JP2006322077A - 熱転写不織布及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一品一様のもの、例えばカーペットやインテリア資材などの熱転写不織布を低コストで作れるようにすること。また、長尺物の熱転写不織布を簡単に製造できることや昇華染料にて熱転写した場合の発色を良くすること。また、耐摩耗性に優れていること。
【解決手段】 パソコンで任意の図柄を作成すると共に、該図柄をインクを昇華染料としてプリンタで転写紙4を作成する。ポリエステル繊維からなり目付重量が50g/m2 〜600g/m2 であって低融点バインダー繊維を含有した不織布10の上面に前記転写紙4を重ね合わせ、所定の条件にて該転写紙4及び不織布10をプレス機20にて熱加圧して、転写紙4の昇華染料を不織布10へ熱転写する。
【選択図】 図2
【解決手段】 パソコンで任意の図柄を作成すると共に、該図柄をインクを昇華染料としてプリンタで転写紙4を作成する。ポリエステル繊維からなり目付重量が50g/m2 〜600g/m2 であって低融点バインダー繊維を含有した不織布10の上面に前記転写紙4を重ね合わせ、所定の条件にて該転写紙4及び不織布10をプレス機20にて熱加圧して、転写紙4の昇華染料を不織布10へ熱転写する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、昇華染料をポリエステル含有繊維からなる不織布に熱転写を行なった熱転写不織布及びその製造方法に関するものである。
従来より昇華染料を不織布に熱転写を行なうようにしたのが提供されている。例えば、下記の特許文献1に昇華転写染色法が記載されている。
昇華染料を用いて不織布に熱転写を行なって該不織布の表面に任意の絵柄を印刷する場合、従来では輪転機などでグラビア印刷を行なっていたために、多数の絵柄を熱転写した不織布、例えばカーペットなどを製造することができるものの、一品一様のものを製造する場合には、非常にコストが高くつくという問題があった。
また、カーペットの絵柄の大きさも輪転機の周方向の長さにて規制されてしまい、長さが2〜3メートルといったものは製造できるものの、それ以上、例えば5〜6メートルといった長尺物のカーペットは製造できないという問題があった。
また、カーペットの絵柄の大きさも輪転機の周方向の長さにて規制されてしまい、長さが2〜3メートルといったものは製造できるものの、それ以上、例えば5〜6メートルといった長尺物のカーペットは製造できないという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持った熱転写不織布及びその製造方法を提供するものである。
(1)一品一様のもの、例えばカーペットやインテリア資材などの熱転写不織布を低コストで作れるようにすること。
(2)少ロットが可能であること。
(3)長尺物の熱転写不織布を簡単に製造できること。
(4)昇華染料にて熱転写した場合の発色を良くすること。
(5)耐摩耗性に優れていること。
(6)熱転写不織布の厚みを均一にすること。
(1)一品一様のもの、例えばカーペットやインテリア資材などの熱転写不織布を低コストで作れるようにすること。
(2)少ロットが可能であること。
(3)長尺物の熱転写不織布を簡単に製造できること。
(4)昇華染料にて熱転写した場合の発色を良くすること。
(5)耐摩耗性に優れていること。
(6)熱転写不織布の厚みを均一にすること。
そこで、本発明の請求項1に記載の熱転写不織布では、低融点バインダー繊維を含有させて目付重量が50g/m2 〜600g/m2 のポリエステル繊維からなる不織布10の上面に、熱加圧により昇華染料が熱転写されて図柄が印刷されていることを特徴としている。
請求項2に記載の熱転写不織布では、前記熱転写不織布11の上面にはフッ素加工を施すと共に、裏面に滑り止め加工を施したカーペットとしていることを特徴としている。
請求項3に記載の熱転写不織布の製造方法では、パソコン1で任意の図柄を作成すると共に、該図柄をインクを昇華染料としてプリンタ2で転写紙4を作成し、ポリエステル繊維からなり目付重量が50g/m2 〜600g/m2 であって低融点バインダー繊維を含有した不織布10の上面に前記転写紙4を重ね合わせ、該転写紙4及び不織布10をプレス機20にて加圧温度、加圧時間、加圧力を、
加圧温度 : 150℃〜230℃
加圧時間 : 30秒〜3分
加圧力 : 50g/cm2 〜700g/cm2
とした条件にて熱加圧して、転写紙4の昇華染料を不織布10へ熱転写するようにしていることを特徴としている。
加圧温度 : 150℃〜230℃
加圧時間 : 30秒〜3分
加圧力 : 50g/cm2 〜700g/cm2
とした条件にて熱加圧して、転写紙4の昇華染料を不織布10へ熱転写するようにしていることを特徴としている。
請求項4に記載の熱転写不織布の製造方法では、前記低融点バインダー繊維は、融点範囲が110℃〜180℃であり、不織布10への含有量を10重量%〜60重量%としていることを特徴としている。
請求項5に記載の熱転写不織布の製造方法では、熱転写の前処理として不織布10の上面にフッ素加工を行ない、熱転写後の後処理として不織布10の上面にシリコン加工を行なうと共に、不織布10の裏面に滑り止め加工を行ない、製造された熱転写不織布11をカーペットとしていることを特徴としている。
請求項6に記載の熱転写不織布の製造方法では、前記プレス機20は連続ドラム式プレス機であり、任意の長尺物の転写紙4と不織布10とを熱加圧していることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の熱転写不織布によれば、低融点バインダー繊維を含有させて目付重量が50g/m2 〜600g/m2 のポリエステル繊維からなる不織布10の上面に、熱加圧により昇華染料が熱転写されて図柄が印刷されているので、発色が良く、耐摩耗性に優れた熱転写不織布11を提供することができる。
請求項2に記載の熱転写不織布によれば、前記熱転写不織布11の上面にはフッ素加工を施すと共に、裏面に滑り止め加工を施したカーペットとしているので、発色が良く、耐摩耗性が優れ、しかも、フッ素加工による撥水性、滑り止め加工による滑り止めといった機能の優れた低コストなカーペットを提供することができる。
請求項3に記載の熱転写不織布の製造方法によれば、パソコン1で任意の図柄を作成でき、その図柄でプリンタ2にて転写紙4を作成し、この転写紙4と不織布10とを所定の条件でプレス機20にて熱加圧し、転写紙4の図柄を不織布10の上面に熱転写しているので、一品一様の熱転写不織布11を低コストで作ることができ、少ロットでも可能となる。また、熱加圧して昇華染料を不織布10へ熱転写しているので、発色が良いと共に、耐摩耗性に優れた熱転写不織布11を提供することができる。
請求項4に記載の熱転写不織布の製造方法によれば、前記低融点バインダー繊維は、融点範囲が110℃〜180℃であり、不織布10への含有量を10重量%〜60重量%としているので、熱加圧時に不織布10の繊維間を熱融着させて、不織布10に適度な剛性を与えることができる。
請求項5に記載の熱転写不織布の製造方法によれば、熱転写の前処理として不織布10の上面にフッ素加工を行ない、熱転写後の後処理として不織布10の上面にシリコン加工を行なうと共に、不織布10の裏面に滑り止め加工を行ない、製造された熱転写不織布11をカーペットとしているので、発色が良く、耐摩耗性が優れ、しかも、フッ素加工による撥水性、シリコン加工による褪色の防止、滑り止め加工といった機能の優れた低コストなカーペットを提供することができる。
請求項6に記載の熱転写不織布の製造方法によれば、前記プレス機20は連続ドラム式プレス機であり、任意の長尺物の転写紙4と不織布10とを熱加圧しているので、エンドレスな図柄の長尺物の熱転写不織布11の製造も容易となり、5〜6メートルといった長尺物の熱転写不織布11も簡単に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明は、昇華染料(分散染料)にて図柄を印刷した転写紙を、ポリエステル不織布に低融点バインダー繊維を含有させた不織布の一面に合わせて連続式ドラムプレス機または平型プレス機にて所定の条件で熱加圧することで、カーペットやインテリア資材などの熱転写不織布を一品一様に簡単に且つ低コストで製造できるようにしたものである。
以下、図1以降にて順次熱転写不織布及びその製造方法について説明していく。先ず、図1(a)に示すように、市販の低コストなパソコン1にインストールされている画像作成ソフトなどで任意の図柄(意匠模様)を作成する。この文字などを含んだ図柄は、その印刷後の大きさは任意に設定でき、また、出力方向にエンドレスにて作成可能となっている。
パソコン1で図柄を作成した後は、図1(b)に示すようにプリンタ2にて印刷する。このプリンタ2のインクは昇華染料(分散染料)を用いており、図1(c)に示すように、転写用シート3にパソコン1で作成した図柄(意匠模様)を印刷して転写紙4を作成する。
ここで、モノクロあるいはフルカラーのプリンタ2はインクジェット方式でも良く、また、トナー方式でも良い。なお、図示はしていないが、転写紙4がエンドレスあるいは所定寸法以上の長尺物の場合には、図外のローラで巻き取るようにしている。
ここで、モノクロあるいはフルカラーのプリンタ2はインクジェット方式でも良く、また、トナー方式でも良い。なお、図示はしていないが、転写紙4がエンドレスあるいは所定寸法以上の長尺物の場合には、図外のローラで巻き取るようにしている。
図2は上記転写紙4と、該転写紙4の大きさに合わせた不織布10とを重ね合わせて熱転写を行なう場合の連続ドラム式プレス機20による工程図を示している。不織布10の材料は昇華染料を昇華させるためにポリエステル繊維を用いており、目付重量としては、50g/m2 〜600g/m2 の範囲であり、種々の厚みの不織布10に図柄の昇華染料を熱転写可能としている。
なお、不織布10の色彩としては、該不織布10の表面に図柄を熱転写するので、白色が好適例であるが、どのような色彩を施した不織布10でも良い。また、不織布10をポリエステル繊維のみで構成した場合はもちろん、ポリエステル繊維を主成分として、他の種類の繊維が含有されていても良い。
なお、不織布10の色彩としては、該不織布10の表面に図柄を熱転写するので、白色が好適例であるが、どのような色彩を施した不織布10でも良い。また、不織布10をポリエステル繊維のみで構成した場合はもちろん、ポリエステル繊維を主成分として、他の種類の繊維が含有されていても良い。
また、不織布10には低融点バインダー繊維を含有させており、融点範囲が110℃〜180℃の低融点バインダー繊維を用い、含有量としては10重量%〜60重量%としている。なお、試行錯誤の実験の結果、20重量%が好適例であった。
この低融点バインダー繊維を不織布10に含有させているので、熱加圧時に不織布10の繊維間を熱融着させて、不織布10に適度な剛性を与えることができる。
この低融点バインダー繊維を不織布10に含有させているので、熱加圧時に不織布10の繊維間を熱融着させて、不織布10に適度な剛性を与えることができる。
図2はプレス機20の概略構成図を示しており、回転駆動される直径が大きなドラム21と、このドラム21の上面を加圧する加圧ローラ22と、各ガイドローラ23〜27を介して所定のテンションにて張設されているベルト28等で構成されている。また、ドラム21及び加圧ローラ22を所定の温度に加熱する加熱手段や、ドラム21等を所定の回転速度で駆動する駆動手段は周知なので省略する。
ここで、転写紙4と不織布10とをプレス機20により熱加圧する場合の条件としては、以下のようにしている。
加圧温度 : 150℃〜230℃
加圧時間 : 30秒〜3分
加圧力 : 50g/cm2 〜700g/cm2
加圧温度 : 150℃〜230℃
加圧時間 : 30秒〜3分
加圧力 : 50g/cm2 〜700g/cm2
なお、加圧温度、加圧時間、加圧力にクリアランスがあるのは、不織布10の目付、低融点バインダー繊維の量、プレス機20に仕様により差が生じるためである。例えば、不織布10の目付が50g/m2 に近ければ、プレス機20による加圧時間は30秒に近くなり、また加圧力も50g/cm2 に近くなる。
逆に、不織布10の目付が600g/m2 に近ければ、加圧時間は3分に近くなり、また、加圧力も700g/cm2 に近くなる。
逆に、不織布10の目付が600g/m2 に近ければ、加圧時間は3分に近くなり、また、加圧力も700g/cm2 に近くなる。
プレス機20による熱転写の前に不織布10の表面に撥水用としてフッ素加工をしたり、また、表面に耐紫外線用としてシリコン加工をしても良い。また、不織布10の裏面にはゴムまたはウレタン系樹脂を塗布して滑り止め加工を行なうようにしても良い。
もちろん、不織布10の面に対するこれらのフッ素加工、シリコン加工、滑り止め加工は熱転写後に行なうようにしても良い。
もちろん、不織布10の面に対するこれらのフッ素加工、シリコン加工、滑り止め加工は熱転写後に行なうようにしても良い。
図2に示すように、ベルト28の上に不織布10と転写紙4を合わせて搬送していく。ここで、図柄を印刷した面を下面にして不織布10の上面に転写紙4を重ね合わせてドラム21側へ搬送する。転写紙4及び不織布10がドラム21の外周面とベルト28との間に密着させられながらドラム21上を回転していき、このドラム21にて前記加圧時間(ドラム21の回転速度)、加圧温度にて加圧される。
そして、ドラム21の上部の加圧ローラ22にて前記加圧力にて転写紙4が熱加圧されることで、転写紙4の図柄の昇華染料が不織布10内で昇華し、該図柄が不織布10に熱転写される。
そして、ドラム21の上部の加圧ローラ22にて前記加圧力にて転写紙4が熱加圧されることで、転写紙4の図柄の昇華染料が不織布10内で昇華し、該図柄が不織布10に熱転写される。
プレス機20にて図柄が不織布10に熱転写された後に、図2に示すように、転写用シート3が剥離されて熱転写不織布11が形成される。図3はこの熱転写不織布11の平面図を示し、例えば、「HASHIMA」の文字と背景画(図示せず)が不織布10の表面に転写されている。
この熱転写工程後の後処理として、熱転写不織布11の表面(上面)に撥水用のフッ素加工や、褪色防止用のシリコン加工を施したり、熱転写不織布11の裏面には滑り止め用としてゴム、ウレタン系の樹脂を塗布する。
この熱転写工程後の後処理として、熱転写不織布11の表面(上面)に撥水用のフッ素加工や、褪色防止用のシリコン加工を施したり、熱転写不織布11の裏面には滑り止め用としてゴム、ウレタン系の樹脂を塗布する。
図4はこのようにして形成されたカーペットとしての熱転写不織布11の拡大断面図を示しており、不織布10の上面ないし上部に示している無数のドット部分が昇華染料が浸透した図柄部分を示している。また、不織布10の下面には滑り止め層12が設けられている。さらに、防炎加工を熱転写不織布11の全体にわたって施すようにしても良い。
なお、ここでは熱転写不織布11をカーペットとして説明したが、カーペット以外のインテリア資材も同様にして製造することができる。
なお、ここでは熱転写不織布11をカーペットとして説明したが、カーペット以外のインテリア資材も同様にして製造することができる。
図5はプレス機20の他の例を示し、平型プレス機20の場合を示している。この平型プレス機20は、下ゴテ30と上ゴテ31との間に不織布10及び転写紙4を入れて上記と同様の条件にて熱加圧して熱転写不織布11を製造する。
平型プレス機20を用いて熱転写不織布11を製造する場合は、長尺物ではなく平型プレス機20にて製造される大きさに限定されることになる。
平型プレス機20を用いて熱転写不織布11を製造する場合は、長尺物ではなく平型プレス機20にて製造される大きさに限定されることになる。
なお、転写紙4の昇華染料を不織布10に転写する方法としては、上記の乾式プリント方式や、スクリーンプリント、ローラプリント、インクジェット等の湿式プリント方式を適用するようにしても良い。
また、上記の連続ドラム式のプレス機20や平型プレス機20において、不織布10を加圧する場合に、所定の厚みを設定しておくことで、熱転写不織布11(カーペットやインテリア資材)の厚みを均一化することができ、品質の安定化に寄与することができる。
このようにして本実施形態では、図柄をカーペットやインテリア資材などの材料となる不織布10に任意の図柄を転写する場合に、パソコン1で図柄を作成してプリントアウトして転写紙4を作成し、該転写紙4をプレス機20にて不織布10に熱加圧して熱転写するようにしているので、一品一様の熱転写不織布11を低コストで作ることができ、また、少ロットで可能となる。特に、パソコン1で図柄を作成して転写紙4を作り、この転写紙4と連続ドラム式のプレス機20にて熱転写不織布11を形成するようにしているので、例えば、5〜6メートルといった長尺物の熱転写不織布11はもちろん、エンドレスの熱転写不織布11をも簡単に製造することができる。
また、プレス機20にて熱加圧(圧縮)して昇華染料を熱転写しているので、熱転写不織布11側での発色が良く、また、熱加圧(圧縮)しているので、耐摩耗性に優れた熱転写不織布11を提供することができる。
特に、熱転写不織布11をカーペットとした場合には、フッ素加工による撥水性、シリコン加工による褪色性の防止、滑り止め層12により低コストで、且つ機能として優れたカーペットを提供することができる。
特に、熱転写不織布11をカーペットとした場合には、フッ素加工による撥水性、シリコン加工による褪色性の防止、滑り止め層12により低コストで、且つ機能として優れたカーペットを提供することができる。
1 パソコン
2 プリンタ
3 転写用シート
4 転写紙
10 不織布
11 熱転写不織布
20 プレス機
2 プリンタ
3 転写用シート
4 転写紙
10 不織布
11 熱転写不織布
20 プレス機
Claims (6)
- 低融点バインダー繊維を含有させて目付重量が50g/m2 〜600g/m2 のポリエステル繊維からなる不織布(10)の上面に、熱加圧により昇華染料が熱転写されて図柄が印刷されていることを特徴とする熱転写不織布。
- 前記熱転写不織布(11)の上面にはフッ素加工を施すと共に、裏面に滑り止め加工を施したカーペットとしていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写不織布。
- パソコン(1)で任意の図柄を作成すると共に、該図柄をインクを昇華染料としてプリンタ(2)で転写紙(4)を作成し、ポリエステル繊維からなり目付重量が50g/m2 〜600g/m2 であって低融点バインダー繊維を含有した不織布(10)の上面に前記転写紙(4)を重ね合わせ、
該転写紙(4)及び不織布(10)をプレス機(20)にて加圧温度、加圧時間、加圧力を、
加圧温度 : 150℃〜230℃
加圧時間 : 30秒〜3分
加圧力 : 50g/cm2 〜700g/cm2
とした条件にて熱加圧して、転写紙(4)の昇華染料を不織布(10)へ熱転写するようにしていることを特徴とする熱転写不織布の製造方法。 - 前記低融点バインダー繊維は、融点範囲が110℃〜180℃であり、不織布(10)への含有量を10重量%〜60重量%としていることを特徴とする請求項3に記載の熱転写不織布の製造方法。
- 熱転写の前処理として不織布(10)の上面にフッ素加工を行ない、熱転写後の後処理として不織布(10)の上面にシリコン加工を行なうと共に、不織布(10)の裏面に滑り止め加工を行ない、製造された熱転写不織布(11)をカーペットとしていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の熱転写不織布の製造方法。
- 前記プレス機(20)は連続ドラム式プレス機であり、任意の長尺物の転写紙(4)と不織布(10)とを熱加圧していることを特徴とする請求項3〜請求項5に記載の熱転写不織布の製造方法。
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