JP2007025026A - 液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成でありながら、アナログゲージ等の対象物と液晶表示装置とを一体化したように視認させると共に、デザイン的にも優れた液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置を提供する。
【解決手段】液晶セル133xを2枚の偏光板133y、133zで挟んで構成される液晶表示装置において、液晶表示装置の正面側から該液晶表示装置の背面側に配置した対象物が視認可能になるように、2枚の偏光板に孔133y1、133y2、133z1、133z2、を設けている。更に、バックライト用光源135からの光を受けて発光するバックライト板134を備え、液晶表示装置の正面側から対象物が視認可能になるように、バックライト板134にも孔134a、134bを設けている。
【選択図】図3
【解決手段】液晶セル133xを2枚の偏光板133y、133zで挟んで構成される液晶表示装置において、液晶表示装置の正面側から該液晶表示装置の背面側に配置した対象物が視認可能になるように、2枚の偏光板に孔133y1、133y2、133z1、133z2、を設けている。更に、バックライト用光源135からの光を受けて発光するバックライト板134を備え、液晶表示装置の正面側から対象物が視認可能になるように、バックライト板134にも孔134a、134bを設けている。
【選択図】図3
Description
本発明は、液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置に関する。
近年、車両用表示装置として、速度、エンジン回転数、燃料残量、水温等の情報を指針を用いて表示するアナログゲージと、累積走行距離や各種警告等を表示する液晶表示部とが組み合わされた、コンビネーションメータが普及している。図4は、この種の従来の車両用表示装置の外観を示す正面図である。
図4に示すように、正面からみると、従来の車両用表示装置9は、速度計91及びエンジン回転計92の間に液晶表示部93が配置され、更に、速度計91及びエンジン回転計92の両側には、燃料計97及び水温計98がそれぞれ配置されている。また、液晶表示部93の左右上方には、ウインカ部95、96が配置されている。そして、これらの部分をくり抜くようにして、車両用表示装置9の正面を覆う黒色系の見返し94が取り付けられている。
速度計91、エンジン回転計92、燃料計97及び水温計98は周知のように、図示しないムーブメントで回転される指針913、923、973及び983によって、各計測値を表示する。ウインカ部95、96は、ウインカレバー操作に応じて点滅する。
また、液晶表示部93には、走行情報や音響、空調等に関する情報の他、各種警告情報も表示される。例えば、液晶表示部93には、燃料計97による表示値が残り20Lに到達したときに、その旨を警告するための警告情報933が表示される。なお、警告情報933は、目立つ色で表示されたり、点滅表示されたりすることもある。
なお、この種の液晶表示部を備えた車両用表示装置は、下記特許文献にも記載されている。
特開2003−83775号公報
ところが、上述のような従来の車両用表示装置によると、ドライバは、ひとつの情報、例えば、燃料残量及びこれに関連する警告を確認するために、車両用表示装置上の分散した複数の部位に目をやる必要がある。このため、ドライバは混乱する可能性がある。
このための解決策としては、例えば、警告情報933に関連する燃料計97と液晶表示部93とをできるだけ近接させる、好ましくは、両者を一体化すればよいのだが、そうすると非常に構成が複雑化することが予想され、これにともなってコスト高になることも予想される。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、簡単な構成でありながら、アナログゲージ等の対象物と液晶表示装置とを一体化したように視認させると共に、デザイン的にも優れた液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の液晶表示装置は、液晶セルを2枚の偏光板で挟んで構成される液晶表示装置において、前記液晶表示装置の正面側から該液晶表示装置の背面側に配置した対象物が視認可能になるように、前記2枚の偏光板に孔を設けた、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、液晶表示装置の正面側から該液晶表示装置の背面側に配置した対象物が視認可能になるように、2枚の偏光板に孔を設けている。これによって、対象物を液晶表示装置に一体化したように視認させることができる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、バックライト用光源からの光を受けて発光するバックライト板を更に備え、前記液晶表示装置の正面側から前記対象物が視認可能になるように、前記バックライト板にも孔を設けた、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、液晶表示装置の正面側から対象物が視認可能になるように、バックライト板にも孔を設けている。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車両用表示装置は、請求項1又は請求項2記載の液晶表示装置を用いた車両用表示装置であって、前記対象物は、指針により車両に関する所定の計測値を表示するアナログゲージであり、前記液晶表示装置は、前記アナログゲージによる表示内容に関連する付加情報を表示する、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、指針により車両に関する所定の計測値を表示するアナログゲージが液晶表示装置に一体化されたように視認される。また、液晶表示装置には、アナログゲージによる表示内容に関連する付加情報が表示される。これによって、アナログゲージと液晶表示装置とを一体化したように視認させることができる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車両用表示装置は、請求項3記載の車両用表示装置において、正面側からみて前記液晶表示装置の両側に、速度計及びエンジン回転計をそれぞれ配置した、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、正面側からみて液晶表示装置の両側には、速度計及びエンジン回転計がそれぞれ配置される。
請求項1記載の発明によれば、偏光板に孔を設けただけの簡単な構成でありながら、対象物を液晶表示装置に一体化したように視認させることができる。また、液晶表示装置の正面側からみると、対象物の部分にレイヤ感が生まれてデザイン的にも斬新になる。
請求項2記載の発明によれば、バックライト板にも孔を設けているので、上記効果を有する液晶表示装置の適用範囲を拡張することができる。
請求項3記載の発明によれば、簡単な構成でありながら、アナログゲージと液晶表示装置とを一体化したように視認させると共に、デザイン的にも優れた車両用表示装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、簡単な構成でありながら、視認性がよく、デザイン的にも優れたコンビネーションメータを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用表示装置の外観を示す正面図である。なお、この実施形態では、速度、エンジン回転数、燃料残量、水温等を指針を用いて表示するアナログゲージと、累積走行距離や各種警告等を表示する液晶表示部とが組み合わされた、車両用表示装置1としてのコンビネーションメータを例示しつつ説明する。
図1に示すように、正面からみると、この車両用表示装置1は、速度計11及びエンジン回転計12の間に情報表示部13が配置されている。情報表示部13には、後述するような構成により、燃料計131及び水温計132によるアナログ表示が各種液晶表示に合成されているように視認される。液晶表示としては、例えば、累積走行距離等の走行情報や、燃料計131による指示値が残り20Lに到達したときに、その旨を警告するための警告情報133が表示される。情報表示部13の左右上方には、ウインカ部15、16が配置されている。そして、これらの部分をくり抜くようにして、車両用表示装置1の正面を覆う黒色系樹脂製の見返し14が取り付けられている。
速度計11、エンジン回転計12は周知のように、ムーブメントに回転される指針113、123によって、文字板111、121に形成された各計測値に対応する意匠112、122が指示される。また、ウインカ部15、16は、ウインカレバー操作に応じて点滅する。なお、車両用表示装置1には、表ガラス、ケース、電子部品、裏カバー等も含まれるが、ここでは省略している。
続いて、図2及び図3を用いて、上記情報表示部13について説明を加える。図2は、図1の情報表示部を示す正面図である。図3は、図2におけるXX線断面図である。
図2に示すように、情報表示部13は正面からみると、燃料計131及び水温計132によるアナログ表示が、指示マーク133a、警告マーク133b、残燃料133c、走行可能距離133d、累積走行距離133e等の各種液晶表示に合成されているように視認される。
燃料計131及び水温計132は図1にも示すように、ムーブメント131c、132cに回転される指針131b、132bによって、文字板131a、132aに形成された各残燃料値、水温値に対応する意匠(不図示)が指示される。なお、燃料計131及び水温計132自体は周知の構成である。
指示マーク133aは、警告マーク133bや残燃料133c、走行可能距離133dが表示されたとき、これらが燃料計131に関連する情報であることを示すためのものである。すなわち、指示マーク133aは、警告マーク133bや残燃料133c、走行可能距離133dの表示に同期して表示される。なお、図示しないが、水温に関する異常があるときには、指示マーク133aと同様の指示マークが水温計132の下に表示されると共に、警告マーク133bや残燃料133c、走行可能距離133dが消えて、水温異常に関連するマークや数字、文字等に切り替わる。
累積走行距離133eは、周知のように、オド又はトリップに関する累積走行距離が7セグメントの表示エレメントによって表現されたものである。累積走行距離133eは、走行中は常時表示されており、その距離を示す数値だけが変化していく。
図3に示すように、情報表示部13は、液晶セル133xと、液晶セル133xを挟む2枚の偏光板133y及び133zと、偏光板133zの背面に配置された、バックライト用光源135からの光を受けて発光するバックライト板134と、からなる液晶表示装置を含んで構成される。そして、液晶セル133x(正確には、液晶セル133xの電極)に電圧が印加されると、液晶の配列が変化し上述のようなマーク等の表示が正面側(図中、上側)から視認可能になる。なお、このような液晶表示装置の基本構成及び作用は周知である。
更に、本発明の特徴として、2枚の偏光板133y及び133z、並びに、バックライト板134に、正面側からバックライト板134の背面側に配置した対象物としての燃料計131及び水温計132が視認可能になるように、同等の形状の孔133y1、133y2、134aが設けられている。孔133y1、133y2、134aは、例えば、燃料計131及び水温計132の外形に合わせて円形状になっている。但し、各孔は、燃料計及び水温計の指示値が視認可能であれば他の孔形状にしてもよい。なお、孔133y1、133y2、134aに対応する液晶セル133xの部位には孔を設ける必要ないが、この部分は液晶セル133xに電圧を印加しても何も表示されないように、すなわち、常に透明になるようにしておく。なお、バックライト板134及びその光源135は、他から同等の光を得られるのであれば、場合によってはなくてもよい。
このような構成によって、ドライバの視点である正面側からは、上記孔133y1、133y2、134aを介して、燃料計131及び水温計132が液晶表示装置に一体化されたように視認される。燃料計131による指示値が残り20Lに到達すると、例えば、図2に示すように、指示マーク133a、警告マーク133b、残燃料133c及び走行可能距離133dを示す情報も液晶表示される。なお、累積走行距離133eは走行中は常時表示されている。すなわち、情報表示部13は、あたかも、燃料計131及び水温計132等のアナログゲージが組み込まれた液晶表示装置で構成されているように見える。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、偏光板に孔を設けただけの簡単な構成でありながら、背面にある燃料計や水温計等のアナログゲージを液晶表示装置に一体化したように視認させることができる。また、アナログゲージの部分にレイヤ感が生まれてデザイン的にも斬新になる。いうまでもなく、ドライバは、一箇所に目をやるだけで、例えば、燃料残量及びこれに関連する警告を確認することができる。
なお、本発明の液晶表示装置は、車両用表示装置以外に適用することも可能である。また、例示した燃料計や水温計に替えて、他のゲージを配置するようにしてもよいし、場合によってはゲージ以外の対象物であってもよい。これらにともなって、偏光板及びバックライト板に設けられる孔の形状や数も適宜変更してもよい。更に、孔は、完全に閉じた形状でなくてもよく、偏光板の一部を切り欠いたような形状であってもよい。
1 車両用表示装置
13 情報表示部
131 燃料計(アナログゲージ、対象物)
132 水温計(アナログゲージ、対象物)
133 警告情報
133x 液晶セル
133y、133z 偏光板
134 バックライト板
135 光源
133y1、133y2、133z1、133z2、134a、134b 孔
13 情報表示部
131 燃料計(アナログゲージ、対象物)
132 水温計(アナログゲージ、対象物)
133 警告情報
133x 液晶セル
133y、133z 偏光板
134 バックライト板
135 光源
133y1、133y2、133z1、133z2、134a、134b 孔
Claims (4)
- 液晶セルを2枚の偏光板で挟んで構成される液晶表示装置において、
前記液晶表示装置の正面側から該液晶表示装置の背面側に配置した対象物が視認可能になるように、前記2枚の偏光板に孔を設けた、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1記載の液晶表示装置において、
バックライト用光源からの光を受けて発光するバックライト板を更に備え、
前記液晶表示装置の正面側から前記対象物が視認可能になるように、前記バックライト板にも孔を設けた、
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1又は請求項2記載の液晶表示装置を用いた車両用表示装置であって、
前記対象物は、
指針により車両に関する所定の計測値を表示するアナログゲージであり、
前記液晶表示装置は、
前記アナログゲージによる表示内容に関連する付加情報を表示する、
ことを特徴とする車両用表示装置。 - 請求項3記載の車両用表示装置において、
正面側からみて前記液晶表示装置の両側に、
速度計及びエンジン回転計をそれぞれ配置した、
ことを特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005204109A JP2007025026A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005204109A JP2007025026A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2007025026A true JP2007025026A (ja) | 2007-02-01 |
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ID=37785912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005204109A Withdrawn JP2007025026A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 液晶表示装置及びこれを用いた車両用表示装置 |
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JP (1) | JP2007025026A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016189857A1 (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 情報表示装置 |
CN110297340A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-10-01 | 东莞市德普特电子有限公司 | 一种偏光片贴附中实现圆孔高精度对位的方法 |
-
2005
- 2005-07-13 JP JP2005204109A patent/JP2007025026A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |