JP2006314896A - 汚泥処理槽の撹拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保守点検や維持管理を容易に行なうことができる汚泥処理槽の撹拌装置を得る。
【解決手段】 水処理系列から消化槽1に流入した汚泥を撹拌装置2Aによって撹拌する消化槽1の撹拌装置2Aは、上側開口部21aと下側開口部21bを有するドラフトチューブ21、このドラフトチューブ21を上下の略中間において上下に仕切る仕切板、一端を仕切板の上側においてドラフトチューブ21に連通させた第1の管体22、一端を仕切板の下側においてドラフトチューブ21に連通させた第2の管体23、両管体22、23の他端同士を消化槽1の外部において連通させたケーシング25、このケーシング25に構成したポンプ27、およびポンプ27を支持した支持架台37を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば消化槽などの汚泥処理槽内の汚泥を撹拌する撹拌装置を備えた汚泥処理槽の撹拌装置に関する。
従来、下水処理場などの水処理系には、汚泥の減量化や安定化を図るため、有機性汚泥を嫌気性消化処理する消化槽が設置されている。この種の消化槽は大型である場合が多く、その縦断面形状は、算盤(亀甲)形、卵形などとなっている場合が多い。そして、消化槽内には消化(嫌気性菌であるメタン生成菌を用いたメタン発酵)によってメタンすなわち消化ガスが発生するので、その漏洩を防止するために消化槽の上部開口は所謂コンクリートスラブによって閉じられている。このような消化槽内の汚泥を効率的に処理するため、すなわち消化率を向上させるためには、汚泥を中温に保つと共に、汚泥(砂を含む)を消化槽内の底部に堆積させないように撹拌する必要がある。通常、算盤形の消化槽ではガス撹拌方式が採用され、卵形の消化槽では機械撹拌方式が採用されている。
ガス撹拌方式が採用されている消化槽では、消化槽内の消化ガスを消化槽外に抜き出すためのガス抜出し管、このガス抜出し管からの消化ガスを昇圧させるためのブロワ、このブロワで昇圧させた消化ガスを汚泥中に吹き込むためのガス吹込み管などから構成され、ガス吹込み管の下端は消化槽内の底部に位置付けられている。そして、ガス吹込み管から消化ガスが汚泥中に吹き込まれると、消化槽内に上下方向の循環流が形成され、汚泥が撹拌される。このようなガス撹拌方式を採用した消化槽のコンクリートスラブには、汚泥を例えば水処理系の濃縮槽から導くための汚泥導入管や、上記ガス抜出し管およびガス吹込み管が貫通されている。
他方、機械撹拌方式が採用されている比較的新しい消化槽としては、例えば特開2003−71498号公報に開示された汚泥消化槽の撹拌装置が知られている。この汚泥消化槽は断面形状が亀甲形をなし、その内部にはドラフトチューブが設けられている。このドラフトチューブは、汚泥消化槽の内壁下部から支持脚を介して鉛直状態に支持されている。汚泥消化槽の頂部スラブには、汚泥消化槽の内部と外部とを連通する点検口が設けられている。ドラフトチューブは、下方に配置され比較的細い内外径の小径管部と、上方に配置され小径管部よりも内外径の大きい大径管部と、これらの小径管部と大径管部とを接続する中間管部とで構成されている。上方に配置されている大径管部の上端部は、点検口の上面にある蓋体の貫通孔に至るまで延設されている。
この貫通孔の内径は大径管部の上端部の外径よりも大きく設定され、大径管部の上端部の外周面と蓋体の内周面との間にはシール材としてのゴムブッシュが設けられ、大径管部の上端部は蓋体に対して上下動可能に保持されている。また、蓋体の上には、貫通孔を覆うカバープレートが取り付けられている。中間管部は、大径管部と小径管部との間に配置され、大径管部の内径から小径管部の内径に至るまでその内径を漸次減少させる傾斜面を有している。中間管部の側面には、汚泥流入出用開口が形成されている。この中間管部の上部の内側には、下方に向けて縮径された凹テーパリングが取り付けられている。
このようなドラフトチューブの内部には、汚泥消化槽内の汚泥を撹拌するための撹拌機が挿抜可能に設置されている。この撹拌機は、モータと、このモータの回転軸に取り付けられた回転自在のスクリューとを備えている。また、撹拌機の上部ケーシングの上部外側には、中間管部に取り付けられた凹テーパリングに嵌合する凸テーパリングが取り付けられている。さらに、撹拌機の上部ケーシングの上に管状のガイドサポートが立設され、このガイドサポートの上部にはドラフトチューブの大径管部を固定するための固定具が設けられている。この固定具は、周方向に所定間隔で配置され、半径方向に張り出して先端部が大径管部の内面に当接するクランプと、このクランプの張出し量を調整するウェッジと、このウェッジを上下に移動させるジャッキボルトとを備えている。
このような撹拌機を汚泥消化槽に設置する際には、先ず蓋体上のカバープレートを取り外し、クレーン等の揚重装置を用いて撹拌機をドラフトチューブの上端開口からその内部に挿入する。撹拌機はドラフトチューブ内を下降し、撹拌機の凸テーパリングが中間管部の凹テーパリングに嵌合するので、撹拌機はドラフトチューブの軸心に合わせて位置決めされる。次に、ガイドサポートの上部の固定具のクランプを張り出して先端部を大径管部の内面に当接させ、ジャッキボルトでウェッジを上下に移動させてクランプの張出し量を調整することにより、ガイドサポートをドラフトチューブの軸心に一致させて固定する。
特開2003−71498号公報(第3頁左欄第9行〜同右欄第16行、ならびに図1および図2)
ガス撹拌方式が採用されている従来の消化槽は、ブロワによって昇圧させた消化ガスを汚泥中に吹き込んで汚泥を撹拌するので、その撹拌力は弱いものとなっていて、汚泥を消化槽の底部に堆積させてしまうことがある。また、最近では下水汚泥の機械濃縮による高濃度化が進み、ガス撹拌方式は汚泥を消化処理するために力不足となっている。このため、ガス撹拌方式を採用している消化槽にも機械撹拌方式を採用することが望まれている。しかし、ガス撹拌方式が採用されている消化槽の頂部のコンクリートスラブの強度は、機械撹拌方式に必要な撹拌機を設置し得る強度に設計されていないので、ガス撹拌方式を採用した消化槽では機械撹拌方式に変更することが不可能となっている。また、撹拌効率、デッドスペース等の点からも、ガス撹拌方式の消化槽の形をそのままにして機械撹拌方式を採用することは不可能となっている。さらに、卵形の消化槽は機械撹拌方式を採用できるが、保守点検を行なう場合や故障が発生した場合には、撹拌機を消化槽から取り出す作業や故障の状況によっては消化槽を空にする作業が必要となっている。
他方、特開2003−71498号公報に開示されている汚泥消化槽の撹拌装置では、撹拌機を汚泥消化槽に設置する際にクレーン等の揚重装置を用いて撹拌機をドラフトチューブの上端開口からその内部に挿入した後に、ガイドサポートの上部の固定具のクランプを張り出して先端部を大径管部の内面に当接させ、ジャッキボルトでウェッジを上下に移動させてクランプの張出し量を調整する必要があるので、ガイドサポートをドラフトチューブの軸心に一致させて固定する作業が極めて煩雑になっている。また、撹拌機のスクリューは中間管部に位置しているので、大径管部と中間管部が正確に位置決めされていない場合には、撹拌機が大径管部の軸心に位置決めされても、スクリューの外端と中間管部の内周面との隙間は必ずしも一定にならないことがある。また、撹拌機は消化ガスが存在している場所に設置されているので、消化槽上部での作業を行なうことは消化ガスを爆発させる恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、その第1の目的は、撹拌装置の設置、保守点検および維持管理を容易に行なうことができる汚泥処理槽の撹拌装置を提供することにある。
また、この発明の第2の目的は、ガス撹拌方式を機械撹拌方式に容易に変更できる汚泥処理槽の撹拌装置を提供することにある。
この発明に係る汚泥処理槽の撹拌装置は、水処理系列からの汚泥を濃縮した濃縮汚泥を消化する消化槽にポンプを設け撹拌する消化槽の撹拌装置において、前記消化槽内部で循環管の一端が上部で開口し、他端が下部で開口し、且つ、前記ポンプは逆送可能なスクリューポンプであり前記消化槽外部の前記循環管にスクリュー羽根を設けるものである。
この発明は、ポンプやその駆動手段を槽外に設けたので、それらが故障した場合に従来は必要とされた槽内からのガス抜き作業、槽内の清掃作業などを不要とし、撹拌装置の構成要素の置換、保守点検および維持管理を容易にする。また、ポンプやその駆動手段を槽内に設けないので、槽内の上部に集まった消化ガスを引火させることはなく、安全性を向上させることができる。
この発明は、ポンプやその駆動手段を槽外に設けたので、ポンプやその駆動手段の設置作業を容易化することができる。また、ポンプのケーシングと羽根を確実に固定することができ、ポンプの吐出能力を向上させることができると共に、ポンプの小型化を可能とし、省エネルギーも可能とする。したがって、槽内に強力な循環流を発生させ、汚泥が槽の底に滞留することを防止でき、消化処理効率を向上させる。
この発明は、ポンプやその駆動手段を従来のように槽の天壁に設けないので、槽の天壁を補強する必要がなく、撹拌装置の設置コストを抑制できる。また、従来はドラフトチューブを固定するための架台を高精度で設置する必要があったが、この発明はそのような架台を不要とするので、設置コストを低減できる。
この発明は、スケールを溶解できる薬品を槽外において管体に注入すれば、管体がスケールによって詰まった場合に、従来のように管体を槽外に取り出すことなくスケール対策を行なうことができるので、維持管理が容易となる。また、槽外において管体にチェックフランジを設ければ、管体の詰まり状況を確認できる。
この発明は、循環管の上部開口に羽根または抵抗板を設け、あるいは上部開口を楕円形とすれば、汚泥の均等流出入を防止して汚泥の流れに勢いまたは乱れを発生させることができ、汚泥の表面にスカムが厚く滞留することを防止できる。
実施の形態1.
図1および図2は、この発明を実施するための実施の形態1における消化槽(汚泥処理槽)1の撹拌装置2Aを示すものである。この消化槽1は、水処理系列から流入した濃縮汚泥を嫌気性消化処理して汚泥の減量化(高濃度化)や安定化を図るために設置してある。撹拌装置2Aは、消化槽1内の汚泥に循環流を発生させて、嫌気性消化処理を促進し、あるいはスカムを破砕するために設置してある。なお、この実施の形態1では撹拌装置2Aを消化槽1に設置することについて説明するが、撹拌装置2Aは消化槽1以外の汚泥処理槽、例えば嫌気槽、無酸素槽、貯留槽などや、爆発性ガスが発生する可能性のある水素発酵槽、メタン発酵槽などにも利用することができる。
通常、消化槽1の平面形状は円形または多角形でその深さは10m以上である場合が多く、消化槽1の内部を日常点検することは容易でない大きさになっている。消化槽1の形状は限定するものではないが、この実施の形態1における消化槽1は、鉛直方向に延びる円筒状の側壁11、この側壁11の下端を塞ぐ底壁12、および側壁11の上端を塞ぐ天壁13によって構成してある。側壁11の略下半分は、コンクリートを含むグラウンドGの中に埋設してある。底壁12には中央部が周辺よりも若干低くなるような傾斜を与え、沈殿した場合の汚泥を底壁12の中央に集めるようにしてある。なお、卵型の消化槽の場合には側壁11、底壁12、および天壁13の形状が異なることは言うまでもない。天壁13の中央には開口13aを形成してあり、この開口13aは蓋体14によって開閉可能に閉じてある。このような消化槽1は、図示しない水処理系の汚泥濃縮槽から濃縮汚泥が汚泥流入管15を介して消化槽1の上部に流入し、消化槽1で沈殿した汚泥が消化槽1の下部から汚泥流出管16を介して外部に流出するようにしてある。
撹拌装置2Aは、上側開口部21aと下側開口部21bを有して消化槽1の中央において鉛直方向に延在させたドラフトチューブ21、このドラフトチューブ21の上下の略中間部から消化槽1の側壁11を貫通させて延在させた第1の管体22、この第1の管体22と同じ高さで平行に延在させた第2の管体23、および管体22、23のそれぞれの外端を連結手段24によって接続したケーシング25を備えている。これらのドラフトチューブ21、管体22、23、ケーシング25は、消化槽1内の汚泥を循環させる際の流路となる循環管としてある。そして、消化槽1の外部において、管体22、23にはそれぞれ開閉弁26を配設し、ケーシング25の近傍においてはケーシング25の一部をポンプケーシングとするポンプ27を構成してある。
図3に示すように、ドラフトチューブ21の内部の上下の略中間には汚泥のガイドを兼ねた仕切板28を設け、ドラフトチューブ21は鉛直部21cと鉛直部21dに仕切ってある。仕切板28は、汚泥がドラフトチューブ21と第1の管体22との間、およびドラフトチューブ21と第2の管体23との間で滑らかに流れるように段違いの流線型としてある。このようなドラフトチューブ21の上側開口部21aは水面から離して位置させ、下側開口部21bは消化槽1の底壁12から離して位置させてある。
第1、第2の管体22、23は、消化槽1の天壁13の開口13aから消化槽1内に搬入できるように分割可能としてあり、平面視してU字状に組み立ててある。このような管体22、23には、ドラフトチューブ21側から順次にそれぞれ、側壁11の近傍まで延在する水平部22a、23a、側壁11の内面に沿って延在する鉛直部22b、23b、および側壁11を貫通する水平部22c、23cを設けてある。第1の管体22の水平部22aの内端は、仕切板28の上側においてドラフトチューブ21の鉛直部21cの下端に溶着などで接続してある。また、第2の管体23の水平部23aの内端は、仕切板28の下側においてドラフトチューブ21の鉛直部21dの上端に溶着などで接続してある。
図4にも示すように、ポンプ27は、ケーシング25の一部を貫通するように設けた回転軸31、この回転軸31の両端部をケーシング25の外側においてそれぞれ支持した1対の軸受32、33、およびケーシング25の内部において回転軸31の外周に設けたインペラまたはスクリュー羽根34によって構成してある。ポンプ27の回転軸31は減速機35を介して駆動モータ36によって回転駆動するようにしてあり、駆動モータ36は図示しない制御手段によって回転速度と回転方向を制御するようにしてある。これらのケーシング25、軸受32、33、減速機35、駆動モータ36などは、グラウンドG上に設置した支持架台37の上に固定してある。これにより、回転軸31が振れることがなくなり、ケーシング25とスクリュー羽根34を精度良く施工でき、ポンプ27の効率が向上する。
ドラフトチューブ21や管体22、23は、基本的に耐食性に優れたSUS製とし、汚泥を約1.0〜2.0m/秒の速度で流すような管径で抵抗損失の少ない構造に形成するのが好ましい。言うまでもなく、管体22、23には消化槽1内に汚泥が存在していないときに自重およびドラフトチューブ21の重量を支える強度を持たせる必要があり、耐震性を持たせるのも好ましい。ケーシング25に図示しない清掃口を設け、ケーシング25を分割点検容易な構造とするのが好ましい。ポンプ27は、スクリュー型かつ大容量・低揚程の高効率型とするのが好ましく、その回転数を300〜1000rpm(回転/分)程度として小型化するのが好ましい。スクリュー羽根34は、耐摩耗性・耐腐食性・耐久性に優れた材料から汚泥を詰まらせることのない形状、かつ正逆の両回転において同じ流量と揚程を発揮するような左右対称に形成してあり、2枚以上用いるのが好ましい。
また、回転軸31がケーシング25を貫通する部分は汚泥が流出しないようにシールを設ける必要があるが、これらのシールはシール水の不要な無給油タイプを基本とするのが好ましい。また、ポンプ27の加温熱損失を防止するため、ポンプ27の周囲を図示しないカバーによって覆うのが好ましい。この種のカバーは、風雨に対しても役立つので、SUS製またはFRP製とするのが好ましい。そして、カバーは、コンパクト化と点検容易な構造とするために周壁と蓋とに分割し、その蓋は手動油圧シリンダー等を使用し開閉するように構成するのが好ましい。
次に、この実施の形態1における消化槽1の撹拌装置2Aの作用を説明する。通常、駆動モータ36は、汚泥をドラフトチューブ21の上側開口部21aに流入させて下側開口部21bから流出させるように、ポンプ27の回転軸31すなわちスクリュー羽根34を正回転させる。この際に、ドラフトチューブ21の上側開口部21aに流入した汚泥は、鉛直部21c内を降下し、仕切板28の上側を通って第1の管体22に流入し、ケーシング25と第2の管体23を通ってドラフトチューブ21に戻り、仕切板28の下側を通ってドラフトチューブ21の鉛直部21d内を降下し、下側開口部21bから消化槽1内に勢いよく噴出する。これにより、汚泥はドラフトチューブ21の周囲を上昇して上側開口部21aに再び流れ込み、消化槽1内に汚泥の循環流が発生する。この間に、消化槽1内では汚泥が底壁12上に堆積することなく流れ、嫌気性消化処理が進行する。
一方、汚泥に逆方向の循環流を発生させたい場合には、駆動モータ36はポンプ27の回転軸31を逆回転させる。これにより、汚泥がドラフトチューブ21の下側開口部21bから鉛直部21dに流入し、仕切板28の下側を通って第2の管体23に流入し、ケーシング25と第1の管体22を通ってドラフトチューブ21に戻り、仕切板28の上側を通って鉛直部21cを上昇し、上側開口部21aから勢いよく噴出し、汚泥の表面を波立たせると共に、ドラフトチューブ21の周囲に強力な下向きの循環流を発生させ、ドラフトチューブ21から離れた位置のスカムも循環流に巻き込む。なお、この場合にもポンプ27は正回転のときと同じ流量と揚程を確保する。
以上のように、この実施の形態1における消化槽1の撹拌装置2Aでは、ポンプ27を消化槽1の外部において支持架台37に固定したことにより、次のような効果が得られる。回転軸31とスクリュー羽根34を一体成形できる構造とし、スクリュー羽根34を備えた回転軸31の両端を1対の軸受32、33によって支持したので、回転軸31の振れを防止できる上に、ケーシング25とスクリュー羽根34との間のクリアランスを高い精度で設定でき、更に回転軸31を300〜1000rpm程度の高速度で回転できる。したがって、汚泥に強力な循環流を発生させることが可能となり、底壁12上に滞留しようとする汚泥や表面に生じようとするスカムを循環流に確実に巻き込むことができ、消化槽1内の清掃の必要性をなくして連続操業を可能とする。また、ポンプ27は消化槽1の外部に設ける故にその容量に制限はないが、回転数を高くすることができる故に小型化することができる。そして、ケーシング25とスクリュー羽根34とのクリアランスからリークする汚泥の量を低減でき、大きな固形物通過粒径を確保でき、ケーシング25に汚泥が詰まることを防止できる。
その上に、ドラフトチューブ21の位置を従来のように高精度に合わせる必要がなく、ドラフトチューブ21の振れに対する注意も減らすことができるので、設置コストを削減できる。また、ポンプ27のスクリュー羽根34を左右対称としたので、汚泥の流れ方向を変えるために従来は必要とされた弁を配設する必要がなく、回転軸31を正回転または逆回転するだけで汚泥の流れの方向を変えることができる。この際に、同じ流量と揚程を確保することができ、スカムを良好に破砕して排除することができる。因みに、従来の撹拌装置に斜流ポンプが用いられた場合には、その羽根は流れ方向で切られ、流れの方向は弁によって変えられるので、正回転と逆回転において同じ流量と揚程を確保することは不可能であった。
この実施の形態1における撹拌装置2Aは、消化槽1の天壁13に蓋体14以外の荷重を加えることがないので、従来の卵型の処理槽にも適用できる。また、ポンプ27や駆動モータ36を消化槽1の外部に設置したので、ポンプ27の保守点検の際に蓋体14を開く必要がなく、消化槽1はメタンガスを爆発させる恐れが少なくなる。さらに、管体22、23の一部を消化槽1の外部に位置させたので、汚泥を加温するための熱交換器を消化槽1の外部に設置でき、循環装置と組み合せが可能となり、その分設置動力やランニングコストを低減できる。例えば、槽容量3,500m3程度の槽の場合、従来は汚泥を撹拌するためのポンプに13kWの駆動モータを使用し、汚泥を加熱するための熱交換器のポンプに15kWの駆動モータを使用することがあったが、この実施の形態1では汚泥を撹拌するためのポンプ27に15kWの駆動モータ36を使用するだけであるので、設置動力やランニングコストを低減できる。
また、ドラフトチューブ21は内部に仕切板28を設けただけの簡素な構造である上に、ドラフトチューブ21に管体22、23をT字状に連結し、これらの管体22、23を消化槽1の側壁11に固定したので、管体22、23が支柱の役割を果たし、簡素な構造でありながらドラフトチューブ21を振れさせることなく支持できる。したがって、従来では天壁13にポンプ27を支持するために必要とされた特別な架台や、ドラフトチューブ21の芯合せをするための微妙な位置調整が不要となるので、ドラフトチューブ架台等についても撹拌装置2Aの材料コストや設置コストを低減できる。このように架台等を簡略化できるため、消化槽1内に汚泥の流れを妨げる部分が従来よりも減少するので、汚泥の撹拌効率を向上させることができる。
さらに、管体22、23のそれぞれに消化槽1の外部において開閉弁26を配設したので、ポンプ27のメンテナンスを含む撹拌装置2A全体の維持管理を容易化できる。そして、管体22、23の一部を消化槽1の外部に延在させたので、汚泥の流量を測定するための流量計を配設することが容易となり、この流量計を配設すれば、消化槽1に流入する汚泥の種類が変化した場合に、流量計からの信号に基づいて駆動モータ36の回転数を制御することによって汚泥の性状の変化(流動性)に対応できる。また、減速機35を制御可能とすれば、高濃度の汚泥に対しても撹拌能力を自由に対応できる。
実施の形態2.
図5および図6は、この発明を実施するための実施の形態2における消化槽1の撹拌装置2Bを示すものである。以降、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この撹拌装置2Bは、スケール(MAP)を溶かすための薬品を管体22、23に注入するように構成した点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。すなわち、スケールを溶かすための薬品を収容する薬品槽41を設置してあると共に、この薬品槽41とケーシング25とを接続管42によって接続し、この接続管42に薬品槽41側から順次にポンプ43と電磁弁44を配設してある。また、消化槽1の外部において第2の管体23とケーシング25との間にチェックフランジ45を両側に連結手段24を介在させて配設してある。その他は実施の形態1と同様としてある。したがって、この実施の形態2における消化槽1の撹拌装置2Bでは、実施の形態1と同様な効果が得られる他に、薬品によってスケールを溶かすことができると共に、チェックフランジ45によって汚泥の詰まり状況を確認できる。
実施の形態3.
図7および図8は、この発明を実施するための実施の形態3における消化槽1の撹拌装置2Cを示すものである。この撹拌装置2Cは、実施の形態1におけるドラフトチューブ21と管体22、23の形状を変化させた点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。すなわち、この実施の形態3における撹拌装置2Cには、実施の形態1におけるドラフトチューブ21と管体22、23の代りに上側管体51と下側管体52を配設し、その他は実施の形態1と同様としてある。
上側管体51は内側から順次に、上側開口部51a、鉛直部51b、水平部51c、傾斜部51d、水平部51e、鉛直部51f、および水平部51gを有している。上側管体51の鉛直部51bは消化槽1の中央に鉛直方向に向けて配置し、水平部51gは消化槽1の側壁11を貫通させてケーシング25の一端に連結手段24を介して接続してある。下側管体52は内側から順次に、下側開口部52a、鉛直部52b、水平部52c、鉛直部52d、水平部52eを有している。下側管体52の鉛直部52bは消化槽1の中央に鉛直方向に向けて配置し、水平部52eは消化槽1の側壁11を貫通させてケーシング25の他端に連結手段24を介して接続してある。この実施の形態3における消化槽1の撹拌装置2Cでは、実施の形態1と同様な効果が得られる他に、管体51、52の配管が容易となる。
実施の形態4.
図9は、この発明を実施するための実施の形態4における消化槽1の撹拌装置2Dを示すものである。この撹拌装置2Dは上側管体51Aと下側管体52Aの間に2台のポンプ27、27を配設した点で実施の形態3における撹拌装置2Cと異なっている。このため、上側管体51Aには実施の形態3と同様な上側管体51の水平部51gの外端両側に分岐部51h、51iを直交するように接続し、下側管体52Aにも実施の形態3と同様な下側管体52の外端両側に分岐部52f、52gを直交するように接続してある。上側管体51Aの分岐部51hの端部と下側管体52Aの分岐部52fの端部とを一方のポンプ27のケーシング25と連結手段24によって連結し、上側管体51Aの分岐部51iの端部と下側管体52Aの分岐部52gの端部とを他方のポンプ27のケーシング25と連結手段24によって連結してある。そして、ポンプ27の近傍において、上側管体51Aと下側管体52Aに開閉弁26をそれぞれ配設してある。
この実施の形態9における撹拌装置2Dは2台のポンプ27、27を備えたので、循環量を2倍にでき、消化槽1が超特大であっても汚泥を良好に撹拌できる。また、片方のポンプ27を間欠運転させることによって、過剰な撹拌を防止できる。さらに、開閉弁26を適宜に用いることによって一方のポンプ27を停止してオーバーホールでき、この間にも他方のポンプ27を作動させることによって消化処理を継続できる。したがって、この実施の形態9における撹拌装置2Dでは、従来必要とされた消化槽1からの汚泥の引抜き等の作業が不要となり、かつポンプ27のシールや軸受32、33は現地で容易に交換できるので、安全性の向上、作業期間の短縮、作業コストの削減などが可能となる。
実施の形態5.
図10および図11は、この発明を実施するための実施の形態5における消化槽1の撹拌装置2Eを示すものである。この撹拌装置2Eは、実施の形態3における上側管体51、下側管体52、およびケーシング25とはそれぞれ異なる形状の上側管体61、下側管体62、およびケーシング63を配設した点で実施の形態3における撹拌装置2Cと異なっている。上側管体61には内側から順次に上側開口部61a、鉛直部61b、水平部61c、および水平部61dを設け、下側管体62には内側から順次に下側開口部62a、鉛直部62b、および水平部62cを設けてある。上側管体61の鉛直部61bの長さと下側管体62の鉛直部62bの長さは実施の形態3における上側管体51の鉛直部51bの長さと下側管体52の鉛直部52bの長さよりもそれぞれ短くし、上側管体61と下側管体62とは間隔を置いて設けてある。そして、上側管体61の水平部61dと下側管体62の水平部62cは、消化槽1の側壁11にそれぞれ貫通させてある。
ケーシング63には、上側管体61の水平部61dに連結手段24を介して接続した水平部63a、この水平部63aの外端から鉛直下方に延びる鉛直部63b、この鉛直部63bの下端から水平に延びる水平部63c、この水平部63cの端部から鉛直下方に延びる鉛直部63d、および鉛直部63dの下端から水平に延びて下側管体62の水平部62cに連結手段24を介して連結した水平部63eを設けてある。このようなケーシング63の水平部63cは支持架台37の上面近傍に位置させ、ケーシング63の鉛直部63dの大部分と水平部63eの全部はグラウンドG内に位置させてある。そして、ポンプ27を構成するため、回転軸31をケーシング63の水平部63cに貫通させ、その回転軸31の両端を軸受32、33によって支持してある。また、回転軸31にはスクリュー羽根34を設け、回転軸31は減速機35を介して駆動モータ36に連結してある。この実施の形態5でも実施の形態3と同様な効果が得られる。
実施の形態6.
図12および図13は、この発明を実施するための実施の形態6における消化槽1の撹拌装置2Fを示すものである。この撹拌装置2Fは、実施の形態5における上側管体61、下側管体62、およびケーシング63とはそれぞれ異なる形状の上側管体71、下側管体72、およびケーシング73を配設し、かつポンプ27の配置を変化させた点で実施の形態5における撹拌装置2Eと異なっている。上側管体71には内側から順次に上側開口部71a、鉛直部71b、水平部71c、および水平部71dを設け、下側管体72には内側から順次に下側開口部72a、鉛直部72b、および水平部72cを設けてある。このような上側管体71の鉛直部71bの長さは実施の形態5における上側管体61の鉛直部61bの長さと同等としてある反面で、下側管体72の鉛直部72bの長は実施の形態5における下側管体62の鉛直部62bの長さよりも長くし、ケーシング73の全体がグラウンドG上に位置するようにしてある。
ケーシング73には、上側管体71の水平部71dに連結手段24を介して接続した水平部73a、この水平部73aの外端から鉛直下方に延びる鉛直部73b、この鉛直部73bの下端から支持架台37側に水平に延びる水平部73c、この水平部73cの端部から下側管体72の水平部72c側に水平に延びる水平部73dを設けてあり、この水平部73dは連結手段24を介して下側管体72の水平部72cに連結してある。そして、支持架台37はケーシング73の水平部73dの下方に位置させ、支持架台37の上にポンプ27を構成してある。すなわち、このポンプ27の回転軸31は、ケーシング73の水平部73d内に位置させ、一方の軸受32によって片持ち状に支持してある。そして、回転軸31にはスクリュー羽根34を設け、回転軸31は減速機35を介して駆動モータ36に連結してある。この実施の形態6では、下側管体72をグラウンドG上に配設する故に配管作業が容易になり、その他には実施の形態5と同様な効果が得られる。
実施の形態7.
図14および図15は、この発明を実施するための実施の形態7における消化槽1の撹拌装置2Gを示すものである。この撹拌装置2Gは、消化槽1の外部に位置する部分を囲む防液堤81を設置した点、およびドラフトチューブ21の上側開口部21aの直上に羽根82を設けた点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。防液堤81は、その平面形状は例えばコ字状とし、消化槽1の側壁11と協働して撹拌装置2Gを囲むようにしてある。このような防液堤81には、その上部開口81aを覆う図示しない天壁を設けるのも好ましい。この実施の形態7では、消化槽1の外部において管体22、23やケーシング25に亀裂が生じた場合、および連結手段24や開閉弁26が破損した場合に対応することができる。また、ドラフトチューブ21の上側開口部21aから噴出する汚泥の流れを羽根82によって乱し、表面にスカムが滞留することを防止できる。その他には実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態8.
図16は、この発明を実施するための実施の形態8における消化槽1の撹拌装置2Hを示すものである。この撹拌装置2Hは、熱交換器83を備えた点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。この場合に、消化槽1の外部に位置する管体22、23の水平部22c、23cを実施の形態1における場合よりも長くし、熱交換器83は連結手段24と開閉弁26との間において第1の管体22の水平部22cを加温するように配設してある。この実施の形態8では、汚泥を加温できる上に実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態9.
図17および図18は、この発明を実施するための実施の形態9における消化槽1の撹拌装置2Iを示すものである。この撹拌装置2Iは、上側管体91、下側管体92、およびケーシング93のうちの上側管体91とケーシング93の形状を簡素化したこと、上側管体91と下側管体92を固定体94によって固定したこと、およびグラウンドGに立設した支持架台95にポンプ27を支持した点で実施の形態6の撹拌装置2Fと異なっている。すなわち、この実施の形態9における上側管体91は実施の形態6における水平部71cを持たない簡素なL字形状とし、ケーシング93は実施の形態6における水平部73cを持たない簡素なU字形状としてある。したがって、上側管体91は上側開口部91a、鉛直部91b、および水平部91cを有し、下側管体92は下側開口部92a、鉛直部92b、および水平部92cを有し、ケーシング93は水平部93a、鉛直部93b、および水平部93cを有している。
ケーシング93の水平部93aは上側管体91の水平部91cに連結手段24を介して連結し、ケーシング93の水平部93cは下側管体92の水平部92cに連結手段24を介して連結してある。そして、支持架台95はケーシング93の鉛直部93bの近傍に位置するようにグラウンドGに立設し、このような支持架台95にはケーシング93の鉛直部93bを含むポンプ27を実施の形態6と同様に構成してある。なお、固定体94は管体91、92の鉛直部91b、92bのそれぞれの端部の間に位置させてそれらを固定するのが好ましい。この実施の形態9では、実施の形態6と同様な効果が得られる他に、上側管体91の形状を簡素化でき、更には固定体94によって管体91、92の振れを防止できる。
実施の形態10.
図19は、この発明を実施するための実施の形態10における消化槽1の撹拌装置2Jを示すものである。上記実施の形態9における撹拌装置2Iの管体91、92は非対称としてそれらを固定体94によって固定したが、この実施の形態10の撹拌装置2Jでは対称な管体91A、92Aを用い、管体91A、92Aのそれぞれの水平部91c、92cの全体を溶着、接着などによって固定してある。したがって、管体91A、92Aの水平部91c、92cには、ケーシング93の端部に連結手段24を介して連結した延長部91d、92dをそれぞれ設けてある。この実施の形態10では、管体91A、92Aの剛性を向上させてそれらの振れを防止でき、その他には実施の形態9と同様な効果が得られる。
実施の形態11.
図20および図21は、この発明を実施するための実施の形態11における消化槽1の撹拌装置2Kを示すものである。この撹拌装置2Kは、1本の上側管体101と3本の下側管体102、103、104と1つのケーシング105とを備えている点、および実施の形態9における固定体94を備えていない点で実施の形態9における撹拌装置2Iと異なっている。すなわち、上側管体101は上側開口部101a、鉛直部101b、および水平部101cを有し、上側開口部101aは上記実施の形態9における場合と同様に消化槽1の中央に位置させてある。下側管体102、103、104はそれぞれ下側開口部102a、103a、104a、鉛直部102b、103b、104b、および水平部102c、103c、104cを有している。
ここで、管体101〜104の水平部101c〜104c同士は、鉛直方向にほぼ等間隔で離間させてあると共に、平面視して相互に重ならないように位置させてある。この場合に、下側開口部102a、103a、104aは、上側開口部101aの周囲に等しい間隔で位置させるのが好ましい。他方、ケーシング105は、管体101〜104の水平部101c〜104cの外端に連結手段24を介してそれぞれ連結した分岐部105a〜105dを設けてあると共に、分岐部105a〜105dを連通させる連通部105eと連通部105fを設けてある。そして、ケーシング105の連通部105eを利用してポンプ27を構成し、このポンプ27はグラウンドGに立設した支持架台95に取り付けてある。この実施の形態11における消化槽1の撹拌装置2Kでは、汚泥をほぼ等間隔で位置する3箇所の下側開口部102a、103a、104aから噴出させるので、消化槽1の底壁12上に汚泥が滞留する所謂デッドスペースを減らすことができる。
実施の形態12.
図22および図23は、この発明を実施するための実施の形態12における消化槽1の撹拌装置2Lを示すものである。この撹拌装置2Lは、実施の形態11と同様な上側管体101を有している反面で、実施の形態11における下側管体102、103、104とほぼ同様な形状の下側管体102A、103A、104Aの水平部102c、103c、104cを鉛直平面上において順次に当接させた点で実施の形態11の撹拌装置2Kと異なっている。この場合に、下側管体102A、103A、104Aとケーシング105を連結するために、下側管体102A、104Aの水平部102c、104cに延長部102d、104dをそれぞれ設けてある。また、下側開口部102a、103a、104aは、水平部102c、103c、104cから曲がって延びる水平部102e、103e、104eを介して配置してある。この実施の形態12では、実施の形態11と同様な効果が得られる。
なお、下側管体102A、103A、104Aは、水平部102c、103c、104cの横断面形状が単に束ねたような形状となるもの、水平部102c、103c、104cの横断面形状が図24に示すように1本の大径管111の内部を3枚の仕切板112、113、114によって仕切った形状となるもの、または下側開口部102a、103a、104a、鉛直部102b、103b、104b、および水平部102c、103c、104cの縦断面形状が図25に示すように大径管115の内部に2本の小径管116、117を配置した形状となるものと代替することができる。
実施の形態13.
図26は、この発明を実施するための実施の形態13における消化槽1の撹拌装置2Mを示すものである。この撹拌装置2Mは、実施の形態1におけるドラフトチューブ21の1つの下側開口部21bに代えて複数の下側開口部121を設けた点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。すなわち、ドラフトチューブ21の鉛直部21dの下端から複数の分岐部122をほぼ水平に延在させると共に、これらの分岐部122の外端から下方に向けて鉛直部123をそれぞれ延在させ、これらの鉛直部123の下端をそれぞれ上記下側開口部121としてある。この実施の形態13では、実施の形態1と同様な効果が得られる上に、デッドスペースを減少させることができる。
実施の形態14.
図27は、この発明を実施するための実施の形態14における消化槽1の撹拌装置2Nを示すものである。この撹拌装置2Nは、実施の形態1におけるドラフトチューブ21の1つの下側開口部21bに代えて複数の下側開口部131を設けた点、およびドラフトチューブ21を消化槽1の底壁12に支持した点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。この場合に、ドラフトチューブ21の鉛直部21dの下端から複数の水平部132をほぼ水平に延在させると共に、これらの水平部132の外端から下り傾斜部133を消化槽1の底壁12に当接させるようにそれぞれ延在させ、下り傾斜部133の外端から上り傾斜部134をそれぞれ延在させ、上り傾斜部134の上端をそれぞれ上記下側開口部131としてある。
この実施の形態14における撹拌装置2Nでは、下り傾斜部133の下端または上り傾斜部134の下端を消化槽1の底壁12に当接させたので、これらが架台の役割を果たし、ドラフトチューブ21と管体22、23の位置を実施の形態1の場合よりもより正確に維持することができると共に、それらの振れを防止することができる。その他には、実施の形態1と同様な効果が得られる。
実施の形態15.
図28および図29は、この発明を実施するための実施の形態15における消化槽1の撹拌装置2Pを示すものである。この撹拌装置2Pは、実施の形態11における下側開口部102a、103a、104aを水平方向に向けた(横向きにした)点で実施の形態11における撹拌装置2Kと異なっている。したがって、この実施の形態15では、汚泥が下側開口部102a、103a、104aから図28に示す矢印方向に噴出し、汚泥に旋回流を発生させ、汚泥を効率よく撹拌することができる。その他には、実施の形態11と同様な効果が得られる。
実施の形態16.
図30は、この発明を実施するための実施の形態16における消化槽1の撹拌装置2Qを示すものである。この撹拌装置2Qは、実施の形態1におけるドラフトチューブ21の1つの下側開口部21bに代えて複数の下り傾斜管141を設けた点、各傾斜管141の下端を下側開口部142とした点、全ての傾斜管141を支持体143によって消化槽1の底壁12に支持した点、および支持体143をコンクリートなどの固定体144によって底壁12に固定した点で実施の形態1における撹拌装置2Aと異なっている。この場合に、汚泥流出管16の位置を移動させる必要がある。この実施の形態16では、デッドスペースを少なくすることができると共に、ドラフトチューブ21や管体22、23の架台の設置が楽になり、その他には実施の形態1と同様な効果が得られる。
なお、この実施の形態16ではドラフトチューブ21の下端に複数の下側開口部142を有する傾斜管141を設けたが、その代りにドラフトチューブ21の下端には多様な構造を構成することができる。例えば、図31に示すように、鉛直部21dの下端を閉塞させると共に、鉛直部21dの下部に複数の下側開口部151を鉛直部21dの周壁に沿って等間隔で設けることができる。また、図32に示すように、鉛直部21dの下端を閉塞させると共に、汚泥を鉛直部21dの接線方向に向けて噴出させるような複数のL字管152を鉛直部21dの下部に等間隔で設けることができる。
実施の形態17.
図33および図34は、この発明を実施するための実施の形態17における消化槽1の撹拌装置2Aを示すものである。この実施の形態17では、実施の形態1における消化槽1に実施の形態1における場合と同様な3つの撹拌装置2Aを設置してある。この場合に、3つの撹拌装置2Aのドラフトチューブ21は、消化槽1の中心から偏心した位置、例えば消化槽1の半径の略半分の円周上に等間隔で配置するのが好ましい。また、必要に応じて3つの撹拌装置2Aのうちの少なくとも1つの撹拌装置2Aを作動させるようにするのも好ましい。この実施の形態17では、撹拌能力を向上させることができ、その他には実施の形態1と同様な効果が得られる。
以上、実施の形態1では、算盤形の消化槽1を用いたが、通常、算盤形の消化槽1の平面面積は広いので、水面にスカムが溜り易い状態となっている。また、ドラフトチューブ21の上側開口部21aまたは下側開口部21bを流出入する汚泥の速度は1.0〜2・0m/秒となっているので、開口部21a、21bを流出入する汚泥の流れは弱く、スカムを除去できないことがある。このような場合には、上側開口部21aの形状を偏心形状、例えば楕円形として汚泥の均等流出入を防止したり、上側開口部21aの一部に任意形状の抵抗板を設けたり、上側開口部21aの上方に回転によってスカムの付着を防止し得る分散板を設けたりすれば、汚泥の流れに乱れを発生させることが可能となり、スカムを破砕し易くすることができる。さらに、汚泥はドラフトチューブ21の下端に設けた下側開口部21bから流出入するように構成したが、鉛直部21dの途中に中間開口部を形成して所謂2段噴出し構造とすれば、汚泥の循環がより円滑になり、撹拌効率が更に向上する。これらのことは、他の実施の形態2〜17にも適用できる。
この発明の実施の形態1における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態1における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 図2のA部拡大詳細図である。 この発明の実施の形態1における撹拌装置のポンプの構成図である。 この発明の実施の形態2における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態2における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態3における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態3における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態4における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態5における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態5における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態6における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態6における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態7における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態7における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図であり、羽根の拡大図を添えてある。 この発明の実施の形態8における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態9における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態9における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態10における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態11における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態11における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態12における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態12における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態12における管体の他の例の横断面図である。 この発明の実施の形態12における管体の他の例の部分縦断面図である。 この発明の実施の形態13における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態14における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態15における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態15における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態16における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。 この発明の実施の形態16における下側開口部の説明図である。 この発明の実施の形態16における下側開口部の説明図である。 この発明の実施の形態17における天壁を削除して示す、消化槽の撹拌装置の平面図である。 この発明の実施の形態17における消化槽を断面として示す、消化槽の撹拌装置の側面図である。
符号の説明
1 消化槽(汚泥処理槽)
2A〜2N、2P、2Q 撹拌装置
21 ドラフトチューブ
21a 上側開口部
21b 下側開口部
22、23、51、51A、52、52A、61、62、71、72 管体
25、63、73、93、105 ケーシング
27 ポンプ
28 仕切板
31 回転軸
32、33 軸受
34 スクリュー羽根
35 減速機
36 駆動モータ
37、95 支持架台
41 薬品槽
45 チェックフランジ
81 防液堤
83 熱交換器
91、91A、92、92A、101〜104、102A〜104A 管体
94 固定体

Claims (4)

  1. 水処理系列からの汚泥を濃縮した濃縮汚泥を消化する消化槽にポンプを設け撹拌する消化槽の撹拌装置において、前記消化槽内部で循環管の一端が上部で開口し、他端が下部で開口し、且つ、前記ポンプは逆送可能なスクリューポンプであり前記消化槽外部の前記循環管にスクリュー羽根を設けることを特徴とする消化槽の撹拌装置。
  2. 前記スクリュー羽根の羽根が2枚以上であることを特徴とする請求項1に記載の消化槽の撹拌装置。
  3. 前記スクリューポンプの軸受は2以上設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の消化槽の撹拌装置。
  4. 前記消化槽外部の循環管にチェックフランジと薬品槽を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消化槽の撹拌装置。
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