JP2006297472A - 熱交換器の製造方法、熱交換器のフィン、及び熱交換器のチューブ - Google Patents

熱交換器の製造方法、熱交換器のフィン、及び熱交換器のチューブ Download PDF

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Abstract

【課題】 熱交換器の炉中ろう付けの合理化を達成すること。
【解決手段】
扁平型のチューブ20とコルゲート型のフィン30とを交互に積層してなるコア10と、チューブの端部を接続したタンク体40とを備えた熱交換器の製造方法において、当該熱交換器は、チューブ、フィン、及びタンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、炉中ろう付けの際は、コアを積層方向に加圧するワイヤを設け、ワイヤとしては、タンク体とチューブの接続部から30〜80mmの間に第1のワイヤ310を巻き付けるとともに、その他の部位に第2のワイヤ320を巻き付ける。フィンとしては、その幅方向中央が緩やかに突出したものを採用する。また、チューブとしては、ビードを設けた部位をその他の部位よりも厚く設定したものを採用する。
【選択図】図7

Description

本発明は、扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、チューブの端部を接続したタンク体とを備え、チューブを流通する媒体がコアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器に関するものである。
自動車のラジエータや、冷凍サイクルにおけるコンデンサ、エバポレータ等の熱交換器は、扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してコアをなすとともに、チューブの端部が接続されたタンク体とを備え、チューブ及びフィンに伝わる熱によって媒体の熱交換を行うように構成されている。媒体は、タンク体に設けられた入口部から内部に取り入れられて、コアを伝わる熱によって熱交換をしつつチューブを通過した後、タンク体に設けられた出口部から外部に排出される。
このような熱交換器は、チューブ、フィン、及びタンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けして製造される。炉中ろう付けの際は、コアを積層方向に加圧するワイヤが設けられる。特許文献1及び2にも開示されているように、ワイヤを設けることによれば、コアの熱膨張による寸法誤差を低減することができる。更に、チューブとしては、ろう材がクラッドされた帯状のアルミ合金素材を所定の形状にロール成形し、これを炉中ろう付けにてろう付けしてなるものもが知られている。この種のチューブは、特許文献3及び4にも開示されている。
特開平6−123583号公報 特開平9−133489号公報 特開平11−248383号公報 特開平11−257886号公報
熱交換器は、その性能及び製造性を向上することが課題とされる。特に近年、ロール成形されるチューブは、小型化且つ精密化される傾向にあり、そのろう付け精度の確保がますます重要な条件となっている。本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器の炉中ろう付けの合理化を達成することである。
本願第1請求項に記載した発明は、扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、
前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧するワイヤを設け、前記ワイヤとしては、前記タンク体と前記チューブの接続部から30〜80mmの間に第1のワイヤを巻き付けるとともに、その他の部位に第2のワイヤを巻き付ける構成の熱交換器の製造方法である。
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤを同時に締め付ける構成の熱交換器の製造方法である。
本願第3請求項に記載した発明は、扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧し、前記フィンとしては、その幅方向中央が緩やかに突出したものを採用した構成の熱交換器の製造方法である。
本願第4請求項に記載した発明は、請求項3において、前記フィンの幅方向中央の厚さをTa、前記フィンの幅方向端部の厚さをTbとするとき、これらは、Tb×1.05≧Ta>Tb、の関係にある構成の熱交換器の製造方法である。
本願第5請求項に記載した発明は、扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、前記チューブの内部は、前記帯状の素材を成形してなるビードにて区画し、前記ビードの頂部は、前記チューブの内面にろう付けし、前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧し、前記チューブとしては、前記ビードを設けた部位をその他の部位よりも厚く設定したものを採用した構成の熱交換器の製造方法である。
本願第6請求項に記載した発明は、請求項5において前記チューブの前記ビードを設けた部位の厚さをta、その他の部位の厚さをtbとするとき、これらは、tb×1.05≧ta>tb、の関係にあることを特徴とする請求項5記載の熱交換器の製造方法である。
本願第7請求項に記載した発明は、扁平型のチューブと交互に積層されて熱交換器のコアを構成するコルゲート型のフィンにおいて、当該フィンは、その幅方向中央が緩やかに突出している構成のフィンである。
本願第8請求項に記載した発明は、請求項7において、当該フィンの幅方向中央の厚さをTa、前記フィンの幅方向端部の厚さをTbとするとき、これらは、Tb×1.05≧Ta>Tb、の関係にある構成のフィンである。
本願第9請求項に記載した発明は、コルゲート型のフィンと交互に積層されて熱交換器のコアを構成するチューブにおいて、当該チューブは、帯状の素材をロール成形してなり、前記チューブの内部は、前記帯状の素材を成形してなるビードにて区画し、当該チューブは、前記ビードを設けた部位をその他の部位よりも厚く設定した構成のチューブである。
本願第10請求項に記載した発明は、請求項9において、当該チューブの前記ビードを設けた部位の厚さをta、その他の部位の厚さをtbとするとき、これらは、tb×1.05≧ta>tb、の関係にある構成のチューブである。
本発明によれば、熱交換器の炉中ろう付けの合理化を達成することができる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示す熱交換器1は、自動車に搭載される車内空調用冷凍サイクルの放熱器である。この熱交換器1は、扁平型のチューブ20とコルゲート型のフィン30とを交互に積層してなるコア10と、各チューブ20の長手方向両端部をそれぞれ接続した一対のタンク体40とを備えたものである。コア10の積層方向の上下側部には、補強部材50を設けており、各補強部材50の長手方向の両端部は、それぞれタンク体40に支持されている。タンク体40には、チューブ20及び補強部材50の端部を挿入して接続する孔部が設けられている。また、タンク体40の要所には媒体(つまり冷凍サイクルを循環する冷媒)の入口部41及び出口部42が設けられており、入口部41から流入した媒体は、コア10に伝わる熱にて熱交換されつつチューブ20を流通し、出口部42から流出する構成となっている。
熱交換器1の構成部材であるチューブ20、フィン30、タンク体40、及び補強部材50は、それぞれアルミ合金製の部材からなり、ジグを用いて組み付けて、その組み付け体を炉中で過熱処理して一体にろう付けしている。このような炉中ろう付けをするにあたり、各部材の要所には、ろう材及びフラックスが設けられる。尚、入口部41及び出口部42は、炉中ろう付けにてタンク体40にろう付けしてもよいし、炉中ろう付けの後にタンク体40に溶接してもよい。
図2は、本例のチューブ2の断面を示す説明図である。このチューブ20は、ろう材がクラッドされたアルミ合金製の帯状の素材を所定の形状にロール成形し、これを炉中ろう付けにてろう付けしてなるものである。素材の板厚は0.18〜0.24mmとなっている。チューブ20の内部は、その素材を成形してなるビード21にて区画し、ビード21の頂部は、チューブ20の内面にろう付けしている。図例は、対抗するビード21の頂部同士をろう付けしてなるものである。ロール成形においては、素材の要所にビード21を設けるとともに、素材の幅方向両端部22,23を所定の形状に成形し、素材の要所を屈曲してこれを2つ折りとし、素材の幅方向両端部22,23を互いに係合する。つまり、チューブ20の幅方向の一方の端部には、素材の幅方向両端部22,23を互いに係合し且つろう付けしてなる係合部24が設けられる。また、チューブ20の幅方向の他方の端部には、素材を折り曲げてなる折り曲げ部25が設けられる。チューブ20の内部には、ビード21にて区画された複数の流路26が設けられる。チューブ20の厚さは0.8〜1.2mm、幅は12〜16mmとなっている。
図3乃至図9に基づいて、熱交換器1の炉中ろう付けに係る製造工程を説明する。先ず、チューブ20とフィン30とを交互に積層してコア10を成し、その積層方向の上下側部に補強部材50を配置し、更に、補強部材50に所定のジグ100を添える(図3参照)。次に、加圧装置200にてコア10を積層方向に加圧し、コア10及び補強部材50を所定の寸法に圧縮する(図4参照)。タンク体40は、このようにコア10及び補強部材50を圧縮したところで組み付ける(図5参照)。タンク体40を組み付けた後、その組み付け体には、コア10、補強部材50、及びジグ100を束ねるように複数のワイヤ310,320を巻き付ける(図6参照)。組み付け体は、ワイヤ310,320を巻き付けた状態で加圧装置200から外して炉内へ送り、炉中ろう付けする(図7参照)。ジグ100及びワイヤ310,320は、炉中ろう付けの後に除去する(図8参照)。尚、図9に示すように、補強部材50は、その両端にリブ51を有する部材である。ジグ100は、リブ51の間に嵌め込まれる。また、フィン30にはルーバー30が形成されている。
このように、炉中ろう付けの際は、コア10を積層方向に加圧するワイヤ310,320を設ける。特に本例の場合、ワイヤとしては、タンク体40とチューブ20の接続部から30〜80mmの間に第1のワイヤ310を巻き付けるとともに、その他の部位に第2のワイヤ320を巻き付ける。第2のワイヤ320は、図例では1本であるが、コア10の寸法に応じて複数本設ける場合もある。図7中の矢印Aは、タンク体40とチューブ20の接続部から30〜80mmの範囲を示している。このような構成によると、チューブ20とフィン30との接合部が確実にろう付けされるとともに、帯状の素材をロール成形してなるチューブ20のろう付けが良好になされる。以下に、その考え方を説明する。
炉中ろう付けにおいては、従来から、コアを積層方向に加圧するワイヤが設けられていた。そして近年、ロール成形されるチューブは、小型化且つ精密化が進み、熱交換器1の製造現場においては、このようなチューブのろう付け性の確保が極めて重要な課題となっている。本願発明者は、熱交換器の試作実験を繰り返し試み、その結果、ワイヤを設ける位置がロール成形チューブのろう付けの成功率に大きく影響するこを突き止め、本発明を達成した。すなわち本発明は、ロール成形チューブのろう付けの信頼性を考慮しつつ、ワイヤにて締め付ける位置をバランスよく設定することにより、ロール成形チューブの小型化・精密化に対処する構成となっている。チューブ20の全体をバランスよく加圧するには、チューブ20の両端近傍を締め付ける第1のワイヤ310を設け、更にその他の部位に第2のワイヤ320を設けるとよい。タンク体40とチューブ20の接続部から80mmを超える位置に第1のワイヤ310を設けると、チューブ20に対する加圧のバランスが悪くなる。また、タンク体40とチューブ20の接続部から30mmに達しない位置に第1のワイヤ310を設けると、タンク体40とチューブ20の接続部におけるろう付けに悪影響を及ぼしてしまう。そこで、第1のワイヤ310の位置は、タンク体40とチューブ20の接続部から30〜80mmの範囲とした。
また、試作実験によれば、第1のワイヤ310及び第2のワイヤ320は、同時に締め付けるとより効果的であることが判明している。ワイヤ310,320を締め付ける方法は、特に限定はしないが、本例では、各ワイヤ310,320の一部をそれぞれ固定具にて摘み、各固定具を同時に捻ることによって締め付けている。
尚、本例のチューブ20は、その内部をビード21にて区画したものであるが、炉中ろう付けの際に所定の部位にワイヤ310,320を設ける本例の構成は、インナーフィンチューブを用いた熱交換器に応用することも可能である。インナーフィンチューブは、コルゲート型のインナーフィンを挟み込むように帯状の素材をロール成形してなり、その内部をインナーフィンにて区画したものである。
以上説明したように、本例の熱交換器の製造方法によれは、熱交換器の炉中ろう付けの合理化を達成することができる。尚、本例における構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。
次に、本発明の第2実施例を図10に基づいて説明する。本例の場合、フィン30としては、その幅方向中央が緩やかに突出したものを採用している。フィン30の幅方向中央の厚さをTa、フィン30の幅方向端部の厚さをTbとするとき、これらは、Tb×1.05≧Ta>Tb、の関係となっている。このフィン30は、アルミ合金製の帯状の素材をロール成形してなるものであり、TaとTbは、ロール成形時において、幅方向中央の曲面形状と幅方向端部の曲面形状を僅かに変えることによって、上記の関係となるように設定している。その他の基本構成は、前述した実施例と同様である。
このような構成によると、帯状の素材をロール成形してなるチューブ20のろう付けが一層良好になされる。すなわち、ロール成形チューブ20におけるろう付け箇所は、そのチューブ20の幅方向中央を押圧するとほどよく当接される。故に、フィン30の幅方向中央が緩やかに突出していれば、チューブ20とフィン30とを積層した際に、チューブ20の幅方向中央が確実に押圧され、ろう付けの信頼性が向上する。フィン30は、前述したようにコア10を加圧装置200にて圧縮したところで、幅方向に亘りチューブ20と確実に当接する。このとき、コア10の圧縮幅は、約5パーセント又は5パーセント未満である。仮に、Taが(Tb×1.05)よりも大きいと、チューブ20とフィン30を幅方向に亘り確実に当接させるには、コア10の圧縮幅を大きくしなければならない。そこで本例では、Taを(Tb×1.05)以下に設定した。
次に、本発明の第3実施例を図11に基づいて説明する。本例の場合、チューブ20としては、ビード21を設けた部位をその他の部位よりも厚く設定したものを採用している。ビードを設けた部位の厚さをta、その他の部位の厚さをtbとするとき、これらは、tb×1.05≧ta>tb、の関係となっている。taとtbの差は、0.15mm以下が望ましい値である。その他の基本構成は、前述した実施例と同様である。
このような構成によると、帯状の素材をロール成形してなるチューブ20のろう付けが一層良好になされる。すなわち、ビード21の頂部とその対向部位は、ビード21を設けた部位を押圧するとほどよく当接される。故に、ビード21を設けた部位をその他の部位よりも厚く設定すれば、チューブ20とフィン30を積層した際に、ビード21を設けた部位が確実に押圧され、ろう付けの信頼性が向上する。フィン30は、前述したようにコア10を加圧装置200にて圧縮したところで、幅方向に亘りチューブ20と確実に当接する。このとき、コア10の圧縮幅は、約5パーセント又は5パーセント未満である。仮に、taが(tb×1.05)よりも大きいと、チューブ20とフィン30を幅方向に亘り確実に当接させるには、コア10の圧縮幅を大きくしなければならない。そこで本例では、taを(tb×1.05)以下に設定した。
本発明によれば、冷凍サイクルのコンデンサ、エバポレータ、自動車のラジエータ、ヒータコア等の熱交換器を良好に製造することが可能となる。
本発明の実施例に係り、熱交換器を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、チューブの断面を示す説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の製造方法の説明図である。 本発明の実施例に係り、熱交換器の要部を示す断面図であり、(a)はジグ及びワイヤを設けた状態を示し、(b)はそれらを除去した状態を示す。 本発明の実施例に係り、フィンの説明図である。 本発明の実施例に係り、チューブの説明図である。
符号の説明
1 熱交換器
10 コア
20 チューブ
21 ビード
22 端部
23 端部
24 係合部
25 折り曲げ部
26 流路
30 フィン
31 ルーバー
40 タンク体
41 入口部
42 出口部
50 補強部材
51 リブ
100 ジグ
200 加圧装置
310 第1のワイヤ
320 第2のワイヤ

Claims (10)

  1. 扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、
    当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、
    前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、
    前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧するワイヤを設け、
    前記ワイヤとしては、前記タンク体と前記チューブの接続部から30〜80mmの間に第1のワイヤを巻き付けるとともに、その他の部位に第2のワイヤを巻き付けることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  2. 前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤを同時に締め付けることを特徴とする請求項1記載の熱交換器の製造方法。
  3. 扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、
    当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、
    前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、
    前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧し、
    前記フィンとしては、その幅方向中央が緩やかに突出したものを採用したことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  4. 前記フィンの幅方向中央の厚さをTa、前記フィンの幅方向端部の厚さをTbとするとき、これらは、Tb×1.05≧Ta>Tb、の関係にあることを特徴とする請求項3記載の熱交換器の製造方法。
  5. 扁平型のチューブとコルゲート型のフィンとを交互に積層してなるコアと、前記チューブの端部を接続したタンク体とを備え、前記チューブを流通する媒体が前記コアに伝わる熱にて熱交換される熱交換器の製造方法において、
    当該熱交換器は、前記チューブ、前記フィン、及び前記タンク体を組み付けて、その組み付け体を炉中ろう付けしてなり、
    前記チューブは、帯状の素材をロール成形し、これを前記炉中ろう付けにてろう付けしてなるものであり、前記チューブの内部は、前記帯状の素材を成形してなるビードにて区画し、前記ビードの頂部は、前記チューブの内面にろう付けし、
    前記炉中ろう付けの際は、前記コアを積層方向に加圧し、
    前記チューブとしては、前記ビードを設けた部位をその他の部位よりも厚く設定したものを採用したことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  6. 前記チューブの前記ビードを設けた部位の厚さをta、その他の部位の厚さをtbとするとき、これらは、tb×1.05≧ta>tb、の関係にあることを特徴とする請求項5記載の熱交換器の製造方法。
  7. 扁平型のチューブと交互に積層されて熱交換器のコアを構成するコルゲート型のフィンにおいて、
    当該フィンは、その幅方向中央が緩やかに突出していることを特徴とするフィン。
  8. 当該フィンの幅方向中央の厚さをTa、前記フィンの幅方向端部の厚さをTbとするとき、これらは、Tb×1.05≧Ta>Tb、の関係にあることを特徴とする請求項7記載のフィン。
  9. コルゲート型のフィンと交互に積層されて熱交換器のコアを構成するチューブにおいて、
    当該チューブは、帯状の素材をロール成形してなり、前記チューブの内部は、前記帯状の素材を成形してなるビードにて区画し、
    当該チューブは、前記ビードを設けた部位をその他の部位よりも厚く設定したことを特徴とするチューブ。
  10. 当該チューブの前記ビードを設けた部位の厚さをta、その他の部位の厚さをtbとするとき、これらは、tb×1.05≧ta>tb、の関係にあることを特徴とする請求項9記載のチューブ。
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