JP2006295809A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ユーザが車両1に乗車していない状態では、複数種類の通信サービスを携帯電話機4aに提供するとともに、複数種類のうちの一部の通信サービスを車載電話機10に提供する。一方、ユーザが車両1に乗車している状態では、携帯電話機4aに対しては一切の通信サービスを提供せずに、その提供されない通信サービスのうち少なくとも一部を車載電話機10に提供する。このようにすれば、ユーザが車両1に乗車している状態において、一切の通信サービスは携帯電話機4aに提供されないから、ユーザが携帯電話機4aを運転中に利用するという危険行為を防止することができる。ただし、少なくとも一部のサービスがユーザが乗車している車両1の車載電話機10に提供されるので、ユーザにとっては便利な仕組みとなる。
【選択図】 図1
Description
この通信システムによれば、非乗車状態では、複数種類の通信サービスを携帯通信装置に提供することが許容されているのに対し、乗車状態では、複数種類の通信サービスを携帯通信装置には提供せずに、その提供されない通信サービスのうち少なくとも一部のサービスを携帯通信装置に対応付けられた車載通信装置に提供することが許容されている。よって、ユーザが車両に乗車している状態において、複数種類の通信サービスは携帯通信装置には提供されないから、ユーザが携帯通信装置を運転中に利用するという危険行為を防止することができるとともに、その提供されない通信サービスのうち少なくとも一部のサービスが携帯通信装置に対応付けられた車載通信装置に提供されるので、ユーザにとっては便利である。
まず、実施形態の構成について説明する。
図1に示す通信システムにおいて、車両1にはカーナビゲーション装置2が搭載されている。このカーナビゲーション装置2には車載モジュール3が接続されている。車両1に乗車している複数のユーザは、それぞれ携帯電話機4a,4bを携帯している。これらの携帯電話機4a,4bは、例えばIMT−2000(International Mobile Telecommunucation-2000)方式の携帯電話機であり、移動通信網5によって提供される複数種類の通信サービスを受けることが可能な携帯通信装置である。また、車載モジュール3とカーナビゲーション装置2とは互いに連携することによって、上記携帯電話機4a,4bとほぼ同様に、移動通信網5から提供される通信サービスを受けることができる。以下では、これら車載モジュール3とカーナビゲーション装置2とを合わせて、「車載電話機10」と呼ぶことにする。
図2において、音声処理部41aは、マイクロホン42aから出力されてくる音声信号を音声デジタル信号にA/D変換するほか、データ変換部43aから出力されてくる音声デジタル信号を音声信号にD/A変換し、スピーカ44aに出力する。データ変換部43aは、音声処理部41aから出力されてくる音声デジタル信号に対して変調処理を施すほか、無線部45aから出力されてくる信号を復調する。無線部45aは、データ変換部43aによって変調された音声デジタル信号を所定の周波数帯域の搬送波信号によって直交変調し、これを図示せぬアンテナから無線信号として送信する。また、無線部45aは、アンテナによって受信した無線信号を直交復調してデータ変換部43aに出力する。操作部46aは、オンフックやオフフック等の各種機能や、文字・数字などが割り付けられたキーを有しており、各キーに対するユーザの押圧操作に応じて操作信号を制御部47aに出力する。表示部48aは、制御部47aからの指示に基づいて各種の画像を表示する。記憶部49aは、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性記憶手段である。この記憶部49aには、携帯電話機4aに割り当てられた電話番号(MSISDN:Mobile Station International ISDN Number)と、IMUI(International Mobile User Identity)などの携帯電話機4aそのものを一意に識別するための機器識別子と、各種の制御プログラムとが記憶されている。制御部47aは、マイクロプロセッサにより構成されており、記憶部49aに記憶されている制御プログラムを実行することで携帯電話機4aの各部を制御する。
以上が携帯電話機4aの構成である。なお、携帯電話機4bの構成も携帯電話機4aと同様であるため、その説明は省略する。
この契約プラン1では、非乗車状態(利用電話機の切替を行っていないとき)においては、携帯電話機4a,4bは、自身の電話番号aを用いて全種類の通信サービスを受けることができ、車載電話機10は、自身の電話番号bを用いて一部の通信サービス(パケットデータ通信サービス及びショートメッセージサービス)を受けることができるようになっている。このように非乗車状態であっても車載電話機10がパケットデータ通信サービス及びショートメッセージサービスを受けることができるようになっている理由は、車載電話機10がこれらの通信サービスを利用することで、例えば車両センサ7a〜7cによって収集した車両1の状態を、前述したサーバ装置にアップロードできるようにするためである。
この契約プラン2では、非乗車状態では契約プラン1と同様の内容である。つまり、携帯電話機4a,4bは自身の電話番号aを用いて全種類の通信サービスを受けることができ、車載電話機10は自身の電話番号bを用いてパケットデータ通信サービス及びショートメッセージサービスのみを受けることができるようになっている。
携帯電話機または車載電話機が行った通信に要する通信費用は、通信事業者によってそれぞれの電話番号単位で課金される。従って、携帯電話機の電話番号を用いて通信サービスを受けた場合には、その電話番号での契約者に通信料金が課金されるし、車載電話機の電話番号を用いて通信サービスを受けた場合には、その電話番号での契約者に通信料金が課金されることになる。ここで、例えばユーザが車両1としてレンタカーを借りて利用する場合を想定すると、そのユーザが車両1に持ち込む携帯電話機はそのユーザ自身が通信事業者と契約したものであるが、車載電話機は車両1の設備であるからレンタカーの事業者が通信事業者と契約したものである。従って、携帯電話機の電話番号を用いて通信サービスを受けた場合には、携帯電話機のユーザに通信料金が課金されるし、車載電話機の電話番号を用いて通信サービスを受けた場合には、レンタカーの事業者に通信料金が課金されることになる。通信料金を携帯電話機のユーザに課金するかレンタカーの事業者に課金するかは、通信の目的やその他の条件に応じて決定可能なことが望ましい。よって、本実施形態では、これら両者への課金に対応することができるように、乗車状態ではあらゆる通信サービスの通信料金を携帯電話機のユーザに課金する契約プラン1と、乗車状態であっても、一部の通信サービスの通信料金を車載電話機の契約者(ここではレンタカー事業者)に課金する契約プラン2とを用意しているのである。
例えば車載電話機については、車両メーカが通信事業者と契約するような場合が想定される。なぜなら、車両の故障をいち早く発見するために、非乗車状態において車載電話機が収集した車両の状態をサーバ装置にアップロードするというような場合には、車両メーカがその通信に関する通信料金を負担するようなケースがあるからである。このような場合、上記契約プラン2によれば、非乗車状態ではあらゆる通信サービスの通信料金を携帯電話機のユーザに課金する一方、乗車状態では、一部の通信サービスの通信料金を車載電話機の契約者(ここでは車両メーカ)に課金することができるから、より便利な課金体型を構築することが可能となる。
以上が本実施形態の構成である。
次に、本実施形態の動作について、(i)非乗車状態において通信サービスを提供する動作、(ii)利用電話機の切替または切替解除の動作、(iii)乗車状態において通信サービスを提供する動作、という順番で説明する。なお、携帯電話機4a,4b及び車載電話機10の電話番号は、それぞれ図4に示した「090−1111−1111」、「090−1111−1112」、「090−9999−9991」とする。
携帯電話機4aは、自身の電話番号「090−1111−1111」を用いて、音声通信サービス、動画像通信サービス、パケットデータ通信サービス、ショートメッセージサービス及び携帯電話機向けのインターネット接続サービスを受けることができる。一方、車載電話機10は、自身の電話番号「090−9999−9991」を用いて、パケットデータ通信サービス及びショートメッセージサービスを受ける。これは契約プラン1の場合であっても、契約プラン2の場合であっても同様である。これらの動作は、従来から実施されている処理と同じように、各々の電話機(携帯電話機及び車載電話機)に割り当てられた電話番号に基づいて行われるものであるため、詳細な技術説明は省略する。
まず、利用電話機の切替の動作について説明する。図6において、ユーザが自身の携帯電話機4aの操作部46aを操作して、音声メッセージ提供装置7の特番へ発呼することを指示する。携帯電話機4aの制御部47aは、この発呼操作を受け付けると(ステップS11)、入力された特番を含む発呼信号を無線部45aから送信する(ステップS12)。これによって、音声メッセージ提供装置7と携帯電話機4aとの間の電話回線が確立される。電話回線が確立されると、音声メッセージ提供装置7は、利用電話機の切替か切替解除かのいずれかを指定するように促す音声メッセージを携帯電話機4aに送信する(ステップS13)。
この動作については、契約プラン1と契約プラン2とに分けて説明する。
(a)契約プラン1の場合
図4の例において、ホームロケーションレジスタ6に切替対象フラグ「1」が設定されている携帯電話機4a(電話番号「090−1111−1111」)は、移動通信網5から提供される通信サービスをいっさい受けることができない。
上記のように、車載電話機10に対しては携帯電話機4aの電話番号に基づいて通信サービスが提供される。よって、第3者の通信装置から車載電話機10の電話番号に対して通信サービスが要求された場合には、次のようになる。例えば、要求された通信サービスがパケットデータ通信サービスの場合には、車載電話機10は、電源が入っていない状態または通信サービスエリアの圏外である状態と同じとみなされ、移動通信網5からその車載電話機10に対するパケット送信処理は行われない。また、要求された通信サービスが音声通信サービスやテレビ電話サービスの場合、移動通信網5は、第3者の通信装置(電話機)に対して、車載電話機10は電源が入っていないか又は電波が届かない場所にある旨の音声メッセージを応答するようにしてもよいし、単に通話ができない旨を応答するようにしてもよい。
次に契約プラン2について説明する。
図4に示した例において、ホームロケーションレジスタ6に切替対象フラグ「1」が設定されている携帯電話機4a(電話番号「090−1111−1111」)は、移動通信網5から提供される通信サービスをいっさい受けることができない。
(3−1)変形例1
契約プラン1の場合、車載電話機10に対しては携帯電話機4aの電話番号に基づいて通信サービスが提供される。よって、第3者の通信装置から車載電話機10の電話番号に対してパケットが送信される場合、車載電話機10は、電源が入っていない状態または通信サービスエリアの圏外である状態と同じとみなされ、移動通信網5からその車載電話機10に対するパケット送信処理は行われない。
しかしながら、例えば車両1の運行を管理する運行管理システムにとっては、車載電話機10をその車載電話機10の電話番号で呼び出し、車両1の位置情報を取得したいというような場合がある。もちろん、本実施形態では、乗車しているユーザの携帯電話機4aの電話番号に基づいて車載電話機10を呼び出すことが可能ではあるが、例えば複数の運転者が交代で車を使用するようなケースでは、現在、誰が現実に運転しているのかを特定することができない場合がある。よって、望ましいのは、どの携帯電話機のユーザが乗車しているのかに関わらず、車載電話機10を呼び出せるようにすることである。
そこで、例えばパケットデータの着信については、携帯電話機の電話番号及び車載電話機の電話番号の双方に対して着信するか否かをユーザに選択させておき、その選択の別をホームロケーションレジスタ6に予め登録しておく。双方に着信することが選択されている場合には、次のような動作となる。乗車状態で第3者の通信装置から携帯電話機4aの電話番号宛のパケットデータが送信されてくると、交換局52はその携帯電話機4aの電話番号を用いて車載電話機10にパケットデータを転送する。これは、実施形態の「契約プラン1」で説明したとおりである。これに対し、乗車状態で第3者の通信装置から車載電話機10の電話番号宛のパケットデータが送信されてくると、交換局52はまずホームロケーションレジスタ6での登録状況を確認する。そして、パケットデータが携帯電話機の電話番号及び車載電話機の電話番号の双方に着信するように選択されている場合、交換局52は車載電話機10の電話番号宛のパケットデータを携帯電話機4aの電話番号宛に転送する。移動通信網5は、その携帯電話機4aの電話番号に対応する車載電話機10の電話番号及び機器識別子を用いて、車載電話機10にパケットデータを転送する。このようにすれば、移動通信網5は、乗車状態であっても、携帯電話機4aの電話番号に基づいて車載電話機10の電話番号宛への通信サービスを提供することができる。
なお、上記の実施形態では、機器識別子に対応付けられる電話番号は1つであるとする前提に基づいているため、上述のようにホームロケーションレジスタ6での登録状況に応じて、ある宛先の電話番号への着信を異なる電話番号へ転送するという例を説明した。この例では、既存の移動通信網の改変を最小限に抑えることができるというメリットがある。一方、機器識別子に対応付けられる電話番号を複数設定できるように移動通信網(交換局)を構成した場合、上記の例のような「転送」という形態をとらずに、電話番号が割り当てられた通信機器へ送信することが可能となる。ただし、この場合は、その通信機器が発信する場合の発信者番号を、ベアラ別または宛先別に事前に設定しておくか、または、発信の都度設定するなどの必要がある。
また、図4に示したような契約単位で、上記のような携帯電話機の電話番号及び車載電話機の電話番号の双方に対して着信するか否かを定めるようにした場合には、その双方の電話番号宛の全てのパケットデータが転送の対象となる。一方、パケットデータの送信元の通信装置毎に、携帯電話機の電話番号及び車載電話機の電話番号の双方に対して着信するか否かを定めるようにした場合には、特定の送信元装置から送信されてきたパケットデータだけが上記のような転送の対象となる。これによって、例えば車両の運行を管理する運行管理システムから車載電話機の電話番号宛に送信されてきたパケットデータのみを転送の対象とすることが可能となる。
携帯電話機向けのインターネット接続サービスは、携帯電話機専用に開発されたサービスであるから、車載電話機10がこのサービスを利用しようとしても不具合が発生する可能性があるため、実施形態では車載電話機10はこのサービスを一律に利用不可としていた。これと同様に、例えば、電子メールやショートメッセージを車載電話機10が受信しても、機種によってはそれを表示できないことが想定される。この場合、移動通信網5からみれば、これら電子メール等を正常に送信済みという扱いになり、この結果、これらの電子メール等はメールボックスから消去されてしまい、ユーザがこれらを参照する機会が失われてしまう。そこで、このようなテキストメッセージを配信する類の通信サービスにおいて、上述したような不具合を防止するため、次のような処理を行うようにしてもよい。
また、移動通信網5は、乗車状態において携帯電話機4aの電話番号宛のテキストメッセージを受け取ると、そのテキストメッセージを車載電話機10に配信するが、乗車状態から非乗車状態に遷移した場合には、既に乗車状態において配信したテキストメッセージを携帯電話機4aに再配信するようにしてもよい。例えば、移動通信網5は、乗車状態から非乗車状態に遷移した際に、携帯電話機4a宛のテキストメッセージを車載電話機10に配信した旨を知らせる電子メールを携帯電話機に送信する。ユーザがその電子メールに記載されたURL(Uniform Resource Locator)へ携帯電話機4aをアクセスさせ、暗証番号を入力し転送指示を行うことで、移動通信網5は、既に配信済みのテキストメッセージを携帯電話機4aに再度配信する。この場合、移動通信網5は、予めURLに有効期限を設けて電子メールを送信し、これと連動させてURLの有効期限経過後にテキストメッセージを削除するようにする。このようにすれば、不要なメッセージをいつまでも保存することでテキストメッセージ記憶装置の記憶容量を逼迫するような事態を防ぐことができる。
実施形態では、車載電話機10は、携帯電話機向けのインターネット接続サービスを受けることができないと説明した。これは、このサービスは携帯電話機専用に開発されたサービスであり、車載電話機10がこのサービスを利用しようとした場合、何らかの不具合が発生する可能性があるからである。ただし、このような不具合が発生するおそれがない場合には、車載電話機10に対して全種類の通信サービスを提供するようにしてもよい。
利用電話機の切替または切替解除を行う際には、携帯電話機が特番発信し、これに応じてその携帯電話機に音声メッセージを送信してユーザに操作を促すようにしていた。しかし、このような方法に限らず、携帯電話機に予め用意されたメニュー画面を表示させ、ユーザがこのメニュー画面を階層的に辿っていくことで、利用電話機の切替または切替解除のための操作を行うようにしてもよい。
実施形態では、車載モジュール3とカーナビゲーション装置2とが連携して車載電話機10として機能していたが、車載電話機10を構成する装置はこれらに限定されるものではない。また、携帯電話機4a,4bは、IMT−2000方式に限定されるものではなく、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communications )方式の携帯電話機であってもよいし、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)方式の簡易携帯電話機であってもよい。また、携帯電話機4a,4bと車載電話機10とに提供する通信サービスに音声通信サービスが含まれなくてもよい。つまり、ユーザが車両1を運転しながら行う行為は、通話に限らず携帯通信装置を利用する行為全般であるから、携帯電話機4a,4bと車載電話機10において通話機能は必須ではなく、データ通信のみを行う携帯通信装置と車載通信装置であってもよい。
Claims (7)
- 携帯通信装置または車載通信装置に対して通信サービスを提供する通信網と、
複数種類の通信サービスを前記携帯通信装置に提供することが許容された非乗車状態と、前記複数種類の通信サービスを前記携帯通信装置には提供せずに、その提供されない通信サービスのうち少なくとも一部のサービスを前記携帯通信装置に対応付けられた前記車載通信装置に提供することが許容された乗車状態とのうち、いずれの状態であるかを記憶した記憶装置とを備え、
前記通信網は、前記記憶装置に記憶されている内容に基づいて、前記携帯通信装置または前記車載通信装置に対して許容された通信サービスを提供する通信システム。 - 携帯電話機または車載電話機に対して通信サービスを提供する通信網と、
前記携帯電話機の電話番号に基づいて複数種類の通信サービスを前記携帯電話機に提供するとともに、前記車載電話機に割り当てられた電話番号に基づいて前記複数種類の通信サービスのうち少なくとも一部のサービスを前記車載電話機に提供することが許容された非乗車状態と、前記複数種類の通信サービスを前記携帯電話機には提供せずに、その提供されない通信サービスのうち少なくとも一部のサービスを前記携帯電話機の電話番号に基づいて前記車載電話機に提供することが許容された乗車状態とのうち、いずれの状態であるかを記憶した記憶装置とを備え、
前記通信網は、前記記憶装置に記憶されている内容に基づいて、前記携帯電話機または前記車載電話機に対して許容された通信サービスを提供する通信システム。 - 携帯電話機または車載電話機に対して通信サービスを提供する通信網と、
前記携帯電話機の電話番号に基づいて複数種類の通信サービスを前記携帯電話機に提供するとともに、前記車載電話機に割り当てられた電話番号に基づいて前記複数種類の通信サービスのうち少なくとも一部のサービスを前記車載電話機に提供することが許容された非乗車状態と、前記複数種類の通信サービスを前記携帯電話機には提供せずに、その提供されない通信サービスのうち一部のサービスを前記携帯電話機の電話番号に基づいて前記車載電話機に提供するとともに、その残りのサービスのうちの少なくとも一部のサービスを前記車載電話機に割り当てられた電話番号に基づいて前記車載電話機に提供することが許容された乗車状態とのうち、いずれの状態であるかを記憶した記憶装置とを備え、
前記通信網は、前記記憶装置に記憶されている内容に基づいて、前記携帯電話機または前記車載電話機に対して許容された通信サービスを提供する通信システム。 - 前記通信網は、
前記乗車状態において、第3の通信装置から前記携帯電話機の電話番号宛への通信サービスが要求されると、前記携帯電話機の電話番号を用いて前記車載電話機に通信サービスを提供し、
前記乗車状態において、第3の通信装置から前記車載電話機の電話番号宛へ通信サービスが要求されると、前記携帯電話機の電話番号宛に転送を行うことで前記携帯電話機の電話番号に基づいて前記車載電話機の電話番号宛への通信サービスを提供する請求項2記載の通信システム。 - 前記複数種類の通信サービスには、テキストメッセージの配信サービスが含まれており、
前記通信網は、前記記憶装置によって記憶されている状態が乗車状態の場合には、前記携帯電話機の電話番号宛のテキストメッセージを保存しておき、前記記憶装置によって記憶されている状態が乗車状態から非乗車状態に遷移した場合には、保存しておいたテキストメッセージを前記携帯電話機の電話番号に基づいて前記携帯電話機に配信する請求項2又は3に記載の通信システム。 - 前記複数種類の通信サービスには、テキストメッセージの配信サービスが含まれており、
前記通信網は、前記記憶装置によって記憶されている状態が乗車状態から非乗車状態に遷移した場合には、前記乗車状態において前記携帯電話機の電話番号に基づいて前記車載電話機に既に配信したテキストメッセージを、前記電話番号に基づいて前記携帯電話機に再配信する請求項2又は3に記載の通信システム。 - 前記記憶装置は、前記携帯電話機または前記車載電話機からの指示に応じて、前記乗車状態又は前記非乗車状態を切り替えて記憶する請求項2又は3に記載の通信システム。
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