JP2007030064A - カッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート材料の装着及び切断後の取り外しを容易にするとともに、保持体の移動を円滑にして、操作性を良くして使い易くし、作業を容易にして作業効率の向上を図る。
【解決手段】シート材料としてのプリーツ部材Wを支承する支承台1と、支承台1に支承されたプリーツ部材Wを切断する直線状の刃先を有した板状のカッタ10と、カッタ10を保持して移動させる保持体20とを備え、支承台1を、プリーツ部材Wの折線Waに対応する部位を支承する支承端縁2を有したプレート3を備えて構成し、保持体20を、保持体本体21に回転可能に設けられ支承端縁2にガイドされながら転動して保持体本体21を移動させる複数のローラ24と、保持体本体21に設けられカッタ10の刃先がプレート3の側面であってプレート3の支承端縁2に沿って移動するようにカッタ10を保持するカッタ保持部30とを備えて構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に紙,布やプラスチック等のシート材料を切断するカッタ装置に係り、特に、シート材料としてのプリーツ部材をその折線に沿って切断するのに有効なカッタ装置に関する。
一般に、シート材料としては、紙,布やプラスチック等種々の材質のものがあるが、例えば、図8に示すように、これらを交互にジグザグに折曲形成してアコーデオン状にしたプリーツ部材Wがある。プリーツ部材Wとしては、例えば、ろ紙材料やカーテン材料等種々の用途のものが製造されている。
このようなプリーツ部材Wを、例えばカーテンに加工するときには、適宜の大きさにするために折線Waに沿って切断するが、この切断は、例えば、直線状の刃先を有したカッタ(図示せず)を用い、折線Waである切断線に沿って手動でカッタを移動させて行なうことが一般的であった。
ところが、カッタを手に持って手動で切断する作業は、プリーツ部材Wを手で支持しながらカッタを動かさなければならないので、プリーツ部材Wの支持が不安定で、また、カッタも手に持つのでどうしても姿勢が不安定になり、作業が煩雑で作業性が悪いという問題があった。
これを解決するために、シート材料を切断するカッタ装置を用いて行なうことが考えられる。従来、この種のカッタ装置としては、例えば、特許文献1(特開平5−220693号公報)に記載されたものが知られている。
このカッタ装置は、図9に示すように、シート材料を支承する固定刃100及びこれを支持するスタンド101からなる支承台102と、支承台102の固定刃100に支承されたシート材料を固定刃100の刃先100aに沿って切断するロータリカッタ103と、このロータリカッタ103を回転自在に保持するとともに支承台102に支承されたシート材料の切断線に沿ってロータリカッタ103を移動させる保持体104と、支承台102の上方に設けられ保持体103の移動をガイドするガイドレール105とを備えて構成されている。
そして、シート材料を切断するときは、ガイドレール105と支承台102の固定刃100との間にシート材料を挿通して固定刃100に載置し、この状態で、保持体104をガイドレール105の一端側から他端側へ移動させる。これにより、ロータリカッタ103が回転しながら固定刃100とともにシート材料を切断していくので、シート材料の切断が行なわれる。
特開平5−220693号公報
ところで、上記の従来のカッタ装置にあっては、シート材料、特に、シート材料としてのプリーツ部材Wに適用した場合、切断の際は保持体104をガイドレール105に沿って移動させるだけなので、この点での作業性は改善されるが、プリーツ部材Wを装着する際には、プリーツ部材Wは山形に折れ曲がっているので、ガイドレール105と支承台102の固定刃100との間に挿通しにくく、また挿通できても折線Waである切断線を固定刃100の刃先100aに沿って位置させにくくなり、更に、切断後も再びプリーツ部材Wをガイドレール105と支承台102の固定刃100との間から抜き出さなければならないことになり、そのため、操作性が悪く作業が煩雑で作業効率に劣るという問題があった。また、保持体104はガイドレール105を摺動するので、摺動抵抗の影響を受け、それだけ移動操作性に劣るという欠点もあり、使いにくくなっているという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、シート材料の装着及び切断後の取り外しを容易にするとともに、保持体の移動を円滑にして、操作性を良くして使い易くし、作業を容易にして作業効率の向上を図ったカッタ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため本発明のカッタ装置は、シート材料を支承する支承台と、該支承台に支承されたシート材料を切断するカッタと、該カッタを保持するとともに上記支承台に支承されたシート材料の切断線に沿って該カッタを移動させる保持体とを備えたカッタ装置において、上記支承台を、上記シート材料の切断線に対応する部位を支承する支承端縁を有したプレートと、該プレートを支持するベースとを備えて構成し、上記カッタを、直線状の刃先を有した板状に形成し、上記保持体を、保持体本体と、該保持体本体に回転可能に設けられ上記プレートの支承端縁に支持され該支承端縁にガイドされながら転動して該保持体本体を移動させる複数のローラと、該保持体本体に設けられ上記カッタの刃先が上記プレートの側面であって該プレートの支承端縁に沿って移動するように該カッタを保持するカッタ保持部とを備えて構成している。
これにより、シート材料として例えばアコーデオン状に折曲形成したプリーツ部材を切断するときは、プリーツ部材の切断する折線である切断線を支承台のプレートの支承端縁に載置する。この場合、プリーツ部材の折線をプレートに載置するだけで装置への装着ができるので、装着が容易になり、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。特に、プリーツ部材の場合には、プレートの支承端縁を境にしてプレートの両側にシート材料が垂れ下がるようになるので、支承が安定する。
次に、保持体を、そのローラをプレートの支承端縁に転動させながら、プレートの一端から他端に向けて移動させる。この保持体の移動過程で、カッタの刃先がプレートの側面であってプレートの支承端縁に沿って移動するので、支承端縁に載置されたプリーツ部材の折線(切断線)が切断されていく。この場合、ローラが支承端縁にガイドされながら転動するので、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。切断が終了すると、プリーツ部材は、プレートの支承端縁を境にして左右に分離される。そのため、切断後のプリーツ部材の取り出しも容易になり、作業効率が向上させられる。
そして、必要に応じ、上記プレートの支承端縁を、断面半球状に形成した構成としている。ローラが多少傾いても断面半球状の支承端縁に追従でき、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。
また、必要に応じ、上記ローラを保持体本体の移動方向に沿って一対設け、上記カッタ保持部を上記保持体本体の下側であって上記ローラ間にカッタの刃先が突出して臨むように上記保持体本体に設けた構成としている。カッタは、ローラ間に位置することになるので、ローラの多少の傾きがあっても大きく傾く事態が防止され、切断が確実に行なわれる。
更に、必要に応じ、上記カッタを一辺に直線状の刃先を有した細長板状に形成し、上記カッタ保持部を、上記保持体本体に形成され上記カッタの刃先を上向きにし且つ該カッタの先端を保持体本体の下側に突出させて該カッタが挿通される挿通孔と、該挿通孔に挿通されたカッタをロックするロック機構とを備えて構成している。これにより、ロック機構のロック及びロック解除によりカッタの取り付け,取り外しが容易になり、また、刃先の突出程度も調整できるので、より一層操作性が向上させられる。
この場合、上記ロック機構を、上記保持体本体に形成され上記カッタの挿通方向に直交する方向に軸線を有するとともに上記挿通孔に連通する雌ネジ部と、該雌ネジ部に進退可能に螺合し進出時に先端が上記カッタの側面に当接して上記挿通孔の壁面に該カッタを押圧するセットスクリューとを備えて構成したことが有効である。ネジ機構によるロックなので、構造が簡単で、ロック操作も容易になる。
更にまた、必要に応じ、上記カッタを、一辺に直線状の刃先を有した平行四辺形状の板状チップをその刃先を連続させて分離可能に複数連設したカッタ集合体で構成し、上記挿通孔を、上記カッタ集合体が挿通可能な大きさに形成した構成としている。これにより、市販されている文具用や工具用のカッタ集合体を挿入できるので、これを用いることができることになり、別途専用のカッタを用意しなくても良いことから、汎用性が増しコストも安くすることができる。
また、必要に応じ、上記ローラの外周部を、横断面V字状の溝で構成し、該溝の底部を上記プレートの支承端縁に当接する当接面として構成し、該溝の両側壁を脱輪を阻止するガイド壁として構成している。ローラの溝の両側壁が脱輪を阻止するガイド壁として構成されているので、ローラは確実に脱輪が防止されてガイドされて転動することができ、そのため、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。
更に、必要に応じ、上記プレートの一端側に、上記保持体を上記プレートの支承端縁にローラを載置した状態で停止保持する停止保持部を設けた構成としている。保持体は停止保持部により保持されるので、ローラがプレートから脱輪して落下することが阻止される。そのため、非切断時には、逐一手で保持体を押さえておかなくても良いことから、それだけ、作業性が向上させられる。
更にまた、必要に応じ、上記プレートに、上記プレートの支承端縁に支承されたシート材料の端部が当接可能なストッパを設けた構成としている。これにより、切断時には、カッタによりシート材料にはプレートの他端側に押される力が多少作用するが、シート材料は、ストッパに衝止するので、プレートの他端側にずれて動くことが抑止され、そのため、切断が確実に行なわれる。
この場合、上記ストッパの支承端縁に沿う方向の位置を調整可能にする位置調整部を設けたことが有効である。ストッパの位置調整が容易にできるので、種々の幅のシート材料に対応することができ汎用性が増加させられる。
そしてまた、必要に応じ、上記保持体の両側面に、指が入り込んで係止される凹所を設けた構成としている。この場合、保持体の両側面に設けた凹所に指が入り込んで係止されるので、保持体の把持が確実に行なわれる。
本発明のカッタ装置によれば、シート材料をプレートに載置するだけで装置への装着ができるので、装着が容易になり、そのため、操作性を向上させることができ、作業効率を大幅に向上させることができる。また、シート材料がプリーツ部材の場合には、プレートの支承端縁を境にしてプレートの両側にシート材料が垂れ下がるようになるので、支承を安定させて装着することができるようになる。
また、保持体をそのローラをプレートの支承端縁に転動させ、この保持体の移動過程で、カッタの刃先によりシート材料の切断線を切断するが、ローラが支承端縁にガイドされながら転動するので、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性を向上させることができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
更に、切断が終了すると、シート材料は、プレートの支承端縁を境にして左右に分離される。そのため、切断後のシート材料の取り出しも容易になり、この点でも作業効率を大幅に向上させることができる等の効果を奏する。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るカッタ装置について詳細に説明する。図1乃至図7には、本発明の実施の形態に係るカッタ装置を示している。このカッタ装置において、切断対象となるシート材料は、紙,布やプラスチック等種々の材質のものであって、平面状のものは勿論のこと、特に、図1,図7及び図8に示すように、これらを交互にジグザグに折曲形成してアコーデオン状にしたプリーツ部材Wに有効である。
本発明の実施の形態に係るカッタ装置の基本的構成は、図1に示すように、シート材料(プリーツ部材W)を支承する支承台1と、支承台1に支承されたシート材料(プリーツ部材W)を切断するカッタ10と、カッタ10を保持するとともに支承台1に支承されたシート材料(プリーツ部材W)の切断線に沿ってカッタ10を移動させる保持体20とを備えてなる。
支承台1は、シート材料(プリーツ部材W)の切断線に対応した折線Waを支承する支承端縁2を有した矩形状の金属製のプレート3と、プレート3をその支承端縁2を上にして立設支持する金属製のベース4とを備えて構成されている。
プレート3は、図5に示すように、例えば、厚さTが1mm≦T≦5mm(実施の形態ではT=2mm)で、一方側面3aの支承端縁2側が支承端縁2に向けて漸次厚さを小さくする傾斜面に形成されている。そして、プレート3の支承端縁2は、断面半球状に形成されている。実施の形態では、半径が0.25mmに設定されている。
カッタ10は、一辺に直線状の刃先11を有した細長板状に形成されている。詳しくは、図6に示すように、カッタ10は、一辺に直線状の刃先11を有した平行四辺形状の板状チップ12をその刃先11を連続させて分離可能に複数連設したカッタ集合体13で構成されている。カッタ集合体13としては、市販されている文具用や工具用のものが適宜用いられる。
保持体20は、図1及び図2に示すように、プレート3の一端から他端に向けて移動させる際に、カッタ10によりシート材料(プリーツ部材W)を切断可能にするもので、片手で把持可能なブロック状の樹脂製保持体本体21を備えている。図3及び図4に示すように、保持体本体21は、移動方向の左右に2分割された分割体21a,21aを合体させて一対のネジ22で結合して一体化されている。また、保持体20の両側面には、指が入り込んで係止される複数の凹所23が設けられている。
この保持体本体21には、図1乃至図4及び図7に示すように、プレート3の支承端縁2に支持されこの支承端縁2にガイドされながら転動して保持体本体21を移動させる複数のローラ24が設けられている。実施の形態では、ローラ24は、保持体本体21の移動方向に沿って一対設けられている。ローラ24は、図3に示すように、その外周部が、横断面V字状の溝25で構成され、この溝25の底部がプレート3の支承端縁2に当接する当接面26として構成され、溝25の両側壁が支承端縁2からの脱輪を阻止するガイド壁27として構成されている。
保持体本体21の移動方向前端及び後端の下側には、ローラ24を収容する凹部28が夫々形成されている。ローラ24は、この凹部28に収容された状態で、凹所23内で分割体21a,21a間に架設された支持軸29に回転自在に支持されている。また、図4に示すように、ローラ24がプレート3の支承端縁2に支持された状態で、保持体本体21の下端部が支承端縁2に干渉しないように、保持体本体21の下端部には、保持体本体21の移動方向に沿うV溝20aが形成されている。
また、保持体本体21には、図5に示すように、カッタ10の刃先11がプレート3の他方側面3bであってプレート3の支承端縁2に沿って移動するように、図1乃至図4に示すように、カッタ10を保持するカッタ保持部30が形成されている。カッタ保持部30は、保持体本体21の下側であってローラ24間にカッタ10の刃先11が突出して臨むように保持体本体21に設けられている。
詳しくは、カッタ保持部30は、保持体本体21の上記ローラ24の凹部28と凹部28との間であって、保持体本体21の移動方向前端31側から後端32側に向けて上向きに傾斜して形成され、カッタ10の刃先11を上向きにしてカッタ10が摺動自在に挿通される挿通孔33を備えている。挿通孔33は、カッタ集合体13が挿通可能な大きさに形成されている。
また、カッタ保持部30は、挿通孔33に挿通されたカッタ10をロックするロック機構34を備えている。ロック機構34は、保持体本体21に形成されカッタ10の挿通方向に直交する方向に軸線を有するとともに挿通孔33に連通する雌ネジ部35と、雌ネジ部35に進退可能に螺合し進出時に先端がカッタ10の側面に当接して挿通孔33の壁面にカッタ10を押圧するセットスクリュー36とを備えて構成されている。ネジ機構によるロックなので、構造が簡単で、ロック操作も容易になる。セットスクリュー36の、締め付け及び緩めは、後述のレンチを用いて行なうことができる。
また、図1乃至図3に示すように、プレート3の一端側には、保持体20をプレート3の支承端縁2にローラ24を載置した状態で停止保持する停止保持部40が設けられている。この停止保持部40は、プレート3の両側面から立設され保持体20の両側面に対峙する一対の板部材41,41で構成されている。
更に、プレート3の両側面に、プレート3の支承端縁2に支承されたシート材料(プリーツ部材W)の端部が当接可能なストッパ50が設けられている。ストッパ50は、図1,図2及び図7に示すように、金属製板材がL字状に折曲形成されたもので、保持体20の移動方向に直交するストッパ面部51とプレート3に開設された取付孔52にネジ53で締め付け固定される取付面部54とを備えている。
また、ストッパ50の支承端縁2に沿う方向の位置を調整可能にする位置調整部55が設けられている。この位置調整部55は、プレート3に開設された取付孔52を、保持体20の移動方向に沿って所定間隔で複数形成した取付孔52の列で構成されており、シート材料(プリーツ部材W)の長さに合わせて適宜選択され、この選択された取付孔52に上記のストッパ50の取付面部54がネジ53により取り付けられる。
また、保持体20の保持体本体21の移動方向前端31には、上記セットスクリュー36の締め付け及び緩めを行なうためのレンチ56がネジ手段などにより着脱可能に取り付けられている。このレンチ56は、その取り付けにより保持体20の移動方向前端31を示す機能も奏する。そのため、保持体20の上記の停止保持部40に保持する保持体20の向き及び移動時の向きを間違う事態が防止される。
従って、この実施の形態に係るカッタ装置を用いて、シート材料としてのプリーツ部材Wを切断するときは、以下のようにして行なう。
図4に示すように、予め、カッタ10を保持体20に取り付ける。取り付けの際は、図6に示すカッタ集合体13を用い、このカッタ集合体13を、刃先11を上にしてカッタ保持部30の挿通孔33に挿通し、保持体本体21の下端(V溝20aの底部)から、カッタ10(板状チップ12)の先端を適宜寸法突出させ、ロック機構34のセットスクリュー36をレンチ56を用いて締め付けて、カッタ10を固定する。この場合、市販されている文具用や工具用のカッタ集合体13を用いることができるので、別途専用のカッタを用意しなくても良いことから、汎用性が増しコストも安くすることができる。また、ロック機構34のロック及びロック解除により取り付け,取り外しも容易であり、また、刃先11の突出程度も調整できるので、操作性が向上させられる。
そして、カッタ10を取り付けた保持体20を、そのローラ24を支承台1のプレート3の支承端縁2に載置し、図2に示すように、停止保持部40に保持する。この場合、保持体20のレンチ56が取り付けられた移動方向前端31を、プレート3の他端側の方に位置させておく。レンチ56の取り付け位置により、保持体20の向きを即座に認知して設置できるので、移動時の向きを間違う事態が防止される。また、保持体20が停止保持部40に保持された状態では、保持体20は停止保持部40の一対の板部材41,41により左右の傾きが規制されて押さえられるので、ローラ24がプレート3から脱輪して落下することが阻止される。そのため、非切断時には、逐一手で保持体20を押さえておかなくても良いことから、それだけ、作業性が向上させられる。
また、予め、プリーツ部材Wの幅に合わせて、ストッパ50を位置決めしておく。この場合、位置調整部55である取付孔52の選択によりストッパ50位置を調整する。ストッパ50の位置調整が容易にできるので、種々の幅のプリーツ部材Wに対応することができ汎用性が増加させられる。
この状態で、図1及び図7に示すように、プリーツ部材Wを切断する折線Waである切断線を支承台1のプレート3の支承端縁2に載置する。また、プリーツ部材Wの端縁をストッパ50に対峙させる。この場合、プリーツ部材Wの折線Waをプレート3に載置するだけで装置への装着ができるので、装着が容易になり、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。特に、プリーツ部材Wの場合には、プレート3の支承端縁2を境にしてプレート3の両側にシート材料が垂れ下がるようになるので、支承が安定する。
次に、保持体20を手で把持する。この場合、保持体20の両側面に設けた凹所23に指が入り込んで係止されるので、把持が確実に行なわれる。そして、保持体20を停止保持部40から出し、前側のローラ24をプリーツ部材Wの折線Waを介してプレート3の支承端縁2に転動させ、後側のローラ24をプレート3の支承端縁2に直接転動させながら、プレート3の他端に向けて移動させる。
この保持体20の移動過程で、図5に示すように、カッタ10の刃先11がプレート3の他方側面3bであってプレート3の支承端縁2に沿って移動するので、図1に示すように、支承端縁2に載置されたプリーツ部材Wの折線Wa(切断線)が切断されていく。この場合、カッタ10によりプリーツ部材Wにはプレート3の他端側に押される力が多少作用するが、プリーツ部材Wは、ストッパ50に衝止するので、プレート3の他端側にずれて動くことが抑止され、そのため、折線Waが確実に切断されていく。また、カッタ10は、ローラ24間に位置しているので、ローラ24の多少の傾きがあっても大きく傾く事態が防止され、この点でも、折線Waが確実に切断されていく。
また、この場合、ローラ24が支承端縁2にガイドされながら転動するので、特に、ローラ24は、その外周部が横断面V字状の溝25で構成され、溝25の両側壁が脱輪を阻止するガイド壁27として構成されているので、確実に脱輪が防止されてガイドされて転動することができ、そのため、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。更に、支承端縁2は断面半球状に形成されているので、ローラ24が多少傾いても支承端縁2に追従でき、この点でも、移動が円滑に行なわれ、それだけ、操作性が向上させられ作業効率が向上させられる。
切断が終了すると、プリーツ部材Wは、プレート3の支承端縁2を境にして左右に分離される。そのため、切断後のプリーツ部材Wの取り出しも容易になり、作業効率が向上させられる。そして、保持体20を再び停止保持部40に戻し、これに保持させ、次のプリーツ部材Wに備える。このようにして、プリーツ部材Wの切断作業が行なわれる。
また、使用により、カッタ10が劣化した場合には、ロック機構34を解除して、カッタ集合体13を取り出し、先端の板状チップ12を分離して除き、次の新しい板状チップ12を先端に位置させ、この状態で、再び、上記と同様にカッタ10を保持体20に取り付ける。この場合、即座に新しい刃先11に交換でき、操作性が向上させられる。
尚、上記実施の形態において、切断するシート材料の対象をプリーツ部材Wにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、平面状のシート材料であっても良いことは勿論である。尚また、保持体20を手動ではなく、機械動作で移動させるようにしても良い。
本発明の実施の形態に係るカッタ装置をプリーツ部材を切断するときの状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置を示す分解側面図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置の保持体を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置のプレートとカッタとの関係を示す拡大図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置に用いられるカッタを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置においてプリーツ部材を切断するときの状態を示す側面である。 本発明の実施の形態に係るカッタ装置の切断対象となるプリーツ部材の例を示す斜視図である。 従来のカッタ装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
W プリーツ部材(シート材料)
Wa 折線
1 支承台
2 支承端縁
3 プレート
4 ベース
10 カッタ
11 刃先
12 板状チップ
13 カッタ集合体
20 保持体
21 保持体本体
23 凹所
24 ローラ
25 溝
26 当接面
27 ガイド壁
28 凹部
29 支持軸
30 カッタ保持部
33 挿通孔
34 ロック機構
40 停止保持部
50 ストッパ
55 位置調整部
56 レンチ

Claims (11)

  1. シート材料を支承する支承台と、該支承台に支承されたシート材料を切断するカッタと、該カッタを保持するとともに上記支承台に支承されたシート材料の切断線に沿って該カッタを移動させる保持体とを備えたカッタ装置において、
    上記支承台を、上記シート材料の切断線に対応する部位を支承する支承端縁を有したプレートと、該プレートを支持するベースとを備えて構成し、
    上記カッタを、直線状の刃先を有した板状に形成し、
    上記保持体を、保持体本体と、該保持体本体に回転可能に設けられ上記プレートの支承端縁に支持され該支承端縁にガイドされながら転動して該保持体本体を移動させる複数のローラと、該保持体本体に設けられ上記カッタの刃先が上記プレートの側面であって該プレートの支承端縁に沿って移動するように該カッタを保持するカッタ保持部とを備えて構成したことを特徴とするカッタ装置。
  2. 上記プレートの支承端縁を、断面半球状に形成したことを特徴とする請求項1記載のカッタ装置。
  3. 上記ローラを保持体本体の移動方向に沿って一対設け、上記カッタ保持部を上記保持体本体の下側であって上記ローラ間にカッタの刃先が突出して臨むように上記保持体本体に設けたことを特徴とする請求項1または2記載のカッタ装置。
  4. 上記カッタを一辺に直線状の刃先を有した細長板状に形成し、上記カッタ保持部を、上記保持体本体に形成され上記カッタの刃先を上向きにし且つ該カッタの先端を保持体本体の下側に突出させて該カッタが挿通される挿通孔と、該挿通孔に挿通されたカッタをロックするロック機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項1,2または3記載のカッタ装置。
  5. 上記ロック機構を、上記保持体本体に形成され上記カッタの挿通方向に直交する方向に軸線を有するとともに上記挿通孔に連通する雌ネジ部と、該雌ネジ部に進退可能に螺合し進出時に先端が上記カッタの側面に当接して上記挿通孔の壁面に該カッタを押圧するセットスクリューとを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載のカッタ装置。
  6. 上記カッタを、一辺に直線状の刃先を有した平行四辺形状の板状チップをその刃先を連続させて分離可能に複数連設したカッタ集合体で構成し、上記挿通孔を、上記カッタ集合体が挿通可能な大きさに形成したことを特徴とする請求項4または5記載のカッタ装置。
  7. 上記ローラの外周部を、横断面V字状の溝で構成し、該溝の底部を上記プレートの支承端縁に当接する当接面として構成し、該溝の両側壁を脱輪を阻止するガイド壁として構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載のカッタ装置。
  8. 上記プレートの一端側に、上記保持体を上記プレートの支承端縁にローラを載置した状態で停止保持する停止保持部を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載のカッタ装置。
  9. 上記プレートに、上記プレートの支承端縁に支承されたシート材料の端部が当接可能なストッパを設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載のカッタ装置。
  10. 上記ストッパの支承端縁に方向の位置を調整可能にする位置調整部を設けたことを特徴とする請求項9記載のカッタ装置。
  11. 上記保持体の両側面に、指が入り込んで係止される凹所を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載のカッタ装置。
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