JP2007010865A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ベルトユニットが画像形成装置本体に収容される際に張力が与えられた無端ベルトが、外周側に設けられた機器に対して相対移動することを極力抑えることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 転写ベルト38を張架する1対のベルト支持ローラ36及び37に付勢力を与えて転写ベルト38に張力を付与する張力付与機構60を本体ケーシング2側に設けた。この張力付与機構60は、バネ定数が小さいコイルバネ54を採用して、ヤング率が小さく線膨張係数が大きく温度変化によって大きく伸縮する転写ベルト38に対して、安定した張力を付与できるようにした。そして、ベルト支持ローラ37を、ベルト支持ローラ36の並び方向(前後方向)に沿って離間させる方向に付勢する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルトユニットを着脱可能に収容した画像形成装置に関する。
下記特許文献1には、ベルトカートリッジ(ベルトユニット)の側面に着脱ガイドピンを設け、画像形成装置本体側に、上記着脱ガイドピンを案内する着脱ガイド溝と、テンションリンク及びばねを含むベルト張力付与機構とを設けた構成が開示されている。この構成では、ベルトカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、着脱ガイド溝に沿って装着すると、テンションローラの回転軸とベルト張力付与手段とが噛み合うことで、ベルトに所定の張力を与えるようになっている。
特開2001−209294公報
ところが、上記特許文献1の構成では、ベルトが、4つの現像器の配列方向に沿って並ぶ2つの駆動ローラ及び従動ローラと、それらのローラよりも現像器から離間した位置に配されたテンションローラとで支持され、このテンションローラを現像器からの離間する方向に付勢することでベルトに張力を与える構成になっている。この構成では、駆動ローラと従動ローラとの間のベルト部分(テンションローラを頂点とする三角形の底辺に位置するベルト部分)に対向して現像器が設けられている。これは、そのベルト部分は、テンションローラが変位しても、当該ベルト部分の機能部品に対する相対位置が変わらないからである。
これに対して、テンションローラと各ローラ(駆動ローラ、従動ローラ)との間のベルト部分(テンションローラを頂点とする三角形の斜辺に位置するベルト部分)は、テンションローラの変位に応じてベルト位置が変動するため、そこに上記現像器やベルトクリーニング手段等を設けることは好ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ベルトユニットが画像形成装置本体に収容される際に張力が与えられた無端ベルトが、外周側に設けられた機器に対して相対移動することを極力抑えることが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する1対の支持ローラとを有するベルトユニットが、現像剤像を担持する像担持体を有する画像形成装置本体に着脱可能に収容され、前記ベルトユニットが収容された状態で前記支持ローラを付勢して前記無端ベルトに張力を付与する張力付与機構が前記画像形成装置本体側に設けられた画像形成装置であって、前記ベルトユニットは、前記画像形成装置本体に収容された状態で、前記無端ベルトのうち前記1対の支持ローラ間において当該1対の支持ローラの並び方向に沿ったベルト部分の外周面に前記像担持体が対向する位置に配され、前記張力付与機構は、前記1対の支持ローラのいずれか一方の支持ローラを、当該1対の支持ローラの離間方向に付勢して前記無端ベルトに張力を付与することを特徴とする。
なお、本発明の「無端ベルト」は、像担持体に形成された現像剤像を、直接担持する転写ベルトや、被記録媒体(用紙などの紙製の被記録媒体に限らず、OHPシートなどのプラスチック製の被記録媒体などであってもよい)を介して間接的に担持する中間転写ベルトが含まれる。
「画像形成装置」は、プリンタ(例えばレーザプリンタ)などの印刷装置だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及び読み取り機能(スキャナ機能)等を備えた複合機であってもよい。また、上記無端ベルトを有するものであれば、現像ユニット毎に像担持体を備えたタンデム方式のものに限られず、各現像ユニットが共通の像担持体に対して現像形成を行う4サイクル(シングルドラム)方式であってもよい。さらに、現像剤像を被記録媒体に直接転写するダイレクト転写方式、あるいは、中間転写ベルトを介して間接的に転写する中間転写方式のいずれであってもよい。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する第1及び第2の支持ローラと、前記第1及び第2の支持ローラを含む平面に対して垂直方向に外れた位置において前記無端ベルトをその内側面側で支持する1又は複数の第3の支持ローラとを有するベルトユニットが、現像剤像を担持する像担持体を有する画像形成装置本体に着脱可能に収容され、前記ベルトユニットが収容された状態で前記支持ローラを付勢して前記無端ベルトに張力を付与する張力付与機構が前記画像形成装置本体側に設けられた画像形成装置であって、前記ベルトユニットは、前記画像形成装置本体に収容された状態で、前記無端ベルトのうち前記第1及び第2の支持ローラ間において当該第1及び第2の支持ローラの並び方向に沿ったベルト部分の外周面に前記像担持体が対向する位置に配され、前記張力付与機構は、前記第1及び第2の支持ローラのいずれか一方の支持ローラを、当該第1及び第2の支持ローラの離間方向に付勢して前記無端ベルトに張力を付与することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記張力付与機構は、一端部が固定されたコイルバネと、そのコイルバネの自由端に連結された係合部とを備え、コイルバネは、前記ベルトユニットが収容された状態で付勢すべき支持ローラの回転軸と前記係合部とが係合することで伸張することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記張力付与機構は、前記ベルトユニットが収容された状態で付勢すべき支持ローラの回転軸の両端部にそれぞれ係合する1対の係合部と、それら1対の係合部を結合する結合部と、その結合部の中央位置に一端が連結され前記ベルトユニットが収容された状態で弾性変形する1つの付勢バネと、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記無端ベルトは、線膨張係数が0.00015cm/cm/℃以上であることを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像形成装置は、無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する複数の支持ローラとを備えるベルトユニットが、画像形成装置本体に着脱可能に収容される画像形成装置であって、前記ベルトユニットは、一端部が前記1対の支持ローラのいずれか一方の支持ローラ側に連結され、他端部が被係止部に連結されたバネ部材を備え、前記画像形成装置本体は、前記ベルトユニットが収容された状態で、前記被係止部を係止して前記バネ部材を介して前記一方の支持ローラを前記無端ベルトの内周面に押圧させる係止部材を備えていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
本構成によれば、無端ベルトは、1対の支持ローラを離間する方向に付勢して張力が付与される構成とした。これにより、付勢力が与えられる際に支持ローラが変位しても、無端ベルトのうち1対の支持ローラ間のベルト部分が、その外周面側に配される像担持体等に対して相対移動することを抑制できる。しかも、同じ量だけ無端ベルトを伸ばす場合、上記特許文献1の構成に比べて、付勢される支持ローラの移動量を小さくすることができる。
<請求項2の発明>
例えば、第3の支持ローラが1つで、第1、第2、第3の3つの支持ローラで無端ベルトを支持する構成とした場合、本構成のように、第1及び第2の支持ローラのいずれか一方の支持ローラを、第1及び第2の支持ローラの離間方向に付勢するようにすれば、第1の支持ローラと第2の支持ローラ間のベルト部分、他方の支持ローラと第3の支持ローラ間のベルト部分が、それらの外周面側に配される像担持体等に対して相対移動することを抑制できる。しかも、同じ量だけ無端ベルトを伸ばす場合、上記特許文献1の構成に比べて、付勢される支持ローラの移動量を小さくすることができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、張力付与機構を構成するコイルバネは、ベルトユニットが収容された状態で伸張され、その復元力によって無端ベルトに張力を付与する構成であり、コイルバネを圧縮させてその復元力で無端ベルトに張力を付与する構成に比べて、付勢方向の軸ずれがなく、安定した張力を無端ベルトに付与することができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、1つの付勢バネによって、付勢すべき支持ローラの回転軸の両端部を付勢するから、回転軸の両端部を個別の付勢バネによって付勢する構成に比べて当該支持ローラに対して軸方向両端に均等な付勢力を与えることができる。
<請求項5の発明>
本発明は、このように線膨張係数が高い無端ベルトを使用した構成に対して、特に好適である。
<請求項6の発明>
本構成によれば、係止部材の操作によって、比較的簡単に、転写ベルトへの張力付与状態と、その解除状態とにすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。
1.全体構成
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。このレーザプリンタ1は、例えばブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム30(請求の範囲の「像担持体」に相当)を備えた、いわゆるダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4、上記感光体ドラム30を露光するスキャナ部18、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成ユニット20、及び、画像形成ユニット20に対して用紙3を搬送する用紙搬送部35などを備えている。なお、以下の説明において、図1における右側を前方とする。
(1)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される供給トレイとしての給紙トレイ7と、給紙トレイ7の前端部の上方に設けられる分離ローラ8および分離パッド9と、分離ローラ8の後側に設けられるピックアップローラ10と、分離ローラ8の前側上方に配置される一対の紙粉取りローラ11と、紙粉取りローラ11の上方に設けられる一対のレジストローラ12A,12Bとを備えている。
給紙トレイ7は、薄皿状をなし、その内側に画像を形成するための用紙3を積載可能となっている。給紙トレイ7の前端部に設けられた前面壁13は、本体ケーシング2の前面において、フロントカバー6の下側に配されており、この前面壁13を前側に引くことで給紙トレイ7を本体ケーシング2の前方へ水平に引き出し可能となっている。給紙トレイ7の底面には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板7Aが設けられており、この用紙押圧板7Aは、後端部において回動可能に支持されるとともに、図示しないばねによって前端部が上方向に付勢されている。これにより給紙トレイ7内に積層された用紙3は前端側が上方に付勢された状態となる。
給紙トレイ7の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7Aの付勢力によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に向けて搬送開始される。そして、その用紙3は、分離ローラ8の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に挟まれたときに1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された1枚の用紙は、紙粉取りローラ11によって紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12A,12Bに搬送される。
レジストローラ12A,12Bは、駆動ローラ12A及び従動ローラ12Bから構成され、用紙3をレジスト後に、前方から後方へと折り返すようなU字形をなす給紙パス14を介して後述する用紙搬送部35の転写ベルト(用紙搬送ベルト)38上へ折り返し搬送する。
(2)スキャナ部
本体ケーシング2内の最上部には、露光手段としてのスキャナ部18が設けられている。このスキャナ部18は、所定の画像データに基づいた各色毎のレーザ光Lを対応する感光体ドラム30(後述する)の表面上に高速走査にて照射する。各色に対応した4本のレーザ光Lは、スキャナ部18の底面から斜め後下方に向けて射出される。各レーザ光Lの光路は、前後に一定間隔を開けて配され、互いに平行をなす。
(3)画像形成ユニット
本体ケーシング2内には、スキャナ部18の下側に画像形成ユニット収容部19が設けられ、ここに画像形成ユニット20が着脱可能に収容されている。画像形成ユニット20は、フレーム21を備えており、このフレーム21には、像担持体としての感光体ドラム30、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器31、現像器としての4つの現像カートリッジ22、およびクリーニングブラシ33が保持されている。なお、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する、これらの構成はいずれも同一構造であるため、図1,2では、紙面左端のものについてのみ符号を付し、他のものについては省略されている。
4つの各現像カートリッジ22は、フレーム21に対して着脱可能に装着されており、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応している。現像カートリッジ22は、下側が開放される箱形の収容ケース23を備えており、収容ケース23内の上部には各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されるトナー収容室24が形成されている。トナー収容室24内にはアジテータ24Aが設けられ、このアジテータ24Aが図示しないモータからの動力の入力により回転駆動されることで内部のトナーが撹拌される。トナー収容室24の下側には、供給ローラ25、現像ローラ26および層厚規制ブレード27が設けられている。
供給ローラ25は、現像カートリッジ22の収容ケース23に回転可能に支持されており、金属製のローラ軸を、導電性の発泡材料からなるローラで被覆することにより構成されている。また、この供給ローラ25は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
現像ローラ26は、供給ローラ25の斜め後下方において、供給ローラ25と互いに圧縮されるように接触した状態で、現像カートリッジ22の収容ケース23に回転可能に支持されている。また、現像ローラ26は、現像カートリッジ22がフレーム21に装着された状態で、感光体ドラム30に対向して接触する。この現像ローラ26は、金属製のローラ軸を、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体で被覆することにより構成されている。またローラ本体の表面には、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ26には、現像時に現像バイアスが印加される。また、現像ローラ26は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
層厚規制ブレード27は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えている。この層厚規制ブレード27は、現像ローラ26の上方において収容ケース23に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ26上に圧接されている。
そして、現像時には、トナー収容室24から放出されたトナーが供給ローラ25の回転によって、現像ローラ26に供給され、このとき、供給ローラ25と現像ローラ26との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ26上に供給されたトナーは、現像ローラ26の回転に伴って、層厚規制ブレード27と現像ローラ26の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ26上に担持される。
感光体ドラム30は、円筒形状をなし、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。感光体ドラム30は、ドラム本体の軸心において、ドラム本体の長手方向に沿って延びる軸としての金属製のドラム軸がフレーム21に支持されることでドラム軸を中心に回転自在に設けられている。また、感光体ドラム30は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
スコロトロン型帯電器31は、感光体ドラム30の後側斜め上方において、感光体ドラム30と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム30と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器31は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム30の表面を一様に正極性に帯電させる。
クリーニングブラシ33は、感光体ドラム30の後側に感光体ドラム30と対向して接触するように配置されている。
感光体ドラム30の表面は、その回転時、まず、スコロトロン型帯電器31により一様に例えば+900Vに正帯電される。その後、スキャナ部18からのレーザ光の高速走査により露光されて表面電位が部分的に例えば+100Vにされることで、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ26の回転により、現像ローラ26上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム30(感光体ドラム30と現像ローラ26との間の電位差(現像バイアス)は例えば+450V)に対向して接触するときに、感光体ドラム30の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム30の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム30の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光体ドラム30の表面上に担持されたトナー像は、次述する転写ベルト38によって搬送される用紙4が、感光体ドラム30と転写ローラ39との間の転写位置を通る間に、転写ローラ39に印加される負極性の転写バイアス(例えば−700V)によって、用紙3に転写される。こうしてトナー像が転写された用紙3は、次いで定着器42に搬送される。
(4)用紙搬送部
用紙搬送部35は、画像形成ユニット収容部19に装着される画像形成ユニット20の下方に配置されている。この用紙搬送部35は、後側と前側とに間隔をおいて互いに平行に設けられた一対のベルト支持ローラ36,37(請求項1の「1対の支持ローラ」に相当)と、両ローラ36,37間に掛け渡された転写ベルト38(請求の範囲の「無端ベルト」に相当)とを備え、後側のベルト支持ローラ36がモータの動力により回転駆動されることで転写ベルト38が循環移動(周回移動)する構成になっている。転写ベルト38は、その幅寸法は印字可能な最大用紙サイズ(本実施形態では、例えばA4サイズ)の幅寸法以上になっている。
転写ベルト38の内側には、前述した画像形成ユニット20の各感光体ドラム30と対向配置される4つの転写ローラ39が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム30と対応する転写ローラ39との間に転写ベルト38が挟んだ状態となっている。また、転写ベルト38の下側には、転写ベルト38上に付着した残留トナーを清掃するためのクリーニングローラ40を有するベルトクリーニング部41が設けられている。前述のレジストローラ12A,12Bから送り出された用紙3は、給紙パス14を通過して、転写ベルト38の上面前端付近に当接し、ここで転写ベルト38の上面に静電吸着して転写ベルト38の循環移動に伴って後方へ搬送される。
(5)定着器
定着器42は、本体ケーシング2内における用紙搬送部35の後方に配置されている。この定着器42は、互いに対向配置された加熱ローラ43及び加圧ローラ44等から構成され、用紙3上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させる。そして、熱定着された用紙3は、定着器42の斜め後上方に配置された搬送ローラ45により本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ46へ搬送される。本体ケーシング2の上面には、前端側がほぼ水平で、後端側が後下がりに傾斜した排紙トレイ47が設けられ、排紙ローラ46から排出された画像形成後の用紙3がこの排紙トレイ47上に積層される。
2.ベルトユニット及び張力付与機構について
(a)ベルトユニット
図2は、レーザプリンタ1から、画像形成ユニット20とベルトユニット50とを取り外した状態を示す側断面図である。本実施形態において、レーザプリンタ1の本体ケーシング2からベルトユニット50が取り外された構成が、請求の範囲の「画像形成装置本体」に相当する。
同図に示すように、本体ケーシング2は、排紙トレイ47を兼ねる上面部分が後端側を中心として開閉可能な上面カバー2Aとなっており、この上面カバー2Aを開くことで、画像形成ユニット20及びベルトユニット50を本体ケーシング2から着脱させることができるようになっている。なお、上面カバー2Aは下面側が開放した箱形をなし、この中にスキャナ部18が収容されている。
ベルトユニット50は、画像形成ユニット収容部19と給紙トレイ7とで上下に挟まれるベルトユニット収容部48に着脱可能に設けられている。
本実施形態のベルトユニット50は、全体としてコの字状のフレーム51の後端側にベルト支持ローラ36がそのローラ軸を支持する軸受け部36Aを介して回転可能に支持され、前端側にベルト支持ローラ37がそのローラ軸を支持する軸受け部37Aを介して回転可能に支持されている。また、フレーム51の対向する左右側壁には、上述した4つの転写ローラ39が等間隔隔てて前後方向に並ぶように回転可能に支持されている。なお、ベルトユニット50には、ベルトユニット収容部48に装着した状態(図1参照)で、転写ベルト38を挟んでクリーニングローラ40に押圧されるバックアップローラ53を回転可能に支持している。
後端側のベルト支持ローラ36は、ベルトユニット50をベルトユニット収容部48に装着した状態で、本体ケーシング2側に設けられた図示しない駆動モータとギア連結され、画像形成動作時にはこの駆動モータの駆動力が与えられて図示反時計回りに回転駆動される。一方、前端側のベルト支持ローラ37は、フレーム51の前端側において前後方向にスライド可能に設けられたスライド軸受け部材52にベルト支持ローラ37の軸受け部37Aが軸支されており、これにより、後端側のベルト支持ローラ36に対して前後方向に相対移動できるようになっている。そして、この1対のベルト支持ローラ36,37に無端状の転写ベルト38が張架されている。
ここで、従来の転写ベルトは、一般に、ポリアミドやホリカーボネートからなるベルトが採用されている。これは、線膨張係数が約0.00008cm/cm/℃と比較的に小さい反面、硬質であるために割れ易く寿命が短いという欠点がある。これに対して、本実施形態の転写ベルト38は、上記ポリアミドベルト等に比べて軟質で寿命が長いエラストマーからなる弾性ベルトを採用している。しかし、この線膨張係数は約0.00015cm/cm/℃と比較的に大きく、特に定着器42近辺を移動する転写ベルト38においてはその定着器42等による温度変化によってベルト自体が大きく伸縮する。このようにヤング率が小さく線膨張係数が大きく温度変化によって大きく伸縮する転写ベルト38を、その伸縮に対して安定的な張力を付与するには、バネ定数が小さいバネを使用する必要がある。バネ定数が小さければ、バネの伸縮によるバネ力変動が小さく安定した張力を転写ベルト38に付与させることができるからである。
しかし、例えばコイルバネでは、バネ定数が小さいバネほど同一荷重に対する伸縮長が長くなるため、これをベルトユニット50側に設ける構成とすると、ベルトユニット50全体が大型化してしまうという欠点が生じる。そこで、本実施形態では、バネ定数が小さく伸縮長が長いコイルバネ54を本体ケーシング2側に設ける構成としている。具体的には、例えば、転写ベルト38は、25℃でベルト長が650mmの場合、本体ケーシング2内の温度が25℃から50℃に上昇すると2.44mm伸びる。このとき、上記1対のベルト支持ローラ36,37の離間距離変動は1.22mmである。一方、逆に寒冷地、もしくは冬期の使用で、本体ケーシング2内温度が低い状態での使用を考慮した場合、本体ケーシング2内温度が10℃に低下していると転写ベルト38は1.46mm縮む。このとき、上記1対のベルト支持ローラ36,37の離間距離変動は0.73mmである。以上の条件にて、ベルト支持ローラ36,37間距離は温度変化分だけで1.95mmの伸縮がある。この伸縮に対して荷重変動を10%以内に抑えるためには、バネ定数は1.03N/mm(0.10kgf/mm)以下にする必要がある。
(b)張力付与機構
本実施形態では、上記コイルバネ54を有する張力付与機構60が本体ケーシング2側に設けられている。具体的には、張力付与機構60は、中央部が左右方向に沿った回転軸61Aに回転可能に支持された1対のレバー61,61と、それぞれのレバー61,61を付勢する1対のコイルバネ54,54とを備えている。各コイルバネ54は、後端側が本体ケーシング2側に固定され、自由端となる前端側が各レバー61の下端部に連結されており、各レバー61は、上端部がコイルバネ54の弾性力に抗して揺動可能とされている。2組のレバー61及びコイルバネ54は、収容されたベルトユニット50の前端側を1対のレバー61で挟むように配置されている。
また、ベルトユニット収容部48には、ベルトユニット50を位置決めする前端側位置決め部材62と、後端側位置決め部材63とが設けられている(図1では1点鎖線で図示)。前端側位置決め部材62は、ベルトユニット50のうちフレーム51から突出するベルト支持ローラ37のローラ軸の左右端部をそれぞれ支持する1対の軸受け部37Aを備える。後端側位置決め部材63は、フレーム51から突出するベルト支持ローラ36のローラ軸の左右端部をそれぞれ支持する1対の軸受け部36Aが挿入されるガイド溝63Aが形成され、軸受け部36Aの左右端部をガイド溝63Aの奥側に案内することでベルトユニット50が本体ケーシング2に対して位置決め固定されるようになっている(図1参照)。そして、この状態で、ベルトユニット50は、本体ケーシング2に対して正規に装着された状態となる。そして、このとき、各レバー61の上端部がベルト支持ローラ37の軸受け部37Aの各端部に後方から突き当たり、コイルバネ54が伸張状態に弾性変形し、このコイルバネ54の復元力によってベルト支持ローラ37がベルト支持ローラ36に対して離間する方向(前方)に付勢され、もって転写ベルト38に張力が付与される。
なお、本実施形態では、ベルトユニット50は、上方から前端側位置決め部材62及び後端側位置決め部材63に装着する過程で、各レバー61と接触し、その上端部を後方に退避させ、ベルトユニット50が上述の正規に装着された状態(図1に示す状態)になると、退避状態を解除するベルトテンションリリース部(図示せず)が設けられている。これにより、ベルトユニット50の装着動作に連動して、レバー61を退避状態からその解除状態にさせることができるようになっている。
3.本実施形態の効果
(1)本実施形態によれば、転写ベルト38を張架する1対のベルト支持ローラ36及び37に付勢力を与えて転写ベルト38に張力を付与する張力付与機構60を本体ケーシング2側に設けた構成としている。そして、この張力付与機構60は、バネ定数が小さいコイルバネ54を採用して、ヤング率が小さく線膨張係数が大きく温度変化によって大きく伸縮する転写ベルト38に対して、安定した張力を付与できるようにした。つまり、ベルト支持ローラ37の左右端部に対して変動の少ない付勢力を与えることができ、画像形成動作時における転写ベルト38の斜行を抑制できる。
しかも、このようにバネ定数が小さく単位荷重に対する伸縮長が長いコイルバネ54をベルトユニット50側ではなく、本体ケーシング2側に設けることで、ベルトユニット50の大型化を回避することができる。しかも、このような構成であれば、ベルトユニット50単独でコイルバネ54を保持する必要がなく、ベルトユニット50に求められる剛性を低減させることができる。また、コイルバネ54は、ベルトユニット50が正規に装着された状態で弾性変形される構成であり、コイルバネをベルトユニット50側に設けて常時弾性変形させたものに比べてクリープ変化に対して有利である。
(2)また、コイルバネ54は、ベルトユニット50が正規に装着された状態で伸張され、その復元力で転写ベルト38に張力を付与する構成であり、コイルバネを圧縮させてその復元力で転写ベルト38に張力を付与する構成に比べて、付勢方向の軸ずれがなく、安定した張力を付与することができる。
(3)また、ベルト支持ローラ37を、ベルト支持ローラ36の並び方向(前後方向)に沿って離間させる方向に付勢する構成である。従って、転写ベルト38が温度変化によってベルト長が変動しても、1対のベルト支持ローラ36,37が上下方向に変位することはない。即ち、転写ベルト38は、上側ベルト部分に対向配置される画像形成ユニット20、下側ベルト部分に対向配置されるベルトクリーニング部41それぞれに対する上下方向の位置ずれはなく、正常に画像形成及びクリーニング動作を行うことができる。
<実施形態2>
図3,4は(請求項2の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態1は、用紙3を搬送する転写ベルト38を備える、ダイレクトタンデム型のレーザプリンタ1を例に挙げて説明したが、本実施形態では、中間転写ベルト71を備える、いわゆる中間転写タンデム型のカラーレーザプリンタ70に対して本発明を適用した例である。以下、実施形態1と同じ構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
レーザプリンタ70は、上記給紙トレイ7からの用紙3を搬送する転写ベルト38の代わりに、エラストマーベルトである中間転写ベルト71を備えている。中間転写ベルト71は3つのベルト支持ローラ72,73,74によって張架されており、前側のベルト支持ローラ72が回転駆動されることで中間転写ベルト71が図示時計回りに循環移動される。そして、中間転写ベルト71が1周回転する間に1色ずつトナー像が中間転写ベルト71に順次転写され、下側に位置するベルト支持ローラ74と転写ローラ75とが対向する転写位置にて4色によるトナー像が一括で用紙3に転写される。この構成において、ベルトクリーニング部76は、ベルト支持ローラ74と転写ローラ75との転写位置よりも下流側において、中間転写ベルト71のうちベルト支持ローラ73,74との間のベルト部分をクリーニングする位置に配置されている。
この構成では、前後方向に並ぶ1対のベルト支持ローラ72,73と、それらの間でベルト支持ローラ73寄りの下方に位置するベルト支持ローラ74との3つのベルト支持ローラによって中間転写ベルト71が張架されている。そして、ベルトユニット75は、これら3つのベルト支持ローラ72〜74、4つの転写ローラ39をフレーム77に回転可能に支持した構成とされ、後端側のベルト支持ローラ73が、スライド軸受け部材78に軸受けされて前後方向にスライド可能になっている。
図4に示すように、本実施形態においても、上記実施形態1と同様に、画像形成ユニット20及びベルトユニット75が本体ケーシング2から上面カバー2Aを介して着脱可能となっており、張力付与機構79が本体ケーシング2側に設けられている。張力付与機構79は、上記実施形態1の2組のレバー61及びコイルバネ54と同様の、2組のレバー80及びコイルバネ81を備える。具体的には、コイルバネ81の前端側が本体ケーシング2側に固定され、自由端となる後端側が各レバー80の下端部に連結されており、各レバー80の上端部が、ベルト支持ローラ73の軸受け部73Aの両端部にそれぞれ前方から突き当たる。このとき、各コイルバネ81は、伸張状態に弾性変形し、この復元力によってベルト支持ローラ73がベルト支持ローラ72に対する離間方向(後方)に付勢され、もって中間転写ベルト71に張力が付与される(図3に示す状態)。
この構成によれば、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。また、中間転写ベルト71のベルト長が伸縮してベルト支持ローラ73が変位しても、感光体ドラム30が対向される上側ベルト部分は、当該感光体ドラム30に対して上下方向の変位はなく、正常に画像形成動作を行うことができる。また、この場合、ベルト支持ローラ72,74の間のベルト部分についてもその長手方向に直交する方向における変位がないため、ここにベルトクリーニング部など他のプロセス部を設けることができる。また、ベルト長が同じ長さだけ伸長した場合において、付勢すべきベルト支持ローラ73の移動量は、上記特許文献1の構成に比べて小さいため、装置の小型化を図ることができる。
<実施形態3>
図5は(請求項3の発明に対応する)実施形態3を示す。上記実施形態1ではコイルバネ54を1対設けた構成としたが、本実施形態では、コイルバネ54を1本としている点で異なる。その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態のレーザプリンタ90では、1組のコイルバネ54及びレバー61が本体ケーシング2の左右方向中央位置に設けられている。そして、上記ベルトクリーニング部41と同様のベルトクリーニング部92は、これらのコイルバネ54及びレバー61を避けるように前端部下面側が凹んだ形状となっている。
一方、ベルトユニット91には、全体としてコの字形をなし、その両端部が、ベルト支持ローラ37のローラ軸の左右端部を支持する1対の軸受け部73Aのそれぞれ連結された引っ掛け部93(請求の範囲の「係合部及び結合部」に相当)が設けられている。そして、引っ掛け部93の両端部間の結合部分の中央位置に、レバー61の上端部が後方から突き当てられ、これにより、伸張状態となるコイルバネ54の復元力によってベルト支持ローラ37がベルト支持ローラ37に対して離間する方向(前方)に付勢され、もって転写ベルト38に張力が付与される。
本構成によれば、1つのコイルバネ54によって、付勢すべきベルト支持ローラ37のローラ軸の両端部を付勢するから、ローラ軸の両端部を個別の付勢バネによって付勢する構成に比べて当該ベルト支持ローラ37に対して軸方向両端に均等な付勢力を与えることができる。
<実施形態4>
図6は(請求項6の発明に対応する)実施形態4を示す。前記実施形態1との相違は、主として、付勢バネをベルトユニット側に設けたところにあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6に示すように、本実施形態に係るレーザプリンタ100では、ベルトユニット101は、ベルト支持ローラ36及び転写ローラ39等を支持するフレーム102の前端側に、当該フレーム102に対して前後にスライド可能なスライド部材103が設けられ、このスライド部材103とフレーム102の前端との間に、ベルト支持ローラ37が軸受け部材104を介して前後方向に移動可能に設けられている。そして、スライド部材103と、軸受け部材104とは、それぞれの左右壁部分が1対のコイルバネ105によって連結されている。
これに対して、本体ケーシング2側には、スライド部材103の左右方向中央位置に後方から接触する係止レバー106(請求の範囲の「係止部材」に相当)が回転可能に設けられている。この係止レバー106は、その基端部が左右方向に沿った回転軸106Aを中心に傾動可能に設けられ、図6に示すように、スライド部材103を前方に付勢して、コイルバネ105の伸張による張力を転写ベルト38に付与する張力付与姿勢と、後方に倒れてその張力付与状態を解除する解除姿勢とに選択的に保持できるようになっている。
本構成によれば、係止レバー106を傾動させるだけで、転写ベルト38への張力付与状態と、その解除状態とにすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態2では、第3の支持ローラに相当するベルト支持ローラ74が複数設けられた構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、タンデム方式のカラーレーザプリンタに適用した例を説明したが、用紙を画像形成位置へと搬送する転写ベルトや、中間転写ベルトを備えるものであれば、単色或いは他の方式のレーザプリンタに対しても適用することができる。
本発明の実施形態1に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 画像形成ユニット及びベルトユニットを取り外した状態を示すレーザプリンタの側断面図 実施形態2に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 画像形成ユニット及びベルトユニットを取り外した状態を示すレーザプリンタの側断面図 実施形態3に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 実施形態4に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図
符号の説明
1,70,90,100…レーザプリンタ(画像形成装置)
30…感光体ドラム(像担持体)
36,37…ベルト支持ローラ(1対の支持ローラ)
38…転写ベルト(無端ベルト)
50,75,91…ベルトユニット
54,81…コイルバネ(付勢バネ)
71…中間転写ベルト(無端ベルト)
72,73…ベルト支持ローラ(第1及び第2の支持ローラ)
74…ベルト支持ローラ(第3の支持ローラ
93…引っ掛け部(係合部、結合部)
106…係止レバー(係止部材)
105…コイルバネ(バネ部材)

Claims (6)

  1. 無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する1対の支持ローラとを有するベルトユニットが、現像剤像を担持する像担持体を有する画像形成装置本体に着脱可能に収容され、前記ベルトユニットが収容された状態で前記支持ローラを付勢して前記無端ベルトに張力を付与する張力付与機構が前記画像形成装置本体側に設けられた画像形成装置であって、
    前記ベルトユニットは、前記画像形成装置本体に収容された状態で、前記無端ベルトのうち前記1対の支持ローラ間において当該1対の支持ローラの並び方向に沿ったベルト部分の外周面に前記像担持体が対向する位置に配され、
    前記張力付与機構は、前記1対の支持ローラのいずれか一方の支持ローラを、当該1対の支持ローラの離間方向に付勢して前記無端ベルトに張力を付与することを特徴とする画像形成装置。
  2. 無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する第1及び第2の支持ローラと、前記第1及び第2の支持ローラを含む平面に対して垂直方向に外れた位置において前記無端ベルトをその内側面側で支持する1又は複数の第3の支持ローラとを有するベルトユニットが、現像剤像を担持する像担持体を有する画像形成装置本体に着脱可能に収容され、前記ベルトユニットが収容された状態で前記支持ローラを付勢して前記無端ベルトに張力を付与する張力付与機構が前記画像形成装置本体側に設けられた画像形成装置であって、
    前記ベルトユニットは、前記画像形成装置本体に収容された状態で、前記無端ベルトのうち前記第1及び第2の支持ローラ間において当該第1及び第2の支持ローラの並び方向に沿ったベルト部分の外周面に前記像担持体が対向する位置に配され、
    前記張力付与機構は、前記第1及び第2の支持ローラのいずれか一方の支持ローラを、当該第1及び第2の支持ローラの離間方向に付勢して前記無端ベルトに張力を付与することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記張力付与機構は、一端部が固定されたコイルバネと、そのコイルバネの自由端に連結された係合部とを備え、
    コイルバネは、前記ベルトユニットが収容された状態で付勢すべき支持ローラの回転軸と前記係合部とが係合することで伸張することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記張力付与機構は、前記ベルトユニットが収容された状態で付勢すべき支持ローラの回転軸の両端部にそれぞれ係合する1対の係合部と、それら1対の係合部を結合する結合部と、その結合部の中央位置に一端が連結され前記ベルトユニットが収容された状態で弾性変形する1つの付勢バネと、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記無端ベルトは、線膨張係数が0.00015cm/cm/℃以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 無端ベルトと、前記無端ベルトをその内周面側で支持する複数の支持ローラとを備えるベルトユニットが、画像形成装置本体に着脱可能に収容される画像形成装置であって、
    前記ベルトユニットは、一端部が前記1対の支持ローラのいずれか一方の支持ローラ側に連結され、他端部が被係止部に連結されたバネ部材を備え、
    前記画像形成装置本体は、前記ベルトユニットが収容された状態で、前記被係止部を係止して前記バネ部材を介して前記一方の支持ローラを前記無端ベルトの内周面に押圧させる係止部材を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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