JP2007005392A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パーティクルの問題を生じることなく、基板の処理に用いた処理液を高純度に回収することができる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】スピンチャック1の周囲を取り囲むように、固定ガード9、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12が配置されている。内昇降ガード10の上端部の上面には、下方に窪む円環状の液体貯留溝24が形成されている。一方、中昇降ガード11の上端部の下面には、液体貯留溝24に向けて突出する略筒状の閉鎖部材30が形成されている。内昇降ガード10の上端部と中昇降ガード11の上端部とが近接した状態では、閉鎖部材30の下端部が液体貯留溝24内に貯留された純水中に進入して、内昇降ガード10および中昇降ガード11の上端部間を閉鎖する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、基板を処理するための基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、基板に対して処理液を用いた処理を施すために、たとえば、基板を1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置が用いられる。この枚葉型の基板処理装置には、基板の処理に用いた後の処理液を回収して、その回収した処理液を以降の処理に再利用する構成のものがある。
処理液を再利用する構成の基板処理装置は、基板をほぼ水平に保持して回転させるスピンチャックと、このスピンチャックによって回転される基板に処理液を供給するためのノズルと、基板から飛散する処理液を捕獲して回収または廃棄するためのカップとを備えている。
カップは、たとえば、スピンチャックによる基板の回転軸線を中心軸線とする同軸円筒状の複数の側壁を有している。各側壁の上端部は、上方ほど各側壁の中心軸線(基板の回転軸線)に近づくように傾斜して、互いに間隔を空けてほぼ平行をなしている。また、各側壁の上端縁は、各側壁の中心軸線を中心軸線とする同一円筒面上に配置され、各上端縁間には、基板から飛散する処理液を受け入れる受入口が形成されている。そして、カップには、すべての側壁を一体的に昇降させるための駆動機構が結合されており、その昇降によって、各受入口をスピンチャックに保持された基板の端面に個々に対向させることができるようになっている。また、各側壁間に形成される空間は、処理液を回収するための回収ドレンまたは処理液を廃棄するための廃棄ドレンと連通している。
この構成により、スピンチャックによって基板を回転させつつ、その回転している基板にノズルから処理液を供給することにより、基板に対する処理液を用いた処理が達成される。また、基板に対する処理液の供給時に、いずれかの受入口を基板の端面に対向させておくことにより、基板の周縁から側方に飛散する処理液を、その受入口に受け入れて、回収ドレンを通して回収または廃棄ドレンを通して廃棄することができる。
特開2004−153078号公報
ところが、各受入口が常に開放されているため、基板から飛散する処理液の飛沫が、その基板の端面に対向している受入口とは異なる受入口(基板の端面に対向していない受入口)に飛入するおそれがある。基板の端面に対向している受入口とは異なる受入口に処理液の飛沫が飛入すると、その受入口が回収すべき処理液(回収液)を受け入れるための受入口である場合には、回収液に他の種類の処理液が混ざってしまい、回収液の純度が低くなるという不具合を生じる。
そこで、複数の側壁を互いに分離して、各側壁を独立に昇降可能な構成とし、2つの側壁の上端部間に間隔を形成して、基板の端面と対向する受入口を形成し、その2つの側壁以外の側壁の上端部をそれと隣り合う側壁の上端部に重ね合わせて、それらの上端部間を閉鎖することが考えられる。これにより、基板から飛散する処理液を受入口に受け入れることができるとともに、その処理液の飛沫が互いに重なる側壁の上端部間に進入することを防止することができる。
しかし、側壁の上端部とそれに隣接する側壁の上端部との間を密着させて閉鎖したり、それらの上端部間を開いて受入口を形成したりするときに、側壁の上端部同士が擦れ合い、基板の汚染の原因となるパーティクルを発生するおそれがある。側壁の上端部とそれに隣接する側壁の上端部との間に少しの隙間を残して、それらを重ね合わせるようにすれば、そのようなパーティクルの発生の問題を回避することができるが、隙間が形成される以上、基板から飛散する処理液の飛沫の進入を完全に防止することはできない。
そこで、この発明の目的は、パーティクルの問題を生じることなく、基板の処理に用いた処理液を高純度に回収することができる基板処理装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板処理装置において、基板(W)をほぼ水平に保持して、その保持した基板を当該基板の表面に交差するほぼ鉛直な回転軸線まわりに回転させる基板回転手段(1)と、前記基板回転手段により回転されている基板に処理液を供給するための処理液供給手段(2)と、前記基板回転手段の周囲を取り囲み、上端部が前記回転軸線と交差する方向に延びるように形成された第1ガード(10,11)と、前記基板回転手段の周囲を取り囲み、上端部(18,20)が前記回転軸線と交差する方向に延び、かつ前記第1ガードの上端部(16,18)に対して上方から対向するように形成された第2ガード(11,12)と、前記第1ガードおよび前記第2ガードの少なくとも一方を昇降させる昇降機構(21,22,23)と、前記第1ガードの上端部の上面から下方に窪んで形成され、内部に液体を貯留する環状の液体貯留溝(24,31)と、前記第2ガードの上端部の下面から前記液体貯留溝に向けて突出する略筒状に形成され、前記第1ガードの上端部と前記第2ガードの上端部とが所定間隔を空けて近接した状態で、下端部が前記液体貯留溝内に貯留された液体に進入して、前記第1ガードの上端部と前記第2ガードの上端部との間を閉鎖する閉鎖部材(30,37)とを含むことを特徴としている。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、第1ガードおよび第2ガードの少なくとも一方を昇降させて、第1ガードの上端部と第2ガードの上端部とを大きく離間させ、それらの上端部間に、基板の端面に対向する受入口を形成することができる。そして、その状態で、基板回転手段により基板を回転させつつ、その基板に処理液を供給すれば、基板の周縁から飛散する処理液を、第1ガードと第2ガードとの間に受け入れることができ、第1ガードと第2ガードとの間を通して回収することができる。また、第1ガードと第2ガードとの間を通して回収すべき処理液と種類の異なる処理液を基板に供給するときには、第1ガードおよび第2ガードの少なくとも一方を昇降させて、第1ガードの上端部と第2ガードの上端部とを比較的小さな所定間隔を空けて近接させ、第1ガードの上端部と第2ガードの上端部との間を、閉鎖部材を液体貯留溝内に貯留された液体に接液させることにより閉鎖すれば、基板から飛散する処理液が第1ガードと第2ガードとの間に飛入することを防止することができる。そのため、第1ガードと第2ガードとの間を通して回収される処理液に、その処理液と異なる他の種類の処理液が混入するのを防止することができる。
しかも、第1ガードおよび/または第2ガードの昇降時に、第1ガードの上端部と第2ガードの上端部との接触がないので、基板の汚染の原因となるパーティクルを発生するおそれがない。
よって、基板の汚染の原因となるパーティクルの発生の問題を生じることなく、基板の処理に使用された処理液を高純度に回収することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の基板処理装置において、前記液体貯留溝に液体を供給する液体供給手段(25,32)をさらに含むことを特徴としている。
この構成によれば、液体貯留溝に液体を供給することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の基板処理装置において、前記液体貯留溝に貯留されている液体を排出する排液手段(27,34)をさらに含むことを特徴としている。
この構成によれば、液体貯留溝から液体を排出することができる。
また、液体供給手段および排液手段の両方を備える場合には、液体貯留溝に液体を供給しながら、その液体貯留溝から液体を排出することにより、見かけ上、液体貯留溝に液体が貯留した状態を形成することができる。この場合、基板から飛散する処理液が液体貯留溝に貯留されている液体に混入しても、その処理液を含む液体を液体貯留溝から速やかに排出することができる。そのため、処理液を含む液体が液体貯留溝に滞留することを防止することができ、そのような液体の気化物による基板汚染の問題を回避することができる。
なお、液体供給手段および排液手段の両方を備える場合には、さらに、液体供給手段により液体貯留溝に供給される液体の流量を調節する流量調節手段(33)を備え、この流量調節手段によって、液体貯留溝に供給される液体の流量が、液体貯留溝に貯留される液体の水位が第1ガードの上端部の上面よりも低い一定水位を保つように調節されることが好ましい。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記第1ガードの上端部の上面から下方に窪んで形成され、前記液体貯留溝の周囲を取り囲む環状の排液溝(28,35)をさらに含むことを特徴としている。
この構成によれば、たとえ液体貯留溝から液体が溢れても、その溢れた液体を排液溝に流入させて排出することができる。そのため、液体貯留溝から溢れた液体が第1ガードと第2ガードとの間を通して回収される処理液に混入することを防止することができ、その回収される処理液の純度をさらに向上させることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1、図2および図3は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を図解的に示す断面図である。この基板処理装置は、基板の一例であるシリコン半導体ウエハW(以下、単に「ウエハW」という。)の表面に処理液を供給して、その表面に対して処理液による処理を施すための枚葉型の装置である。この基板処理装置は、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック1と、スピンチャック1に保持されたウエハWの表面に処理液を供給するための処理液ノズル2と、ウエハWから飛散する処理液を受け取るための受け部材3とを備えている。
スピンチャック1は、図示しないモータの回転駆動力によりほぼ鉛直な軸線Cまわりに回転される円盤状のスピンベース4と、このスピンベース4の周縁部の複数箇所にほぼ等角度間隔で設けられ、ウエハWをほぼ水平な姿勢で挟持するための複数個の挟持部材5とを備えている。これにより、スピンチャック1は、複数個の挟持部材5によってウエハWを挟持した状態で、スピンベース4を回転させることにより、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢を保ったまま、スピンベース4とともに回転させることができる。
なお、スピンチャック1としては、このような挟持式のスピンチャックに限らず、たとえば、ウエハWの下面を真空吸着する吸着ベースを備え、その吸着ベースにウエハWの裏面を吸着させて、ウエハWをほぼ水平な姿勢で保持した状態で、吸着ベースをほぼ鉛直な軸線まわりに回転させることにより、ウエハWをほぼ水平な姿勢を保ったまま回転させることができる真空吸着式のスピンチャック(バキュームチャック)が採用されてもよい。
処理液ノズル2には、処理液としての第1薬液、第2薬液および純水がそれぞれ第1薬液バルブ6、第2薬液バルブ7および純水バルブ8を介して選択的に供給されるようになっている。すなわち、第1薬液バルブ6が開かれると、第1薬液供給源(図示せず)からの第1薬液が処理液ノズル2に供給され、第2薬液バルブ7が開かれると、第2薬液供給源(図示せず)からの第2薬液が処理液ノズル2に供給され、純水バルブ8が開かれると、純水供給源(図示せず)からの純水が処理液ノズル2に供給されるようになっている。処理液ノズル2に供給される第1薬液、第2薬液および純水は、処理液ノズル2からスピンチャック1に保持されたウエハWの中央部に向けて吐出される。
受け部材3は、固定ガード9、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12を備えている。
固定ガード9は、スピンチャック1の周囲を取り囲むように設けられ、スピンチャック1によるウエハWの回転軸線(スピンベース4の回転軸線)Cに対してほぼ回転対称な形状に形成されている。より具体的には、固定ガード9は、ウエハWの回転軸線Cを中心軸線とする円筒状の円筒部13と、この円筒部13の上端から内側斜め上方に向けて延びる(上方ほどウエハWの回転軸線Cに近づくように傾斜する)傾斜部14とを一体的に備えている。この固定ガード9は、スピンチャック1に対して固定的に配置されており、傾斜部14の上端は、スピンベース4の下方に位置している。
内昇降ガード10は、固定ガード9の周囲を取り囲むように設けられ、スピンチャック1によるウエハWの回転軸線Cに対してほぼ回転対称な形状に形成されている。より具体的には、内昇降ガード10は、ウエハWの回転軸線Cを中心軸線とする円筒状に形成され、固定ガード9の円筒部13に対して外側から対向する円筒部15と、この円筒部15の上端から内側斜め上方に向けて延び、固定ガード9の傾斜部14に対して上側から対向する傾斜部16とを一体的に備えている。また、円筒部15の上端縁(先端縁)は、固定ガード9の傾斜部14の上端縁と同一円筒面上に配置されている。
中昇降ガード11は、内昇降ガード10の周囲を取り囲むように設けられ、スピンチャック1によるウエハWの回転軸線Cに対してほぼ回転対称な形状に形成されている。より具体的には、中昇降ガード11は、ウエハWの回転軸線Cを中心軸線とする円筒状に形成され、内昇降ガード10の円筒部15に対して外側から対向する円筒部17と、この円筒部17の上端から内側斜め上方に向けて延び、内昇降ガード10の傾斜部16に対して上側から対向する傾斜部18とを一体的に備えている。また、円筒部17の上端縁は、固定ガード9の傾斜部14の上端縁と同一円筒面上に配置されている。
外昇降ガード12は、中昇降ガード11の周囲を取り囲むように設けられ、スピンチャック1によるウエハWの回転軸線Cに対してほぼ回転対称な形状に形成されている。より具体的には、外昇降ガード12は、ウエハWの回転軸線Cを中心軸線とする円筒状に形成され、中昇降ガード11の円筒部17に対して外側から対向する円筒部19と、この円筒部19の上端から内側斜め上方に向けて延び、中昇降ガード11の傾斜部18に対して上側から対向する傾斜部20とを一体的に備えている。また、円筒部19の上端縁は、固定ガード9の傾斜部14の上端縁と同一円筒面上に配置されている。
内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12には、それぞれ第1昇降機構21、第2昇降機構22および第3昇降機構23が結合されている。内昇降ガード10は、第1昇降機構21によって、傾斜部16が固定ガード9の傾斜部14との間に相対的に大きな間隔を空けて離間する位置と、傾斜部16が固定ガード9の傾斜部14に対して相対的に小さな所定間隔を空けて近接する位置とに昇降される。また、中昇降ガード11は、第2昇降機構22によって、傾斜部18が内昇降ガード10の傾斜部16との間に相対的に大きな間隔を空けて離間する位置と、傾斜部18が内昇降ガード10の傾斜部16に対して相対的に小さな所定間隔を空けて近接する位置とに昇降される。さらに、外昇降ガード12は、第3昇降機構23によって、傾斜部20が中昇降ガード11の傾斜部18との間に相対的に大きな間隔を空けて離間する位置と、傾斜部20が中昇降ガード11の傾斜部18に対して相対的に小さな所定間隔を空けて近接する位置とに昇降される。
そして、内昇降ガード10の傾斜部16の上端部には、その上面から下方に窪む断面凹状を有する円環状の液体貯留溝24が形成されている。この液体貯留溝24の底面には、内昇降ガード10の内部に形成された純水供給路25が接続されている。純水供給路25には、純水供給源からの純水が流量調節バルブ26により一定流量に調節されて供給されるようになっている。また、液体貯留溝24の底面には、内昇降ガード10の内部に形成された排水路27が、たとえば、ウエハWの回転軸線Cに関して液体貯留溝24に対する純水供給路25の接続位置と対称をなす位置に接続されている。これにより、純水供給路25から液体貯留溝24に一定流量の純水が流入し、その純水が液体貯留溝24を通って排水路27から排出される。その結果、液体貯留溝24は、見かけ上、純水を貯留した状態となる。流量調節バルブ26は、その液体貯留溝24に貯留される純水の水位が傾斜部16の上面よりも低い一定水位を保つように調節される。
さらに、内昇降ガード10の傾斜部16には、その上面から下方に窪む断面凹状を有する円環状の排液溝28が形成されている。この排液溝28は、液体貯留溝24の周囲を取り囲むように設けられている。排液溝28の底面には、排水路27から分岐した分岐排水路29が接続されている。
また、中昇降ガード11の傾斜部18の上端部には、その下面から液体貯留溝24に向けて突出する略筒状の閉鎖部材30が一体的に形成されている。この閉鎖部材30は、図2に示すように、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18とが大きく離間した状態で、その下端部が液体貯留溝24内から離脱して、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間を開放する。一方、図1および図3に示すように、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18とが近接した状態で、その下端部が液体貯留溝24内に貯留された純水中に進入して、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間を閉鎖する。
また、中昇降ガード11の傾斜部18の上端部には、その上面から下方に窪む断面凹状を有する円環状の液体貯留溝31が形成されている。この液体貯留溝31の底面には、中昇降ガード11の内部に形成された純水供給路32が接続されている。純水供給路32には、純水供給源からの純水が流量調節バルブ33により一定流量に調節されて供給されるようになっている。また、液体貯留溝31の底面には、中昇降ガード11の内部に形成された排水路34が、たとえば、ウエハWの回転軸線Cに関して液体貯留溝31に対する純水供給路32の接続位置と対称をなす位置に接続されている。これにより、純水供給路32から液体貯留溝31に一定流量の純水が流入し、その純水が液体貯留溝31を通って排水路34から排出される。これにより、純水供給路32から液体貯留溝31に一定流量の純水が流入し、その純水が液体貯留溝31を通って排水路34から排出される。その結果、液体貯留溝31は、見かけ上、純水を貯留した状態となる。流量調節バルブ33は、その液体貯留溝31に貯留される純水の水位が傾斜部18の上面よりも低い一定水位を保つように調節される。なお、図1〜3において、排水路27および排水路34が合流した下流側流路の途中にバルブBが設けられているが、本実施形態においては常に開成された状態となっている。
さらに、中昇降ガード11の傾斜部18には、その上面から下方に窪む断面凹状を有する円環状の排液溝35が形成されている。この排液溝35は、液体貯留溝31の周囲を取り囲むように設けられている。排液溝35の底面には、排水路34から分岐した分岐排水路36が接続されている。
また、外昇降ガード12の傾斜部20の先端部(上端部)には、その下面から液体貯留溝31に向けて突出する略筒状の閉鎖部材37が一体的に形成されている。この閉鎖部材37は、図1に示すように、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20とが大きく離間した状態で、その下端部が液体貯留溝31内から離脱して、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間を開放する。一方、図2および図3に示すように、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20とが近接した状態で、その下端部が液体貯留溝31内に貯留された純水中に進入して、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間を閉鎖する。
スピンチャック1に対するウエハWの搬入前は、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12がそれぞれ最下方まで下げられることにより、外昇降ガード12の傾斜部20の上端がいずれも、スピンチャック1によるウエハWの保持位置よりも下方に位置している。
ウエハWが搬入されてきて、そのウエハWがスピンチャック1に保持されると、たとえば、図1に示すように、外昇降ガード12のみが上昇されて、外昇降ガード12の傾斜部20が中昇降ガード11の傾斜部18の上方に大きく離間し、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。
その後、ウエハW(スピンチャック1)の回転が開始され、ウエハWの回転速度が予め定める速度に達すると、第1薬液バルブ6が開かれて、処理液ノズル2からウエハWの表面の中央部に第1薬液が供給される。ウエハWの表面上に供給された第1薬液は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を流れ、ウエハWの周縁から側方へと飛散する。これにより、ウエハWの表面全域に第1薬液が行き渡り、ウエハWの表面に対して第1薬液による処理が施されていく。
ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する第1薬液は、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間に形成されている受入口に飛入する。そして、中昇降ガード11と外昇降ガード12との間を通して、図示しない第1薬液回収設備に回収される。このとき、中昇降ガード11の傾斜部18と内昇降ガード10の傾斜部16とが近接し、閉鎖部材30の下端部が液体貯留溝24内に貯留された純水中に進入して、閉鎖部材30が内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間を閉鎖する。これにより、ウエハWから飛散する第1薬液が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間に進入することが防止される。
ウエハWへの第1薬液の供給が所定時間にわたって行われると、内昇降ガード10および中昇降ガード11が上昇されて、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18とが近接した状態を保ったまま、中昇降ガード11の傾斜部18が外昇降ガード12の傾斜部20に近接する。これにより、図3に示すように、固定ガード9の傾斜部14と内昇降ガード10の傾斜部16とが離間し、それらの間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。このとき、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間が閉鎖部材30により閉鎖されているので、ウエハWの回転および第1薬液の供給が継続されていても、ウエハWから飛散する第1薬液が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間に進入することを防止することができる。
この後、第1薬液バルブ6が閉じられて、処理液ノズル2からウエハWへの第1薬液の供給が停止される。そして、純水バルブ8が開かれて、処理液ノズル2からウエハWの表面の中央部に純水が供給される。ウエハWの表面上に供給された純水は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を流れ、このときウエハWの表面および裏面に付着している第1薬液を洗い流す(リンス処理)。そして、第1薬液を含む純水は、ウエハWの周縁から振り切られて飛散する。
ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する純水(第1薬液を含む純水)は、固定ガード9の傾斜部14と内昇降ガード10の傾斜部16との間に形成されている受入口に飛入する。そして、固定ガード9と内昇降ガード10との間を通して、図示しない廃液ドレンに向けて排出される。このとき、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間が閉鎖部材30により閉鎖され、また、中昇降ガード11の傾斜部18が外昇降ガード12の傾斜部20に近接されることにより、閉鎖部材37の下端部が液体貯留溝31内に貯留された純水中に進入して、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間が閉鎖部材37により閉鎖されている。これにより、ウエハWから飛散する純水が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間および中昇降ガード11と外昇降ガード12との間に進入することが防止される。
ウエハWへの純水の供給が所定時間にわたって行われると、純水バルブ8が閉じられて、処理液ノズル2からウエハWへの純水の供給が停止される。そして、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12がそれぞれ最下方まで下げられる。この後、ウエハW(スピンチャック1)の回転速度が予め定める高回転速度に上げられて、ウエハWの表面に付着している純水を遠心力で振り切って乾燥させる乾燥工程が所定時間にわたって行われる。乾燥工程が終了すると、スピンチャック1によるウエハWの回転が止められて、スピンチャック1から処理後のウエハWが搬出されていく。
また、第1薬液による処理後のリンス工程に引き続いて、ウエハWに対して第2薬液による処理が行われる場合には、処理液ノズル2からウエハWへの純水の供給が停止された後、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12が最上方に位置している状態から、内昇降ガード10のみが下降される。これにより、図2に示すように、内昇降ガード10の傾斜部16が、中昇降ガード11の傾斜部18から離間して、固定ガード9の傾斜部14に近接し、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。
そして、ウエハWの回転が続けられたまま、第2薬液バルブ7が開かれて、処理液ノズル2からウエハWの表面の中央部に第2薬液が供給される。ウエハWの表面上に供給された第2薬液は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を流れ、ウエハWの周縁から側方へと飛散する。これにより、ウエハWの表面全域に第2薬液が行き渡り、ウエハWの表面に対して第2薬液による処理が施されていく。
ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する第2薬液は、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間に形成されている受入口に飛入する。そして、内昇降ガード10と中昇降ガード11との間を通して、図示しない第2薬液回収設備に回収される。このとき、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間が閉鎖部材37により閉鎖されているので、ウエハWから飛散する第2薬液が中昇降ガード11と外昇降ガード12との間に進入することが防止される。
ウエハWへの第2薬液の供給が所定時間にわたって行われると、内昇降ガード10が上昇されて、内昇降ガード10の傾斜部16が中昇降ガード11の傾斜部18に近接する。これにより、図3に示すように、再び、固定ガード9の傾斜部14と内昇降ガード10の傾斜部16との間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。
この後、第2薬液バルブ7が閉じられて、処理液ノズル2からウエハWへの第2薬液の供給が停止される。そして、純水バルブ8が開かれて、処理液ノズル2からウエハWの表面の中央部に純水が供給される。ウエハWの表面上に供給された純水は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面上を流れ、このときウエハWの表面および裏面に付着している第2薬液を洗い流す(リンス処理)。このリンス処理では、第1薬液を洗い流すためのリンス処理の場合と同様に、ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する純水(第2薬液を含む純水)は、固定ガード9の傾斜部14と内昇降ガード10の傾斜部16との間に形成されている受入口に飛入し、固定ガード9と内昇降ガード10との間から廃液ドレンに排出される。このとき、内昇降ガード10の傾斜部16が中昇降ガード11の傾斜部18に近接して、閉鎖部材30が液体貯留溝24内に貯留された純水中に進入し、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間が閉鎖部材30により閉鎖されている。これにより、ウエハWから飛散する純水が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間および中昇降ガード11と外昇降ガード12との間に進入することが防止される。
ウエハWへの純水の供給が所定時間にわたって行われると、純水バルブ8が閉じられて、処理液ノズル2からウエハWへの純水の供給が停止される。そして、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12がそれぞれ最下方まで下げられる。この後、ウエハW(スピンチャック1)の回転速度が予め定める高回転速度に上げられて、ウエハWの表面に付着している純水を遠心力で振り切って乾燥させる乾燥工程が所定時間にわたって行われる。乾燥工程が終了すると、スピンチャック1によるウエハWの回転が止められて、スピンチャック1から処理後のウエハWが搬出されていく。
以上のように、この実施形態によれば、第1薬液によるウエハWの処理時には、外昇降ガード12の傾斜部20が中昇降ガード11の傾斜部18の上方に大きく離間され、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。これにより、ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する第1薬液を、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間に形成されている受入口に飛入させることができ、中昇降ガード11と外昇降ガード12との間を通して回収することができる。このとき、中昇降ガード11の傾斜部18と内昇降ガード10の傾斜部16とが近接し、閉鎖部材30の下端部が液体貯留溝24内に貯留された純水中に進入して、閉鎖部材30が内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間を閉鎖しているので、ウエハWから飛散する第1薬液が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間に進入することを防止することができる。そのため、第1薬液を高純度に回収することができる。
また、第2薬液によるウエハWの処理時には、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18とが大きく離間されて、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間に、ウエハWの端面に対向する受入口が形成される。これにより、ウエハWの周縁から振り切られて側方に飛散する第2薬液を、内昇降ガード10の傾斜部16と中昇降ガード11の傾斜部18との間に形成されている受入口に飛入させることができ、内昇降ガード10と中昇降ガード11との間を通して回収することができる。このとき、中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20とが近接し、閉鎖部材37の下端部が液体貯留溝31内に貯留された純水中に進入して、閉鎖部材37が中昇降ガード11の傾斜部18と外昇降ガード12の傾斜部20との間を閉鎖しているので、ウエハWから飛散する第2薬液が中昇降ガード11と外昇降ガード12との間に進入することを防止することができる。そのため、第2薬液を高純度に回収することができる。
しかも、固定ガード9、内昇降ガード10、中昇降ガード11および外昇降ガード12が相互に接触しないので、ウエハWの汚染の原因となるパーティクルを発生するおそれがない。
よって、ウエハWの汚染の原因となるパーティクルの発生の問題を生じることなく、ウエハWの処理に使用された第1薬液および第2薬液をそれぞれ高純度に回収することができる。
また、中昇降ガード11の傾斜部18には、排液溝35が液体貯留溝31の周囲を取り囲むように形成されているので、たとえ液体貯留溝31から純水が溢れても、その溢れた純水を、排液溝35に流入させて、排液溝35から分岐排水路36を通して排出することができる。そのため、液体貯留溝31から溢れた純水が中昇降ガード11と外昇降ガード12との間を通して回収される第1薬液に混入することを防止することができ、その回収される第1薬液の純度をさらに向上させることができる。
同様に、内昇降ガード10の傾斜部16には、排液溝28が液体貯留溝24の周囲を取り囲むように形成されているので、たとえ液体貯留溝24から純水が溢れても、その溢れた純水を、排液溝28に流入させて、排液溝28から分岐排水路29を通して排出することができる。そのため、液体貯留溝24から溢れた純水が内昇降ガード10と中昇降ガード11との間を通して回収される第2薬液に混入することを防止することができ、その回収される第2薬液の純度をさらに向上させることができる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、処理液ノズル2からウエハWの表面に第1薬液、第2薬液および純水が選択的に供給されるとしたが、スピンチャック1に上方に、ウエハWの表面に第1薬液を供給するためのノズルと、ウエハWの表面に第2薬液を供給するためのノズルと、ウエハWの表面に純水を供給するためのノズルとを設けて、それらのノズルを選択して、ウエハWの表面に第1薬液、第2薬液および純水を供給する構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、固定ガード9がスピンチャック1に対して固定的に配置されているとしたが、固定ガード9にボールねじ機構などを含む昇降機構が結合されて、固定ガード9がスピンチャック1に対して昇降する構成が採用されてもよい。
さらにまた、閉鎖部材30,37の下端部は、断面先細り形状に形成されることが好ましい。閉鎖部材30,37の下端部が断面先細り形状であれば、閉鎖部材30,37の下端部がそれぞれ液体貯留溝24,31に貯留されている純水から抜け出たときに、閉鎖部材30,37に付着した純水を速やかに流下させることができ、閉鎖部材30,37に純水が付着した状態のままで長時間放置されることを防止することができる。
なお、液体貯留溝24,31に貯留される液体は、純水に限定されず、たとえば、液体貯留溝24には第2薬液が貯留され、液体貯留溝31には第1薬液が貯留されてもよい。
また、上記の実施形態では、純水供給路25,32から液体貯留溝24,31に一定流量の純水を流入させつつ、その純水が排水路27,34から排出されることによって、液体貯留溝24,31に所定量の純水が貯留した状態を維持するようになっており、したがって、液体貯留溝24,31内の液体は常時入れ替えられるようになっている。しかし、これに限らず、この液体貯留溝24,31内の液体の入れ替えは、必要に応じたタイミングで間欠的に行なってもよい。具体的にはたとえば、最初、排水路27,34の下流側流路の途中に設けられたバルブBを閉成するとともに、純水供給路25,32から液体貯留溝24,31に予め所定量の純水を供給して貯留し、この状態で基板処理を始める。そして、基板処理がしばらくの期間行なわれた後、所定の時間的条件(たとえば、所定の処理経過時間毎、所定の基板処理枚数毎、所定の基板処理ロット終了毎等)に応じたタイミングで、排水路27,34の途中に設けられたバルブBを開成して、液体貯留溝24,31内の液体を排出した後、再度、バルブBを閉成するとともに、純水供給路25,32から液体貯留溝24,31に所定量の新しい純水を供給することにより、液体貯留溝24,31内の液体の入れ替えを実現してもよい。このようにすれば、液体貯留溝24,31に供給する純水の消費量を大幅に削減することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の図解的な断面図であり、ウエハに対する第1薬液による処理時における内昇降ガード、中昇降ガードおよび外昇降ガードの位置を示す。 この発明の一実施形態に係る基板処理装置の図解的な断面図であり、ウエハに対する第2薬液による処理時における内昇降ガード、中昇降ガードおよび外昇降ガードの位置を示す。 この発明の一実施形態に係る基板処理装置の図解的な断面図であり、ウエハに対する純水による処理時における内昇降ガード、中昇降ガードおよび外昇降ガードの位置を示す。
符号の説明
1 スピンチャック
2 処理液ノズル
10 内昇降ガード
11 中昇降ガード
12 外昇降ガード
16 傾斜部
18 傾斜部
20 傾斜部
21 第1昇降機構
22 第2昇降機構
23 第3昇降機構
24 液体貯留溝
25 純水供給路
26 流量調節バルブ
27 排水路
28 排液溝
30 閉鎖部材
31 液体貯留溝
32 純水供給路
33 流量調節バルブ
34 排水路
35 排液溝
37 閉鎖部材
C 回転軸線
W ウエハ

Claims (4)

  1. 基板をほぼ水平に保持して、その保持した基板を当該基板の表面に交差するほぼ鉛直な回転軸線まわりに回転させる基板回転手段と、
    前記基板回転手段により回転されている基板に処理液を供給するための処理液供給手段と、
    前記基板回転手段の周囲を取り囲み、上端部が前記回転軸線と交差する方向に延びるように形成された第1ガードと、
    前記基板回転手段の周囲を取り囲み、上端部が前記回転軸線と交差する方向に延び、かつ前記第1ガードの上端部に対して上方から対向するように形成された第2ガードと、
    前記第1ガードおよび前記第2ガードの少なくとも一方を昇降させる昇降機構と、
    前記第1ガードの上端部の上面から下方に窪んで形成され、内部に液体を貯留する環状の液体貯留溝と、
    前記第2ガードの上端部の下面から前記液体貯留溝に向けて突出する略筒状に形成され、前記第1ガードの上端部と前記第2ガードの上端部とが所定間隔を空けて近接した状態で、下端部が前記液体貯留溝内に貯留された液体に進入して、前記第1ガードの上端部と前記第2ガードの上端部との間を閉鎖する閉鎖部材とを含むことを特徴とする、基板処理装置。
  2. 前記液体貯留溝に液体を供給する液体供給手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記液体貯留溝に貯留されている液体を排出する排液手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記第1ガードの上端部の上面から下方に窪んで形成され、前記液体貯留溝の周囲を取り囲む環状の排液溝をさらに含むことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置。
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