JP2006317592A - アレイ基板及びそれを有する表示パネル - Google Patents

アレイ基板及びそれを有する表示パネル Download PDF

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Abstract

【課題】静電破壊を十分に抑止することができ、製造工程における検査が容易なアレイ基板を提供する。
【解決手段】基板本体10上に設けられた複数のセル11はマトリクス状に配列されている。周囲及び隣接するセル11の間にはショートリング12が設けられている。ショートリング12とセル11とは電気的に接続されている。作製後、セル11ごとに切断分割される。セル11に形成された、ソース信号線とゲート信号線との交差部近傍にはTFT素子が設けられている。TFT素子のドレイン端子は画素電極に電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明はアレイ基板及びそれを有する表示パネルに関する。
液晶表示パネル等に用いられるTFT(薄膜トランジスタ)基板には、TFT基板製造時の静電破壊(Electrostatic Discharge、以下「ESD」と称呼する。)を防止するために、ショートリング(SR)と呼ばれる導体パターンが基板周辺部分等(例えば、基板周辺部分及びセル間)に設けられている。ショートリングには、ゲート信号線、補助容量線、ソース信号線、予備配線、ロジック用制御回路等が接続されている。ショートリングは、通常、パネル組み立て後のスクライブ工程や面取り工程で除去される。
一般的に、TFT基板の製造工程は複雑であるため、ゲート信号線やソース信号線の断線、或いはショートに起因する線状欠陥やスイッチング素子不良等に起因する点状欠陥等が発生するおそれがある。このため、随時検査を行いながらTFT基板を製造することが望ましい。TFT素子等のスイッチング素子が形成された段階におけるTFTアレイ検査、高額なドライバ回路や集積回路(IC)チップ等を実装する前における点灯表示検査等は特に行うことが望ましい。
しかしながら、ショートリングを設けた状態では、TFTアレイ検査等を行うことが困難であるという問題がある。一旦、ショートリングをレーザー切断機等で切断排除してTFTアレイ検査等を行い、検査後にメタル等を成膜配線接続することで再度ショートリングを設けることは可能である。しかし、その場合、TFT基板の製造工程が増大し、製造作業数の増加及び製造コストの増加を招く。
このような問題に鑑み、例えば特許文献1には、ショートリングとソース信号線等とをTFT素子を介して接続する技術が開示されている(例えば、特許文献1等)。
特開2002−189428号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたTFT基板では十分に静電破壊を抑止することができないという問題がある。例えば、ゲート電圧入力端子が設けられた付近を含むTFT基板の板央付近で静電気が帯電した場合、ゲート電圧入力端子からTFT素子を絶縁状態にする電圧がTFT素子に印加されるおそれがある。静電気等によってTFT素子が絶縁状態となった場合、ショートリングと各配線とが良好な絶縁状態を保つことができず、基板の一部に大量の電荷が溜まったままの状態が長く継続してしまう。従って、ショートリングが好適に機能しなくなり、TFT基板の板央付近で生じた静電気等によってTFT基板が静電破壊されてしまうおそれがある。
さらに、特許文献1に記載されたTFT基板では、画素の表示状態を制御するためのTFT素子がエンハンスト型であるのに対して、ショートリングと各配線とを接続するTFT素子はデプレッション型である。このため、特許文献1に記載されたTFT基板を製造するためには、特性の異なる2種のTFT素子を別個の形成プロセスで形成する必要がある。従って、特許文献1に記載されたTFT基板は、製造工程が多く、製造コストが高いという問題がある。
本発明は、係る点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静電破壊を十分に抑止することができ、製造工程におけるアレイ検査が容易なアレイ基板を実現することにある。
本発明に係るアレイ基板はアクティブマトリクス型表示パネルに適用される。特に、P型、N型のTFT素子を有するドライバ内蔵型液晶表示装置に好適である。
本発明に係るアレイ基板は第1の信号線と、第2の信号線と、絶縁層と、第1のロジック回路と、第2のロジック回路と、信号入力制御回路と、入力端子と、第1のスイッチング素子と、ショートリングと、第2のスイッチング素子とを有する。第1の信号線と第2の信号線とは交差する。絶縁層は第1の信号線と第2の信号線との間に形成される。絶縁層は第1の信号線と第2の信号線とを絶縁する。第1のロジック回路は第1の信号線に電気的に接続されている。第2のロジック回路は第2の信号線に電気的に接続されている。信号入力制御回路は第1のロジック回路及び第2のロジック回路に信号を入力する。入力端子は信号入力制御回路に電気的に接続されている。第1のスイッチング素子は入力端子とショートリングとに電気的に接続されている。第2のスイッチング素子は第1のスイッチング素子と並列回路を構成するように、入力端子とショートリングとに電気的に接続されている。本発明に係るアレイ基板では、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子とは極性が異なる。
本発明に係るアレイ基板では、入力端子とショートリングとが極性の異なる2つのスイッチング素子の並列回路で接続されている。具体的には、本発明に係るアレイ基板では、入力端子及び/又はショートリングに正の電圧が印加されたときに、第1のスイッチング素子によって入力端子とショートリングとが導通され、入力端子及び/又はショートリングに負の電圧が印加されたときに、第2のスイッチング素子によって入力端子とショートリングとが導通される。このため、アレイ基板の静電破壊が効果的に抑止される。特に、入力信号制御回路の静電破壊が効果的に抑制される。
本発明に係るアレイ基板では、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子に所定の電圧を印加することによって(例えば、第1のスイッチング素子に負の電圧を印加し、第2のスイッチング素子に正の電圧を印加することによって)、ショートリングと入力端子とを絶縁することができる。このため、本発明に係るアレイ基板では、製造工程におけるアレイ検査等を容易に行うことができる。
本発明に係るアレイ基板では、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子のそれぞれがトランジスタ素子であってもよい。
また、第1のスイッチング素子がNチャンネルMOSトランジスタ素子であってもよい。第2のスイッチング素子がPチャンネルMOSトランジスタ素子であってもよい。
第1のスイッチング素子のソース端子及びドレイン端子のうちのいずれか一方が入力端子に結線され、他方がショートリングに結線されていてもよい。第2のスイッチング素子のソース端子及びドレイン端子のうちのいずれか一方が入力端子に結線され、他方がショートリングに結線されていてもよい。第1のスイッチング素子のゲート端子と第2のスイッチング素子のゲート端子とのそれぞれが入力端子及びショートリングに結線されていてもよい。
本発明に係るアレイ基板では、第1のスイッチング素子及び/又は第2のスイッチング素子と入力端子とが1又は複数の遅延回路を介して電気的に接続されていてもよい。
本発明に係るアレイ基板では、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の少なくとも一方とショートリングとは1又は複数の遅延回路を介して電気的に接続されていてもよい。第1のスイッチング素子とショートリングとの間、及び第2のスイッチング素子とショートリングとの間の双方に遅延回路が設けられている場合、第1のスイッチング素子とショートリングとの間に設けられた遅延回路と第2のスイッチング素子とショートリングとの間に設けられた遅延回路とは、ゲート端子に対し、逆の整流特性を有していてもよい。換言すれば逆の方向の電流のみを流すものであってもよい。
遅延回路はPiN型MOS構造のトランジスタ素子、NiP型MOS構造のトランジスタ素子、NiN型MOS構造のトランジスタ素子、及びPiP型MOS構造のトランジスタ素子からなる群より選ばれた1種又は2種以上のトランジスタ素子を含んでいてもよい。
スイッチング素子の制御端子に遅延回路を設けることによって、スイッチング素子のオンオフ制御を連続的に(アナログ的に)行うことができる。このため、入力端子に帯電した大量の電荷が一気にショートリングに放出されることを抑制することができる。また、逆にショートリングに帯電した大量の電荷が一気に入力端子へ放出されることも抑制することができる。従って、アレイ基板の静電破壊がより効果的に抑止される。
以上説明したように、本発明によれば静電破壊を十分に抑止することができ、アレイ検査等の製造工程における検査が容易なアレイ基板を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態に係るアレイ基板(TFT基板)1の概略平面図である。
本実施形態1に係るアレイ基板1は、基板本体10と、基板本体10上に設けられた複数のセル11を有する。複数のセル11はマトリクス状に配列されている。複数のセル11の周囲(基板本体10の周縁部分)及び隣接するセル11の間にはショートリング12が設けられている。言い換えれば、ショートリング12は複数のセル11の周囲及び隣接するセル11の間に格子状に設けられている。ショートリング12とセル11とは電気的に接続されている。
アレイ基板1は、作製後、セル11ごとに切断分割される。分割されたセル11は、例えば、表面に共通電極が形成されたカラーフィルタ基板及び液晶層と組み合わされることによって液晶表示パネルを構成するものである。また、例えば、有機エレクトロルミネッセント表示パネル、無機エレクトロルミネッセンス表示パネル、プラズマ表示パネル、フィールドエミッション表示パネル、発光ダイオード表示パネル、電解放電表示パネル等の一部を構成するものであってもよい。
尚、遅延回路25及びショートリング12は、表示パネルの製造工程の途中で切り落とすことで、最終完成品となった場合に残っていなくてよい。又は、スイッチ素子21、22は開放状態では動作しないものである為、表示パネルの製造工程で切り落とさずに最終完成品に残っていてもよい。
以下、図2を参照しながら各セル11の構成について説明する。
図2は図1中点線IIで囲まれた部分を拡大した平面図である。
セル11には複数のソース信号線13及び複数のゲート信号線14が形成されている。複数のソース信号線13は相互に並行に延びる。複数のゲート信号線14はソース信号線13の延びる方向に交差するように(例えば、直交するように)相互に並行に延びる。ソース信号線13とゲート信号線14との間には絶縁膜(図示せず)が設けられている。絶縁膜によってソース信号線13とゲート信号線14とは絶縁されている。
ソース信号線13とゲート信号線14との交差部近傍にはTFT素子15が設けられている。TFT素子15のドレイン端子は画素電極16に電気的に接続されている。この画素電極16は、後の製造工程において貼り合わせられる対向基板(例えば、カラーフィルタ基板等)の表面に形成される共通電極(図示せず)と共に、液晶層(図示せず)に電圧を印加する機能を有する。
複数のソース信号線13のそれぞれは第1のロジック回路(ソース信号線(ビデオ信号線)用ロジック回路)17に電気的に接続されている。一方、複数のゲート信号線14のそれぞれは第2のロジック回路(ゲート信号線(走査線)用ロジック回路)18に電気的に接続されている。第1のロジック回路17と第2のロジック回路18とはそれぞれ入力信号制御回路19に電気的に接続されている。
入力信号制御回路19には複数の入力端子20が電気的に接続されている。複数の入力端子20のそれぞれは第1のスイッチング素子21に電気的に接続されている。その第1のスイッチング素子21はショートリング12に電気的に接続されている。第2のスイッチング素子22は、第1のスイッチング素子21と並列回路を構成するように、入力端子20とショートリング12とに電気的に接続されている。換言すれば、ショートリング12と入力端子20とは第1のスイッチング素子21と第2のスイッチング素子22との並列回路により電気的に接続されている。
具体的には、第1のスイッチング素子21はNチャンネルMOSトランジスタ素子である。それに対して、第2のスイッチング素子22はPチャンネルMOSトランジスタ素子である。第1のスイッチング素子21及び第2のスイッチング素子22のそれぞれのソース端子及びドレイン端子のいずれか一方は入力端子20に電気的に接続されており、他方がショートリング12に結線されている。
第1のスイッチング素子21及び第2のスイッチング素子22のそれぞれのゲート端子は、それぞれ遅延回路25を介して、入力端子20及びショートリング12に結線されている。尚、本実施形態では遅延回路25は第1のスイッチング素子21とショートリング12との間、第2のスイッチング素子22とショートリング12との間、第1のスイッチング素子21と入力端子20との間、及び第2のスイッチング素子22と入力端子20との間のすべてに設けられている。しかし、本発明はこの構成に限定されない。遅延回路25は第1のスイッチング素子21とショートリング12との間、第2のスイッチング素子22とショートリング12との間、第1のスイッチング素子21と入力端子20との間、及び第2のスイッチング素子22と入力端子20との間のうちいずれかひとつ以上に設けられていてもよい。また、各所に設けられる遅延回路は異なる構成を有するものであってもよい。
図3は図2中点線IIIで囲まれた部分の等価回路図である。
図3に示すように、遅延回路25は1又は複数のトランジスタ素子を含んでいてもよい。また、遅延回路25はPiN型MOS構造のトランジスタ素子、NiP型MOS構造のトランジスタ素子、NiN型MOS構造のトランジスタ素子、及びPiP型MOS構造のトランジスタ素子からなる群より選ばれた1種又は2種以上のトランジスタ素子を含んでいてもよい。尚、図3に示した遅延回路25の回路構成は単なる例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、図2及び図3に示すように、第1のスイッチング素子21は第1の配線26を介して第1の絶縁用電極端子23に電気的に接続されている。また、第2のスイッチング素子22は第2の配線27を介して第2の絶縁用電極端子24に電気的に接続されている。すなわち、アレイ基板1に複数設けられた第1のスイッチング素子21は第1の配線26を介して相互に電気的に接続されている。また、第2のスイッチング素子22は第2の配線27を介して相互に電気的に接続されている。
図4は入力端子20aに正の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。
例えば、静電気が発生して、入力端子20aに正の電荷が帯電した場合、その正の電荷が第1のスイッチング素子21のゲート端子に流入する。このため、NチャンネルMOSトランジスタ素子である第1のスイッチング素子21がオン状態となり、入力端子20aとショートリング12とが導通する。また、第1のスイッチング素子21が結線された第1の配線26を介して、入力端子20aが設けられたセル11の他の第1のスイッチング素子21のゲート端子にも正の電荷が流入する。このため、正の電荷が流入したこれらの第1のスイッチング素子21もオン状態となり、これらの第1のスイッチング素子21とショートリング12とも導通する。さらに、ショートリング12を介して、他のセル11の第1のスイッチング素子21のゲート端子にも正の電荷が流入する。このため、他のセル11に設けられた第1のスイッチング素子21もオン状態となり、これらの第1のスイッチング素子21とショートリング12とも導通する。従って、図4に示すように、アレイ基板1に設けられたすべての入力端子20がショートリング12及び第1のスイッチング素子21を介して相互に電気的に接続される。その結果、アレイ基板1の静電破壊が抑止される。
尚、本実施形態では入力端子20aに帯電した正の電荷は遅延回路25を経由して第1のスイッチング素子21のゲート端子に流入する。このため、遅延回路25の作用により第1のスイッチング素子21が徐々にオン状態にされる。よって、入力端子20とショートリング12との間に流れる電流の量を連続に増加させることができる。従って、アレイ基板1の静電破壊がさらに効果的に抑制される。
図5はショートリング12に正の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。
例えば、静電気が発生して、ショートリング12に正の電荷が帯電した場合、その正の電荷がアレイ基板1に設けられたすべての第1のスイッチング素子21のゲート端子に流入する。このため、アレイ基板1に設けられたすべての第1のスイッチング素子21がオン状態となり、すべての入力端子20aとショートリング12とが導通する。従って、図5に示すように、アレイ基板1に設けられたすべての入力端子20がショートリング12及び第1のスイッチング素子21を介して相互に電気的に接続される。その結果、アレイ基板1の静電破壊が抑止される。
本実施形態ではショートリング12に帯電した正の電荷は遅延回路25を経由して第1のスイッチング素子21のゲート端子に流入する。このため、遅延回路25の作用により第1のスイッチング素子21が徐々にオン状態にされる。よって、入力端子20とショートリング12との間に流れる電流の量を連続に増加させることができる。従って、アレイ基板1の静電破壊がさらに効果的に抑制される。
図6は入力端子20aに負の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。
例えば、静電気が発生して、入力端子20aに負の電荷が帯電した場合、その負の電荷が第2のスイッチング素子22のゲート端子に流入する。このため、PチャンネルMOSトランジスタ素子である第2のスイッチング素子22がオン状態となり、入力端子20aとショートリング12とが導通する。また、第2のスイッチング素子22が結線された第2の配線27を介して、入力端子20aが設けられたセル11の他の第2のスイッチング素子22のゲート端子にも負の電荷が流入する。このため、負の電荷が流入したこれらの第2のスイッチング素子22もオン状態となり、これらの第2のスイッチング素子22とショートリング12とも導通する。さらに、ショートリング12を介して、他のセル11の第2のスイッチング素子22のゲート端子にも負の電荷が流入する。このため、他のセル11に設けられた第2のスイッチング素子22もオン状態となり、これらの第2のスイッチング素子22とショートリング12とも導通する。従って、図6に示すように、アレイ基板1に設けられたすべての入力端子20がショートリング12及び第2のスイッチング素子22を介して相互に電気的に接続される。その結果、アレイ基板1の静電破壊が抑止される。
この場合においても同様に、入力端子20aに帯電した負の電荷は遅延回路25を経由して第2のスイッチング素子22のゲート端子に流入する。このため、遅延回路25の作用により第2のスイッチング素子22が徐々にオン状態にされる。よって、入力端子20とショートリング12との間に流れる電流の量を連続に増加させることができる。従って、アレイ基板1の静電破壊がさらに効果的に抑制される。
図7はショートリング12に負の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。
例えば、静電気が発生して、ショートリング12に負の電荷が帯電した場合、その負の電荷がアレイ基板1に設けられたすべての第2のスイッチング素子22のゲート端子に流入する。このため、アレイ基板1に設けられたすべての第2のスイッチング素子22がオン状態となり、すべての入力端子20aとショートリング12とが導通する。従って、図7に示すように、アレイ基板1に設けられたすべての入力端子20がショートリング12及び第2のスイッチング素子22を介して相互に電気的に接続される。その結果、アレイ基板1の静電破壊が抑止される。
本実施形態ではショートリング12に帯電した負の電荷は遅延回路25を経由して第2のスイッチング素子22のゲート端子に流入する。このため、遅延回路25の作用により第2のスイッチング素子22が徐々にオン状態にされる。よって、入力端子20とショートリング12との間に流れる電流の量を連続に増加させることができる。従って、アレイ基板1の静電破壊がさらに効果的に抑制される。
このように、静電気等によって入力端子20やショートリング12といったアレイ基板1のどの部分にどのような電圧が印加された場合であっても、アレイ基板1の静電破壊が抑止される。
尚、ソース信号線13に帯電した電荷は第1のロジック回路17の内部で平均化される。また、ゲート信号線14に帯電した電荷は第2のロジック回路18の内部で平均化される。このため、ソース信号線13やゲート信号線14に電荷が帯電した場合であってもアレイ基板1の絶縁破壊が抑止される。
次にアレイ基板1の検査方法について説明する。アレイ基板1の検査を行う際には、お互いの入力端子20の間を絶縁する必要がある。詳細には、ショートリング12と入力端子20との間を絶縁する必要がある。
上述のように、アレイ基板1では、第1のスイッチング素子21は第1の配線26を介して第1の絶縁用電極端子23に電気的に接続されている。また、第2のスイッチング素子22は第2の配線27を介して第2の絶縁用電極端子24に電気的に接続されている。また、第1のスイッチング素子21はNチャンネルMOSトランジスタ素子である。第2のスイッチング素子22はPチャンネルMOSトランジスタ素子である。
このため、第1の絶縁用電極端子23に負の電圧を印加することによって、第1のスイッチング素子21をオフ状態に維持することができる。また、第2の絶縁用電極端子24に正の電圧を印加することによって、第2のスイッチング素子22をオフ状態に維持することができる。このように、第1の絶縁用電極端子23に負の電圧を印加し、第2の絶縁用電極端子24に正の電圧を同時に印加することによって、ショートリング12と入力端子20との間を絶縁することができる。言い換えれば、入力端子20を相互に絶縁することができる。従って、アレイ基板1では、随時、所望の製造工程においてアレイ基板1の検査を行うことができる。このため、早期に不良を発見することができる。アレイ検査で不良と判断されたセル11に対しては、以降の製造工程を行わないようにすることができる。よって、材料費を節約することが可能であり、結果として製造コストを低減することができる。
尚、遅延回路25は、所定の電圧以上の電圧で動作するようデバイス設計する事で、所定の電圧以上の大きな静電気が発生して初めてスイッチング素子21、22がオン状態となる様に動作特性を制御できる。このため、アレイ検査工程においても静電破壊が効果的に抑制されるため、安全かつ正常な検査を実施できる。
スイッチング素子21、22をデプレッション型のTFT素子とすることでも同様の効果を得られる。しかし、この場合、TFT素子15はエンハンスト型のTFT素子であるため、TFT素子15とは別の製造工程でスイッチング素子21、22を製造しなければならない。また、この場合、製造工程が複雑となるため、歩留まりも低下し、製造コストも上昇する。一方、本実施形態に係るアレイ基板1では、スイッチング素子21、22はデプレッション型TFT等の特殊なトランジスタでなくてもよい。スイッチング素子21、22はTFT素子15と同一の工程で形成されるトランジスタ素子であってもよい。このため、製造工程を増やすことなくスイッチング素子21、22を形成することも可能である。よって、本実施形態に係るアレイ基板1は簡易な製造工程で安価に製造することができる。
本実施形態に係るアレイ基板(TFT基板)1の概略平面図である。 図1中点線IIで囲まれた部分を拡大した平面図である。 図2中点線IIIで囲まれた部分の等価回路図である。 入力端子20aに正の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。 ショートリング12に正の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。 入力端子20aに負の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。 ショートリング12に負の電荷が帯電した場合に、帯電した電荷が均一化されていく過程を示す模式図である。
符号の説明
1 アレイ基板
10 基板本体
11 セル
12 ショートリング
13 ソース信号線
14 ゲート信号線
15 TFT素子
16 画素電極
17 第1のロジック回路
18 第2のロジック回路
19 入力信号制御回路
20 入力端子
21 第1のスイッチング素子
22 第2のスイッチング素子
23 第1の絶縁用電極端子
24 第2の絶縁用電極端子
25 遅延回路
26 第1の配線
27 第2の配線

Claims (7)

  1. 第1の信号線と、
    上記第1の信号線に交差する第2の信号線と、
    上記第1の信号線と上記第2の信号線との間に形成され、該第1の信号線と該第2の信号線とを絶縁する絶縁層と、
    上記第1の信号線に電気的に接続された第1のロジック回路と、
    上記第2の信号線に電気的に接続された第2のロジック回路と、
    上記第1のロジック回路と上記第2のロジック回路とのそれぞれに信号を入力する信号入力制御回路と、
    上記信号入力制御回路に電気的に接続された入力端子と、
    上記入力端子に接続された第1のスイッチング素子と、
    上記第1のスイッチング素子に電気的に接続されたショートリングと、
    上記第1のスイッチング素子と並列回路を構成するように、上記入力端子と上記ショートリングとに電気的に接続された第2のスイッチング素子と、
    を有し、
    上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とは極性が異なるアレイ基板。
  2. 請求項1に記載されたアレイ基板において、
    上記第1のスイッチング素子及び上記第2のスイッチング素子のそれぞれがトランジスタ素子であるアレイ基板。
  3. 請求項2に記載されたアレイ基板において、
    上記第1のスイッチング素子がNチャンネルMOSトランジスタ素子であり、
    上記第2のスイッチング素子がPチャンネルMOSトランジスタ素子であるアレイ基板。
  4. 請求項3に記載されたアレイ基板において、
    上記第1のスイッチング素子のソース端子及びドレイン端子のうちのいずれか一方が上記入力端子に結線され、他方が上記ショートリングに結線され、
    上記第2のスイッチング素子のソース端子及びドレイン端子のうちのいずれか一方が上記入力端子に結線され、他方が上記ショートリングに結線され、
    上記第1のスイッチング素子のゲート端子と上記第2のスイッチング素子のゲート端子とのそれぞれが上記入力端子及び上記ショートリングに結線されているアレイ基板。
  5. 請求項4に記載されたアレイ基板において、
    上記第1のスイッチング素子及び/又は上記第2のスイッチング素子と上記入力端子とは1又は複数の遅延回路を介して電気的に接続されているアレイ基板。
  6. 請求項4又は5に記載されたアレイ基板において、
    上記第1のスイッチング素子及び上記第2のスイッチング素子の少なくとも一方と上記ショートリングとは1又は複数の遅延回路を介して電気的に接続されているアレイ基板。
  7. 請求項6に記載されたアレイ基板において、
    上記遅延回路はPiN型MOS構造のトランジスタ素子、NiP型MOS構造のトランジスタ素子、NiN型MOS構造のトランジスタ素子、及びPiP型MOS構造のトランジスタ素子からなる群より選ばれた1種又は2種以上のトランジスタ素子を含むアレイ基板。
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