JP2006305175A - 拭き取りシート - Google Patents

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Abstract

【課題】 拭き取り摩擦力や塵埃の捕捉機能を高めた拭き取りシート面をもつ、使い捨ての拭き取りシートを提供する。
【解決手段】 実質的に平らなシート面を有する平面シート2と、表面側の凸部3aが裏面側の凹部3dに対応し、表面側の凹部3bが裏面側の凸部3cに対応する凹凸構造のエンボスシート3とを備え、このエンボスシートの裏面側の各凸部3cの頂部と前記平面シートのシート面とを接着4した積層シートとし、この積層シートの前記エンボスシート3を、該エンボスシートの表面側の中空状の各凸部3aを圧潰して該位置に表面側の凹部3bとの境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部で囲まれた皺部5bから成る皺付与凸部5を形成した皺付きシート6とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、掃除用タオルシート、キッチンタオルシートとして有用な、拭き取り機能に優れた使い捨ての拭き取りシートに関する。
掃除用タオルシートとして、あるいは台所用のキッチンタオルシートとして用いられている使い捨ての拭き取りシートとしては、紙製や不織布製のものが広く使用されている。これらの拭き取りシートには、微小なメッシュや微小なクレープを形成した実質的に平らな拭き取りシート面をもつものや、エンボスロールを通過させることによって、この拭き取りシートの拭き取り両面に実質的に同じ凹凸構造のエンボスを形成したものも知られている。(例えば、特開2004−267237号のエンボス付おしぼり用原紙)
ところで、掃除用の拭き取りシートとして床面やレンジ周りなどの汚れを拭き取る場合、拭き取り対象の床面には微小な塵埃や比較的大きな塵埃など大小さまざまな塵埃が付着されているため、この拭き取りシートには、これら大小さまざまな塵埃を捕捉し拭き取る機能が求められる。また、レンジ周りなどに付着した油性のしつこい汚れを拭き取る場合には、拭き取りシートの拭き取り摩擦力を高めた、いわゆる粗拭き的な働きも求められる。
一方、キッチン用の拭き取りシートとして食器などの汚れを拭き取る場合、水洗い後の食器類に付着されている水分を拭き取る一般的な働きのほかに、食器に強固に付着した食べカス等のしつこい汚れを水洗前に予め拭き取り取り除く、拭き取りシートの拭き取り摩擦力を高めた、いわゆる粗拭き的な働きも求められる。
しかし、実質的に平らな拭き取りシート面をもつ従来の紙製や不織布製の拭き取りシートは、拭き取り対象に付着された水分を効果的に拭き取る吸水性を高めたものはいろいろ知られているが、拭き取り対象に頑固に付着された汚物や食べカスを拭き取り取り除けるようにした、拭き取りシートの拭き取り摩擦力を高めたものは知られていない。また、実質的に平らな拭き取りシート面をもつ従来の紙製や不織布製の拭き取りシートは、その拭き取りシート面で大小さまざまな塵埃を捕捉する働きが十分でなく、これらを確実に拭き取ることができなかった。
また、平らなシートにエンボス加工を施して凹凸構造とした拭き取りシートは、平らなシート面の拭き取りシートに比べていくらか拭き取り摩擦力や塵埃の捕捉機能を期待できそうであるが、拭き取り時に手で抑圧されると抑圧された凹凸エンボス部が全体的に伸びたように均されて凹凸がほとんど消えてしまうのが実情であり、単にエンボスを施しただけでは、実効性に欠け上記の課題を解決できないものであった。
特開2004−267237号公報
本発明に係る拭き取りシートは、このような実情に鑑み開発したもので、その解決課題としては、拭き取り摩擦力や塵埃の捕捉機能を高めたシート構造を有する拭き取りシート面をもつ、掃除用タオルシートやキッチンタオルシートとして有用な、使い捨ての拭き取りシートを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、実質的に平らなシート面を有する紙や不織布などの平面シートと、表面側の凸部が裏面側の凹部に対応し、表面側の凹部が裏面側の凸部に対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に形成した紙や不織布などのエンボスシートとを備え、このエンボスシートの表面側の各凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部と前記平面シートのシート面とを部分的に接着した積層シートとし、この積層シートの一面側を成す前記エンボスシートを、前記平面シートのシート面に対して前記接着部で位置固定された該エンボスシートの表面側の中空状の各凸部を圧潰して該位置に表面側の凹部との境界を成す凸状エッジ部と該凸状エッジ部で囲まれた皺部から成る皺付与凸部を形成した皺付きシートとしたことを特徴とする拭き取りシートを提供する。
この拭き取りシートの発明は、積層シート構造の拭き取りシートの少なくとも一面側を皺付きシートとし、この皺付きシートは、前記平面シートのシート面に対して前記接着部で位置固定された該エンボスシートの表面側の中空状の各凸部を圧潰して該位置に表面側の凹部(この表面側の凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部は前記平面シートのシート面に接着されている。)との境界を成す凸状エッジ部と該凸状エッジ部で囲まれた皺部から成る皺付与凸部を形成したものであるため、この皺付きシートの前記皺付与凸部の凸状エッジ部と該凸状エッジ部で囲まれた皺部による、拭き取り摩擦力が強く、拭き取り対象に頑固に付着された汚物や食べカスを効果的に拭き取ることができる。また、皺付与凸部と表面側の凹部は交互に形成され、皺付与凸部の周りには表面側の凹部が隣接的に配され表面側の凹部で囲まれる構造であり、この表面側の凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部は前記平面シートのシート面に接着された構造であるため、単にエンボスを施しただけのシートとは異なり、拭き取り時に手で抑圧しても抑圧された皺付与凸部が全体的に伸びたように均されにくく、交互に形成された皺付与凸部と表面側の凹部との凹凸構造が保持され消えにくい。このため、前記皺付与凸部の働きと相俟ってこの凹凸部による塵埃の捕捉機能を高い。
前記平面シートは、紙や不織布などの吸水性を有するシートで、この平面シートのシート面にエンボスシートの表面側の各凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部を部分的に接着できる程度に実質的に平らなシート面を有するものであれば、シート表面に微小なクレープを形成したシートや、多数の微小穿孔を形成したメッシュ状のシートも含むものである。
前記エンボスシートは、紙や不織布などの吸水性を有するシートで、表面側の凸部が裏面側の凹部に対応し、表面側の凹部が裏面側の凸部に対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に形成したものであるが、このエンボスシートの表裏の凸部形状は、凸部の頂部を平坦面とした円錐体や四角錐体を採用できる。このエンボスシートの表裏の凸部形状は特に限定されるものではないが、平面シートのシート面と接着される裏面側の凸部の頂部は、平面シートのシート面との接着性を良くするため平坦面とすることが好ましい。また、皺付きシートに成るエンボスシートは、接着部の総面積に比べて皺付与凸部に成る表面側の中空状の各凸部の総面積の平面割合が大きいのが好ましい。また、このエンボスシートには、凹凸のエンボス形成に支障のない範囲で、多数の微小穿孔を形成したメッシュ状のシートも含まれる。なお、本発明で用いる前記エンボスシートには、特許文献1の発明のような、エンボスシートの全シート面に対して部分的に軽エンボス(他のエンボスより高さの低いエンボス。)若しくは無エンボスの領域を形成したエンボスシートを除くものではない。しかし、軽エンボス若しくは無エンボスの領域は、平面シートのシート面に対して接着されないか或いは接着不良となる恐れがあるため、これら軽エンボス等の領域はエンボスシートの全シート面に対して小範囲とする必要がある。
前記エンボスシートと前記平面シートとの接着は、前記エンボスシートの表面側の凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部に塗布した接着剤を介して前記平面シートのシート面に部分接着する接着方法、または、前記平面シートと前記エンボスシートの間に熱溶着シートを介在させ、前記エンボスシートの表面側の各凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部と前記平面シートのシート面を両シート間に介在された前記熱溶着シートによる熱接着によって部分接着する熱接着方法を採用可能である。前記熱溶着シートを介して部分接着した場合、拭き取りシートは、熱溶着シートを間に挟んだ皺付きシートと平面シートとの三層構造になる。前記熱溶着シートとしては、薄手のシートで、熱可塑性樹脂フィルムシート、熱可塑性繊維を混在させた紙又は不織布のシートなどを採用できる。両シート間に介在される前記熱溶着シートは多数の微小穿孔を形成したメッシュ状シートとすることが好ましい。また、前記平面シートと前記エンボスシートのいずれか一方または両方を熱溶着可能なシートとし、熱溶着可能なシートの熱接着によって互いのシートを部分接着する接着方法も採用可能である。この熱溶着可能なシートは、熱可塑性繊維を混在させた紙又は不織布のシートなどを採用できる。
本発明に係る拭き取りシートは、少なくとも拭き取りシートの一面側を皺付きシートとし、この皺付きシートは、前記皺付与凸部の凸状エッジ部と該凸状エッジ部で囲まれた皺部による、拭き取り摩擦力が強く、拭き取り対象に頑固に付着された汚物や食べカスを効果的に拭き取ることができる。また、皺付与凸部と表面側の凹部は交互に形成され、皺付与凸部の周りには表面側の凹部が隣接的に配され表面側の凹部で囲まれる構造であり、この表面側の凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部は前記平面シートのシート面に接着された構造であるため、単にエンボスを施しただけのシートとは異なり、拭き取り時に手で抑圧しても抑圧された皺付与凸部が全体的に伸びたように均されにくく、交互に形成された皺付与凸部と表面側の凹部との凹凸構造が保持され消えにくいため、前記皺付与凸部の働きと相俟ってこの凹凸部による塵埃の捕捉機能を高い。本発明に係る拭き取りシートは、このように拭き取り摩擦力や塵埃の捕捉機能に優れたものであり、掃除用タオルシートやキッチンタオルシートとして有用である。
また、一面側を皺付きシート、他面側を実質的に平らなシート面を有する平面シートとした本発明に係る拭き取りシートは、拭き取り摩擦力が強い皺付きシート側で粗拭きし、平面シート側で仕上げ拭きをすることで、拭き取り対象の汚れを効果的に拭き取ることができ、掃除用タオルシートやキッチンタオルシートとして有用である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の拭き取りシートの概略平面図、図2は図1のA−A矢視線における縦断端面図、図3は図1のA−A矢視線における他の実施例の縦断端面図である。
図2の縦断端面図で示した図1の拭き取りシート1は、実質的に平らなシート面を有する紙や不織布などの平面シート2と、表面側の凸部3a(図2に一点鎖線で示した)が裏面側の凹部3d(図2に一点鎖線で示した)に対応し、表面側の凹部3bが裏面側の凸部3cに対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に規則的に形成した紙や不織布などのエンボスシート3とを備え、このエンボスシート3の表面側の各凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの平坦な頂部を前記平面シート2のシート面に接着剤4を介して部分的に接着した積層シート(S1)とし、この積層シートの一面側を成す前記エンボスシート3を、前記平面シート2のシート面に対して前記接着部4で位置固定された該エンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aを圧潰して該位置に表面側の凹部との境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bから成る皺付与凸部5を形成した皺付きシート6としたものである。
前記エンボスシート3と前記平面シート2との部分的な接着は、前記エンボスシート3の表面側の各凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの頂部に凹凸高低差を利用して塗布した接着剤4を介して該頂部を前記平面シート2のシート面に接着することによって行われる。前記エンボスシート3の裏面側の各凸部3cの頂部は、前記平面シート2のシート面との接着性を良くするため図2に示すように平坦面としてある。
この皺付きシート6の前記皺付与凸部5は、該皺付与凸部5と交互に形成された表面側の凹部3b(この表面側の凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの頂部は前記平面シート2のシート面に部分的に接着されている。)との境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bによる、拭き取り摩擦力が強く、拭き取り対象に頑固に付着された汚物や食べカスを効果的に拭き取ることができる。また、皺付与凸部5と表面側の凹部3bは交互に形成され、皺付与凸部5の周りには表面側の凹部3bが隣接的に配され表面側の凹部3bで囲まれる構造であり、この表面側の凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの頂部は前記平面シート2のシート面に接着された構造であるため、単にエンボスを施しただけのシートとは異なり、拭き取り時に手で抑圧しても抑圧された皺付与凸部5が全体的に伸びたように均されにくく、交互に形成された皺付与凸部5と表面側の凹部3bとの凹凸構造が保持され消えにくい。このため、前記皺付与凸部5の働きと相俟ってこの凹凸部による塵埃の捕捉機能を高い。
前記平面シート2は、紙や不織布などの吸水性を有するシートで、この平面シート2のシート面にエンボスシートの表面側の凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの頂部(好ましくは平坦面を有する頂部)を接着できる程度に実質的に平らなシート面を有するものであれば、シート表面に微小なクレープを形成したシートや、多数の微小穿孔を形成したメッシュ状のシートも採択可能である。
前記エンボスシート3は、紙や不織布などの吸水性を有するシートで、表面側の凸部3aが裏面側の凹部3dに対応し、表面側の凹部3bが裏面側の凸部3cに対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に規則的に形成したものであり、このエンボスシート3の表裏の凸部3a,3cの形状としては、図示したような凸部3a,3cの頂部を平坦面とした円錐体形状、または凸部3a,3cの頂部を平坦面とした四角錐体形状のものを採用できるが、このエンボスシート3の表裏の凸部形状はこれらの形状に限定されるものではない。しかし、前記したように、平面シート2のシート面と接着される裏面側の凸部3cの頂部は、シート面との接着性を良くするため平坦面とすることが好ましい。また、皺付きシート6に成るエンボスシート3は、接着部4の総面積に比べて皺付与凸部5に成る表面側の中空状の各凸部3aの総面積の平面割合を大きくして広く形成してある。
図3の縦断端面図で示した図1の拭き取りシート1は、前記平面シート2と前記エンボスシート3の間に熱溶着シート7を介在させ、前記エンボスシート3の表面側の各凹部3bに対応した裏面側の各凸部3cの平坦な頂部と前記平面シート2のシート面を前記熱溶着シート7の熱接着によって部分的に接着(接着部4)する接着方法を採用している。前記熱溶着シート7を介して部分的に接着された拭き取りシート1は、熱溶着シート7を間に挟んだエンボスシート3(皺付きシート6)と平面シート2との三層構造になる。前記熱溶着シート7としては、熱可塑性樹脂フィルムシート、熱可塑性繊維を混在させた紙又は不織布のシートなど、加熱することによって熱接着される薄いシート材を適宜採用することができる。なお、図3に示した拭き取りシート1のその他の構成は、前記した図1,図2に示した拭き取りシート1の構成と実質的に同じであるため、その説明は省略する。
また、図示してないが、前記平面シート2と前記エンボスシート3のいずれか一方または両方を熱溶着可能なシートとし、熱溶着可能なシートの熱接着によって互いのシートを部分接着する接着方法も採用可能である。この熱溶着可能なシートとしては、熱可塑性繊維を混在させた紙又は不織布のシートなどを採用できる。
次に、本発明の拭き取りシートの製造方法について、図4,図5を参照して説明する。なお、この製造方法における以下の説明で、エンボスシート、平面シート、積層シート等の各シートは、長尺の連続シートである。
図4は平面シート2とエンボスシート3(皺付きシート6)とを接着剤を介して接着した場合の製造方法を示している。図中、符号10a,10bはエンボスローラー、11は接着剤塗布ローラー、12は接着用押さえローラー、13a,13bは圧潰用ローラー、14は巻き取りローラーを示している。エンボス加工される連続シートSはエンボスローラー10a,10bを通され、表面側の凸部3aが裏面側の凹部3dに対応し、表面側の凹部3bが裏面側の凸部3cに対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に規則的に形成したエンボスシート3にエンボス加工される。エンボス加工されたエンボスシート3は、その送り過程で該エンボスシート3の裏面側の各凸部の平坦な頂部に接着剤塗布ローラー11で接着剤4を塗布され、接着剤4を部分的に塗布されたエンボスシートの裏面側を内側にして、このエンボスシート3と供給された平面シート2とが、一方のエンボスローラー10aと接着用押さえローラー12間で重ね合わされ、該エンボスシート3の裏面側の各凸部の平坦な頂部に塗布された接着剤4を介して部分的に接着され、エンボスシート3と平面シート2の積層シートS1とされる。この積層シートS1は圧潰用ローラー13a,13bへ送られ、この圧潰用ローラー13a,13b間を通過した積層シートS1は、この積層シートS1の一面側を成す前記エンボスシート3を、前記平面シート2のシート面に対して前記接着部4で位置固定された該エンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aを圧潰して該位置に表面側の凹部3bとの境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bから成る皺付与凸部5を形成した皺付きシート6に形成し、一面側を皺付きシート6とされた積層シート(拭き取りシート1)は巻き取りローラー14でロール状に巻き取られる。
図5は平面シート2とエンボスシート3(皺付きシート6)とを熱溶着シート7を介して接着した場合の製造方法を示している。図中、符号10a,10bはエンボスローラー、12は接着用押さえローラー、13a,13bは圧潰用ローラー、14は巻き取りローラーを示している。接着用押さえローラー12と該ローラー12に接するエンボスローラー10aは、両ローラー又はいずれか一方のローラーを加熱ローラーとしてある。エンボス加工される連続シートSはエンボスローラー10a,10bを通され、表面側の凸部3aが裏面側の凹部3dに対応し、表面側の凹部3bが裏面側の凸部3cに対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に規則的に形成したエンボスシート3にエンボス加工される。エンボス加工されたエンボスシート3は、その送り過程で、このエンボスシート3と供給された平面シート2とが、供給された熱溶着シート7を間に挟んだ状態で、一方のエンボスローラー10aと接着用押さえローラー12間で重ね合わされ且つ加熱され、該エンボスシート3の裏面側の各凸部3cの平坦な頂部と平面シート2のシート面とを熱溶着シート7を介して部分的に熱溶融接着され、熱溶着シート7を間に挟んで部分的に接着されたエンボスシート3と平面シート2の積層シートS2とされる。その後、この積層シートS2を巻き取りローラー14でロール状に巻き取るまでの工程は、図4で説明した製造方法と実質的に同じである。すなわち、この積層シートS2は圧潰用ローラー13a,13bへ送られ、この圧潰用ローラー13a,13b間を通過した積層シートS2は、この積層シートS2の一面側を成す前記エンボスシート3を、前記平面シート2のシート面に対して前記接着部で位置固定された該エンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aを圧潰して該位置に表面側の凹部3bとの境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bから成る皺付与凸部5を形成した皺付きシート6に形成し、一面側を皺付きシート6とされた積層シート(拭き取りシート1)は巻き取りローラー14でロール状に巻き取られる。
なお、図4及び図5に図示した製法においては、接着用押さえローラー12と巻き取りローラー14との間に上下一対の圧潰用ローラー13a,13bを配設し、部分的に接着されたエンボスシート3と平面シート2との積層シートS1,S2をこの圧潰用ローラー13a,13b間を通すことによって、エンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aを圧潰して該位置に皺付与凸部5を形成して、このエンボスシート3を皺付きシート6に形成している。このように圧潰用ローラー13a,13b間を通すことによって、表面側の中空状の各凸部3aを強く圧潰でき、該位置に表面側の凹部3bとの境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bから成る皺付与凸部5を確実に形成できる。しかし、圧潰用ローラー13a,13b間を通さなくても、部分的に接着されたエンボスシート3と平面シート2との積層シートS1,S2を巻き取りローラー14できつく巻き取れば、きつく巻き取られた外側の積層シートS1,S2の巻き取り圧力でエンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aが圧潰され該位置に表面側の凹部3bとの境界を成す凸状エッジ部5aと該凸状エッジ部5aで囲まれた皺部5bから成る多数の皺付与凸部5を形成し、エンボスシート3を皺付きシート6とすることができる。このように、積層シートS1,S2を巻き取りローラー14できつく巻き取りしても、エンボスシート3は平面シート2に部分的に接着(接着部4)されているため、エンボスシート3のみの巻き取りと異なり、凹凸エンボス部が巻き取り方向に伸びたように均されて凹凸がほとんど消えてしまう弊害もない。また、図示したようにエンボスシート3側を内側にして巻き取りローラー14できつく巻き取れば、きつく巻き取られた外側に配された平面シート2の巻き取り圧力でエンボスシート3の表面側の中空状の各凸部3aがより強く圧潰され、巻き取り過程でより確実にエンボスシート3を皺付きシート6とすることができる。
本発明の拭き取りシートの概略平面図である。 図1のA−A矢視線における縦断端面図である。 図1のA−A矢視線における他実施例の縦断端面図である。 図2の拭き取りシートの製造方法を示した概略側面図である。 図3の拭き取りシートの製造方法を示した概略側面図である。
符号の説明
1 拭き取りシート
2 平面シート
3 エンボスシート
3a 表面側の凸部
3b 表面側の凹部
3c 裏面側の凸部
3d 裏面側の凹部
4 接着部(接着剤)
5 皺付与凸部
5a 凸状エッジ部
5b 皺部
6 皺付きシート
7 熱溶着シート
S1 積層シート
S2 積層シート
10a,10b エンボスローラー
11 接着剤塗布ローラー
12 接着用押さえローラー
13a,13b 圧潰用ローラー
14 巻き取りローラー

Claims (3)

  1. 実質的に平らなシート面を有する紙や不織布などの平面シートと、表面側の凸部が裏面側の凹部に対応し、表面側の凹部が裏面側の凸部に対応する凹凸構造を有し、表面側及び裏面側において、これらの凸部と凹部を交互に形成した紙や不織布などのエンボスシートとを備え、このエンボスシートの表面側の各凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部と前記平面シートのシート面とを部分的に接着した積層シートとし、この積層シートの一面側を成す前記エンボスシートを、前記平面シートのシート面に対して前記接着部で位置固定された該エンボスシートの表面側の中空状の各凸部を圧潰して該位置に表面側の凹部との境界を成す凸状エッジ部と該凸状エッジ部で囲まれた皺部から成る皺付与凸部を形成した皺付きシートとしたことを特徴とする拭き取りシート。
  2. 前記エンボスシートの表面側の凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部に塗布した接着剤を介して前記平面シートのシート面に部分的に接着した積層シートとした請求項1記載の拭き取りシート。
  3. 前記平面シートと前記エンボスシートの間に熱溶着シートを介在させ、前記エンボスシートの表面側の各凹部に対応した裏面側の各凸部の頂部と前記平面シートのシート面とを両シート間に介在された前記熱溶着シートによる熱接着によって部分的に接着した積層シートとした請求項1記載の拭き取りシート。

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