JP2006340285A - 車載装置、車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末 - Google Patents

車載装置、車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2006340285A
JP2006340285A JP2005165493A JP2005165493A JP2006340285A JP 2006340285 A JP2006340285 A JP 2006340285A JP 2005165493 A JP2005165493 A JP 2005165493A JP 2005165493 A JP2005165493 A JP 2005165493A JP 2006340285 A JP2006340285 A JP 2006340285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
wireless communication
vehicle
short
range wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005165493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4407571B2 (ja
Inventor
Nobutaka Tauchi
庸貴 田内
Ichiro Yoshida
一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005165493A priority Critical patent/JP4407571B2/ja
Publication of JP2006340285A publication Critical patent/JP2006340285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4407571B2 publication Critical patent/JP4407571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】 車室内において運転席以外の場所に対しても心地よい音を提供できるようにする。
【解決手段】 車載システム2が携帯電話機50のマイク部51に対して入力されたテスト音に関する測定データを携帯電話機50に対して要求し、携帯電話機50からテスト音に関する測定データが応答信号として送信されるとテスト音に関する測定データに基づいて音信号を音声回路部12により調整してスピーカ18a〜18dから出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音場を調整するための車載装置、車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末に関する。
例えば、車両(例えば自動車)の車室内においては、一般的には車室内の左右にスピーカが複数配設されており、これらのスピーカから運転席、助手席および後部座席などに対して音が出力されるようになっている。この場合、運転席においては、各スピーカから等距離に設置されているわけではないため、各スピーカから音が耳に到達するタイミングが一致せず、各スピーカからの運転席における音の大きさや位相が異なってしまう。
そこで、例えば運転席のヘッドレスト部等の固定位置に設置されたマイクまでの到達時間差や周波数特性差を測定し、各スピーカからの音の出力タイミングの遅延時間を設定したり、各スピーカから出力される音の周波数特性の設定を行う技術が知られている。この場合、運転席において全ての位相を略一致させることができると共に正確な音像定位や正しい合成波形を得ることができ、運転者は、仮想的に音場の中央に位置するようになり運転者は心地よい音を楽しむことができる。
このような技術として、特許文献1には、音響源からの左右の音響信号を遅延回路によって遅延させ、また音量調整回路によりその音響信号のレベルを補正して各スピーカに与え、スピーカの軸線がそのスピーカと聴取位置とを結ぶ直線と成す角度が大きい程、スピーカの指向性に応じて高域をイコライザ回路によって増強し、聴取位置において各スピーカからの音圧周波数特性が平坦になるように補正する構成が開示されている。
その他にも、特許文献2には、車室内等の一方端にステレオ用スピーカを配置し、室内の他端に音場補正用スピーカを配置してスピーカから発せられ任意の聴取位置に伝搬してくる反射合成信号に対して音場補正用スピーカから音響信号を放射する構成が開示されている。
また、特許文献3には、車室内に少なくとも1個以上のスピーカを有しヘッドユニットからの信号をスピーカへ出力する車載用音響機器において、車室内に少なくとも1個以上配置されたマイクロホンと、マイクロホンにより収集された車室内の音の信号を、遅延した信号および反射波および残響音として処理し、さらに車室内の音の信号の周波数特性および位相特性を調整するデジタルシグナルプロセッサとを設け、デジタルシグナルプロセッサの出力とヘッドユニットからの出力を混合してスピーカから出力する構成が開示されている。
特開平7−162998号公報 特開2000−59882 実用新案登録第2605693号
しかしながら、上記した技術では運転席に合わせてスピーカから出力される音を調整したとしても運転席以外の任意の場所では音量等を調整することができないため、他の搭乗者には不快な音が提供されてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、車室内において運転席以外の任意の場所に対しても心地よい音を提供できるようにした車載装置、車載システム、車室内音場調整システムおよびこのシステムを構成する携帯端末を提供することにある。
請求項1記載の車載装置によれば、次のように作用する。携帯端末は、第1の近距離無線通信手段および音入力手段を備えている。要求手段は、この携帯端末に対して音入力手段に入力された音の測定データを第2の近距離無線通信手段を通じて要求する。携帯端末は、車室内に対して音出力する音出力手段から出力された音を音入力手段により入力し、要求手段から測定データが要求されると、入力された音の測定データを応答信号として第1および第2の近距離無線通信手段を通じて送信する。音場調整手段は、この音の測定データが応答信号として送信されると当該音の測定データに基づいて音出力手段の音出力について音場を調整する。したがって、携帯端末が位置する場所における音の測定データに基づいて音場を調整することができるため、たとえ運転席以外の任意の場所においても、携帯端末の存在場所近辺に対して心地よい音を提供できるようになる。
請求項2記載の発明によれば、次のように作用する。車室音入力手段は、車室内に固定設置されており車室内の音を入力するように構成されている。音場調整手段は、車室音入力手段の周波数特性と音入力手段の周波数特性との差を補正して音場を調整するため、車室音入力手段に入力された音により音場を調整する構成に加えて請求項1記載の発明を適用したとしても、車室音入力手段が固定設置された場所近辺に調整する場合と、携帯端末の位置する場所近辺に調整する場合とでほぼ同様の音場を提供できるようになる。すなわち、各音入力手段の特性差をも解消して運転席やその他の座席(助手席や後部座席)に対して同様の音場を提供することができる。
請求項3記載の発明のように、音場調整手段は、携帯端末の音入力手段に対して音入力可能な周波数帯のうちの複数の所定周波数における特性差について複数の所定周波数に対応して記憶された補正用テーブルを適用して補正するようにしても良いし、請求項4記載の発明のように、音場調整手段を、携帯端末の音入力手段に対して音入力可能な周波数帯を構成するフィルタ手段をバイパスするバイパス手段を設けて周波数特性差を補正し音場を調整するように構成しても良い。このような場合、補正処理を素早く行うことができる。
請求項5記載の発明のように、音の周波数特性の異なる音出力手段が車室内に対して複数設けられていたとしても前述発明と略同様に適用できる。
請求項6記載の発明のように、請求項1ないし5の何れかに記載された発明に係る構成を備えた車載装置と、車室内に対して音出力する音出力手段と、車室内の音を入力する車室音入力手段とを備えた車載システムに適用することもできる。
請求項8記載の発明によれば、音入力手段は、外部の音を入力し、測定手段は、音入力手段に入力された音のデータを測定し、送信手段は、測定手段の測定データが外部から要求されると近距離無線通信手段を通じて外部に応答信号として測定データを送信するため、外部から携帯端末に入力された音のデータが要求されたときに応答信号として当該測定データを送信することができ、利便性が向上する。
(第1の実施形態)
本発明の車室内音場調整システムの第1の実施形態について、図1ないし図7を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車室内音場調整システムの概略的な構成図を示している。
この図1に示すように、車室内音場調整システム1は、車両に搭載された車載システム2と、携帯端末としての携帯電話機50とを備えている。車載システム2は、カーナビゲーション機能やオーディオ機能を有する車載機である。車載システム2は、図1に示すように、制御回路3と、この制御回路3に対して、位置検出器4、地図データ入力器5、操作スイッチ群6、外部メモリ7、表示器8、音声認識装置9、車両インタフェース部10、ブルートゥース通信部11、および音声回路部12を通じて車室音入力手段としてのマイク部17、および音出力手段としてのスピーカ18a〜18dが接続されることにより構成されている。尚、車載装置19は、車載システム2からマイク部17およびスピーカ18a〜18dを除いた装置構成となっており、この車載装置19に対してスピーカ18a〜18dおよびマイク部17が外付可能に構成されている。
制御回路3は、車載システム2の動作全般を制御する機能を有しており、通常のコンピュータ(例えばマイクロコンピュータ)により構成されている。この制御回路3が、本発明に係る要求手段および音場調整手段としての機能を備えている。
位置検出器4は、地磁気センサ13と、ジャイロスコープ14と、距離センサ15と、GPS(Global Positioning System)受信機16とから構成されている。位置検出器4は、上記4つのセンサ13〜16により互いに補間しながら車両の現在位置を検出するように構成されており、高精度の位置検出機能を有している。地図データ入力器5は、CD−ROMやDVD−ROM、HDD等を読取可能な読取装置により構成されており、地図データやマップマッチング用データや音声認識用辞書データ等の各種データを入力するための装置である。
操作スイッチ群5は、表示器8の表示画面の上面に設けられたタッチスイッチ(タッチパネル)や、表示器8の周辺部に設けられたメカニカルなプッシュスイッチ(図示せず)等により構成されている。
外部メモリ7は、メモリカード等の読取装置により構成されており、地図データや音楽データや映像データ等を入力するための装置である。表示器8は、各種画面表示するための例えばカラー液晶ディスプレイで構成されている。また、音声認識装置9は、音声回路部12を通じて入力された音声を認識する装置である。車両インタフェース部10は、図示しない車内LAN等と接続する入出力装置である。
ブルートゥース通信部11は、ブルートゥース通信規格に準拠した近距離無線通信機能を備えた近距離無線通信手段としての機能を有しており、外部の同一規格に準拠した無線通信機能を備えた機器(例えば携帯電話機50)との間で無線通信接続可能とする装置である。
制御回路3は、ユーザにより操作スイッチ群6が操作されて目的地が設定されると、現在位置(出発地)から目的地までの最適経路を自動的に計算して設定する機能を備えている。尚、図示しないが車載システム2にはリモコンが接続可能となっており、このリモコンを操作するとその操作信号はリモコンセンサ(図示せず)を介して制御回路3に与えられるようになっている。
音声回路部12には、マイク部17や複数のスピーカ18a〜18dが接続されている。音声回路部12は、マイク部17から音を入力したりスピーカ17から音を出力するための機能を備えた回路である。図2は、マイクやスピーカの設置場所と音声回路部の詳細なブロック構成とを概略的に示している。
この図2に示すように、マイク部17は、自動車C内の運転席A1のヘッドレスト部A1aに対して固定設置されている。スピーカ18a〜18dは、自動車C内の前後左右四隅に配設され自動車Cの車室内の座席A1〜A3に向けて音出力されるようになっている。また、ブルートゥース通信部11は、自動車Cの前部に配設されており周辺に位置する携帯電話機50との間で近距離無線通信可能となる。
制御回路3やブルートゥース通信部11は、自動車C内のセンターコンソール内に配設されている。音声回路部12は、インタフェース部19、音声処理部20、位相制御部21、イコライザ調整部22、振幅位相検出部23、インタフェース部24、複数の各位相調整回路25a〜25d、複数のイコライザ26a〜26dを備えている。尚、音声回路部12には、必要に応じて複数のアンプ27a〜27dが各スピーカ18a〜18dに対応して構成要素として設けられていても良い。
制御回路3には、インタフェース部19を通じて、音声処理部20、位相制御部21、イコライザ調整部22、振幅位相検出部23が接続されている。音声処理部20は、音源記憶部20aに記憶された基準となる音源データ(テスト音のデータ)に基づいて制御回路3からの制御信号を受けて位相調整回路25a〜25dに対して音信号を供給する。尚、音源記憶部20aには、携帯電話機50のマイク部51(音入力手段に相当)のゲイン周波数特性を測定しやすいように基準となる音源データ(例えば単一周波数音の音源データ)が記憶されている。
位相制御部21は、制御回路3からの制御信号を受けて位相調整回路25a〜25dによる位相変化度を制御する。イコライザ調整部22は、制御回路3からの制御信号を受けてイコライザ26a〜26dによる所定の周波数帯域毎のフィルタリング特性を調整する。振幅位相検出部23は、マイク部17に入力された音信号の振幅および位相を検出し、このデータをインタフェース部19を通じて制御回路3に送信する。制御回路3は、振幅位相検出部23により検出された振幅および位相と、携帯電話機50から送信されるマイク部51に対して入力された音信号の振幅および位相とをそれぞれ必要に応じて比較可能となっている。これは、後述するが、携帯電話機50の存在場所近辺の音場を調整するためである。
音声処理部20が位相調整回路25a〜25dに音信号を供給すると、この音信号は位相調整回路25a〜25dやイコライザ26a〜26dにより音声帯域のうち所定の周波数帯域毎にゲインが増減調整されると共に位相が調整されアンプ27a〜27dにより増幅された後にスピーカ18a〜18dから音出力されるようになっている。尚、位相調整回路25a〜25dおよび位相調整回路25a〜25dは、各スピーカ18a〜18dに対応して個別に設けられている。
以下、携帯電話機50の電気的構成について図1を参照しながら説明する。
携帯電話機50は、例えばマイクロコンピュータにより構成された制御回路52と、この制御回路52に接続されたマイク部51、スピーカ53、近距離無線通信手段としてのブルートゥース通信部54、表示部55、無線通信部56、操作スイッチ群57およびメモリ58を備えて構成されている。マイク部51およびスピーカ53は、音を入出力することにより送受話機能を達成するための構成である。マイク部51は、例えばコンデンサマイクにより構成されている。無線通信部56は、図示しない携帯電話基地局との間で無線通信可能に構成され、音声による送受話機能や電子メール等のデータ送受信機能等を達成するためのハードウェアである。制御回路52は、測定手段および送信手段として機能する。
また、ブルートゥース通信部54は、ブルートゥース通信部11と同様にブルートゥース規格に準拠した無線通信を実現可能に構成されている無線通信部であり、外部に設置されたブルートゥース規格に準拠した無線通信機器との間で通信可能に構成されている。操作スイッチ群57は、使用者により操作可能に構成されているスイッチである。表示部55は、例えば液晶表示器からなるもので、操作スイッチ群57が使用者により操作されると制御回路52の制御信号を受けて応答表示を行う機能を備えていると共に、送受話時の相手先電話番号の表示や、電子メールの内容表示を行うようになっている。制御回路52は、これらの構成により携帯電話機として音声通信やデータ通信の機能を達成すると共に、ブルートゥース規格による近距離無線通信機能を達成するようになっている。
図3は、自動車C内の運転席A1のヘッドレスト部A1aに設置されたマイク部17のゲイン周波数特性と、携帯電話機50に設けられたマイク部51のゲイン周波数特性との関係を示している。この図4に示すように、携帯電話機50のマイク部51は、自動車C内に設置されたマイク部17のゲイン周波数特性に比較して帯域幅が狭く全体的にゲインも低い。
そこで、携帯電話機50内のメモリ58には、この周波数特性を補正するための補正用テーブルTが記憶されている。図5は、この補正用テーブルTの一例を示している。この補正用テーブルTは、ある基準となる携帯電話機3を自動車C内のマイク部17が配設されている近辺に設置し既知のマイク部17の周波数特性と携帯電話機50に内蔵されたマイク部51の周波数特性とを比較し、その結果に基づいて予め作成されたゲイン周波数特性差を示すテーブルである。尚、この補正用テーブルTには、マイク部17とマイク部51の位相差を示すデータが付加されていても良い。尚、自動車C内には、同一特性のスピーカ18a〜18dだけでなく、図示しないがウーハーが例えば自動車Cの後部に設置されていても良い。
例えば、図3に示すように、ヘッドレスト部A1aに固定設置されたマイク部17と携帯電話機50のマイク部51とのゲイン差が、周波数100Hzにおいて+AdB、周波数2kHzにおいて+BdB、周波数10kHzにおいて+CdBであるときには、携帯電話機50のメモリには、図4に示すように、これらの情報が補正用テーブルTとして記憶される。このような補正用テーブルTが携帯電話機50のメモリ58に予め記憶されている場合には、補正処理を素早く行うことができる。
上記構成の作用について、図5ないし図7をも参照しながら説明する。
図5は、携帯電話機50と車載システム2との間のシーケンス図を示している。図6は、車載システムの制御回路3の処理動作をフローチャートにより示しており、図7は、携帯電話機の制御回路52の処理動作をフローチャートにより示している。
これらの図5ないし図7に示すように、車載システム2および携帯電話機50は、ブルートゥース通信部11および54を通じて無線通信リンクを確立してから通信処理を行う。図6に示すように、車載システム2側では、ブルートゥース通信部54による無線通信リンクを確立しているか否かを判定し(ステップS1)、確立していることを条件として、後述説明するステップS2〜S5の処理を行う。しかし、車載システム2側では、ブルートゥース通信部54による無線通信リンクが確立されていなければ(ステップS1:NO)、瞬時的な無線通信リンク切断状態か否かを判定し(ステップS7)、この切断状態が所定の時間経過していないことを判断するか(ステップS9:YES)、瞬時的な切断状態でないと判定したときには(ステップS7:NO)、初期音場パラメータを設定し(ステップS8)、スピーカ18a〜18dから出力されることによる自動車C内の音場を音声回路部20により調整する。このときの初期音場パラメータは、初期化された音の周波数特性をあらわすパラメータであり、自動車Cの車室内の音響環境に配慮して予め定められるパラメータである。
他方、図7に示すように、携帯電話機50側では、制御回路52は、音場調整用のソフトウェアおよびプロファイルがインストールされているか否かを判定する(ステップT1)。これは、携帯電話機50側において、音場の調整要求機能が組込まれているか否かを判定するために行われる。また、制御回路52は、ブルートゥース通信部11による無線通信リンクが確立されているか否かを判定する(ステップT2)。これらのステップT1およびT2の条件が満たされていることを条件として、車載システム2に対して音場の調整要求信号を送信し(ステップT3)、この要求信号が送信されるまで特にステップT2においてブルートゥース通信器54による無線通信リンクを継続しているか否かを判定する。
図5に示すように、携帯電話機50側では、操作スイッチ群57に設けられた音場調整命令ボタンがオンされると(ステップU1)、制御回路52は、この操作信号を受付けると音場調整要求信号を車載システム2に向けてブルートゥース通信部54を通じて送信する(ステップU2)。車載システム2側では、音場調整可能か否かを判定し(ステップU3)、音場調整可能でなければ音場調整不許可信号を送信する(ステップU4)。この場合には、携帯電話機50側では処理を終了する(ステップU5)。
図6に示すように、車載システム2側でステップS2において携帯電話機50から音場調整要求信号を受信すると、スピーカ18a〜18dの中で各スピーカ毎に単一周波数のテスト音を送出する(ステップS3)。その後、車載システム2側において、スピーカ18a〜18dから送出されたテスト音の測定データの要求信号を携帯電話機50に対して送信する(図6のステップS4:図5のステップU6)。そして、測定データが携帯電話機50から送信されるまで待機する(ステップS5)。
図7に示すように、携帯電話機50側では、測定データの要求信号が車載システム2から送信されると、ステップT4において測定データの要求信号を受信し、携帯電話機50のマイク部51の補正用テーブルを記憶しているか否かを判定する(ステップT5)。
このとき、携帯電話機50側において、携帯電話機50のマイク部51の補正用テーブルTが記憶されていることが判定されると、携帯電話機50の制御回路54は、内蔵のマイク部51を使用し、音圧レベルに対応したゲイン周波数特性および位相周波数特性を測定し(ステップT6)、車載システム2に対して測定データを応答信号として送信する(図7のステップT7:図5のステップU7)。これらの処理が、各スピーカ18a〜18dからの基準のテスト音が携帯電話機50側において全て測定されるまで続けられる(ステップT8)。その後、車載システム2側では、測定データを受信した(ステップS5:YES)ことを条件として、新たな音場のパラメータを設定し(図6のステップS6)、音場を調整する。携帯電話機50が位置する場所を仮想的に音場の中央に位置するように調整設定を変更し(図5のステップU8)、そして設定変更完了信号を携帯電話機2側に送信する(図5のステップU9)。これにより、携帯電話機50が位置する場所において正確な音像定位、正しい合成波形を得ることができる。
また、図7のステップT5において、携帯電話機50のマイク部51の補正用テーブルが記憶されていないと判定された場合について説明する。仮に補正用テーブルが記憶されていないときには、性能補正をすることが困難となる。携帯電話機50のマイク部51は、各スピーカ18a〜18dから発せられる音の位相差および相対的な音圧レベルの差は測定可能となるが、ゲイン周波数特性を補正することができない。そこで、次のように処理を行う。
携帯電話機50側では、例えば、同一特性のスピーカ18a〜18d以外にウーハー等の低音特性の良いスピーカ(図示せず)が自動車C内に設置されている場合に、この低音スピーカによる音場を設定する必要がある。このとき、ウーハーが設置されている場合には、携帯電話機50を所持している搭乗者が所定座席に坐し、この座席に着座した状態で搭乗者が携帯電話機50の音場調整命令ボタンをオンすると低音スピーカから音が出力される。搭乗者は所持している携帯電話機50を操作し低音スピーカからの音出力を聞きながら音量をマニュアル調整する。尚、このマニュアル調整に代えて、後部のスピーカ18c〜18dからの運転席A1に対する予め定められた音圧レベルおよび位相の補正量と現状の音圧レベルおよび位相の補正量の差を用いてその差を後部にのみ設置されたウーハーの補正量として適用するように構成しても良い。
スピーカ18a〜18dが同一特性の場合には、これらのスピーカ18a〜18dからの所定の単一周波数(例えば、2kHz)における所定音量出力を用いてゲインおよび位相特性を測定し、基準となる補正用データを用意する(ステップT9)。
そして、携帯電話機50側では、この基準となる補正用データを用いてゲイン・位相周波数特性を補正しながらゲイン・位相周波数特性を測定し(ステップT10)、車載システム2に測定データを送信し(ステップT11)、各スピーカ18a〜18dの測定を完了したことを確認して(ステップT12)、終了する。
従来より、運転席A1のヘッドレスト部A1aに対して固定設置されたマイク部17に入力された音信号に基づいて音圧レベル補正および位相補正が行われてきた。しかし、運転席A1にしか最適な音場補正を行うことができず、搭乗者が例えばタクシー等に乗車したときに後部座席を最適な音場に調整することができない。
本実施形態によれば、車載システム2が携帯電話機50のマイク部51に対して入力されたテスト音に関する測定データ(ゲイン周波数特性(音圧レベル)および位相周波数特性)を要求し、携帯電話機50からテスト音に対応した測定データが応答信号として送信されるとテスト音に関する測定データに基づいて音信号を位相調整回路25およびイコライザ26a〜26dにより調整しアンプ27a〜27dを介してスピーカ18a〜18dから音出力する。
この場合、携帯電話機50に記憶された補正用テーブルTにより補正された状態で音場を調整しているため、マイク部51の特性差を解消して調整が可能となる。また、自動車C内に設置されたマイク部17の周波数特性と携帯電話機50のマイク部51の周波数特性とを比較してこの比較結果として得られた補正用テーブルTにより補正しているため、各マイクの特性差を加味して音場を提供できるようになる。このとき、ヘッドレスト部A1aに固定設置されたマイク部17に入力された音信号に基づいてゲイン周波数特性(音圧レベル)および位相周波数特性を補正し運転席A1近辺に適切な音場を提供することができると共に、携帯電話機50のマイク部51に入力された音信号に基づいてゲイン周波数特性(音圧レベル)および位相周波数特性を補正し、その他の座席(補助席A2、後部座席A3)の近辺に対して適切な音場を提供することができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、補正用テーブルTに代えて携帯電話機50のマイク部の構成を変更してマイク特性差を解消するようにしたところにある。第1の実施形態と同一部分については同一符号を付して以下異なる部分についてのみ説明を行う。
図8は、携帯電話機50内のマイク部51に代わるマイク部60の構成を示している。このマイク部60は、音を入力するマイク61と、このマイク61の出力信号を所定帯域幅に帯域制限するフィルタ手段としてのフィルタ回路62と、このフィルタ回路62の出力に接続されたアンプ63と、フィルタ回路62の入出力をバイパスするバイパス手段としてのスイッチ回路64とを備えている。スイッチ回路64の制御端子は、携帯電話機50の制御回路52に接続されており、スイッチ回路64は、制御回路52からの制御信号によりスイッチ回路を開閉切替可能に構成されている。図3に示すように、携帯電話機50のマイク部60は、約数百kHz〜数kHzの帯域幅特性を有しており、この特性はほぼフィルタ回路62の特性となっている。したがって、テスト音の入力時に、制御回路52は、フィルタ回路62をバイパスするようにスイッチ回路64を切替えると、ほぼ車載システム2のマイク部17の周波数特性に合致するようになる。これにより、簡単な構成で素早く補正処理を行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形もしくは拡張が可能である。
マイク部17は、必要に応じて設置すればよい。補正用テーブルTが携帯電話機50のメモリ58に記憶されている実施形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、車載システム2の制御回路3内や外部メモリ7に記憶されていてもよい。
スピーカ18a〜18aがウーハー等の低音スピーカと共に設けられている実施形態を示したが、これに限定されるものではなく、複数のスピーカが設けられていればどのような形態で設けても良い。
本発明の第1の実施形態における概略的なシステム構成図 車室内におけるスピーカの概略的な配置状態と音声回路部のブロック構成を概略的に示す図 車室内に設置されたマイク部のゲイン周波数特性と携帯電話機のマイク部のゲイン周波数特性を概略的に示す図 補正用テーブルの一例を示す図 車載システムと携帯電話機との通信状態を示すシーケンス図 車載システムの処理動作を示すフローチャート 携帯電話機の処理動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態を示す携帯電話機のマイク部の回路構成図
符号の説明
図面中、1は車室内音場調整システム、2は車載システム、3は制御回路(要求手段、音場調整手段)、11はブルートゥース通信部(近距離無線通信手段)、17はマイク部(車室音入力手段)、18a〜18dはスピーカ(音出力手段)、19は車載装置、51はマイク部(音入力手段)、50は携帯電話機(携帯端末)、54はブルートゥース通信部(近距離無線通信手段)、64はスイッチ回路(バイパス手段)を示す。

Claims (8)

  1. 第1の近距離無線通信手段および音入力手段を備えた携帯端末との間で近距離無線通信可能に構成された第2の近距離無線通信手段と、
    前記携帯端末に対して前記音入力手段に入力される音出力手段の音の測定データを前記第1および第2の近距離無線通信手段を通じて要求する要求手段と、
    前記要求手段により要求された携帯端末から前記音の測定データが前記第1および第2の近距離無線通信手段を通じて応答信号として送信されると当該音の測定データに基づいて前記音出力手段の音出力について音場を調整する音場調整手段とを備えたことを特徴とする車載装置。
  2. 前記音場調整手段は、車室内に固定設置され当該車室内の音を入力する車室音入力手段と前記携帯端末の音入力手段との間の周波数特性差を補正し音場を調整することを特徴とする請求項1記載の車載装置。
  3. 前記音場調整手段は、前記携帯端末の音入力手段に対して音入力可能な周波数帯のうちの複数の所定周波数における特性差について前記複数の所定周波数に対応して記憶された補正用テーブルを適用して補正することを特徴とする請求項2記載の車載装置。
  4. 前記音場調整手段は、前記携帯端末の音入力手段に対して音入力可能な周波数帯を構成するフィルタ手段をバイパスするバイパス手段を設けて周波数特性差を補正し音場を調整することを特徴とする請求項2記載の車載装置。
  5. 前記音出力手段は、音の周波数特性の異なるものが車室内に複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の車載装置。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載された車載装置と、
    車室内に対して音出力する音出力手段と、
    車室内の音を入力する車室音入力手段とを備えたことを特徴とする車載システム。
  7. 車両に搭載された車載装置とこの車両の搭乗者が所持する携帯端末とからなる車室内音場調整システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記車載装置と近距離無線通信可能な第1の近距離無線通信手段と、
    音を入力する音入力手段とを備え、
    前記音入力手段に入力された音の測定データを前記近距離無線通信手段を通じて送信可能に構成され、
    前記車載装置は、
    前記携帯端末と近距離無線通信可能な第2の近距離無線通信手段と、
    車室内に対して音出力する音出力手段が出力した音を前記音入力手段が入力し当該入力された音の測定データを前記第2の近距離無線通信手段を通じて前記携帯端末に対して要求する要求手段と、
    前記要求手段による要求に応じて前記携帯端末から前記音の測定データが前記近距離無線通信手段を通じて応答信号として送信されると当該音の測定データに基づいて前記音出力手段の音出力について音場を調整する音場調整手段とを備えたことを特徴とする車室内音場調整システム。
  8. 外部の音を入力する音入力手段と、
    所定の無線通信規格により近距離無線通信可能に構成された近距離無線通信手段と、
    前記音入力手段に入力された音のデータを測定する測定手段とを備え、
    前記測定手段の測定データが外部から要求されると前記近距離無線通信手段を通じて外部に応答信号として前記測定データを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。

JP2005165493A 2005-06-06 2005-06-06 車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末 Expired - Fee Related JP4407571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005165493A JP4407571B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005165493A JP4407571B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006340285A true JP2006340285A (ja) 2006-12-14
JP4407571B2 JP4407571B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=37560404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005165493A Expired - Fee Related JP4407571B2 (ja) 2005-06-06 2005-06-06 車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4407571B2 (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021820A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信相手選択方法、及び通信装置
JP2010141892A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Samsung Electronics Co Ltd オーディオ機器及びその信号補正方法
JP2010532613A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 アルカミス 自動車両内部でのステレオ音響信号の音響処理方法、および前記方法を実施した自動車両
KR20120038740A (ko) * 2010-10-14 2012-04-24 엘지전자 주식회사 오디오 기기의 오디오 출력 자동 제어 방법
JP2013530420A (ja) * 2010-05-06 2013-07-25 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション 可搬型メディア再生装置に関するオーディオ・システム等化処理
JP2014137805A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Sony Corp 端末装置、コンテンツ送信方法、コンテンツ送信プログラムおよびコンテンツ再生システム
WO2015029874A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 ヤマハ株式会社 スピーカ装置、オーディオ再生システムおよびプログラム
US9014383B2 (en) 2012-05-24 2015-04-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Sound processor, sound processing method, and computer program product
WO2016151720A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 パイオニア株式会社 音声補正装置
JP2016191725A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 パイオニア株式会社 携帯端末、サーバ、音場補正方法、及び、プログラム
JP2019134470A (ja) * 2014-09-09 2019-08-08 ソノズ インコーポレイテッド オーディオ処理アルゴリズム及びデータベース
JP2019140700A (ja) * 2019-05-30 2019-08-22 パイオニア株式会社 音声補正装置
WO2020027828A1 (en) * 2018-08-01 2020-02-06 Google Llc Detecting audio paths between mobile devices and external devices
US10880664B2 (en) 2016-04-01 2020-12-29 Sonos, Inc. Updating playback device configuration information based on calibration data
US10884698B2 (en) 2016-04-01 2021-01-05 Sonos, Inc. Playback device calibration based on representative spectral characteristics
US10986460B2 (en) 2011-12-29 2021-04-20 Sonos, Inc. Grouping based on acoustic signals
US11006232B2 (en) 2016-01-25 2021-05-11 Sonos, Inc. Calibration based on audio content
US11029917B2 (en) 2014-09-09 2021-06-08 Sonos, Inc. Audio processing algorithms
US11064306B2 (en) 2012-06-28 2021-07-13 Sonos, Inc. Calibration state variable
US11099808B2 (en) 2015-09-17 2021-08-24 Sonos, Inc. Facilitating calibration of an audio playback device
US11106423B2 (en) 2016-01-25 2021-08-31 Sonos, Inc. Evaluating calibration of a playback device
US11197112B2 (en) 2015-09-17 2021-12-07 Sonos, Inc. Validation of audio calibration using multi-dimensional motion check
US11206484B2 (en) 2018-08-28 2021-12-21 Sonos, Inc. Passive speaker authentication
US11218827B2 (en) 2016-04-12 2022-01-04 Sonos, Inc. Calibration of audio playback devices
US11237792B2 (en) 2016-07-22 2022-02-01 Sonos, Inc. Calibration assistance
US11337017B2 (en) 2016-07-15 2022-05-17 Sonos, Inc. Spatial audio correction
US11350233B2 (en) 2018-08-28 2022-05-31 Sonos, Inc. Playback device calibration
US11374547B2 (en) 2019-08-12 2022-06-28 Sonos, Inc. Audio calibration of a portable playback device
US11432089B2 (en) 2016-01-18 2022-08-30 Sonos, Inc. Calibration using multiple recording devices
US11540073B2 (en) 2014-03-17 2022-12-27 Sonos, Inc. Playback device self-calibration
US11696081B2 (en) 2014-03-17 2023-07-04 Sonos, Inc. Audio settings based on environment
US11698770B2 (en) 2016-08-05 2023-07-11 Sonos, Inc. Calibration of a playback device based on an estimated frequency response

Cited By (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010532613A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 アルカミス 自動車両内部でのステレオ音響信号の音響処理方法、および前記方法を実施した自動車両
JP4528316B2 (ja) * 2007-07-11 2010-08-18 日本電信電話株式会社 通信相手選択方法、及び通信装置
JP2009021820A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信相手選択方法、及び通信装置
JP2010141892A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Samsung Electronics Co Ltd オーディオ機器及びその信号補正方法
JP2013530420A (ja) * 2010-05-06 2013-07-25 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション 可搬型メディア再生装置に関するオーディオ・システム等化処理
KR101715945B1 (ko) * 2010-10-14 2017-03-13 엘지전자 주식회사 오디오 기기의 오디오 출력 자동 제어 방법
KR20120038740A (ko) * 2010-10-14 2012-04-24 엘지전자 주식회사 오디오 기기의 오디오 출력 자동 제어 방법
US10986460B2 (en) 2011-12-29 2021-04-20 Sonos, Inc. Grouping based on acoustic signals
US11825289B2 (en) 2011-12-29 2023-11-21 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11825290B2 (en) 2011-12-29 2023-11-21 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11849299B2 (en) 2011-12-29 2023-12-19 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11528578B2 (en) 2011-12-29 2022-12-13 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11197117B2 (en) 2011-12-29 2021-12-07 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11153706B1 (en) 2011-12-29 2021-10-19 Sonos, Inc. Playback based on acoustic signals
US11122382B2 (en) 2011-12-29 2021-09-14 Sonos, Inc. Playback based on acoustic signals
US11889290B2 (en) 2011-12-29 2024-01-30 Sonos, Inc. Media playback based on sensor data
US11910181B2 (en) 2011-12-29 2024-02-20 Sonos, Inc Media playback based on sensor data
US11290838B2 (en) 2011-12-29 2022-03-29 Sonos, Inc. Playback based on user presence detection
US9014383B2 (en) 2012-05-24 2015-04-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Sound processor, sound processing method, and computer program product
US11064306B2 (en) 2012-06-28 2021-07-13 Sonos, Inc. Calibration state variable
US11516606B2 (en) 2012-06-28 2022-11-29 Sonos, Inc. Calibration interface
US11800305B2 (en) 2012-06-28 2023-10-24 Sonos, Inc. Calibration interface
US11368803B2 (en) 2012-06-28 2022-06-21 Sonos, Inc. Calibration of playback device(s)
US11516608B2 (en) 2012-06-28 2022-11-29 Sonos, Inc. Calibration state variable
JP2014137805A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Sony Corp 端末装置、コンテンツ送信方法、コンテンツ送信プログラムおよびコンテンツ再生システム
CN105532021A (zh) * 2013-08-28 2016-04-27 雅马哈株式会社 扬声器设备、音频再现***和程序
WO2015029874A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 ヤマハ株式会社 スピーカ装置、オーディオ再生システムおよびプログラム
US11991506B2 (en) 2014-03-17 2024-05-21 Sonos, Inc. Playback device configuration
US11696081B2 (en) 2014-03-17 2023-07-04 Sonos, Inc. Audio settings based on environment
US11991505B2 (en) 2014-03-17 2024-05-21 Sonos, Inc. Audio settings based on environment
US11540073B2 (en) 2014-03-17 2022-12-27 Sonos, Inc. Playback device self-calibration
JP2019134470A (ja) * 2014-09-09 2019-08-08 ソノズ インコーポレイテッド オーディオ処理アルゴリズム及びデータベース
US11625219B2 (en) 2014-09-09 2023-04-11 Sonos, Inc. Audio processing algorithms
US11029917B2 (en) 2014-09-09 2021-06-08 Sonos, Inc. Audio processing algorithms
WO2016151720A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 パイオニア株式会社 音声補正装置
JPWO2016151720A1 (ja) * 2015-03-23 2017-12-28 パイオニア株式会社 音声補正装置
JP2016191725A (ja) * 2015-03-30 2016-11-10 パイオニア株式会社 携帯端末、サーバ、音場補正方法、及び、プログラム
US11803350B2 (en) 2015-09-17 2023-10-31 Sonos, Inc. Facilitating calibration of an audio playback device
US11706579B2 (en) 2015-09-17 2023-07-18 Sonos, Inc. Validation of audio calibration using multi-dimensional motion check
US11197112B2 (en) 2015-09-17 2021-12-07 Sonos, Inc. Validation of audio calibration using multi-dimensional motion check
US11099808B2 (en) 2015-09-17 2021-08-24 Sonos, Inc. Facilitating calibration of an audio playback device
US11800306B2 (en) 2016-01-18 2023-10-24 Sonos, Inc. Calibration using multiple recording devices
US11432089B2 (en) 2016-01-18 2022-08-30 Sonos, Inc. Calibration using multiple recording devices
US11006232B2 (en) 2016-01-25 2021-05-11 Sonos, Inc. Calibration based on audio content
US11184726B2 (en) 2016-01-25 2021-11-23 Sonos, Inc. Calibration using listener locations
US11106423B2 (en) 2016-01-25 2021-08-31 Sonos, Inc. Evaluating calibration of a playback device
US11516612B2 (en) 2016-01-25 2022-11-29 Sonos, Inc. Calibration based on audio content
US10884698B2 (en) 2016-04-01 2021-01-05 Sonos, Inc. Playback device calibration based on representative spectral characteristics
US11379179B2 (en) 2016-04-01 2022-07-05 Sonos, Inc. Playback device calibration based on representative spectral characteristics
US11995376B2 (en) 2016-04-01 2024-05-28 Sonos, Inc. Playback device calibration based on representative spectral characteristics
US10880664B2 (en) 2016-04-01 2020-12-29 Sonos, Inc. Updating playback device configuration information based on calibration data
US11212629B2 (en) 2016-04-01 2021-12-28 Sonos, Inc. Updating playback device configuration information based on calibration data
US11736877B2 (en) 2016-04-01 2023-08-22 Sonos, Inc. Updating playback device configuration information based on calibration data
US11218827B2 (en) 2016-04-12 2022-01-04 Sonos, Inc. Calibration of audio playback devices
US11889276B2 (en) 2016-04-12 2024-01-30 Sonos, Inc. Calibration of audio playback devices
US11736878B2 (en) 2016-07-15 2023-08-22 Sonos, Inc. Spatial audio correction
US11337017B2 (en) 2016-07-15 2022-05-17 Sonos, Inc. Spatial audio correction
US11237792B2 (en) 2016-07-22 2022-02-01 Sonos, Inc. Calibration assistance
US11531514B2 (en) 2016-07-22 2022-12-20 Sonos, Inc. Calibration assistance
US11983458B2 (en) 2016-07-22 2024-05-14 Sonos, Inc. Calibration assistance
US11698770B2 (en) 2016-08-05 2023-07-11 Sonos, Inc. Calibration of a playback device based on an estimated frequency response
US11252522B2 (en) 2018-08-01 2022-02-15 Google Llc Detecting audio paths between mobile devices and external devices
WO2020027828A1 (en) * 2018-08-01 2020-02-06 Google Llc Detecting audio paths between mobile devices and external devices
US11206484B2 (en) 2018-08-28 2021-12-21 Sonos, Inc. Passive speaker authentication
US11877139B2 (en) 2018-08-28 2024-01-16 Sonos, Inc. Playback device calibration
US11350233B2 (en) 2018-08-28 2022-05-31 Sonos, Inc. Playback device calibration
JP2021106390A (ja) * 2019-05-30 2021-07-26 パイオニア株式会社 音声補正装置
JP2019140700A (ja) * 2019-05-30 2019-08-22 パイオニア株式会社 音声補正装置
US11728780B2 (en) 2019-08-12 2023-08-15 Sonos, Inc. Audio calibration of a portable playback device
US11374547B2 (en) 2019-08-12 2022-06-28 Sonos, Inc. Audio calibration of a portable playback device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4407571B2 (ja) 2010-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4407571B2 (ja) 車載システム、車室内音場調整システムおよび携帯端末
JP6209684B2 (ja) 状況に応じた音声チューニング
CN106231497B (zh) 车载扬声器播放音量调整装置、方法及车辆
CN106998518A (zh) 用于在车辆音频区域中个性化声音隔离的***和方法
EP3454577B1 (en) Sound tuning based on adjustable seat positioning
US9268522B2 (en) Devices and methods for conveying audio information in vehicles
JP2003227733A (ja) 輸送装置用航法システム、輸送装置用無線通信システム、輸送装置用航法および通信システム、輸送装置内に航法データを提供する方法、輸送装置内に無線通信を提供する方法、輸送装置用航法および通信システムを提供する方法、gps受信機からの航法データを慣性センサーからの輸送装置ヘディングデータで補う方法、ならびにgps受信機からの出力で慣性センサーを自動的に校正する方法
KR20200043584A (ko) 차량용 독립 음장 형성 장치 및 차량용 독립 음장 형성 방법
JP2019140700A (ja) 音声補正装置
US20220095046A1 (en) Hybrid in-car speaker and headphone based acoustical augmented reality system
JP4449536B2 (ja) 音量制御装置
JP2021164109A (ja) 音場補正方法、音場補正プログラムおよび音場補正システム
JP2002191100A (ja) 音響装置
JP2016225764A (ja) 車載システム
JP2003091290A (ja) 通信型車室内音場制御システムおよびデータ配信センター並びに車載音響システム
JP2002112400A (ja) カーオーディオシステム
JP2000065592A (ja) 車載オーディオ装置
WO2021192518A1 (ja) 音声処理装置
JP2004155385A (ja) 車両用表示器の角度制御装置
JPWO2013179332A1 (ja) オーディオ装置
JP2018194629A (ja) 音声制御装置及び音声制御方法
KR20190061581A (ko) 블루투스 기반 차량용 오디오 시스템 및 그 제어방법
JPH10108293A (ja) 車載用スピーカシステム
JP2003032777A (ja) 音量調整装置及び記録媒体
JP2000151309A (ja) 車載用音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4407571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees