JP2006331594A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光検出器に導く光路を形成するべく光路を分離するビームスプリッタにより波長の相違する第1波長及び第2波長のレーザ光を反射させて対物レンズに導く構成とした場合、第1波長及び第2波長のレーザ光のうち、一方の光利用効率を犠牲にした設計が行われていた。
【解決手段】第1レーザ光源1を偏光ビームスプリッタ4の透過側に、第2レーザ光源2を偏光ビームスプリッタ4の反射側にそれぞれ配置し、第1レーザ光源1が発光する第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、第2レーザ光源2が発光する第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する膜特性である分離面4aを前記偏光ビームスプリッタ4に設け、信号記録媒体により反射されて戻されたレーザ光を各レーザ光源が配置される光路と分離して光検出器13に導くための板状ビームスプリッタ7に反射率が透過率よりも大きい分離面7aを設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに波長が相違する第1波長のレーザ光及び第2波長のレーザ光をそれぞれ発光する第1レーザ光源及び第2レーザ光源を偏光ビームスプリッタによりそれぞれ別光路に配置し、第1レーザ光源及び第2レーザ光源により発光される各レーザ光を板状ビームスプリッタに反射させて対物レンズに導き、この対物レンズによりレーザ光を収束させて信号記録媒体に照射すると共に、信号記録媒体により反射されて戻されたレーザ光を前記板状ビームスプリッタを透過させて光検出器に導く構成の光ピックアップ装置に関する。
DVD(Digital Versatile Disc)及びCD(Compact Disc)等の記録密度が相違する複数の信号記録媒体の記録再生に対応する光ピックアップ装置が知られている。このようなDVD及びCDの記録再生に対応する光ピックアップ装置においては、ビームスプリッタを用い、このビームスプリッタの分離面の反射側及び透過側にそれぞれDVD用レーザ光源及びCD用レーザ光源、あるいは逆にCD用レーザ光源及びDVD用レーザ光源を配置し、各レーザ光源から発光されるレーザ光を前記ビームスプリッタにより共通光路に導いて対物レンズに入射する構成とし、ディスクによってレーザ光源を選択して使用するようにしてDVD及びCDの記録再生に対応させているものが知られている。
このようにDVD用レーザ光源及びCD用レーザ光源を別光路に配置するのにビームスプリッタが用いられる場合、このビームスプリッタとして偏光ビームスプリッタが用いられ、偏光ビームスプリッタの分離面の一般的な膜特性、すなわちP偏光透過率がS偏光透過率より高くなるという原則に従って偏光ビームスプリッタの分離面の反射側から入射されるレーザ光がS偏光となるようにすると共に、偏光ビームスプリッタの分離面の透過側から入射されるレーザ光がP偏光となるようにする。(特許文献1)
ここで、DVD用レーザ光源及びCD用レーザ光源として用いられるレーザダイオードは、レーザチップのpn接合面に平行な直線偏光のレーザ光を発光するので、DVD用レーザダイオード及びCD用レーザダイオードの回転方向の向きを設定することにより偏光ビームスプリッタの分離面に対するレーザ光の偏光方向が設定される。
また、光ピックアップ装置においては、偏光ビームスプリッタの分離面の反射側にS偏光のレーザ光を発光するレーザダイオードを配置すると共に、偏光ビームスプリッタの分離面の透過側にP偏光のレーザ光を発光するレーザダイオードを配置する構成とすると共に、レーザ光がディスクに向かう往路中の対物レンズの手前に1/4波長板を介在し、該1/4波長板を通過するレーザ光を往路と復路で直線偏光方向が90°相違させるようにすることで、偏光ビームスプリッタの分離面の膜特性によりディスクにより反射された戻り光がレーザ光を発光しているレーザダイオードに戻り難いようにしている。
ところで、光ピックアップ装置は、特許文献1に示されるように、小型化及び各種光学素子の効率的な配置のためにDVD用光路及びCD用光路の共通光路に前記偏光ビームスプリッタと別の第2のビームスプリッタを配置し、ディスクにより反射された戻り光を光検出器に導く受光光学系と、前記偏光ビームスプリッタ、DVD用レーザダイオード及びCD用レーザダイオードが配置されるレーザ光の出射光学系とを分離する構成とされる。
このように第2のビームスプリッタを配置し、この第2のビームスプリッタにより反射させたレーザ光を対物レンズに導くように構成した光ピックアップ装置の場合、前記第2のビームスプリッタによりDVD用及びCD用の両方のレーザ光とも反射させるので、こ
の第2のビームスプリッタの分離面(反射面)に対してP偏光のレーザ光に比べてS偏光のレーザ光の光利用効率が高くなる。
DVD及びCDの記録再生に対応する光ピックアップ装置は、特許文献1に示されているように、設計の要求に対してDVD用レーザ光源のレーザダイオードの発光出力に余裕がないことからDVD用光学系の光利用効率をCD用光学系の光利用効率より優先して設計される場合が多い。
したがって、DVD用レーザ光の光利用効率を優先する場合、DVD用レーザダイオードからのレーザ光が偏光ビームスプリッタの分離面に対してS偏光反射となるように偏光ビームスプリッタの反射側にDVD用レーザダイオードを配置し、CD用レーザダイオードからのレーザ光が偏光ビームスプリッタの分離面に対してP偏光透過となるように偏光ビームスプリッタの透過側にCD用レーザダイオードを配置する。
特開2003−141769号公報
ところで、光検出器に導く受光光学系とレーザ光の出射光学系とを分離するために、第1レーザ光源と第2レーザ光源とを分離配置させる偏光ビームスプリッタとは別の第2のビームスプリッタを共通光路に配置する場合、DVD用レーザ光とCD用レーザ光とが第2のビームスプリッタの分離面に対してそれぞれS偏光及びP偏光、あるいはその逆となる。その為、第2のビームスプリッタにおいて一方のレーザ光、例えばDVD用レーザ光の光利用効率を優先すると、他方のレーザ光、例えばCD用レーザ光の光利用効率が犠牲になってしまう。
特許文献1に示される光ピックアップ装置においては、DVD用レーザ光及びCD用レーザ光を第2のビームスプリッタの分離面により反射させて対物レンズに導く構成となっており、前記分離面に対してS偏光で入射されるレーザ光、すなわち光利用効率が優先されるDVD用レーザ光に対して効率良く反射され、前記分離面に対してP偏光で入射されるレーザ光、すなわちCD用レーザ光に対して効率良く反射されない。
その為、特許文献1に示される光ピックアップ装置においては、第2のビームスプリッタの分離面に対してP偏光で入射されるCD用レーザ光に対しても効率良く反射されるように、レーザ光の光軸に対する前記分離面の角度を45度よりも小さい30度となるように第2のビームスプリッタの設置角度を設定したり、分離面の膜設計を工夫する必要があり、設計の自由度に制限が多く、コスト面でも不利であった。
また、偏光ビームスプリッタの反射側の光軸は偏光ビームスプリッタの透過側の光軸より偏光ビームスプリッタの傾きによる影響が大である。その為、DVD用光学系の光利用効率を重視し、偏光ビームスプリッタの反射側にDVD用レーザダイオードを配置する構成とすると、CD用光学系より信号記録密度の点でより精度が必要なDVD用光学系において偏光ビームスプリッタの傾きによる光軸ずれが問題となる。
請求項1に係る発明は、第1レーザ光源を偏光ビームスプリッタの透過側に、第2レーザ光源を偏光ビームスプリッタの反射側にそれぞれ配置し、前記第1レーザ光源が発光する第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、前記第2レーザ光源が発光する第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する膜特性である分離面を前記偏光ビームスプリッタに設け、信号記録媒体により反射されて戻されたレーザ光を各レーザ光源が配置される光路と分離して光検出器に導くための板状ビームスプリッタに反射率が透過率よ
りも大きい分離面を設けている。これにより偏光ビームスプリッタの反射側に配置する第2レーザ光源からのレーザ光に対する光利用効率を確保した上で、偏光ビームスプリッタの透過側に配置する第1レーザ光源からのレーザ光に対する光利用効率の向上を図り、光軸ずれの点で有利な偏光ビームスプリッタの透過側に配置される第1レーザ光源を高密度の信号記録媒体に対応させたい要求に応えるようにしている。
本発明は、偏光ビームスプリッタの反射側に配置する第2レーザ光源からのレーザ光に対する光利用効率を確保した上で、偏光ビームスプリッタの透過側に配置する第1レーザ光源からのレーザ光に対する光利用効率の向上が図れ、光軸ずれの点で有利な偏光ビームスプリッタの透過側に配置される第1レーザ光源を高密度の信号記録媒体に対応させることが出来る。この場合、偏光ビームスプリッタの分離面を、第1レーザ光源が発光する第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、第2レーザ光源が発光する第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する膜特性としており、第1波長のレーザ光に対する前記分離面の膜特性としてS偏光を略透過させるという制約はあるが、前記分離面の膜特性としてP偏光に関する透過率の設計上の制約が生じないので、前記分離面を第1の波長のレーザ光に対して前記分離面を単に略素透しさせるだけで良く前記分離面の膜形成が困難になることはない。
また、板状ビームスプリッタに対して第1波長のレーザ光及び第2波長のレーザ光の両方がS偏光により反射される構成となるので、両方のレーザ光共に光利用効率を高くすることができると共に、板状ビームスプリッタの分離面を反射率が透過率よりも大きくするだけの単純な特性にすれば良く、前記分離面の設計上な制約が少なく、かつ板状ビームスプリッタの配置角度の自由度が高く、コスト面にも有利である。
更に、第1レーザ光源と偏光ビームスプリッタとの間にP偏光を回折する回折フィルタを設けているので、往路及び復路で1/4波長板を通過するレーザ光が偏光ビームスプリッタの分離面に対してP偏光を主成分として戻されることにより偏光ビームスプリッタを透過して第1レーザ光源から発光されるレーザ光と干渉されるのが防止出来る。
また、前記回折フィルタにより第2レーザ光源から発光される第2波長のレーザ光が第1レーザ光源に戻されることが防止されるので、第2波長のレーザ光が第1レーザ光源のレーザチップの端面で反射されて第2波長のレーザ光の往路光学系に戻ることも防止される。
図1及び図2は本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を示す上方及び側方からの光学配置図である。図1及び図2に示す光ピックアップ装置は、CDの記録再生に対応すると共に、DVDの記録再生に対応する構成となっている。
第1レーザ光源となるカンパッケージタイプの第1レーザダイオード1は赤色波長帯のDVDの記録再生に適した波長650〜665nm、例えば660nmの第1波長のレーザ光を発光し、第2レーザ光源となるフレームパッケージタイプの第2レーザダイオード2は赤外波長帯のCDの記録再生に適した波長775〜795nm、例えば785nmの第2波長のレーザ光を発光する。前記第1レーザダイオード1及び前記第2レーザダイオード2はディスクに応じて選択的に使用される。尚、第1レーザダイオード1及び第2レーザダイオード2のパッケージタイプは前述のように限定されるわけではない。
第1レーザダイオード1から出射される第1波長のレーザ光は、このレーザ光の第1波長に対して有効な回折作用を有する回折格子3により0次回折光ビームの他にトラッキン
グ制御に必要な±1次回折光ビームの3ビームに分離される。前記回折格子3は2枚のカバーガラス板が積層されるように形成され、入射面側のカバーガラス板に3ビーム分離用格子が形成され、2枚のカバーガラス板に挾持されるようにP偏光を回折する回折フィルタ3aが形成されている。
回折格子3により3ビームに分離されたレーザ光は、プリズム型の偏光ビームスプリッタ4に透過側から入射される。
一方、第2レーザダイオード2から出射される第2波長のレーザ光は、このレーザ光の第2波長に対して有効な回折作用を有する回折格子5を介して0次回折光ビーム及び±1次回折光ビームの3ビームに分離された後、カップリングレンズ6により倍率が調整され、ビームスプリッタ4に反射側から入射される。
ここで、前記偏光ビームスプリッタ4の分離面4aは、図3に示す如くなっており、660nmの第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、785nmの第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する膜特性となっており、また、第1波長のレーザ光に対してP偏光を略透過すると共に、第2波長のレーザ光に対してP偏光を略透過する膜特性となっている。
すなわち、前記偏光ビームスプリッタ4の分離面4aは、第1波長のレーザ光に対してP偏光及びS偏光の区別無く略素透しの膜特性を有しており、第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射すると共に、P偏光を略透過する膜特性を有している。前記偏光ビームスプリッタ4の分離面4aは、具体的には、660nmのレーザ光に対してP偏光及びS偏光共に透過率約96%を得ており、785nmのレーザ光に対してS偏光の透過率約4%(反射率約96%)、P偏光の透過率約96%を得ている。
このように前記偏光ビームスプリッタ4の分離面4aは、第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する膜特性となっているので、偏光ビームスプリッタ4の透過側に配置される第1レーザダイオード1は前記分離面4aに対してS偏光の直線偏光方向となるレーザ光を発生するようにレーザチップのpn接合面の向きが設定されて設置され、偏光ビームスプリッタ4の反射側に配置される第2レーザダイオード2は前記分離面4aに対してS偏光の直線偏光方向となるレーザ光を発生するようにレーザチップのpn接合面の向きが設定されて設置される。
したがって、第1レーザダイオード1から発光される第1波長のレーザ光は、回折格子3に有する回折フィルタ3aを透過すると共に、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを略透過する。一方、第2レーザダイオード2から発光される第2波長のレーザ光は、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを略反射する。
偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを透過した第1波長のレーザ光、及び偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを反射した第2波長のレーザ光は、共通光路上に導かれ、平行平板の板状ビームスプリッタ7の表面の分離面7aにより反射されて光軸が折曲され、更に立ち上げミラー8の表面により反射されて光軸が折曲された後、コリメータレンズ9により平行光に成され、1/4波長板10を介して対物レンズ11に入射される。
前記対物レンズ11はDVD及びCDの両方のレーザ波長に適合される2焦点レンズにより構成されており、DVDに適合するレーザ波長に対するNA(Numerical Aperture)が0.655、CDに適合するレーザ波長に対するNAが0.51に設計されており、DVDに対応する第1レーザダイオード1からの第1波長のレーザ光が対物レンズ11に入射されると、この第1波長のレーザ光をDVDの基板厚0.6mmに適切に収束してDV
Dの信号面に照射させる。一方、CDに対応する第2レーザダイオード2からの第2波長のレーザ光が対物レンズ11に入射されると、この第2波長のレーザ光をCDの基板厚1.2mmに適切に収束してCDの信号面に照射させる。
ここで、板状ビームスプリッタ7の分離面7aは、図4に示す如く、レーザ光の波長に関係なくP偏光及びS偏光共にレーザ光が略反射される膜特性を有し、S偏光に対して8%の透過率、すなわち92%の反射率を有し、P偏光に対して18%の透過率、すなわち82%の反射率を有している。
したがって、偏光ビームスプリッタ4を介して板状ビームスプリッタ7の分離面7aに対してS偏光で入射される第1波長及び第2波長のいずれのレーザ光とも、92%の反射率でほとんどのレーザ光が反射され、対物レンズ11に向かう。
この結果、DVD用の第1波長のレーザー光に関しては、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aで96%の透過率及び板状ビームスプリッタ7の分離面7aで92%の反射率を得ることが出来、高い光利用効率を確保している。
一方、CD用の第2波長のレーザ光に関しても、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aで96%の反射率及び板状ビームスプリッタ7の分離面7aで92%の反射率を得ることが出来、高い光利用効率を確保している。
対物レンズ11により収束されてDVD及びCDの信号面に照射されたレーザ光は、それらの信号面より変調されて反射され、対物レンズ11に戻り、往路と同一光路を戻って1/4波長板10、コリメータレンズ9及び立ち上げミラー8を介して板状ビームスプリッタ7に至る。
前記1/4波長板10は、第1波長及び第2波長のいずれのレーザ光に対しても偏光方向を1/4波長変化させる作用を有する広帯域対応になっており、第1波長及び第2波長のいずれのレーザ光も往路において前記1/4波長板10により1/4波長変化されて円偏光となり、この円偏光の状態でディスクに照射される。ディスクにより反射されたレーザ光は復路において前記1/4波長板10により更に1/4波長変化されて往路と90°違う直線偏光になる。
その為、復路において板状ビームスプリッタ7の分離面7aに対して第1波長及び第2波長のレーザ光はP偏光となるので、各レーザ光共に18%の透過率により板状ビームスプリッタ7を透過する。この板状ビームスプリッタ7を透過するレーザ光は、このレーザ光の光軸に垂直な面に対して所定の角度、この実施例の場合32.5°傾けられた平行平板12によりフォーカス制御のための非点収差が付与されて光検出器13に導かれる。
前記光検出器13においては、DVDの記録再生に用いられるDVD受光部とCDの記録再生に用いられるCD受光部とが共用され、図5に示す如く、3ビームがそれぞれ受光されるメイン受光領域13a及び2つのサブ受光領域13b,13cがそれぞれ互いに直交する2つの分割線により十字状に4分割される4つのセグメントにより構成されており、メイン受光領域及び2つのサブ受光領域の各セグメントからそれぞれ出力される受光出力が用いられて、DVD及びCDの記録再生のメイン信号の他、各種ディスクごとに適切なトラッキング制御方式及びフォーカス制御方式に対応したトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が演算される。
一方、復路において板状ビームスプリッタ7の分離面7aに対してP偏光で入射される第1波長及び第2波長のレーザ光は、82%の反射率により前記分離面7aに反射されて
偏光ビームスプリッタ4に向けて戻される。この偏光ビームスプリッタ4に戻される第1波長及び第2波長のレーザ光は、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aに対してもP偏光であり、この分離面4aの膜特性はP偏光の第1波長及び第2波長のレーザ光のいずれに対しても透過率が96%と高い。その為、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを透過するレーザ光が十分減衰されずに戻ることになるが、第1レーザダイオード1の手前に配置される回折格子3にはP偏光を回折する回折フィルタ3aが設けられているので、この回折フィルタ3aにより第1レーザダイオード1にレーザ光が戻されるのが防止される。
一方、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aはP偏光の第1波長及び第2波長のレーザ光のいずれに対しても反射率が4%と低く、偏光ビームスプリッタ4の分離面4aを反射するレーザ光は十分減衰される。
したがって、レーザ光を発光しているレーザダイオードにレーザ光が戻されて干渉することが防止され、併せて、レーザ光を発光しているのとは別のレーザダイオードのレーザチップ端面によって反射されるレーザ光がレーザ光を発光しているレーザダイオードに戻されて干渉することが防止される。
尚、板状ビームスプリッタ7の分離面7aに対して往路においてS偏光で入射される第1波長及び第2波長のいずれのレーザ光とも8%の透過率を有しており、第1レーザダイオード1及び第2レーザダイオード2からの各レーザ光は対物レンズ11方向ではなく板状ビームスプリッタ7を透過する方向に漏洩される漏洩成分を有し、このレーザ光の漏洩成分がフロントモニタダイオード14により受光されるようになっている。その為、このフロントモニタダイオード14により第1波長のレーザ光及び第2波長のレーザ光のうち、発光されているレーザ光を受光し、前記フロントモニタダイオード14により受光されるレーザ光の受光量に基づいて第1レーザダイオード1及び第2レーザダイオード2を駆動する駆動信号を制御して第1レーザダイオード1及び第2レーザダイオード2が発光するレーザ光の光量を所定量に制御することが可能である。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を示す上方からの光学配置図である。 図1に示す光ピックアップ装置の側方からの光学配置図である。 偏光ビームスプリッタ4の分離面4aの膜特性を示す特性図である。 板状ビームスプリッタ7の分離面7aの膜特性を示す特性図である。 光検出器13のメイン受光領域及び2つのサブ受光領域13b,13cを説明する説明図である。
符号の説明
1 第1レーザダイオード
2 第2レーザダイオード
3a 回折フィルタ
4 偏光ビームスプリッタ
7 板状ビームスプリッタ
11 対物レンズ
13 光検出器

Claims (4)

  1. 互いに波長が相違する第1波長のレーザ光及び第2波長のレーザ光をそれぞれ発光する第1レーザ光源及び第2レーザ光源をそれぞれ別光路に配置すると共に、第1レーザ光源及び第2レーザ光源からそれぞれ発光される各レーザ光を偏光ビームスプリッタにより共通光路に導いた後、前記各レーザ光を板状ビームスプリッタに反射させて対物レンズに導き、この対物レンズによりレーザ光を収束させて信号記録媒体に照射すると共に、信号記録媒体により反射されて戻されたレーザ光を前記板状ビームスプリッタを透過させて光検出器に導く構成の光ピックアップ装置であって、前記第1レーザ光源を偏光ビームスプリッタの透過側に、前記第2レーザ光源を偏光ビームスプリッタの反射側にそれぞれ配置し、前記偏光ビームスプリッタは前記第1波長のレーザ光に対してS偏光を略透過すると共に、前記第2波長のレーザ光に対してS偏光を略反射する分離面を有し、前記板状ビームスプリッタは反射率が透過率よりも大きい分離面を有していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 第1波長のレーザ光は第2波長のレーザ光より短波長であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記偏光ビームスプリッタの分離面は第2波長のレーザ光に対してP偏光を略透過すると共に、第1波長のレーザ光に対して略素透しの膜特性を有する請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 第1レーザ光源と偏光ビームスプリッタとの間にP偏光のレーザ光に対して回折作用を有する回折フィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。

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