JP2006309018A - アクチュエータ - Google Patents

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光宏 與田
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Abstract

【課題】振れ角(振幅)を増大させつつ、小型化を図ることができる安価なアクチュエータを提供すること。
【解決手段】板状または略板状をなす質量部21と、質量部21を支持するための支持部22と、質量部21を支持部22に対して回動可能とするように質量部21と支持部22とを連結する弾性連結部23、24と、弾性連結部23、24と支持部22(またはこれに対し固定的に設けられた部分)とを連結するとともにこれらの間で伸縮する圧電素子31、32、33、34とを有し、圧電素子31、32、33、34が質量部21の板面にほぼ平行でかつ質量部21の回動中心軸25にほぼ直角な方向に伸縮することにより、弾性連結部23、24にねじりトルクを与えて、質量部21を回動させるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータに関するものである。
例えば、レーザープリンタ等に用いられるアクチュエータとしてポリゴンミラー(回転多面体)が知られている。
しかし、このようなポリゴンミラーにおいて、より高解像度で品質のよい印字と高速印刷を達成するには、ポリゴンミラーの回転をさらに高速にしなければならない。
現在のポリゴンミラーには高速安定回転を維持するためにエアーベアリングが使用されているが、今以上の高速回転を得るのは困難となっている。また、高速にするためには、大型のモーターが必要であり、機器の小型化の面で不利であるという問題がある。
また、このようなポリゴンミラーを用いると、構造が複雑となり、コストが高くなるといった問題も生じる。
そこで、構造の比較的簡単なアクチュエータとして、ねじり振動子を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のアクチュエータは、板状の反射ミラーを弾性変形部材により回動可能に支持し、圧電素子をその伸縮方向を反射ミラーの板厚方向とするように、圧電素子の伸縮方向での一端部が支持されているとともに他端部が弾性変形部材に接続されている。そして、圧電素子の駆動により、弾性変形部材をねじり変形させ、これに伴って、反射ミラーを回動(振動)させる。
しかしながら、かかるアクチュエータにあっては、圧電素子の伸縮方向が反射ミラーの板厚方向であるので、反射ミラーの回動角度を大きくするために、伸縮幅の大きい圧電素子を用いると、反射ミラーの板厚方向に圧電素子の寸法が大きくなり、アクチュエータの大型化を招いてしまう。
特開平11−119137号公報
本発明の目的は、振れ角(振幅)を増大させつつ、小型化を図ることができる安価なアクチュエータを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のアクチュエータは、板状または略板状をなす質量部と、
前記質量部を支持するための支持部と、
前記質量部を前記支持部に対して回動可能とするように前記質量部と前記支持部とを連結する弾性連結部と、
前記弾性連結部と前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分とを連結するとともにこれらの間で伸縮する圧電素子とを有し、
前記圧電素子が前記質量部の板面にほぼ平行でかつ前記質量部の回動中心軸にほぼ直角な方向に伸縮することにより、前記弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記質量部を回動させるよう構成されていることを特徴とする。
これにより、伸縮幅の大きい圧電素子を用いて、質量部の振れ角(振幅)を大きくしても、質量部の板厚方向に大型化するのを防止することができる。したがって、振れ角(振幅)を増大させつつ、アクチュエータの小型化を図ることができる。
また、本発明のアクチュエータは、比較的簡単な構造であるため、低コスト化を図ることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記弾性連結部の横断面は、前記質量部の板厚方向を長手とする形状をなしていることが好ましい。
これにより、質量部の板厚方向における弾性連結部の両端部に圧電素子を接続することにより、比較的簡単な構成で、圧電素子の伸縮幅を抑えつつ、質量部の振れ角(振幅)をより増大させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記弾性連結部の横断面は、長方形をなしていることが好ましい。
これにより、より簡単な構成で、圧電素子の伸縮幅を抑えつつ、質量部の振れ角(振幅)をより増大させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記弾性連結部は、前記回動中心軸を介して、前記質量部の板厚方向に互いに間隔を隔てて対向する2つの棒状連結部材で構成されていることが好ましい。
これにより、1対の棒状連結部材のそれぞれが主として曲げ変形することにより、弾性連結部全体として回動中心軸まわりにねじれ変形させて、質量部を回動させることができる。そのため、1本の弾性連結部で質量部と支持部とを連結する場合に比べて、弾性連結部に生じる応力を緩和することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記圧電素子の伸縮方向での両端部のうち、一端部が前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分に接続され、他端部が前記質量部の板厚方向における前記弾性連結部の端面に接続されていることが好ましい。
これにより、圧電素子を弾性連結部に接合する位置と回動中心軸との間の距離を大きくとることができる。そのため、圧電素子の駆動に対する質量部の追従性(応答性)を優れたものとすることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記弾性連結部の前記端面は、前記質量部の板面に平行でかつほぼ平坦となっていることが好ましい。
これにより、質量部の板厚方向における弾性連結部の端面に圧電素子を比較的簡単かつ確実に接合することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記回動中心軸が前記質量部のほぼ中央を貫いており、前記圧電素子は、前記回動中心軸に対して互いに反対方向に偏心した位置に1対設けられていることが好ましい。
これにより、弾性変形部の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子の駆動力を弾性連結部に効果的に伝達することができる。そのため、質量部の回動動作をより円滑に行うことができる。
本発明のアクチュエータでは、前記1対の圧電素子は、互いに前記回動中心軸に対して対称に設けられ、交互に伸縮動することが好ましい。
これにより、より確実に、弾性変形部の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子の駆動力を弾性連結部に効果的に伝達することができる。そのため、質量部の回動動作をさらに円滑に行うことができる。
本発明のアクチュエータでは、前記質量部は、その少なくとも一方の面に、光反射部を有していることが好ましい。
これにより、本発明のアクチュエータを光スキャナに適用することができる。
本発明のアクチュエータは、板状または略板状をなす第1の質量部と、
第2の質量部と、
前記第1の質量部および前記第2の質量部を支持するための支持部と、
前記第1の質量部を前記支持部に対して回動可能とするように前記第1の質量部と前記支持部とを連結する第1の弾性連結部と、
前記第2の質量部を前記第1の質量部に対して回動可能とするように前記第1の質量部と前記第2の質量部とを連結する第2の弾性連結部と、
前記第1の弾性連結部と前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分とを連結するとともにこれらの間で伸縮する圧電素子とを有し、
前記圧電素子が前記第1の質量部の板面にほぼ平行でかつ前記第1の質量部の回動中心軸にほぼ直角な方向に伸縮することにより、前記第1の弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記第1の質量部を回動させ、これに伴い、前記第2の弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記第2の質量部を回動させるよう構成されていることを特徴とする。
これにより、伸縮幅の大きい圧電素子を用いて、第1の質量部の振れ角(振幅)を大きくしても、第1の質量部の板厚方向に大型化するのを防止することができる。したがって、振れ角(振幅)を増大させつつ、アクチュエータの小型化を図ることができる。この場合、第1の質量部の振れ角を抑えつつ、第2の質量部の振れ角を大きくすることができる。
また、本発明のアクチュエータは、比較的簡単な構造であるため、低コスト化を図ることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第1の弾性連結部の横断面は、前記第1の質量部の板厚方向を長手とする形状をなしていることが好ましい。
これにより、第1の質量部の板厚方向における第1の弾性連結部の両端部に圧電素子を接続することにより、比較的簡単な構成で、圧電素子の伸縮幅を抑えつつ、第1の質量部の振れ角(振幅)をより増大させることができる。その結果、第2の質量部の振れ角をより増大させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第1の弾性連結部の横断面は、長方形をなしていることが好ましい。
これにより、より簡単な構成で、圧電素子の伸縮幅を抑えつつ、第1の質量部の振れ角(振幅)をより増大させることができる。その結果、第2の質量部の振れ角をより増大させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第1の弾性連結部は、前記回動中心軸を介して、前記第1の質量部の板厚方向に互いに間隔を隔てて対向する2つの棒状連結部材で構成されていることが好ましい。
これにより、1対の棒状連結部材のそれぞれが主として曲げ変形することにより、第1の弾性連結部全体として回動中心軸まわりにねじれ変形させて、第1の質量部を回動させることができる。そのため、1本の弾性連結部で第1の質量部と支持部とを連結する場合に比べて、第1の弾性連結部に生じる応力を緩和することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記圧電素子の伸縮方向での両端部のうち、一端部が前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分に接続され、他端部が前記第1の質量部の板厚方向における前記第1の弾性連結部の端面に接続されていることが好ましい。
これにより、圧電素子を第1の弾性連結部に接合する位置と回動中心軸との間の距離を大きくとることができる。そのため、圧電素子の駆動に対する第1の質量部の追従性(応答性)を優れたものとすることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第1の弾性連結部の前記端面は、前記第1の質量部の板面に平行でかつほぼ平坦となっていることが好ましい。
これにより、第1の質量部の板厚方向における第1の弾性連結部の端面に圧電素子を比較的簡単かつ確実に接合することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記回動中心軸が前記第1の質量部のほぼ中央を貫いており、前記圧電素子は、前記回動中心軸に対して互いに反対方向に偏心した位置に1対設けられていることが好ましい。
これにより、第1の弾性変形部の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子の駆動力を第1の弾性連結部に効果的に伝達することができる。そのため、第1の質量部の回動動作をより円滑に行うことができる。
本発明のアクチュエータでは、前記1対の圧電素子は、互いに前記回動中心軸に対して対称に設けられ、交互に伸縮動することが好ましい。
これにより、より確実に、第1の弾性変形部の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子の駆動力を第1の弾性連結部に効果的に伝達することができる。そのため、第1の質量部の回動動作をさらに円滑に行うことができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第2の質量部は、その少なくとも一方の面に、光反射部を有していることが好ましい。
これにより、本発明のアクチュエータを光スキャナに適用することができる。
以下、本発明のアクチュエータの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明のアクチュエータの第1実施形態について説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す部分断面斜視図、図2は、図1に示すアクチュエータの分解図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1および図2中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
アクチュエータ1は、図1に示すように、振動系を有する基体2と、この基体2の振動系を駆動する圧電素子31、32、33、34と、基体2を下方から支持する支持部材4とを有している。なお、後述する支持部22の剛性が比較的高い場合などには、支持部材4を設けなくてもよい。
基体2は、質量部21と、この質量部21を囲むように形成された枠状の支持部22と、質量部21と支持部22とを連結する1対の弾性連結部23、24とを備えている。なお、支持部22は、枠状をなしていなくてもよく、例えば、弾性連結部23に接続される部分と、弾性連結部24に接続される部分とに分割されていてもよい。
質量部21は、板状をなし、その上面には、光反射部211が設けられている。これにより、本発明のアクチュエータ1を光スキャナに適用することができる。なお、質量部21は、略板状をなしていればよい。
質量部21の平均厚さは、1〜1500μmであるのが好ましく、10〜300μmであるのがより好ましい。
このような質量部21と、これを囲むよう形成された枠状の支持部22との間に、これらを連結する1対の弾性連結部23、24が設けられている。
1対の弾性連結部23、24は、互いに同軸的に設けられており、これらを回動中心軸(回動軸線)25として、質量部21が支持部22に対して回動可能となっている。
弾性連結部23、24の横断面は、それぞれ、質量部21の板厚方向を長手とする形状をなしている。より具体的には、弾性連結部23、24の横断面は、長方形をなしている。したがって、このような弾性連結部23、24の端面(質量部21の板厚方向における弾性連結部23、24の端面)は、質量部21の板面に平行でかつほぼ平坦となっている。
弾性連結部23、24のばね定数kは、それぞれ、1×10−4〜1×10Nm/radであるのが好ましく、1×10−2〜1×10Nm/radであるのがより好ましく、1×10−1〜1×10Nm/radであるのがさらに好ましい。これにより、後述する圧電素子31、32、33、34の駆動電圧の低減化を図りつつ、質量部21の回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
このように、基体2は、質量部21と弾性連結部23、24とからなる振動系を有する1自由度振動系を構成する。
このような基体2は、例えば、シリコンを主材料として構成されている。このような基体2に対し、質量部21と、支持部22と、弾性連結部23、24とが一体的に形成されている。言い換えすれば、基体2に異形孔が形成されることにより、質量部21と、支持部22と、弾性連結部23、24とが形成されている。これにより、(1)製作工程が少なくてすむので安価となる。(2)一体型なので亀裂などの故障を回避できる。(3)弾性体としての設計が容易となる。
前述したような振動系を駆動するために、図中矢印方向に伸縮する圧電素子31、32、33、34が支持部22に支持されているとともに、圧電素子31、32が弾性連結部23に接続され、圧電素子33、34が弾性連結部24に接続されている。
より具体的には、基体2に対し上方に圧電素子31が位置し、下方に圧電素子32が位置しているとともに、圧電素子31、32の伸縮方向での一端部が支持部22に、他端部が弾性連結部23に接続されている。これと同様に、基体2に対し上方に圧電素子33が位置し、下方に圧電素子34が位置しているとともに、圧電素子33、34の伸縮方向での一端部が支持部22に、他端部が弾性連結部24に接続されている。また、圧電素子31と圧電素子32とは回動中心軸25に対し対称に設けられている。これと同様に、圧電素子33と圧電素子34とは回動中心軸25に対し対称に設けられている。
なお、圧電素子31、32、33、34の伸縮方向での一端部は、支持部22に直接接続されていなくても、支持部22に対し固定的に設けられた部分に接続されていればよい。すなわち、圧電素子31、32、33、34は、弾性連結部23、24と支持部22またはこれに対し固定的に設けられた部分とを連結するとともにこれらの間で伸縮するものであればよい。
特に、本実施形態では、回動中心軸25が質量部21のほぼ中央を貫いており、圧電素子31と圧電素子32とは、回動中心軸25に対して互いに反対方向に偏心した位置に設けられている。また、これと同様に、圧電素子33と圧電素子34とは、回動中心軸25に対して互いに反対方向に偏心した位置に設けられている。これにより、弾性連結部23、24の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子31、32、33、34の駆動力を弾性連結部23、24に効果的に伝達することができる。そのため、質量部21の回動動作をより円滑に行うことができる。
また、弾性連結部23、24の横断面は、それぞれ、質量部21の板厚方向を長手とする形状をなしているので、質量部21の板厚方向における弾性連結部23、24の両端部に圧電素子31、32、33、34を接続することにより、比較的簡単な構成で、圧電素子31、32、33、34の伸縮幅を抑えつつ、質量部21の振れ角(振幅)をより増大させることができる。特に、弾性連結部23、24の横断面は、長方形をなしているので、より簡単な構成で、圧電素子31、32、33、34の伸縮幅を抑えつつ、質量部21の振れ角(振幅)をより増大させることができる。
また、圧電素子31、32、33、34の伸縮方向での両端部のうち、一端部が支持部22に接続され、他端部が質量部21の板厚方向における弾性連結部23、24の端面に接続されているので、圧電素子31、32、33、34の駆動力により弾性連結部23、24をねじれ変形させて、質量部21を回動させることができる。その際、圧電素子31、32、33、34を弾性連結部23、24に接合する位置と回転中心軸25との間の距離を大きくとることができる。そのため、圧電素子31、32、33、34の駆動(伸縮動)に対する質量部21の追従性(応答性)を優れたものとすることができる。特に、このような弾性連結部23、24の端面(質量部21の板厚方向における弾性連結部23、24の端面)は、質量部21の板面に平行でかつほぼ平坦となっているので、質量部21の板厚方向における弾性連結部23、24の端面に圧電素子31、32、33、34を比較的簡単かつ確実に接合することができる。
このような圧電素子31、32、33、34は、それぞれ、図示しない駆動手段に接続されており、この駆動手段から電極の供給を受けて駆動する。
支持部材4は、例えば、各種ガラスやシリコン等を主材料として構成されている。
支持部材4には、図1および図2に示すように、質量部21の回動を許容するように、開口部41が形成されている。
この開口部41は、質量部21が回動(振動)する際に、支持部材4に接触するのを防止する逃げ部を構成する。開口部(逃げ部)41を設けることにより、アクチュエータ1全体の大型化を防止しつつ、質量部21の振れ角(振幅)をより大きく設定することができる。なお、質量部21の回動を許容できれば、支持部材4に、開口部41に代えて凹部を形成し、これにより、前述したような逃げ部を構成してもよい。
以上のような構成のアクチュエータ1は、次のようにして駆動する。
すなわち、圧電素子31、32を伸張状態とするとともに、圧電素子33、34を収縮状態とする状態と、圧電素子31、32を収縮状態とするとともに、圧電素子33、34を伸長状態とする状態とを交互に繰り返す。
これにより、弾性連結部23、24が回動中心軸25を中心に捩れて、質量部21が支持部22に対し回動中心軸25まわりに回動(振動)する。このとき、互いに回動中心軸25に対して対称に設けられた1対の圧電素子31、32が、同時に伸縮動する。また、これと同期して、互いに回動中心軸25に対して対称に設けられた1対の圧電素子33、34が、同時に伸縮動する。これにより、より確実に、弾性連結部23、24の姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子31、32、33、34の駆動力を弾性連結部23、24に効果的に伝達することができる。そのため、質量部21の回動動作をさらに円滑に行うことができる。
以上のように、アクチュエータ1は、圧電素子31、32、33、34が質量部21の板面にほぼ平行でかつ質量部21の回動中心軸25にほぼ直角な方向に伸縮することにより、弾性連結部23、24にねじりトルクを与えて、質量部21を回動(振動)させるよう構成されている。
以上説明したようなアクチュエータ1にあっては、圧電素子31、32、33、34の伸縮方向が質量部21(すなわち基体2)の板面に平行であるので、伸縮幅の大きい圧電素子31、32、33、34を用いて、質量部21の回動角(振れ角)を大きくしても、質量部21(すなわち基体2)の板厚方向に大型化するのを防止することができる。したがって、質量部21の回動角(振れ角)を大きくしつつ、質量部21(すなわち基体2)の板厚方向におけるアクチュエータ1の小型化を図ることができる。
このため、このようなアクチュエータ1を、例えば光スキャナに適用した場合には、小型化を図りつつ、より解像度の高いスキャニングを行うことが可能となる。
また、このようなアクチュエータ1は、従来のポリゴンミラーのような大型のモータを必要としないので、この点でも、アクチュエータの小型化を図ることができる。
さらに、前述したようなアクチュエータ1は、比較的簡単な構造であるため、低コスト化を図ることができる。
このようなアクチュエータ1は、例えば、次のようにして製造することができる。
図3および図4は、それぞれ、第1実施形態のアクチュエータの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図5および図6中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
[A1]
まず、例えばシリコンを主材料として構成された基板5を用意する。
そして、基板5の両方の面に、フォトレジストを塗布し、露光、現像を行う。これにより、図3(a)に示すように、質量部21、支持部22、弾性連結部23、24の形状に対応するように、レジストマスク6を形成する。なお、レジストマスク6に代えて、質量部21、支持部22、弾性連結部23、24の形状に対応する形状をなす金属マスク、SiOマスク、SiNマスクを用いることもできる。
[A2]
次に、このレジストマスク6を介して、基板5の両面をエッチングする。これにより、図3(b)に示すように、質量部21、支持部22、弾性連結部23、24が形成される。なお、その際、エッチングは、基板5の両面に対して、同時に行ってもよいし、片面ずつ行ってもよい。
エッチング方法としては、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、以下の各工程におけるエッチングにおいても、同様の方法を用いることができる。
[A3]
そして、レジストマスク6を除去した後、質量部21上に金属膜を成膜し、光反射部211を形成して、図3(c)に示すように、基体2を得る。
金属膜の成膜方法としては、真空蒸着、スパッタリング(低温スパッタリング)、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、溶射法、金属箔の接合等が挙げられる。なお、以下の各工程における金属膜の成膜においても、同様の方法を用いることができる。
なお、前述の工程[A1]にてレジストマスク6に代えて金属マスクを使用した場合、前述の工程[A2]にて、金属マクスの一部を除去せずに光反射部211としてもよい。
以上の工程により、図3(c)に示すように、質量部21、支持部22、弾性連結部23、24が一体的に形成された構造体、すなわち基体2が得られる。
[A4]
次に、図4(a)に示すように、支持部材4を形成するための基板として、例えばシリコンを主材料として構成された基板7を用意する。なお、基板7として、ガラス基板等を用いることもできる。
[A5]
そして、基板7に、開口部41を形成する領域を除いた部分に対応するように、例えば、アルミニウム等により金属マスクを形成する。
次に、この金属マスクを介して、基板7をエッチングした後、金属マスクを除去する。これにより、図4(b)に示すように、開口部41が形成された支持部材4が得られる。
[A6]
次に、図4(c)に示すように、前記工程[A3]で得られた構造体の基体2と、工程[A5]で得られた支持部材4とを、例えば直接接合等により接合するとともに、基体2の両面に圧電素子31、32、33、34を取り付けて、アクチュエータ1を得る。
なお、基板7としてガラス基板を用いた場合には、基体2と支持部材4とを接合を陽極接合により行うことができる。
以上のようにして、第1実施形態のアクチュエータ1が製造される。
<第2実施形態>
次に、本発明のアクチュエータの第2実施形態について説明する。
図5は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す部分断面斜視図、図6は、図5に示すアクチュエータのA−A線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図5中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」、図6中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、第2実施形態のアクチュエータについて、前述した第1実施形態のアクチュエータとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態のアクチュエータ1Aは、第1実施形態の弾性連結部23、24に代えて、弾性連結部23A、24Aを有している以外は、第1実施形態のアクチュエータ1とほぼ同様である。
すなわち、図5および図6に示すアクチュエータ1Aは、振動系を有する基体2Aと、この基体2Aの振動系を駆動する圧電素子31、32、33、34と、基体2Aを下方から支持する支持部材4とを有している。
基体2Aは、質量部21Aと、この質量部21Aを囲むように形成された枠状の支持部22Aと、質量部21Aと支持部22Aとを連結する1対の弾性連結部23A、24Aとを備えている。
特に、本実施形態では、弾性連結部23Aが、上下に間隔を隔てた平行な1対の棒状連結部材231、232を有し、これと同様に、弾性連結部24Aが、上下に間隔を隔てた平行な1対の棒状連結部材241、242を有している。
棒状連結部材231と棒状連結部材232とは、棒状連結部材231が回動中心軸25の上方に位置するとともに、棒状連結部材232が回動中心軸25の下方に位置して、互いに間隔を隔てて対向している。また、棒状連結部材231と棒状連結部材232とは、それぞれ、その横断面が三角形状をなしている。なお、棒状連結部材231、232の横断面形状は、前述したものに限定されず、例えば、四角形、五角形などの他の多角形、円形、楕円形などであってもよい。
また、棒状連結部材231と棒状連結部材232とは、それぞれ、互いに対向する方向に向けて、その横断面積が漸減するようになっている。また、棒状連結部材231の下端、棒状連結部材232の上端が、質量部21の板面(すなわち基体2の板面)とほば平行かつほぼ平坦な面となっている。
前述した棒状連結部材231、232と同様に、棒状連結部材241と棒状連結部材242とは、棒状連結部材241が回動中心軸25の上方に位置するとともに、棒状連結部材242が回動中心軸25の下方に位置して、互いに間隔を隔てて対向している。また、棒状連結部材241と棒状連結部材242とは、それぞれ、その横断面が三角形状をなしている。なお、棒状連結部材241、242の横断面形状は、前述したものに限定されず、例えば、四角形、五角形などの他の多角形、円形、楕円形などであってもよい。
また、棒状連結部材241と棒状連結部材242とは、互いに対向する方向に向けて、その横断面積が漸減するようになっている。また、棒状連結部材241の下端、棒状連結部材242の上端が、質量部21の板面(すなわち基体2の板面)とほば平行かつほぼ平坦な面となっている。
このような弾性連結部23A、24Aにあっては、棒状連結部材231の下面に圧電素子31、棒状連結部材232の上面に圧電素子32が接続されている。また、棒状連結部材241の下面に圧電素子33、棒状連結部材242の上面に圧電素子34が接続されている。
より具体的には、基体2Aに対し上方に圧電素子31が位置し、下方に圧電素子32が位置しているとともに、圧電素子31、32の伸縮方向での一端部が支持部22Aに、圧電素子31の伸縮方向での他端部が棒状連結部材231の下端、圧電素子32の伸縮方向での他端部が棒状連結部材232の上端に接続されている。これと同様に、基体2Aに対し上方に圧電素子33が位置し、下方に圧電素子34が位置しているとともに、圧電素子33、34の伸縮方向での一端部が支持部22Aに、圧電素子33の伸縮方向での他端部が棒状連結部材241の下端、圧電素子34の伸縮方向での他端部が棒状連結部材242の上端に接続されている。
このような第2実施形態のアクチュエータ1Aによっても、前述した第1実施形態のアクチュエータ1と同様の作用・効果が得られる。
これに加え、本実施形態のアクチュエータ1Aは、棒状連結部材231、232、241、242のそれぞれが主として曲げ変形することにより、弾性連結部23A全体および弾性連結部24A全体を回動中心軸まわりにねじれ変形させて、質量部21を回動させることができる。そのため、質量部21と支持部22とを連結する弾性連結部が1本の棒状連結部材で構成されている場合に比べて、弾性連結部23A、24Aに生じる応力を緩和することができる。
このようなアクチュエータ1Aは、例えば、次のようにして製造することができる。
図7および図8は、それぞれ、第2実施形態のアクチュエータ1Aの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図7および図8中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
[B1]
まず、例えばシリコンを主材料として構成された基板5Aを用意する。本実施形態では、基板5Aには、(100)基板のシリコン単結晶基板を用いる。
そして、基板5Aの両方の面に、フォトレジストを塗布し、露光、現像を行う。これにより、図7(a)に示すように、質量部21A、支持部22A、弾性連結部23A、24Aの形状に対応するように、レジストマスク6Aを形成する。なお、レジストマスク6Aに代えて、質量部21A、支持部22A、弾性連結部23A、24Aの形状に対応する形状をなす金属マスクを用いることもできる。
[B2]
次に、このレジストマスク6Aを介して、基板5Aの両面に対し異方性エッチングを行う。シリコンに対する異方性エッチングは(100)面で速く進み、(111)面で遅く進むため、まず、基板5Aは、図7(b)に示すように、基板5Aを上下に貫通する孔が形成される。その後、エッチングが側方に進んで、図7(c)に示す状態を経て、図7(d)に示すように、質量部21A、支持部22A、弾性連結部23A、24Aが形成される。
[B3]
そして、レジストマスク6Aを除去した後、質量部21A上に金属膜を成膜し、光反射部211を形成して、図7(e)に示すように、基体2Aを得る。
金属膜の成膜方法としては、前述した第1実施形態の工程[A3]と同様に、真空蒸着、スパッタリング(低温スパッタリング)、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、溶射法、金属箔の接合等が挙げられる。なお、以下の各工程における金属膜の成膜においても、同様の方法を用いることができる。
なお、前述した第1実施形態と同様に、前述の工程[B1]にてレジストマスク6Aに代えて金属マスクを使用した場合、前述の工程[B2]にて、金属マクスの一部を除去せずに光反射部211としてもよい。
以上の工程により、図7(e)に示すように、質量部21A、支持部22A、弾性連結部23A、24Aが一体的に形成された構造体、すなわち基体2Aが得られる。
[B4]
次に、図8(a)に示すように、前述した第1実施形態の工程[A4]と同様に、支持部材4を形成するための基板として、例えばシリコンを主材料として構成された基板7を用意する。なお、基板7として、ガラス基板等を用いることもできる。
[B5]
そして、前述した第1実施形態の工程[A5]と同様に、基板7に、開口部41を形成する領域を除いた部分に対応するように、例えば、アルミニウム等により金属マスクを形成する。
次に、この金属マスクを介して、基板7をエッチングした後、金属マスクを除去する。これにより、図8(b)に示すように、開口部41が形成された支持部材4が得られる。
[B6]
次に、図8(c)に示すように、前記工程[B3]で得られた構造体の基体2Aと、工程[B5]で得られた支持部材4とを、例えば直接接合等により接合するとともに、基体2Aの両面に圧電素子31、32、33、34を取り付けて、アクチュエータ1Aを得る。
なお、基板7としてガラス基板を用いた場合には、基体2Aと支持部材4との接合を陽極接合により行うことができる。
以上のようにして、第2実施形態のアクチュエータ1Aが製造される。
<第3実施形態>
次に、本発明のアクチュエータの第3実施形態について説明する。
図9は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す平面図、図10は、図9に示すアクチュエータのB−B線断面図、図11は、印加した交流電圧の周波数と、第1の質量部および第2の質量部の共振曲線を示すグラフである。なお、以下では、説明の便宜上、図10中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」、図6中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、第3実施形態のアクチュエータについて、前述した第1実施形態のアクチュエータとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態のアクチュエータ1Bは、2自由度振動系のアクチュエータである以外は、第1実施形態のアクチュエータ1とほぼ同様である。
すなわち、図9および図10に示すアクチュエータ1Bは、2自由度振動系を有する基体2Bと、この基体2Bの振動系を駆動する圧電素子31、32、33、34と、基体2Bを下方から支持する支持部材4Bとを有している。
基体2Bは、1対の第1の質量部(駆動部)21B、21Cと、第2の質量部(可動部)21Dと、1対の支持部22B、22Cとを有している。
このアクチュエータ1Bは、第2の質量部21Dが基体2Bのほぼ中央に位置するとともに、この第2の質量部21Dを介し、第1の質量部21Cが一端側(右側)に設けられ、第1の質量部21Bが他端側(左側)に設けられている。
第1の質量部21B、21Cおよび第2の質量部21Dは、いずれも、ほぼ平板状をなしている。また、本実施形態では、第1の質量部21B、21Cは、互いにほぼ同一形状かつほぼ同一寸法で、第2の質量部21Dを介して、ほぼ対称に設けられている。
また、第1の質量部21Cの図中右側に一方の支持部22Cが配置され、第1の質量部21Bの図中左側に他方の支持部22Bが配置されている。
第2の質量部21Dの上面(後述する支持部材4Bと反対側の面)には、光反射部211が設けられている。これにより、本発明のアクチュエータ1Bを光スキャナに適用することができる。
また、アクチュエータ1Bは、図9に示すように、第1の質量部21B、21Cが対応する支持部22B、22Cに対して回動可能となるように、第1の質量部21B、21Cと支持部22B、22Cとを連結する一対の第1の弾性連結部23B、24Bを有している。また、第2の質量部21Dが第1の質量部21B、21Cに対して回動可能となるように、第1の質量部21B、21Cと、第2の質量部21Dとを連結する一対の第2の弾性連結部23C、24Cを有している。
すなわち、第2の質量部21Dは第2の弾性連結部23C、24Cを介して、第1の質量部21B、21Cにそれぞれ接続され、第1の質量部21B、21Cは、第1の弾性連結部23B、24Bを介して支持部22B、22Cにそれぞれ接続されている。また、第1の弾性連結部23B、24Bと、第2の弾性連結部23C、24Cとは同軸的に設けられており、これらが回動中心軸(回転軸)25となる。
第1の弾性連結部23B、24Bの横断面は、それぞれ、第1の質量部21B、21Cの板厚方向を長手とする形状をなしている。より具体的には、第1の弾性連結部23B、24Bの横断面は、それぞれ、長方形をなしている。
これらの第1の質量部21B、21C、第2の質量部21D、支持部22B、22C、第1の弾性連結部23B、24Bおよび第2の弾性連結部23C、24Cは、後述するように、例えば、シリコン等を主材料として、好ましくは一体的に形成されている。
このように、基体2Bは、第1の質量部21B、21Cと第1の弾性連結部23B、24Bとからなる第1の振動系と、第2の質量部21Dと第2の弾性連結部23C、24Cとからなる第2の振動系とを有する2自由度振動系を構成する。
このような2自由度振動系を駆動するために、図中矢印方向に伸縮する圧電素子31、32が支持部22B、圧電素子33、34が支持部22Cに支持されているとともに、圧電素子31、32が第1の弾性連結部23Bに接続され、圧電素子33、34が第1の弾性連結部24Bに接続されている。
より具体的には、基体2Bに対し上方に圧電素子31が位置し、下方に圧電素子32が位置しているとともに、圧電素子31、32の伸縮方向での一端部が支持部22Bに、他端部が第1の弾性連結部23Bに接続されている。これと同様に、基体2Bに対し上方に圧電素子33が位置し、下方に圧電素子34が位置しているとともに、圧電素子33、34の伸縮方向での一端部が支持部22Cに、他端部が第1の弾性連結部24Bに接続されている。また、圧電素子31と圧電素子32とは回動中心軸25に対し対称に設けられている。これと同様に、圧電素子33と圧電素子34とは回動中心軸25に対し対称に設けられている。
このような圧電素子31、32、33、34は、それぞれ、図示しない駆動手段に接続されており、この駆動手段から電極の供給を受けて駆動する。
支持部材4Bは、各種ガラスやシリコン等を主材料として構成され、支持部22B、22Cに接合されている。
支持部材4Bは、図9および図10に示すように、前述した2自由度振動系に対応する位置に開口部41Bが形成されている。この開口部41Bは、第1の質量部21B、21Cおよび第2の質量部21Dが回動(振動)する際に、これらが支持部材4Bに接触するのを防止する逃げ部を構成する。開口部(逃げ部)41Bを設けることにより、アクチュエータ1B全体の大型化を防止しつつ、第2の質量部21Dの振れ角(振幅)をより大きく設定することができる。
なお、逃げ部は、前述したような効果を十分に発揮し得る構成であれば、必ずしも支持部材4Bの下面(基体2Bと反対側の面)で開放(開口)していなくてもよい。すなわち、逃げ部は、支持部材4Bの上面に形成された凹部で構成することもできる。
このようなアクチュエータ1Bは、次のようにして駆動する。
すなわち、圧電素子31、32と圧電素子33、34とに対し、交互に電圧(例えば位相を180°ずらした交流(交番)電圧)を印加する。すると、圧電素子31、32を伸張状態とするとともに、圧電素子33、34を収縮状態とする状態と、圧電素子31、33を収縮状態とするとともに、圧電素子33、34を伸長状態とする状態とを交互に繰り返す。
これにより、第1の弾性連結部23B、24Bが回動中心軸25を中心に捩れて、第1の質量部21B、21Cが支持部22B、22Cに対し回動中心軸25まわりに回動(振動)する。このとき、圧電素子31、32、33、34が第1の質量部21B、21Cの板面にほぼ平行でかつ第1の質量部21B、21Cの回動中心軸25にほぼ直角な方向に伸縮することにより、第1の弾性連結部23B、24Bにねじりトルクを与えて、第1の質量部21B、21Cを回動させる。
そして、この第1の質量部21B、21Cの振動(駆動)に伴って、第2の弾性連結部23C、24Cにねじりトルクを与えて、第2の弾性連結部23C、24Cを介して第1の質量部21B、21Cに連結されている第2の質量部21Dも、回動中心軸25(第2の弾性連結部23C、24C)を軸に振動(回転)する。
ここで、第1の質量部21Cの回動中心軸25からこれに対してほぼ垂直な方向(長手方向)での長さをLとし、第1の質量部21Bの回動中心軸25からこれに対してほぼ垂直な方向(長手方向)での長さをLとし、第2の質量部21Dの回動中心軸25からこれに対してほぼ垂直な方向での長さをLとしたとき、本実施形態では、第1の質量部21B、21Cが、それぞれ独立して設けられているため、第1の質量部21B、21Cと、第2の質量部21Dとが干渉せず、第2の質量部21Dの大きさ(長さL)にかかわらず、LおよびLを小さくすることができる。これにより、第1の質量部21B、21Cの回転角度(振れ角)を大きくすることができ、第2の質量部21Dの回転角度を大きくすることができる。
ここで、第1の質量部21B、21Cおよび第2の質量部21Dの寸法は、それぞれ、L<LかつL<Lなる関係を満足するよう設定されるのが好ましい。
前記関係を満たすことにより、LおよびLをより小さくすることができ、第1の質量部21B、21Cの回転角度をより大きくすることができ、第2の質量部21Dの回転角度をさらに大きくすることができる。
この場合、第2の質量部21Dの最大回転角度が、20°以上となるように構成されるのが好ましい。
これらによって、第1の質量部21B、21Cの低電圧駆動と、第2の質量部21Dの大回転角度での振動(回動)とを実現することができる。
このため、このようなアクチュエータ1Bを、例えばレーザープリンタや、走査型共焦点レーザー顕微鏡等の装置に用いられる光スキャナに適用した場合、より容易に装置を小型化することができる。
なお、前述したように、本実施形態では、LとLとはほぼ等しく設定されているが、LとLとが異なっていてもよいことは言うまでもない。
ところで、このような2自由度振動系のアクチュエータ1Bでは、第1の質量部21B、21Cおよび第2の質量部21Dの振幅(振れ角)と、圧電素子31、32、33、34に印加する電圧の周波数との間に、図11に示すような周波数特性が存在している。
すなわち、第1の質量部21B、21Cと、第2の質量部21Dの振幅とが大きくなる2つの共振周波数fm[kHz]、fm[kHz](ただし、fm<fm)と、第1の質量部21B、21Cの振幅がほぼ0となる、1つの***振周波数fm[kHz]とを有している。
このアクチュエータ1Bでは、圧電素子31、32、33、34に印加する電圧の周波数Fが、2つの共振周波数のうち低いもの、すなわち、fmとほぼ等しくなるように設定するのが好ましい。これにより、第1の質量部21B、21Cの振幅を抑制しつつ、第2の質量部21Dの振れ角(回転角度)を大きくすることができる。
なお、本明細書中では、F[kHz]とfm[kHz]とがほぼ等しいとは、(fm−1)≦F≦(fm+1)の条件を満足することを意味する。
第1の質量部21B、21Cの平均厚さは、それぞれ、1〜1500μmであるのが好ましく、10〜300μmであるのがより好ましい。
第2の質量部21Dの平均厚さは、1〜1500μmであるのが好ましく、10〜300μmであるのがより好ましい。
第1の弾性連結部23B、24Bのばね定数kは、1×10−4〜1×10Nm/radであるのが好ましく、1×10−2〜1×10Nm/radであるのがより好ましく、1×10−1〜1×10Nm/radであるのがさらに好ましい。これにより、第2の質量部21Dの回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
一方、第2の弾性連結部23C、24Cのばね定数kは、1×10−4〜1×10Nm/radであるのが好ましく、1×10−2〜1×10Nm/radであるのがより好ましく、1×10−1〜1×10Nm/radであるのがさらに好ましい。これにより、第1の質量部21B、21Cの振れ角を抑制しつつ、第2の質量部21Dの振れ角をより大きくすることができる。
また、第1の弾性連結部23B、24Bのばね定数kと第2の弾性連結部23C、24Cのばね定数kとは、k>kなる関係を満足するのが好ましい。これにより、第1の質量部21B、21Cの振れ角を抑制しつつ、第2の質量部21Dの回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
さらに、第1の質量部21B、21Cの慣性モーメントをJとし、第2の質量部21Dの慣性モーメントをJとしたとき、JとJとは、J≦Jなる関係を満足することが好ましく、J<Jなる関係を満足することがより好ましい。これにより、第1の質量部21B、21Cの振れ角を抑制しつつ、第2の質量部21Dの回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
ところで、第1の質量部21B、21Cと第1の弾性連結部23B、24Bとからなる第1の振動系の固有振動数ωは、第1の質量部21B、21Cの慣性モーメントをJと、第1の弾性連結部23B、24Bのばね定数kとにより、ω=(k/J1/2によって与えられる。一方、第2の質量部21Dと第2の弾性連結部23C、24Cとからなる第2の振動系の固有振動数ωは、第2の質量部21Dの慣性モーメントをJと、第2の弾性連結部23C、24Cのばね定数kとにより、ω=(k/J1/2によって与えられる。
このようにして求められる第1の振動系の固有振動数ωと第2の振動系の固有振動数ωとは、ω>ωの関係を満足するのが好ましい。これにより、第1の質量部21B、21Cの振れ角を抑制しつつ、第2の質量部21Dの回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
このような第3実施形態のアクチュエータ1Bによっても、前述した第1実施形態のアクチュエータ1と同様の作用・効果が得られる。具体的には、伸縮幅の大きい圧電素子31、32、33、34を用いて、第1の質量部21B、21Cの振れ角(振幅)を大きくしても、第1の質量部21B、21Cの板厚方向に大型化するのを防止することができる。したがって、振れ角(振幅)を増大させつつ、アクチュエータ1Bの小型化を図ることができる。特に、本実施形態では、第1の質量部21B、21Cの振れ角を抑えつつ、第2の質量部21Dの振れ角を大きくすることができる。
本実施形態では、第1の弾性連結部23B、24Bの横断面がそれぞれ第1の質量部21B、21Cの板厚方向を長手とする形状をなしているので、質量部21B、21Cの板厚方向における弾性連結部23B、24Bの両端部に圧電素子31、32、33、34を接続することにより、比較的簡単な構成で、圧電素子31、32、33、34の伸縮幅を抑えつつ、第1の質量部21B、21Cの振れ角(振幅)をより増大させることができる。その結果、第2の質量部21Dの振れ角をより増大させることができる。特に、第1の弾性連結部23B、23Cの横断面は、それぞれ、長方形をなしているので、より簡単な構成で、圧電素子31、32、33、34の伸縮幅を抑えつつ、第1の質量部21B、21Cの振れ角(振幅)をより増大させることができる。その結果、第2の質量部21Dの振れ角をより増大させることができる。
また、圧電素子31、32、33、34の伸縮方向での両端部のうち、一端部が支持部22B、22Cに接続され、他端部が第1の質量部21B、21Cの板厚方向における第1の弾性連結部23B、24Bの端面に接続されているので、圧電素子31、32、33、34を第1の弾性連結部23B、24Bに接合する位置と回動中心軸25との間の距離を大きくとることができる。そのため、圧電素子31、32、33、34の駆動に対する第1の質量部21B、21Cの追従性(応答性)を優れたものとすることができる。
また、第1の質量部21B、21Cの板面に直角な方向における第1の弾性連結部23B、24Bの端面は、第1の質量部21B、21Cの板面に平行でかつほぼ平坦となっているので、第1の質量部21B、21Cの板厚方向における第1の弾性連結部23B、24Bの端面に圧電素子31、32、33、34を比較的簡単かつ確実に接合することができる。
また、回動中心軸25が第1の質量部21B、21Cのほぼ中央を貫いており、圧電素子31、32、33、34は、回動中心軸25に対して偏心した位置に1対設けられているので、第1の弾性連結部23B、24Bの姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子31、32、33、34の駆動力を第1の弾性連結部23B、24Bに効果的に伝達することができる。そのため、第1の質量部21B、21Cの回動動作をより円滑に行うことができる。特に、1対の圧電素子31、32は、互いに回動中心軸25に対して対称に設けられ、交互に伸縮動する。また、1対の圧電素子33、34は、互いに回動中心軸25に対して対称に設けられ、交互に伸縮動する。これにより、より確実に、第1の弾性連結部23B、24Bの姿勢を所望のものとしつつ、圧電素子31、32、33、34の駆動力を第1の弾性連結部23B、24Bに効果的に伝達することができる。そのため、第1の質量部21B、21Cの回動動作をさらに円滑に行うことができる。
以上説明したようなアクチュエータ1、1A、1Bは、例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡等の光スキャナ、イメージング用ディスプレイ等に好適に適用することができる。
以上、本発明のアクチュエータについて、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、本発明のアクチュエータは、前述した第1〜3実施形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせるようにしてもよい。
また、本発明のアクチュエータでは、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した第1、2実施形態では、弾性連結部を質量部の両側に一対有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、弾性連結部を質量部の両側に二対以上有していてもよい。
また、前述した第3実施形態では、第1の弾性連結部および第2の弾性連結部のそれぞれを一対有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、二対以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、光反射部211が質量部21または第2の質量部21Dの上面(一方の側の面)に設けられている構成について説明したが、例えば、下面に設けられている構成であってもよいし、両方の面に設けられている構成であってもよい。
また、圧電素子の配置、数などは、圧電素子が質量部または第1の質量部の板面にほぼ平行でかつその回動中心軸にほぼ直角な方向に伸縮して、弾性連結部(第1の弾性連結部)にねじりモーメントを与えることができれば、前述した実施形態のものに限定されない。
例えば、前述した第1〜第3実施形態では、基体の両面に圧電素子が設けられている構成について説明したが、基体の一方の面だけに圧電素子が設けられていてもよい。
また、前述した第1〜第3実施形態では、1対の弾性連結部(第1の弾性連結部)の両方に対し圧電素子を設けたが、いずれか一方の弾性連結部にのみ圧電素子を設けてもよい。
また、前述した実施形態では、弾性連結部および第1の弾性連結部の形状として図示の構成のものについて説明したが、これに限定されず、例えば、その形状が、クランク形状等であってもよいし、分岐した構造を有するものであってもよい。また、第2の弾性連結部の形状も、第2の質量部を第1の質量部に対して回動できるものであれば、任意である。
また、前述した第3の実施形態では、第1の質量部が一対で設けられる構成のものであったが、第1の質量部は、第2の質量部を囲むように設けられる構成のものであってもよい。
本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す部分断面斜視図である。 図1に示すアクチュエータの分解図である。 第1実施形態のアクチュエータの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 第1実施形態のアクチュエータの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す部分断面斜視図である。 図5に示すアクチュエータのA−A線断面図である。 第2実施形態のアクチュエータの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 第2実施形態のアクチュエータの製造方法を説明するための図(縦断面図)である。 本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す平面図である。 図9に示すアクチュエータのB−B線断面図である。 印加した交流電圧の周波数と、第1の質量部および第2の質量部の共振曲線を示すグラフである。
符号の説明
1、1A、1B……アクチュエータ 2、2A、2B……基体 21、21A……質量部 21B、21C……第1の質量部 21D……第2の質量部 211……光反射部 22、22A、22B、22C……支持部 23、23A、24、24A……弾性連結部 23B、24B……第1の弾性連結部 23C、24C……第2の弾性連結部 231、232、241、242……棒状連結部材 25……回動中心軸 31、32、33、34……圧電素子 4、4B……支持部材 41、41B……開口部 5、5A……基板 6、6A……レジストマスク 7……基板 L、L、L……距離

Claims (18)

  1. 板状または略板状をなす質量部と、
    前記質量部を支持するための支持部と、
    前記質量部を前記支持部に対して回動可能とするように前記質量部と前記支持部とを連結する弾性連結部と、
    前記弾性連結部と前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分とを連結するとともにこれらの間で伸縮する圧電素子とを有し、
    前記圧電素子が前記質量部の板面にほぼ平行でかつ前記質量部の回動中心軸にほぼ直角な方向に伸縮することにより、前記弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記質量部を回動させるよう構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記弾性連結部の横断面は、前記質量部の板厚方向を長手とする形状をなしている請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記弾性連結部の横断面は、長方形をなしている請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記弾性連結部は、前記回動中心軸を介して、前記質量部の板厚方向に互いに間隔を隔てて対向する2つの棒状連結部材で構成されている請求項1に記載のアクチュエータ。
  5. 前記圧電素子の伸縮方向での両端部のうち、一端部が前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分に接続され、他端部が前記質量部の板厚方向における前記弾性連結部の端面に接続されている請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 前記弾性連結部の前記端面は、前記質量部の板面に平行でかつほぼ平坦となっている請求項5に記載のアクチュエータ。
  7. 前記回動中心軸が前記質量部のほぼ中央を貫いており、前記圧電素子は、前記回動中心軸に対して互いに反対方向に偏心した位置に1対設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載のアクチュエータ。
  8. 前記1対の圧電素子は、互いに前記回動中心軸に対して対称に設けられ、交互に伸縮動する請求項7に記載のアクチュエータ。
  9. 前記質量部は、その少なくとも一方の面に、光反射部を有している請求項1ないし8のいずれかに記載のアクチュエータ。
  10. 板状または略板状をなす第1の質量部と、
    第2の質量部と、
    前記第1の質量部および前記第2の質量部を支持するための支持部と、
    前記第1の質量部を前記支持部に対して回動可能とするように前記第1の質量部と前記支持部とを連結する第1の弾性連結部と、
    前記第2の質量部を前記第1の質量部に対して回動可能とするように前記第1の質量部と前記第2の質量部とを連結する第2の弾性連結部と、
    前記第1の弾性連結部と前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分とを連結するとともにこれらの間で伸縮する圧電素子とを有し、
    前記圧電素子が前記第1の質量部の板面にほぼ平行でかつ前記第1の質量部の回動中心軸にほぼ直角な方向に伸縮することにより、前記第1の弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記第1の質量部を回動させ、これに伴い、前記第2の弾性連結部にねじりトルクを与えて、前記第2の質量部を回動させるよう構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  11. 前記第1の弾性連結部の横断面は、前記第1の質量部の板厚方向を長手とする形状をなしている請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 前記第1の弾性連結部の横断面は、長方形をなしている請求項11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記第1の弾性連結部は、前記回動中心軸を介して、前記第1の質量部の板厚方向に互いに間隔を隔てて対向する2つの棒状連結部材で構成されている請求項10に記載のアクチュエータ。
  14. 前記圧電素子の伸縮方向での両端部のうち、一端部が前記支持部またはこれに対し固定的に設けられた部分に接続され、他端部が前記第1の質量部の板厚方向における前記第1の弾性連結部の端面に接続されている請求項10ないし13のいずれかに記載のアクチュエータ。
  15. 前記第1の弾性連結部の前記端面は、前記第1の質量部の板面に平行でかつほぼ平坦となっている請求項14に記載のアクチュエータ。
  16. 前記回動中心軸が前記第1の質量部のほぼ中央を貫いており、前記圧電素子は、前記回動中心軸に対して互いに反対方向に偏心した位置に1対設けられている請求項10ないし15のいずれかに記載のアクチュエータ。
  17. 前記1対の圧電素子は、互いに前記回動中心軸に対して対称に設けられ、交互に伸縮動する請求項16に記載のアクチュエータ。
  18. 前記第2の質量部は、その少なくとも一方の面に、光反射部を有している請求項10ないし17のいずれかに記載のアクチュエータ。
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