JP2006301161A - 電子回路、その駆動方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電子回路、その駆動方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006301161A
JP2006301161A JP2005120774A JP2005120774A JP2006301161A JP 2006301161 A JP2006301161 A JP 2006301161A JP 2005120774 A JP2005120774 A JP 2005120774A JP 2005120774 A JP2005120774 A JP 2005120774A JP 2006301161 A JP2006301161 A JP 2006301161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
driving
electrode
transistor
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005120774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5392963B2 (ja
Inventor
Takashi Miyazawa
貴士 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005120774A priority Critical patent/JP5392963B2/ja
Priority to KR1020060034044A priority patent/KR20060109343A/ko
Priority to TW095113442A priority patent/TW200701167A/zh
Priority to CN200610075229.7A priority patent/CN1848221B/zh
Priority to CN200910006463.8A priority patent/CN101488321B/zh
Priority to US11/379,009 priority patent/US7724245B2/en
Publication of JP2006301161A publication Critical patent/JP2006301161A/ja
Priority to KR1020080108377A priority patent/KR20080106153A/ko
Priority to US12/757,551 priority patent/US8913044B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5392963B2 publication Critical patent/JP5392963B2/ja
Priority to US14/550,706 priority patent/US20150179104A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02B20/343
    • Y02B20/346

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

【課題】 発光素子を高い精度で所期の輝度に発光させる。
【解決手段】 駆動トランジスタQdrはOLED素子420に流れる電流を制御する。駆
動トランジスタQdrのゲートと電源線31との間に容量素子C0が介挿される。第1トラ
ンジスタQa1は、駆動トランジスタQdrのソースと電源線31との導通/非導通を制御す
る。第2トランジスタQa2は、駆動トランジスタQdrのソースとゲートとの導通/非導通
を制御する。第3トランジスタQa3は、データ電圧Vdataが印加されるデータ線103と
駆動トランジスタQdrのドレインとの導通/非導通を制御する。書込期間において、第1
トランジスタQa1がオフ状態とされて第2トランジスタQa2および第3トランジスタQa3
がオン状態とされ、これに続く駆動期間においては、第1トランジスタQa1がオン状態と
されて第2トランジスタQa2および第3トランジスタQa3がオフ状態とされる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下では適宜に
「OLED」と略称する)素子などの発光素子の挙動を制御する技術に関する。
近年、液晶素子に代わる次世代の発光デバイスとして、有機EL(Electronic Lumines
cence)素子や発光ポリマー素子などと呼ばれるOLED素子が注目されている。このO
LED素子は、自発光型であるために視野角依存性が少なく、また、バックライトや反射
光が不要であるために低消費電力化や薄型化に向いているなど、表示パネルとして優れた
特性を有している。
OLED素子は、これに流れる電流が途絶えると発光を維持できなくなる電流駆動型の
発光素子である。このため、OLED素子をアクティブマトリクス方式で駆動する場合、
書込期間において、画素の階調に応じて駆動トランジスタのゲート電極に印加される電圧
(以下「データ電圧」という)を容量素子によって保持し、この電圧に応じた電流を駆動
トランジスタがOLED素子に流し続ける構成が一般的となっている(例えば非特許文献
1)。このような駆動方法は電圧プログラム方式と呼ばれる。
"51.4:Invited Paper: Modelling and Design of Polysilicon Drive Circuitsfor OLED Displays", Simon W.-B. Tam ,Tatsuya Shimoda, SID 04 Digest, p1406-p1409
ところで、以上に説明した構成のもとでは、書込期間におけるデータ電圧の供給に伴っ
て駆動トランジスタに電流が流れると、電源線に付随する抵抗に起因して当該電源線の電
圧が降下する。そして、容量素子の一方の電極と駆動トランジスタのソース電極とが電源
線に接続された構成においては、書込期間における電源線の電圧の変動に伴って容量素子
の両端の電圧が変動し、この結果として駆動期間では正確な輝度でOLED素子を発光さ
せることができなくなるという問題がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされた
ものであり、発光素子を高い精度で所期の輝度に発光させるという課題の解決を目的とし
ている。
この課題を解決するために、本発明の第1の特徴に係る電子回路は、第1端子と第2端
子とゲート端子とを備え、電源線と前記被駆動素子との電気的接続を制御し、前記第1端
子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて
変化する駆動トランジスタ(例えば図2の駆動トランジスタQdr)と、前記ゲート端子に
接続された第1電極(例えば図2の第1電極L0a)と前記電源線に接続された第2電極(
例えば図2の第2電極L0b)とを備えた容量素子(図2の容量素子C0)と、前記駆動ト
ランジスタの前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイッチング素子
(例えば図2の第1トランジスタQa1)と、前記駆動トランジスタの前記第1端子または
前記第2端子と前記駆動トランジスタの前記ゲート端子との電気的接続を制御する第2ス
イッチング素子(例えば図2の第2トランジスタQa2)と、データ電圧が供給されるデー
タ線と前記駆動トランジスタの前記第2端子との電気的接続を制御する第3スイッチング
素子(例えば図2の第3トランジスタQa3)とを具備する。この構成の具体例は第1実施
形態(特に図2参照)として後述される。
この構成によれば、第2スイッチング素子と第3スイッチング素子とを書込期間におい
てオン状態(導通状態)とすることによって容量素子にデータ電圧が書き込まれる。この
書込期間において駆動トランジスタから発光素子に駆動電流が流れると電源線の電源電圧
が降下する。本発明の電子回路によれば、駆動トランジスタと電源線との電気的接続が第
1スイッチング素子によって切り替えられるから、書込期間において第1スイッチング素
子をオフ状態(非導通状態)とすることによって駆動電流の経路を遮断することができる
。したがって、本発明によれば、電源電圧の降下を防止して容量素子に高い精度で所期の
電圧を書き込むことができる。
なお、この電子回路においては、所定の電圧が印加される配線と前記駆動トランジスタ
の前記ゲート端子との電気的接続を制御する第4スイッチング素子(例えば図2の第4ト
ランジスタQa4)をさらに配置してもよい。この構成において、前記データ電圧が前記デ
ータ線から前記第3スイッチング素子を介して前記駆動トランジスタの前記第2端子に印
加されるのに先立って、前記第4スイッチング素子をオン状態とすれば、データ電圧の書
込みに先立って駆動トランジスタのゲート端子の電圧を所定の電圧に設定することができ
るから、データ電圧を迅速かつ効率的に書き込むことが可能となる。
また、本発明の第2の特徴に係る電子回路は、第1端子と第2端子とゲート端子とを備
え、電源線と前記被駆動素子との電気的接続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との
間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジ
スタ(例えば図7の駆動トランジスタQdr)と、第1電極(L1a)と第2電極(L1b)と
を備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された第1容量素子(例えば図7の第1容
量素子C1)と、第3電極(L2a)と第4電極(L2b)とを備え、前記第4電極が前記電
源線に接続された第2容量素子(例えば図7の第2容量素子C2)と、前記駆動トランジ
スタの前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイッチング素子(例え
ば図7の第1トランジスタQb1)と、前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第
2端子と前記駆動トランジスタのゲート端子との電気的接続を制御する第2スイッチング
素子(例えば図7の第2トランジスタQb2)と、データ電圧が供給されるデータ線と前記
第1容量素子の前記第2電極との電気的接続を制御する第3スイッチング素子(例えば図
7の第3スイッチング素子Qb3とを具備する。この態様の具体例は第2実施形態として後
述される。この構成においても、データ線と第2容量素子の第2電極とが第3スイッチン
グ素子によって導通する書込期間において、電源線から駆動トランジスタを経由して発光
素子に至る駆動電流の経路を第1スイッチング素子によって遮断することができる。した
がって、電源電圧の降下を防止して容量素子に高い精度で所期の電圧を書き込むことがで
きる。なお、この構成において、前記ゲート端子の電圧は、前記第2容量素子を介した容
量カップリングにより前記第4電極の電圧の変化の影響を受ける。また、例えば図7に例
示されるように、第1電極と第3電極とはゲート端子に接続される。
前記第1スイッチング素子は、前記第3スイッチング素子を介して前記データ電圧を前
記第1容量素子の前記第2電極に供給する書込期間においてオフ状態となり、前記被駆動
素子に前記駆動電流を供給する駆動期間においてオン状態となる。この態様によれば、書
込期間において第1スイッチング素子がオフ状態となるから、書込期間における電源電圧
の降下を確実に防止することができる。
第1および第2の特徴に係る電子回路の望ましい態様においては、前記駆動トランジス
タの前記第2端子と前記被駆動素子との電気的接続を制御する第5スイッチング素子(例
えば図2や図7における発光制御トランジスタQel)が配置され、前記第5スイッチング
素子は、前記データ電圧を前記第1容量素子の前記第2電極に供給する書込期間において
オフ状態となり、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する駆動期間においてオン状態と
なる。この態様によれば、第1スイッチング素子に加えて発光制御スイッチング素子によ
って駆動電流の経路の遮断および形成を確実に制御することができる。
本発明に係る駆動方法の第1の特徴は、第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前
記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧
に応じて変化する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタの前記ゲート端子に接続さ
れた第1電極と電源線に接続された第2電極とを有する容量素子とを備え、被駆動素子を
駆動する電子回路の駆動方法であって、書込期間において、前記駆動トランジスタの前記
第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前記ゲート端子とを電気的に接続
するとともに前記駆動トランジスタの前記第2端子にデータ電圧を供給することによって
前記駆動トランジスタの導通状態を設定し、
前記書込期間の後の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動トランジ
スタの前記導通状態に応じた電流レベルの前記駆動電流を前記被駆動素子に供給し、前記
書込期間においては、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断することにある。換
言すると、前記書込期間の後の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動
トランジスタの前記導通状態に応じた電流レベルの前記駆動電流が前記電源線から前記被
駆動素子に供給され、少なくとも前記書込期間の終了の時点において、前記被駆動素子は
前記電源線から電気的に切断される。これらの態様の具体例は第1実施形態として後述さ
れる。この発明によれば、書込期間においては駆動電流の供給が停止されるから電源線の
電位は変動しない。したがって、データ電圧を正確に書き込むことが可能となる。
また、本発明に係る駆動方法の第2の特徴は、第1端子と第2端子とゲート端子とを備
え、電源線と被駆動素子との電気的接続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に
流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタ
と、第1電極と第2電極とを備え前記第1電極が前記ゲート端子に接続された第1容量素
子と、第3電極と第4電極とを備え前記第4電極が電源線に接続された第2容量素子とを
具備する電子回路の駆動方法であって、書込期間において、前記駆動トランジスタの前記
第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前記ゲート端子とを電気的に接続
するとともに前記第1容量素子の前記第2電極にデータ電圧を供給し、前記書込期間の後
の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動トランジスタの前記導通状態
に応じた電流レベルの駆動電流を前記電源線から前記被駆動素子に供給し、前記書込期間
の少なくとも一部においては、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断することに
ある。この態様の具体例は第2実施形態(図7)および第3実施形態(図13)として後
述される。この発明によっても、第1の特徴に係る駆動方法と同様に、データ電圧を正確
に電子回路に書き込むことが可能となる。
本発明の駆動方法において、書込期間においては、駆動トランジスタと電源線との間に
介在するスイッチング素子をオフ状態とすることによって経路を遮断してもよいし、駆動
トランジスタと発光素子との間に介在するスイッチング素子をオフ状態とすることによっ
て経路を遮断してもよい。これらの態様によれば、スイッチング素子の制御によって駆動
電流の経路の遮断および形成を簡易かつ確実に切り替えることができる。
本発明に係る駆動方法の望ましい態様においては、書込期間と駆動期間との間の休止期
間が設定される(例えば図12や図14参照)。この休止期間においては、第1容量素子
の第2電極とデータ線とが非導通とされるとともに、電源線から発光素子に駆動電流を供
給する経路が遮断される。すなわち、休止期間においてはデータ電圧の書き込みおよび発
光素子に対する駆動電流の供給の何れも実行されない。この態様によればデータ電圧の書
き込みと発光素子に対する駆動電流の供給とが重複して実行される事態を確実に防止する
ことができる。したがって、書込期間における電源電圧の変動を確実に防止してデータ電
圧をより確実に電子回路に書き込むことができる。また、前記書込期間と前記駆動期間と
の間の休止期間において、前記第1容量素子の前記第2電極がフローティング状態とされ
てもよい。
本発明に係る電気光学装置の第1の特徴は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記
複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列された複数の電子回路と
、複数の電源線と、前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、前記複数のデータ線
を駆動するデータ線駆動回路とを含み、前記複数の電源線には、前記複数の電子回路のう
ちひとつのグループに属する各電子回路が接続され、前記複数の電子回路の各々は、電気
光学素子と、第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記電源線と前記被駆動素子と
の電気的接続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベ
ルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、第1電極と第2電極と
を備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された容量素子と、前記駆動トランジスタ
の前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイッチング素子と、前記駆
動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前記ゲート
端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、データ電圧が供給されるデータ
線と前記駆動トランジスタの前記第2端子との電気的接続を制御する第3スイッチング素
子とを備えることにある。この発明によっても第1の特徴に係る電子回路と同様の効果が
奏される。なお、この構成の具体例は第1実施形態(図2)として後述される。
本発明に係る電気光学装置の第2の特徴は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記
複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列された複数の電子回路と
、複数の電源線と、前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、複数のデータ線を駆
動するデータ線駆動回路とを含み、前記複数の電源線には、前記複数の電子回路のうちひ
とつのグループに属する各電子回路が接続され、前記複数の電子回路の各々は、電気光学
素子と、第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記電源線と前記被駆動素子との電
気的接続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる前記駆動電流の電流レベ
ルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、第1電極と第2電極と
を備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された第1容量素子と、第3電極と第4電
極とを備え、前記第4電極が前記電源線に接続された第2容量素子と、前記第2端子と前
記複数の電源線の1つの電源線との電気的接続を制御する第1スイッチング素子と、前記
駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前記ゲー
ト端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、データ電圧が供給されるデー
タ線と前記第1容量素子の前記第2電極との電気的接続を制御する第3スイッチング素子
とを備えることにある。この態様の具体例は第2実施形態(図7)として後述される。こ
の発明によっても、第2の特徴に係る電子回路と同様の理由により、各電源線の電源電圧
の変動を抑制してデータ電圧を正確に各電子回路に書き込むことができる。
なお、以上の各態様に係る電気光学装置においては、前記複数の電源線が前記複数のデ
ータ線に交差する構成が望ましい。この態様によれば、走査線に沿って配列する複数の電
子回路(すなわち同時にデータ電圧の書き込みを実行する電子回路)が共通の電源線に接
続されるから、書込期間にある電子回路が接続された電源線における電源電圧の変動を確
実に防止することができる。したがって、各電子回路に対して正確にデータ電圧を書き込
むことができる。
また、第2の特徴に係る電気光学装置を別の観点から捉えると、複数の走査線と、複数
のデータ線と、前記複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列され
た複数の電子回路と、前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、前記複数の走査線
を駆動する走査線駆動回路と、前記複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路とを含み
、前記複数の電源線には、前期複数の電子回路のうちひとつのグループに属する各電子回
路が接続され、前記複数の電子回路の各々は、電気光学素子と、第1端子と第2端子とゲ
ート端子とを備え、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが
前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、第1電極と第2電極とを備
え、前記第1電極が前記駆動トランジスタの前記ゲート端子に接続された第1容量素子と
、第3電極と第4電極とを備え、前記第4電極が前記電源線に接続された第2容量素子と
、前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前
記ゲート端子との電気的接続を制御する第1スイッチング素子と、前記データ線と前記第
1容量素子の前記第2電極との電気的接続を制御する第2スイッチング素子とを備え、前
記第1のスイッチング素子がオン状態とされた後、前記第2のスイッチング素子がオン状
態である期間の少なくとも一部に前記データ電圧が前記第2スイッチング素子を介して前
記第2電極に供給されることによって前記駆動トランジスタの導通状態が設定され、前記
駆動トランジスタの導通状態に応じて、各電源線から前記発光素子に供給される駆動電流
の電流レベルが設定され、前記第2電極に前記データ電圧が供給されている期間の終了後
から前記電気光学素子に対する前記駆動電流の供給が開始されるまで、前記電気光学素子
は前記電源線から電気的に切り離される構成としてもよい。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に使用される。この電子機器の典型例は、
電気光学装置を表示装置として利用した機器である。この種の電子機器としては、パーソ
ナルコンピュータや携帯電話機などがある。もっとも、本発明に係る電気光学装置の用途
は画像の表示に限定されない。例えば、光線の照射によって感光体ドラムなどの像担持体
に潜像を形成するための露光装置としても本発明の電気光学装置を適用することができる
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。同
図に示されるように、電気光学装置1は、画素領域A、走査線駆動回路100、データ線
駆動回路200、制御回路300および電源回路500を備える。このうち画素領域Aに
は、X方向に延在するm本の走査線10と、各走査線10に対をなしてX方向に延在する
m本の電源線31と、X方向に直交するY方向に延在するn本のデータ線103とが形成
される。走査線10とデータ線103との各交差に対応する位置には画素回路400が配
置される。したがって、これらの画素回路400は、縦m行×横n列のマトリクス状に配
列する。
走査線駆動回路100は、画素領域Aに配列する各画素回路400を水平走査期間ごと
に行単位で選択して動作させるための回路である。一方、データ線駆動回路200は、各
水平走査期間において、走査線駆動回路100が選択した1行分(n個)の画素回路40
0の各々に対応するデータ電圧Vdataを生成して各データ線103に出力する。このデー
タ電圧Vdataは、各画素回路400について指定された階調(輝度)に対応する電圧であ
る。
制御回路300は、クロック信号など各種の制御信号を走査線駆動回路100およびデ
ータ線駆動回路200に供給することによって各回路を制御するとともに、各画素回路4
00の階調を指定する画像データをデータ線駆動回路200に供給する。一方、電源回路
500は、電源の高位側の電圧(以下「電源電圧」という)Vddと低位側の電圧(以下「
接地電圧」という)Vssとを生成する。電源電圧Vddは電源線31を介して各画素回路4
00に給電される。また、接地電圧Vssは、所定の配線(図2に示される接地線32)を
介して総ての画素回路400に供給される。この接地電圧Vssは電圧の基準となる電位で
ある。
次に、図2を参照して、各画素回路400の構成を説明する。同図においては、第i行
(iは1≦i≦mを満たす整数)に属する第j列目(jは1≦j≦nを満たす整数)のひ
とつの画素回路400のみが図示されているが、他の画素回路400も同様の構成である
。なお、画素回路400を構成する各トランジスタの導電型は図2の例示に何ら限定され
ない。また、図2(および後掲の図7)に示される各トランジスタの典型例は、低温ポリ
シリコンを半導体層に利用した薄膜トランジスタであるが、各トランジスタの形態や材料
は何ら限定されない。
図2に示されるように、画素回路400は、電源電圧Vddが供給される電源線31と接
地電圧Vssが供給される接地線32との間に各々が介挿されたOLED素子420および
pチャネル型のトランジスタ(以下「駆動トランジスタ」という)Qdrを含む。OLED
素子420は、その順方向に流れる電流(以下「駆動電流」という)に応じた輝度に発光
する素子であり、有機EL材料からなる発光層を陽極と陰極との間に介在させた構造とな
っている。この発光層は、例えば、インクジェット方式(液滴吐出方式)のヘッドから有
機EL材料の液滴を吐出し、これを乾燥させることによって形成される。OLED素子4
20の陰極は接地線32に接続される。一方、駆動トランジスタQdrは、OLED素子4
20に流れる駆動電流を制御するためのトランジスタである。
なお、OLED素子420の材料としては、低分子・高分子またはデンドリマーなどの
有機発光材料が利用される。もっとも、OLED素子420は発光素子の一例に過ぎない
。すなわち、OLED素子420に代えて、無機EL素子や、フィールド・エミッション
(FE)素子、表面導電型エミッション(SE:Surface-conduction Electron-emitter
)素子、弾道電子放出(BS:Ballistic electron Surface emitting)素子、LED
(Light Emitting Diode)素子など様々な自発光素子、さらには、電気泳動素子やエレ
クトロ・クロミック素子などを利用してもよい。また、光書込型のプリンタや電子複写機
に利用される書込ヘッドなどの露光装置にも本実施形態と同様に本発明が適用される。さ
らに、例えば、バイオチップなどのセンシング装置にも本発明は適用される。
さて、図1において便宜的に1本の配線として図示された走査線10は、実際には図2
に示されるように第1制御線11と第2制御線12とを含む。各行の第1制御線11には
、データ電圧Vdataを画素回路400に取り込む期間を規定するための第1制御信号Sa1
[1]ないしSa1[m]が走査線駆動回路100から供給される。一方、各行の第2制御線12
には、画素回路400に保持される電圧を初期化する期間を規定するための第2制御信号
Sa2[1]ないしSa2[m]が走査線駆動回路100から供給される。なお、各信号の具体的な
波形やこれに応じた画素回路400の動作については後述する。
図2に示される第1トランジスタQa1は、そのドレイン電極が駆動トランジスタQdrの
ソース電極に接続されるとともにソース電極が電源線31に接続されたpチャネル型のト
ランジスタであり、駆動トランジスタQdrのソース電極と電源線31との導通および非導
通を切り替えるスイッチング素子として機能する。一方、図2に示される発光制御トラン
ジスタQelは、そのドレイン電極がOLED素子420の陽極に接続されるとともにソー
ス電極が駆動トランジスタQdrのドレイン電極に接続されたpチャネル型のトランジスタ
であり、駆動トランジスタQdrからOLED素子420に対する駆動電流の供給の可否を
制御するためのスイッチング素子として機能する。第1トランジスタQa1および発光制御
トランジスタQelの各々のゲート電極は第1制御線11に接続される。したがって、第1
トランジスタQa1および発光制御トランジスタQelの各々は、第1制御信号Sa1[i]がハ
イレベルであればオフ状態となって第1制御信号Sa1[i]がローレベルであればオン状態
となる。
図2に示される第2トランジスタQa2は、そのドレイン電極が駆動トランジスタQdrの
ソース電極に接続されるとともにソース電極が駆動トランジスタQdrのゲート電極に接続
されたnチャネル型のトランジスタである。また、図2に示される第3トランジスタQa3
は、そのドレイン電極が駆動トランジスタQdrのドレイン電極に接続されるとともにソー
ス電極がデータ線103に接続されたnチャネル型のトランジスタであり、駆動トランジ
スタQdrのドレイン電極とデータ線103との導通および非導通を切り替えるためのスイ
ッチング素子として機能する。第2トランジスタQa2および第3トランジスタQa3の各々
のゲート電極は第1制御線11に接続される。したがって、第2トランジスタQa2および
第3トランジスタQa3の各々は、第1制御信号Sa1[i]がハイレベルであればオン状態と
なって第1制御信号Sa1[i]がローレベルであればオフ状態となる。第2トランジスタQ
a2がオン状態に遷移すると駆動トランジスタQdrはゲート電極とソース電極とが導通して
ダイオードとして機能する。
次に、図2に示される容量素子C0は、第1電極L0aと第2電極L0bとの間に電荷を保
持する容量である。第1電極L0aは駆動トランジスタQdrのゲート電極に接続され、第2
電極L0bは電源線31に接続される。容量素子C0の第1電極L0aと駆動トランジスタQd
rのゲート電極との接続点NGには第4トランジスタQa4のドレイン電極が接続される。こ
の第4トランジスタQa4は、ソース電極が接地線32に接続されたnチャネル型のトラン
ジスタであり、接続点NGと接地線32との電気的接続を制御する(典型的には両者の導
通および非導通を切り替える)スイッチング素子として機能する。第4トランジスタQa4
のゲート電極は第2制御線12に接続される。したがって、第2制御信号Sa2[i]がハイ
レベルであれば第4トランジスタQa4はオン状態となって第2制御信号Sa2[i]がローレ
ベルであれば第4トランジスタQa4はオフ状態となる。
次に、図3を参照して、第1制御信号Sa1[1]ないしSa1[m]および第2制御信号Sa2[1
]ないしSa2[m]の具体的な波形を説明する。同図に示されるように、第1制御信号Sa1[1
]ないしSa1[m]は、水平走査期間(1H)ごとに順番にハイレベルとなる信号である。す
なわち、第1制御信号Sa1[i]は、垂直走査期間(1V)のうち第i番目の水平走査期間
においてハイレベルを維持するとともにそれ以外の期間においてローレベルを維持する。
第1制御信号Sa1[i]のハイレベルへの遷移は第i行目の各画素回路400の選択を意味
する。図3に示されるように、第1制御信号Sa1[i]がハイレベルとなる水平走査期間に
おいては、第i行目の各画素回路400の階調に対応したデータ電圧Vdataがデータ線1
03に供給される。このデータ電圧Vdataは、ハイレベルの第1制御信号Sa1[i]によっ
てオン状態となった第3トランジスタQa3を介して画素回路400に取り込まれる。以下
では第1制御信号Sa1[1]ないしSa1[m]の各々がハイレベルとなる期間(すなわち水平走
査期間)を「書込期間TWRT」と表記する。一方、書込期間TWRT以外の期間(すなわち第
1制御信号Sa1[1]ないしSa1[m]の各々がローレベルとなる期間)は、OLED素子42
0が実際に発光する期間(以下「駆動期間TEL」という)である。
第1制御信号Sa1[i]がハイレベルとなる書込期間TWRTは第1期間T1と第2期間T2
に区分される。第1期間T1は、書込期間TWRTの始点から所定の時間長が経過するまでの
期間であり、第2期間T2は当該書込期間TWRTの残余の期間である。第2制御信号Sa2[i
]は、第1期間T1においてハイレベルを維持するとともにそれ以外の期間(すなわち第2
期間T2および駆動期間TEL)においてローレベルを維持する信号である。この第2制御
信号Sa2[i]がハイレベルになると、オン状態となった第4トランジスタQa4を介して図
2の接続点NGが接地線32に導通する。
次に、図4ないし図6を参照しながら画素回路400の具体的な動作を説明する。以下
では、第1行に属する第j列目の画素回路400の動作を、第1期間T1と第2期間T2
駆動期間TELとの各々に区分して説明する。
(a) 第1期間T1(書込期間TWRT
第1期間T1においては、図3に示されるように、第1制御信号Sa1[i]および第2制御
信号Sa2[i]の双方がハイレベルを維持する。したがって、第2トランジスタQa2、第3
トランジスタQa3および第4トランジスタQa4がオン状態となり、第1トランジスタQa1
および発光制御トランジスタQelはオフ状態となる。図4は、このときの画素回路400
の電気的な構成を等価的に示す回路図である。同図に示されるように、接続点NG(すな
わち駆動トランジスタQdrのゲート電極)はオン状態となった第4トランジスタQa4を介
して接地線32に導通するから、図3に示されるように、接続点NGの電圧VGは第1期間
1において接地電圧Vssまで低下する。換言すると、図3に示される第1期間T1は、接
続点NGの電圧VGが接地電圧Vssに到達するために充分な時間長に選定される。なお、第
1期間T1では、データ線103と接地線32との間に、第4トランジスタQa4、第2ト
ランジスタQa2および駆動トランジスタQdrを介して電流が流れる。この電流は一種のプ
リチャージ用の電流としての役割を果たす。
(b) 第2期間T2(書込期間TWRT
第2期間T2においては、図3に示されるように、第1制御信号Sa1[i]はハイレベルを
維持する一方、第2制御信号Sa2[i]はローレベルを維持する。したがって、第2トラン
ジスタQa2および第3トランジスタQa3がオン状態となる一方、第1トランジスタQa1・
第4トランジスタQa4および発光制御トランジスタQelはオフ状態となる。図5(a)は、
このときの画素回路400の電気的な構成を等価的に示す回路図である。同図に示される
ように、第4トランジスタQa4がオフ状態に遷移することによって接続点NGは接地線3
2から電気的に切り離される。さらに、第2トランジスタQa2がオン状態となることによ
って駆動トランジスタQdrがダイオード接続されたうえで、そのドレイン電極が第3トラ
ンジスタQa3を介してデータ線103に接続される。したがって、このときの画素回路4
00は、図5(b)に示されるように、相互に直列に接続された容量素子C0とダイオード(
駆動トランジスタQdr)とが電源線31とデータ線103との間に介挿された回路と等価
となる。したがって、容量素子C0と駆動トランジスタQdrとの間の接続点NGの電圧VG
は、図3に示されるように、データ線103の電圧Vdataから駆動トランジスタQdrの閾
値電圧Vthを減算したレベル(VG=Vdata−Vth)に到達するまで徐々に増加していく
。第2期間T2は、第2トランジスタQa2および第3トランジスタQa3がオン状態となっ
た時点から接続点NGの電圧VGが電圧「Vdata−Vth」に到達するために充分な時間長に
選定される。
以上に説明したように書込期間TWRT(第1期間T1および第2期間T2)においては、
第1制御信号Sa1[i]がハイレベルを維持することによって第1トランジスタQa1および
発光制御トランジスタQelの双方がオフ状態となる。したがって、電源線31と駆動トラ
ンジスタQdrとが電気的に絶縁されるとともに、電源線31からOLED素子420を経
由して接地線32に至る電流の経路が遮断される。このような状態にある画素回路400
には電源線31から電流が流れ込まないから、この電源線31における電圧降下は発生し
ない。したがって、書込期間TWRTにおいては、電源線31と接続点NGとの間に介挿され
た容量素子C0に所期の電荷量を高い精度で保持させることが可能となる。
(c) 駆動期間TEL
駆動期間TELにおいては、第1制御信号Sa1[i]および第2制御信号Sa2[i]の双方がロ
ーレベルとなる。したがって、第2トランジスタQa2・第3トランジスタQa3および第4
トランジスタQa4がオフ状態となる一方、第1トランジスタQa1および発光制御トランジ
スタQelがオン状態となる。図6は、このときの画素回路400の等価的な構成を示す回
路図である。同図に示されるように、第1トランジスタQa1および発光制御トランジスタ
Qelがオン状態に遷移することによって電源線31から駆動トランジスタQdrおよびOL
ED素子420を経由して接地線32に至る経路が形成される。このときに駆動トランジ
スタQdrのゲート電極の電圧VGは、図3に示されるように、書込期間TWRTにて容量素子
C0に保持された電圧(すなわちデータ電圧Vdataに応じた電圧)に維持されているから
、電源線31からOLED素子420に流れ込む駆動電流Ielはデータ電圧Vdataに応じ
た電流量となる。したがって、OLED素子420はデータ電圧Vdataに応じた輝度に発
光する。
ここで、駆動トランジスタQdrのソース電極からドレイン電極に流れる駆動電流Ielは
以下の式(1)によって表現される。
Iel=(1/2)β(Vgs−Vth)2 ……(1)
なお、式(1)における「Vgs」は駆動トランジスタQdrのゲート-ソース間の電圧であり
、「β」は駆動トランジスタQdrの利得係数である。駆動期間TELにおいては、その直前
の書込期間TWRTにて容量素子C0に保持された電圧VG(=Vdata−Vth)がゲート電極
に印加されるとともに、オン状態となった第1トランジスタQa1を介して駆動トランジス
タQdrのソース電極に電源電圧Vddが供給されるから、電圧Vgsは「Vdd−(Vdata−V
th)」となる。これを式(1)に代入して変形すると駆動電流Ielは以下の式(2)で表現され
る。
Iel=(1/2)β(Vdd−Vdata)2 ……(2)
すなわち、駆動電流Ielは駆動トランジスタQdrの閾値電圧Vthに依存しない。したが
って、本実施形態によれば、各画素回路400における駆動トランジスタQdrの閾値電圧
Vthのバラツキを補償して、OLED素子420を高い精度で所期の輝度に発光させるこ
とができる。
ところで、実際の画素回路400においては駆動電流Ielが流れると電源電圧Vddが低
下する。このときの電圧の降下分を「ΔV」とすれば、降下後の電源電圧は「Vdd−ΔV
」となる。駆動期間TELにおいて接続点NGはフローティング状態にあるから、電源電圧
VddがΔVだけ降下すると接続点NGの電圧もΔVだけ降下する。したがって、式(2)にお
ける「Vdd」が「Vdd−ΔV」となる一方で同式の「Vdata」が「Vdata−ΔV」となる
から、駆動電流Ielに対する電源電圧Vddの降下の影響は結果的にキャンセルされる。す
なわち、駆動期間TELにおいて電源電圧Vddが降下してもOLED素子420の輝度に影
響はない。
また、本実施形態においては、走査線駆動回路100によって一度に選択される各画素
の配列の方向(すなわちデータ電圧の取り込みを同時に実行する画素の配列の方向)に沿
って各電源線31が形成されているから、書込期間TWRTにおける電源電圧Vddの降下を
確実に防止することができるという利点がある。この点について詳述すると以下の通りで
ある。
いま、本実施形態との対比例として、データ線103に沿う方向に電源線31が延在す
る構成を想定する。この構成においては、第1制御信号Sa1[i]がハイレベルに遷移する
ことによって走査線駆動回路100が第i行を選択すると、この行に属する各列の画素回
路400にデータ電圧Vdataが取り込まれる。この書込期間TWRTにおいて第i行目の画
素回路400の第1トランジスタQa1や発光制御トランジスタQelをオフ状態として駆動
電流Ielの経路を遮断したとしても、それ以外の各行に属する画素回路400(すなわち
駆動期間TELにある画素回路400)のOLED素子420には駆動電流Ielが供給され
るから各列の電源線31の電源電圧Vddは降下する。すなわち、第i行目に属する各画素
回路400のデータ電圧が書込期間TWRTにて取り込まれている最中に容量素子C0の第2
電極L0bに供給される電源電圧Vddが変動するから、この容量素子C0にデータ電圧Vdat
aに応じた所期の電荷量を保持させることは困難となる。
一方、本実施形態のように行方向に沿って電源線31が形成された構成においては、1
本の電源線31に共通に接続された第i行の各画素回路400が走査線駆動回路100に
よって選択されると、これらn個の画素回路400において一斉にデータ電圧Vdataの取
り込みが実行される。したがって、OLED素子420への駆動電流Ielの供給によって
電源線31の電源電圧Vddが降下することを防止してデータ電圧Vdataを正確に各画素回
路400に取り込むことができる。
ところで、電源回路500から各画素回路400に電源電圧Vddを供給するための配線
は、画素領域Aの周囲に配置される主電源線と画素回路400の内部にて行方向に延在す
る補助電源線とを含む。補助電源線は、各OLED素子420が発光する面積(開口率)
を充分に確保するという観点から、主電源線と比較して狭い線幅に形成される。したがっ
て、電源電圧Vddの電圧降下の大半は補助電源線において発生する。第i行の各画素回路
400が選択される期間においては、その他の行に属する各画素回路400は駆動期間T
ELにあるから各々のOLED素子420に駆動電流Ielが流れ込む。しかしながら、電源
線31の抵抗の大半は補助電源線に存在するため、本実施形態のように補助電源線を行方
向に形成すれば、電源電圧Vddの電圧降下を改善するという所期の効果は確かに奏される
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態のうち第1実施形態
と同様の要素については共通の符号を付してその説明を適宜に省略する。
図7は、本実施形態に係る画素回路の構成を示す回路図である。同図に示されるように
、本実施形態の画素回路401は、第1実施形態と同様に、電源線31と接地線32との
間に各々が介挿されたOLED素子420およびpチャネル型の駆動トランジスタQdrを
含む。駆動トランジスタQdrとOLED素子420との間にはnチャネル型の発光制御ト
ランジスタQelが介挿される。この発光制御トランジスタQelのゲート電極は第1制御信
号Sb1[i]が供給される第1制御線11に接続される。一方、駆動トランジスタQdrのソ
ース電極は第1トランジスタQb1のソース電極に接続される。この第1トランジスタQb1
は、ドレイン電極が電源線31に接続されたnチャネル型のトランジスタであり、駆動ト
ランジスタQdrのソース電極と電源線31との導通および非導通を切り替えるスイッチン
グ素子として機能する。第1トランジスタQb1のゲート電極は第2制御信号Sb2[i]が供
給される第2制御線12に接続される。
一方、図7に示される第2トランジスタQb2は、そのソース電極が駆動トランジスタQ
drのドレイン電極に接続されるとともにドレイン電極が駆動トランジスタQdrのゲート電
極に接続されたpチャネル型のトランジスタである。この第2トランジスタQb2のゲート
電極は第1制御線11に接続される。また、駆動トランジスタQdrのゲート電極には、第
1容量素子C1の第1電極L1aと第2容量素子C2の第1電極L2aとが接続される。第2容
量素子C2の第2電極L2bは電源線31に接続される。第1容量素子C1の第2電極L1bは
第3トランジスタQb3のドレイン電極に接続される。この第3トランジスタQb3は、デー
タ線103と第1容量素子C1の第2電極L1bとの電気的接続を制御する(典型的には両
者の導通および非導通を切り替える)ためのスイッチング素子であり、そのソース電極が
データ線103に接続されるとともにゲート電極が第1制御線11に接続される。なお、
本実施形態においては各トランジスタの電極に供給される電位が動作の状態に応じて適宜
に変化する。一般的にpチャネル型のトランジスタでは高電位側の電極がソース電極と定
義されるため、厳密に言えば本実施形態の各トランジスタにおいてはソース電極とドレイ
ン電極とが動作の状態に応じて随時に入れ替わることになる。しかしながら、本明細書に
おいては発明の理解の便宜のために、形式的に各トランジスタの一方の電極をソース電極
と表記するとともに他方の電極をドレイン電極と表記している。
次に、図8は、本実施形態における第1制御信号Sb1[1]ないしSb1[m]および第2制御
信号Sb2[1]ないしSb2[m]の波形を示すタイミングチャートである。同図に示されるよう
に、各垂直走査期間(1V)における第i番目の水平走査期間(1H)は、第i行目の各
画素回路401における駆動トランジスタQdrの閾値電圧Vthの補償とデータ電圧Vdata
の取込みとが実行される書込期間TWRTとして利用され、それ以外の期間は各画素回路4
01のOLED素子420が発光する駆動期間TELとして利用される。第1制御信号Sb1
[1]ないしSb1[m]は、各行が選択される書込期間TWRTごとに順番にローレベルとなる信
号である。すなわち、第1制御信号Sb1[i]は、第i行が選択される書込期間TWRTにおい
てローレベルとなり、それ以外の期間(第i行に対応する駆動期間TEL)においてハイレ
ベルとなる。書込期間TWRTは、駆動トランジスタQdrの閾値電圧Vthを補償するための
第1期間T1と、画素回路401にデータ電圧Vdataを取込むための第2期間T2とに区分
される。図8に示されるように、第2制御信号Sb2[i]は、第1制御信号Sb1[i]がローレ
ベルとなる書込期間TWRTのうち第2期間T2においてローレベルとなり、それ以外の期間
(駆動期間TELおよび第1期間T1)においてハイレベルとなる。
次に、本実施形態における画素回路401の動作を書込期間TWRTの第1期間T1および
第2期間T2と駆動期間TELとに区分して説明する。なお、以下では第i行に属する第j
列目の画素回路401に特に着目して動作を説明するが、他の画素回路401の動作も同
様である。
(a) 第1期間T1(書込期間TWRT
第1期間T1においては、第1制御信号Sb1[i]がローレベルに遷移するとともに第2制
御信号Sb2[i]がハイレベルを維持するから、図9に示されるように、第1トランジスタ
Qb1と第2トランジスタQb2と第3トランジスタQb3とがオン状態に遷移するとともに、
発光制御トランジスタQelがオフ状態となる。したがって、第1期間T1においては、駆
動トランジスタQdrのゲート電極と第1容量素子C1との接続点NGの電圧VGは、電源電
圧Vddと駆動トランジスタQdrの閾値電圧Vthとの差分値(VG=Vdd−Vth)に収束す
る。一方、第1期間T1においてデータ線103には所定の電圧(以下「基準電圧」とい
う)Vrefが印加される。この基準電圧Vrefは、オン状態にある第3トランジスタQb3を
介して第1容量素子C1の第2電極L1bに印加される。基準電圧Vrefは、例えば接地電圧
Vssである。
(b) 第2期間T2(書込期間TWRT
第2期間T2においては、第1制御信号Sb1[i]および第2制御信号Sb2[i]の双方がロ
ーレベルを維持するから、図10に示されるように、第1トランジスタQb1および発光制
御トランジスタQelはともにオフ状態となる。したがって、電源線31と駆動トランジス
タQdrとが電気的に絶縁されるとともに、電源線31からOLED素子420を経由して
接地線32に至る電流の経路が遮断される。このような状態にある画素回路401には電
源線31から電流が流れ込まないから、この電源線31における電圧降下は発生しない。
したがって、電源線31と接続点NGとの間に介挿された第2容量素子C2の第2電極L2b
に対して所期の電圧を高い精度で印加することが可能となる。すなわち、本実施形態にお
いても第1実施形態と同様の作用および効果が奏される。
また、第2制御信号Sb2[i]がローレベルとなる第2期間T2においては、第i行目の画
素回路401の階調に応じたデータ電圧Vdataがデータ線103に印加される。図10に
示されるように、このとき第3トランジスタQb3はローレベルの第1制御信号Sb1[i]に
よってオン状態となっているから、データ電圧Vdataは第3トランジスタQb3を介して第
1容量素子C1の第2電極L1bに印加される。すなわち、第2電極L1bの電圧は、第1期
間T1にて設定された基準電圧Vrefからデータ電圧Vdataに変化する。こうして第2電極
L1bの電圧がΔV(ΔV=Vref−Vdata)だけ変化すると、第1容量素子C1と第2容量
素子C2との容量カップリングによって、駆動トランジスタQdrのゲート電極の電圧VG
、第2電極L1bにおける電圧の変化分ΔVを第1容量素子C1の静電容量Caと第2容量素
子C2との静電容量Cbとの比率に応じて分割したレベルだけその直前の電圧(Vdd−Vth
)から変化する。接続点NGにおける電圧VGの変化分は「ΔV・Ca/(Ca+Cb)」と
表現されるから、第2期間T2において接続点NGの電圧VGは以下の式(3)で表現されるレ
ベルに安定する。
G=Vdd−Vth−ΔV・Ca/(Ca+Cb) ……(3)
以上に説明したように本実施形態においては、データ電圧Vdataの取り込みに先立って
第2電極L1bの電圧が所定の基準電圧Vrefに設定されるから、第2期間T2において駆動
トランジスタQdrのゲート電極の電圧VGをデータ電圧Vdataに応じたレベルに正確に設
定することができる。
(b) 駆動期間TEL
駆動期間TELにおいては、第1制御信号Sb1[i]および第2制御信号Sb2[i]の双方がハ
イレベルとなる。したがって、図11に示されるように、第2トランジスタQb2および第
3トランジスタQb3はオフ状態となる。一方、第1トランジスタQb1および発光制御トラ
ンジスタQelはともにオン状態となるから、電源線31から駆動トランジスタQdrおよび
OLED素子420を経由して接地線32に至る経路が形成される。書込期間TWRTにお
ける接続点NGの電圧VGは第2トランジスタQb2や第3トランジスタQb3がオフ状態とな
った駆動期間TELにおいても維持されるから、OLED素子420には、駆動トランジス
タQdrのゲート-ソース間の電圧に応じた駆動電流Ielが供給される。
駆動期間TELにおいて駆動トランジスタQdrのソース電極を基準としたときのゲート電
極の電圧は「−(VG−Vdd)」であるから、駆動電流Ielは以下の式(4)によって表現さ
れる。
Iel=(1/2)β(Vdd−VG−Vth)2 ……(4)
この式(4)に式(3)を代入して変形すると以下の式(5)が導出される。
Iel=(1/2)β(k・ΔV)2 ……(5)
ただし、kは「Ca/(Ca+Cb)」である。この式(5)に示されるように、OLED素
子420に供給される駆動電流Ielは、データ電圧Vdataと電源電圧Vddとの差分ΔV(
=Vdd−Vdata)のみによって決定され、駆動トランジスタQdrの閾値電圧Vthには依存
しない。すなわち、本実施形態においても、各画素回路401における駆動トランジスタ
Qdrの閾値電圧Vthのバラツキを補償して、OLED素子420を高い精度で所期の輝度
に発光させることができる。
なお、以上の態様においては書込期間TWRTと駆動期間TELとが時間軸上において連続
する構成を例示したが、書込期間TWRTにおける電源線31の電圧降下を確実に防止する
ために、書込期間TWRTと駆動期間TELとの間に休止期間TOFFを介挿してもよい。この休
止期間TOFFは、画素回路401に対するデータ電圧Vdataの取り込みもOLED素子4
20に対する駆動電流Ielの供給も実施されない期間である。例えば、この態様における
第2制御信号Sb2[i]は、図12に示されるように、書込期間TWRTの第2期間T2とその
直後の休止期間TOFFの双方においてローレベルを維持し、休止期間TOFFの終点から次の
第2期間T2の始点までの期間においてハイレベルを維持する。したがって、休止期間TO
FFにおいては、ハイレベルの第1制御信号Sb1[i]によって第2トランジスタQb2および
第3トランジスタQb3がオフ状態を維持する(すなわち第1容量素子C1の第2電極L1b
がフローティング状態となる)から画素回路401に対するデータ電圧Vdataの取り込み
は停止し、さらに、ローレベルの第2制御信号Sb2[i]によって第1トランジスタQb1が
オフ状態を維持するから(すなわち電源線31から接地線32への経路は遮断されるから
)電源線31における電圧降下は発生しない。図8に示したように書込期間TWRTと駆動
期間TELとが連続する構成においては、第1制御信号Sb1[i]や第2制御信号Sb2[i]の遅
延や波形の歪みなどに起因して書込期間TWRTと駆動期間TELとが相互に重なり合う場合
(すなわち画素回路401に対するデータの取り込みとOLED素子420に対する駆動
電流Ielの供給とが同時に実行される場合)も生じ得るが、図12に示される態様によれ
ば、画素回路401にデータ電圧Vdataの取り込んでいる最中にOLED素子420に駆
動電流Ielが供給されるといった事態を確実に防止することができる。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態のうち第1実施形態
および第2実施形態と同様の要素については共通の符号を付してその説明を適宜に省略す
る。
図13は、本実施形態における画素回路の構成を示す回路図である。同図に示されるよ
うに、この画素回路402は、図7に示した画素回路401の第1トランジスタQb1が省
略された構成となっている。すなわち、駆動トランジスタQdrのソース電極は電源線31
に対して直接に接続される。また、駆動トランジスタQdrとOLED素子420との間に
介挿された発光制御トランジスタQelのゲート電極は第3制御線13に接続される。した
がって、発光制御トランジスタQelは、第3制御線13に供給される第3制御信号Sc3[i
]がハイレベルであればオン状態となりローレベルであればオフ状態となる。
また、本実施形態の画素回路402は、図7に示した画素回路401の第2トランジス
タQb2および第3トランジスタQb3の代わりに、nチャネル型の第2トランジスタQc2お
よび第3トランジスタQc3を具備する。第2トランジスタQc2のゲート電極は第2制御信
号Sc2[i]が供給される第2制御線12に接続され、第3トランジスタQc3のゲート電極
は第1制御信号Sc1[i]が供給される第1制御線11に接続される。
図14は、画素回路402に供給される各信号の波形を示すタイミングチャートである
。同図に示されるように、第1制御信号Sc1[1]ないしSc1[m]は水平走査期間(1H)ご
とに順番にハイレベルとなる。第1制御信号Sc1[i]がハイレベルを維持する書込期間TW
RT(水平走査期間)は第1期間T1とこれに続く第2期間T2とに区分される。第2制御信
号Sc2[i]は、書込期間TWRTの始点よりも所定の時間長だけ手前の時点から第1期間T1
の終点までの期間にてハイレベルとなり、それ以外の期間においてローレベルとなる信号
である。第1期間T1および第2期間T2における動作は第2実施形態と同様である。すな
わち、第1期間T1においては、ハイレベルの第1制御信号Sc1[i]によってオン状態とな
った第3トランジスタQc3を介してデータ線103から第1容量素子C1の第2電極Lb1
に基準電圧Vrefが印加されるとともに、ハイレベルの第2制御信号Sc2[i]によって第2
トランジスタQc2がオン状態となることによって駆動トランジスタQdrのゲート電極の電
圧VGが「Vdd−Vth」に収束する。そして、第2期間T2においては、第2トランジスタ
Qc2がオフ状態とされたうえでデータ電圧Vdataが第1容量素子C1の第2電極L1bに印
加されることによって、駆動トランジスタQdrの電圧VGがデータ電圧Vdataに応じて式(
4)のレベルまで降下する。
一方、第3制御信号Sc3[1]ないしSc3[m]は、書込期間TWRTにおいて画素回路402
に取り込まれたデータ電圧Vdataに応じてOLED素子420を実際に発光させる駆動期
間TELを規定する信号である。すなわち、この第3制御信号Sc3[i]がハイレベルに遷移
すると発光制御トランジスタQelがオン状態となって電源線31からOLED素子420
に至る経路が形成され、この経路を介して駆動トランジスタQdrのゲート電極の電圧VG
に応じた駆動電流IelがOLED素子420に供給される。この駆動電流Ielの電流量は
式(6)で説明した通りである。
本実施形態における第3制御信号Sc3[i]は、第1制御信号Sc1[i]がローレベルに立ち
下がってから(すなわち書込期間TWRTの終点から)休止期間TOFFが経過した時点にてハ
イレベルに立ち上がる。すなわち、本実施形態においては、図12に示した構成と同様に
、書込期間TWRTと駆動期間TELとの間には休止期間TOFFが介挿される。この休止期間T
OFFは、画素回路402に対するデータ電圧Vdataの取り込みもOLED素子420に対
する駆動電流Ielの供給も実行されない期間である。すなわち、この休止期間TOFFにお
いては、第1制御信号Sc1[i]・第2制御信号Sc2[i]および第3制御信号Sc3[i]の何れ
もがローレベルとなる。したがって、休止期間TOFFにおいては、発光制御トランジスタ
Qel・第2トランジスタQc2および第3トランジスタQc3の何れもがオフ状態となる。こ
のように書込期間TWRTと駆動期間TELとの間に休止期間TOFFを介挿させた構成によれば
、画素回路402に対するデータの取り込んでいる最中にOLED素子420に駆動電流
Ielが供給されるといった事態を確実に防止することができる。したがって、書込期間に
おける電源線31の電圧降下を抑制して所期のデータ電圧Vdataを高い精度で画素回路4
02に書き込むことが可能となる。
<D:応用例>
次に、本発明に係る電気光学装置1を利用した電子機器について説明する。図15は、
各実施形態に係る電気光学装置1を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコン
ピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置とし
ての電気光学装置1と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2
001およびキーボード2002が設けられている。この電気光学装置1はOLED素子
420に有機EL材料を使用しているので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図16に、実施形態に係る電気光学装置1を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電
話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに
表示装置としての電気光学装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することに
よって、電気光学装置1に表示される画面がスクロールされる。
図17に、実施形態に係る電気光学装置1を適用した携帯情報端末(PDA:Personal
Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン40
01および電源スイッチ4002、ならびに表示装置としての電気光学装置1を備える。
電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気
光学装置1に表示される。
なお、本発明に係る電気光学装置1が適用される電子機器としては、図15から図17
に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーショ
ン装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーシ
ョン、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチ
パネルを備えた機器等などが挙げられる。また、本発明に係る電気光学装置の用途は画像
の表示に限定されない。例えば、光書込み型のプリンタや電子複写機といった画像形成装
置においては、用紙などの記録材に形成されるべき画像に応じて感光体を露光する書込み
ヘッドが使用されるが、この種の書込みヘッドとしても本発明の電気光学装置は利用され
る。本発明にいう電子回路とは、各実施形態のように表示装置の画素を構成する画素回路
のほか、画像形成装置における露光の単位となる回路をも含む概念である。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 各画素回路の構成を示す回路図である。 画素回路に供給される信号の波形を示すタイミングチャートである。 第1期間における画素回路の構成を示す回路図である。 第2期間における画素回路の構成を示す回路図である。 駆動期間における画素回路の構成を示す回路図である。 第2実施形態に係る画素回路の構成を示す回路図である。 画素回路に供給される信号の波形を示すタイミングチャートである。 第1期間における画素回路の構成を示す回路図である。 第2期間における画素回路の構成を示す回路図である。 駆動期間における画素回路の構成を示す回路図である。 他の態様に係る信号の波形を示すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る画素回路の構成を示す回路図である。 画素回路に供給される信号の波形を示すタイミングチャートである。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の具体的な形態を示す斜視図である。
符号の説明
1……電気光学装置、A……画素領域、100……走査線駆動回路、200……データ線
駆動回路、300……制御回路、400,401,402……画素回路、500……電源
回路、31……電源線、32……接地線、10……走査線、11……第1制御線、12…
…第2制御線、13……第3制御線、103……データ線、420……OLED素子、Q
dr……駆動トランジスタ、Qel……発光制御トランジスタ、Qa1,Qb1……第1トランジ
スタ、Qa2,Qb2,Qc2……第2トランジスタ、Qa3,Qb3,Qc3……第3トランジスタ
、Qa4……第4トランジスタ、TWRT……書込期間、TEL……駆動期間、TOFF……休止期
間、Sa1[1]〜Sa1[m],Sb1[1]〜Sb1[m],Sc1[1]〜Sc1[m]……第1制御信号、Sa2[1
]〜Sa2[m],Sb2[1]〜Sb2[m],Sc2[1]〜Sc2[m]……第2制御信号、Sc3[1]〜Sc3[m]
……第3制御信号、Iel……駆動電流。

Claims (19)

  1. 被駆動素子を駆動するための電子回路であって、
    第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、電源線と前記被駆動素子との電気的接続を
    制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート
    端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    前記ゲート端子に接続された第1電極と前記電源線に接続された第2電極とを備えた容
    量素子と、
    前記駆動トランジスタの前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイ
    ッチング素子と、
    前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前
    記ゲート端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、
    データ電圧が供給されるデータ線と前記駆動トランジスタの前記第2端子との電気的接
    続を制御する第3スイッチング素子と
    を具備することを特徴とする電子回路。
  2. 所定の電圧が印加される配線と前記駆動トランジスタの前記ゲート端子との電気的接続
    を制御する第4スイッチング素子を具備し、
    前記データ電圧が前記データ線から前記第3スイッチング素子を介して前記駆動トラン
    ジスタの前記第2端子に印加されるのに先立って、前記第4スイッチング素子はオン状態
    となる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子回路。
  3. 被駆動素子を駆動するための電子回路であって、
    第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、電源線と前記被駆動素子との電気的接続を
    制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート
    端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    第1電極と第2電極とを備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された第1容量素
    子と、
    第3電極と第4電極とを備え、前記第4電極が前記電源線に接続された第2容量素子と

    前記駆動トランジスタの前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイ
    ッチング素子と、
    前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタのゲ
    ート端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、
    データ電圧が供給されるデータ線と前記第1容量素子の前記第2電極との電気的接続を
    制御する第3スイッチング素子と
    を具備することを特徴とする電子回路。
  4. 前記第1スイッチング素子は、前記第3スイッチング素子を介して前記データ電圧を前
    記第1容量素子の前記第2電極に供給する書込期間においてオフ状態となり、前記被駆動
    素子に前記駆動電流を供給する駆動期間においてオン状態となる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかひとつに記載の電子回路。
  5. 前記駆動トランジスタの前記第2端子と前記被駆動素子との電気的接続を制御する第5
    スイッチング素子を具備し、
    前記第5スイッチング素子は、前記データ電圧を前記第1容量素子の前記第2電極に供
    給する書込期間においてオフ状態となり、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する駆動
    期間においてオン状態となる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかひとつに記載の電子回路。
  6. 前記ゲート端子の電圧は、前記第2容量素子を介した容量カップリングにより前記第4
    電極の電圧の変化の影響を受ける
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子回路。
  7. 前記第1電極と前記第3電極とは前記ゲート端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子回路。
  8. 第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記第1端子と前記第2端子との間に流れ
    る駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタの前記ゲート端子に接続された第1電極と電源線に接続された第2
    電極とを有する容量素子とを備え、被駆動素子を駆動する電子回路の駆動方法であって、
    書込期間において、前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆
    動トランジスタの前記ゲート端子とを電気的に接続するとともに前記駆動トランジスタの
    前記第2端子にデータ電圧を供給することによって前記駆動トランジスタの導通状態を設
    定し、
    前記書込期間の後の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動トランジ
    スタの前記導通状態に応じた電流レベルの前記駆動電流を前記被駆動素子に供給し、
    前記書込期間においては、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断する
    ことを特徴とする電子回路の駆動方法。
  9. 第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記第1端子と前記第2端子との間に流れ
    る駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタの前記ゲート端子に接続された第1電極と電源線に接続された第2
    電極とを有する容量素子とを備え、被駆動素子を駆動する電子回路の駆動方法であって、
    書込期間において、前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆
    動トランジスタの前記ゲート端子とを電気的に接続するとともに前記駆動トランジスタの
    前記第2端子にデータ電圧を供給することによって前記駆動トランジスタの導通状態を設
    定し、
    前記書込期間の後の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動トランジ
    スタの前記導通状態に応じた電流レベルの前記駆動電流を前記電源線から前記被駆動素子
    に供給し、
    少なくとも前記書込期間の終了の時点において、前記被駆動素子は前記電源線から電気
    的に切断される
    ことを特徴とする電子回路の駆動方法。
  10. 第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、電源線と被駆動素子との電気的接続を制御
    し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子
    の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、第1電極と第2電極とを備え前記第1電極
    が前記ゲート端子に接続された第1容量素子と、第3電極と第4電極とを備え前記第4電
    極が電源線に接続された第2容量素子とを具備する電子回路の駆動方法であって、
    書込期間において、前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆
    動トランジスタの前記ゲート端子とを電気的に接続するとともに前記第1容量素子の前記
    第2電極にデータ電圧を供給し、
    前記書込期間の後の駆動期間において、前記書込期間にて設定された前記駆動トランジ
    スタの前記導通状態に応じた電流レベルの駆動電流を前記電源線から前記被駆動素子に供
    給し、
    前記書込期間の少なくとも一部においては、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に
    切断する
    ことを特徴とする電子回路の駆動方法。
  11. 前記書込期間と前記駆動期間との間の休止期間において、前記被駆動素子を前記電源線
    から電気的に切断する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子回路の駆動方法。
  12. 前記書込期間においては、前記駆動トランジスタと前記電源線との間に介在するスイッ
    チング素子をオフ状態とすることによって前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断
    する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子回路の駆動方法。
  13. 前記書込期間においては、前記駆動トランジスタと前記被駆動素子との間に介在するス
    イッチング素子をオフ状態とすることによって前記被駆動素子を前記電源線から電気的に
    切断する
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子回路の駆動方法。
  14. 前記書込期間と前記駆動期間との間の休止期間において、前記第1容量素子の前記第2
    電極をフローティング状態とする
    ことを特徴とする請求項10から請求項13の何れかひとつに記載の電子回路の駆動方
    法。
  15. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列された複数の電子
    回路と、
    複数の電源線と、
    前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    前記複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路とを含み、
    前記複数の電源線には、前記複数の電子回路のうちひとつのグループに属する各電子回
    路が接続され、
    前記複数の電子回路の各々は、
    電気光学素子と、
    第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記電源線と前記被駆動素子との電気的接
    続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる駆動電流の電流レベルが前記ゲ
    ート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    第1電極と第2電極とを備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された容量素子と

    前記駆動トランジスタの前記第1端子と前記電源線との電気的接続を制御する第1スイ
    ッチング素子と、
    前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前
    記ゲート端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、
    データ電圧が供給されるデータ線と前記駆動トランジスタの前記第2端子との電気的接
    続を制御する第3スイッチング素子と
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  16. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列された複数の電子
    回路と、
    複数の電源線と、
    前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路とを含み、
    前記複数の電源線には、前記複数の電子回路のうちひとつのグループに属する各電子回
    路が接続され、
    前記複数の電子回路の各々は、
    電気光学素子と、
    第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記電源線と前記被駆動素子との電気的接
    続を制御し、前記第1端子と前記第2端子との間に流れる前記駆動電流の電流レベルが前
    記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    第1電極と第2電極とを備え、前記第1電極が前記ゲート端子に接続された第1容量素
    子と、
    第3電極と第4電極とを備え、前記第4電極が前記電源線に接続された第2容量素子と

    前記第2端子と前記複数の電源線の1つの電源線との電気的接続を制御する第1スイッ
    チング素子と、
    前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前
    記ゲート端子との電気的接続を制御する第2スイッチング素子と、
    データ電圧が供給されるデータ線と前記第1容量素子の前記第2電極との電気的接続を
    制御する第3スイッチング素子と
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  17. 前記複数の電源線は、前記複数のデータ線に交差する
    ことを特徴とする請求項15または請求項16に記載の電気光学装置。
  18. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線および前記複数のデータ線の交差部に対応して配列された複数の電子
    回路と、
    前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、
    前記複数の走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    前記複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路とを含み、
    前記複数の電源線には、前期複数の電子回路のうちひとつのグループに属する各電子回
    路が接続され、
    前記複数の電子回路の各々は、
    電気光学素子と、
    第1端子と第2端子とゲート端子とを備え、前記第1端子と前記第2端子との間に流れ
    る駆動電流の電流レベルが前記ゲート端子の電圧に応じて変化する駆動トランジスタと、
    第1電極と第2電極とを備え、前記第1電極が前記駆動トランジスタの前記ゲート端子
    に接続された第1容量素子と、
    第3電極と第4電極とを備え、前記第4電極が前記電源線に接続された第2容量素子と

    前記駆動トランジスタの前記第1端子または前記第2端子と前記駆動トランジスタの前
    記ゲート端子との電気的接続を制御する第1スイッチング素子と、
    前記データ線と前記第1容量素子の前記第2電極との電気的接続を制御する第2スイッ
    チング素子とを備え、
    前記第1のスイッチング素子がオン状態とされた後、前記第2のスイッチング素子がオ
    ン状態である期間の少なくとも一部に前記データ電圧が前記第2スイッチング素子を介し
    て前記第2電極に供給されることによって前記駆動トランジスタの導通状態が設定され、
    前記駆動トランジスタの導通状態に応じて、各電源線から前記発光素子に供給される駆
    動電流の電流レベルが設定され、
    前記第2電極に前記データ電圧が供給されている期間の終了後から前記電気光学素子に
    対する前記駆動電流の供給が開始されるまで、前記電気光学素子は前記電源線から電気的
    に切り離される
    ことを特徴とする電気光学装置。
  19. 請求項15から請求項18の何れかひとつに記載の電気光学装置を具備する電子機器。

JP2005120774A 2005-04-15 2005-04-19 電気光学装置及び電子機器 Active JP5392963B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120774A JP5392963B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 電気光学装置及び電子機器
TW095113442A TW200701167A (en) 2005-04-15 2006-04-14 Electronic circuit, and driving method, electrooptical device, and electronic apparatus thereof
KR1020060034044A KR20060109343A (ko) 2005-04-15 2006-04-14 전자 회로, 그 구동 방법, 전기 광학 장치, 및 전자 기기
CN200910006463.8A CN101488321B (zh) 2005-04-15 2006-04-17 电子电路、其驱动方法、电光学装置以及电子设备
CN200610075229.7A CN1848221B (zh) 2005-04-15 2006-04-17 电光学装置
US11/379,009 US7724245B2 (en) 2005-04-15 2006-04-17 Electronic circuit, method of driving the same, electro-optical device, and electronic apparatus
KR1020080108377A KR20080106153A (ko) 2005-04-15 2008-11-03 전기 광학 장치 및 전자 기기
US12/757,551 US8913044B2 (en) 2005-04-15 2010-04-09 Electronic circuit, method of driving the same, electro-optical device, and electronic apparatus
US14/550,706 US20150179104A1 (en) 2005-04-15 2014-11-21 Electronic circuit, method of driving the same, electro-optical device, and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120774A JP5392963B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 電気光学装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006301161A true JP2006301161A (ja) 2006-11-02
JP5392963B2 JP5392963B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=37469538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005120774A Active JP5392963B2 (ja) 2005-04-15 2005-04-19 電気光学装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5392963B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003405A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
JP2011170335A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光素子を用いた表示装置
JP2011247981A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
JP2013140375A (ja) * 2008-08-07 2013-07-18 Sharp Corp 表示装置およびその駆動方法
KR20150056451A (ko) * 2013-11-15 2015-05-26 소니 주식회사 표시 장치, 전자 기기 및 표시 장치의 구동 방법
KR101530500B1 (ko) * 2013-04-26 2015-06-19 보에 테크놀로지 그룹 컴퍼니 리미티드 픽셀 유닛 회로, 그 보상 방법, 및 디스플레이 디바이스
JP2015163971A (ja) * 2008-12-04 2015-09-10 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、電子機器および移動体
CN114582293A (zh) * 2022-03-10 2022-06-03 广东奥素液芯微纳科技有限公司 一种微流控有源矩阵驱动电路及微流控装置
CN114822413A (zh) * 2022-05-10 2022-07-29 绵阳惠科光电科技有限公司 像素电路、像素驱动方法及显示装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002514320A (ja) * 1997-04-23 2002-05-14 サーノフ コーポレイション アクティブマトリックス発光ダイオードピクセル構造及び方法
JP2002149112A (ja) * 1999-11-30 2002-05-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子装置
JP2002351401A (ja) * 2001-03-21 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 自発光型表示装置
JP2003150105A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Sanyo Electric Co Ltd 表示装置
JP2003173165A (ja) * 2001-09-29 2003-06-20 Toshiba Corp 表示装置
JP2003202833A (ja) * 2001-10-30 2003-07-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその駆動方法
JP2004133240A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Sony Corp アクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法
JP2004245937A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP2004286816A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法
JP2005031630A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置の画素回路及びその駆動方法
JP2006300980A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Seiko Epson Corp 電子回路、その駆動方法、電気光学装置、及び電子機器
JP4289311B2 (ja) * 2004-03-04 2009-07-01 セイコーエプソン株式会社 画素回路、画素回路の駆動方法及び表示装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002514320A (ja) * 1997-04-23 2002-05-14 サーノフ コーポレイション アクティブマトリックス発光ダイオードピクセル構造及び方法
JP2002149112A (ja) * 1999-11-30 2002-05-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子装置
JP2002351401A (ja) * 2001-03-21 2002-12-06 Mitsubishi Electric Corp 自発光型表示装置
JP2003173165A (ja) * 2001-09-29 2003-06-20 Toshiba Corp 表示装置
JP2003202833A (ja) * 2001-10-30 2003-07-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその駆動方法
JP2003150105A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Sanyo Electric Co Ltd 表示装置
JP2004133240A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Sony Corp アクティブマトリクス型表示装置およびその駆動方法
JP2004245937A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動方法及び電子機器
JP2004286816A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法
JP2005031630A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置の画素回路及びその駆動方法
JP4289311B2 (ja) * 2004-03-04 2009-07-01 セイコーエプソン株式会社 画素回路、画素回路の駆動方法及び表示装置
JP2006300980A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Seiko Epson Corp 電子回路、その駆動方法、電気光学装置、及び電子機器

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6008037854; S.M.Choi、外3名: '"A Self-compensated Voltage Programming Pixel Structure for Active-Matrix Organic Light Emitting Di' IDW'03 Proceedings of The 10th International Display Workshops , 20031203, p.535-538, The Society for Information Display *
JPN6010039031; R. M. A. DAWSON et al: '"4.2: Design of an lmproved Pixel for a Polysilicon Active-Matrix Organic LED Display"' SID Symposium Digest of Technical Papers Volume 29, Issue 1, 19980519, pp.11-14, Society for Information Display *
JPN6010061438; Simon W.-B. Tam, Tatsuya Shimoda: '"51.4: Invited Paper: Modelling and Design of Polysilicon Drive Circuits for OLED Displays"' 2004 International Symposium Digest of Technical Papers VOLUME XXXV, BOOK II, 20040527, p.1406-1409, Society for Information Display *
JPN6012058179; Sang-Moo CHOI et al: '"P-11: An Improved Voltage Programmed Pixel Structure for Large Size and High Resolution AM-OLED Di' SID Symposium Digest of Technical Papers Volume 35, Issue 1, 20040525, pp. 260-263 *

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003405A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
JP2013140375A (ja) * 2008-08-07 2013-07-18 Sharp Corp 表示装置およびその駆動方法
JP2015163971A (ja) * 2008-12-04 2015-09-10 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、電子機器および移動体
JP2011170335A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光素子を用いた表示装置
US9984617B2 (en) 2010-01-20 2018-05-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device including light emitting element
JP2011247981A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
KR101530500B1 (ko) * 2013-04-26 2015-06-19 보에 테크놀로지 그룹 컴퍼니 리미티드 픽셀 유닛 회로, 그 보상 방법, 및 디스플레이 디바이스
US9373281B2 (en) 2013-04-26 2016-06-21 Boe Technology Group Co., Ltd. Pixel unit circuit, compensating method thereof and display device
KR20150056451A (ko) * 2013-11-15 2015-05-26 소니 주식회사 표시 장치, 전자 기기 및 표시 장치의 구동 방법
KR102297000B1 (ko) * 2013-11-15 2021-09-02 소니그룹주식회사 표시 장치, 전자 기기 및 표시 장치의 구동 방법
US11551617B2 (en) 2013-11-15 2023-01-10 Sony Group Corporation Display device, electronic device, and driving method of display device
CN114582293A (zh) * 2022-03-10 2022-06-03 广东奥素液芯微纳科技有限公司 一种微流控有源矩阵驱动电路及微流控装置
CN114582293B (zh) * 2022-03-10 2023-08-04 广东奥素液芯微纳科技有限公司 一种微流控有源矩阵驱动电路及微流控装置
CN114822413A (zh) * 2022-05-10 2022-07-29 绵阳惠科光电科技有限公司 像素电路、像素驱动方法及显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5392963B2 (ja) 2014-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752315B2 (ja) 電子回路、その駆動方法、電気光学装置および電子機器
KR100736740B1 (ko) 전자 장치, 그 구동 방법, 전기 광학 장치 및 전자 기기
JP4259592B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP4655800B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP5720100B2 (ja) 発光装置、画素回路の駆動方法および電子機器
JP5392963B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
KR20060109343A (ko) 전자 회로, 그 구동 방법, 전기 광학 장치, 및 전자 기기
JP4293227B2 (ja) 電子回路、電子装置、その駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP2008216941A (ja) 画素回路の駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP2006300980A (ja) 電子回路、その駆動方法、電気光学装置、及び電子機器
JP2008191450A (ja) 画素回路、画素回路の駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP5011682B2 (ja) 電子装置および電子機器
JP2007025192A (ja) 電子装置、その駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP4826131B2 (ja) 発光装置および電子機器
JP5299126B2 (ja) 発光装置および電子機器、並びに画素回路の駆動方法。
JP2009222779A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2006349794A (ja) 電子回路、その駆動方法、電気光学装置および電子機器
JP2007225653A (ja) 電気光学装置、その駆動方法、および電子機器
JP4826158B2 (ja) 電気光学装置
JP2007187779A (ja) 電子回路、電子装置、その駆動方法および電子機器
JP2009157148A (ja) 発光装置の駆動方法および駆動方法、電子機器
JP4984520B2 (ja) 電子回路、電子装置および電子機器
JP5151198B2 (ja) 画素回路、電気光学装置および電子機器
JP5251420B2 (ja) 発光装置および電子機器、発光装置の駆動方法
JP5494684B2 (ja) 電子回路の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5392963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250