JP2007024219A - ディスクブレーキ - Google Patents

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祐一 竹尾
Takahiro Ito
孝浩 伊東
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Abstract

【課題】 ブレーキ鳴きを効果的に抑制することのできるディスクブレーキを提供する。
【解決手段】 パッド6のロータ回出側の外周縁に、回出側ガイド部5aと外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cが形成されているディスクブレーキ1であって、パッド6のロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも上側となるように車両に固定されている。上側となったパッド6のロータ回入側の外周縁とマウント2の間には、付勢部材7〜9が設けられており、付勢部材7〜9によるパッド6の付勢中心がパッド6の図心よりもロータ径方向中心側にある。そしてパッド6の外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cが制動時と非制動時においてマウント2に当接し続ける構成になっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ディスクブレーキに関する。とりわけ制動時においてパッドがロータ回出側の外周縁の二箇所位置にてマウントに当接するディスクブレーキに関する。
従来、様々なディスクブレーキが知られており、例えば、特許文献1,2に記載のディスクブレーキが知られている。
特許文献1,2に記載のディスクブレーキは、パッドのロータ周方向両端部に凸状のガイド部を有している。そして各ガイド部がマウントに形成された凹状の支持部によってロータ軸方向に移動可能に支持される。そしてパッドのロータ回出側の外周縁には、制動時にガイド部よりもロータ径方向外側位置にてマウントに当接する外側の押圧受部と、ガイド部よりもロータ径方向中心側にてマウントに当接する内側の押圧受部が形成されている。
したがってパッドは、制動時にディスクロータ回出側の外周縁の二箇所位置にてマウントに当接する。そのためパッドは、マウントに対して傾かず、パッドのマウントに対するこじれが防止される構成になっている。
特開2005−121051号公報 特開2005−121193号公報
しかしパッドを非制動状態から制動状態にした際に、パッドがマウントに対してディスクロータとともにロータ回出側に大きく移動してしまい、これによってブレーキ鳴きが生じてしまう場合があった。
そこで本発明は、ブレーキ鳴きを効果的に抑制することのできるディスクブレーキを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも上側となるようにマウントが車両に固定されている。上側となったパッドのロータ回入側の外周縁とマウントの間には、一または複数の付勢部材が設けられており、一または複数の付勢部材によるパッドの付勢中心がパッドの図心よりもロータ径方向中心側にある。そして下側となったパッドのロータ回出側に形成された外側の押圧受部と内側の押圧受部が、車両前進時の制動時と非制動時においてマウントに当接し続ける構成になっている。
したがってパッドは、付勢部材によって非制動時と制動時においてロータ回出側の外周縁がマウントに対して外側の押圧受部と内側の押圧受部の二箇所位置にて当接し続ける。そのためパッドは、非制動時から制動時においてマウントに対してほとんど移動せず、パッドとマウントの間にてブレーキ鳴きを生じにくい。
またパッドは、制動時にピストンやピストンを内挿するキャリパに形成された爪によってディスクロータに向けて押圧される。そして非制動時においても爪やピストンがパッドと当接し続ける。そのため爪などを介してパッドには、キャリパの自重の一部が加わる。そしてその力の中心は、一般にパッドの図心よりもロータ径方向外側に位置している。そのためパッドには、ロータ径方向外側位置を中心とする下方向の力が加わっている。
これに対して本発明は、一または複数の付勢部材を有しており、一または複数の付勢部材による付勢中心がパッドの図心よりもロータ径方向中心側にある。したがってパッドは、バランス良くマウントに対して当接し、制動初期の段階などにおいてもマウントに対して傾きにくい。そのためパッドとマウントの間にてブレーキ鳴きが生じにくい。
なお特許の請求の範囲と明細書に記載する「ロータ回入側」は、車両前進時においてディスクロータが進入する側を意味し、「ロータ回出側」は、車両前進時においてディスクロータが回出する側を意味する。
請求項2に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁とマウントの間に設けられる付勢部材の少なくとも一つは、回入側ガイド部よりもロータ径方向中心側の位置に設けられる内側位置の付勢部材である。
したがって一または複数の付勢部材による付勢中心は、内側位置の付勢部材によってパッドの図心よりもロータ径方向中心側に位置しやすい。そのため他の位置のみに付勢部材を設けた形態に比べて小さな付勢力によってパッドをバランス良くマウントに対して当接させることができる。そして付勢部材の付勢力を小さくすることで、パッドが付勢部材の付勢力に抗して動きやすくなる。その結果、車両後退時の制動の際にパッドが付勢部材の付勢力に抗して動きやすく、車両後退時の制動力が安定する。
請求項3に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも下側となるようにマウントが車両に固定されている。下側となったパッドのロータ回入側の外周縁とマウントの間には、パッドを上方に付勢する一または複数の付勢部材が設けられている。そして上側となったパッドのロータ回出側に形成された外側の押圧受部と内側の押圧受部が、車両前進時の制動時と非制動時においてマウントに当接し続ける構成になっている。
したがってパッドは、付勢部材によって非制動時と制動時においてロータ回出側の外周縁がマウントに対して二点位置で当接し続ける。そのためパッドは、非制動時から制動時においてマウントに対してほとんど移動せず、パッドとマウントの間にてブレーキ鳴きが生じにくい。
請求項4に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁とマウントの間に設けられた一または複数の付勢部材による付勢中心がパッドの図心よりもロータ径方向外側にある。
ところでパッドは、制動の際にピストンやピストンを内挿するキャリパに設けられた爪によってディスクロータに向けて押圧される。そして非制動時においても爪やピストンがパッドと当接し続ける。そのため爪などを介してパッドには、キャリパの自重の一部が加わる。そしてその力の中心は、一般にパッドの図心よりもロータ径方向外側に位置している。そのためパッドには、ロータ径方向外側位置を中心とする下方向の力が加わっている。
これに対して本発明は、一または複数の付勢部材を有しており、一または複数の付勢部材による付勢中心がパッドの図心よりもロータ径方向外側にある。したがってパッドは、バランス良くマウントに対して当接し、傾きやすい制動初期の段階などにおいてもマウントに対して傾きにくい。そのためパッドとマウントの間にブレーキ鳴きが生じにくい。
請求項5に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁とマウントの間に設けられる付勢部材の少なくとも一つは、回入側ガイド部よりもロータ径方向外側の位置に設けられる外側位置の付勢部材である。
したがって一または複数の付勢部材による付勢中心は、外側位置の付勢部材によってパッドの図心よりもロータ径方向外側に位置しやすい。そのため他の位置のみに付勢部材を設けた形態に比べて小さな付勢力によってパッドをバランス良くマウントに当接させることができる。そして付勢部材の付勢力を小さくすることで、パッドが付勢部材の付勢力に抗して動きやすくなる。その結果、車両後退時の制動の際にパッドが付勢部材の付勢力に抗して動きやすく、車両後退時の制動力が安定する。
請求項6に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁には、回入側ガイド部よりもロータ径方向外側の位置においてマウントに向けて突出する後退用の外側の押圧受部と、回入側ガイド部よりもロータ径方向中心側の位置においてマウントに向けて突出する後退用の内側の押圧受部が形成されている。そして後退用の外側の押圧受部と内側の押圧受部の間に形成されたパッドのロータ回入側の外周縁の凹部に一または複数の付勢部材が設けられている。
したがって車両後退時に、パッドをディスクロータに押圧して制動させるとパッドがマウントに向けて移動し、付勢部材が弾性変形する。そして付勢部材の一部または全部が凹部内に収まり、パッドが付勢部材に邪魔されることなくマウントに対して当接し得る。そのため車両後退時の制動力が向上する。
請求項7に記載の発明によると、パッドのロータ回入側の外周縁には、回入側ガイド部よりもロータ径方向外側の位置に設けられた後退用の外側の押圧受部と、回入側ガイド部よりもロータ径方向中心側に設けられた後退用の内側の押圧受部が形成されている。そしてマウントには、後退用の外側の押圧受部に向けて突出する外側のトルク受部と、後退用の内側の押圧受部に向けて突出する内側のトルク受部が形成されており、外側のトルク受部と内側のトルク受部の間に形成されたマウントの凹部に一または複数の付勢部材が設けられている。
したがって車両後退時に、パッドをディスクロータに押圧して制動させるとパッドがマウントに向けて移動し、付勢部材が弾性変形する。そして付勢部材の一部または全部が凹部内に収まり、パッドが付勢部材に邪魔されることなくマウントに対して当接し得る。そのため車両後退時の制動力が向上する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜4にしたがって説明する。
ディスクブレーキ1は、図1,2に示すように浮動型ディスクブレーキであって、車両側の部材に固定されるマウント2と、マウント2に移動可能に取付けられるキャリパ3と一対のパッド6,6を有している。パッド6とマウント2の間には、図3に示すようにパッド6を付勢する付勢部材7〜9が設けられている。
キャリパ3は、図1に示すようにスライドピン11,11によってマウント2に対してロータ軸方向に移動可能に取付けられている。
キャリパ3のインナ側(左側)には、図2に示すようにピストン10が内挿されるシリンダ部3bが形成されており、アウタ側(右側)には、爪3a,3aが形成されている。
ピストン10は、インナ側のパッド6をディスクロータRに押圧する。そしてキャリパ3がその反力によってインナ側(図2左方向)に移動し、キャリパ3の爪3a,3aがアウタ側のパッド6をディスクロータRに押圧する。
マウント2は、図1に示すようにディスクロータRをロータ軸方向に跨ぐ一対の跨ぎ部2a,2bを有している。
跨ぎ部2aのインナ側とアウタ側には、図3に示すように支持部2a1と外側のトルク受面2a2と内側のトルク受面2a3が形成されている。跨ぎ部2bのインナ側とアウタ側には、支持部2b1と外側のトルク受面2b2と内側のトルク受面2b3が形成されている。
支持部2a1,2b1は、図3に示すように凹状に形成されている。支持部2a1には、パッド6の回出側ガイド部5aが挿入される。そして支持部2b1には、パッド6の回入側ガイド部5dが挿入される。これによりパッド6は、支持部2a1,2b1によってロータ軸方向(紙面厚み方向)に移動可能に支持され、かつロータ径方向(図3左右方向)に抜けることを防止される。
外側のトルク受面2a2,2b2は、支持部2a1,2b1よりもロータ径方向外側に形成されている。一方、内側のトルク受面2a3,2b3は、支持部2a1,2b1よりもロータ径方向中心側に形成されている。
ディスクブレーキ1は、ディスクロータRのロータ軸よりも車両前方側に取付けられている。そのため図3に示すようにディスクロータRは、車両前進時にパッド6の上側から下側に向けて回転する。そしてパッド6のロータ回入側の外周縁(上側縁)がロータ回出側の外周縁(下側縁)よりも上側の位置している。
パッド6は、図2,3に示すように摩擦材4と、摩擦材4の裏面を支持する裏板5を有している。
裏板5は、図3に示すように長方板状であり、裏板5のロータ回出側の外周縁(下側縁)には、回出側ガイド部5aと外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cが形成されている。
外側の押圧受部5bは、回出側ガイド部5aよりもロータ径方向外側の位置からマウント2の跨ぎ部2aに向けて下方に突出している。内側の押圧受部5cは、回出側ガイド部5aよりもロータ径方向中心側の位置から跨ぎ部2aに向けて下方に突出している。
裏板5のロータ回入側の外周縁(上側縁)には、回入側ガイド部5dと外側の押圧受部5eと内側の押圧受部5fが形成されている。
外側の押圧受部5eは、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向外側の位置からマウント2の跨ぎ部2bに向けて上方に突出している。内側の押圧受部5fは、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向中心側の位置から跨ぎ部2bに向けて上方に突出している。
ロータ回入側の外周縁とマウント2の跨ぎ部2bの間には、図3に示すようにパッド6を下方に付勢する付勢部材7〜9が設けられている。
中央位置の付勢部材8は、図4に示すように板ばねであって、取付部8aと弾性片8bを一体に有している。取付部8aは、図3に示すように裏板5の回入側ガイド部5dの先端に形成された凹部5d1に取付けられている。弾性片8bは、マウント2の跨ぎ部2bに対して弾性的に当接している。
付勢部材7,9も、取付部と弾性片を一体に有している。
付勢部材7は、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向中央側に設けられる内側位置の付勢部材であって、内側の押圧受部5fと回入側ガイド部5dの間に形成された裏板5の凹部5gに取付部が取付けられている。そして弾性片がマウント2の跨ぎ部2bに対して弾性的に当接している。
付勢部材9は、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向外側に設けられる外側位置の付勢部材であって、外側の押圧受部5eと回入側ガイド部5dの間に形成された裏板5の凹部5hに取付部が取付けられている。そして弾性片がマウント2の跨ぎ部2bに対して弾性的に当接している。
以下に、非制動状態におけるディスクブレーキ1の様子を説明する。
非制動状態におけるパッド6は、図3に示すように図心Bを中心にパッド自重による下方向の力を受けている。
また非制動状態におけるパッド6は、パッド6をディスクロータRに向けて押圧する爪3a,3aあるいはピストン10と当接している。そのためパッド6には、爪3a,3aやピストン10を介してキャリパ3の一部自重が加わる。そしてその力の中心は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向外側のA点に位置している。そのためパッド6には、A点を中心とする下方向の力も加わっている。
またパッド6は、付勢部材7〜9によっても下方向への力を受けている。そして付勢部材7〜9による下方向への力中心は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向中心側のCに位置するように調整されている。そして付勢部材7〜9の付勢力は、パッド自重とキャリパ自重を考慮して調整され、外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cがマウント2に対してほぼ同じ大きさで当接するように調整されている。
車両前進時においてパッド6,6をディスクロータRに押圧し、ディスクブレーキ1を制動状態にすると、パッド6,6がロータ回入側(図3の上側)からロータ回出側(図3の下側)に向けて力を受ける。これにより外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cがマウント2から力を受ける。そして外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cは、マウント2に対して当接し続ける。そのためパッド6は、マウント2に対して移動したり傾いたりしない。
車両後退時においてディスクブレーキ1を制動状態にした場合は、パッド6,6がディスクロータRの間に生じた摩擦力によって上方へ移動する。そして付勢部材7〜9が弾性変形し、上端縁側に設けられた二つの後退用の押圧受部5e,5fがマウント2の跨ぎ部2bに当接する。
以上のようにしてディスクブレーキ1が形成されている。
すなわち図3に示すようにパッド6のロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも上側となるようにマウント2が車両に固定されている。上側となったパッド6のロータ回入側の外周縁とマウント2の間には、付勢部材7〜9が設けられており、付勢部材7〜9によるパッドの付勢中心がパッド6の図心Bよりもロータ径方向中心側にある。そして下側となったパッド6のロータ回出側に形成された外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cが、車両前進時の制動時と非制動時においてマウント2に当接し続ける構成になっている。
したがってパッド6は、付勢部材7〜9によって非制動時と制動時においてロータ回出側の外周縁がマウント2に対して外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cの二点位置で当接し続ける。そのためパッド6は、非制動時から制動時においてマウント2に対してほとんど移動せず、パッド6とマウント2の間には、ブレーキ鳴きが生じにくい。
またパッド6には、非制動時において爪3aなどを介してキャリパ3の自重の一部が加わる。そしてその力の中心は、一般にパッド6の図心Bよりもロータ径方向外側に位置している。そのためパッド6には、ロータ径方向外側位置を中心とする下方向の力が加わっている。
これに対して本形態は、付勢部材7〜9を有しており、付勢部材7〜9による付勢中心がパッド6の図心Bよりもロータ径方向中心側にある。したがってパッド6は、バランス良くマウント2に対して当接し、制動初期の段階などにおいてもマウント2に対して傾きにくい。そのためパッド6とマウント2の間においてブレーキ鳴きが生じにくい。
また付勢部材7〜9の少なくとも一つは、図3に示すように回入側ガイド部5dよりもロータ径方向中心側の位置に設けられる内側位置の付勢部材7である。
したがって付勢部材7〜9による付勢中心は、内側位置の付勢部材7によってパッド6の図心Bよりもロータ径方向中心側に位置しやすい。そのため他の位置のみに付勢部材を設けた形態に比べて小さな付勢力によってパッド6をバランス良くマウント2に当接させることができる。そして付勢部材7〜9の付勢力を小さくすることで、パッド6が付勢部材7〜9の付勢力に抗して動きやすくなる。その結果、車両後退時の制動の際にパッド6が付勢部材7〜9の付勢力に抗して動きやすく、車両後退時の制動力が安定する。
またパッド6のロータ回入側の外周縁には、図3に示すように回入側ガイド部5dよりもロータ径方向外側の位置においてマウント2に向けて突出する後退用の外側の押圧受部5eと、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向中心側の位置においてマウント2に向けて突出する後退用の内側の押圧受部5fが形成されている。そして後退用の外側の押圧受部5eと内側の押圧受部5fの間に形成された凹部5g,5hに付勢部材7,9が設けられている。
したがって車両後退時に、パッド6をディスクロータRに押圧して制動させるとパッド6がマウント2の跨ぎ部2bに向けて移動し、付勢部材7〜9が弾性変形する。そして付勢部材7,9が凹部内に収まり、パッド6が付勢部材7,9に邪魔されることなくマウント2に対して当接し得る。そのため車両後退時の制動力が向上する。
(実施の形態2)
実施の形態2を図5にしたがって説明する。
実施の形態2に係るディスクブレーキ21は、実施の形態1に係るディスクブレーキ1とほぼ同様に形成されている。しかしディスクブレーキ21は、図3に示す付勢部材7,9に代えて図5に示す付勢部材22を有している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
図5に示すようにパッド6上側縁となったロータ回入側の外周縁とマウント2の跨ぎ部2bの間には、付勢部材22と付勢部材8が設けられている。
付勢部材8は、回入側ガイド部5dの先端に取付けられている。
付勢部材22は、ばね板材から形成されており、凸部22aと外側張出し片22bと内側張出し片22cと、マウント2の跨ぎ部2bに取付く取付部(図示省略)を一体に有している。
凸部22aは、マウント2の支持部2b1に内設されている。
外側張出し片22bは、凸部22aの一端からロータ径方向外側に張出し、パッド6の外側の押圧受部5eに当接し、外側の押圧受部5eを弾性的に下方に付勢している。
内側張出し片22cは、凸部22aの他端からロータ径方向中心側に張出し、パッド6の内側の押圧受部5fに当接し、内側の押圧受部5fを弾性的に下方に付勢している。
外側張出し片22bと内側張出し片22cと付勢部材8による付勢力は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向中心側のCに位置するように調整されている。
パッド6は、非制動時において、点Aで受けるキャリパ3の一部自重と、図心Bで受けるパッド自重と、付勢部材8,22によって下方向の力を受けている。そして付勢部材8,22によってパッド6の外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cがマウント2の跨ぎ部2aに対してほぼ同じ大きさで当接している。
(実施の形態3)
実施の形態3を図6にしたがって説明する。
実施の形態3に係るディスクブレーキ31は、実施の形態1に係るディスクブレーキ1とほぼ同様に形成されている。しかしディスクブレーキ31は、実施の形態1に対して、車両に対する取付け位置と向きが相違している。またディスクブレーキ31は、図3に示す付勢部材7〜9に代えて図6に示す付勢部材37〜39を有している相違している。以下、これら相違点を中心に実施の形態3について説明する。
ディスクブレーキ31は、図6に示すようにディスクロータRのロータ軸よりも車両後方側に取付けられている。そのためディスクロータRは、車両前進時にパッド6の下側から上側に向けて回転する。そしてパッド6は、ロータ回入側の外周縁を下側に有し、ロータ回出側の外周縁を上側に有している。
付勢部材37〜39は、パッド6の下側縁となったロータ回入側の外周縁とマウント2の跨ぎ部2bの間に設けられている。付勢部材37〜39は、板ばねであって、裏板5に取付けられる取付部と、マウント2の跨ぎ部2bに弾性的に当接する弾性片を一体に有している。
付勢部材37は、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向中央側に設けられる内側位置の付勢部材であって、取付部が裏板5の凹部5gに取付けられている。
付勢部材39は、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向外側に設けられる外側位置の付勢部材であって、取付部が裏板5の凹部5hに取付けられている。
中央位置の付勢部材38は、回入側ガイド部5dの先端の凹部5d1に取付けられている。
非制動状態におけるパッド6は、図心Bを中心にパッド自重による下方向の力を受けている。
また非制動状態におけるパッド6は、キャリパ3の爪などを介してキャリパ3の一部自重も受けている。そしてその力の中心は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向外側のA点に位置し、パッド6には、A点を中心とする下方向の力が加わっている。
一方、パッド6には、付勢部材37〜39によって上方への付勢力が加わっている。
付勢部材37〜39による付勢力は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向外側に位置を中心にパッド6を上方に付勢するように調整されている。そして好ましくは点Aを通る垂直線上を中心としてパッド6を上方に付勢するように調整されている。そしてパッド6の外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cは、付勢部材37〜39による付勢力によってマウント2の跨ぎ部2bに対してほぼ同じ大きさで当接している。
以上のようにしてディスクブレーキ31が形成されている。
すなわち図6に示すようにパッド6のロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも下側となるようにマウント2が車両に固定されている。下側となったパッド6のロータ回入側の外周縁とマウント2の間には、パッド6を上方に付勢する付勢部材37〜39が設けられている。そして上側となったパッド6のロータ回出側に形成された外側の押圧受部5bと内側の押圧受部5cが、非制動時と制動時においてマウント2に当接し続ける構成になっている。
したがってパッド6は、付勢部材37〜39によって非制動時と制動時においてロータ回出側の外周縁がマウント2に対して二点位置で当接し続ける。そのためパッド6は、非制動時から制動時においてマウント2に対してほとんど移動せず、パッド6とマウント2においてブレーキ鳴きを生じにくい。
パッドには、非制動時においてもキャリパ3の爪などを介してキャリパ3の自重の一部が加わっている。そしてその力の中心は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向外側に位置している。そのためパッド6には、ロータ径方向外側位置を中心とする下方向の力が加わっている。
これに対して付勢部材37〜39による付勢中心は、パッド6の図心Bよりもロータ径方向外側にある。したがってパッドは、バランス良くマウントに対して当接し、制動初期の段階などにおいてもマウントに対して傾きにくい。そのためパッド6とマウント2の間においてブレーキ鳴きが生じにくい。
またパッド6のロータ回入側の外周縁とマウント2の間に設けられる付勢部材37〜39の少なくとも一つは、回入側ガイド部5dよりもロータ径方向外側の位置に設けられる外側位置の付勢部材39である。
したがって付勢部材37〜39による付勢中心は、外側位置の付勢部材39によってパッド6の図心Bよりもロータ径方向外側に位置しやすい。そのため他の位置のみに付勢部材を設けた形態に比べて小さな付勢力によってパッド6をバランス良くマウント2に当接させることができる。そして付勢部材37〜39の付勢力を小さくすることで、パッド6が付勢部材37〜39の付勢力に抗して動きやすくなる。その結果、車両後退時の制動の際にパッド6が付勢部材の付勢力に抗して動きやすく、車両後退時の制動力が安定する。
(実施の形態4)
実施の形態4を図7にしたがって説明する。
実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態4は、図3に示す付勢部材7〜9に代えて、図7に示す付勢部材47〜49を有している。また実施の形態4は、図3に示すパッド6側の凹部5g,5hに代えて、マウント46側に凹部42b4,42b5を有している。以下、これら相違点を中心に実施の形態4について説明する。
ディスクブレーキ41は、マウント42と一対のパッド46,46を有している。
パッド46は、それぞれ摩擦材44と裏板45を有している。
裏板45のロータ周方向両端縁には、ガイド部45a,45dと外側の押圧受部45b,45eと内側の押圧受部45c,45fが形成されている。
外側の押圧受部45b,45eは、ガイド部45a,45dよりもロータ径方向外側に形成されており、内側の押圧受部45c,45fは、ガイド部45a,45dよりもロータ径方向中心側に形成されている。
マウント42は、ディスクロータRをロータ軸方向に跨ぐ一対の跨ぎ部42a,42bを有している。
跨ぎ部42aのインナ側とアウタ側には、凹状に形成された支持部42a1と、外側突出部42a2と、内側突出部42a3が形成されている。一方、跨ぎ部42bのインナ側とアウタ側には、支持部42b1と、後退用の外側突出部42b2と、後退用の内側突出部42b3が形成されている。
外側突出部42a2,42b2は、支持部42a1,42b1よりもロータ径方向外側の位置からパッド6に向けて突出している。一方、内側突出部42a3,42b3は、支持部42a1,42b1よりもロータ径方向中心側の位置からパッド6に向けて突出している。
パッド46のロータ回入側の外周縁(上側縁)とマウント42の跨ぎ部42bの間には、パッド46を下方に付勢する付勢部材47〜49が設けられている。
内側位置の付勢部材47は、マウント42の内側突出部42b3と支持部42b1の間に形成された凹部42b4に取付けられる取付部と、パッド46のロータ回入側の外周縁に弾性的に当接する弾性片を一体に有している。
外側位置の付勢部材49は、マウント42の外側突出部42b2と支持部42b1の間に形成された凹部42b5に取付けられる取付部と、パッド46のロータ回入側の外周縁に弾性的に当接する弾性片を一体に有している。
中央位置の付勢部材49は、回入側ガイド部45dの先端に形成された凹部45d1に取付けられる取付部と、マウント42に弾性的に当接する弾性片を一体に有している。
非制動時においてパッド46は、ロータ回出側の外周縁がマウント42の外側突出部42a2と内側突出部42a3に当接する。そして外側突出部42a2と内側突出部42a3は、付勢部材47〜49によってほぼ同じ大きさの力でマウント42の跨ぎ部42aに当接している。
以上のようにして実施の形態4が形成されている。
すなわち外側のトルク受部42b2と内側のトルク受部42b3の間に形成されたマウント42の凹部42b4,42b5に付勢部材47,49が設けられている。
したがって車両後退時に、パッド46をディスクロータRに押圧して制動させるとパッド46がマウント42に向けて移動し、付勢部材47〜49が弾性変形する。そして付勢部材47,49が凹部42b4,42b5内に収まり、パッド46が付勢部材47〜49に邪魔されることなくマウント42に対して当接し得る。そのため車両後退時の制動力が向上する。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜4に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)実施の形態1に係るディスクブレーキ1は、図3に示すように付勢部材7〜9を有していた。しかしディスクブレーキは、内側位置の付勢部材7を有していれば良く、例えば外側位置の付勢部材9と中央位置の付勢部材8の一方または両方を有していない形態、あるいは他の付勢部材を有する形態などであっても良い。
(2)実施の形態2に係るディスクブレーキ21は、図5に示すように付勢部材8と付勢部材22を有しており、付勢部材22は、張出し片22b,22cを有していた。しかしディスクブレーキは、付勢部材22の張出し片22cを有していれば良く、例えば張出し片22bと付勢部材8の一方または両方を有していない形態、あるいは他の付勢部材を有する形態などであっても良い。
(3)実施の形態3に係るディスクブレーキ31は、図6に示すように付勢部材37〜39を有していた。しかしディスクブレーキは、外側位置の付勢部材39を有していれば良く、内側位置の付勢部材37と中央位置の付勢部材38の一方または両方を有していない形態、あるいは他の付勢部材を有する形態などであっても良い。
(4)実施の形態7に係るディスクブレーキ41は、図7に示すように付勢部材47〜49を有していた。しかしディスクブレーキは、内側位置の付勢部材47を有していれば良く、例えば外側位置の付勢部材49と中央位置の付勢部材48の一方または両方を有していない形態、あるいは他の付勢部材を有する形態などであっても良い。
(5)実施の形態3にかかる付勢部材37,39は、図6に示すように裏板5に設けられた凹部5g,5hに設置されていた。しかしマウント側に凹部が形成されており、その凹部に付勢部材が設置される形態であっても良い(実施の形態4参照)。
実施の形態1に係るディスクブレーキの斜視図である。 図1のII−II線断面矢視図である。 図1のIII―III線断面矢視図である。 図3のIV―IV線断面矢視図である。 図3に相当する実施の形態2に係るディスクブレーキの断面図である。 図3に相当する実施の形態3に係るディスクブレーキの断面図である。 図3に相当する実施の形態4に係るディスクブレーキの断面図である。
符号の説明
1,21,31,41…ディスクブレーキ
2,42…マウント
2a1,2b1,42a1,42b1…支持部
3…キャリパ
3a…爪
4,44…摩擦材
5,45…裏板
5d1,5g,5h,42b4,42b5,45d1…凹部
5a,45a…回出側ガイド部
5d,45d…回入側ガイド部
5b,5c,5e,5f,45b,45c,45e,45f…押圧受部
6,46…パッド
7〜9,22,37〜39,47〜49…付勢部材
22b,22c…張出し片
42a3,42b3…内側突出部
42a2,42b2…外側突出部
R…ディスクロータ

Claims (7)

  1. マウント(2;42)に取付けられるパッド(6;46)を有し、そのパッド(6)のロータ回入側の外周縁とロータ回出側の外周縁には、マウント(2;42)に移動可能に支持される回入側ガイド部(5d;45d)と回出側ガイド部(5a;45a)が形成されており、前記ロータ回出側の外周縁には、前記回出側ガイド部(5a;45a)よりもロータ径方向外側の位置に設けられかつ制動時に前記マウント(2;42)に当接する外側の押圧受部(5b;45b)と、前記回出側ガイド部(5a;45a)よりもロータ径方向中心側の位置に設けられかつ同制動時に前記マウントに当接する内側の押圧受部(5c;45c)が形成されているディスクブレーキ(1;21,41)であって、
    前記パッド(6;46)のロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも上側となるように前記マウント(2;42)が車両に固定されており、
    上側となった前記パッド(6;46)のロータ回入側の外周縁と前記マウント(2;42)の間には、一または複数の付勢部材(7〜9;8,22;47〜49)が設けられており、前記一または複数の付勢部材(7〜9;8,22;47〜49)による前記パッド(6;46)の付勢中心が前記パッド(6;46)の図心よりもロータ径方向中心側にあり、
    下側となった前記パッド(6;46)のロータ回出側に形成された前記外側の押圧受部(5b;45b)と前記内側の押圧受部(5c;45c)が、車両前進時の制動時と非制動時において前記マウント(2;42)に当接し続ける構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ(1;21,41)。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキ(1;41)であって、
    パッド(6;46)のロータ回入側の外周縁とマウント(2;42)の間に設けられる付勢部材(7〜9;47〜49)の少なくとも一つは、回入側ガイド部(5d;45d)よりもロータ径方向中心側の位置に設けられる内側位置の付勢部材(7;47)であることを特徴とするディスクブレーキ(1;41)。
  3. マウント(2)に取付けられるパッド(6)を有し、そのパッド(6)のロータ回入側の外周縁とロータ回出側の外周縁には、マウント(2)に移動可能に支持される回入側ガイド部(5d)と回出側ガイド部(5a)が形成されており、前記ロータ回出側の外周縁には、前記回出側ガイド部(5a)よりもロータ径方向外側の位置に設けられかつ制動時に前記マウント(2)に当接する外側の押圧受部(5b)と、前記回出側ガイド部(5a)よりもロータ径方向中心側の位置に設けられかつ同制動時に前記マウント(2)に当接する内側の押圧受部(5c)が形成されているディスクブレーキ(31)であって、
    前記パッド(6)のロータ回入側の外周縁がロータ回出側の外周縁よりも下側となるように前記マウント(2)が車両に固定されており、
    下側となった前記パッド(6)のロータ回入側の外周縁と前記マウント(2)の間には、前記パッド(6)を上方に付勢する一または複数の付勢部材(37〜39)が設けられており、
    上側となった前記パッド(6)のロータ回出側に形成された前記外側の押圧受部(5b)と前記内側の押圧受部(5c)が、車両前進時の制動時と非制動時において前記マウント(2)に当接し続ける構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ(31)。
  4. 請求項3に記載のディスクブレーキ(31)であって、
    パッド(6)のロータ回入側の外周縁とマウント(2)の間に設けられた一または複数の付勢部材(37〜39)による付勢中心が前記パッド(6)の図心よりもロータ径方向外側にあることを特徴とするディスクブレーキ(31)。
  5. 請求項4に記載のディスクブレーキであって、
    パッド(6)のロータ回入側の外周縁とマウント(2)の間に設けられる付勢部材(37〜39)の少なくとも一つは、回入側ガイド部(5d)よりもロータ径方向外側の位置に設けられる外側位置の付勢部材(39)であることを特徴とするディスクブレーキ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のディスクブレーキ(1;31)であって、
    パッド(6)のロータ回入側の外周縁には、回入側ガイド部(5d)よりもロータ径方向外側の位置においてマウント(2)に向けて突出する後退用の外側の押圧受部(5e)と、前記回入側ガイド部(5d)よりもロータ径方向中心側の位置においてマウント(2)に向けて突出する後退用の内側の押圧受部(5f)が形成されており、
    前記後退用の外側の押圧受部(5e)と内側の押圧受部(5f)の間に形成された前記パッド(6)のロータ回入側の外周縁の凹部(5g,5h)に一または複数の付勢部材(7,9;37,39)が設けられていることを特徴とするディスクブレーキ(1;31)。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載のディスクブレーキ(41)であって、
    パッド(46)のロータ回入側の外周縁には、回入側ガイド部(45d)よりもロータ径方向外側の位置に設けられた後退用の外側の押圧受部(45e)と、前記回入側ガイド部(45d)よりもロータ径方向中心側に設けられた後退用の内側の押圧受部(45f)が形成されており、
    マウント(42)には、前記後退用の外側の押圧受部(45e)に向けて突出する外側のトルク受部(42b2)と、前記後退用の内側の押圧受部(45f)に向けて突出する内側のトルク受部(42b3)が形成されており、
    前記外側のトルク受部(42b2)と前記内側のトルク受部(42b3)の間に形成された前記マウント(42)の凹部(42b4,42b5)に一または複数の付勢部材(47,49)が設けられていることを特徴とするディスクブレーキ(41)。

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