JP2006527785A - セルロースエーテル - Google Patents

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Abstract

4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有し、そして(a)平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.0003〜0.08モルの、炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含む置換基及び(b)式II(式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、R8は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、Az-はアニオンであり、そしてzは1、2又は3である)を有する置換基で置換されているセルロースエーテルはヘア及びスキンケア組成物に於いて有用である。

Description

本発明は、疎水性置換基及びカチオン性置換基を含むセルロースエーテル、それらの製造及びパーソナルケア組成物に於けるそれらの使用に関する。
疎水性置換基及び/又はカチオン性置換基を含むセルロースエーテルは長年に亘って知られている。
特許文献1には、第四級窒素含有セルロースエーテル及び紙パルプ、石炭ダスト若しくはシリカ若しくはクレーのための凝集剤としての又は紙の製造に於ける歩留まり助剤としてのそれらの使用が開示されている。
特許文献2には、疎水的に置換された水溶性カチオン性多糖類が開示されている。この疎水性置換基は、窒素及び少なくとも8個の炭素原子のアルキル基を含む第四級置換基である。この水溶性多糖類は、典型的には、多糖類繰り返し単位1モル当たり、平均で約2モルのヒドロキシエチル置換基を有するヒドロキシエチルセルロースである。開示されたヒドロキシエチルセルロースは、20〜500cpの、2重量%ブルックフィールド粘度を与えるための分子量(これは、約400〜1,600個のアンヒドログルコース繰り返し単位に相当する)を有する。この疎水的に置換された水溶性カチオン性多糖類は、毛髪及び皮膚処理配合物、例えばシャンプー及びハンドローションに於いて有用である。しかしながら、このようなポリマーを含有する水性組成物を毛髪又は皮膚に適用するとき、毛髪又は皮膚のような固体表面でのポリマーの保持性を意味する、このようなポリマーの持続性(substantivity)を改良することが望ましいであろう。
特許文献3には、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.11〜0.25モルよりも多くの疎水性置換基及びアンヒドログルコース単位1モル当たり0.05〜0.50モルのカチオン性置換基で置換された、二重置換カチオン性セルロースエーテルが開示されている。このカチオン性セルロースエーテルは、増加した粘度及び発泡を有するが、持続性に劣る。残念ながら、これらのカチオン性セルロースエーテルを含有する典型的なシャンプー配合物は、ゲルを形成する点まで非常に粘稠であり、それらを実用的でなくする。
米国特許第3,472,840号明細書 米国特許第4,663,159号明細書 米国特許第5,407,919号明細書
従って、パーソナルケア組成物、例えばヘアケア組成物又はスキンケア組成物に於いて有用な、新規なセルロースエーテルを提供することが望ましい。最適化された粘度及び/又は良好な持続性を有するヘアケア組成物又はスキンケア組成物を提供する新規なセルロースエーテルを提供することが特に望ましい。本発明の好ましい目的は、良好な湿潤及び乾燥櫛とき性(combability)並びに/又は良好な湿潤及び乾燥感触を有するヘアケア組成物を製造するのに有用な、新規なセルロースエーテルを提供することである。本発明の他の好ましい目的は、モイスチャライジング剤を含むスキンケア組成物を製造するための、特に高レベルのモイスチャライジング剤、例えばひまわり種油を皮膚の上に残すスキンケア組成物を製造するための、新規なセルロースエーテル誘導体を提供することである。
本発明の一つの態様は、4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有し、そして
(a)平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.0003〜0.08モルの、炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含む置換基及び
(b)式II:
[R5678+](Az-1/z (II)
(式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
8は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、
z-はアニオンであり、そして
zは1、2又は3である)
を有する置換基
で置換されている、セルロースエーテルである。
本発明の他の態様は、上記のセルロースエーテルの製造方法である。この方法は、4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有するセルロースエーテルを、
(a)炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含み、そしてグリシジルエーテル、α−オレフィンエポキシド、アルキルハライド、式Iaの化合物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物、
12104+(Az-1/z (Ia)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
4は炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基であり、
10は、
Figure 2006527785
であり、
z-はアニオンであり、そして
zは1、2又は3である)
並びに
(b)式IIa:
[R5679+](Az-1/z (IIa)
(式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
9は、
Figure 2006527785
であり、
z-はアニオンであり、そして
zは1、2又は3である)
の化合物と反応させる工程を含んでなる。
本発明の更に別の態様は、上記のセルロースエーテルを含む、パーソナルケア組成物、例えばヘアケア組成物又はスキンケア組成物である。
本発明に従って使用するために適しているセルロースエーテルはセルロースのエーテル化誘導体を含む。典型的なセルロースエーテルは、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース又はヒドロキシエチルカルボキシメチルセルロースを含む。好ましいセルロースエーテルは、ヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースを含む。本発明に従って使用するために適している最も好ましいセルロースエーテルはヒドロキシエチル基を含む。好ましくは、これらのセルロースエーテルは、1.0〜3.0、更に好ましくは1.5〜2.5のM.S.(ヒドロキシエチル)を有する。M.S.(ヒドロキシエチル)は、アンヒドログルコース単位1モル当たりの、エーテル結合によって結合されたヒドロキシエチル基の平均モル数を表す。このセルロースエーテルは、少なくとも4,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位、好ましくは少なくとも4,500個のアンヒドログルコース繰り返し単位、更に好ましくは少なくとも5,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位、最も好ましくは少なくとも6,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有する。このセルロースエーテルは、10,000個以下のアンヒドログルコース繰り返し単位、好ましくは9,000個以下のアンヒドログルコース繰り返し単位、最も好ましくは8,000個以下のアンヒドログルコース繰り返し単位を有する。このようなセルロースエーテルは市販されている。その代わりに、このようなセルロースエーテルは、当業者に公知の方法によってセルロースから製造することができる。
本発明のセルロースエーテル誘導体は、下記のような疎水性置換基(a)及びカチオン性置換基(b)で置換されているセルロースエーテルである。
本発明に従って使用するために適している疎水性置換基(a)は、炭素数8〜24、好ましくは炭素数10〜24、更に好ましくは炭素数12〜18、最も好ましくは炭素数12〜15のアルキル又はアリールアルキル基を含む。本明細書で使用する用語「アリールアルキル基」は、芳香族構造及び脂肪族構造の両方を含む基を意味する。最も好ましい脂肪族疎水性置換基は、ドデシル基であり、最も好ましくは直鎖である。この疎水性置換基は、典型的にはカチオン性又は非イオン性である。疎水性置換基として使用するために適している多くの疎水物質含有試薬は、市販されている。更に、このような疎水物質含有試薬の製造方法及びこのような疎水性置換基を含ませるためのセルロースエーテルの誘導方法は、当業者に公知である。例えば、1980年10月14日発行の米国特許第4,228,277号明細書、1987年5月5日発行の米国特許第4,663,159号明細書及び1989年7月4日発行の米国特許第4,845,175号明細書参照。
本発明に従って使用するために適している好ましい疎水性置換基(a)は、式(I):
1234+(Az-1/z (I)
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
3は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、
4は炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基であり、
z-はアニオンであり、そして
zは1、2又は3である)
を有する。
好ましくはR1は、更に好ましくはR1及びR2の両方は−CH3である。好ましくはR3は−CH2−CHOH−CH2−である。好ましくは、R4は、−Cn(2n+1)(式中、nは8〜24、更に好ましくは10〜18、最も好ましくは12である)である。Az-はzの原子価を有するアニオン、例えばリン酸塩、硝酸塩、硫酸塩又はハライドである。塩酸塩が最も好ましいイオンである。Zは好ましくは1又は2、更に好ましくは1である。最も好ましい疎水性置換基(a)はR1、R2、R3、R4、Az-及びzの2個又はそれ以上、好ましくはそれぞれが、上記の好ましい意味を有するものである。
他の好ましい疎水性置換基には、炭素数8〜24、好ましくは炭素数10〜24、更に好ましくは炭素数12〜18、そして最も好ましくは炭素数12〜15のアルキル又はアリールアルキル基を含む、疎水物質含有試薬から誘導されるものが含まれる。グリシジルエーテル、例えばノニルフェニルグリシジルエーテル若しくはドデシルフェニルグリシジルエーテル又はα−オレフィンエポキシド、例えば1,2−エポキシヘキサデカン及びそれらのそれぞれのクロロヒドリン又はアルキルハライド、例えば臭化ドデシル並びにこれらの混合物が好ましい。
置換基(a)の平均置換レベルは、アンヒドログルコース単位1モル当たり、少なくとも0.0003、好ましくは少なくとも0.0005モルで、アンヒドログルコース単位1モル当たり、0.08モル以下、好ましくは0.07モル以下、最も好ましくは0.05モル以下である。全置換レベルが上記の範囲内であるという条件で、1個より多い特定の疎水性置換基が、セルロースエーテル上に置換されていてよい。
本発明に従って使用するために適しているカチオン性置換基(b)は式II
[R5678+](Az-1/z (II)
(式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
8は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、
z-はアニオンであり、そして
zは1、2又は3である)
を有する。
好ましくはR5は−CH3である。更に好ましくはR5、R6及びR7は−CH3である。好ましくはR8は−CH2−CHOH−CH2−である。Az-はzの原子価を有するアニオン、例えばリン酸塩、硝酸塩、硫酸塩又はハライドである。塩酸塩が最も好ましいイオンである。Zは好ましくは1又は2、更に好ましくは1である。最も好ましいカチオン性置換基(b)はR5、R6、R7、R8、Az-及びzの2個又はそれ以上、好ましくはそれぞれが上記の好ましい意味を有するものである。
上記のようなカチオン性置換基(b)の製造方法及びこのようなカチオン性置換基を含ませるためのセルロースエーテルの誘導方法は当業者に公知である。例えば1987年5月5日発行の米国特許第4,663,159号明細書参照。
カチオン性置換基(b)の平均置換レベルは、一般的に、アンヒドログルコース単位1モル当たり、約0.02〜約0.9モル、好ましくは約0.05〜約0.8モル、更に好ましくは約0.1〜約0.6モル、最も好ましくは0.15〜0.35モルの置換基(b)である。1個より多い特定のカチオン性置換基(b)がセルロースエーテル上に置換されていてよいが、全置換レベルは好ましくは上記の範囲内である。
アンヒドログルコース繰り返し単位当たりの窒素の平均重量%は、好ましくは約0.2〜約3.5%、更に好ましくは約0.5〜約2.5%、最も好ましくは約0.5〜約2.0%である。
本発明の最も好ましいセルロースエーテルは、好ましくは上記開示された好ましい重量範囲内と組合せて、上記のような好ましい置換基(a)及び好ましい置換基(b)を含む。
本発明のセルロースエーテル誘導体は、典型的には水溶性である。本明細書で使用する用語「水溶性」は、少なくとも1g、好ましくは少なくとも2gのセルロースエーテル誘導体が、25℃及び1気圧で、100gの蒸留水中に可溶性であることを意味する。水溶解度の程度は、セルロースエーテル上のエーテル置換の程度を調節することにより、そして疎水性置換基及びカチオン性置換基の置換レベルを調節することにより、変化させることができる。セルロースエーテルの水溶解度を変化させるための技術は、当業者に公知である。
本発明のセルロースエーテル誘導体は、25℃でブルックフィールド粘度計によって、2重量%水溶液として測定した、1,500〜350,000mPa.s、更に好ましくは2,000〜150,000mPa.s、最も好ましくは50,000〜90,000mPa.sの粘度を有する。
本発明のセルロースエーテル誘導体は、4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有するセルロースエーテルを、
(a)炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含み、そしてグリシジルエーテル、α−オレフィンエポキシド、アルキルハライド、式Iaの化合物及びこれらの混合物である化合物、
12104+(Az-1/z (Ia)
(式中、R1、R2、R4、Az-及びzは前記の意味を有し、そして
10は、
Figure 2006527785
である)並びに
(b)式IIa:
[R5679+](Az-1/z (IIa)
(式中、R5、R6、R7、Az-及びzは前記の意味を有し、そして
9は、
Figure 2006527785
である)
の化合物と反応させることによって製造される。
化合物(a)及び化合物(b)は、4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有するセルロースエーテルと、任意の順序で反応させることができる。即ち、化合物(a)をセルロースエーテルと反応させ、その後、続いて又は同時に化合物(b)と公知の方法で反応させることができる。好ましくは、この反応は、セルロースエーテルと化合物(a)及び化合物(b)との間のモル比を、所望の置換レベルに適合させながら、特許文献3に記載されているようにして実施する。好ましくは化合物(a)とセルロースエーテルのアンヒドログルコース単位との間のモル比は、0.002〜0.4、更に好ましくは0.02〜0.2である。好ましくは化合物(b)とセルロースエーテルのアンヒドログルコース単位との間のモル比は0.1〜2.0、更に好ましくは0.3〜0.7である。
本発明のセルロースエーテル誘導体は、種々の最終用途応用、例えば工業的応用並びに家庭用及びパーソナルケア応用を有する。典型的な工業的応用には、例えば粘度調節剤又は懸濁助剤としての使用が含まれる。典型的な家庭用及びパーソナルケア応用には、例えば薬物組成物及び化粧品組成物、例えば避妊組成物、コンドーム滑剤、膣軟膏、潅注液、眼組成物、クレンザー、スキンクリーム、ローション、石鹸、シャンプー又はコンディショナーが含まれる。
本発明のセルロースエーテル誘導体のための好ましい最終用途応用は、セルロースエーテル誘導体及びパーソナルケア成分を含むパーソナルケア組成物に於ける成分としてである。本明細書で使用する用語「パーソナルケア成分」は、これらに限定するものではないが、活性成分、例えばビタミン類、シリコーンオイル、サンスクリーン並びに溶媒、希釈剤及び添加剤、例えば水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、高級アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、保存剤、界面活性剤、メントール、ユーカリ油、他の精油、芳香剤又は粘度調節剤を含む。このようなパーソナルケア成分は市販されており、当業者に公知である。
本発明のセルロースエーテル誘導体のための最も好ましい最終用途応用はヘアケア組成物又はスキンケア組成物、例えばシャンプー、コンディショナー、ハンド又はボディローション、石鹸及びボディ洗浄配合物中の成分としてである。
パーソナルケア組成物中に存在するセルロースエーテル誘導体の量は特定の組成物に依存して変化する。しかしながら、典型的には、パーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の全重量基準で、約0.05〜5重量%、更に好ましくは約0.1〜1重量%の本発明のセルロースエーテル誘導体を含むであろう。
非常に驚くべきことに、少なくとも本発明の好ましいセルロースエーテル誘導体は、一般的に、本明細書に記載したような疎水性置換基及び多数のアンヒドログルコース繰り返し単位を含まないカチオン性セルロースエーテル誘導体と比較したときに、改良された湿潤櫛とき性、改良された湿潤及び乾燥感触、改良されたシリコーン堆積能力並びに/又は改良されたポリマー持続性をもたらすことを見出した。
また、本発明のセルロースエーテル誘導体が、スキンケア組成物、例えばハンド又はボディローション、石鹸及びボディ洗浄配合物に於いて非常に有用であることも見出した。スキンケア組成物には、一般的に、皮膚モイスチャライジング剤、例えばひまわり種油が含まれる。スキンケア組成物で皮膚を処理した後に、モイスチャライジング剤の多くが皮膚の上に残ることが非常に望ましい。少なくとも本発明の好ましいセルロースエーテル誘導体が、皮膚の上へのモイスチャライジング剤、例えばひまわり種油の高い堆積をもたらすスキンケア組成物の製造に於いて非常に有効であることを見出した。
本発明を、本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない下記の実施例によって説明する。特にことわらない限り、全ての部及びパーセントは重量基準である。
下記のヒドロキシエチルセルロースの分子量は、25℃でブルックフィールドLTV粘度計を使用して、1又は2重量%水溶液として測定した粘度として示す。
下記の物質を実施例で使用する。
HEC−1:5,700cps(mPa.s)(1%)の粘度、約7000〜8000個のアンヒドログルコース繰り返し単位及び約2.2のM.S.(ヒドロキシエチル)として指定した、アンヒドログルコース単位1モル当たりのヒドロキシエチル基の平均モル数を有するヒドロキシエチルセルロース。
HEC−2:2,400cps(mPa.s)(1%)の粘度、約6500〜7000個のアンヒドログルコース繰り返し単位及び約2.2のM.S.(ヒドロキシエチル)を有するヒドロキシエチルセルロース。
HEC−3:5,000cps(mPa.s)(2%)の粘度、約2500〜3500個のアンヒドログルコース繰り返し単位及び約2.2のM.S.(ヒドロキシエチル)を有するヒドロキシエチルセルロース。
HEC−4:1,400cps(mPa.s)(1%)の粘度、約7000〜8000個のアンヒドログルコース繰り返し単位及び約1.4のM.S.(ヒドロキシエチル)を有する部分的水溶性ヒドロキシエチルセルロース。
HEC−5:約700cps(mPa.s)(2%)の粘度、約2500〜3500個のアンヒドログルコース繰り返し単位及び約1.5のM.S.(ヒドロキシエチル)を有するヒドロキシエチルセルロース。
Q151:デグッサ社(Degussa Corporation)からQUAB(登録商標)151として市販されている、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの70重量%水溶液。
Q342:デグッサ社からQUAB(登録商標)342として市販されている、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルドデシルジメチルアンモニウムクロリドの40重量%水溶液。
NaOH:水酸化ナトリウムの25重量%水溶液。
IPA:イソプロピルアルコール。
本発明のセルロースエーテル誘導体の特性は、下記のようにして測定する。
窒素含有量(%N):アンヒドログルコース繰り返し単位当たりの窒素の平均重量%は、自動化ブチ(Buchi)ケルダール蒸留装置を使用し、そして自動化滴定装置で滴定することによって分析的に求める。
アンヒドログルコース単位1モル当たりの疎水性置換基(a)の平均モル数は、疎水性置換度(HS)として表される。一つの方法に従って、HSは、核磁気共鳴(1H−NMR、400MHz、室温で、標準物質としてトリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム及び溶媒として酸化ジュウテリウム)を使用して測定される。
他の方法に従って、HSは、Q151を添加しない以外は、下記の実施例1〜21に記載したものと同じ反応条件下で実施した参照反応に於けるQ342の反応効率の決定に基づいて計算する。疎水性置換基(a)として2−ヒドロキシプロピルドデシルジメチルアンモニウムクロリドのみを含むが、カチオン性置換基(b)は含まない。得られるセルロースエーテル誘導体中の窒素%は、ケルダール法によって測定する。HEC1g当たりの、窒素の重量%及び反応混合物に添加されたQ342の重量から、Q342の反応効率を計算する。下記のデータ点(%N/[Q342/gHEC])が見出される:(0.03/0.039);(0.07/0.075);(0.11/0.15);(0.10/0.15);(0.18/0.29);(0.18/0.29);(0.25/0.44);(0.26/0.44);(0.38/0.58);(0.40/0.72)及び(0.48/0.84)。これらのデータ点に基づいて、直線回帰を作る。HEC1g当たりの、%Nと反応混合物に添加されたQ342との間に、直線相関が存在することが見出される。窒素%から、疎水性置換度を計算することができる。また、Q342効率を計算することができる。実施例1〜21の反応に於いて、Q342の大部分は、Q151を添加する前に完全に反応するので、Q151の不存在下で行う参照反応に於けるのと同じQ342の反応効率が、実施例1〜21の反応に於いて推定される。この方法の正確さは、1H−NMRによりHSを求めることにより、いくつかの実施例に於いて制御される。下記の表2に示すように、上記の参照反応の効率に基づいて計算したHSと、1H−NMRにより求めたHSとは、同様の結果を与える。
アンヒドログルコース単位1モル当たりのカチオン性置換基(b)の平均モル数は、カチオン性置換度(CS)として表わされ、そして核磁気共鳴(1H−NMR、400MHz、室温で、標準物質としてトリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム及び溶媒として酸化ジュウテリウム)を使用して及び/又は全窒素含有量とHSに起因する窒素含有量との間の差を計算することによって測定する。
粘度1%:25℃での1重量%水溶液の粘度は、ブルックフィールドLTV粘度計を使用して30rpm(1分間当たりの回転数)で、そして下記の表1に列挙した適切なサイズのスピンドルを使用して測定される。
粘度2%:25℃での2重量%水溶液の粘度は、ブルックフィールドLTV粘度計を使用し、下記の表2に列挙したrpmでスピンドルNo.4を使用して測定する。
A1.比較例Aのヒドロキシエチルセルロースの製造
攪拌機、凝縮器、添加漏斗及び窒素供給を取り付けた反応容器に、純粋基準で、41.6gの、下記の表2に列挙したヒドロキシエチルセルロース(HEC)を装入し、下記の表1に列挙した量でイソプロピルアルコール及び水を装入する。窒素でパージした後、25%の水酸化ナトリウム水溶液を添加する。純粋な製品として計算した水酸化ナトリウムの重量を、下記の表1に列挙する。30分間攪拌した後、Q151を添加する。希釈しない2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドとして計算したその重量を、下記の表1に列挙する。この反応混合物を55℃まで加熱し、そしてそこで120分間保持する。加熱した後、反応混合物を冷却し、そして2.4gの酢酸を添加することによって中和する。
この反応スラリーを濾過し、400gの10%のイソプロピルアルコール水溶液で一回、400gの5%のイソプロピルアルコール水溶液で一回、300gの無水イソプロピルアルコールで一回そして10mLの40%のグリオキサール水溶液及び10mLの酢酸を含有する200gの無水イソプロピルアルコールで一回洗浄する。低加熱で真空下で乾燥した後、約3%の揮発物質を含有する生成物47gを得る。
A2.実施例1〜21のヒドロキシエチルセルロースの製造
攪拌機、凝縮器、添加漏斗及び窒素供給を取り付けた反応容器に、純粋基準で、41.6gの、下記の表2に列挙したヒドロキシエチルセルロース(HEC)を装入し、下記の表1に列挙した量でイソプロピルアルコール及び水を装入する。窒素でパージした後、25%の水酸化ナトリウム水溶液を添加する。純粋な製品として計算した水酸化ナトリウムの重量を、下記の表1に列挙する。30分間攪拌した後、Q342を添加する。希釈しない3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルドデシルジメチルアンモニウムクロリドとして計算したその重量を、下記の表1に列挙する。この反応混合物を55℃まで加熱し、そしてそこで60〜90分間保持する。反応混合物を55℃で保持しながら、Q151を添加する。希釈しない2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドとして計算したその重量を、下記の表1に列挙する。更に90〜120分間加熱した(180分間の全処理時間)後、反応混合物を冷却し、そして2.2gの酢酸で中和する。
この反応スラリーを濾過し、300gの10%のイソプロピルアルコール水溶液で二回、400gの10%のイソプロピルアルコール水溶液で一回、300gの無水イソプロピルアルコールで一回そして10mLの40%のグリオキサール水溶液及び10mLの酢酸を含有する200gの無水イソプロピルアルコールで一回洗浄する。低加熱で真空下で乾燥した後、約3%の揮発物質を含有する生成物47gを得る。
Figure 2006527785
Figure 2006527785
B.湿潤櫛とき能力
湿潤櫛とき力(WCF)を、櫛が湿った毛髪の房を通して引っ張って、インストロン引張試験機の荷重セルを使用することによって測定する。シャンプー配合物の湿潤櫛とき能力は、下記のように、同じ界面活性剤を含有するがセルロースエーテル誘導体を含有しない比較配合物で処理した毛髪の房に対して比較したとき、下記の表3〜5に列挙したセルロースエーテル誘導体を含有するシャンプー配合物で処理した毛髪の房の湿潤櫛とき末端ピーク力(WCEPF)減少の項目で計算する。
WCEPF減少%=[(WCEPF対照−WCEPFシャンプー済み)/WCEPF対照]×100
(式中、「対照」は、毛髪の房を、セルロースエーテル誘導体を含有しない以外は、シャンプー配合物に於けるのと同じ界面活性剤ベースによって処理することを意味し、そして「シャンプー済み」は、毛髪の房を、それぞれ一定量のセルロースエーテル誘導体及び対照のために使用したのと同じ界面活性剤ベースを含むシャンプー配合物によって処理することを意味する)。
第一櫛とき能力試験に於いて、15.5%のラウレス−2−硫酸ナトリウム(sodium laureth-2-sulfate)(SLES)、2.6%のコカアンフォ二酢酸二ナトリウム(disodium cocaamphodiacetate)(DSCADA)、0.5%の下記の表3に列挙したセルロースエーテル誘導体を含み残りが水である水性シャンプー配合物Aの末端ピーク櫛とき力減少は、前記のようにして測定し、そして下記の表3に列挙する。
Figure 2006527785
第二櫛とき能力試験に於いて、14.3%のラウレス−2−硫酸ナトリウム(SLES)、2%のココアミドプロピルベタイン(CAPB)、0.5%の下記の表4に列挙したセルロースエーテル誘導体を含み残りが水である水性シャンプー配合物Bの末端ピーク櫛とき力減少は、前記のようにして測定し、そして下記の表4に列挙する。
Figure 2006527785
表3及び表4に於ける結果は、シャンプー配合物の湿潤櫛とき能力を、しばしば、シャンプー配合物の中に本発明のセルロースエーテル誘導体を含有させることによって顕著に改良できることを示している。疎水性置換基(a)による置換の最適レベルは、特定のシャンプー配合物に依存する。
更なる試験に於いて、2%水溶液の粘度として表される、異なった分子量の種々のセルロースエーテル誘導体を含有するシャンプー配合物Aの湿潤櫛とき能力を評価する。
下記の表5に於ける結果によって示されるように、より良い櫛とき能力は、より高い粘度のセルロースエーテル誘導体で達成される。
Figure 2006527785
更なる試験に於いて、比較的高い窒素含有量を有する種々のセルロースエーテル誘導体0.5%又は0.3%を含有するシャンプー配合物Aの湿潤櫛とき能力を評価し、表6に列挙する。表6に於ける結果は、低分子量セルロースエーテル誘導体でも、セルロースエーテル誘導体が比較的高い窒素含有量を有するとき、改良された櫛とき能力が達成されることを示している。
Figure 2006527785
C.シリコーン堆積(Deposition)能力
a)0.25%の、それぞれ比較例A又は実施例17のセルロースエーテル誘導体、b)1%のポリジメチルシロキサン、ダウ・コーニング社(Dow Corning)から1664エマルジョンとして市販されている、c)15.5%のラウレス−2−硫酸ナトリウム(SLES)及びd)2.6%のコカアンフォ二酢酸二ナトリウム(DSCADA)を含み残りが水である水性シャンプー組成物を製造する。
セルロースエーテル誘導体のシリコーン堆積能力は、セルロースエーテル含有シャンプーから毛髪の上に堆積したシリコーンコンディショニング成分の量を測定することによって決定する。このシリコーン成分を、最初に、50体積%のメチルイソブチルケトン及び50体積%のトルエンからなる溶液によって、毛髪から抽出除去する。原子吸光分光光度計を使用して、抽出されたサンプル溶液のシリコーン濃度を検出し、次いで毛髪1g当たりのマイクログラムのシリコーンを計算する。
毛髪を2回シャンプーするとき、0.006のHSを有する実施例17のセルロースエーテル誘導体は、0.000のHSを有する比較例Aのセルロースエーテル誘導体よりも約30%多いシリコーンを付与することができる。毛髪を10回シャンプーするとき、0.006のHSを有する実施例17のセルロースエーテル誘導体は、0.000のHSを有する比較例Aのセルロースエーテル誘導体よりも約66%多いシリコーンを付与することができる。
D:ポリマー持続性及び蓄積
ポリマー持続性及び蓄積:セルロースエーテル誘導体の毛髪の上への存在度及び蓄積は、毛髪上に堆積したセルロースエーテル誘導体によって結合されたローワセン・レッド(Lowacene Red)80(登録商標)染料分子(ジョス・エイチ・ローウェンスタイン・アンド・サンズ社(Jos. H. Lowenstein and Sons)から)の量を検出することによって間接的に測定される。カチオン性セルロースエーテル誘導体は、ローワセン・レッド80のアニオン性染料と、静電的相互作用及び疎水性相互作用の両方によって錯化することができ、従って、シャンプー処理した毛髪房の上に堆積したセルロースエーテル誘導体の量は、シャンプー処理した毛髪によって結合された染料分子の量に比例する。典型的に、シャンプー処理した毛髪房は、湿潤櫛とき能力試験で前記したように、空気乾燥させ、次いで染料溶液で錯化させる。遊離の染料分子を洗浄除去し、そして過剰の水を絞り取った後、次いで毛髪房によって結合された染料分子を、50体積%のイソプロパノール及び50体積%の脱イオン水の溶液によって、毛髪から抽出する。UV分光計を使用して、533nmで、抽出された溶液の染料濃度を検出する。毛髪1g当たりのマイクログラムの染料を計算する。
シャンプー組成物に、0.5%の、0.006のHSを有する実施例17のセルロースエーテル誘導体が含まれるとき、毛髪1g当たり107〜118マイクログラムの染料が、シャンプーで1〜15回処理した毛髪上に検出される。シャンプー組成物に、0.5%の、0.000のHSを有する比較例Aのセルロースエーテル誘導体が含まれるとき、毛髪1g当たり37〜48マイクログラムの染料が、シャンプーで1〜15回処理した毛髪上に検出される。
これらの結果は、カチオン性置換基を含有するが、疎水性置換基を含有しない対応するセルロースエーテル誘導体と比較したとき、本発明のセルロースエーテル誘導体のより高い存在度を示している。しかしながら、毛髪上の染料の増加した量は、複数回のシャンプー処理で変化せず、本発明のセルロースエーテル誘導体が、望ましくない蓄積にならないことを示している。
E.実施例22〜24のヒドロキシエチルセルロースの製造
攪拌機、凝縮器、添加漏斗及び窒素供給を取り付けた反応容器に、下記の表7に列挙した量で、HEC−1、イソプロピルアルコール及び水を装入する。窒素でパージした後、25%の水酸化ナトリウム水溶液を添加する。純粋な製品として計算した水酸化ナトリウムの重量を、下記の表7に列挙する。30分間攪拌した後、Q342を添加する。希釈しない3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルドデシルジメチルアンモニウムクロリドとして計算したその重量を、下記の表7に列挙する。この反応混合物を55℃まで加熱し、そしてそこで60〜90分間保持する。反応混合物を55℃で保持しながら、Q151を添加する。希釈しない2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドとして計算したその重量を、下記の表7に列挙する。更に90〜120分間加熱した(180分間の全処理時間)後、反応混合物を冷却し、そして2.2gの酢酸で中和する。上記実施例1〜21に記載したようにして、この反応スラリーを濾過し、洗浄しそして乾燥する。
Figure 2006527785
Figure 2006527785
F.ボディ洗浄配合物からのひまわり種油堆積についての評価方法
ひまわり種油は、一般的に、ボディ洗浄配合物中の皮膚モイスチャライジング剤として使用される。ひまわり種油の堆積についての研究は、ビトロ(vitro)スキン上で実施する。ひまわり種油は、異なった炭素鎖長を有する天然のトリグリセリドである。この油を誘導して、ガスクロマトグラフィー分析のためのメチルエステルを生成する。リノール酸がひまわり種油の主成分であり、指示薬として使用する。リノール酸を、GC分析によって測定する。固定寸法の皮膚(3cm×6cm)を、0.15gのボディ洗浄配合物で処理する。この処理には、30秒間の生成物適用、続く15秒間の水による1リットル/分での洗浄が含まれる。このボディ洗浄配合物は、11%のラウリルエーテル硫酸ナトリウム、4%のコカミドプロピルベタイン、1.5%の塩化ナトリウム、15%のひまわり種油及び0.5%の表8に列挙したセルロースエーテル並びに合計100%にする水からなる。表8に、本発明のセルロースエーテルを含有するボディ洗浄配合物が、良好なひまわり種油堆積を示すことを示す。

Claims (14)

  1. 4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有し、そして
    (a)平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.0003〜0.08モルの、炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含む置換基及び
    (b)式II:
    [R5678+](Az-1/z (II)
    (式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
    8は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、
    z-はアニオンであり、そして
    zは1、2又は3である)
    を有する置換基
    で置換されているセルロースエーテル。
  2. ヒドロキシエチルセルロースである請求項1に記載のセルロースエーテル。
  3. 平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり1.0〜3.0モルのヒドロキシエチル基を含む請求項2に記載のセルロースエーテル。
  4. 平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.0005〜0.07モルの置換基(a)を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  5. 平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.1〜0.6モルの置換基(b)を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  6. 25℃で2重量%水溶液として測定して1,500〜350,000mPa.sの粘度を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  7. 置換基(a)が式I:
    1234+(Az-1/z (I)
    (式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
    3は−CH2−CHOH−CH2−又は−CH2CH2−であり、
    4は炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基であり、
    z-はアニオンであり、そして
    zは1、2又は3である)
    を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  8. 置換基(a)が炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含むグリシジルエーテル、α−オレフィンエポキシド、アルキルハライド又はこれらの混合物から誘導される請求項1〜6のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  9. 置換基(a)が炭素数10〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  10. 置換基(a)がドデシル基を含む請求項9に記載のセルロースエーテル。
  11. 6,000〜8,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有し、平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり1.5〜2.5モルのヒドロキシエチル基を含み、そして
    (a)平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.0005〜0.07モルの、式I:
    1234+(Az-1/z (I)
    (式中、R1及びR2は−CH3であり、R3は−CH2−CHOH−CH2−であり、R4はドデシル基であり、Az-はハライドイオンであり、そしてzは1である)
    を有する置換基及び
    (b)平均で、アンヒドログルコース単位1モル当たり0.15〜0.35モルの、式II:
    5678+(Az-1/z (II)
    (式中、R5、R6及びR7は−CH3であり、R8は−CH2−CHOH−CH2−であり、Az-はハライドイオンであり、そしてzは1である)
    を有する置換基で置換されている請求項1〜10のいずれか1項に記載のセルロースエーテル。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のセルロースエーテルの製造方法であって、4,000〜10,000個のアンヒドログルコース繰り返し単位を有するセルロースエーテルを、
    (a)炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基を含み、そしてグリシジルエーテル、α−オレフィンエポキシド、アルキルハライド、式Iaの化合物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物、
    12104+(Az-1/z (Ia)
    (式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
    4は炭素数8〜24のアルキル又はアリールアルキル基であり、
    10
    Figure 2006527785
    であり、
    z-はアニオンであり、そして
    zは1、2又は3である)並びに
    (b)式IIa:
    [R5679+](Az-1/z (IIa)
    (式中、R5、R6及びR7は、それぞれ独立に、−CH3又は−C25であり、
    9
    Figure 2006527785
    であり、
    z-はアニオンであり、そして
    zは1、2又は3である)
    の化合物と反応させる工程からなる方法。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のセルロースエーテルを含むパーソナルケア組成物。
  14. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のセルロースエーテルを含むヘア又はスキンケア組成物。
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