JPH0756961A - プロセスモニタ装置 - Google Patents

プロセスモニタ装置

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JPH0756961A
JPH0756961A JP5202407A JP20240793A JPH0756961A JP H0756961 A JPH0756961 A JP H0756961A JP 5202407 A JP5202407 A JP 5202407A JP 20240793 A JP20240793 A JP 20240793A JP H0756961 A JPH0756961 A JP H0756961A
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JP
Japan
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time
series change
graph
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Application number
JP5202407A
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English (en)
Inventor
Koshu Narihara
弘修 成原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶された複数の監視対象の時系列変化デー
タ中より、各時系列変化データの読み出しを切り換えな
がらグラフ表示することで、複数の監視対象の異常動作
を広域に亘って監視する。 【構成】 監視対象の時系列変化を画面上にグラフ表示
する表示手段5と、複数の監視対象の時系列変化データ
を各時刻毎に順次収集するデータ収集手段1と、収集順
に時系列変化データを記憶するデータ記憶手段2と、複
数の監視対象の時系列変化データより表示手段5の表示
画面にグラフ表示する時系列変化データを特定する監視
対象特定手段3と、特定された監視対象の時系列変化デ
ータをデータ記憶手段2より読み出し表示画面に時系列
変化グラフとして表示させるデータ読み出し手段4とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば上下水道プラ
ント等のプラントの運転状態をトレンドグラフにして画
面表示し、監視するためのプロセスモニタ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10は「三菱電機発行 三菱総合計装
制御システム MACTUS500シリーズ プロセス
モニタ機能説明書 1991年3月発行」に示された総
合計装システムの構成図である。図において、100は
マルチコントローラであり、このマルチコントローラ1
00はプラント(図示しない)から入力したディジタル
入力信号、アナログ入力信号、及びパルス入力信号を計
測信号、或いは図示しない制御機器の制御信号として処
理して処理結果をプラントの状態データ及び表示データ
として出力、またプラントに対する制御設定データ及び
機器設定データをディジタル、アナログ、パルス出力信
号のそれぞれに適宜変換する。
【0003】120はプロセスモニタ装置であり、マル
チコントローラ100よりバス110を介して入力した
状態データ及び表示データを入力処理した後にグラフィ
ック表示メッセージに処理し、表示部150或いはディ
スク装置140へ出力したり、警報メッセージ用に処理
しプリンタ160へ出力する。またキーボード130よ
り入力された制御設定データ、機器操作データをマルチ
コントローラ100へ出力処理する。
【0004】図11は図10に示した表示部150の表
示画面を示す図である。表示画面はプロセス信号の過去
の時系列変化を記録してグラフで表示するヒストリカル
トレンド表示領域50、プロセス信号の値が現在どのよ
うに変化しているかをグラフで表示するリアルタイムト
レンド表示領域51、グラフ表示項目のコメント、タ
グ、現在値等のグラフ表示項目関連情報を表示する関連
情報表示領域52、表示部150の操作のための各種メ
ニューを表示したメニュー表示部53を有している。
【0005】図12はプロセスモニタ装置120に内蔵
されたメモリ(図示しない)に記憶された各モニタ対象
毎のトレンドデータの配列を示す図である。このメモリ
にはA,B,Cの3つのモニタ対象より順次5秒周期で
トレンドデータを収集して各アドレスに記憶させる。
【0006】次に、メモリに記憶されたトレンドデータ
をグラフ表示形式の時系列変化データにし、表示画面の
ヒストリカルトレンド表示領域50及リアルタイムトレ
ンド表示領域51の時間軸方向にスクロール操作する方
法を説明する。このスクロール操作方法には手動スクロ
ールモードと自動スクロールモードの2種類がある。
【0007】先ず、手動スクロールモードについて説明
する、この手動スクロールモードを実施する場合は、図
13に示すように操作メニュー53で手動スクロールモ
ードを選択する。次に、カーソル移動キー53Pにより
ヒストリカルトレンド表示領域50およびリアルトレン
ド表示領域51に表示する過去の時系列変化データをヒ
ストリカルトレンドグラフにし、時間軸に沿ってスクロ
ールさせる。尚、プロセスモニタ装置120は表示部1
50の2倍サイズの大画面をサポートしており、ヒスト
リカルトレンドグラフを過去方向、即ち画面の右方向に
スクロールさせることで、表示画面の横方向長さで決ま
る時間幅以上の時間幅の時系列変化データをヒストリカ
ルトレンドグラフにして移動表示させることができる。
【0008】また、カソール移動キー53Fを押下する
と現在ヒストリカルトレンド表示領域50に表示されて
いるヒストリカルトレンドグラフは画面の左方向にスク
ロールし古い時系列データから順に画面より消去され、
その分リアルタイムトレンド表示領域51で収集した最
新の時系列変化データがリアルタイムトレンドグラフと
して続いて表示される。
【0009】次に、自動スクロールモードによる表示グ
ラフのスクロール表示を図14を参照して説明する。先
ず、操作メニュー53で自動スクロールモードを選択す
る。その結果、リアルタイムトレンド表示領域51が時
系列変化データで一杯になると、自動的にリアルタイム
トレンドグラフとなってヒストリカルトレンド表示領域
50にスクロールされる。その結果、ヒストリカルトレ
ンド表示領域に表示されていたヒストリカルトレンドグ
ラフはリアルタイムトレンドグラフがスクロールされた
分表示領域50の左端に自動的にスクロールし、ヒスト
リカルトレンドグラフは古いデータより消去されて行
く。
【0010】上記のスクロールを3回繰り返し、表示時
間幅の1/2の時間が経過すると一旦トレンド表示が消
される。そして、次にトレンド表示指定時刻に表示時間
幅の1/2の時間を加えた時刻を基準として再表示され
る。
【0011】尚、通常プロセスモニタ装置は収集したプ
ロセス信号をトレンドグラフにして画面表示する場合、
プロセス信号の収集周期とプロセス信号を基に生成した
トレンドグラフの表示時間幅を設定する。しかし、収集
周期と表示時間幅の設定によっては収集して総てのモニ
タ対象の時系列変化を示すトレンドグラフが表示でき
ず、例えば、それぞれデータa1〜a3、データb1
3、データc1〜c3を含むモニタ対象A,B,Cがあ
るといずれか1つのモニタ対象のトレンドグラフのみが
表示されることになる。
【0012】以上のことを数値を用いて具体的に説明す
ると、例えば、表示時間幅を2時間、収集周期を5秒と
すれば、表示時間幅中にあるデータ数は以下の式で求ま
る。
【0013】 データ数=2時間×60分×60秒×(0.2秒) =1440データ
【0014】一方、プロセスモニタ装置のヒストリカル
トレンド表示領域50およびリアルタイムトレンド表示
領域51に表示できる画素数は決まっており、例えば4
80ドットとすれば、480ドット/1440データ=
1ドット/3データとなり、収集されたデータの1/3
だけがトレンドグラフとして表示される。図12に示す
メモリに格納された3つのモニタ対象のデータであれ
ば、例えばモニタ対象Aのデータのみトレンドグラフと
して表示される。従って、複数のモニタ対象のデータを
同時にグラフ表示する場合は表示時間幅を狭めざる得な
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のプロセスモニタ
装置は以上のように構成されているのでので、下記の点
が考慮されておらず、監視員に効果的なモニタ情報を提
供するには至っていないという問題点があった。
【0016】(1)従来のプロセモニタ装置はデータ収
集周期と表示時間幅の設定によっては複数のモニタ対象
のデータ中、例えば単ーのモニタ対象のデータによるト
レンドグラフしか表示できず、そのため表示されたトレ
ンドグラフよりプラント全体の動作傾向が把握できても
他のモニタ対象に突然の変化が生じても検出できなかっ
た。またこのような不具合を解消するために表示時間幅
を狭めるとプラント動作の長期展望が困難な単時間幅の
トレンドグラフを複数表示せざるをえなかった。
【0017】(2)プロセスモニタ装置の表示部にはト
レンドグラフのみが表示されるため、プラントの状態を
数値解析しようとする場合、他の方法でプラントの数値
データを得て人手で解析せざる得ず解析に時間と労力が
必要とされた。 (3)プラントに異常が発生し、その異常状態が収集デ
ータを通してトレンドグラフに具現されても、異常状態
はプラントの動作に精通している監視員以外はトレンド
グラフより容易に検出できなかった。 (4)プロセスモニタ装置の表示部には過去の時系列変
化データおよび現在の時系列変化データをグラフ化した
ヒストリカルトレンドグラフおよびリアルタイムトレン
ドグラフのみが表示され、プラントをスケジュール運転
する場合、監視員は将来の運転動向を把握することがで
きなかった。
【0018】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、プラントの運転状態および将来
の運転動向を監視員に効果的に知らせるプロセスモニタ
装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るプ
ロセスモニタ装置は、監視対象の時系列変化を画面にグ
ラフ表示する表示手段と、数の監視対象の時系列変化デ
ータを各時刻毎に順次収集するデータ収集手段と、収集
順に前記時系列変化データを記憶するデータ記憶手段
と、前記複数の監視対象の時系列変化データより前記表
示手段の画面にグラフ表示する時系列変化データを特定
する監視対象特定手段と、特定された監視対象の時系列
変化データを前記データ記憶手段より読み出し前記表示
手段の画面に時系列変化グラフとして表示させるデータ
読み出し手段とを備えたものである。
【0020】請求項2の発明に係るプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面にグラフ表示する表示
手段と、時系列変化データの抽出期間を決めるカソール
の位置を、前記表示手段の画面に表示された時系列変化
グラフに設定する抽出期間設定手段と、前記抽出期間設
定手段によりカソールで設定された抽出期間内の時系列
変化データを抽出するデータ抽出手段と、抽出された時
系列変化データを数値データに変換するデータ変換手段
と、変換された数値データを前記表示手段の画面に表示
させる表示実行手段とを備えたものである。
【0021】請求項3の発明に係るプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面にグラフ表示する表示
手段と、この表示手段の画面に実時間に沿ってグラフ表
示される時系列変化データを順次抽出するデータ抽出手
段と、前記時系列変化データの変化の許容値の上限及び
下限を定めた制限値を設定する制限値設定手段と、前記
データ抽出手段により順次抽出された時系列変化データ
の値と前記制限値設定手段で設定された制限値とを比較
し、時系列変化データの値が制限値を超えているか否か
を判定する比較手段と、判定結果に応じて表示された時
系列変化データのグラフ表示形態を変更する表示変更手
段とを備えたものである。
【0022】請求項4の発明に係るプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面にグラフ表示する表示
手段と、前記監視対象の時間変化を予定する各時刻毎の
予定監視データを生成する監視データ生成手段と、この
監視データ生成手段で生成された予定監視データを時系
列変化グラフに変換するデータ変換手段と、このデータ
変換手段で変換された時系列変化グラフと実時間に沿っ
た監視対象の時系列変化グラフを同時系列で前記表示手
段の画面に表示させるグラフ表示実行手段とを備えたも
のである。
【0023】
【作用】請求項1の発明におけるプロセスモニタ装置
は、データ記憶手段に記憶された複数の監視対象の時系
列変化データ中より、各時系列変化データの読み出しを
切り換えながらグラフ表示することで、複数の監視対象
の異常動作を広域に亘って監視することができる。
【0024】請求項2の発明におけるプロセスモニタ装
置は、監視対象の時系列変化データを数値データにて一
定期間に亘って監視する期間を設定し、この設定期間内
に抽出された時系列変化データを数値データに変換して
画面表示することで、監視員は監視対象の動作を数値解
析するデータを容易に得られる。
【0025】請求項3の発明におけるプロセスモニタ装
置は、時系列変化データの変化を許容する上限値と下限
値を予め設定した後、実時間に沿って変化する監視対象
の時系列変化データが上限値或いは下限値を外れた場合
は、外れた時刻における時系列変化データのグラフ表示
形態を変更して監視員に対して監視対象の動作異常発生
を喚起する。
【0026】請求項4の発明におけるプロセスモニタ装
置は、予定された監視対象の時系列変化データのグラフ
と実時間に沿って順次入力されてくる監視対象の時系列
変化データに基づくグラフとを同時系列上に画像表示
し、監視対象の現動作動向を示す時系列変化グラフが予
定時系列変化グラフの変化に一致しているかを目視する
ことで監視対象の異常動作を早期に検出する。
【0027】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例におけるプロセスモニタ装置の機
能的な構成を示すブロック図である。尚、全体的なシス
テム構成に関しては従来技術で用いた図10と同様であ
る。本実施例の要旨は記憶した各モニタ対象の時系列変
化データを全て適宜ヒストリカルトレンドデータとして
表示するものである。図1(a)において、1は複数の
モニタ(監視)対象の時系列変化データをマルチコント
ローラ(図10)より各時刻毎に順次収集するデータ収
集手段、2は収集順に前記時系列変化データを記憶する
データ記憶手段、3は複数のモニタ対象の時系列変化デ
ータより後述する表示手段の画面にグラフ表示する時系
列変化データを特定する監視対象特定手段、4は特定さ
れたモニタ対象の時系列変化データをデータ記憶手段2
より読み出し画面に時系列変化グラフとして表示させる
データ読み出し手段、5は時系列変化グラフを画面に表
示する表示手段である。
【0028】同図(b)はデータ記憶手段2に記憶され
たヒストリカルトレンドデータの配列である。プロセス
モニタ装置は例えば5秒周期で各モニタ対象の時系列変
化データを収集するためモニタ対象Aの各データa1
4・・・はアドレス1,4,7,10・・・と3つア
ドレスに格納されている。またモニタ対象Bの各データ
1〜b4・・・はアドレス2,5,8,11・・・の各
アドレスに、モニタ対象Cの各データc1〜c4・・・は
アドレス3,6,9,12・・・の各アドレスに格納さ
れている。従って、データa1〜a4・・・を各アドレス
より読み出し、グラフ表示することで図2に示すような
モニタ対象Aの時系列変化を示すヒストリカルトレンド
グラフとなる。
【0029】図2は表示手段5の表示画面の一例であ
る。図中、図11と同一符号は同一又は相当部分を示
す。尚、本実施例は操作メニュー53Aのカソール移動
キーとしてカソール移動キー53P、カソール移動キー
53Fに加えて低速カソール移動キー53Sが設けられ
ている。この低速カソール移動キー53Sを付加するこ
とで、例えば表示画面にモニタ対象Aのヒストリカルト
レンドグラフが表示されている時に、このヒストリカル
トレンドグラフをモニタ対象Bのヒストリカルトレンド
グラフに表示を切り換える場合は低速カソール移動キー
53Sと共に移動キー53Pを押下し、或いはモニタ対
象Cのヒストリカルトレンドグラフに表示を切り換える
場合は低速カソール移動キー53Sと共にカソール移動
キー53Fを押下する。
【0030】このように押下するキーの組み合わせによ
り、グラフ表示されるヒストリカルトレンドグラフを特
定する特定信号が監視対象特定手段3よりデータ読み出
し手段4へ出力される。この結果、データ読み出し手段
4はグラフ表示に必要なデータをデータ記憶手段2より
読み出す。
【0031】次に、本実施例の動作を図3のフローチャ
ートに従って説明する。例えば、データ読み出し手段4
が監視対象特定手段3より特定信号Kを入力する(ステ
ップS1)。そして、特定信号Kが1,2,或いは3の
いづれであるか調べる(ステップS2)。この時、K=
1であればグラフ表示するヒストリカルトレンドグラフ
はモニタ対象Aに関するものであり、K=2であればモ
ニタ対象B、K=3であればモニタ対象Cに関するもの
である。
【0032】そしてステップS2でK=1であると判定
されたならば、データ記憶手段2においてアクセスする
先頭アドレスMを1にし(ステップS3)、次にデータ
読み出し回数nを0にして初期化する(ステップS
6)。以下、各データa1〜a4が格納されているアドレ
スを順次演算するために、最初Mと3nにそれぞれ1と
0を代入してPを1にする(ステップS7)。そして、
アドレスADをP(=1)に置き換えてデータ記憶手段
2に出力する(ステップS8)。この結果、先ずアドレ
ス1よりデータa1が読み出される。
【0033】次に、アドレス4よりデータa2を読み出
すために、最初Pを0にして初期化し(ステップS
9)、そしてn(=0)+1を演算してnを1に変える
(ステップS10)。そして、ステップS11でn>4
かを判定し、n>4でないためステップS7へ進む。ス
テップS7ではn=1になっているためPは4となるこ
とでアドレスADは4に置き換えてデータ記憶手段2に
出力する(ステップS8)。そしてアドレス4よりデー
タa2が読み出される。以上の動作をステップS11で
n>4に至るまで繰り返す。この結果、アドレス1,
4,7,10のそれぞれからデータa1,a2,a3,a4
のそれぞれが読み出される。
【0034】尚、モニタ対象Bに関するデータを読み出
す場合はステップS7において先頭アドレスMを2に設
定した後、ステップS7〜S11を繰り返すことでアド
レス2,5,8,11のそれぞれからデータb1,b2
3,b4のそれぞれが読み出される。或いはモニタ対象
Cに関するデータを読み出す場合はステップS7におい
て先頭アドレスMを3に設定した後、ステップS7〜S
11を繰り返すことでアドレス3,6,9,12のそれ
ぞれからデータc1,c2,c3,c4のそれぞれが読み出
される。
【0035】以上はモニタ対象が3であり各モニタ対象
毎のデータが4つの場合で説明したが、モニタ対象数お
よびデータ数が増加した場合、増加に応じてMの値を増
やすと共にステップS7,S11における定数(3,
4)を変更する。従って、この方法によれば記憶してい
た時系列変化(トレンド)データを適宜漏れなくヒスト
リカルトレンドグラフとして表示できるのでプラント状
態に突然変動があっても見落とすことがなくなる。
【0036】実施例2.上記、実施例1は記憶したトレ
ンドデータを表示画面にヒストリカルトレンドグラフに
して表示し、監視員にプラントの時系列変化を伝えた
が、本実施例はプラント状態の数値解析が容易なように
時系列変化データとしての表示データ或いは状態データ
より適宜データを抽出して数値表示するものである。
【0037】次に、本実施例を図について説明する。図
4は本実施例におけるプロセスモニタ装置の構成を示す
ブロック図である。図において、6は所定時刻間におけ
る時系列変化データの抽出期間を決めるカソールの位置
を表示手段5の画面に表示された時系列変化グラフに設
定する抽出期間設定手段、7は抽出期間設定手段6によ
りカソールで設定された抽出期間内の時系列変化データ
を抽出するデータ抽出手段、8は抽出された時系列変化
データを数値データに変換するデータ変換手段、9は変
換された数値データを表示画面に表示させる表示実行手
段である。
【0038】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず、図5の表示画面に示すように、抽出期間設定手段
6はストリカルトレンド表示領域50に表示されてヒス
トリカルトレンドグラフに対して2つの指定時刻の位置
にカーソル線K1,K2を移動させる。この2つのカー
ソル線K1,K2で挟まれた期間が数値解析に必要な監
視データを抽出する期間である。ここで、監視データと
して抽出されるものは、アナログプロセス信号であれば
最大値、最小値であり、発停信号であればプラントの運
転時間、停止時間及び運転回数であり、また故障信号で
あれば故障回数等である。
【0039】監視データの抽出期間が設定されたなら
ば、データ抽出手段7は入力された時系列変化データよ
り抽出期間内における例えば発停信号等の監視データを
抽出する。抽出された監視データはデータ変換手段8に
送られ、運転時間、停止時間及び運転回数を数値データ
に変換される。変換された数値データは表示実行手段9
により表示画面のグラフ表示項目関連情報を表示する関
連情報表示領域52に数値で表示される。この結果、監
視員は表示された数値データを用いることでプラントの
数値解析が容易になる。
【0040】実施例3.本実施例は実時間に沿った時系
列変化データであるリアルタイムトレンドデータより逐
次監視データを抽出し、監視データに異常が検出された
時にリアルタイムトレンドグラフ中の異常検出部分のグ
ラフ表示形態を変更して異常を監視員に報知する。
【0041】次に、本実施例を図について説明する。図
6は本実施例におけるプロセスモニタ装置の構成を示す
ブロック図である。図において、7Aは表示手段5の表
示画面に実時間に沿ってグラフ表示される時系列変化デ
ータを順次抽出するデータ抽出手段、10は時系列変化
データの変化の許容値の上限及び下限を定めた制限値を
設定する制限値設定手段と、11はデータ抽出手段7A
により順次抽出された時系列変化データの値と制限値設
定手段10で設定された制限値とを比較し、時系列変化
データの値が制限値を超えているか否かを判定する比較
手段、12は判定結果に応じて表示された時系列変化デ
ータのグラフ表示形態を変更する表示変更手段である。
【0042】以下、本実施例の動作について説明する。
制限値設定手段10では例えば水圧の変化が許容される
上限値と下限値との制限値を設定する。一方データ抽出
手段7Aは実時間に沿って変化し、変化の状態がグラフ
表示されるリアルタイムトレンドデータより監視データ
である水圧データを逐次抽出する。抽出された監視デー
タの値は比較手段11に出力され、そこで制限値設定手
段10によって設定された制限値と比較される。
【0043】そして、所定時刻における水圧が制限値を
外れた場合、水圧に異常有りと判定され、図7に示すよ
うに異常発生時刻における水圧値を示すグラフ部分を実
線より破線表示にする等、グラフの表示形態を変更す
る。この結果、グラフ表示よりプラントの異常が即座に
検出できる。尚、グラフの表示形態の変更は上記に限定
されず、異常部分の表示色を変更した、異常部分の表示
を点滅しても良い。このように本実施例では過去の時系
列変化データであるヒストリカルトレンドデータから一
定期間の監視データを抽出してプラント状態の数値解析
に供したとしても、そのため解析結果より何等かの異常
が検出されても手遅れになることもない。
【0044】実施例4.本実施例は、予め決められた運
転スケジュールに従ってプラントが運転される場合に、
予めプラントの予定時刻変化を表示画面にグラフ表示し
ておき、このグラフと実時間に沿ったモニタ対象の時系
列変化グラフを同時系列で前記表示画面に表示すること
で、プラントが予定通りの動作をしているか否かの判断
が容易にするものである。
【0045】以下、本実施例を図について説明する。図
8は本実施例におけるプロセスモニタ装置の構成を示す
ブロック図である。図において、13はモニタ対象の時
間変化を予定する各時刻毎の予定監視データを生成する
監視データ生成手段、14は監視データ生成手段13で
生成された予定監視データを時系列変化グラフに変換す
るデータ変換手段、15はデータ変換手段14で変換さ
れた時系列変化グラフと実時間に沿ったモニタ対象の時
系列変化グラフを同時系列で表示手段5の画面に表示さ
せるグラフ表示実行手段である。
【0046】次に、本実施例の動作について説明する。
先ず運転データ生成手段13において、予じめ定められ
たスケジュールに従って運転されるモニタ対象の運転予
定データを作成する。この運転予定データはデータ変換
手段14で各予定時刻にそって変化する時間変化グラフ
に変換される。即ち、この時間変化グラフはプラントに
おけるモニタ対象が予定時刻において変化する様子を時
系列上で表したグラフである。
【0047】次に、グラフ表示実行手段15はデータ変
換手段14で作成された時間変化グラフを、図9に示す
ように表示領域50,51の下方に表示した各予定時刻
に沿って表示手段5の表示画面に順次移動表示されて行
く。この時、グラフ表示実行手段15は実時間に沿って
入力される時系列変化データをリアルタイムトレンドグ
ラフにし、時間変化グラフと同一時系列上に表示されて
行く。従って、監視員は表示画面上でリアルタイムトレ
ンドグラフが時間変化グラフと同一の動向を辿っている
か目視することで、プラントが予定通りの運転がなされ
ているか否かの判断が容易になる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によるプロセスモニタ装
置は、監視対象の時系列変化を画面に表示する表示手段
と、複数の監視対象の時系列変化データを各時刻毎に順
次収集するデータ収集手段と、収集順に前記時系列変化
データを記憶するデータ記憶手段と、前記複数の監視対
象の時系列変化データより前記表示手段の画面にグラフ
表示する時系列変化データを特定する監視対象特定手段
と、特定された監視対象の時系列変化データを前記デー
タ記憶手段より読み出し前記表示手段の画面に時系列変
化グラフとして表示させるデータ読み出し手段とを備え
たので、表示時間幅の長さに拘わらず複数の監視対象の
時系列変化データの切り換え表示が可能なため他の監視
対象の動作が突然変化しても容易に把握できるという効
果がある。
【0049】請求項2の発明によるプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面に表示する表示手段
と、所定時刻間における時系列変化データの抽出期間を
決めるカソールの位置を、前記表示手段の画面に表示さ
れた時系列変化グラフに設定する抽出期間設定手段と、
前記抽出期間設定手段によりカソールで設定された抽出
期間内の時系列変化データを抽出するデータ抽出手段
と、抽出された時系列変化データを数値データに変換す
るデータ変換手段と、変換された数値データを前記表示
画面に表示する表示実行手段とを備えたので、グラフ表
示された時系列変化データを数値データに変換して画面
表示できるため監視対象の動作の数値解析を容易化でき
るという効果がある。
【0050】請求項3の発明によるプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面に表示する表示手段
と、この表示手段の画面に実時間に沿ってグラフ表示さ
れる時系列変化データを順次抽出するデータ抽出手段
と、前記時系列変化データの変化の許容値の上限及び下
限を定めた制限値を設定する制限値設定手段と、前記デ
ータ抽出手段により順次抽出された時系列変化データの
値と前記制限値設定手段で設定された制限値とを比較
し、時系列変化データの値が制限値を超えているか否か
を判定する比較手段と、判定結果に応じて表示された時
系列変化データのグラフ表示形態を変更する表示変更手
段とを備えたので、時系列変化データが変化の許容値を
外れたことが時系列変化データのグラフ中に表示される
ため監視対象の異常状態を監視員に容易に伝えることが
できるという効果がある。
【0051】請求項4の発明によるプロセスモニタ装置
は、監視対象の時系列変化を画面に表示する表示手段
と、監視対象の時間変化を予定する各時刻毎の予定監視
データを生成する監視データ生成手段と、この監視デー
タ生成手段で生成された予定監視データを時系列変化グ
ラフに変換するデータ変換手段と、このデータ変換手段
で変換された時系列変化グラフと実時間に沿った監視対
象の時系列変化グラフを同時系列で前記表示手段の画面
に表示するグラフ表示実行手段とを備えたで、監視対象
が予定された動きをしているか否かが容易に判明するこ
とができると共に、予定動作からの逸脱が推測できるた
め異常事態を未然に防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明によるプロセスモニタ装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例による表示手段の画面に表示されたト
レンドグラフを示す図である。
【図3】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】請求項2の発明によるプロセスモニタ装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施例による表示手段の画面に表示されたト
レンドグラフを示す図である。
【図6】請求項3の発明によるプロセスモニタ装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】本実施例による表示手段の画面に表示されたト
レンドグラフを示す図である。
【図8】請求項4の発明によるプロセスモニタ装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図9】本実施例による表示手段の画面に表示されたト
レンドグラフを示す図である。
【図10】従来のプロセスモニタ装置を含むプラントシ
ステムを示す構成図である。
【図11】従来のプロセスモニタ装置の表示部に表示さ
れたトレンドグラフを示す図である。
【図12】時系列変化データを記憶したメモリのデータ
配列を示す図である。
【図13】従来のプロセスモニタ装置の手動スクロール
動作を説明する図である。
【図14】従来のプロセスモニタ装置の自動スクロール
動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 データ収集手段 2 データ記憶手段 3 監視対象特定手段 4 データ読み出し手段 6 抽出期間設定手段 5 表示手段 7,7A データ抽出手段 8 データ変換手段 9 表示実行手段 10 制限値設定手段 11 比較手段 12 表示変更手段 13 運転データ生成手段 14 データ変換手段 15 グラフ表示実行手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象の時系列変化を画面上にグラフ
    表示する表示手段と、 複数の監視対象の時系列変化データを各時刻毎に順次収
    集するデータ収集手段と、 収集順に前記時系列変化データを記憶するデータ記憶手
    段と、 前記複数の監視対象の時系列変化データより前記表示部
    の画面にグラフ表示する時系列変化データを特定する監
    視対象特定手段と、 特定された監視対象の時系列変化データを前記データ記
    憶手段より読み出し前記表示手段の画面に時系列変化グ
    ラフとして表示させるデータ読み出し手段とを備えたこ
    とを特徴とするプロセスモニタ装置。
  2. 【請求項2】 監視対象の時系列変化を画面上にグラフ
    表示する表示手段と、 時系列変化データの抽出期間を決めるカソールの位置
    を、前記表示手段の画面に表示された時系列変化グラフ
    に設定する抽出期間設定手段と、 前記抽出期間設定手段によりカソールで設定された抽出
    期間内の時系列変化データを抽出するデータ抽出手段
    と、 抽出された時系列変化データを数値データに変換するデ
    ータ変換手段と、 変換された数値データを前記表示手段の画面に表示させ
    る表示実行手段とを備えたことを特徴とするプロセスモ
    ニタ装置。
  3. 【請求項3】 監視対象の時系列変化を画面上にグラフ
    表示する表示手段と、 前記表示手段の画面に実時間に沿ってグラフ表示される
    時系列変化データを順次抽出するデータ抽出手段と、 前記時系列変化データの変化の許容値の上限及び下限を
    定めた制限値を設定する制限値設定手段と、 前記データ抽出手段により順次抽出された時系列変化デ
    ータの値と前記制限値設定手段で設定された制限値とを
    比較し、時系列変化データの値が制限値を超えているか
    否かを判定する比較手段と、 その判定結果に応じて表示された時系列変化データのグ
    ラフ表示形態を変更する表示変更手段とを備えたことを
    特徴とするプロセスモニタ装置。
  4. 【請求項4】 監視対象の時系列変化を画面上にグラフ
    表示する表示手段と、 前記監視対象の時間変化を予定する各時刻毎の予定監視
    データを生成する監視データ生成手段と、 この監視データ生成手段で生成された予定監視データを
    時系列変化グラフに変換するデータ変換手段と、 このデータ変換手段で変換された時系列変化グラフと実
    時間に沿った監視対象の時系列変化グラフを同時系列で
    前記表示手段の画面に表示させるグラフ表示実行手段と
    を備えたことを特徴とするプロセスモニタ装置。
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