JP2006505792A - データトリガ値に対する車両データストリーム中断 - Google Patents

データトリガ値に対する車両データストリーム中断 Download PDF

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Abstract

ユーザが選択した1つ以上の測定パラメータに対するユーザ設定条件の発生に反応して、データ記憶動作がトリガされ、それにより、リアルタイムで監視されるテストデータが取得される。エンジン分析器などの車両診断ツール用の用途では、エンジン動作中または実際の車両の動作中に、測定および付随的な表示が提供されてもよい。ツールソフトウェアにより、ユーザは、測定されたパラメータのいずれか1つ以上を特定できるようになり、任意の選択されたパラメータについて、ユーザは、その選択されたパラメータに関するイベントを識別できる。テスト中、ソフトウェアを実行しているプロセッサは測定されたパラメータデータを取得し、プロセッサは、測定された適切なパラメータデータを、任意の、および/またはユーザが特定した条件に対して分析する。トリガリングは、イベントまたはイベントの組合せの発生に基づいていてもよい。トリガされると、ソフトウェアはツールにある量の取得データを記憶させ、および/または表示を中断させてユーザが利用可能な全データを分析できるようにする。

Description

関連出願
本願は、2002年11月7日出願の米国仮出願第60/424,319号「データ値に基づく車両データストリーム中断」の利益を主張しており、その開示も全体的にここに引用により援用される。
技術分野
この主題は、診断パラメータの1つ以上の走行測定からのデータを後で見直すために記憶するよう、診断装置をトリガするための手法に関し、ここで記憶は、ユーザ定義トリガイベント、たとえば、ユーザが特定した特徴を呈するパラメータのうちユーザが選択した1パラメータなどに応じて起動される。
背景
自動車などの動作の分析に使用されるような多くの診断ツールは、現在テキストまたはグラフィック表示として典型的に示される、1つ以上の測定パラメータの連続読出を提供する。自動車用途用のコンピュータ化された診断システムの例は、デュ・ベルフォイル(de Bellefeuille)等への米国特許第6,285,932号、およびロジャーズ(Rogers)等への米国特許第6,405,111号に開示されている。
そのようなツールの高度化が進むにつれ、診断ツールはより一層のデータ出力をユーザに提供してきた。テスト用装置またはシステムがテスト中に作動している際、ツールはしばしば、ユーザが見るために、並行するリアルタイム表示を提供する。診断ツールは(たとえば電圧抵抗計に似た態様で)測定を行なってもよく、および/または、たとえば車両にその製造業者によって組み込まれた搭載センサをスキャンすることにより、および/または車両の搭載診断システムから製造業者がその目的用に設計した特定の診断コネクタを介してデータを得ることにより、遠隔センサ装置から測定情報を受取ってもよい。表示は、診断ツールによる走行測定からの、および/または搭載センサからの変化する情報を示す。進化したツールが多くのパラメータを並行処理する場合、診断ツールは、多数のパラメータの測定値の継続的なリアルタイム出力を提供する。たとえば、エンジン分析器の表示画面は、6つまたは8つのエンジンパラメータ、もしくはそれ以上の、並行テキストおよび/またはグラフィック走行表示を提供するかもしれない。グラフィック出力の例では、ツールは、6つまたは8つの波長プロットを、スコープ上の平行プロットのように、表示画面上に並行して示すかもしれない。
作動時、ユーザは、テスト中、ディスプレイの近くに留まって、表示された出力を監視するよう要求されてきた。エンジン分析器の用途については、テスト中、技術者が車両のまわりを動けるものの、依然として携帯装置上に表示されたパラメータを観察するようになっている、関連する携帯型表示および制御ユニットを、システムが有することが提案されてきた(たとえばシェーンベック(Schoenbeck)等への米国特許第6,227,043号参照)。これはユーザにある程度の自由を提供するかもしれないが、ユーザは依然として、テストが続く間はディスプレイを観察しなければならず、それは必ずしも便利であるとは限らない。
診断ツールのユーザの中には、テスト中安全にディスプレイを観察できない者もいる。たとえば、ツールを車両に組み込むかまたは接続して、ある者がテストのために車両を運転している間に作動させる場合、運転者は車両の運転に集中しなければならず、テスト運
転中はずっとディスプレイに細かい注意を払うことはできない。リアルタイム表示を提供するものの常時監視する必要はない診断ツールを作動させる手法に対する要望が明らかに存在する。
この要望に対する最初の答えとして、スナップ・オンは、ある予め定義されたトリガイベントの発生に応じて、測定されたパラメータについてのデータをツールが後で表示するために取得し、記憶するという多数の「トリガ」モードを備える、1つ以上の診断ツールを提供してきた。後で見直すために記憶されるデータは、ツールがトリガを検出する時点に対応していてもよい。スナップ・オンのツールの中には、「トリガ」機能の起動に応じて、測定されたデータパラメータのスナップショットをとるものがある。「スナップショット」は、トリガ時バッファに入れられるデータの記憶が、イベントの時点からのデータおよびトリガが起こる前および/または後からのデータを維持するよう、ある期間、走行パラメータデータを取得してバッファに入れることを実際に伴った。トリガメニューにおけるオプションにより、ユーザは、トリガに関して記録されるスナップショットフレームの位置を定義すること、つまり、バッファ範囲の最初、中間、または最後で記憶を後で見直すためにトリガすることができた。スナップショットが一旦記録されると、それはフレームごとに見直すことができ、グラフ化モードでは6つまでのパラメータが表示画面上にプロットされ得る。
スナップ・オンの製品のうちの1つでは、利用可能なトリガ機能は、「クイックトリガ」、「手動トリガ」、および「任意のコード」タイプのトリガを含む。「クイックトリガ/手動トリガ」タイプは異なるメニューからアクセスされるが、その他の点では同様である。起動されると、「クイックトリガ」は、後での表示のためにデータ取得をすぐに開始し、一方、「手動トリガ」タイプの動作では、ツールはキーが押されるのを待ち、その後、データ取得を開始する。しかしながら、これらのモード双方において、オペレータは手動で、ツールに後での表示のために取得されたデータを記憶させる。
「任意のコード」タイプのトリガは、テスト用車両の搭載診断システムからの特殊な診断コードの受取りに関する。しかしながら、ユーザは、探す特定のコードを選択する、または制御するオプションを持たない。車両からの任意のコードの受取りはデータのスナップショット記録を自動的にトリガし、そのため本質的に、ツールは、トラブルコードの発生を少しでも検出するとデータを記録する。予め定義された別のトリガは、300RPM以下に該当するエンジンRPMに関していた。
各タイプのトリガ動作において、ツールは、ユーザによる後での見直しのためにパラメータデータを記憶する。その結果、ユーザはテスト中ずっと立ち会う必要はない。「クイックトリガ」または「手動トリガ」動作では、ユーザは、診断ツールを起動し、それをそのまま放置してデータを収集することができる。コードベースのトリガまたはRPMトリガでは、ユーザは、テスト車両を走行させ、ツールを作動させたままにして後で(たとえばテスト運転の完了後に)見直し、トラブルコードまたは低RPMの検出時に記憶されたデータを観察することができる。
しかしながら、これらのオプションだけでは、多くの診断用途にとって十分ではない。ユーザが観察しなければならないイベントが「トラブル」のレベルには至らない場合、または低RPMをもたらさない場合、ユーザは、所望のイベントまたは測定される条件の何らかの組合せを見つけてデータ記憶を手動でトリガできるまで、テスト結果を観察しなければならない。このため、テスト中に必要な直接観察の量を最小限に抑えつつ、ユーザに必要なデータを提供する上でより一層の柔軟性を提供する診断ツールを制御する、または
作動させるためのより便利な手法に対する要望が依然として存在する。
概要
この概念は、ユーザが選択した1つ以上の測定パラメータに対するユーザ設定条件に反応する、トリガされるデータ記憶動作を提供して、リアルタイムで監視されるテストデータを取得することによって、診断装置の動作についての上述の問題に対処する。
一例では、診断ツールは、1つ以上のテストパラメータに関して、測定されたデータを表示のために作成するかまたは受取る。エンジン分析器などの車両診断ツール用の用途では、エンジン動作中または実際の車両の動作中に、測定および付随的な表示が提供されてもよい。ツールソフトウェアにより、ユーザは、測定されたパラメータのいずれか1つ以上を特定できるようになり、任意の選択されたパラメータについて、ユーザは、その選択されたパラメータに関するトリガイベントを設定できる。テスト中、ソフトウェアを実行しているプロセッサは測定されたパラメータデータを取得し、プロセッサは、測定された適切なパラメータデータを、ユーザが特定したトリガと比較する。測定された診断パラメータがトリガの基準を満たすと、またはユーザが選択したコードをツールが受取ると、ソフトウェアはツールにある量の取得データを記憶させ、および/または表示を中断させてユーザが利用可能な全データを分析できるようにする。
トリガイベントについて定義される条件のタイプは、さまざまな条件および/または組合せを包含していてもよい。トリガは、たとえば、選択されたパラメータについてのしきい値レベルであってもよい。パラメータがしきい値に達するかまたはそれを上回ると、ツールはデータ取得を開始する。もちろん、トリガは、パラメータがしきい値へと下がるかまたはそれを下回るとデータ取得を起動するよう設定されてもよい。ツールがトラブルコードを受取る場合、ユーザは、トラブルコードのうちの1つを、たとえば搭載センサを備える車両から受取られ得るものの中から選択するオプションを有していてもよい。
しかしながら、ここに開示されるトリガイベントは他の例を含む。そのようなさらに別の例では、ツールは、監視されるパラメータシグナルの立上がりまたは立下がりエッジが、たとえば特定の上または下(上昇または降下)の方向にしきい値を横切るのに基づいて、データ取得をトリガするよう設定されてもよい。トリガリングはまた、イベントの組合せの検出を、たとえばブール論理を用いて利用してもよい。組合せは、同時にまたはある設定期間内に起こってもよい。長期にわたって起こっている場合、論理は、異なるパラメータのイベントがある特定の順序で起こることを必要としてもよい。
もちろん、実際の信号レベルを用いて任意のそのような態様でイベントを定義するというよりもむしろ、トリガ分析が、測定されたパラメータのうちの1つ以上の積分または微分の値を使用し得ることも考えられる。トリガのさらに別の例は、たとえばテスト中またはある一定の間隔中にしきい値を数回通過する選択されたイベントの発生設定数または回数の検出を含む。
データ記憶は通常、トリガイベントの時点でのテスト用全パラメータについてのデータを含む。データ記憶は(たとえば表示されたデータの静止フレーム画像または写真のように)ある時点のみに関していてもよい。しかしながら、開示される一例では、診断ツールは、ある時間間隔の間、測定された各パラメータについてのデータを連続的にバッファに入れる。ソフトウェアは、1つ以上のパラメータが特定条件に的中するのに応じてトリガされると、あるユーザ設定可能な時間遅延の間、ツールにテストを継続させ、たとえば、トリガイベントの時点またはその少し後まで、ツールにデータを記憶させる。データ取得間隔に対するトリガの選択されたタイミングに依存して、記憶されたデータは、トリガリ
ングイベントの前にバッファに入れられた何らかのデータ、イベントの時点でのデータ、および/またはイベント後少ししてからのデータを含んでいてもよい。ユーザは次に、特定された間隔の長さにわたって、測定された全パラメータについてデータを見直すことができる。たとえば、ユーザは、バッファに入れられたデータをフレームごとに、または「動画」のように再生して、パラメータのうちの1つ以上がその関連するトリガ条件を満たしているイベントの前、最中、および後からの多数のパラメータについてのデータ出力を見ることができてもよい。出力は、監視されるパラメータの各々について、テキスト表示、グラフィック、またはテキストとグラフィックとの組合せを提供してもよい。
その結果、ユーザはテストを設定できるが、作動中、テスト結果を観察する必要はない。たとえば、ユーザは、テスト用車両を実際に運転して、車両が停止し、または店舗に戻った後で、トリガイベントの時点前後に取得された測定データの「動画」を後で見直すことができる。しかしながら、見直し中、ユーザは所望すれば、測定された動作パラメータのいずれもまたはすべてを観察でき、それらを再生できるようになっていてもよい。
これらの例のさらに別の目的、利点、および新規の特徴は、一部は以下に続く説明に記載され、一部は当業者が以下の説明および添付図面を検討すれば明らかとなり、またはこれらの例の生成または動作によって習得されるかもしれない。
図面は、この概念に従った1つ以上の実現化例を、限定のためではなく例示のみのために示している。図中、同様の参照符号は同じまたは同様の要素を指す。
例の詳細な説明
ここに開示されるさまざまな例は、診断ツールにおいてデータ記憶をトリガするための手法に関する。多くの実現化例では、トリガリングおよびデータ記憶機能は、プログラミング、または診断ツールの他の制御論理によって制御される。十分な理解を確実にするには、要望どおり、測定データを取得し、データをトリガして記憶するようプログラムされ得るツールの第1の例を考慮することが有用であり得る。
図1は、スナップ・オンから入手可能な、進化した車両診断ツールであるMT2500シリーズスキャナの機能ブロック図である。MT2500は車両のスキャナインターフェイスに接続して、幅広い範囲の最新モデルの自動車について、実データ、完全なデータ、およびトラブルコードの説明を表示する。MT2500は、標準的なOBD II車両通信インターフェイス、製造業者独自の車両通信インターフェイス、または他の通信インターフェイスを介して、車両上の主要コンピュータシステムに問合せを行なう能力を提供する。システム101は、ハンドヘルド表示装置103と、このハンドヘルドユニットに差し込む最高2つの取外し可能な「カートリッジ」とからなる。カートリッジ(うち1つを示す)は、車両通信を担う主カートリッジ105と、車両の機械的な診断問題を支援するヒントおよびデータを記憶するための追加メモリを含む「トラブルシュータ」カートリッジ(図示せず)とからなる。
図1に示すように、ハンドヘルドユニット103は、適切なアナログ調整回路109を備える車両インターフェイス107と、カートリッジインターフェイス110とからなる。1組のイエス/ノーボタン111、およびアナログサムホイール113により、オペレータは、車両タイプおよび他のパラメータを選択する間、メインプロセッサ115と相互作用するようになる。シリアルポート117は、外部装置(たとえばPC)、LCD 40×4ディスプレイ133との通信を可能にする。ツールの動作論理は、RAM119とEPROMメモリ121とを備える8ビットのメインプロセッサ115によって実現される。メインボード内にあるEPROMメモリ121は立上げ機能のみを提供する。メイン
プロセッサ115用の主実行可能コードは、実際には主カートリッジ105上のメモリ123内にある。これにより、メインボードへの変更を必要とせずに、カートリッジ105を変えることによってメインプロセッサソフトウェアの更新が可能になり、ソフトウェアは通常、年1回更新される。
主カートリッジ105の主な任務は、メインプロセッサ115の要求により、車両との低レベル通信を提供することである。主カートリッジ105は、この車両通信用の専用プロセッサ125を有しており、それはRAM126をメモリとして使用し、EPROM127からカートリッジ105に対してローカルにプログラミングを実行する。車両通信プロセッサ用のソフトウェアへの更新は、メインプロセッサ用のものと同様に取扱われるが、車両通信更新は頻度がはるかに少ない点が異なる。主カートリッジ105はまた、プロセッサの制御下で車両と直接インターフェイス接続する通信ASIC129と、車両アナログ信号をプロセッサの搭載A/D変換器に提供し、同時にそれらのラインのデジタル表現をASIC129に提供するアナログ調整回路131とを含む。
スナップ・オンは、テキスト表示能力を有するMT2500シリーズスキャナのモデルを提供している。スナップ・オンはまた、カラーグラフィックススキャナと呼ばれる、図1に示すツールの機能強化されたMTG2500バージョンも提供している。このカラーグラフィックススキャナバージョンは、MT2500の全能力を提供し、同じカートリッジを受入れる。MT2500とMTG2500−カラーグラフィックススキャナバージョンとの主な違いは、ハンドヘルドディスプレイ装置へのカラーLCD画面133の追加、および、カラーLCD133上に標準テキスト表示を提供するのに加えてその同じ画面上にパラメータをグラフ化する能力である。カラーグラフィックススキャナ上では、第2のプロセッサ(別個に図示せず)が、ディスプレイユニットのメインボードに追加されている。この第2のプロセッサは、カラーLCD133を制御してグラフ化能力を提供する任務を負っている。実現化例は、主カートリッジもメインボードプロセッサも、グラフ化プロセッサの存在に気づかないようになっている。4×40LCDディスプレイ(もはや存在しない)にデータを送ろうとするメインプロセッサによる試みは、グラフ化プロセッサによって妨害され、テキストまたはグラフィックモードのいずれかで新しいカラーLCD133にルーティングされる。ツールのカラーグラフィックススキャナバージョンは、グラフ化ボタンを押すと静止データまたは実データのフルカラー表示を提供し、長期にわたる情報の迅速かつ簡単な見直しのために静止画グラフ化も提供する。
説明のため、診断ツールのプログラミングは、ツールが一連のユーザ選択可能なトリガ動作および付随的なデータ記憶機能を提供できるようにする。データ動画などのデータ記憶のトリガリングは、1つ以上のPID(パラメータ識別子)の値に基づく。本質的に、装置はメニューディスプレイを提供して、ユーザが選択した任意のPIDについて、または多数のイベントおよびPID値の任意のさまざまな組合せについて、ユーザ選択可能な値(たとえばしきい値、エッジ、微分、積分、イベントの回数など)によってトリガされ得る記録イベントを設定するオプションをユーザに与える。選択されたPIDに対応するパラメータデータは、車両上の任意のモジュールから来てもよい。別のオプションは、車両がスキャナに送信し得る「任意のコード」のみ、および/またはPICイベントと1つ以上のコードとの組合せの代わりに、ユーザ選択可能な「コード」に基づいて、ユーザがトリガリングを設定できるようにする。
単純な1パラメータの例では、監視されるパラメータデータは、車両の搭載診断システムからツールに供給される。当業者であれば、ツール自体が測定を行なってもよいことを認識するであろう。たとえば、ツールは、ツールに内蔵または接続され得るラボスコープまたはマルチメータから利用可能な任意の信号に基づいて、トリガリングを設定するオプションを提供してもよい。選択された信号またはパラメータがユーザにより特定されたレ
ベルに至ると、ツールはデータを後で見直すために記憶する。単一コードタイプのトリガオプションにより、ユーザは、ある特定のトラブルコードを入力することができ、ツールは、監視用に選択されたそのトラブルを示すコードが発生すると、データ記憶を開始する。
トリガイベントについて定義される条件は、さまざまな条件を包含していてもよい。トリガは、たとえば、測定されたパラメータのうち選択された1つについての、ユーザが特定したしきい値レベルであってもよい。選択されたパラメータがしきい値に達するかまたはそれを上回ると、ツール101はデータ取得を開始する。もちろん、トリガは、パラメータがしきい値へと下がるかまたはそれを下回るとデータ取得を起動するよう設定されてもよい。ツールがトラブルコードを受取る場合、ユーザは、トラブルコードのうちの1つを、たとえば搭載センサを備える車両から受取られ得るものの中から選択するオプションを有していてもよい。診断ツールの実現化例はまた、たとえば、同時トリガまたは順次トリガ同士の論理和を取るかまたは論理積を取るために、選択されたパラメータに対してブール代数演算を行なう、ユーザがプログラム可能な論理も提供する。
ここに開示されるトリガイベントは他の例を含む。たとえば、トリガを形成するイベントの組合わせが同時に起こってもよい。また、これに代えて、組合せは、データ取得をトリガするために、ある設定期間内に起こってもよい。長期にわたる場合、論理は、異なるパラメータのイベントがある特定の順序で起こることを必要としてもよい。
もちろん、実際の信号レベルを用いて任意のそのような態様で1つ以上のイベントを定義するというよりもむしろ、トリガ分析が、測定されたパラメータのうちの1つ以上の積分または微分の値を使用し得ることも考えられる。トリガのさらに別の例は、たとえばテスト中またはある一定の間隔中にしきい値を数回通過する条件またはイベントの発生設定数を数えることを含む。
診断ツールはまた、トリガイベントに関してどれぐらいのデータが保存されるかについての様々なオプションもユーザに与える。ツールはたとえば、「トリガ」機能の起動に応じて、測定された全パラメータの現在の値を記憶することによって、測定されたデータパラメータの(「写真」のような)瞬間画像をとってもよい。また、これに代えて、ツールは、ある期間、走行パラメータデータを取得してバッファに入れてもよく、トリガ時点でのデータ、および指定されたトリガが実際に起こった後および/または前からのバッファに入れられたデータを記憶することにより、装置がトリガに応答するようにする。ツールのプログラミングにより、ユーザは、バッファリング/記憶のための精密な時間範囲、および、後で動画またはスライドショーとして提供される任意の表示のための期間を選択することができる。
一例では、トリガメニューにおける1オプションは、トリガに関して記録されるスナップショットフレームの位置、つまり、イベント前後のバッファ範囲の最初、中間、または最後でのトリガを定義する。スナップショットが一旦記録されると、それはフレームごとに見直すことができ、この例では、6つまでのパラメータがテキストモードで表示可能であり、または表示画面上にグラフ化モードでプロットされ得る。こうして、ツールは、ユーザによる後での見直しのためにパラメータデータを取得する。その結果、ユーザはテスト中ずっと立ち会う必要はない。ユーザは、テストを進行させ、ツールを作動させたままにして後で(たとえばテスト運転の完了後に)見直し、特定の選択されたイベントの検出時に取得されたデータを観察することができる。
単純なデータ値トリガリングを備えるツールを使用する方法の一例は、以下のステップを伴う。
ステップ1) 車両通信を開始し、対象の車両PIDデータストリームを取得し始める。
ステップ2) 技術者は利用可能なPIDのうちの1つを選択し、トリガ条件を設定する(トリガは、特定の値、特定の値での遷移、値の範囲、微分、積分、回数といったPIDデータに基づく)。
ステップ3) オプションで、技術者は、普通はトリガの前および/または後に取得されたデータの量として表わされるトリガ取得範囲を設定する。
ステップ4) 技術者は、多数の別個のトリガを、普通はブール数式の「並行した」、「連続する」、および「タイミングをとった」組合せとしてオプションで設定可能である。
ステップ5) PIDデータストリーム取得を再開する(エンジン動作中または車両運転中のパラメータの走行測定/監視)。
ステップ6) 走行テスト動作中、トリガ検出アルゴリズムは、受取った(または測定した)すべての新規PIDデータをトリガ設定と比較して、任意の条件が満たされると停止する。
ステップ7) 走行テスト動作中、トリガイベント時点またはその前後に取得された、バッファに入れられたデータは、後で技術者がディスプレイ上で見直すために記憶される。
この例では、ユーザ定義可能なトリガイベント設定は、トリガパラメータID(PID)、トリガしきい値、トリガ値、および(バッファ範囲に対する)トリガ表示位置からなる。製品のトリガリング能力により、ユーザは、トリガイベントを設定できるようになり、それにより製品は、このイベントの発生について監視するようになる。製品がこのイベントに遭遇すると、表示は視覚的に変化して、トリガイベントが発生したことをユーザに示す。
ユーザが定義したトリガ表示位置に依存して、製品は、トリガ表示位置に達するまで、引続きデータを取得して表示する。トリガ表示位置に一旦達すると、データ取得および表示更新は終了し、ユーザは、トリガされたイベントの前後の、対象となる他のPIDの挙動を調査できるようになる。
装置は、「グリッチ」を自動的に取得するために、そのまま放置されてもよい。このアプローチは、手動では捉えることができなかった複雑なグリッチを取得できる。トリガ組合せはまた、特定の順序の挙動を取得するためにも使用可能である。
MTG2500タイプのスキャナツールおよび他の例では、技術者は、取得されたデータをさまざまなモードで、たとえばテキストデータとして、グラフィックデータとして、またはそれらの組合せとして、後で表示できる。装置はイベントの時点前後での1つ以上のパラメータについてのデータを取得しているため、装置は、取得されたデータを、イベントの時点前後で(テキスト、グラフィック、またはそれらの組合せでの)表示を見るのとまったく同様に、ある期間にわたってそれを見直すことができるように、ユーザに提示することができる。異なる例は、フレームごとの再生を提供してもよく、または、(動画状の)走行表示のように見えるモードを提供してもよい。また、装置は、ユーザが再生プ
ロセスを任意の回数繰返すことができるようにして、ある特定の問題に関するデータの複雑なパターンの分析の一環として、ユーザがデータを繰返し見直すことができるようにする。
図2は、ツールのMTG2500バージョンによる処理における、グラフィックスエントリに関与する状態を示す状態図である。図3は、グラフィックス実況表示に関与する状態を示す状態図である。
ツールのMTG2500バージョンは、テキストおよびグラフィック表示モード双方を提供する。起動後、ユーザはオプションで、テキストモードを用いてデータリストを設定してもよい。次に、第1のグラフィックスモードエントリ画面からの選択を介し、グラフィックスモードに入る。グラフィックスモードエントリ画面からの選択としてどのボタンも押されなければ、ユーザはテキストベースモードに戻され、グラフィックスモードにうっかり入った場合にユーザがテキストベースモードに戻ることができるようになっている。また、第1のグラフィックスモードエントリ画面は、C関数へのアセンブラ呼出を用いて、現在選択されている言語で表示される。センサデータとは対照的に、動画データを要求するために必要とされる、異なるプロトコルシーケンスがある。したがって、第1のグラフィックスモードエントリ画面は、ユーザが所望する2種類のデータを区別するメカニズムを提供する。
いずれかの「グラフィックスモード」項目を選択すると、グラフモードに入るようになり、その選択は、第2のグラフィックスモードエントリ画面によって表示される。この画面およびその後のすべての画面は、多言語のテーブルにより駆動されるメニューイングシステムを介して、現在選択されている言語で表示される。データ取得に問題がある場合、データ取得が始まるまで、または退出するまで、フィードバックテキスト画面が現在選択されている言語で現われる。
成功したデータ取得が始まると、ソフトウェアは、ユーザの現在選択されたデータリストに基づいて、センサの履歴リスト長を動的に倍率変更する。現在のデータリストの完全な履歴を記憶するのに十分なメモリがない場合、グラフィック情報が提示される前に、データ縮小フィードバック画面が現われる。
確認画面に応じてユーザがイエス(Y)ボタンを押すと、デフォルトにより、2チャンネルグラフプロットが提示される。ノー(N)ボタンを押すと、テキストベースのモードに戻ることになり、その場合ユーザは所望すればデータリストを修正できる。センサのデータ履歴が縮小されない場合、確認画面は省略され、デフォルトの2チャンネルグラフプロットが、選択されたグラフィックスモードについて現われる。ユーザが動画グラフィックスモードを選択し、利用可能な動画データがない場合、動画データなしフィードバック画面が現われる。イエスボタンまたはノーボタンを押すと、ユーザはテキストモードに戻り、所望すれば動画データを再取得する。
実況グラフィックスモードでは、第1のデータ点が取得されると、デフォルトの2チャンネルグラフが現われる。図4は、実況2チャンネルグラフの表示の代表例である。現在のMTG2500の例では、実況グラフィックスモードには水平スクローリングがない。なぜなら現在、各チャネルの完全な履歴を常時見ることができるためである。しかしながら、ソフトウェアは現在、選択されたデータリストのサイズに基づいて拡大縮小可能な履歴を有しているため、実況グラフィックスモードにスクローリングを追加することが可能である。
動画グラフィックスモードでは、完全な動画が取得されると、デフォルトの2チャンネ
ルグラフが現われる。図5は、動画モードでの実況2チャンネルグラフの表示の代表例である。例示のため、このグラフに示すデータは図4に示すものと同様であり、たとえば、図4のデータがトリガに応じて取得され、再生されたかのようになっている。垂直線カーソルがグラフの中央に示され、その関連するデータ点の値が通常の態様で表示されている。カーソルはディスプレイを横切って動き、動画再生における現在のデータ点または時点を識別する。もちろん、当業者であれば、データ再生の他の形がユーザに表示されてもよいことを認識するであろう。
動画内を移動することは、グラフボタンを押すことによって達成される。押されると、普通は保持インジケータが実況グラフィックスモードについて現れる場所に、スクロールアイコンが現われる。スクロールアイコンが表示されると、ユーザはサムホイールを上または下にスクロールしてもよく、それはカーソルをそれぞれ左または右にスクロールする。カーソルがいずれかの端に達すると、データは、それ以上のデータが提示できなくなるまで、適切な方向にスクロールする。ユーザは、グラフを押すことによりスクロールモードを終了し、その後、スクロールアイコンは消え、データリストチャネルを通る垂直スクローリングが戻る。
MTG2500は、2チャンネルおよび3チャンネルのグラフィック表示出力をサポートする。このため、2つまたは3つのセンサプロットおよびカラー設定の選択を扱うためにインターフェイスが提供される。この画面は、グラフィックスデータが提示されている際にノーボタンを押すことによってアクセスされる。この選択画面は、2チャネルグラフ、3チャネルグラフ、カラーオプション、およびトリガ設定を選択するオプションのメニューを提供する。ユーザが動画グラフィックスモードにいる場合、トリガ設定選択は提示されない。イエスボタンの作動は、強調表示されたメニュー項目を選択し、一方、ノーボタンの作動は、装置にグラフィックスモードを終了させる。グラフオプションのいずれかを選択すると、適切なグラフィック表示がディスプレイ上に現われるようになる。時間が許せば、グラフィックスモード選択を不揮発性記憶装置に保存することが可能である。この設定は次に、その後のセッション用に、起動時に使用される。
手動で選択された2チャネルグラフモードは、図4および図5に関するデフォルトの2チャネルの場合について上述したように動作する。3チャネルグラフモードが選択される場合、データは、図6に示す例によって表わされるように提示される。図示されてはいないが、装置は、図5に関して上述した2チャネルの動作と同様に、3チャネルでの動画モードを提供する。グラフィックスモードオプション画面から「カラーオプション」を選択すると、グラフィックデータのカラー表示の視覚的特性を設定するさまざまな選択がユーザに提示される。
上述のように、グラフィックスモードオプション画面は、トリガ設定のためのメニューリスティング項目も含む。このオプションを選択すると、この例では任意の単一のセンサに対するトリガイベントをユーザに設定させるようにするプロセスが始まる。説明のため、このオプションは実況グラフィックスモードでのみ利用可能であるが、当業者であれば、同様のオプションがテキスト表示動作用に提供可能であることを認識するであろう。
例示的な製品MT2500のトリガリング能力により、ユーザは、トリガイベントを設定できるようになり、それによりソフトウェアは、このイベントの発生について監視するようになる。ソフトウェアがこのイベントに遭遇すると、表示は視覚的に変化して、イベントが発生したことをユーザに示す。ユーザが定義したトリガ位置に依存して、ソフトウェアは、トリガ表示位置に達するまで、引続きデータを取得して表示してもよい。トリガ表示位置に一旦達すると、データ取得および表示更新は終了し、ユーザは、トリガされたイベントの前後の、対象となる他のセンサの挙動を調査できるようになる。
図7に示すようにグラフィックスモードオプション画面においてトリガ設定項目を選択することにより、トリガ設定に入る。グラフィックスモードオプション画面でイエスが押されると、たとえば図8に示すように、トリガオプション画面が提示される。この画面で利用可能な選択肢は、「トリガイネーブル」、「トリガディスエーブル」、「トリガ編集」、および、ユーザがうっかりトリガ設定に入った場合にそこから出てくるための「戻る」である。しかしながら、トリガをイネーブルにする、およびディスエーブルにする選択肢は、トリガがまだ定義されていなければ、画面上に現われない。以下の表1は、この画面へのシステム応答を列挙している。
Figure 2006505792
グラフィックスモード応答への(再)エントリは、ユーザが迅速にトリガをイネーブルまたはディスエーブルにして、グラフィックスモードに戻ることができるようにするために起こる。
トリガオプション画面からトリガ編集オプションが選択されると、トリガセンサ選択画面が現われ、その一例を図9に示す。1行目は、リストからの項目の選択用スペースを提供しており、端末の操作によりユーザは、選択肢、この場合、ユーザのデータリストからの、利用可能な全センサに関する選択可能な項目のリストをスクロールすることができ、リスト上の各項目をディスプレイ1行目に導く。ユーザは、所望の項目が図9に示すディスプレイの2行目に現われたときにイエス(Y)ボタンを押すことによって、所望の項目を選択する。この例では、スクローリングは、A/Cリレーデータ項目をその行に導き、そのためユーザはここで、そのパラメータを、関連するトリガを設定するさらに別の処理のために選択してもよい。ユーザがこの画面にうっかり入った場合に前の画面に戻れるようにするエントリもある。装置はまた、第1の選択可能なセンサが、ユーザがトリガ設定に入った際にグラフィックスモードで表示されていた上部チャネルに対応するよう、センサリストを出現させることも可能であろう。もちろん、当業者であれば、たとえば端末がより大きなテキストまたはグラフィックス表示および入力能力を有する場合、他の表示および選択手法が使用されてもよいことを認識するであろう。
この例では、前の画面からあるパラメータが選択されると、トリガしきい値選択画面が、たとえば図10に示すように現われる。前の画面から選択されたパラメータはここでディスプレイの一番上に現われ、リストから選択可能な項目がディスプレイの2行目に現われる。ここで、リストは、ユーザが設定したいしきい値のタイプに関連する。ユーザはここで選択肢のリストをスクロールし、所望の項目が図10に示すディスプレイの2行目に現われたときにイエスボタンを押すことによって、その項目を選択することができる。この例では、スクローリングはその行に「〜より大きい」オプションを導いており、そのためユーザはここでそのオプションを選択してもよい。このプロセスを通して利用可能で、かつこの画面を介して表示可能な、選択可能な項目は、「〜よりも大きい」、「〜よりも小さい」、「〜と等しい」、「〜と等しくない」、および「戻る」であってもよい。「戻
る」を選択することにより、ユーザは、前の画面に戻ってパラメータ選択を修正することができる。もちろん、他のオプションが提供されてもよい。
前の画面からあるしきい値が選択されると、トリガ値選択画面が現われる。この値選択画面は、現在選択されているトリガセンサに基づいて変わる。説明のため、まず、ユーザが有限集合の値を有するトリガセンサ(つまりバイナリセンサ)を選択したと仮定されたい。ツールは、図11に示すもののようなトリガ値選択画面を表示する。この例では、ユーザは、1行目および2行目に示すように、A/Cリレーパラメータ、および「〜と等しい」タイプのしきい値トリガを選択している。
選択はここで、ディスプレイの3行目から、可能な値を上または下にスクロールすることによって行なわれる。トリガセンサがバイナリセンサである場合、その2つのバイナリ状態が提示される。例に示すように、画面はA/Cリレーパラメータについてオンの値を表示している。センサが7つの有限値を有する場合、ユーザは、テキスト値1、テキスト値2、…、テキスト値7、および「戻る」のリストから選択する。なお、センサについて、まだ受取られていない将来の未遭遇の値を予測するためのメカニズムがないため、ソフトウェアによって既に受取られた値のみが提示される。ここで、「戻る」を選択することにより、ユーザは前の画面に戻ってトリガしきい値設定を修正することができる。
次に、説明のため、しきい値選択画面(図10)から選択されたしきい値が、バッテリ電圧(V)パラメータなどの数値タイプのトリガであると仮定されたい。トリガ値選択画面が現われると、それはここで、たとえば図12に示すような、数値の入力を容易にするフォーマットを提供する。このバッテリ電圧の例では、ユーザは「〜より小さい」タイプの検出を選択しており、しきい値から数値を入力することが必要である。
図12の例では、ディスプレイは3行目に、利用可能なオプションの水平提示を提供し、ユーザは、サムホイールを回すことによって、表示されたオプションから選択する。サムホイールが回されるにつれ、アクティブな選択肢が変更され、反転表示されて(強調表示されて)示される。ユーザは、イエスボタンを押して、強調表示された数値を選択する。この例では、選択肢は使用可能な場合のみ示される。たとえば、値の欄が空であれば、DEL選択肢は示されない。値の欄が負であれば、マイナス符号選択肢はプラス符号選択肢に変わり、逆もまた同様である。選択されたセンサが整数値に関連する場合、小数点選択肢は現われず、一方、センサが符号なしの整数値に関連する場合、符号選択肢は示されない、などとなっている。
トリガセンサは、16進法のフォーマットデータを示すために、タイプ「M」として指定されたデータタイプと関連していてもよい。選択されたトリガセンサがこのタイプのデータに関連している場合、数字トリガ値選択画面は、16進法の選択用に、選択肢A、B、C、D、E、およびFを含む。この例では、小数点は入力された値の欄において固定され、小数点および符号は、利用可能な選択肢からなくなる。
いずれの場合も(10進法または16進法)、適切なパラメータについて、ルーチンによりユーザは、連続的なスクロールおよび選択によって数値を「構築」できるようになる。数値が構築されるにつれ、それはディスプレイの2行目のトリガしきい値の右側に表示される。値の欄の最大長は、対応する数の下線文字で示される。入力された値がトリガセンサのデータタイプに対応していない場合、ソフトウェアは、選択されたトリガセンサにとって適正なデータタイプへの変換を自動的に行なう。
許容可能なトリガ値をその現在の範囲内でユーザ入力用に提示することを取扱う方法は明らかに数多くあり、当業者であれば、代替物に、および、それらがどのように診断ツー
ルにおいて実現され得るかに気付くであろう。
ツールはまた、動画タイプの再生用に取得された、バッファに入れられたデータに対して、トリガの「位置」を設定するオプションも提供する。このため、ユーザがパラメータ(図9)およびしきい値タイプ(図10)を選択し、しきい値(たとえば図11または図12)を入力した後、トリガ画面(図13)がディスプレイ上に現われる。この例では、ユーザは、パラメータとしてのバッテリ電圧(1行目)、「〜より小さい」タイプのトリガおよび電圧しきい値についての数値11.75(2行目)を選択している。ここでも、この例は、サムホイールを回すことによりアクセスされる利用可能なオプションの水平提示を提供している。ここで、オプションは「左」、「中央」、「右」、および「戻る」を含む。サムホイールが回されるにつれ、アクティブな選択肢が変更され、反転表示されて示される。
左、右、または中央でトリガを選択すると、データ取得および更新は、先端、終端、および中央でトリガされるデータ取得機能性のために、トリガ点がディスプレイの左、右、または中央にそれぞれ達すると、停止するようになる。ユーザが所望のトリガ位置を選択すると、図14に例として示すように、検証画面が現われる。この画面からは、ユーザは「受入れる」または「戻る」という選択肢を有する。「受入れる」を選択すると、ユーザはグラフィックスモードオプション画面に戻り、そこでは、トリガがイネーブルになってグラフィックスモードに再び入ることができる。定義されたトリガ範囲をツールが検出すると、データの取得が起こる。しかしながら、検証画面(図14)を見て、ユーザが入力されたトリガ情報に満足しない場合、「戻る」オプションの選択により、ユーザはトリガに関する前の画面に移動して戻り、トリガに関する設定を再入力することができる。
ユーザがグラフィックスモードにおいてトリガを設定し、イネーブルにした後、システムは、データが取得される間、トリガイベントを見守る。このモードは、保持アイコンが普通現われる画面上に現われるトリガアイコン(ボックス内の文字T)によって示される。トリガイベントが起こると、システムはトリガアイコンを保持アイコンと交互に表示して、トリガイベントが起こったことをユーザに示す。データ取得および表示更新は、トリガ位置設定により、依然として起こり得る。
トリガ位置設定が一旦満たされると、データ取得および表示更新はディスエーブルになる(保持モード動作と同一)。これにより、ユーザは、トリガされたイベントの前後の他のセンサのデータ履歴を閲覧できるようになる。ユーザがグラフボタン(保持ボタン)を押すと、これは、トリガを再びイネーブルにしてデータ取得および表示更新を再開するよう、システムに示す。トリガは、それをトリガオプション画面から、グラフィックスモードオプション画面を介して選択することにより、ディスエーブルになる。
図1の例の説明により示すように、PIDデータストリームは連続的に取得されるため、PIDデータに由来する任意のトリガリング条件でデータ取得を停止する、または「フリーズする」トリガメカニズムを設定することが可能である。
これらの例では、データ取得をトリガし得る基本的な、または最も単純な条件は、レベルトリガである。この場合、ユーザが選択したパラメータに対して設定されるあるしきい値がある。しきい値は予め定義されていてもよいが、この例では、ユーザはしきい値を設定するオプションを有する。しきい値は、記憶された値の中から選択されてもよく、または手動で入力されてもよい。パラメータのうちの選択された1つがしきい値に至ると、ツールはそれぞれの監視されるパラメータからリアルタイム測定データを取得する。しきい値が上方しきい値である場合、ツールは、選択されたパラメータがしきい値に達するかまたはしきい値を上回ると、データを取得する。しきい値が下方しきい値である場合、ツー
ルは、選択されたパラメータがしきい値へと下がるかまたはしきい値を下回ると、データを取得する。
関連する1アプローチは、1つの選択されたパラメータについて範囲(上方および下方しきい値)を設定し、いずれかのしきい値を超えるとトリガするというものである。パラメータがこの範囲に入ると、データは取得され得る。しかしながら、大抵の場合、この範囲は通常の動作を定義しており、選択されたパラメータが限度に達するかまたは設定された範囲を超えると、データ取得はトリガされる。
トリガの別の形態はエッジ検出に関する。ここで、ツールは、しきい値の超過と、信号変化の方向およびおそらくはレートとを検出するよう設定されてもよい。たとえば、しきい値を通る降下は立下がりエッジと考えられて、データ取得をトリガするために使用されてもよい。しきい値を通る上昇は立上がりエッジと考えられて、データ取得をトリガするために使用されてもよい。いずれの場合も、トリガは、選択されたパラメータがしきい値を特定された方向に横断する場合のみ起こり、このため、選択されたパラメータが同じしきい値を反対方向に横断する場合には起こらない。もちろん、他のエッジ検出手法、たとえば、選択されたパラメータの微分におけるかなりの大きさの正または負に進むスパイクが使用されてもよい。データ取得はまた、他の信号波形特性、たとえば、ゼロ横断、最大または最小値もしくは谷、インパルスなどをトリガオンしてもよい。
イベントまたは条件の組合せに基づく、トリガのより複雑な形も、ツールのプログラミングによってサポートされ得る。これにより、ユーザは、多数のPIDデータストリームについて検出イベントを設定し、それらのイベントの選択された組合せが起こるとツールにデータのその取得をトリガさせることができるようになる。ツールは、イベントの組合せが一度に起こった場合、イベントがある時間間隔において起こった場合、イベントがユーザにより選択された順序で起こった場合などに、トリガしてもよい。
たとえば、トリガは、特定されたブール論理と組合されたイベントの並行検出として定義されてもよい。たとえば、「AND」(論理積)論理は、2つ以上のPIDパラメータが同時にそれぞれの上方しきい値を超えることを必要としてもよい。別の並行するブール論理トリガは、たとえばANDおよびOR(論理和)論理の組合せを利用して、PID1または(OR)PID2がそれぞれの上方しきい値を超えることを必要とし、かつ(AND)(同時に)PID3がそれぞれの上方しきい値を超えることを必要としてもよい。特定のエンジン分析器の例では、分析器は、1分当たりのエンジン回転数が6000RPMを上回る、または(OR)油圧が20PSIを下回ることが、華氏200度を超すエンジン温度と同時に組合されている(AND)、監視される一連のパラメータデータを、検出時点の前後に取得してもよい。もちろん、ユーザが適切であると考える任意の組合せにおいて、全範囲のブール論理演算を使用してもよい。
また、これに代えて、組合せトリガがブール論理によって定義されてもよいが、その場合、イベントはある間隔内で、またはある特定された連続する順序で起こる。2つのイベントが連続するトリガの例では、第1のイベントの発生は第2のイベントの検出を「イネーブル」にし、そのためデータ取得は、第1のイベントの後に第2のイベントが検出される場合にのみ、実際にトリガされる。特定のエンジン分析器の例では、600またはそれを超すRPMを検出すると、分析器は、油圧が20PSIを下回り、かつ(AND)エンジン温度が華氏200度を上回る場合に、トリガリングをイネーブルにしてもよい。
トリガリングはまた、さまざまなタイミング要素を取入れてもよい。たとえば、ユーザは、PID値がユーザにより選択されたある時点についてのしきい値を超える時点を検出するよう、ツールをプログラムしてもよい。エンジン分析器の場合、そのような一例は、
RPMが6000を少なくとも10秒以上上回り、または(OR)油圧が少なくとも5秒間、20PSIに、もしくはそれ未満に留まり、または(OR)温度が15秒間、華氏200度に、もしくはそれを上回って留まると、トリガすることであってもよい。この例では、時間要素は連続的な期間であったが、当業者であれば、ツールは、たとえばRPMが6000RPMを超す総時間が10分に達するとトリガするように、累積的非連続時間量に関してユーザが期間を設定できるようにしてもよいことを認識するであろう。
上述の例では、トリガリングはそれぞれの各PIDパラメータについての実際の測定値を利用している。しかしながら、測定されたパラメータのいずれか1つ以上から得られる計算値、たとえば導関数(1次、2次、3次など)、倍数(定数または変数による)、累乗(2乗、3乗など)、または積分を利用することも可能である。たとえば、勾配または1次導関数は、測定信号の変化のレートに関しており、ユーザは、少なくとも2000RPM/秒というエンジンRPMにおける変化を検出するため、または少なくとも100BTUという温度の合計(または積分)を検出するために、トリガを設定することを望んでもよい。測定された多数のパラメータ値を組合せる、より複雑なアルゴリズムも使用されてもよい。
トリガリングのさらに別のタイプは、1つ以上のタイプの特定されたイベントを数えることに関与する。このアプローチでは、ユーザはPID、しきい値、および、そのPIDについての測定データがそのしきい値を超え得る回数を特定してもよい。ツールは次に、データがしきい値を超える回数を数え、その回数がユーザにより特定された数に達すると、たとえばRPMがテスト中に6000を7回超えると、データ取得をトリガする。数えることは、たとえば5分以内での7回目のイベントというように、時間に基づいて制限されてもよく、または、数えることはテスト期間全体に関していてもよい。もちろん、回数ベースのトリガは、ある特定の複雑なトリガを定義するために、実際の値または計算値を使用してもよく、ユーザにより特定された他の条件と組合されてもよい。
上述のように、トリガリング、データ取得および表示機能は、テスト走行中に常時パラメータを測定するかまたは少なくとも1つの測定パラメータを監視する、さまざまな他のタイプの診断ツールにおいて利用されてもよい。そのようなツールは車両診断以外の用途のために使用されてもよいが、ここでは、車両診断の状況において少なくとも1つの他の例を考えることが有用であり得る。
MODISシステムは、幅広い車両診断用途のためのモジュール型、PCベースのプラットフォームである。このシステムの核は、本質的には、グラフィックス表示能力を有するハンドヘルドPCと、特定の診断機能のためのプラグインモジュールとである。たとえば、MODISシステムはスナップ・オンのスキャナスキャンツールをプラグインモジュールとして取入れている。MODISシステムはまた、点火能力を有するスナップ・オンの強力な4チャネルラボスコープと、拡張可能なポートを備える共通のアーキテクチャに内蔵された強力なデジタル電圧抵抗計(DVOM)とを特徴としている。
図15は、診断システム251のPCベースの実現化例を示す、MODISシステムの機能ブロック図である。図示されているように、システム要素の多くは汎用コンピュータに関連するものである。例示的なシステム251は、中央処理装置(CPU)252、メモリ253、および相互接続バス254を含む。CPU252は、単一のマイクロプロセッサ(たとえばペンティアム(登録商標)−xまたはx86マイクロプロセッサ)を含んでいてもよく、または、それは、コンピュータシステム252をマルチプロセッサシステムとして構成するための複数のマイクロプロセッサを含んでいてもよい。メモリ253は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、およびPROM、EPROM、FLASH−EPROMなどの読出専用メモリといった、メインメモリを含む。作動時、メ
インメモリは、CPU252による実行のために命令およびデータの少なくとも一部を記憶する。システム251はまた、CPU252によって使用されるデータおよび命令を記憶するための、ハードディスクドライブ255により一例として表わされている、さまざまなディスクドライブ、テープドライブなどの大容量記憶装置も含んでいてもよい。
システム251は、ネットワークを介するデータ通信のための通信(図示せず)用の1つ以上の入力/出力インターフェイスも含んでいてもよい。そのようなインターフェイスは、設けられる場合、ネットワークを介するさまざまなタイプのデジタル通信のためのモデム、イーサネット(登録商標)カード、または任意の他の適切なデータ通信装置であってもよい。物理的通信リンクは、光学的なものでも、有線でも、または無線(たとえば衛星または携帯電話ネットワークを介する)でもよい。
システム251は、ディスプレイ257およびユーザ入力用の1つ以上の要素258との適切な相互接続も含む。一例では、システム251は、出力ディスプレイ257を駆動させるグラフィックスサブシステム(別個に図示せず)を含む。出力ディスプレイ257は陰極線管(CRT)ディスプレイを含んでいてもよいが、ハンドヘルド診断ツール用の用途では、ディスプレイ257は通常、液晶ディスプレイ(LCD)である。
例(図17および図18)では、システム251は一連のキーを含んでおり、装置は、ユーザ入力のためにディスプレイと関連するタッチセンシティブ入力能力を含んでいてもよい。システム251のそのような実現化例のための入力制御装置258は、他の種類のユーザ入力装置、たとえば英数字および他のキー情報を入力するためのキーボード、カーソル制御装置(図示せず)およびサイズ、たとえばマウス、トラックボール、スタイラス、またはカーソル方向キーを含み得る。しかしながら、ハンドヘルド用途については、別個の入力要素の数およびサイズは、特定のツールの人間工学的な操作を可能にするよう、必要最小限に留められる。
入力および出力要素257、258の、システム251の残りへのリンクは、有線接続であってもよく、または、入力出力要素が離れている場合には無線通信を使用してもよい。携帯またはハンドヘルドの実現化例では、入力および出力要素はシステムに配線で接続され、システムに一体化されている(たとえば同じハウジング内、図17および図18を参照)。
あらゆるコンピュータシステムと同様に、診断ツールタイプのシステム251は、さまざまなアプリケーションプログラムを実行してデータを記憶し、ユーザインターフェイスを介し、257および258などの要素を介して提供される1つ以上の相互接続が、この場合には診断ツール機能のための所望の処理を実現することができるようにする。システム251は、異なる診断目的のために多数のそのようなプログラムを実行してもよく、ツールの中には、技術者にとっては有用であるが診断用途には直接関係しないさまざまなプログラム(たとえばeメール)を実行するものがあってもよい。
システム251のMODISツール構成では、システムの主要部分は、ここで「企業HDD」260(図16も参照)と呼ばれる、ハンドヘルドディスプレイ装置の形をとっている。図示されているように、HDDは、特定用途タイプのプラグインモジュール用の1つ以上のポート252(図15)も含む。一例では、企業HDD260は、2つのそのようなモジュールの並行プラグイン用のポートを含むが、装置は、より多数の異なるタイプのそのようなモジュールと互換性がある。プラグインモジュールの典型的な例は、デジタル電圧抵抗計(DVOM)プラグインモジュール261、ラボスコーププラグインモジュール263、およびスキャナカートリッジプラグインモジュール(SCPI)モジュール265を含む。トリガ機能および関連するデータ取得動作は、これらのモジュールのいず
れか、および/またはHDD260と互換性がある任意の他の診断用途タイプのプラグインモジュールからHDD260に供給されるパラメータデータに対して作用してもよい。
図16は、SCPIタイプのプラグインモジュールをいくぶんより詳細に示す代替的なブロック図である。その図面に示す構成では、ツールは、企業HDD260および接続されたスキャナカートリッジプラグインモジュールSCPI263を実現するPCボートを含む。そのような構成では、システムは4つのマイクロプロセッサ(企業HDD260内のx86、およびSCPI263内のNECマイクロプロセッサ、三菱マイクロプロセッサ、およびモトローラマイクロプロセッサ)を有する。NEC、三菱およびモトローラのマイクロプロセッサは、SCPIモジュールハードウェア内の2つの別個のボード上に分散されている。マイクロプロセッサの各々のための周辺構成要素(FLASH、DRAMなど)も2つのボード上に分散されているが、それらは必ずしもプロセッサとグループ化されてはいない。1対のFPGA(1つのボードにつき1つ)が、プロセッサと周辺構成要素との間の接続すべてを調整するために使用されているが、プロセッサ接続がすべてFPGAを通過しているとは限らない。
SCPIプラグインは本質的に、車両の搭載診断システムによって提供されるセンサおよびコードデータをスキャンおよび処理するための、車両診断スキャナツールの機能の多くを実現する。しかしながら、システムの全体的な制御は、企業HDD260のプログラムされた論理によって行なわれる。
図17は、初期メニューを示す、MODISツールの図である。図18は、ラボスコーププラグインを用いた動作を示すMODISツールの図である。
ここでの説明のため、診断ツールのプログラミングにより、ツールは、一連のユーザ選択可能なトリガ動作および付随的なデータ取得機能を提供できるようになる。データ動画などのデータ取得のトリガリングは、ユーザにより選択された1つ以上のPID(パラメータ識別子)値、選択されたPID値に関するさまざまな条件または条件の組合せ、および/または車両から受取られ得るトラブルコードのうちユーザが選択した1つの受取に基づいていてもよい。装置はメニューディスプレイを提供して、ユーザが選択したいずれか1つ以上のPIDからのユーザ選択可能な値によってトリガされ得る記録イベントを設定するオプションをユーザに与える。スキャナ構成例では、選択された任意のPIDに対応するパラメータデータは、車両上のどのモジュールから来てもよい。別のメニューオプションにより、ユーザは、車両がスキャナに送り得る「任意のコード」のみの代わりに、ユーザ選択可能な「コード」に基づいて、トリガリングを設定できるようになる。ラボスコープまたはDVOMモジュールを(単独で、またはSCPIと組合せて)使用する場合、トリガは、接続された任意のモジュールによって提供される任意のパラメータに対して設定されてもよい。
ツールのMODIS例では、トリガ制御はパラメータID、つまり「PID」を参照する。PIDトリガ機能は、「トリガ」条件が起こった時点ですべてのPIDデータ値を「取得」する能力を提供するソフトウェアメカニズムである。この特定の例では、「トリガ」条件は、任意の値、または選択可能でかつ特定のPIDデータ値の導関数に基づく。この機能をMODISスキャナプラグインにおいて実現することで、PIDはグラフのフリーズをトリガすることができる。各PIDは、グラフの立上がりエッジおよび/または立下がりエッジをトリガオンするオプションを有する。
的となるPIDのトリガオプションが選択されると、青い十字線がグラフ上に現われて、水平線の数値は線の左に表示され、垂直線の時間オフセットは線の底に表示される。十字線は、トリガリング値およびトリガ遅延をセットするために、方向キーで動かすことが
できる。
PIDはすべて、トリガリングオプションを有しており、トリガは多数のトリガリングを有するよう組合せることができる。トリガのうちのいずれか1つが失敗すると、グラフはすべて(表示されていないものも含む)フリーズされる。メニューバー上の「アンフリーズ」ボタンが押されるとグラフは再開し、PIDはすべて、次のトリガ条件が起こるまで更新する。
スキャナプラグインのグラフまたはPIDリストはまた、ラボスコープディスプレイがフリーズされるかまたはトリガすると、自動的にフリーズする。ラボスコープがグラフ化を再開するかまたはアンフリーズすると、それらは自動的に再開される。この機能は、ツールメニュー内のトリガリンクオプションを選択することによってディスエーブルとなってもよい。
「PIDトリガ設定」コマンドは、PIDデータ取得ルーチンを起動して、PIDデータが得られる際、定義されたトリガ条件についてプロセッサにチェックさせる。トリガしきい値およびトリガ遅延値は、各PIDに関連して保持される。そして、トリガ条件が一旦検出されると、測定されたパラメータデータの特定された期間が取得されるまで、遅延クロックがデクリメントされる。トリガ値および遅延は、このコマンドでは特定されない。これらの値は、方向ボタンがトリガ点を設定するために十字線上で使用される際に設定される。トリガ値を選択するために、水平トリガ線が矢印ボタンによって上/下に動かされる。ここで使用されるインクリメントは、垂直方向のグラフ尺度の1/255である。
トリガオプションがメニューから選択されると、図19に示すように、十字線がグラフ上に現われる。上向き矢印または下向き矢印の作動は、水平十字線を垂直尺度の1/65536、上または下に動かす。対応する数値が、左のグラフスペースに描かれる小さなポップアップウインドウ上に表示される。上向き矢印または下向き矢印が連続して押されると、水平十字線は垂直尺度の1/255、上または下に動く。
左または右の矢印の作動は、垂直十字線を水平尺度の1/512、左または右に動かす。対応する時間遅延が、底のグラフスペースに描かれる小さなポップアップウインドウ上に表示される。左または右の矢印キーが連続して押されると、垂直十字線は水平尺度の1/64、左または右に動く。HDD側は、スキャナプラグインからの応答に基づいて十字線を描き、十字線の場所を描いているのはスキャナプラグインである。
図20は、この例において、トリガを設定および消去することに関与する一連のステップを示している。第1のステップS1で、ユーザは、PIDディスプレイモードにおいてプルダウンメニューからトリガタイプを選択する。次に(ステップS2)、トリガカーソルが、垂直方向に中央および16データ点オフセットで現われる。方向キーのうちの1つが押されるたびに方向キー指定が送られ、これに応じ、十字線が上述のようにキーが押されるのに整合して動く。ステップS4で、押された各キーについて、スキャナプラグインは、時間遅延についての現在の値、またはPID値をHDDに送る。トリガ位置が一旦選択されると、オペレータは「Y」を入力してそれを設定する(ステップS5)。ステップS6で、スキャナプラグインはトリガ位置を記録し、それはオフセット値を各更新データとともに送信する。次に、最小化されたトリガ十字線がグラフ上に黒い線で描かれる(S7)。
図21は、実際のデータ取得をトリガすることに関与する一連のステップを示している。第1のステップS11で、装置はPIDデータがトリガ条件に的中していることを検出する。これに応じて、スキャナプラグインはデータ更新フリーズ状態に入る(ステップS
12)。全PID名リストメッセージがHDDに送られ(ステップS13)、トリガ取得メッセージがHDDに送られる(ステップS14)。次のステップ(S15)で、HDDはフリーズされたメニューバーに切換わる。装置がPIDリストモードにある場合、HDDは、全リストの表示用画面を、最新の測定データ値で更新する(S16)。トリガ十字線全体が赤い線を用いてトリガリングPID上に現われ(S17)、それぞれのトリガに的中してデータ取得(フリーズ)動作を起動したPIDデータを識別する。
図22は、トリガを取消すことに関与する一連のステップを示している。この動作では、第1のステップ(S21)は、PIDプルダウンメニューからのトリガのユーザ選択を必要とする。トリガ選択用の十字線全体がステップS22で現われる。ユーザは次に、キーパッド上の「N」を起動することによってノーまたは否定を入力する(ステップS23)。トリガ設定コマンドは「取消」オプションの指示とともに送られる。これに応じて(ステップS24)、スキャナプラグインは、特定されたトリガ取得条件を消去する。
上に概説した処理では、PIDトリガ条件が満たされる場合にはいつでも、PIDトリガ取得メッセージがスキャナプラグインカートリッジによって送られる。これに応じて、データ更新はすべて停止される。このメッセージにより、HDD側は「フリーズされた」メニューバーに入り、スキャナカートリッジプラグイン側ステータスは、フリーズされたデータステータスに更新される。このメッセージは、PIDリストが表示されていない場合でも、発行されてもよい。PIDリストが表示されていない場合、インデックス番号は全PIDリスト内でのオフセットを示す。PIDリストが表示されている場合、PID名リストがまず発行され、次にトリガ取得メッセージが送られる。いずれの場合も、表示されるPIDの数はデフォルトで全PIDリストに戻る。
スキャナ構成(図16)では、監視されているパラメータデータは、車両の搭載診断システムからツールに供給される。当業者であれば、ツール自体が、たとえばDVOMプラグインまたはラボスコープモジュールを備えて構成されている場合、測定を行なってもよいことを認識するであろう。
図1〜14の例のように、ツールは、データ取得を起動するためにユーザ選択可能なオプション(パラメータ、選択トリガ/しきい値設定、ブール論理など)を提供している。診断ツールはまた、イベントトリガが起こる前および後にどれぐらいのデータが保存されるかに関するさまざまなオプションをユーザに与える。ツールは、「トリガ」機能の起動に応じて、測定されたデータパラメータの(「写真」のような)瞬間画像をとってもよい。また、これに代えて、ツールは、トリガが起こる後および/または前のある期間、走行パラメータデータを取得してバッファに入れ、ユーザが取得用の精密な時間範囲を選択して動画またはスライドショーのように表示できるようにする。一例では、トリガメニューにおけるオプションは、トリガに関して記録されるスナップショットフレームの位置、つまり、バッファ範囲の最初、中間、または最後でのトリガを定義する。スナップショットが一旦記録されると、それはフレームごとに見直すことができ、グラフ化モードでは8つまでのパラメータが表示画面上にプロットされ得る。その結果、ユーザはテスト中ずっと立ち会う必要はない。テストを進行させ、ツールを作動させたままにして後で(たとえばテスト運転の完了後に)見直し、トラブルコードの検出時に取得されたデータを観察することができる。
これらの例では、異なる診断ツールが、ユーザにより定義可能なトリガ機能性を実現しており、ユーザはパラメータのうちのいずれか1つ以上を選択でき、選択されたパラメータについての1つ以上の条件をトリガリングイベントとして設定できる。これらの例はまた、ユーザが、イベントの時点またはその前後でのデータを取得し記憶するためのいくつかのオプションを、取得されたパラメータデータの後での表示用の付随的なオプションと
ともに選択できるようにする。そのような技術は、診断ツールにおいて、およびそのようなツールの操作の方法用に具現化されている。制御論理は回路構成要素によって実現化され得る。しかしながら、例示的な装置はソフトウェアにより、またはファームウェアに記憶されたコードによりプログラムされているため、技術の他の局面はプログラミングとして具現化されてもよい。
さらに別の例として、ツールは、車両の速度の監視およびトリガオフに基づいた性能タイマモード(PTM)を提供してもよい。他の測定ユニットが使用可能であるものの、ここでの説明のため、ツールが車両速度をマイル/時間(MPH)で監視すると仮定する。この例では、エンドユーザはPTMモードを選択し、それは、パラメータが0MPHから動き始めると内部クロックを開始させる。ソフトウェアにより、エンドユーザは、60といった特定のMPHを選択することによって、内部クロックタイマを自動的に停止させるよう選択できる。スキャン装置は、テストが完了したことを示すために警報器を鳴らしてもよい。ツールは、トリガイベント、この場合MPHしきい値(たとえば車両の速度が60MPHなどに至る場合)の前後にデータを取得する。もちろん、ユーザは、前述の例と同様に、イベントに関連したデータ取得用のウインドウを選択できる。MPHしきい値がたとえば取得ウインドウの終わりにある場合、取得されたデータは、車両がしきい値に達するまでの監視されたパラメータデータを含む。大抵の場合、これは、車両が0MPHから開始してからのデータを含む。テスト情報は将来の再生用に記憶される。ツールはまた、ユーザが容易に見られるよう、0から設定MPHまでの時間に関する内部クロックデータも記憶する。記憶されたテスト情報の提示は、グラフィックフォーマットでも、デジタルフォーマットでも、またはその双方であってもよい。
技術のプログラムの局面は、典型的にはあるタイプの機械可読媒体上において、またはそれによって搬送される実行可能なコードおよび/または関連データの形をした「製品」として考えられ得る。実行可能なコードおよび/または関連データは、ここに記載されるようにトリガリングおよびデータ記憶を実現するため、診断ツール、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置の操作を制御する。
物理的媒体は、コンピュータタイプの診断ツール処理システム251のメモリ、またはMT2500(103)もしくは関連するカートリッジのメモリ、たとえばさまざまな半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブなどを含む。ソフトウェアの全部または一部は、ときには、インターネットまたはさまざまな他の電気通信ネットワークを介して通信されてもよい。そのような通信は、たとえば、別のコンピュータ(図示せず)から診断ツールに、または別のネットワーク要素、たとえばソフトウェア配信、もしくは車両に関する診断情報の配信に使用されるウェブサーバに、ソフトウェアをロードすることであってもよい。こうして、ソフトウェア要素を有し得る別のタイプの媒体は、有線および光学的地上線ネットワークを通して、ならびにさまざまな空中リンクを通して、ローカル装置間の物理的インターフェイスを通って使用されるような光波、電波、および電磁波を含む。
ここに使用されるような、コンピュータまたは機械「可読媒体」に関する用語はしたがって、プロセッサに実行用に命令を提供することに関与する任意の物理的媒体または伝送媒体に関する。そのような媒体は多くの形態をとってもよく、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むがこれらに限定されない。不揮発性媒体は、たとえば、図15〜22のシステムにおける記憶装置のいずれかのような光ディスクまたは磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、メインメモリなどのダイナミックメモリを含む。伝送媒体は、同軸ケーブル、銅線、光ファイバを含み、コンピュータシステム内でバスを構成する配線を含む。伝送媒体は、電気信号または電磁信号、もしくは、無線(RF)および赤外線(IR)データ通信中に生成されるもののような音波または光波の形をとっていてもよい。マシン
またはコンピュータ可読媒体の一般的な形態は、たとえば、フロッピーディスク(登録商標)、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD−ROM、DVD、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する任意の他の物理的媒体、RAM、PROM、およびEPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、データまたは命令を伝送する搬送波、もしくは、コンピュータが読出可能な任意の他の媒体を含む。さまざまな形態の媒体は、ここに記載されるように診断ツール機能を実現するために、1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスをプロセッサに実行用に搬送することに関与していてもよい。
上述の例は、車両、典型的には自動車、トラックなどに使用される診断ツールに焦点を当ててきた。そのような例が異なる車両で、および/または異なるタイプの車両システムを診断するために使用されてもよいことは明らかである。たとえば、ここに開示されるツールは、約12ボルト、約42ボルトなどの任意の適切な電圧を、ツール自体の電源として、またはそのような電圧を生成するかもしくはそのような電圧で動作する機器の診断用に提供する、バッテリ、交流電源などの任意の適切な電圧源を含んでいてもよく、またはそのような電圧源を用いて利用されてもよい。さらに、ここに説明されるエンジン分析器の任意の所望のシステムまたはエンジンで使用されてもよい。これらのシステムまたはエンジンは、ガソリン、天然ガス、プロパンなどの化石燃料、バッテリ、マグネタ発電機、太陽電池など、風によって生成されるような電力、およびそれらの混成物または組合せを利用する項目を含んでいてもよい。これらのシステムまたはエンジンは、自動車、トラック、ボートまたは船、二輪車、発電機、飛行機などの他のシステムに取入れられてもよい。もちろん、ここに開示された診断ツールおよび関連する概念は、テスト実行およびテスト結果の監視が望ましい他の分野において幅広い用途を見つけてもよい。
前述の事項はさまざまな例を説明してきたが、さまざまな修正がそれになされてもよいこと、および、ここに開示された技術がさまざまな形態で実現されてもよいこと、ならびに、それらが多数の用途において適用されてもよく、そのうちの一部のみがここに開示されていることが理解される。
トリガリングおよびデータ記憶機能を実現するようプログラム可能な診断ツールの一例である、MT2500シリーズスキャナの機能ブロック図である。 図1に示すツールのバージョンによる処理におけるグラフィックスエントリに関与する状態を示す状態図である。 図1に示すツールのバージョンによる処理における実況グラフィックス表示に関与する状態を示す状態図である。 実況2チャネルグラフの表示の代表例を示す図である。 動画モードにおける実況2チャネルグラフの表示の代表例を示す図である。 実況3チャネルグラフの表示の代表例を示す図である。 グラフィックスモードオプション表示画面を介したトリガ設定の代表的な図である。 トリガをイネーブルにする、ディスエーブルにする、または編集するためのトリガオプション画面を示す図である。 トリガセンサ選択画面上に表示されるデータを示す図である。 トリガしきい値選択画面上に表示されるデータを示す図である。 有限値選択画面の一例上に表示されるデータを示す図である。 数値選択画面の一例上に表示されるデータを示す図である。 例示的なトリガ位置選択画面を表わす図である。 例示的なトリガ検証画面を表わす図である。 トリガリングおよびデータ記憶機能を実現するようプログラム可能な診断ツールのPCベースの一例である、MODISモジュール型診断システムの機能ブロック図である。 スキャナカートリッジプラグイン(SCPI)モジュールの要素をいくぶんより詳細に示す、MODISの代替的なブロック図である。 ハンドヘルドMODISシステムの写真である。 ハンドヘルドMODISシステムの写真である。 図15〜18の例においてトリガ値を入力するための例示的なディスプレイを表わす図である。 トリガ設定に関与する処理ステップのフローチャートである。 トリガ取得に関与する処理ステップのフローチャートである。 トリガ取得の取消しに関与する処理ステップのフローチャートである。

Claims (27)

  1. テスト中に測定される複数の物理的パラメータについての測定データを取得する方法であって、
    ユーザから、複数の物理的パラメータの中からのパラメータの選択を受取るステップと、
    ユーザから、選択されたパラメータの測定に対する条件の選択を受取るステップと、
    テスト中、複数の物理的パラメータの各々に関する測定データを処理し、選択されたパラメータについての測定データの、選択された条件に対する関係を分析するステップと、
    選択された条件が、選択されたパラメータについての測定データに関連して起こったと分析が判断した場合、ユーザによる見直しのために、複数の物理的パラメータについての測定データの取得をトリガするステップとを含む、方法。
  2. 複数の物理的パラメータの各々に関する測定データの処理は、車両の搭載診断システムから、複数のコードを含み得る診断信号を受取るステップを含み、
    パラメータの選択を受取るステップ、および条件の選択を受取るステップは、受取られ得るコードの中からの、ある特定の車両条件に関するトラブルコードの選択を受取るステップを含み、
    選択されたパラメータについての測定データの、選択された条件に対する関係の分析は、選択されたトラブルコードの受取を検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 複数の物理的パラメータの各々に関する測定データの処理は、複数の物理的パラメータを測定し、測定された物理的パラメータの各々に対して測定データを作成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 選択されたパラメータについての測定データの、選択された条件に対する関係の分析は、選択されたパラメータについて作成される測定データにおける、予め定められたイベントの発生を検出するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 予め定められたイベントは、選択されたパラメータについて作成される測定データにおけるしきい値への上昇、選択されたパラメータについて作成される測定データにおけるしきい値への降下、選択されたパラメータについて作成される測定データの信号パターンにおける立上がりエッジ、選択されたパラメータについて作成される測定データの信号パターンにおける立下がりエッジ、選択されたパラメータについて作成される測定データにおける予め定められた微分、および、選択されたパラメータについて作成される測定データの予め定められた積分からなるイベントの群から選択されるイベントを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 選択されたパラメータについての測定データの、選択された条件に対する関係の分析は、選択されたパラメータについて作成される測定データにおける、予め定められたイベントの選択された数の発生を検出するステップを含む、請求項3に記載の方法。
  7. ユーザから、複数の物理的パラメータの中からの別のパラメータの選択を受取るステップと、
    ユーザから、別の選択されたパラメータの測定に対する別の条件の選択を受取るステップと、
    別の選択されたパラメータについての測定データの、別の選択された条件に対する関係を分析するステップとをさらに含み、
    測定データの取得のトリガリングは、選択された条件の検出と別の選択された条件の検出との選択された論理関係に依存している、請求項1に記載の方法。
  8. 選択された条件同士の選択された関係は、併行ブール論理関係である、請求項7に記載の方法。
  9. 条件同士の選択された関係は、選択された条件同士の、予め定められた連続する順序での発生を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 分析のステップは、選択されたパラメータについての測定データが、予め定められた期間、選択された条件を満たすことを検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 複数の物理的パラメータは、車両の動作パラメータである、請求項1に記載の方法。
  12. 車両の動作パラメータは、少なくとも1つのエンジン性能パラメータを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 測定データの処理は、テスト中、予め定められた間隔の間、複数の物理的パラメータの各々に関する測定データをバッファに入れるステップを含み、
    測定データのトリガされた取得は、ユーザによる見直しのために、複数の物理的パラメータについてのバッファに入れられたデータを記憶するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 選択された条件の発生の判定時にトリガすることによって記憶された、バッファに入れられたデータは、選択された条件の発生の回数に対して予め定められた関係を有する間隔の間に得られたデータを記憶する、請求項13に記載の方法。
  15. 測定データのトリガされた取得は、選択された条件の発生に実質的に対応する時点についての複数の物理的パラメータの各々に関する測定データを記憶するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  16. 選択されたパラメータは速度に関し、選択された条件は予め定められた速度であり、前記方法はさらに、開始から、監視される車両が予め定められた速度に達するまでの時間を取得するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  17. テストされるべき複数の物理的パラメータの各々に関する測定データを得るための手段と、
    測定データを受取り、処理するための中央処理装置と、
    中央処理装置に結合され、テストされるべき物理的パラメータの中からのパラメータの選択と選択されたパラメータに関する条件の仕様というユーザ入力を、中央処理装置に供給するための、かつ、中央処理装置からユーザに情報の出力を提供するためのユーザインターフェイスと、
    メモリとを含み、
    中央処理装置は、テストの実行中、選択されたパラメータに関する選択された条件の発生の検出に応じて、物理的パラメータの各々に関する測定データの一部をメモリに記憶させるようになっており、
    中央処理装置は、ユーザインターフェイスを介して、測定データの記憶された一部の出力をもたらすようになっている、診断ツール。
  18. 手段は、車両のテスト中、物理的パラメータの各々に関する測定データを得るようになっている、請求項17に記載の診断ツール。
  19. 手段は、車両のエンジンの作動中、複数のエンジン分析パラメータに関する測定データを得るようになっている、請求項18に記載の診断ツール。
  20. ユーザインターフェイスは、
    パラメータの選択および条件の仕様を入力するためにユーザにより作動される、少なくとも1つのユーザ入力装置と、
    記憶された測定データの、ユーザへの視覚的出力のためのディスプレイとを含む、請求項17に記載の診断ツール。
  21. ディスプレイは、複数のパラメータについての測定されたデータのグラフを表示するためのグラフィックディスプレイを含む、請求項17に記載の診断ツール。
  22. メモリは、テスト中、物理的パラメータに関するリアルタイム測定データをバッファに入れ、中央処理装置は、選択された条件の発生の検出に関する時点に、バッファに入れられたデータを、測定データの一部としてメモリに記憶させる、請求項17に記載の診断ツール。
  23. ユーザインターフェイスは、選択された条件の発生の検出に関連する時点から、バッファに入れられたデータのメモリからのリアルタイム再生を可能にする、請求項22に記載の診断ツール。
  24. 測定データを得るための手段は、車両の搭載診断システムから複数の物理的パラメータに関する測定データを受取るためのインターフェイスを含む、請求項17に記載の診断ツール。
  25. 測定データを得るための手段は、複数の物理的パラメータを測定するための計器を含む、請求項17に記載の診断ツール。
  26. 機械可読媒体において具現化される、または機械可読媒体上に保持されるプログラミングを含む製品であって、
    プログラミングは、プログラミングを実行するプロセッサに、テスト中に測定される複数の物理的パラメータについての測定データを取得するための一連の動作を行なわせるようになっており、前記動作は、
    ユーザから、複数の物理的パラメータの中からのパラメータの選択を受取るステップと、
    ユーザから、選択されたパラメータの測定に対する条件の選択を受取るステップと、
    テスト中、複数の物理的パラメータの各々に関する測定データを処理し、選択されたパラメータについての測定データの、選択された条件に対する関係を分析するステップと、
    選択された条件が、選択されたパラメータについての測定データに関連して起こったと分析が判断した場合、ユーザによる見直しのために、複数の物理的パラメータについての測定データの取得をトリガするステップとを含む、製品。
  27. 行なわれる前記動作はさらに、テストの完了後、ユーザに取得されたデータを再生するステップを含む、請求項26に記載の製品。
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