方法として多様な折り方を採用することができる。最終折り畳み方法によってエアバッグの展開途中形状が異なるので、この折り方を適宜選定することにより、車種(インストルメントパネルやウィンドシールドの角度など)に応じた途中展開形状をとらせることが可能となる。
請求項2のように、この最終折り畳みの折り方としては、ロール折りや蛇腹折り、あるいはこれらの組み合わせが例示される。ただし、これに限定されるものではない。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るエアバッグの斜視図、第2図はこのエアバッグの水平断面図、第3図はこのエアバッグのパネル構成を示す分解斜視図、第4図はこのエアバッグの縫製途中時の分解斜視図、第5図〜第22図はこのエアバッグの折り畳み手順の説明図、第23図はこのエアバッグの折り畳み体を備えたエアバッグ装置の縦断面図、第24図はこのエアバッグ装置のエアバッグ膨張時における縦断面図である。
エアバッグ10は、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグ12と、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグ14と、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14の一端側同士を連通する基端室16とを有している。該基端室16がエアバッグ10の基端側となっている。従って、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14は、それぞれこの基端室16から遠ざかる方向に膨張する。なお、以下、左半側バッグ12及び右半側バッグ14をそれぞれ単にバッグ12,14と称することがある。各バッグ12,14の外周面には、それぞれベントホール15が設けられている。
このエアバッグ10が膨張した状態にあっては、左半側バッグ12と右半側バッグ14の先端部同士の間にタイパネルなどの架渡部材は存在せず、両バッグ12,14の先端部同士の間に空間部13(第2図)が形成される。この空間部13は乗員に向って(即ち、第2図における上方に向って)開放している。
このエアバッグ10が膨張完了した状態にあっては、左半側バッグ12の最先端と右半側バッグ14の最先端との間隔は150〜450mm特に170〜430mmであることが好ましい。
また、この最先端から空間部13の最奥部までの水平方向距離は280〜480mm特に310〜450mmであることが好ましい。この最先端と最奥部との途中部分において、各バッグ12,14同士が連結帯18によって連結されている。この実施の形態では、該連結帯18は、エアバッグ10が膨張した状態において、幅方向が上下方向となるように各バッグ12,14に取り付けられている。
この実施の形態では、連結帯18は、左側連結帯半体18Lと右側連結帯半体18Rとによって構成されている。
各バッグ12,14内には、膨張時における各バッグの左右方向の幅員を規制する幅員規制用テザー20L,20Rが設けられている。この幅員規制用テザー20L,20Rは、それぞれ、膨張した状態における各バッグ12,14の先後方向と交叉方向の縦断面内において斜め方向に延在する斜めテザー部20aと、横方向(略水平方向)に延在する横テザー部20bとを有している。
なお、左半側バッグ12の幅員規制用テザー20Lにあっては、斜めテザー部20aは、該バッグ12のバッグ14と反対側(後述の左アウトサイドパネル60)の上部と、該バッグ12のバッグ14との対向面側(後述のインサイドパネル50のレフトサイド50L)の下部とをつないでいる。また、このテザー20Lの横テザー部20bは、該バッグ12のバッグ14と反対側及び前記対向面側(左アウトサイドパネル60とレフトサイド50L)の下部同士をつないでいる。
また、右半側バッグ14の幅員規制用テザー20Rにあっては、斜めテザー部20aは、該バッグ14のバッグ12と反対側(後述の右アウトサイドパネル70)の上部と、該バッグ14のバッグ12との対向面側(後述のインサイドパネル50のライトサイド50R)の下部とをつないでいる。また、このテザー20Rの横テザー部20bは、該バッグ14のバッグ12と反対側及び前記対向面側(アウトサイドパネル70とライトサイド50R)の下部同士をつないでいる。
この実施の形態では、該横テザー部20bは、それぞれ連結帯18の配置高さと略同じ高さに配設され、エアバッグ10が膨張した状態において、各テザー20L,20Rの横テザー部20bと該連結帯18とが略一直線状に略水平方向に延在するようになっている。
このエアバッグ10のパネル構成等について以下に詳細に説明する。なお、以下の説明において、各パネルの前(先端)側とはエアバッグ10の膨張方向先端側をいい、後側とは該膨張方向基端側をいう。
このエアバッグ10は、インサイドパネル50、左アウトサイドパネル60、右アウトサイドパネル70及び基端側パネル80の合計4枚のパネルにて構成されている。このインサイドパネル50に前記左側及び右側の各連結帯半体18L,18Rが連結されている。
インサイドパネル50は、略瓢箪形の細長いパネルであり、中央で2つ折りされることによりレフトサイド50Lとライトサイド50Rが形成されている。このインサイドパネル50は、レフトサイド50Lが左半側バッグ12の内側面を構成し、ライトサイド50Rが右半側バッグ14の内側面を構成する。インサイドパネル50は、レフトサイド50Lの下辺56、先端辺51、上辺52、エアバッグ谷間最奥部を構成する折り返し部付近の上辺53、ライトサイド50Rの上辺54、先端辺55、下辺58、及び、該折り返し部付近の下辺57によって全周の辺部が構成されている。
左アウトサイドパネル60及び右アウトサイドパネル70は、それぞれ先端辺61,71、上辺62,72、直線状の後辺63,73、及び、下辺64,74(ただし、64は図示なし)によって全周の辺部が構成されている。このアウトサイドパネル60,70にそれぞれベントホール15が設けられている。各ベントホール15の周縁部には補強用のパッチクロス(図示略)が設けられている。
基端側パネル80は、左サイド面80A、底面80B、右サイド面80C、上面左サイドを構成する左フラップ80D、上面右サイドを構成する右フラップ80Eを有している。この基端側パネル80は、サイド面80A,80Cが略三角形となるように折られ、且つ、エアバッグ先端側に向う面が開放している。
この基端側パネル80は、略長方形状のフラップ80D,80E同士の対向辺81,82、フラップ80D,80Eの前側辺(フラップ前側辺)83,84、フラップ80D,80Eの後側辺85,86、該後側辺85,86に対向する後辺87、サイド面80A,80Cの前側辺(サイド前側辺)88,89、該サイド前側辺88,89同士を結ぶ底部前側辺80fによって全周縁が構成されている。
なお、第2図の通り、基端側パネル80の底面部80Bにはガス受入口90が設けられている。該ガス受入口90を取り巻くように枠形の補強クロス91が重ね合わされ、縫合されている。このガス受入口90は方形であり、4コーナー部の近傍にボルト挿通孔92がそれぞれ設けられている。
各テザー20L,20Rは、この実施の形態では3枚のテザー半体(パネル)21,22,23(第2図)からなる。テザー半体21は二股に分かれた略V字形のパネルであり、該二股の一方は斜めテザー部20aのインサイドパネル50側を構成し、他方は横テザー部20bのインサイドパネル50側を構成する。このV字形のテザー半体21は、該二股の根元部(基端部)がインサイドパネル50の内面に縫着されている。
この実施の形態では、各テザー半体21の基端部は、各バッグ12,14の内側からインサイドパネル50を挟んで前記連結帯18L又は18Rの一端側と重なり合う位置関係にて配置されている。そのため、該テザー半体21は、連結帯半体18L又は18Rとインサイドパネル50との縫合の補強布として機能し、連結帯半体18L又は18Rは、インサイドパネル50とテザー半体21との縫合の補強布として機能する。
残りのテザー半体22,23は、それぞれ、斜めテザー部20a及び横テザー部20bの各アウトサイドパネル60,70側を構成するものである。テザー半体22は、一端が各アウトサイドパネル60,70の上部内面に縫着され、テザー半体23は、一端が各アウトサイドパネル60,70の下部内面に縫着されている。符号24は、各アウトサイドパネル60,70を挟んで各テザー半体22,23の該一端側と反対側に配置され、これらと一緒に縫い合わされた補強布を示している。
これらのテザー半体22,23の他端が、テザー半体21の二股の一方及び他方の先端にそれぞれ結合されている。
このエアバッグ10を製作するには、まず基端側パネル80を平たく広げた状態にてそのサイド前側辺88,89に対し、左アウトサイドパネル60の後辺63と右アウトサイドパネル70の後辺73をそれぞれ縫合する。次いで、基端側パネル80のフラップ80D,80Eの対向辺81,82同士を縫合する。
次に、左アウトサイドパネル60とインサイドパネル50のレフトサイド50Lとが平たく展延された状態で対面され、先端辺51,61同士、上辺52,62同士、下辺56,64同士がそれぞれ縫合されると共に、右アウトサイドパネル70とインサイドパネル50のライトサイド50Rとが対面され、先端辺55,71同士、上辺54,72同士、下辺58,74同士が縫合される。また、基端側パネル80のフラップ前側辺83,84をインサイドパネル50の折り返し部付近の上辺53付近と縫合し、基端側パネル80の底部前側辺80fを折り返し部付近の下辺57付近と縫合する。
次に、インサイドパネル50のレフトサイド50Lに取り付けられたテザー半体21の二股の一方及び他方の先端側と、左アウトサイドパネル60の上部及び下部に取り付けられた各テザー半体22,23の他端側とをそれぞれ縫い合わせる。また、インサイドパネル50のライトサイド50Rに取り付けられたテザー半体21の二股の一方及び他方の先端側と、右アウトサイドパネル70の上部及び下部に取り付けられたテザー半体22,23の他端側とをそれぞれ縫い合わせる。
これらのテザー半体21〜23同士を縫い合わせることにより、レフトサイド50Lと左アウトサイドパネル60とがテザー20Lを介して連結される。また、ライトサイド50Rと右アウトサイドパネル70とがテザー20Rを介して連結される。
これらの縫合により、第4図の通り、エアバッグ10(第1図)を表裏逆にした状態、即ち、縫い合せ代がエアバッグの表側に露出した状態となる。ただし、図示の通り、基端側パネル80のフラップ後側辺85,86と後辺87とは、まだ縫合されておらず、この状態では開放口Mとなっている。
そこで、この開放口Mを通してエアバッグを表裏反転させる。次いで、この開放口Mを縫合すると共に、連結帯半体18L,18R同士を縫合することにより、第1図のエアバッグ10となる。
この実施の形態では、基端室16の底面のガス受入口90を介して該基端室16内にインフレータ34(第23,24図)が配置される。該インフレータ34は、この実施の形態では棒状のものであり、その長手方向を車両幅方向(左右方向)として配置される。符号36は、該基端室16の底面とインフレータ34とをエアバッグ収容ケース40(第23,24図)のエアバッグ取付面(この実施の形態ではケース40の底面)に固定するための取付具としての固定プレートを示している。
この固定プレート36は、該インフレータ34の長手方向両端側の側周面にそれぞれ被着されるC字型バンド部(符号略)と、該C字形バンド部の両端からそれぞれ基端室16の底面(及び前記ケース40のエアバッグ取付面)に沿うように延出したフランジ部(符号略)と、各フランジ部から下方に突設されたスタッドボルト36aとを有している。なお、該フランジには、この固定プレート36をガス受入口90の周縁部に係止するための爪(図示略)が設けられており、該ガス受入口90の周縁部には、この爪の係止孔(図示略)が設けられている。
縫製の完了したエアバッグ10の折り畳みに先立ち、この固定プレート36をガス受入口90から基端室16内に入り込ませ、該ガス受入口90の周縁部に取り付けておく。この際、スタッドボルト36aを前記挿通孔92に差し込みつつ、フランジをガス受入口90の周縁部に重ね合わせ、このフランジの爪を前記係止孔に引っ掛けて固定プレート36を固定する。スタッドボルト36aは、該挿通孔92を通ってエアバッグ10の外部に延出する。
このスタッドボルト36aを介して固定プレート36をケース40のエアバッグ取付面に留め付けることにより、基端室16の底面とインフレータ34とが該エアバッグ取付面に固定される。第23,24図の符号36bは、この固定時にスタッドボルト36aに螺着されたナットを示している。
この実施の形態では、該基端室16の後端に、このエアバッグ10の折り畳み体を被包するためのプロテクタークロス38が連結されている。該プロテクタークロス38は、この実施の形態では、基端室16の後端から後方へ延出する帯状のパネルであり、その基端側はガス受入口90の周縁部のエアバッグ外側面に縫着されている。
なお、このプロテクタークロス38の基端側には該ガス受入口90と重なる開口(図示略)と、前記爪係止孔及びスタッドボルト挿通孔92とそれぞれ重なる孔(図示略)とが設けられている。インフレータ34は、このプロテクタークロス38の開口とガス受入口90とを介して基端室16内に配置される。また、スタッドボルト36aは、該基端室16の底面とこのプロテクタークロス38とを貫通してエアバッグ10の外部に延出している。
このプロテクタークロス38の先端側には、該スタッドボルト36aの挿通孔38aが穿設されている。
このプロテクタークロス38は、その延在方向に所定以上の張力が作用したときに破断するよう構成されている。詳しくは、この実施の形態では、該プロテクタークロス38の延在方向の途中部に、該延在方向と交叉方向にミシン目状のスリット38bが延設されており、該プロテクタークロス38は、延在方向に所定以上の張力が作用した場合には、このスリット38bに沿って裂けて破断するようになっている。
このエアバッグ10が折り畳まれてインフレータ34と共に前記ケース40内に収容され、これらが固定プレート36のスタッドボルト36a及びナット36bによってエアバッグ取付面に固定されることにより、エアバッグ装置1が構成される。
なお、この実施の形態では、該エアバッグ装置1は自動車の助手席用のものであり、該助手席前方のインストルメントパネル2の裏側に設置される。このインストルメントパネル2のうちケース40を覆う部分は、エアバッグ10が膨張したときにこのエアバッグ10に押されて開裂し、車室内側へ開き出すドア部2aとなっている。第23図の符号2bは、このドア部2aの開裂を誘導するテアラインを示している。
ただし、エアバッグ10が膨張したときにこのエアバッグ10に押されて開裂するよう構成されたリッド(蓋部材)をケース40に装着すると共に、インストルメントパネル2にエアバッグ装置1の設置用の開口を設け、エアバッグ装置1をこの開口内に設置するに際して該リッドでこの開口を覆うようにしてもよい。
図示の通り、インストルメントパネル2の上方には、該インストルメントパネル2の車両前方側の端部から車両後方へ傾斜しつつ上方へ立ち上がるウィンドシールド3が存在している。
次に、第5図〜第22図を参照してこのエアバッグ10の折り畳み手順について説明する。第5図はエアバッグ10の折り畳み前の状態を示し、第6図〜第21図は折り畳み途中時を示し、該22図は折り畳み完了時を示している。
なお、第5図〜第10図において、(a)図はエアバッグの側面図であり、(b)図は(a)図のB−B線断面図である。第11図、第14図、第16図、第18図、第20図及び第22図(a)はエアバッグの全体斜視図であり、第13図(a)〜(c)は、第11図から第14図の状態とする工程を示す各バッグの先端側の斜視図である。第12図(a),(b)は第11図の状態におけるエアバッグの上面図及び側面図であり、第12図(c)は同(a)のC−C線断面図である。第15図(a)は第14図の状態におけるエアバッグの上面図であり、第15図(b)は同(a)のB−B線断面図である。第17図(a)は第16図の状態におけるエアバッグの上面図であり、第17図(b)は同(a)のB−B線断面図である。第19図(a)〜(c)は、第18図から第20図の状態にする工程を示す、第18図のXIX−XIX線に沿う部分における断面図である。第21図は第20図から第22図(a)の状態とする工程を示す、第20図のXXI−XXI線に沿う部分の断面図である。第22図(b)は同(a)のB−B線断面図である。
エアバッグ10を折り畳むに当っては、まず、左半側バッグ12及び右半側バッグ14を各々の左右の側面同士(レフトサイド50Lと左アウトサイドパネル60同士、ライトサイド50Rと右アウトサイドパネル70同士)が重なり合うように平たく広げる。そして、第5図〜第12図の如く、これらの左半側バッグ12及び右半側バッグ14を、それぞれ上下幅が小さくなるように折り畳んで前後方向に細長い1次折り畳み体とする。
この1次折り畳みに当り、この実施の形態では、まず、第5図から第6図のように、左半側バッグ12の連結帯18(左半側バッグ12と右半側バッグ14との連結部)よりも下側となる部位(下半側)を、該連結帯18の下縁と固定プレート36の前端側の下縁とを結ぶ折り線Lに沿って上方へ折り返して左アウトサイドパネル60側に重ねる。
次いで、第6図から第7図のように、折り線Lから下縁部12b側(上側)に所定の間隔をおいて該折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って、該折り線Lよりも下縁部12b側の部位を下方へ折り返して外側(右半側バッグ14側と反対側)に重ねる。この際、該折り線Lの位置は、例えば、定規や所定幅のプレート等を折り線Lに沿ってあてがって定める。なお、以下の折り線L〜Lも、これと同様に、1つ前の折りの折り線に沿って定規や所定幅のプレート等をあてがって定める。
次いで、第7図から第8図のように、この2回目の折りによって折り線Lよりも下側にはみ出した部分を上方へ折り返す。この際、折り線Lから下縁部12b側(下側)に所定の間隔(この実施の形態では、折り線Lと折り線Lとの間隔よりも狭い間隔)をおいて該折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って、該折り線Lよりも下縁部12b側の部位を上方へ折り返して外側に重ねる。
次に、第8図から第9図のように、左半側バッグ12の連結帯18よりも上縁部12t側(上半側)を、該上縁部12tから下方へ所定幅ずつ、前記折り線Lと平行に延在する折り線L、L、………(第8図ではLまで図示。)に沿って順次に左アウトサイドパネル60側に折り返して細長いロール折り体とする。なお、この実施の形態では、該折り線L〜Lの間隔は、この上半側のロール折り体が第9図の如く、下半側の折り畳み体の上側近傍にまで達したときに、その上下幅が該下半側の折り畳み体の上下幅と略同等となるように設定されている。
その後、第9図から第10図のように、この上半側のロール折り体を、該ロール折り体と下半側折り畳み体との間に位置し、且つ前記折り線Lと平行に延在する折り線Lに沿って下方へ折り返し、該下半側折り畳み体の外側に重ねる。これにより、左半側バッグ12は帯面が上下方向となっており、前後方向に延在した帯状の1次折り畳み体となる。
なお、この上半側のロール折りは、例えば、所定幅の帯状のプレートに上縁部12tから巻き付けるようにして行われてもよい。この場合、該上半側を帯状プレートに巻き付けてロール折りし、このロール折り体を下半側折り畳み体の外側に重ね合わせた後、該ロール折り体からこの帯状プレートを引き抜くようにすると、該上半側の折り畳み作業を効率よく行うことができる。
右半側バッグ14も、この左半側バッグ12と同様の手順で1次折り畳みして1次折り畳み体とする。第11,12図は、これらの左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳みが終了した状態を示している。第5〜10図において、符号14b,14tはそれぞれ該右半側バッグ14の下縁部及び上縁部を示している。
左半側バッグ12及び右半側バッグ14の1次折り畳み方法は上記の折り畳み方法に限定されない。
なお、第10図(b)及び第11図では、この1次折り畳みによるバッグ12の折りの状態を明瞭にするために、該バッグ12の1次折り畳み体の左右方向の厚みが実際よりも大きく図示され、あたかも該1次折り畳み体の上下方向の幅と同等程度の大きさであるかのように図示されているが、実際には、この左右方向の厚みは該上下方向の幅よりも小さくなる。従って、該バッグ12,14の1次折り畳み体は、それぞれ、第12図のように帯面が上下方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い平たい帯状のものとなる。
次に、この帯面が上下方向となっている1次折り畳み体を、第14,15図の如く、帯面が左右方向となるように2次折り畳みする。
この2次折り畳みに当っては、まず、バッグ12,14の1次折り畳み体のうち連結帯18よりも先端側12T,14T同士を、第13図(a)の矢印A,Aのように開脚状に左右に離反させ、該先端側12T,14T及び連結帯18がこの1次折り畳み体の最先端において左右に一直線状に延在するようにする。
第12図のLは、この先端側12T,14Tの開脚折りの折り返し線を示している。
次に、このバッグ12,14の1次折り畳み体のうち連結帯18よりも基端側12U,14Uを、それぞれ、第12図(c)及び第13図(b)の矢印A,Aのように、各々の延在方向の軸心線回りに各々の下端側同士を離反させるようにして略90゜回動させ、これらの帯面が左右方向となるようにする。
この際、該基端側12U,14Uの根元付近をそれぞれ第12図(a)の折り返し線L10,L10に沿って両者の接近方向に折り返して基端室16の上に重ね、該基端室16も平たくなるようにする。
また、このように基端側12U,14Uを回動させるのに合わせて、左右方向に延在した前記先端側12T,14Tを、第13図(b)の矢印A,Aの如くその延在方向の軸心線回りに後方へ回動させるようにして該基端側12U,14Uの下側へ折り返し、左右方向に平たくなった該基端側12U,14Uの下面に重ね合わせる。
この際、各基端側12U,14Uの先端付近(前記折り返し線Lに隣接する部分)は該基端側12U,14Uと先端側12T,14Tとの間に折り込まれる。第12図(b)及び第13図(a)のL11は、この折り込み時の折り線を示している。
第14図及び第15図はこの2次折り畳みが完了してエアバッグ10が左右方向に平たく且つ前後方向に細長い2次折り畳み体となった状態を示している。
次に、このバッグ12,14の2次折り畳み体を、基端室16の前縁16f(第15図(b))付近を基点として矢印A(第15図(b))の如くエアバッグ10の後方(第15図(b)の左側)へ旋回させるようにして折り返し、第16,17図の状態とする。
次いで、第16図〜第18図の如く、各バッグ12,14の先端側12T,14Tのうちこの2次折り畳み体の両側辺から左右に張り出した部分をそれぞれ折り返し線L12に沿って矢印Aのように折り返し、連結帯18の上に重ねる。
次に、このバッグ12,14の2次折り畳み体を、各々の先端側12T,14T側から基端室16の前縁16f側へ向って所定幅ずつ、左右方向の折り返し線L13,L14………(第18図。同図ではL15まで図示。)に沿って順次に各々の基端側12U,14Uの上側に折り返すようにしてロール折りする。そして、このバッグ12,14のロール折り体を基端室16の上に重ねる。第19図(c)はこの状態を示している。
第19図(c)の通り、基端室16をいわゆるペチャンコの状態としてその上に上記のようにしてバッグ12,14のロール折り体を載せると、この基端室16を構成する基端側パネル80のうち各バッグ12,14の根元付近から該基端室16の後端部16rが弛んだ状態となる。そこで、この実施の形態では、該基端側パネル80のうち基端室16の後端近傍部分16Sを後方へ引張り、この弛みの分だけ基端室16を後方へ張り出させる。(以下、この基端室16の張り出し部を符号16Sで表す。)
そして、この基端室16の張り出し部16Sを、第20図の矢印A10のように上方へ折り返してバッグ12,14のロール折り体の後側の側面に重ね、第21図に示す最終折り畳み形状とする。なお、第21図の通り、この基端室16の張り出し部分16Sの先端側は、この実施の形態では、バッグ12,14のロール折り体の上面側に回り込んでいる。
その後、第21図の矢印A11ように、プロテクタークロス38を、このエアバッグ10の折り畳み体の上に被せるようにして前方へ引き回す。そして、このプロテクタークロス38の先端側の挿通孔38aに基端室16の底面から延出したスタッドボルト36aを挿通して、プロテクタークロス38を該スタッドボルト36aに掛止する。この結果、第22図の如くエアバッグ10の折り畳み体がプロテクタークロス38によって被包(保形)され、エアバッグ10の折り畳みが完了する。
このように構成されたエアバッグ装置1を備えた車両が衝突等の緊急事態に遭遇した場合には、インフレータ34がガス噴出作動し、該インフレータ34から基端室16内にガスが噴出する。このインフレータ34からのガスは、該基端室16から左半側バッグ12及び右半側バッグ14に流入し、このガスによって該左半側バッグ12及び右半側バッグ14がそれぞれ乗員前方の左側及び右側において膨張する。
このエアバッグ装置1にあっては、エアバッグ10が膨張を開始すると、このエアバッグ10の膨張圧によってプロテクタークロス38がスリット38bに沿って破断し、エアバッグ10の折り畳みが解かれる。次いで、基端室16が膨張してインフレータのドア部2aを押し開きつつ左半側バッグ12及び右半側バッグ14のロール折り体をケース40から押し出す。
この実施の形態では、基端室16の折り畳みに際し、その後端部16r側を後方へ張り出させ、この張り出し部16Sを該ロール折り体の後側の側面に重ねてあるので、基端室16が膨張すると、第24図のように該ロール折り体の後側(車両前方側)においてこの張り出し部16Sが大きく膨らむ。これにより、該ロール折り体がこの膨張した張り出し部16Sによって乗員側へ押し出され、左半側バッグ12及び右半側バッグ14がスムーズに乗員側へ展開するようになる。
その後、左半側バッグ12及び右半側バッグ14のロール折りが解かれ、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14が乗員側へ向って転がり出すようにして展開する。この実施の形態では、左半側バッグ12及び右半側バッグ14を左右方向に平たくなるように2次折り畳みした後、この2次折り畳み体をその先端側から下面側へ巻き込むようにしてロール折りしているため、該左半側バッグ12及び右半側バッグ14は第24図の矢印A12のように速やかに乗員側へ展開するようになる。
その後、左半側バッグ12及び右半側バッグ14がそれぞれ乗員の前方の左側及び右側に膨張し、該左半側バッグ12が乗員の左胸を受け止め、右半側バッグ14が乗員の右胸を受け止める。この左右の胸には硬くて強い肋骨が存在する。該左半側バッグ12及び右半側バッグ14は、それぞれ、この肋骨を介して乗員の衝撃を受承し、吸収する。また、この膨張した左半側バッグ12と右半側バッグ14の先端部同士の間には空間部13が存在し、乗員の胸中央の胸骨付近は該空間部13に対峙するようになるので、乗員の身体がエアバッグ10に突っ込んでいった場合、胸の胸骨付近は、エアバッグ10からそれ程大きな反力を受けず、この胸骨付近の負担が小さい。
この実施の形態では、エアバッグ10が膨張した状態において、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の最先端同士の間隔が150〜450mmとなっているので、膨張した左半側バッグ12が左胸中心付近に正対し、右半側バッグ14が右胸中心付近に正対するようになり、乗員上半身の肋骨付近が極めてしっかりとエアバッグ10によって受承されるようになる。
また、この実施の形態では、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の先端側12T,14Tは、開脚状に折り開かれて離反した状態から互いに接近するように旋回しつつ膨張する。そのため、左半側バッグ12は乗員の左胸の左前方から左胸を包むように左胸に近付き、右半側バッグ14は乗員の右胸の右前方から右胸を包むように近付く。そして、この結果、乗員の頭部も左右の前方から挟み包まれるようにして両バッグ12,14によって受け止められるようになる。
このエアバッグ装置1にあっては、エアバッグ10は、左半側バッグ12及び右半側バッグ14が左右方向に平たく且つ前後方向に細長い2次折り畳み体とされてから前後幅が小さくなるように最終折り畳みされる。そのため、この最終折り畳み方法として多様な折り方を採用することができる。そして、この折り方を適宜選定することにより、車種(インストルメントパネル2やウィンドシールド3の角度など)に応じて左半側バッグ12及び右半側バッグ14の展開方向を規定することが可能である。
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。
例えば、上記実施の形態では、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の2次折り畳み体をロール折りして最終折り畳みしているが、これに限定されるものではなく、例えば、蛇腹折りや、ロール折りと蛇腹折りとの組み合わせにより最終折り畳みしてもよい。
上記の実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
例えば、上記の実施の形態では、左半側バッグ12及び右半側バッグ14の2次折り畳み体をロール折りして最終折り畳み体としているが、この最終折り畳みにおける折り方はロール折りに限定されるものではなく、蛇腹折りや、ロール折りと蛇腹折りとの組み合わせにより最終折り畳みしてもよい。
上記実施の形態は自動車の助手席用エアバッグ装置への本発明の適用例を示すものであるが、本発明は助手席以外の座席用としてはもちろん、自動車以外の高速移動体の乗員受け止め用エアバッグ装置にも適用可能である。
実施の形態に係るエアバッグの斜視図である。 図1のエアバッグの水平断面図である。 図1のエアバッグのパネル構成を示す分解斜視図である。 図1のエアバッグの縫製途中時の分解斜視図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み手順の説明図である。 図1のエアバッグの折り畳み体を備えたエアバッグ装置の縦断面図である。 図23のエアバッグ装置のエアバッグ膨張時における縦断面図である。
符号の説明
1 エアバッグ装置
2 インストルメントパネル
3 ウィンドシールド
10 エアバッグ
12 左半側バッグ
14 右半側バッグ
15 ベントホール
16 基端室
18 連結帯
20L,20R テザーベルト(吊紐)
34 インフレータ
36 固定プレート
36a スタッドボルト
38 プロテクタークロス
〜L15 折り線

Claims (2)

  1. 折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグを収容したケースと、該エアバッグを膨張させるインフレータを備え、該エアバッグの基端側に配置された該インフレータの噴出ガスにより該エアバッグはその先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するエアバッグ装置であって、
    該エアバッグは、該インフレータからのガスを受け入れるガス受入口を有した基端部と、該基端部に連なっており、乗員前方の左側において膨張する左半側バッグと、該基端部に連なっており、乗員前方の右側において膨張する右半側バッグとを有し、
    該左半側バッグ及び右半側バッグは、それらの先端部同士が非連結状となっており、これにより、膨張した状態において該左半側バッグ及び右半側バッグの先端部同士の間に、乗員に向って開放する空間部が形成されるよう構成されており、
    該左半側バッグと該右半側バッグとの膨張方向の途中部分であって且つ膨張した状態における上下方向の途中部分同士が連結部によって連結されているエアバッグ装置において、
    該エアバッグは、
    該左半側バッグ及び右半側バッグの各々の左右の側面同士が重なり合うように上下方向に平たく展延され、次いで、該左半側バッグ及び右半側バッグの前記連結部よりも上辺側と下辺側とがそれぞれ該左半側バッグ及び右半側バッグの該連結部と反対側の側面に折り重ねられることにより、該左半側バッグ及び右半側バッグが、それぞれ、帯面が上下方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い1次折り畳み体とされ、
    次に、該左半側バッグ及び右半側バッグの各1次折り畳み体が、帯面が左右方向となっている帯状であり、且つ前後方向に細長い2次折り畳み体とされ、
    その後、該左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体がその先端側から基端側へ向って前後幅が小さくなるように折り畳まれることにより、最終折り畳み体とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1において、前記左半側バッグ及び右半側バッグの2次折り畳み体がその先端側から基端側へロール折り、蛇腹折りあるいはこれらの組み合わせによって折り畳まれることにより、最終折り畳み体とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
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