JPH11206661A - 液吸放出性シート及びその製造方法 - Google Patents

液吸放出性シート及びその製造方法

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JPH11206661A
JPH11206661A JP1440198A JP1440198A JPH11206661A JP H11206661 A JPH11206661 A JP H11206661A JP 1440198 A JP1440198 A JP 1440198A JP 1440198 A JP1440198 A JP 1440198A JP H11206661 A JPH11206661 A JP H11206661A
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absorbing
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賢司 石川
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富美子 稲葉
Koji Hanaoka
幸司 花岡
Eiichi Hoshino
栄一 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な嵩高性及び圧縮特性を有し、液体の吸
収・保持容量の大きな液吸放出性シートを提供するこ
と。 【解決手段】 規則的に配列された多数の凹凸部が形成
された繊維集合体からなる内層シートの両面に、同一の
又は異なる繊維集合体からなる液吸収性の外層シートを
それぞれ貼り合わせ、該内層シートと該外層シートとの
間に、該凹凸部によって形成される液体の保持が可能な
空間部を設けてなる液吸放出性シートであって、上記内
層シートは、無荷重下の厚さが1〜3mmで、5g/c
2 荷重下での厚さが無荷重下の厚さの90%以上で且
つ30g/cm2 荷重下での厚さが無荷重下の厚さの5
0%以上であると共に坪量が30〜100g/m2 であ
る熱可塑性繊維の繊維集合体から形成されていることを
特徴とする液吸放出性シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吸収するこ
とを目的としたシート、例えば水や油の拭き取りシート
等や、シート内に保持している液体を外部に放出するこ
とを目的としたシート、例えば洗浄剤を含浸させた清掃
用シート等として有用な液吸放出性シートに関し、更に
詳しくは液体の保持性が向上した液吸放出性シートに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液体を
吸収して保持したり、保持している液体を外部に放出す
る目的で液吸放出性シートを設計する場合、その使用用
途に応じた液体の吸収量や放出量を設定することが重要
であり、特にそれらの量を多くすることが求められる。
それら吸放出量を多くするためには、シートの液保持容
量を増加させることが重要である。液保持容量を増加さ
せる手段の一つとして、シート内に液体を保持する空間
を増加させる手段がある。シート内の空間を増加させる
ことは、シートの密度を疎にしたり、或いはシートの厚
みを厚くすることによって可能となる。密度が疎なシー
トとしては不織布等の繊維集合体や発泡体が挙げられ、
それらの厚みを厚くすることによって空間を増加させる
ことができる。しかし、上記のシートは液体を吸収また
は放出する機能を有していない。従って、該シートを、
液保持性の高い吸放出性シートとなすためには、該シー
トの外面に液体の吸放出機能を有するシートを配するこ
とが必要となる。
【0003】更に、液保持容量の高いシートに求められ
る物性として、シートを手等で扱う場合に、厚み方向に
圧力が加わっても圧力に対して空間をある程度維持しよ
うとする保形性が必要である。例えば、手で軽く押した
場合にシートが変形して簡単に潰れてしまうと、液体を
吸収して保持する空間が少なくなり吸収量が減ってしま
う。また、シート内部に保持している液体を外部に放出
する場合に液体が多量に放出してしまい、液体の放出の
程度を調節することが難しくなる。逆にシートの保形性
がありすぎると、シートが硬くなりすぎて、液を吸収ま
たは放出する面にシートが十分に接するため曲性がなく
なってしまう。
【0004】密度が疎で厚さを増加させた嵩高性の不織
布としては、エアーレイド不織布等が優れている。しか
し、このエアーレイド不織布は、圧縮特性に関し、手で
軽く押す程度では潰れにくいが、強い力が加わった場合
には大幅に潰れてしまい充分な保形性が得られない。ま
たこのエアーレイド不織布は生産スピードが遅く生産性
に劣り、そのためコスト高である。更にこのエアーレイ
ド不織布をロール状にして保存すると、巻きの圧力によ
って厚さ方向に潰れ嵩高性が低下してしまい、液体を保
持する空間が少なくなるという欠点がある。
【0005】また、不織布以外の嵩高性の材料として
は、ウレタンフォーム等の発泡体が知られている。発泡
体は、圧縮弾性に優れロール状にして保存した場合にも
潰れにくいという利点を有する。しかし、ウレタンフォ
ームはヒートシール性が無いので、その外面に液体の吸
放出機能を有するシートを配する場合にはホットメルト
等の接着剤を用いなければならない。更に、ウレタンフ
ォームは製造コストが不織布よりも高く、また嵩高性で
あるが故に、長尺のロールにしようとすると、その径が
大きくなりすぎて取り扱いが不便になってしまう。
【0006】従って、本発明の目的は、良好な嵩高性お
よび圧縮特性を有し、液体の吸収・保持容量の大きな液
吸放出性シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、特定の圧縮特性を有し且つ特定の坪量を有する
内層シートの両面に特定の外層シートを貼り合わせ且つ
液体の保持が可能な空間部を設けた液吸放出性シートに
より上記目的が達成され得ることを知見した。
【0008】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、規則的に配列された多数の凹凸部が形成された繊維
集合体からなる内層シートの両面に、同一の又は異なる
繊維集合体からなる液吸収性の外層シートをそれぞれ貼
り合わせ、該内層シートと該外層シートとの間に、該凹
凸部によって形成される液体の保持が可能な空間部を設
けてなる液吸放出性シートであって、上記内層シート
は、無荷重下の厚さが1〜3mmで、5g/cm2 荷重
下での厚さが無荷重下の厚さの90%以上で且つ30g
/cm2 荷重下での厚さが無荷重下の厚さの50%以上
であると共に坪量が30〜100g/m2 である熱可塑
性繊維の繊維集合体から形成されていることを特徴とす
る液吸放出性シートを提供することにより上記目的を達
成したものである。
【0009】また、本発明は、上記液吸放出性シートの
好ましい製造方法として、繊維集合体からなるシート
を、両面彫刻凹凸ロールを用いたヒートエンボスロール
加工して、規則的に配列された多数の凹凸部が形成され
た内層シートを形成し、該内層シートの両面に、同一の
又は異なる繊維集合体からなる外層シートをそれぞれ貼
り合わせて、該内層シートと該外層シートとの間に液体
の保持が可能な空間部を設けることを特徴とする液吸放
出性シートの製造方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液吸放出性シート
の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。ここ
で、図1は、本発明の液吸放出性シートの一実施形態を
示す一部破断斜視図であり、図2は、図1におけるI−
I線に沿う断面図である。
【0011】図1及び図2に示す液吸放出性シート1
は、内層シート2と、該内層シート2の両面にそれぞれ
貼り合わされた外層シート3,3’とから構成されてい
る。
【0012】内層シート2は、繊維集合体から構成さ
れ、両面彫刻凹凸ロールを用いたヒートエンボスロール
加工が施されており、その全面に、規則的に配列された
多数の凸部4及び凹部5が交互に形成されている。凸部
4は、略円錐台形の形状を有しており、一方、凹部5
は、凸部4の形状に対応する略逆円錐台形の形状を有し
ている。
【0013】内層シート2を構成する繊維集合体に用い
られる繊維としては、ポリエチレンやポリプロピレン等
のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート
等のポリエチレン系繊維、ナイロン等のポリアミド系繊
維等の熱可塑性繊維、これら熱可塑性繊維の混合物及び
これら熱可塑性繊維と非可塑性繊維の混合物等が挙げら
れる。また、これらの物質を成分とする芯鞘型繊維やサ
イド・バイ・サイド型繊維等の複合繊維を用いることも
できる。
【0014】内層シート2を構成する繊維集合体として
は不織布が好適に用いられる。その種類に特に制限はな
く、サーマルボンド不織布(例えば、エアースルー不織
布、エアーレイド不織布、ヒートロールボンド不織
布)、ケミカルホンド不織布、ニードルパンチ不織布、
スパンレース不織布、メルトブローン不織布、スパンボ
ンド不織布等を用いることができる。
【0015】凸部4及び凹部5が形成されている内層シ
ート2は、下記の荷重下での厚さが下記の範囲となるよ
うな圧縮特性を有している。
【0016】即ち、内層シート2の厚さは無荷重下で1
〜3mmであり、好ましくは1.5〜2.8mmであ
る。無荷重下の厚さが1mmに満たないと液保持容量が
少なくなってしまい、3mmを超えると両面彫刻凹凸ロ
ールを用いた深さ方向の彫刻が困難となってしまう。本
明細書において「無荷重下」とは、0.5g/cm2
重下を意味する。
【0017】また、内層シート2の5g/cm2 荷重下
での厚さは、無荷重下の厚さの90%以上であり、特に
95〜100%であることが好ましい。5g/cm2
重下での厚さは、本発明の液吸放出性シートを軽く押し
た場合の厚さに相当し、この厚さが無荷重下の厚さの9
0%に満たないと外層シート3,3’と貼り合わせて液
吸放出性シートとして使用する場合、軽く押しただけで
吸収した液体やシート内部に保持した液体が簡単に且つ
一挙に放出されてしまう。
【0018】更に、内層シート2の30g/cm2 荷重
下での厚さは、無荷重下の厚さの50%以上であり、特
に90%以上であることが好ましい。30g/cm2
重下での厚さは、本発明の液吸放出性シートを、力を入
れて用いた場合の厚さにほぼ相当し、この厚さが無荷重
下の厚さの50%に満たないと圧縮弾性が低下し、無荷
重下の厚みへの回復性が劣ってしまい、シート厚みの回
復が少なく液体を保持する空間が少なくなってしまう。
【0019】内層シート2は、上述の圧縮特性を有する
のに加えて、その坪量が、30〜100g/m2 の範囲
にある。即ち、本発明の液吸放出性シートにおいては、
低坪量において良好な圧縮特性を発現させることができ
る。更に詳細には、坪量が30g/m2 に満たないと内
層シート2に凹凸部を形成しても上記圧縮特性を発現す
ることなく厚みが潰れてしまうこととなり、100g/
2 を超えると液吸放出性シート自体の風合いが硬くな
りすぎて液体を吸収または放出する面に液吸放出性シー
トが十分に接するための曲性がなくなってしまう。上記
坪量は、40〜60g/m2 であることが好ましい。
【0020】内層シート2に形成されている凸部4及び
凹部5は、該内層シート2の全面に均一に且つ規則的に
存在している。凸部4の頂部及び凹部の底部の径は1〜
5mmであることが好ましく、凸部4及び凹部5の繰り
返しピッチは5〜10mmであることが好ましい。更
に、隣り合う凸部頂部と凹部底部とを結ぶ傾斜が大きい
ほどシートの厚み方向に対して平行に近づき、厚み方向
に加わる圧力に対して強くなることから、良好な圧縮特
性を発現するためには、隣り合う凸部頂部と凹部底部と
の間隔〔=傾斜部の長さL(図2参照)〕が0.1〜2
mmであることが好ましい。
【0021】図2に示すように、内層シート2と外層シ
ート3,3’とが貼り合わされると、凸部4及び凹部5
と外層シート3,3’との間には多数の空間部6,6,
・・が形成され、外層シート3,3’を通じて吸収され
た液体を、この空間部によって保持することが可能とな
る。
【0022】次に、外層シート3,3’について説明す
ると、該外層シート3,3’は液体を吸収する機能を有
していれば、その種類に特に制限はない。例えば、本発
明の液吸放出性シートが水拭きシートとして用いられる
場合は、液体の性質から親水性の繊維集合体からなるシ
ートが用いられる。油拭きシートとして用いられる場合
は親油性(疎水性)の繊維集合体からなるシートが用い
られる。洗浄剤等の界面活性剤等が配合されている液体
を吸収・保持して用いられる場合は、繊維が濡れる限り
親水性や疎水性の繊維集合体からなるシートを適宜使い
分けて使用しても構わない。二枚の外層シート3,3’
は、同一のものでもよく或いは異なるものでもよい。
【0023】外層シート3,3’が親水性の繊維集合体
からなる場合、該繊維集合体としては、親水性繊維(例
えば、コットン、パルプ、麻、レーヨン等)からなる不
織布、及び疎水性繊維(例えば、ポリオレフィン系繊
維、ポリエステル系繊維等)にコロナ処理や表面親水化
剤等の親水処理を施したものからなる不織布が好適に用
いられる。好ましいものとしては、レーヨン繊維のスパ
ンレース不織布が挙げられる。内層シート2との熱接着
性を考慮すると、外層シート3,3’に、内層シート2
との接着のためのバインダー繊維(熱接着性繊維)を混
入させても良い。例えば、上記親水性繊維および熱処理
によって接着し得るバインダー繊維を含むサクションヒ
ートボンド不織布やスパンレース不織布が好ましく用い
られる。
【0024】一方、外層シート3,3’が親油性(疎水
性)の繊維集合体からなる場合、該繊維集合体として
は、疎水性繊維(例えば、ポリオレフィン系繊維やポリ
エステル系繊維等)からなる不織布が好適に用いられ
る。疎水性繊維の場合、液体の吸収性は繊維毛細管現象
に大きく起因しているので、毛細管力を上げるためには
繊維径を小さくする方が良く、例えば、繊維径が10μ
m以下、特に5μm以下のポリオレフィン系繊維のメル
トブローン不織布や分割繊維からなる不織布が外層シー
ト3,3’として好ましく用いられる。外層シートの坪
量は、該外層シートを内層シートと貼り合わせて液吸放
出性シートとなした場合にその用途毎の使用に耐え得る
だけの強度が発現する程度であればよく、一般に10〜
50g/m2程度である。
【0025】内層シート2と外層シート3,3’との貼
り合わせ手段に特に制限はなく、例えば、ヒートエンボ
スロール加工による接着、超音波ロールによる接着、ホ
ットメルト接着剤を用いた接着等を用いることができ、
特に生産速度やコストの点から図1に示すようにヒート
エンボスロール加工を用いて、内層シート2と外層シー
ト3,3’との全面を貼り合わせることが好ましい。
【0026】図1に示す液吸放出性シート1における内
層シート2と外層シート3,3’とのヒートエンボスロ
ール加工においては、エンボスパターンの形状に特に限
定はない。但し、エンボス部分による厚みの減少に起因
する液保持空間の減少が考えられるので、外層シートと
内層シートの貼り合わせ強度が使用用途において充分で
ある範囲で、ヒートエンボスロール加工を行う面積を少
なくした方が良い。図1に示す液吸放出性シートにおい
ては、内層シート2における凹凸部を壊さないようにす
るために、ヒートエンボスロール加工のエンボスパター
ン7は、一定面積をもつ連続的な菱形の形状となるよう
施されている。この菱形の長対角線及び短対角線の長さ
は、それぞれ40〜80mm及び20〜60mmである
ことが望ましい。また、エンボスパターン7の幅W(図
1参照)は、内層シートと外層シートとの貼り合わせ強
度が使用用途において十分とし且つ液保持のためのより
広い内部空間を確保するために、0.5〜2mmである
ことが好ましい。尚、図1においては、上側の外層シー
ト3のみにエンボスパターン7が付されているが、本実
施形態においては下側の外層シート3’にも同様にエン
ボスパターンが付されている。
【0027】内層シート2と外層シート3,3’とをヒ
ートエンボスロール加工によって貼り合わせて液吸放出
性シート1となす場合、そのエンボス面積率は、液吸放
出性シート1の全面積の5〜30%であることが好まし
く、10〜20%であることが更に好ましい。
【0028】液吸放出性シート1のトータルの坪量は、
その機能を十分に発現させるために、40〜150g/
2 であることが好ましく、50〜110g/m2 であ
ることが更に好ましい。また、液吸放出性シート1は、
液保持容量が、1200〜2000g/m2 であること
が好ましい。尚、液保持容量の測定方法は、後述する実
施例において詳述する。
【0029】次に、本実施形態の液吸放出性シート1の
好ましい製造方法を、図3を参照して説明する。ここ
で、図3は、本実施形態の液吸放出性シート1の製造に
好ましく用いられる装置を示す概略図である。
【0030】図3に示す装置10においては、先ず、内
層シート2を構成する原反としての繊維集合体からなる
シート12がロール12aから巻き出され、一対の両面
彫刻凹凸ロール13,13’間に挿通される。両面彫刻
凹凸ロール13,13’はそれぞれ、その表面に規則的
に配列された多数の凹凸の模様の彫刻が施されており且
つ両者が図3中矢印方向に回転する際にその凹凸が互い
に噛み合うようになされている。この互いに噛み合った
ロール間に上記シート12が挿通されることによって、
該シート12には上記凹凸の模様に対応する凸部4及び
凹部5が形成され、内層シート2となされる。この場
合、上記シート12を構成する繊維の材質に応じて、両
面彫刻凹凸ロール13,13’の両者又は何れか一方を
加熱しておいてもよい。加熱温度は、上記シート12を
構成する繊維の材質にもよるが、一般に100〜150
℃とすることが好ましい。また、両面彫刻凹凸ロール1
3,13’間の圧力は、上記シート12に凹凸を形成す
るのに充分な範囲であればよい。
【0031】引き続き、得られた内層シート2の両面に
インラインの操作で外層シート3,3’を貼り合わせ
る。外層シート3,3’は、ロール3a,3a’から巻
き出され、ガイドロール14,14’に案内されて、エ
ンボスロール15,15’の位置において内層シート2
と合流して、これら三者がエンボスロール15,15’
間に挿通される。エンボスロール15,15’のうち、
上ロール15は所定の模様の彫刻が施された彫刻ロール
となされており、下ロール15’は平滑ロールとなされ
ている。このエンボスロール15,15’によるヒート
エンボスロール加工によって、外層シート3,3’が内
層シート2に貼り合わされて、三者が一体化する。そし
て、外層シート3,3’と内層シート2との間に、凸部
4及び凹部5によって形成される液体の保持が可能な空
間部が設けられる。このヒートエンボスロール加工にお
けるエンボスロール15,15’の温度は一般に100
〜150℃程度である。尚、エンボスロール15,1
5’は、両者が加熱されていてもよく、或いは何れか一
方のみが加熱されていてもよい。
【0032】次いで、外層シート3,3’と内層シート
2とが一体化されている長尺状のシートを所定の長さに
裁断することによって、液吸放出性シート1が得られ
る。
【0033】このようにして得られた液吸放出性シート
1を、例えば洗浄剤を含浸させた清掃用シートとする場
合には、この後の工程において所定の洗浄剤をスプレー
やディッピングにより含浸させる。
【0034】この製造方法によれば、凹凸部が形成され
た内層シート2を一旦巻き取ってから外層シート3,
3’と貼り合わせるオフラインでの製造方法に比べて、
内層シート2の厚さ方向の潰れ及びそれに伴う嵩高性の
低下が防止されるので、圧縮特性に優れた液吸放出性シ
ートを得ることができる。また、嵩高性シートの巻物
は、その嵩高性に由来して、同一巻き径で比較すると嵩
高性の低いシートの巻物よりも巻長さが短く、高速加工
を行う場合に巻き継ぎ時間の間隔が短いので、巻物交換
により生産性が低下するという欠点がある。これに対し
て、上述の製造方法では、液吸放出性シートの製造工程
中に内層シートに嵩高性を付与するので、巻き出す原反
の巻長さを長くでき、巻き継ぎ時間の間隔も長くなるの
で生産性が向上する。
【0035】以上、本発明の液吸放出性シートをその好
ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施
形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が可能である。例えば、内層シート2に
形成される凹凸部の形状は、図1及び図2に示す形状に
限られず、内層シート2と外層シート3,3’との間に
液体の保持が可能な空間部が形成され且つ上述した圧縮
特性が発現し得る形状であれば如何なる形状であっても
よい。また、後述する実施例からも明らかなように、二
枚またはそれ以上の不織布等を重ね合わせ、これに凹凸
部を形成したものを内層シートとして用いることもでき
る。
【0036】本発明の液吸放出性シートは、それ自体単
独で、種々の液体(例えば水や油)の拭き取りシートと
して用いることができ、或いは種々の液体(洗浄剤等)
を含浸させてなる清掃用シートとして用いることができ
る。そして、上述した通り、内層シート及び外層シート
を構成する繊維の材質を適切に選択することによって、
各用途に最も適した液吸放出性シートとなすことが出来
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明の液吸放出性シー
トを更に詳細に説明する。しかしながら、本発明の範囲
は斯かる実施例に制限されるものではない。
【0038】実施例および比較例に先立ち、実施例およ
び比較例で得られた液吸放出性シートにおける内層シー
トの圧縮特性、液吸放出性シートの液保持容量および曲
性の測定方法について説明する。
【0039】<圧縮特性の測定>内層シートの圧縮特性
測定のため、KES−FB試験システム(Kawaba
ta’s Evaluation System fo
r Fabrics)の一部であるカトーテック(株)
社製の圧縮試験機KES−FB3(登録商標)を用い
た。圧縮荷重0〜50g/cm2 の範囲に設定し、内層
シートの厚みをプロットした。無荷重下の内層シート厚
みは、荷重が0.5g/cm2 下での厚みとした。手で
軽く押した時の荷重を5g/cm2 とし、強く押した時
の荷重を30g/cm2 として内層シートの厚みを測定
した。測定値はシートを5点測定して、その平均値を内
層シートの厚みとした。
【0040】<液保持容量の測定>液吸放出性シートの
液保持容量の測定は、先ず液吸放出性シートを10cm
×10cmの大きさに切り、重量を測定する。使用用途
により液体が異なるが、対象となる液体に液吸放出性シ
ートを漬け、手でシートの上下面を押すことにより液体
を充分にシートに吸収させた後、引き上げる。そして、
シートから液が滴下しなくなった状態での重量を測定す
る。液の吸収前後の重量差を求め、下記の式から液体保
持容量(g/m2 )を算出した。吸収させる液体として
は、水拭き用シートを想定した水道水、及び油拭き用シ
ートを想定したサラダ油〔(株)ホーネンコーポレーシ
ョンS製豊年サラダ油(登録商標)〕を用いた。更に、
吸収させる液体として、清掃用シートを想定した食器洗
浄用洗剤〔花王(株)製ファミリーフレッシュ1/2
(登録商標)〕を1000倍希釈した洗浄液も用いた。
【0041】
【数1】
【0042】<曲性>液吸放出性シートを手で拭いたと
きのシートの曲がりによる吸収面および放出面への追従
性を評価した。モニター5人により硬質面(木製のテー
ブル等)を拭き、テーブルの曲面等を拭くことでシート
曲がりによる追従性を調べた。判定基準として、充分曲
性をもつシートを2点、やや固いが曲性を有するシート
を1点、曲性をもたなかったシートを0点として、総合
で7〜10点を○、3〜6点を△、0〜2点を×とし
た。
【0043】〔実施例1〕坪量が30g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS−106(登録商
標)〕を、両面彫刻凹凸ロール〔由利ロール(株)製両
面彫刻凹凸ロール〕をセットしたヒートロールエンボス
機〔由利ロール(株)製スチールマッチクリアランスエ
ンボス機(登録商標)〕により凹凸エンボス加工して内
層シート(坪量38g/m2 )を得た。この内層シート
の圧縮特性および厚さを表1に示す。レーヨン繊維〔ダ
イワボウ(株)製レーヨン繊維コロナ(登録商標)〕と
熱接着性繊維〔ダイワボウ(株)製熱接着性繊維NBF
(登録商標)〕とを4:6の重量比で混紡し、ウォータ
ージェット方式で作製したスパンレース不織布(坪量4
0g/m2 )からなる外層シートを、この内層シートの
両面に、インラインでそれぞれ重ね合わせ、三者をヒー
トエンボス加工〔エンボスロール;東予理研(株)製菱
形エンボスロール、菱形長対角線60mm、短対角線4
0mm、菱形パターンの幅1mm及び深さ1mm、受け
ロール;鏡体ロール〕によって貼り合わせ、一体化して
図1及び図2に示す液吸放出性シートを得た。この液吸
放出性シートの坪量は118g/m2 であった。
【0044】〔実施例2〕坪量が40g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS108(登録商
標)〕を2枚重ね、実施例1と同様に内層シート(坪量
100g/m2 )を作製した。更に、外層シートとして
実施例1で用いたスパンレース不織布を用い、実施例1
で用いた菱形エンボスロールで三者を貼り合わせて液吸
放出性シートを得た。この液吸放出性シートの坪量は1
80g/m2 であった。
【0045】〔実施例3〕実施例1で用いたポリプロピ
レンのスパンボンド不織布を用いて実施例1と同様に内
層シート(坪量38g/m2 )を作製した。この内層シ
ートの両面にインラインでポリプロピレンのメルトブロ
ーン不織布〔三井化学(株)製、繊維径3μm、坪量1
5g/m2 〕からなる外層シートを重ね合わせ、実施例
1で用いた菱形エンボスロールで三者を貼り合わせて液
吸放出性シートを得た。この液吸放出性シートの坪量は
68g/m2 であった。
【0046】〔実施例4〕実施例2で用いたポリプロピ
レンのスパンボンド不織布を用いて実施例2と同様に内
層シート(坪量100g/m2 )を作製した。この内層
シートの両面にインラインでポリプロピレンのメルトブ
ローン不織布〔三井化学(株)製、繊維径3μm、坪量
15g/m2 〕からなる外層シートを重ね合わせ、実施
例1で用いた菱形ヒートエンボスロールで三者を貼り合
わせて液吸放出性シートを得た。この液吸放出性シート
の坪量は130g/m2 であった。
【0047】〔比較例1〕実施例1において、内層シー
トのスパンボンド不織布に凹凸エンボス加工を施さない
以外は実施例1と同様にして三層構造のシートを得た。
【0048】〔比較例2〕実施例2において、内層シー
トのスパンボンド不織布に凹凸エンボス加工を施さない
以外は実施例2と同様にして三層構造のシートを得た。
【0049】〔比較例3〕坪量が20g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS−104(登録商
標)〕に、実施例1と同様に凹凸エンボス加工を施して
内層シート(坪量26g/m2 )を作製した。この内層
シートの両面に、外層シートとして実施例1で用いたス
パンレース不織布を重ね合わせ、実施例1で用いた菱形
エンボスロールで三者を貼り合わせ三層構造のシートを
得た。
【0050】〔比較例4〕坪量が50g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS−110(登録商
標)〕を2枚重ねにして、実施例1と同様に凹凸エンボ
ス加工を施して内層シート(坪量130g/m2 )を作
製した。この内層シートの両面に、外層シートとして実
施例1で用いたスパンレース不織布を重ね合わせ、実施
例1で用いた菱形エンボスロールで三者を貼り合わせ三
層構造のシートを得た。
【0051】〔比較例5〕実施例3において、内層シー
トのスパンボンド不織布に凹凸エンボス加工を施さない
以外は実施例3と同様にして三層構造のシートを得た。
【0052】〔比較例6〕坪量が20g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS−104(登録商
標)〕に、実施例1と同様に凹凸エンボス加工を施して
内層シート(坪量26g/m2 )を作製した。この内層
シートの両面に、外層シートとして実施例3で用いたメ
ルトブローン不織布を重ね合わせ、実施例1で用いた菱
形エンボスロールで三者を貼り合わせ三層構造のシート
を得た。
【0053】〔比較例7〕坪量が50g/m2 のポリプ
ロピレンのスパンボンド不織布〔三井化学(株)製、ス
パンボンド不織布シンテックスPS−110(登録商
標)〕を2枚重ねにして、実施例1と同様に凹凸エンボ
ス加工を施して内層シート(坪量130g/m2 )を作
製した。この内層シートの両面に、外層シートとして実
施例3で用いたメルトブローン不織布を重ね合わせ、実
施例1で用いた菱形エンボスロールで三者を貼り合わせ
三層構造のシートを得た。
【0054】
【表1】
【0055】表1に示す結果から明らかなように、両面
彫刻凹凸ロールを用いたヒートエンボスロール加工によ
って凹凸部が形成され、且つ特定の圧縮特性および坪量
を有する内層シートを具備する実施例1〜4の液吸放出
性シート(本発明品)は、比較例のシートに比して、圧
縮に対する凹凸部の充分な保形性が発現し、液吸収容量
を増加させることができ且つシートの曲性も充分維持さ
れることが判る。また、内層シートのエンボスは軽い力
では潰れないので、吸収された液は一度に多量に放出さ
れず、更に外層シートの液吸収能力により放出量が調整
される。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明によれば、
良好な嵩高性及び圧縮特性を有し、液体の吸収・保持容
量の大きな液吸放出性シートが得られる。特に、内層シ
ートの凹凸部を両面彫刻エンボスロールで形成すること
により、嵩高性及び圧縮特性が一層良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液吸放出性シートの一実施形態を示
す一部破断斜視図である。
【図2】 図1におけるI−I線に沿う断面図である。
【図3】 本実施形態の液吸放出性シート1の製造に好
ましく用いられる装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 液吸放出性シート 2 内層シート 3,3’ 外層シート 4 凸部 5 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 幸司 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 星野 栄一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則的に配列された多数の凹凸部が形成
    された繊維集合体からなる内層シートの両面に、同一の
    又は異なる繊維集合体からなる液吸収性の外層シートを
    それぞれ貼り合わせ、該内層シートと該外層シートとの
    間に、該凹凸部によって形成される液体の保持が可能な
    空間部を設けてなる液吸放出性シートであって、 上記内層シートは、無荷重下の厚さが1〜3mmで、5
    g/cm2 荷重下での厚さが無荷重下の厚さの90%以
    上で且つ30g/cm2 荷重下での厚さが無荷重下の厚
    さの50%以上であると共に坪量が30〜100g/m
    2 である熱可塑性繊維の繊維集合体から形成されている
    ことを特徴とする液吸放出性シート。
  2. 【請求項2】 上記内層シートにおける凹凸部が両面彫
    刻凹凸ロールを用いたヒートエンボスロール加工によっ
    て形成されている、請求項1記載の液吸放出性シート。
  3. 【請求項3】 上記内層シートと上記外層シートとの貼
    り合わせがヒートエンボスロール加工によって行われて
    いる、請求項1又は2記載の液吸放出性シート。
  4. 【請求項4】 上記外層シートが、親水性繊維および熱
    処理によって接着し得るバインダー繊維を含むサクショ
    ンヒートボンド不織布もしくはスパンレース不織布、又
    はポリオレフィン系繊維のメルトブローン不織布からな
    る、請求項13の何れかに記載の液吸放出性シート。
  5. 【請求項5】 液保持容量が、1200〜2000g/
    2 である、請求項1〜4の何れかに記載の液吸放出性
    シート。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の液吸放出性シートの製造
    方法であって、 繊維集合体からなるシートを、両面彫刻凹凸ロールを用
    いたヒートエンボスロール加工して、規則的に配列され
    た多数の凹凸部が形成された内層シートを形成し、 該内層シートの両面に、同一の又は異なる繊維集合体か
    らなる外層シートをそれぞれ貼り合わせて、該内層シー
    トと該外層シートとの間に液体の保持が可能な空間部を
    設けることを特徴とする液吸放出性シートの製造方法。
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