JP2006332246A - 回路基板、回路基板の接続構造および電子機器 - Google Patents

回路基板、回路基板の接続構造および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子部品を実装可能な部位を新設可能な回路基板、回路基板の接続構造および電子機器を提供する。
【解決手段】 回路基板の接続構造30は、基材32の表面32Aに表面回路パターン33が形成された第1回路基板31と、基材36の表面36Aに表面回路パターン37が形成された第2回路基板35と、表面回路パターン33の第1接続面34および表面回路パターン37の第2接続面38と、第1、第2の接続面34,38間に介装された異方性導電性接着剤40と、第1回路基板31,第2回路基板35を熱圧着して設けた接続部41とを備える。この回路基板の接続構造30は、第1回路基板31において、基材32の裏面32Bに裏面回路パターン43を設け、裏面回路パターン43を外部露出したものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、第1回路基板および第2回路基板を異方性導電性接着剤で接続した回路基板、回路基板の接続構造、この回路基板の接続構造を用いた電子機器に関する。
携帯電話等の電子機器は、筐体の小型化・薄型化・軽量化が求められており、筐体に収容される回路基板として、軟質の基材に沿って回路パターンが形成されたフレキシブル基板が多用されている。
フレキシブル基板同士を接続させるにあたって、コネクタを介して接続すると、コネクタのハウジングが筐体の小型化・薄型化・軽量化を妨げる原因となる。
このため、互いの回路パターンに設けられた接続面が対面するように、各フレキシブル基板を積層させるとともに、各接続面間に異方性導電接着剤を介装させ、各フレキシブル基板を厚み方向に加圧するとともに加熱することにより接続部を介して各フレキシブル基板を接続する回路基板の接続構造が多用されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−249734号公報
特許文献1は、一対のフレキシブル基板を接続するにあたって、あらかじめ一方のフレキシブル基板における接続面に対応する裏面にダミーパターンが設けられていて、各接続部に対する加圧時に各フレキシブル基板の変形を防止する。
このような回路基板の接続構造においては、各フレキシブル基板が厚み方向に加圧されるとともに加熱されるため、ダミーパターンに電子部品が実装されることはない。
ところで、近年では、電子機器に対する要望が高度化しつつあるため、従来に比較して小型の回路基板が採用されている。
すなわち、近年の回路基板は、電子部品を実装可能な面積が小さくなりつつあるため、電子部品を実装可能な部位の拡大が求められている。
本発明は、電子部品を実装可能な部位を新設可能な回路基板、回路基板の接続構造および電子機器を提供することにある。
本発明の回路基板の接続部は、面状に形成された基材の表面に回路パターンが形成された第1回路基板および第2回路基板と、前記第1回路基板の表面回路パターンに設けられた第1接続面および前記第2回路基板の表面回路パターンに設けられた第2接続面と、前記第1接続面および前記第2接続面間に介装された異方性導電性接着剤と、前記第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿って相互加圧するとともに加熱する接続工程により設けられた接続部とを備える回路基板の接続構造であって、前記第1回路基板の裏面に設けられた裏面回路パターンを有し、裏面回路パターンが外部露出していることを特徴とする。
第1回路基板の裏面に設けられた裏面回路パターンを有し、この裏面回路パターンを外部露出することで、実装面積が拡大される。そして、実装面積が拡大した裏面回路パターンを、電子部品を実装する部位や、回路基板を接続する部位として利用する。
これにより、実装面積が拡大した裏面回路パターンに、電子部品を良好に実装できる。
加えて、実装面積が拡大した裏面回路パターンに、他の回路基板を接続することが可能となり、複数の回路基板を多層に積層できる。
また、本発明の回路基板の接続構造は、前記第1接続面における前記表面回路パターンが前記裏面回路パターンに対応していることを特徴とする。
第1接続面における表面回路パターンを裏面回路パターンに対応させることで、第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿って相互加圧する際に、表面回路パターンを裏面回路パターンで補強できる。
これにより、第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿って効率よく加圧できる。
また、本発明の回路基板の接続構造は、前記第1接続面における前記第1回路基板の厚み方向に沿った前記表面回路パターンおよび前記裏面回路パターンの重複面積が、前記表面回路パターンの面積の半分以上であることを特徴とする。
表面回路パターンおよび裏面回路パターンの重複面積を、表面回路パターンの面積の半分以上とすることで、第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿って相互加圧する際に、裏面回路パターンによる表面回路パターンの補強効果を増大できる。
これにより、第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿ってより一層効率よく加圧できる。
また、本発明の回路基板の接続構造は、前記異方性導電性接着剤が、鉛フリーのはんだ付け可能な熱硬化型高耐熱性エポキシ樹脂をベースとしていることを特徴とする。
異方性導電性接着剤として、鉛フリーのはんだ付け可能な熱硬化型高耐熱性エポキシ樹脂をベースとしたものを用いることで、後工程で、電子部品の実装や、回路基板を接続する際に、異方性導電性接着剤に熱履歴が加わっても高い接続信頼性を保持できる。
これにより、異方性導電性接着剤を高い接続信頼性を保持した状態で、裏面回路パターンに電子部品をはんだ付け工程(リフロー法等)で実装できる。
また、本発明の回路基板は、面状に形成された基材の表面に形成された表面回路パターンと、前記基材の裏面に形成されて外部露出する裏面回路パターンと、前記表面回路パターンの所定位置に配置された異方性導電性接着剤とを有することを特徴とする。
基材の裏面に裏面回路パターンを形成し、この裏面回路パターンを外部に露出することで、実装面積が拡大される。そして、実装面積が拡大した裏面回路パターンを、電子部品を実装する部位や、回路基板を接続する部位として利用する。
これにより、実装面積が拡大した裏面回路パターンに、電子部品を良好に実装できる。
加えて、実装面積が拡大した裏面回路パターンに、他の回路基板を接続することが可能となり、複数の回路基板を多層に積層できる。
また、本発明の電子機器は、前記本発明の回路基板および回路基板の接続構造のうちのいずれかが用いられていることを特徴とする。
本発明の回路基板および回路基板の接続構造はコンパクト化されている。このコンパクト化された回路基板および回路基板の接続構造のうちのいずれかを電子機器に用いることで、電子機器の小型化・薄型化・軽量化が図れる。
本発明によれば、実装面積が拡大した裏面回路パターンを、電子部品を実装する部位や、回路基板を接続する部位として利用することで、裏面回路パターンに、電子部品を良好に実装でき、あるいは他の回路基板を接続して複数の回路基板を多層に積層できる効果を有する。
図1に示すように、第1実施形態の電子機器10は、上筐体11および下筐体12と、上筐体11および下筐体12の境界線に沿って配置された回動軸13を中心として上筐体11および下筐体12を相対的に回動可能に連結する連結部14と、上下の筐体に収容されて各機器を電気的に接続する回路基板の接続構造30とを備える携帯電話である。
上筐体11は、表面11Aの略中央に表示部16を備え、表示部16の上方に自分撮りカメラ17やレシーバ18を備え、裏面11Bに相手撮りカメラ(図示せず)を備える。
下筐体12は、表面12Aの略中央に操作部21のキー22を備え、操作部21の下方にマイクロフォン23を備える。
連結部14は、上筐体11の下端部と下筐体12の上端部とを回動自在に支持するものである。
図2〜図3(a)、(b)に示すように、第1実施形態の回路基板の接続構造30は、面状に形成された基材32の表面32Aに表面回路パターン(回路パターン)33が形成された第1回路基板31と、面状に形成された基材36の表面36Aに表面回路パターン(回路パターン)37が形成された第2回路基板35と、第1回路基板31の表面回路パターン33に設けられた第1接続面34および第2回路基板35の表面回路パターン37に設けられた第2接続面38と、第1接続面34および第2接続面38間に介装された異方性導電性接着剤40と、第1回路基板31および第2回路基板35を厚み方向に沿って相互加圧するとともに加熱する接続工程により設けられた接続部41とを備える。
この回路基板の接続構造30は、第1回路基板31において、基材32の裏面32Bに設けられた裏面回路パターン43を有し、裏面回路パターン43を外部露出したものである。
第1回路基板31は、面状に形成された軟質の基材32と、この基材32の表面32Aに沿って形成された表面回路パターン33と、基材32の裏面32Bに形成されて外部露出する裏面回路パターン43と、表面回路パターン33の所定位置(すなわち、第1接続面)34に配置された異方性導電性接着剤40とを有するフレキシブル基板である。
第1回路基板31は、第1接続面34における表面回路パターン33が裏面回路パターン43に対応している。
すなわち、第1回路基板31は、表面回路パターン33と裏面回路パターン43とが互いに平行に、かつ重なり合わされた状態に配置されている。
表面回路パターン43と裏面回路パターン33との重なり面積は、各パターン1本、1本が異方性導電性接着剤40で接続される接続面積、すなわち第1接続面34の50%以上である。
なお、表面回路パターン43と裏面回路パターン33との重なり面積を第1接続面34の50%以上にした理由は図4(a)、(b)で詳しく説明する。
この第1回路基板31は、基材32の表面32A側に、異方性導電性接着剤40を用いて第2回路基板35と接続する接続エリア45を備え、裏面32B側に、接続エリア45に対応する裏面エリア46を備える。接続エリア45および裏面エリア46にはレジストまたはカバーレイ48が設けられていない。
すなわち、第1回路基板31は、接続エリア45および裏面エリア46を回避してレジストまたはカバーレイ48が形成されている。
第2回路基板35は、面状に形成された軟質の基材36と、この基材36の表面36Aに沿って形成された表面回路パターン37と、基材36の裏面36Bに形成された裏面回路パターン39とを有するフレキシブル基板である。
また、第2回路基板35は、表面回路パターン37と裏面回路パターン39とが互いに平行に、かつ重なり合わされた状態に配置されている。
この第2回路基板35は、表面36A側に、異方性導電性接着剤40を用いて第1回路基板31と接続する接続エリアを備える。この接続エリアにはレジストまたはカバーレイが設けられていない。
すなわち、第2回路基板35は、この接続エリアを回避してレジストまたはカバーレイが形成されている。
基材32,36は、エポキシ、ポリイミド、液晶ポリマー、ビスマレイミドトリアジン、ポリエーテルエーテルケトンといった、有機材料をベースとして厚さ10〜100μmのフイルム基材を形成し、このフイルム基材を1枚または、2層、4層、6層、8層・・・と積層し、多層化されたものである。
この基材32,26に、厚さ10〜20μmの内層配線(圧延または電解Cu箔)と、厚さ10〜35μmの外層配線(同じくCuをベースにNi、Auメッキを付けたもの)を形成して第1回路基板を得る。
第1回路基板31,第2回路基板35の厚さは、20〜500μmである。
第1回路基板31,第2回路基板35は、ソルダーレジストとして、インクまたはシート形状の熱硬化型または感光性のエポキシ樹脂またはウレタン変性エポキシ樹脂が用いられており、カバーレイとして、ポリイミドをベースとしたフイルムをエポキシ等の熱硬化型接着剤で貼りあわせたものが用いられている。
異方性導電性接着剤40は、ベースとなる樹脂成分が、熱硬化型のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、イミド樹脂、シリコーン樹脂であり、ペースト状態またはBステージ状態で用いられる。
これらの樹脂の特徴としては、イオンコンタミが極端に少ないこと(数ppmのオーダー)と、高耐熱性を持っていることである。
具体的には、通常の熱衝撃試験の高温側である125℃よりもガラス転移温度が高ければよく、150℃程度のガラス転移温度であることが望ましい。
この異方性導電性接着剤40は、導電粒子を一定量(5〜20wt%)を、凝集することなく分散された状態で含有している。
この導電性粒子は、回路基板パターンのメッキ皮膜と同じ硬度、あるいは、それ以上の硬度を有する金属粉や樹脂粉であり、2〜10μmの球形または不定形をしている。
金属粉は、Cu、Ni、Ni/Au、Ag、Ag/Pd等の高融点のものである。樹脂粉は、コアが樹脂で形成され、コアの表面をNi/Auメッキ処理したものである。
さらに、異方性導電性接着剤40は、接着剤硬化物物性として、弾性率が1〜2GPa程度、線膨張係数は、40〜100℃において20〜60ppm/℃である。
線膨張係数を小さくする目的で、無機フィラーとして、シリカ等を10〜50%含有する。無機フィラーサイズは、導電性粒子サイズ以下である。
次に、図4(a)、(b)に基づいて第1回路基板31について詳説する。
図4(a)、(b)に示すように、第1回路基板31の裏面エリア46に裏面回路パターン43を有し、裏面回路パターン43が外部露出されている。
露出された裏面回路パターン43のうち、一部の部位に、電子部品(チップ部品)56(図8参照)等をはんだ付けするための電極ランド55が設けられている。
この電子部品(チップ部品)56等を鉛フリーではんだ付けをおこなう際に、異方性導電性接着剤40に影響がないように、異方性導電性接着剤40は熱硬化型高耐熱性エポキシ樹脂をベースとしている。
ここで、露出された裏面回路パターン43について説明する。露出された裏面回路パターン43は、第1回路基板31の表面回路パターン33と同じ方向に向けて配線されている。
また、裏面回路パターン43は、表面32A側の表面回路パターン33と重なり合っている。
さらに、裏面回路パターン43と、表面回路パターン33との重なり面積は、第1接続面34の50%以上(半分以上)である。
この理由について以下に説明する。
すなわち、異方性導電性接着剤40の信頼性を確保するためには、1端子あたりに必要な最低面積がある。例えば、100μmピッチで配線幅と配線間スペースが1:1(各々50μmとなる)の第1回路基板31において、異方性導電性接着剤40で接続する場合に必要な接続幅が1mm以上である場合、1端子あたりの面積は50,000平方μmである。
したがって、この異方性導電性接着剤40を用いる場合、100μmピッチで線幅と配線間スペースが1:1(各々50μmとなる)の第1回路基板31とすると、異方性導電性接着剤で接着する部分、すなわち接続エリア45の幅Wを2.0mmとする。
そして、異方性導電性接着剤40で接続される配線面積の50%以上の裏面回路パターン43,55を設けることで、各端子の接続を受ける回路パターン(配線)が1mm以上確保される。
この部分は、異方性導電性接着剤40での接続が平坦な面でなされるので、高い接続信頼性が確保される。
次に、回路基板の接続工程を図5〜図6に基づいて説明する。
図5(a)に示すように、第1回路基板31について、基材32の表面32Aに表面回路パターン33が形成され、接続エリア45を回避させてレジスト48が形成され、基材32の裏面32Bに裏面回路パターン43が形成され、裏面エリア46を回避させてレジスト48が形成されている。
図5(b)に示すように、接続エリア45に、ジェル状の異方性導電性接着剤40を塗布する。
異方性導電性接着剤40の塗布条件は、ペーストの場合、室温〜50℃程度に基板を加熱し、濡れ広がりをよくする(粘度では5〜30Pa・s)。また、膜(例えばBステージ状態のフイルム)の場合、50〜90℃程度に膜を加熱し、ラミネート法により基板32へ転写する。
図5(c)に示すように、異方性導電性接着剤40に第2回路基板35を載せる。
第2回路基板35について、基材36の表面36Aに表面回路パターン37が形成され、接続エリア45を回避させてレジストが形成され、基材36の裏面36Bに裏面回路パターン39およびレジスト49が形成されている。
表面回路パターン37の第2接続面38を、表面回路パターン33の第1接続面34にアライメントする。
図6(a)に示すように、第1回路基板31の裏面回路パターン43を受けステージ51に載せる。次に、第2回路基板35の裏面36Bに形成したレジスト49に、緩衝シート(例えばシリコーン製のシート)52を載せ、緩衝シート51にボンディングヒータヘッド53を載せる。
次いで、ボンディングヒータを加熱することにより、第1回路基板31および第2回路基板35を厚み方向に沿って相互加圧するとともに加熱する。
ここで、緩衝シート52の役割は、均等な圧縮力の保持や、ボンディングヒータ53への異方性導電性接着剤40の付着防止を主たる目的とする。
また、受けステージ51は、裏面エリア46に収まる寸法に設定されている。よって、受けステージ51は、第1回路基板31の裏面32Bに形成したレジストまたはカバーレイ48に干渉しない。
これにより、第1回路基板31の裏面回路パターン43は、受けステージ51から均等な圧着力を受ける。
加えて、受けステージ51がレジストまたはカバーレイ48に干渉しないので、レジストまたはカバーレイ48を介して受けステージ51に放熱することを防止できる。よって、ヒータヘッド53を必要以上に加熱する必要がなく、第2回路基板35が高温になる虞れがない。
これにより、第2回路基板35の基材36が熱膨張し、寸法安定性を損なうことを防止し、さらに異方性導電性接着剤40との接着界面で剥離が生じることを防止する。
熱圧着条件は、一例として、異方性導電性接着剤40の温度で150〜200℃、圧着時間は3〜20sec、圧着荷重は圧着面積について1〜5MPaである。
なお、第1回路基板31,第2回路基板35に、レジストまたはカバーレイ48を設けた理由は以下の通りである。
すなわち、第1回路基板31,第2回路基板35の配線が、吸湿や異物付着で腐食しないようにするためには、高密度配線パターン周辺に、レジストまたはカバーレイ48が必須である。
ここで、熱圧着時の放熱現象による接着品質を高めるためには、レジスト48の塗布工程を最後にすることで、解決できることは容易に分かることであり、ここでは説明しない。
図6(b)に示すように、第1接続面34と第2接続面38とを接続した状態で、第1回路基板31および第2回路基板35が異方性導電性接着剤40で熱圧着されることで、接続部41となり、回路基板の接続構造30、すなわち多層フレキシブル基板を得る。
これにより、回路基板の接続工程が完了する。
次に、回路基板の接続構造30に電子部品(チップ部品)56(図8参照)を実装する工程を図7〜図8に基づいて説明する。
なお、ここで説明するチップ部品56は、はんだ付けをおこなう部品である。この電子部品には、半導体を内蔵したCSP(チップサイズパッケージ)や、回路基板上にマルチチップモジュールを形成したMCM(マルチチップモジュール)あるいは、SIP(システムインパッケージ)をはんだ付けする場合も含んでいる。
図7(a)〜(b)に示すように、多層フレキシブル基板の電子部品(チップ部品)56(図8参照)をはんだ付けする電極ランド55が設けられている。
図8に示すように、電極ランド55上に、はんだ57が塗布される。はんだ57を、異方性導電性接着工程後に塗布すれば、印刷法やディスペンス法等の手段で塗布することも可能である。
次に、電極ランド55にチップ部品56をフェイスダウンにしてアライメントし、はんだ付け工程(全体リフロー法、局部リフロー法、IR法等)を実施して、電子部品(チップ部品)56の実装工程が完了する。
ここで、異方性導電性接着剤40の熱圧着条件について説明する。
すなわち、通常の回路基板の接続工程では、図6(a)で説明したように、異方性導電性接着剤40の温度を150〜200℃、圧着時間を3〜20sec、圧着荷重を圧着面積について1〜5MPaとした。
しかし、チップ部品56のはんだ付け工程において、リフロー炉通過等の熱履歴があるので、リフロー工程の際に、異方性導電性接着剤40の硬化反応率を高めることが可能になる。
よって、異方性導電性接着剤40の熱圧着工程での硬化反応率を50〜70%に抑え、リフロー工程において硬化反応率を90%以上になるように設定する。硬化反応率の確認には、硬化物を熱分析(例えば、示差走査熱量分析)を用いる。
この方法により、熱圧着工程において、熱圧着時間を30%程度短縮でき、生産性が向上する。
以上のように、本発明の多層フレキシブル基板では、従来の基板構成より低温での異方性導電性接着剤40の熱圧着が可能になり、さらに異方性導電性接着剤40にしたことで、後工程で熱履歴が加わっても高い接続信頼性を保持できる。
加えて、はんだリフローで硬化率を上昇させることができるので、熱圧着時間の短縮が可能になり生産性が向上する。
また、裏面のレジストを除去したことにより、他の電子部品を接合する回路として使用するための端子として役割を与えたので、高密度実装が可能となる。
次に、第2実施形態の回路基板の接続構造を図9〜図10に基づいて説明する。
なお、第2実施形態において第1実施形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
図10(b)に示すように、第2実施形態の回路基板の接続構造60は、第1回路基板31,第2回路基板35を異方性導電性剤40で熱圧着した多層フレキシブル基板30に第3回路基板61を熱圧着接続材料62で熱圧着したものである。
すなわち、第2実施形態の回路基板の接続構造60は、第1実施形態のチップ部品(電子部品)56に代えて第3回路基板61を熱圧着したもので、その他の構成は図8の構成と同じである。
第3回路基板61は、第2回路基板35と同じ構成であって、面状に形成された軟質の基材63と、この基材63の表面63Aに沿って形成された表面回路パターン64と、基材63の裏面63Bに形成された裏面回路パターン65やレジストまたはカバーレイ66と、を有するフレキシブル基板である。
以下、図9〜図10に基づいて回路基板の接続構造60の多層フレキシブル基板に第3回路基板を異方性導電性剤40で熱圧着する接続工程を説明する。
先ず、図9(a)に示すように、多層フレキシブル基板30の一部を構成する基材32の裏面32Aおよび裏面回路パターン43に、熱圧着接続材料62を塗布する。
熱圧着接続材料62の塗布方法は、第1実施形態の異方性導電性剤40と同一なので説明を省略する。
図9(b)に示すように、熱圧着接続材料62に第3回路基板61を載せ、表面回路パターン64の接続面を、裏面回路パターン43の接続面にアライメントする。
図10(a)に示すように、アライメント後に、多層フレキシブル基板30のレジストまたはカバーレイ48を受けステージ51に載せる。次に、第3回路基板61のレジストまたはカバーレイ66に緩衝シート52を載せ、緩衝シート51にボンディングヒータヘッド53を載せる。
次いで、ボンディングヒータを加熱することにより、第3回路基板61および多層フレキシブル基板30を厚み方向に沿って相互加圧するとともに加熱する。
ここで、回路基板の接続構造60は、これ以上基板を積層しないので、後工程での熱履歴を受けない。
したがって、多層フレキシブル基板30に第3回路基板61を接続する接着剤として、導電粒子を含有した異方性導電性接着剤40を用いる必要がない。
一方、第1回路基板31,第2回路基板35を接続した多層フレキシブル基板30は、後工程で第3回路基板61を熱圧着で接続する必要がある。
そこで、第1回路基板31,第2回路基板35を、導電粒子を含有した異方性導電性接着剤40を用いて接続した。導電粒子を含有した異方性導電性接着剤40は、後工程の熱履歴を受けた場合でも接続信頼性を保持することができるからである。
多層フレキシブル基板30に第3回路基板61を接続する接着剤として、導電粒子がない熱圧着接続材料62を用いるので、内層部よりも狭い配線パターンが設置でき、高密度実装を促進できることになる。
ただし、回路基板の接続構造60の接続信頼性をより一層高めるためには、異方性導電性接着剤40を使用することが望ましい。
第2実施形態の回路基板の接続構造60によれば、多層フレキシブル基板30では、裏面のレジスト48を除去することにより、裏面回路パターン43を、他の回路基板を接合する回路として使用するための端子としての役割を与えることができる。
さらに、多層フレキシブル基板30の第1回路基板31,第2回路基板35を異方性導電性接着剤40で接続することで、後工程で熱履歴が加わっても高い接続信頼性を保持できる。
加えて、多層フレキシブル基板30に第3回路基板61を接続する際には、導電粒子を含有しない熱圧着接続材料62を用いることにより、導電粒子による端子間の短絡の可能性がなくなるので、表層部においては内層よりも狭ピッチでの配線形成が実現でき、高密度な回路形成が可能なる。
なお、前記実施形態では、第1回路基板31の接続エリア45および裏面エリア46を回避して、接続エリア45および裏面エリア46の両側に、レジストまたはカバーレイ48を形成した例について説明したが、これに限らないで、接続エリア45および裏面エリア46の両側に、レジストまたはカバーレイ48を形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、第1回路基板31,第2回路基板35を軟質のフレキシブル基板として例示したが、これに限らないで、第1回路基板31,第2回路基板35を硬質の基板とすることも可能である。
さらに、前記実施形態では、接着剤としてジェル状の異方性導電性接着剤40を塗布することを例示したが、フイルム状の異方性導電性接着剤40を貼り付けることも可能である。
また、前記実施形態では、フレキシブル基板の端部を接合部とし、この接合部を接着剤で接着する例を説明したが、これに限らないで、フレキシブル基板の中央部を接合部とすることも可能である。
また、各実施形態において、電子部品の実装は、鉛フリーのはんだ付けにより行ったが、熱硬化型導電性接着剤により行ってもよい。この場合は、回路基板の異方性導電性接着剤による接続部と一括で恒温槽で固める(通常100〜150℃で10分〜1時間)工程により行うことができ、同時に異方性導電性接着剤の硬化を促進する効果がある。
さらに、異方性導電性接着剤による回路基板の接続は、他の加熱加圧接着剤により行ってもよい。
さらに、前記実施形態では、電子機器10として携帯電話を例示したが、電子機器10はこれに限定するものではない。
本発明は、第1回路基板および第2回路基板を異方性導電性接着剤で接続した回路基板、回路基板の接続構造、この回路基板の接続構造を用いた電子機器への適用に好適である。
本発明に係る第1実施形態の電子機器を示す斜視図である。 第1実施形態に係る回路基板および回路基板の接続構造を示す斜視図である。 (A)は第1実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図、(B)は第1実施形態に係る第1回路基板を示す斜視図である。 (A)は第1実施形態に係る第1回路基板を示す底面図、(B)は(A)のA−A線断面図である。 第1実施形態に係る第1回路基板、第2回路基板間に異方性導電性接着剤を介在させる例を説明する図である。 第1実施形態に係る第1回路基板、第2回路基板を熱圧着した例を説明する図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造に電子部品をはんだ付けする例を説明する図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造に電子部品を実装した例を示す断面図である。 本発明に係る第2実施形態の回路基板の接続構造を重ね合わせる例を説明する図である。 第2実施形態に係る回路基板の接続構造を熱圧着する例を説明する図である。
符号の説明
10 電子機器
30,60 回路基板の接続構造
31 第1回路基板(回路基板)
32,36 基材
32A,36A 基材の表面
32B,36B 基材の裏面
33,37 表面回路パターン(回路パターン)
34 第1接続面(表面回路パターンの所定位置)
35 第2回路基板(回路基板)
38 第2接続面
40 異方性導電性接着剤
41 接続部
43 裏面回路パターン(回路パターン)
56 電子部品(チップ部品)
61 第1回路基板
62 熱圧着接続材料

Claims (6)

  1. 面状に形成された基材の表面に回路パターンが形成された第1回路基板および第2回路基板と、
    前記第1回路基板の表面回路パターンに設けられた第1接続面および前記第2回路基板の表面回路パターンに設けられた第2接続面と、
    前記第1接続面および前記第2接続面間に介装された異方性導電性接着剤と、
    前記第1回路基板および前記第2回路基板を厚み方向に沿って相互加圧するとともに加熱する接続工程により設けられた接続部とを備える回路基板の接続構造であって、
    前記第1回路基板の裏面に設けられた裏面回路パターンを有し、
    裏面回路パターンが外部露出していることを特徴とする回路基板の接続構造。
  2. 前記第1接続面における前記表面回路パターンが前記裏面回路パターンに対応していることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の接続構造。
  3. 前記第1接続面における前記第1回路基板の厚み方向に沿った前記表面回路パターンおよび前記裏面回路パターンの重複面積が、前記表面回路パターンの面積の半分以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路基板の接続構造。
  4. 前記異方性導電性接着剤が、鉛フリーのはんだ付け可能な熱硬化型高耐熱性樹脂をベースとしていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれかに記載の回路基板の接続構造。
  5. 面状に形成された基材の表面に形成された表面回路パターンと、
    前記基材の裏面に形成されて外部露出する裏面回路パターンと、
    前記表面回路パターンの所定位置に配置された異方性導電性接着剤とを有することを特徴とする回路基板。
  6. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれかが用いられていることを特徴とする電子機器。
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