JP2006339067A - 電磁継電器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヒューズ付きリレーにおいて、ヒューズが溶断したか否かを目視にて確認可能にするとともに、ヒューズが溶断した際の溶断塵による回路の短絡を防止可能にする。
【解決手段】 ヒューズ24をリレーケース10、11の外に配置して、ヒューズ24が溶断したか否かを目視にて確認可能にし、また、ヒューズ24が溶断した際の溶断塵による通電回路の短絡を防止する。また、ヒューズ24を板材とし、且つ第2端子13および可動側端子20にヒューズ24を溶接することにより、ヒューズ24の設置スペースを小さくしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ヒューズ24をリレーケース10、11の外に配置して、ヒューズ24が溶断したか否かを目視にて確認可能にし、また、ヒューズ24が溶断した際の溶断塵による通電回路の短絡を防止する。また、ヒューズ24を板材とし、且つ第2端子13および可動側端子20にヒューズ24を溶接することにより、ヒューズ24の設置スペースを小さくしている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通電回路の開閉を行う電磁継電器に関するもので、車両に搭載される電磁継電器に好適である。
従来、ヒューズ付き電磁継電器(以下、リレーという)として、2つの固定接点間を開閉可能にする可動接続片と、この可動接続片を駆動する電磁コイルを備え、可動接続片の一部をヒューズとしたリレーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−324478号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたリレーは、ヒューズを兼ねる可動接続片が、それを駆動する電磁コイルとともにリレーケースに収納されるため、ヒューズが溶断したか否かを目視にて確認することができず、また、ヒューズが溶断した際の溶断塵により回路が短絡する恐れがあった。
本発明は上記点に鑑みて、ヒューズ付きリレーにおいて、ヒューズが溶断したか否かを目視にて確認可能にするとともに、ヒューズが溶断した際の溶断塵による回路の短絡を防止可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、リレーケース(10、11)と、リレーケース(10、11)に収納されるとともに、通電時に電磁力を発生する電磁コイル(14)と、一端がリレーケース(10、11)から突出して電気負荷に接続される第1端子(12)と、一端がリレーケース(10、11)から突出して電源に接続される第2端子(13)と、第1端子(12)と第2端子(13)とを結ぶ通電回路を構成するとともに、リレーケース(10、11)に収納されて、電磁コイル(14)の電磁力により吸引される可動接点(22)と、通電回路を構成するとともに、リレーケース(10、11)に収納されて、可動接点(22)が接離する固定接点(21)と、通電回路を構成するとともに、所定値以上の電流が流れたときに溶断するヒューズ(24)とを備え、ヒューズ(24)は、リレーケース(10、11)の外に配置されて、通電回路を構成する他の構成部品(13、20)に接合されていることを特徴とする。
これによると、ヒューズがリレーケースの外に配置されているため、ヒューズが溶断したか否かを目視にて容易に確認することができる。
また、ヒューズがリレーケースの外に配置されているため、ヒューズが溶断した際の溶断塵による通電回路の短絡を防止することができる。
また、ヒューズは他の構成部品に接合されているため、ヒューズをヒューズ端子に嵌合して装着する場合よりも、ヒューズの設置スペースを小さくすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のリレーにおいて、リレーケース(10、11)に装着されてヒューズ(24)を覆うヒューズケース(25)を備えることを特徴とする。これによると、ヒューズ側からリレーケース内への異物侵入を防止することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のリレーにおいて、ヒューズケース(25)は透明な材料からなることを特徴とする。これによると、ヒューズケースをリレーケースに装着したままで、ヒューズが溶断したか否かを目視にて確認することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のリレーにおいて、第1端子(12)および第2端子(13)はリレーケース(10、11)の一端側から突出し、ヒューズ(24)はリレーケース(10、11)の他端側に配置されていることを特徴とする。
これによると、相手側部材(例えばリレーボックス)に装着される面の反対側にヒューズが配置されるため、ヒューズが溶断したか否かの目視による確認が容易である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るリレーの正面断面図、図2は図1のリレーの左側面断面図、図3は図1のリレーの平面断面図、図4は図1のリレーの下面図、図5は図1のリレーを分解して示す正面断面図、図6(a)は図1のリレーにおけるヒューズの正面図、図6(b)は図6(a)のヒューズの左側面図、図6(c)は図6(a)のヒューズの平面図である。なお、図中の上下方向は、車両等に搭載された状態での姿勢を示している。
図1〜図5において、樹脂よりなる板状のベース10に、樹脂よりなる有底筒状のケース11が嵌合されており、ベース10とケース11とによって内部に空間(以下、内部空間という)10aが形成されている。なお、ベース10とケース11とによって、本発明のリレーケースを構成している。
ベース10には、一端がベース10から突出して電気負荷(図示せず)に接続される導電金属製の第1端子12、一端がベース10から突出して電源(図示せず)に接続される導電金属製の第2端子13、一端がベース10から突出するとともに電磁コイル14に接続された2つのコイル端子15、16、さらにはヨーク17が圧入固定されている。
電磁コイル14は通電時に電磁力を発生するものであり、その中心穴部に磁性体製の固定鉄心18が配置されている。また、電磁コイル14はヨーク17に固定されている。
ヨーク17は、磁性体で且つ導電性を有する材料よりなり、電磁コイル14により誘起された磁束の磁路を構成するとともに、導電金属製の板バネ19および導電金属製の可動側端子20を保持する。
第1端子12における内部空間10a側の端部には、導電金属製の固定接点21がかしめ固定されている。この固定接点21に対向して導電金属製の可動接点22が配置されている。
可動接点22は板バネ19にかしめ固定されており、板バネ19は、可動接点22が固定接点21から離れる向きの弾性力を可動接点22に作用させる。また、板バネ19には、固定鉄心18側に吸引される磁性体製の可動鉄片23がかしめ固定されている。
上記の構成部品のうち、電磁コイル14、ヨーク17、固定鉄心18、板バネ19、固定接点21、可動接点22、および可動鉄片23は、内部空間10a内に配置されている。一方、第1端子12、第2端子13、および2つのコイル端子15、16は、ベース10を貫通して、一部が内部空間10aの外に突出している。また、第2端子13および可動側端子20は、ケース11における反ベース側の壁面を貫通して、一部が内部空間10aの外に突出している。
そして、第2端子13と可動側端子20は、所定値以上の電流が流れたときに溶断するヒューズ24により、内部空間10aの外で接続されている。ヒューズ24は、導電金属製の板材を所定形状に打ち抜いて所定形状に折り曲げたものであり(詳細後述)、第2端子13および可動側端子20に対して、溶接等にて接合されている。これにより、第2端子13は、ヒューズ24、可動側端子20、ヨーク17、および板バネ19を介して、可動接点22に電気的に接続される。
ケース11における反ベース側には、透明な樹脂よりなる有底筒状のヒューズケース25が、ヒューズ24を覆うようにして嵌合されている。
次に、ヒューズ24について、図6に基づいて説明する。
ヒューズ24の一端側には、第2端子13に接合される第1接合部241を有し、この第1接合部241は、第2端子13と平行に上下方向に延びる第1接合板部2411と、第1接合板部2411の下端から垂直に折り曲げられて水平方向に延びる第1支持板部2412とを有している。
ヒューズ24の他端側には、可動側端子20に接合される第2接合部242を有し、この第2接合部242は、可動側端子20と平行に上下方向に延びる第2接合板部2421と、第2接合板部2421の下端から垂直に折り曲げられて水平方向に延びる第2支持板部2422とを有している。
第1接合部241と第2接合部242間は、平面視においてS字状に打ち抜かれた連結部243によって連結されている。そして、この連結部243の板厚、巾、長さの調整により、ヒューズ24の電流容量を設定している。
このヒューズ24を接合する際には、まず、第1接合部241が第2端子13に接触するとともに、第2接合部242が可動側端子20に接触するようにして、ヒューズ24をケース11の上面に載せ、次いでプロジェクション溶接等により第1接合板部2411と第2端子13を溶接するとともに、第2接合板部2421と可動側端子20を溶接する。
ヒューズ24をケース11の上面に載せた際、第1支持板部2412と第2支持板部2422とによってヒューズ24の位置や姿勢が維持されるため、ヒューズ24の溶接を容易に行うことができる。
上記構成のリレーは、例えばリレーボックスに装着して用いられ、その際には、第1端子12、第2端子13、および2つのコイル端子15、16が、リレーボックスの雌端子に挿入される。
そして、電磁コイル14に通電されると、その電磁吸引力により可動鉄片23が固定鉄心18に吸引され、可動接点22が固定接点21に当接するので、第1端子12と第2端子13とを結ぶ通電回路が閉じられる。一方、電磁コイル14への通電が遮断されると、板バネ19の弾性力により可動接点22が固定接点21から離れるので、第1端子12と第2端子13とを結ぶ通電回路が開かれる。
本実施形態では、ヒューズ24が、内部空間10aの外、すなわちケース11の外に配置されているため、ヒューズ24が溶断したか否かを目視にて容易に確認することができる。
また、ヒューズ24がケース11の外に配置されているため、ヒューズ24が溶断した際の溶断塵による通電回路の短絡を防止することができる。
また、ヒューズ24をヒューズケース25にて覆っているため、ヒューズ24側からケース11内への異物侵入を防止することができる。
また、透明なヒューズケース25を用いているため、ヒューズケース25をケース11に装着したままで、ヒューズ24が溶断したか否かを目視にて確認することができる。
また、相手側部材(例えばリレーボックス)に装着される面の反対側にヒューズ24が配置されるため、ヒューズ24が溶断したか否かの目視による確認が容易である。
また、ヒューズ24を板材とし、且つ第2端子13および可動側端子20にヒューズ24を溶接しているため、ヒューズをヒューズ端子に嵌合して装着する場合よりも、ヒューズ24の設置スペースを小さくすることができる。したがって、ヒューズ24をリレーに一体化する際の、リレーの高さ方向の寸法増加を少なくすることができる。
10…リレーケースを構成するベース、11…リレーケースを構成するケース、12…第1端子、13…第2端子、14…電磁コイル、21…固定接点、22…可動接点、24…ヒューズ。
Claims (4)
- リレーケース(10、11)と、
前記リレーケース(10、11)に収納されるとともに、通電時に電磁力を発生する電磁コイル(14)と、
一端が前記リレーケース(10、11)から突出して電気負荷に接続される第1端子(12)と、
一端が前記リレーケース(10、11)から突出して電源に接続される第2端子(13)と、
前記第1端子(12)と前記第2端子(13)とを結ぶ通電回路を構成するとともに、前記リレーケース(10、11)に収納されて、前記電磁コイル(14)の電磁力により吸引される可動接点(22)と、
前記通電回路を構成するとともに、前記リレーケース(10、11)に収納されて、前記可動接点(22)が接離する固定接点(21)と、
前記通電回路を構成するとともに、所定値以上の電流が流れたときに溶断するヒューズ(24)とを備え、
前記ヒューズ(24)は、前記リレーケース(10、11)の外に配置されて、前記通電回路を構成する他の構成部品(13、20)に接合されていることを特徴とする電磁継電器。 - 前記リレーケース(10、11)に装着されて前記ヒューズ(24)を覆うヒューズケース(25)を備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
- 前記ヒューズケース(25)は透明な材料からなることを特徴とする請求項2に記載の電磁継電器。
- 前記第1端子(12)および前記第2端子(13)は前記リレーケース(10、11)の一端側から突出し、
前記ヒューズ(24)は前記リレーケース(10、11)の他端側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁継電器。
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JP2005164027A JP2006339067A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 電磁継電器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108493075A (zh) * | 2018-04-12 | 2018-09-04 | 谢井峰 | 具有线路保护功能的继电器 |
JP2020173179A (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-22 | 株式会社辰巳菱機 | 負荷試験装置、リレー異常検知システム |
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-
2005
- 2005-06-03 JP JP2005164027A patent/JP2006339067A/ja active Pending
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