JP2006295318A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006295318A
JP2006295318A JP2005110070A JP2005110070A JP2006295318A JP 2006295318 A JP2006295318 A JP 2006295318A JP 2005110070 A JP2005110070 A JP 2005110070A JP 2005110070 A JP2005110070 A JP 2005110070A JP 2006295318 A JP2006295318 A JP 2006295318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quantization
value
correction
quantization error
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005110070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4533218B2 (ja
Inventor
Takashi Ishikawa
尚 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005110070A priority Critical patent/JP4533218B2/ja
Priority to EP06006951A priority patent/EP1711000A1/en
Priority to US11/395,240 priority patent/US7881372B2/en
Publication of JP2006295318A publication Critical patent/JP2006295318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533218B2 publication Critical patent/JP4533218B2/ja
Priority to US12/971,683 priority patent/US8406295B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 出力階調数の多い擬似中間調処理(ハーフトーン)においても高速かつ簡単に処理が可能で、且つ出力階調数に依存せず統一的な擬似中間調処理を行うことができる画像処理方法及び装置を提供する。
【解決手段】 複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、複数のプレーン毎に量子化出力を行う手段と、各プレーンの量子化誤差の符号と、量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定する手段と、補正値を用いて量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散する手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムに関し、より具体的には、入力画像濃度と出力画像濃度の差を誤差拡散法により保存しつつ、入力データを2値データ又は多値データへと量子化する画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
従来、入力多値データを、2値又は入力多値データのレベルよりも少ないレベルの多値データで表現するには、疑似中間調処理が用いられる。擬似中間調処理とは、多値階調の画像データを例えば白点と黒点のみを使った二値画像で表現する場合に、多値階調をより自然に表現させるための画像処理方法である。この擬似中間調処理の代表的な例として誤差拡散法がある。誤差拡散法とは、注目画素を所定の閾値に基づいて例えば白黒の2値化データに変換するときに生じる誤差(注目画素値と閾値との差)を該注目画素に隣接する画素に配分することにより総合的に誤差を小さくして中間階調を表現する方法である。すなわち、この方法は、2値化の際に発生する誤差を周りの画素に分散させることで、画像全体の累積的な色の誤差をほぼゼロにする方法である。この誤差拡散法は、例えば、"An Adaptive Algorithm for Spatial Gray Scale"in society for Information Display 1975 Symposium Digest of Technical Papers,1975,36(非特許文献1)に開示されている。この誤差拡散法は、着目画素をPとし、その画素の濃度をvとし、Pの周辺に存在する2値化処理前の画素P0、P1、P2、P3の濃度をそれぞれv0、v1、v2、v3とし、2値化のための閾値をTとして、経験的に求めた重み係数W0、W1、W2、W3を用い、着目点Pにおける2値化誤差Eを重み付けし、周辺画素P0、P1、P2、P3のそれぞれへと配分するものである。すなわち、この誤差拡散法は、マクロ的に出力画像の平均濃度を入力画像の濃度と等しくする方法である。このとき、出力2値データをoとすると、以下の式により周辺画素P0、P1、P2、P3に対する誤差E0、E1、E2、E3を求めることができる。
v≧Tならばo=1、E=v−Vmax
v<Tならばo=0、E=v−Vmin
(ただし、Vmax:最大濃度、Vmin:最小濃度)
E0=E×W0;
E1=E×W1;
E2=E×W2;
E3=E×W3;
(重み係数の例:W0=7/16,W1=1/16,W2=5/16,W3=3/16)。
ところで、カラーインクジェットプリンタ等では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等のインクを用いて多値画像データを出力する際、各色独立に誤差拡散法等を用いて擬似中間調処理を行っていた。このため、1色について見た場合には高画質に見えていても、2色以上が重なり合うと必ずしも良好な画質が得られない場合があった。
この問題を改善する方法として、特開平8−279920号公報(特許文献1)及び特開平11−10918号公報(特許文献2)等には、2色以上を組み合わせて誤差拡散法を用いることにより、2色以上が重なり合う場合においても視覚的に良好な擬似中間調処理方法が開示されている。また、特開平9−139841号公報(特許文献3)には、2色以上を独立に擬似中階調処理した後に、入力値の合計により出力値の修正を行うことにより、上記と同様の効果が得られる方法が開示されている。
特に、カラー画像の中濃度領域の粒状感を低減するためには、シアン(C)成分とマゼンタ(M)成分のドットが互いに重なり合わない様に画像処理をすることが効果的であり、そのために、従来は、以下に示すカラー画像の画像処理方法が用いられていた。
図8は、従来のカラー画像の画像処理方法を説明する説明図である。
図8において、カラー画像の画像データは、その各画素、各濃度成分(YMCK)が8ビット(階調値が0〜255)の多値データで表現されている。画像データにおける任意の注目画素のシアン(C)成分の濃度値Ctとマゼンタ(M)成分の濃度値Mtは、原画像のC成分とM成分の濃度値をそれぞれC、Mとすると、次式で表される。ここで、CeとMeは、それぞれC成分とM成分の注目画素に対して誤差拡散された値である。
Ct=C+Ce
Mt=M+Me
従来のカラー画像の画像処理方法では、注目画素のC成分とM成分の濃度に従って以下に示す4通りの画像処理制御を行う。なお、閾値Th1=128、閾値Th2=255+Th1であるとする。
1.(Ct+Mt)が閾値Th1以下である場合、即ち、図8に示す領域1に属する場合にはドット記録を行わない。
2.(Ct+Mt)が閾値Th1を越えており、且つ(Ct+Mt)が別の閾値Th2以下であり、且つCt>Mtである場合、即ち、図8の領域2に属する場合には、Cインクのみでドット記録を行う。
3.(Ct+Mt)が閾値Th1を越えており、且つ(Ct+Mt)が別の閾値Th2以下であり、且つCt≦Mtである場合、即ち、図8の領域3に属する場合には、Mインクのみでドット記録を行う。
4.(Ct+Mt)が別の閾値Th2を越えている場合、即ち、図8の領域4に属する場合には、Cインク及びMインクを用いてドット記録を行う。
特開平8−279920号公報 特開平11−10918号公報 特開平9−139841号公報 "An Adaptive Algorithm for Spatial Gray Scale"in society for Information Display 1975 Symposium Digest of Technical Papers,1975,36
しかしながら、上記の従来の画像処理方法では、量子化を行う場合に階調数が多くなればなるほど上述の判定式が複雑化し、処理時間が長くなるという問題があった。例えば、従来の画像処理方法によりシアンとマゼンタを3値に量子化した場合のアルゴリズムを次に示す。
Ct = C + Ce
Mt = M + Me
Cout = 0
Mout = 0
if( Ct + Mt > Threshold1 )
if( Ct + Mt < Threshold2 )
if( Ct > Mt )
Cout = 1
else
Mout = 1
else
if( Ct + Mt < Threshold3 )
if( Ct > Mt + Const1 )
Cout = 2
else
if( Mt < Ct + Const1 )
Mout = 2
else
Cout = 1
Mout = 1
else
if( Ct + Mt < Threshold4 )
if( Ct > Mt )
Cout = 2
Mout = 1
else
Cout = 1
Mout = 2
else
Cout = 2
Mout = 2
このように、シアンとマゼンタを3値に量子化するだけでも複雑な処理となり、より多い階調数に量子化する場合には更に複雑な処理を要する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、出力階調数の多い擬似中間調処理(ハーフトーン)において高速かつ簡単に処理が可能で、且つ出力階調数に依存せず統一的な擬似中間調処理を行うことができる画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、複数プレーンの画像データを入力する手段と、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行う手段と、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算手段と、前記第1の加算手段の出力に所定の閾値を加算する第2の加算手段と、前記第2の加算手段の出力を量子化する複数の量子化手段と、前記量子化手段の量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出手段と、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化手段の出力の補正を判定する判定手段と、前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成する手段と、前記補正値により前記量子化手段の出力を補正する手段と、前記補正された前記量子化手段の出力より量子化誤差を算出して、前記量子化誤差に重み付けを行う手段に入力する第2の量子化誤差算出手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、複数プレーンの画像データを入力する手段と、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行う手段と、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算手段と、前記複数プレーン毎に閾値を生成する手段と、前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算手段と、前記閾値が加算された入力画像データを量子化する複数の量子化手段と、前記量子化手段の量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出手段と、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化手段の出力の補正を判定する判定手段と、前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成する手段と、前記補正値により前記量子化手段の出力を補正する手段と、前記補正された前記量子化手段の出力より量子化誤差を算出して、前記量子化誤差に重み付けを行う手段に入力する第2の量子化誤差算出手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、複数プレーンの画像データを入力するステップと、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、前記量子化誤差が加算された入力画像データに所定の閾値を加算する第2の加算ステップと、前記所定の閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、前記量子化ステップの量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、複数プレーンの画像データを入力するステップと、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、前記複数プレーン毎に閾値を生成するステップと、前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算ステップと、前記閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、前記量子化ステップにより発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータに、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、複数プレーンの画像データを入力するステップと、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、前記量子化誤差が加算された入力画像データに所定の閾値を加算する第2の加算ステップと、前記所定の閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、前記量子化ステップの量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、前記補正された量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップとを実行させることを特徴とする。
また、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータに、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、複数プレーンの画像データを入力するステップと、前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、前記複数プレーン毎に閾値を生成するステップと、前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算ステップと、前記閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、前記量子化ステップにより発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出するステップとを実行させることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行う手段と、各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定する手段と、前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散する手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行うステップと、各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定するステップと、前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散するステップとを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理プログラムは、コンピュータに、複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行うステップと、各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定するステップと、前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、出力階調数の多い擬似中間調処理(ハーフトーン)において高速かつ簡単に処理が可能で、且つ出力階調数に依存せず統一的な擬似中間調処理を行うことができる。
また、本発明によれば、量子化誤差の符号の一致及び量子化誤差の和と閾値との比較にて補正領域の判定を行うため、簡単に補正領域の判定ができ、補正値を容易に生成できる。また、補正されるプレーンの優先順位を近傍画素の量子化誤差符号数によって決定することで少ないメモリ容量で効率的なドットの分散が可能となる。さらに、近傍画素の量子化誤差符号数が同一の場合、乱数にて上記優先順位を決定することにより、同一プレーンのドットの繋がりを排除することができる。なお、これらの処理は量子化レベル数に依存しないため、容易にN値の誤差拡散に拡張できる。さらに、上述したように3プレーン以上への拡張も可能である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。ここでは便宜上、シアンとマゼンタの2つのプレーンに処理を施すものとする。つまり、本実施形態におけるカラー画像データのプレーンとは、カラー画像データを出力色に分解した色プレーンである。本実施形態では、色プレーンをCMYKの4色のプレーンとしたが、色プレーンはこの4色に限定されるものではない。
図1において、1、2、9、10、15、16は加算器であり、3、4は拡散フィルタであり、5、6、7、8は減算器であり、11、12は量子化器であり、13、14、17、18は逆量子化器であり、19は補正領域判定部であり、20は補正値生成部である。
まず、各部の主な動作を説明する。
拡散フィルタ3、4は、拡散対象画素の量子化誤差に、対応する拡散係数を乗じて総和Ce、Meを求める。加算器1、2は、拡散フィルタ3、4から出力される総和を補正値として入力画像の画素値C、Mに各々加算して、補正された入力画像の画素値(C+Ce、M+Me)を出力する。加算器9、10は、補正された入力画像の画素値(C+Ce、M+Me)に閾値Thを各々加算する。量子化器11、12は、閾値Thが加算された補正された入力画像の画素値(C+Ce、M+Me)を所定の量子化ステップにて各々量子化して出力コードを出力する。逆量子化器13、14は、量子化器11、12の出力コードを量子化代表値に各々変換する。減算器7、8は、補正された入力画像の画素値(C+Ce、M+Me)から逆量子化器13、14から出力される量子化代表値を減算することで量子化コード補正前の量子化誤差(Cer、Mer)を生成し、各々、補正領域判定部19に入力する。補正領域判定部19は、補正前の量子化誤差の符号及び閾値Thから補正領域内外の判定を行い、補正領域と判定した場合、各色プレーンの補正値(−1、0、+1)を補正値生成部20に入力する。補正値生成部20は、量子化器11、12の出力コードから上記補正値の修正を行い、出力コード補正値として加算器15、16に入力する。加算器15、16は、補正値生成部20から入力した出力コード補正値に量子化器11、12の出力コードを加算することにより出力コードを補正して、Ccode、Mcodeを出力する。逆量子化器17、18は、上記補正された出力コードであるCcode、Mcodeを量子化代表値に各々変換する。減算器5、6は、拡散フィルタ3、4により補正された入力画像の画素値(C+Ce、M+Me)から逆量子化器17、18から出力される上記量子化代表値を減算することで量子化誤差を生成し、各々、拡散フィルタ3、4に入力する。
次に、具体的な処理を詳細に説明する。以下では3値の誤差拡散に本発明を適用した場合の具体的な数値を記載する。
周辺の量子化誤差により補正された入力画素値(C+Ce、M+Me)には、加算器9、10にて、閾値Thが各々加算される。ここで、量子化器11、12の量子化特性を線形とし、入力画素値をxとすれば、出力コードc(量子化器11、12の出力値)、量子化代表値r(逆量子化器13、14の出力値)は次式のようになる。
入力画素値x< 64の時、出力コードc=0、量子化代表値r=0
64≦入力画素値x<192の時、出力コードc=1、量子化代表値r=128
192≦入力画素値xの時、出力コードc=2、量子化代表値r=255
即ち、上記閾値Thとして64を入力画素値に加算し、キャリー(桁上げ)と最上位のビット(MSB:most significant bit)を取り出せば出力コードcとなり、下位7ビットを0で埋め込み(パディング:padding)すれば量子化代表値rとなる。但し、出力コードc=2の時の上記方法により生成される量子化代表値r=256は、入力画素値のレンジを越えてしまうので、キャリーが1の時の量子化代表値は全ビットを1(即ち、255)とする。これにより、量子化器11、12、逆量子化器13、14、17、18は単純化される。
次に、図2を用いて、補正領域判定部19と補正値生成部20による具体的な補正処理を詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。以下では補正前の量子化誤差(減算器7、8の出力値)をCer,Merとし、量子化ステップをQsとして説明する。
誤差拡散による補正値Ce,Meのレンジは−64〜+63であるので、補正後の入力画素データのレンジは−64〜+318となる。
図2において、太線で囲んだ領域(補正領域1)は、2つの色プレーンの補正前の量子化誤差(Cer,Mer)の符号が共に正として一致する部分である。この領域では、補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Thを超えていたら、量子化誤差の大きい方(Cer又はMerのいずれか一方)の補正値を+1、他方の補正値を0とする。補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Th以下の場合は、いずれの補正値も0とする。
但し、補正により出力コードのレンジ外となる場合(図中の領域201,202,204,205)は、他方の出力コードを補正するものとし、いずれの出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合(図中の領域203)は、補正なし(補正値は0)とする。
一方、太点線で囲んだ領域(補正領域2)は、2つの色プレーンの補正前の量子化誤差(Cer,Mer)の符号が共に負として一致する部分である。この領域では、補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Thから量子化ステップQsを引いた値Th−Qs(この例では−64)以下であったら、量子化誤差の小さい方(絶対値の大きい方)の補正値を−1、他方の補正値を0とする。上記以外では、いずれの補正値も0とする。
但し、補正により出力コードのレンジ外となる場合(図中の領域206,207,209,210)は、他方の出力コードを補正するものとし、いずれの出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合(図中の領域208)は、補正なし(補正値は0)とする。
図7は、本発明の第1の実施形態を3色プレーンに適応した場合の概念図を示したものである。図に示した様に、3色プレーンの場合は閾値Thによって7領域に分割される。なお、各領域にて生成される出力コードの組合せを(C,M,Y)として示した(例えば、(0、0、0)、(0、0、1)等)。
この時、出力コードの補正値は、量子化誤差の符号が一致する色プレーンの量子化誤差を比較し、一致する量子化誤差の符号が正の場合は、補正前の量子化誤差の総和Cer+Mer+Yerが閾値Thを超えていたら、量子化誤差の符号が一致する色プレーン中で量子化誤差が最大となる色プレーンの補正値を+1、上記以外の色プレーンの補正値を0とする。なお、補正前の量子化誤差の総和が閾値Th以下の場合は、いずれの補正値も0とする。
一方、一致する量子化誤差の符号が負の場合は、補正前の量子化誤差の総和Cer+Mer+Yerが閾値Thから量子化ステップQsを引いた値Th−Qs(この例では−64)以下であったら、量子化誤差の符号が一致する色プレーン中で量子化誤差が最小となる色プレーンの補正値を−1、上記以外の色プレーンの補正値を0とする。なお、補正前の量子化誤差の総和がTh−Qsを超える場合は、いずれの補正値も0とする。但し、補正により出力コードのレンジ外となる場合は、量子化誤差の符号が一致する色プレーン中、補正される色プレーンの量子化誤差に近い順に出力コードを補正するものとし、いずれの出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合は、補正なし(補正値は0)とする。
このように本発明の第1の実施形態によれば、量子化誤差の符号を用いて補正領域の判定を行うため、簡単に補正領域の判定ができる。また、同時に補正値の符号も決定される。これらの処理は量子化レベル数に依存しないため、容易にN値の誤差拡散に拡張できる。さらに、上述したように4色以上の色プレーンへの拡張も容易である。
(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。図中、21は閾値生成部である。以下、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第2の実施形態では、閾値生成部21によって閾値を逐次変更しても、前述の第1の実施形態と同様の判定により、色プレーン間の重なりを制御できるようにしたものである。なお、本実施形態でもカラー画像データにおけるプレーンは色分解された各色のデータに相当するものである。
閾値生成部21は、誤差拡散の画質劣化要因である“はき寄せ”や“テクスチャ”を排除するため、閾値を変動させる。通常、“はき寄せ”は量子化代表値付近の入力値に隣接するエッジ部で顕著に表れる。そこで、入力値に最も近い量子化代表値との差に応じて、量子化代表値に近づく方向に閾値を変動させることにより、ドットの生成を早まらせる(遅らせる)方法が知られている。第2の実施形態では、複数の入力値が存在するので、いずれの入力値を用いるかによって効果が異なってくる。例えば入力画像の画素値の和C+Mにて閾値を変動させた場合は、2つのプレーンのトータルでのドットに対する“はき寄せ”が軽減されるが、ある色プレーンのみに発生している“はき寄せ”を排除することは困難である。つまり、ある色プレーンの入力値が量子化代表値に非常に近接していても、他方の色プレーンの入力値が量子化代表値から充分離れていれば閾値の変動量は少なくなってしまうので、効果は薄れてしまう。また、量子化代表値からの距離が小さい方の入力値を用いて閾値を変動させた場合は、特定の色プレーンの“はき寄せ”を効果的に排除できるが、他の色プレーンにとっては過補償となる場合がある。そこで、複数プレーンの入力画素値の平均と最も量子化代表値からの距離が小さいプレーンの入力値との重み付け平均によって閾値を決定する。
一方、“テクスチャ”対策としては、振幅制限された乱数を用いることで、ドットの繋がりを切る。従って、閾値生成部21は、上記重み付け平均によって生成された閾値に上記振幅制限乱数を加算した値を閾値として出力する。この場合、乱数加算後の閾値が閾値のレンジを越えないように制限しなければならない。
あるいは、複数プレーンの入力画素値の平均と該平均値に隣接する量子化代表値の平均との差分、または最も量子化代表値からの距離が最小となるプレーンの入力画素値と該入力値に隣接する量子化代表値の平均との差分、またはこれらの差分の重み付け平均によって振幅制限した乱数を変動値として閾値を生成しても良い。なお、変動値の符号は、量子化代表値からの距離が最小となるプレーンの入力画素値と該入力画素値に最も近い量子化代表値に近づける方向に設定する。
次に、図4を用いて、補正領域判定部19と補正値生成部20による具体的な補正処理を詳細に説明する。図4は本発明の第2の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。以下では補正前の量子化誤差(減算器7、8の出力値)をCer、Merとし、量子化ステップをQsとして説明する。
誤差拡散による補正値Ce,Meのレンジは閾値変動により−127〜+127となる。従って、誤差拡散補正後の入力画素データのレンジは−127〜+382となる。
図中、太線で囲んだ領域(補正領域1)は、2つの色プレーンの補正前の量子化誤差(Cer、Mer)が共に正として一致する部分である。この領域では、補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Thを超えていたら、量子化誤差の大きい方の補正値を+1、他方の補正値を0とする。補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Th以下の場合は、いずれの補正値も0とする。
一方、太点線で囲んだ領域(補正領域2)は、2つの色プレーンの量子化誤差が共に負として一致する部分である。この領域では、補正前の量子化誤差の和Cer+Merが閾値Thから量子化ステップQsを引いた値Th−Qs以下であったら、量子化誤差の小さい方(絶対値の大きい方)の補正値を−1、他方の補正値を0とする。上記以外では、いずれの補正値も0とする。
但し、補正により出力コードのレンジ外となる場合は、他方の出力コードを補正するものとし、いずれの出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合は、補正なし(補正値は0)とする。
図4より、閾値が変動した場合においても図2と同様にプレーン間のドットの重なりを制御できることがわかる。
(第3の実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。図中、22は、補正領域判定部であり、23、24は、閾値生成部である。以下、第2の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第3の実施形態は、閾値生成部23,24によって色プレーン毎に閾値が逐次変更しても、第1の実施形態と同様の判定により、色プレーン間のドットの重なりを制御できるようにしたものである。
上述したように、複数の色プレーンの閾値を共通にした場合は、“はき寄せ”を弊害なく排除することは非常に困難である。つまり、ある色プレーンの“はき寄せ”を排除すべく閾値を変動させても、他の色プレーンでは過補償(エッジ部にドットが張り付く等)となり画質劣化となる場合がある。そこで、本実施形態では各色プレーン毎に最適な閾値を生成して処理を行う。
次に、図6を用いて補正領域判定部19と補正値生成部20による具体的な補正処理を詳細に説明する。図6は本発明の第3の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。以下では補正前の量子化誤差(減算器7、8の出力値)をCer、Merとし、量子化ステップをQs、Cプレーンの閾値をTh1、Mプレーンの閾値をTh2として説明する。
第2の実施形態と同様に、誤差拡散による補正値Ce、Meのレンジは閾値変動により−127〜+127となる。従って、誤差拡散補正後の入力画素データのレンジは−127〜+382となるが、図6では入力レンジ外は省略してある。
図中、太線で囲んだ領域(補正領域1)は、2つの色プレーンの補正前の量子化誤差(Cer、Mer)が共に正として一致する部分である。この領域では、出力コード補正前の閾値変動補正した量子化誤差の和Cer・Th2+Mer・Th1が閾値の積Th1・Th2を超えていたら、閾値変動補正した量子化誤差の大きい方の補正値を+1、他方の補正値を0とする。出力コード補正前の閾値変動補正した量子化誤差の和Cer・Th2+Mer・Th1が閾値の積Th1・Th2以下の場合は、いずれの補正値も0とする。
一方、太点線で囲んだ領域(補正領域2)は、2つの色プレーンの補正前の量子化誤差(Cer、Mer)が共に負として一致する部分である。この領域では、出力コード補正前の閾値変動補正した量子化誤差の和Cer・(Qs−Th2)+Mer・(Qs−Th1)が−(Qs−Th1)・(Qs−Th2)以下であったら、閾値変動補正した量子化誤差の小さい方(絶対値の大きい方)の補正値を−1、他方の補正値を0とする。上記以外では、いずれの補正値も0とする。
但し、第2の実施形態と同様に、補正により出力コードのレンジ外となる場合は、他方の出力コードを補正するものとし、いずれの出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合は、補正なし(補正値は0)とする。
このように本発明の第3の実施形態によれば、色プレーン毎に閾値が逐次変更されても、量子化誤差の符号にて補正領域の判定を行うため、簡単に補正領域の判定ができる。また、同時に補正値の符号も決定される。これらの処理は量子化レベル数に依存しないため、容易にN値の誤差拡散に拡張できる。さらに、上述したようにCMの2プレーン色だけでなく、それ以上の色数のプレーンへの拡張も容易である。
また、上述した実施例においては、色の異なるプレーンを例に説明したが、本発明はこれに限らず、同一色であっても、異なるプレーンとして処理されるものであれば、同様の効果が期待できる。以下、同一色への適用について簡単に説明する。
出力装置がドット径(吐出量)の異なる大・小の2種類のドットを生成できる場合、入力画像データを上記大・小の2種類のドットプレーンに分解する手段を設け、分解された濃度値を本発明の入力データとすることで本発明を適用できる。例えば、図示していない出力色分解部において、RGBの入力画像データをCcMmYK(Cはシアンの大ドット、cはシアンの小ドット、Mはマゼンタの大ドット、mはマゼンタの小ドットを示す)の6プレーンに分解し、Cとc(またはMとm)を本発明の量子化部の入力濃度データとするのである。(例えば図1の入力Mをcと置換えればよい。)
(第4の実施形態)
図9は本発明の第4の実施形態に係わる画像処理装置の構成を説明するブロック図である。図中、25は、プレーン分離部である。以下、第2の実施形態と異なる部分のみ説明する。
第4の実施形態は、プレーン分離部25によって入力濃度値を複数のプレーンに分割し、プレーン毎に量子化した後、補正値部にて出力コードを補正し、プレーン間のドットの重なりを制御できるようにしたものである。本構成により、同一色のドットであっても、異なるプレーンとして処理することにより、ドットの重なりを制御でき、粒状感を改善することが可能となる。また、上記プレーン分離部25での配分の仕方を制御することにより、大・小ドットの切り替わりをスムーズにし、滑らかなグラデーションを実現できる。さらに、大・小ドットへの配分を適切に行うことにより、大・小ノズルの使用率を均等化することができ、出力画像の品質維持を容易にし、ヘッドの寿命を延ばすことも可能である。なお、このようなプレーン分離部25はルックアップテーブルにて構成できる。
なお、本実施例における補正方法は前記第2の実施形態と同様であるため、説明は省略する。また、上記実施例では大・小ドットを例に説明したが、本発明はこれに限らず、大・中・小ドットやそれ以上のドットサイズでプレーン分解してもよい。
また、色相が同じで濃度の異なる複数の記録材を用いて記録を行うような手法においても、上述した各実施形態の手法を適用することが可能である。例えば、濃記録材と淡記録材とを用いて記録を行う場合には、プレーンとして濃プレーンと淡プレーンに分解して異なるプレーンとして扱うことにより、プレーンを色単位に分解した場合や、ドットサイズ単位に分解した場合と同様の効果を得ることができる。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムを、パソコン通信など通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用できることは言うまでもない。
上述した実施形態は、特許請求の範囲によって確定される本発明の技術的範囲に含まれる実施形態の例にすぎない。従って、本明細書に直接的に明示されていない実施形態であっても、本発明の技術的思想と共通する限り本発明の技術的範囲に包含され得る。
なお、便宜上複数の実施形態を記載したが、これらは個別に発明として成立するだけでなく、もちろん、複数の実施形態を適宜組み合わせることでも発明が成立することは容易に理解できる。
本発明の第1の実施形態に係る例示的な画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る例示的な画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る例示的な画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を3プレーンに適応した場合の概念図である。 従来の補正処理を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係わる補正処理を説明する図である。
符号の説明
1 加算器
2 加算器
3 拡散フィルタ
4 拡散フィルタ
5 減算器
6 減算器
7 減算器
8 減算器
9 加算器
10 加算器
11 量子化器
12 量子化器
13 逆量子化器
14 逆量子化器
15 加算器
16 加算器
17 逆量子化器
18 逆量子化器
19 補正領域判定部
20 補正値生成部
21 閾値生成部
22 補正領域判定部
23 閾値生成部
24 閾値生成部
25 プレーン分離部

Claims (45)

  1. 複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、
    複数プレーンの画像データを入力する手段と、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行う手段と、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算手段と、
    前記第1の加算手段の出力に所定の閾値を加算する第2の加算手段と、
    前記第2の加算手段の出力を量子化する複数の量子化手段と、
    前記量子化手段の量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出手段と、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化手段の出力の補正を判定する判定手段と、
    前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成する手段と、
    前記補正値により前記量子化手段の出力を補正する手段と、
    前記補正された前記量子化手段の出力より量子化誤差を算出して、前記量子化誤差に重み付けを行う手段に入力する第2の量子化誤差算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、2プレーン以上の量子化誤差の符号が一致した場合に前記量子化手段の出力の補正を行うと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合は+1または0とし、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合は−1または0とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合には、補正前の量子化誤差の総和が閾値より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最大となるプレーンの補正値を+1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、補正前の量子化誤差の総和が閾値以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合には、補正前の量子化誤差の総和が閾値Thから量子化ステップQsを引いた値Th−Qs以下のときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最小となるプレーンの補正値を−1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、補正前の量子化誤差の総和がTh−Qsより大きいときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で補正されるプレーンの量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、量子化誤差の符号が一致するプレーン中の量子化出力コードが補正により全てレンジ外となる場合は、補正されるプレーンの量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、いずれの量子化出力コードも補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、補正しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色でドット径の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色で濃度の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の中で量子化代表値からの距離が最小の入力値を用いて生成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の平均と入力画素値の中で量子化代表値からの距離が最小の画素値との重み付け平均によって生成されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記閾値は、前記重み付け平均によって生成された閾値に、振幅制限された乱数を加算することにより生成されることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の平均と該平均値に隣接する量子化代表値の平均との差分、量子化代表値からの距離が最小の画素値と該最小の画素値に隣接する量子化代表値の平均との差分、又は、前記2つの差分の重み付け平均によって振幅制限した乱数を変動値とし、前記変動値の符号は量子化代表値からの距離が最小の画素値と前記最小の画素値に最も近い量子化代表値に近づける方向に設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、
    複数プレーンの画像データを入力する手段と、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行う手段と、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算手段と、
    前記複数プレーン毎に閾値を生成する手段と、
    前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算手段と、
    前記閾値が加算された入力画像データを量子化する複数の量子化手段と、
    前記量子化手段の量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出手段と、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化手段の出力の補正を判定する判定手段と、
    前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成する手段と、
    前記補正値により前記量子化手段の出力を補正する手段と、
    前記補正された前記量子化手段の出力より量子化誤差を算出して、前記量子化誤差に重み付けを行う手段に入力する第2の量子化誤差算出手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記判定手段は、2プレーン以上の量子化誤差の符号が一致した場合に前記量子化手段の出力の補正を行うと判定することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合は+1または0とし、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合は−1または0とすることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合には、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和が閾値より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最大となるプレーンの補正値を+1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和が閾値以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合には、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和の絶対値が、量子化ステップから閾値を引いた値の積より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で閾値変動補正した量子化誤差が最小となるプレーンの補正値を−1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和の絶対値が、量子化ステップから閾値を引いた値の積以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  18. 前記補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で閾値変動補正した量子化誤差が、補正されるプレーンの閾値変動補正した量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、量子化誤差の符号が一致するプレーン中の量子化出力コードが補正により全てレンジ外となる場合は、閾値変動補正した量子化誤差が、補正されるプレーンの閾値変動補正した量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、いずれの量子化出力コードも補正により出力コードのレンジ外となる場合は、補正しないことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  19. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色でドット径の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  20. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色で濃度の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  21. 複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、
    複数プレーンの画像データを入力するステップと、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、
    前記量子化誤差が加算された入力画像データに所定の閾値を加算する第2の加算ステップと、
    前記所定の閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、
    前記量子化ステップの量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、
    前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、
    前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、
    前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  22. 前記判定ステップは、2プレーン以上の量子化誤差の符号が一致した場合に前記量子化出力の補正を行うと判定することを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  23. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合は+1または0とし、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合は−1または0とすることを特徴とする請求項22に記載の画像処理方法。
  24. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合には、補正前の量子化誤差の総和が閾値より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最大となるプレーンの補正値を+1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、補正前の量子化誤差の総和が閾値以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
  25. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合には、補正前の量子化誤差の総和が閾値Thから量子化ステップQsを引いた値Th−Qs以下のときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最小となるプレーンの補正値を−1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、補正前の量子化誤差の総和がTh−Qsより大きいときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
  26. 前記補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で補正されるプレーンの量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、量子化誤差の符号が一致するプレーン中の量子化出力コードが補正により全てレンジ外となる場合は、補正されるプレーンの量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、いずれの量子化出力コードも補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、補正しないことを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  27. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色でドット径の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  28. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色で濃度の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  29. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の中で量子化代表値からの距離が最小の入力値を用いて生成されることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  30. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の平均と入力画素値の中で量子化代表値からの距離が最小の画素値との重み付け平均によって生成されることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  31. 前記閾値は、前記重み付け平均によって生成された閾値に、振幅制限された乱数を加算することにより生成されることを特徴とする請求項30に記載の画像処理方法。
  32. 前記閾値は、前記複数プレーンの入力画素値の平均と該平均値に隣接する量子化代表値の平均との差分、量子化代表値からの距離が最小の画素値と該最小の画素値に隣接する量子化代表値の平均との差分、又は、前記2つの差分の重み付け平均によって振幅制限した乱数を変動値とし、該変動値の符号は量子化代表値からの距離が最小の画素値と該最小の画素値に最も近い量子化代表値に近づける方向に設定されることを特徴とする請求項21に記載の画像処理方法。
  33. 複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、
    複数プレーンの画像データを入力するステップと、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、
    前記複数プレーン毎に閾値を生成するステップと、
    前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算ステップと、
    前記閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、
    前記量子化ステップにより発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、
    前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、
    前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、
    前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  34. 前記判定ステップは、2プレーン以上の量子化誤差の符号が一致した場合に前記量子化出力の補正を行うと判定することを特徴とする請求項33に記載の画像処理方法。
  35. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合は+1または0とし、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合は−1または0とすることを特徴とする請求項34に記載の画像処理方法。
  36. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が正の場合には、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和が閾値より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で量子化誤差が最大となるプレーンの補正値を+1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和が閾値以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項35に記載の画像処理方法。
  37. 前記補正値は、前記一致した量子化誤差の符号が負の場合には、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和の絶対値が、量子化ステップから閾値を引いた値の積より大きいときには、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で閾値変動補正した量子化誤差が最小となるプレーンの補正値を−1、それ以外のプレーンの補正値を0とし、閾値変動補正した補正前の量子化誤差の総和の絶対値が、量子化ステップから閾値を引いた値の積以下のときには、いずれの補正値も0とすることを特徴とする請求項35に記載の画像処理方法。
  38. 前記補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、量子化誤差の符号が一致するプレーン中で閾値変動補正した量子化誤差が、補正されるプレーンの閾値変動補正した量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、量子化誤差の符号が一致するプレーン中の量子化出力コードが補正により全てレンジ外となる場合は、閾値変動補正した量子化誤差が、補正されるプレーンの閾値変動補正した量子化誤差に近い順に量子化出力コードを補正し、いずれの量子化出力コードも補正により量子化出力コードのレンジ外となる場合は、補正しないことを特徴とする請求項33に記載の画像処理方法。
  39. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色でドット径の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項33に記載の画像処理方法。
  40. 前記複数プレーンの各プレーンは、同一色で濃度の異なるドット成分に分解したプレーンであることを特徴とする請求項39に記載の画像処理方法。
  41. コンピュータに、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、
    複数プレーンの画像データを入力するステップと、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、
    前記量子化誤差が加算された入力画像データに所定の閾値を加算する第2の加算ステップと、
    前記所定の閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、
    前記量子化ステップの量子化処理により発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、
    前記複数の量子化誤差の和と前記所定の閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、
    前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、
    前記補正された量子化出力より量子化誤差を算出する第2の量子化誤差算出ステップと
    を実行させるための画像処理プログラム。
  42. コンピュータに、複数のプレーンからなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、
    複数プレーンの画像データを入力するステップと、
    前記複数プレーン毎に注目画素近傍の量子化誤差に重み付けを行うステップと、
    前記重み付けが行われた量子化誤差を前記入力画像データに加算する第1の加算ステップと、
    前記複数プレーン毎に閾値を生成するステップと、
    前記量子化誤差が加算された入力画像データに前記閾値を各々加算する第2の加算ステップと、
    前記閾値が加算された入力画像データを量子化出力する複数の量子化ステップと、
    前記量子化ステップにより発生した複数の量子化誤差を算出する第1の量子化誤差算出ステップと、
    前記算出された複数の量子化誤差の符号より前記量子化出力の補正を判定する判定ステップと、
    前記複数の量子化誤差の和と前記閾値とに基づいて補正値を生成するステップと、
    前記補正値により前記量子化出力を補正するステップと、
    前記補正された前記量子化出力より量子化誤差を算出するステップと
    を実行させるための画像処理プログラム。
  43. 複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理装置において、
    前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行う手段と、
    各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定する手段と、
    前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  44. 複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行う画像処理方法において、
    前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行うステップと、
    各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定するステップと、
    前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散するステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  45. コンピュータに、複数の濃度成分からなる多値画像データに擬似中間調処理を行わせるための画像処理プログラムにおいて、
    前記複数の濃度成分毎に量子化出力を行うステップと、
    各濃度成分の量子化誤差の符号と、前記量子化誤差の和と所定の閾値との比較結果に基づいて補正値を決定するステップと、
    前記補正値を用いて前記量子化出力の値を補正した後に量子化誤差を拡散するステップと
    を実行させるための画像処理プログラム。
JP2005110070A 2005-04-06 2005-04-06 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Expired - Fee Related JP4533218B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110070A JP4533218B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
EP06006951A EP1711000A1 (en) 2005-04-06 2006-03-31 Image processing device and image processing method
US11/395,240 US7881372B2 (en) 2005-04-06 2006-04-03 Image processing device and image processing method
US12/971,683 US8406295B2 (en) 2005-04-06 2010-12-17 Image processing device and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110070A JP4533218B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006295318A true JP2006295318A (ja) 2006-10-26
JP4533218B2 JP4533218B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=36182365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005110070A Expired - Fee Related JP4533218B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7881372B2 (ja)
EP (1) EP1711000A1 (ja)
JP (1) JP4533218B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156774A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法
US8326032B2 (en) 2008-09-16 2012-12-04 Ricoh Company, Limited Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
JP2014213156A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 キヤノン株式会社 光断層撮像装置

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7663782B2 (en) * 2006-01-26 2010-02-16 Xerox Corporation System and method for high addressable binary image generation using rank ordered error diffusion on pixels within a neighborhood
US7742658B2 (en) * 2006-01-26 2010-06-22 Xerox Corporation System and method for boundary artifact elimination in parallel processing of large format images
JP4795264B2 (ja) 2007-02-06 2011-10-19 キヤノン株式会社 走査変換装置及び走査変換方法
US8189236B2 (en) * 2007-05-24 2012-05-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method and computer-readable medium
JP4898590B2 (ja) * 2007-07-26 2012-03-14 キヤノン株式会社 データ処理装置及び方法
JP5149567B2 (ja) * 2007-08-29 2013-02-20 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
JP4876051B2 (ja) * 2007-10-10 2012-02-15 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法
JP5209953B2 (ja) 2007-12-20 2013-06-12 キヤノン株式会社 画像データ供給装置および画像データ供給方法
JP5197335B2 (ja) * 2008-12-05 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法、情報処理装置およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2010161503A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP5237215B2 (ja) * 2009-07-15 2013-07-17 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
JP5623063B2 (ja) * 2009-11-16 2014-11-12 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
JP5508031B2 (ja) * 2010-01-06 2014-05-28 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2011165132A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理回路、及び画像処理方法
EP2756662A1 (en) * 2011-10-11 2014-07-23 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Scene change detection for perceptual quality evaluation in video sequences
GB2495941B (en) * 2011-10-25 2015-07-08 Canon Kk Method and apparatus for processing components of an image
JP6175914B2 (ja) * 2013-06-05 2017-08-09 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法、および画像処理装置
JP6316135B2 (ja) * 2014-08-01 2018-04-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6472300B2 (ja) 2015-03-31 2019-02-20 キヤノン株式会社 画像処理装置および情報処理装置、並びに、それらの方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135609A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法並びに画像形成装置
JP2003116015A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Canon Inc 画像処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2003274168A (ja) * 2002-03-15 2003-09-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2754741B2 (ja) * 1989-06-09 1998-05-20 キヤノン株式会社 符号化装置
US5436981A (en) * 1992-06-24 1995-07-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, and apparatus therefor
US5675716A (en) * 1994-10-11 1997-10-07 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for vivid color correction in binary printing devices
US5565994A (en) * 1994-12-06 1996-10-15 Xerox Corporation Multiple separation error diffusion, with cross separation correlation control for color images
CA2169902A1 (en) * 1995-03-16 1996-09-17 Allan Chiwan Cheung Combined color halftoning
JPH09139841A (ja) 1995-11-15 1997-05-27 Konica Corp 画像処理方法
US5784496A (en) * 1996-09-26 1998-07-21 Xerox Corporation Error sum method and apparatus for intercolor separation control in a printing system
US5949965A (en) * 1997-06-23 1999-09-07 Hewlett-Packard Company Correlating cyan and magenta planes for error diffusion halftoning
JP3921678B2 (ja) * 1998-02-24 2007-05-30 ソニー株式会社 画像処理方法および装置
US6671071B1 (en) * 1999-10-19 2003-12-30 Xerox Corporation Threshold bias circuits for enhanced color error diffusion
US6917446B2 (en) * 2000-09-21 2005-07-12 Kyocera Mita Corporation Image processing apparatus and image processing method
JP2003224730A (ja) 2002-01-30 2003-08-08 Canon Inc 量子化テーブル作成方法および装置、画像処理装置、ならびにプログラム
JP4047119B2 (ja) 2002-09-20 2008-02-13 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
US7432985B2 (en) * 2003-03-26 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method
JP4217657B2 (ja) * 2003-07-30 2009-02-04 キヤノン株式会社 画像処理方法、プログラム、記憶媒体及び装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002135609A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法並びに画像形成装置
JP2003116015A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Canon Inc 画像処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2003274168A (ja) * 2002-03-15 2003-09-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8326032B2 (en) 2008-09-16 2012-12-04 Ricoh Company, Limited Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
JP2012156774A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法
JP2014213156A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 キヤノン株式会社 光断層撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110085207A1 (en) 2011-04-14
JP4533218B2 (ja) 2010-09-01
US8406295B2 (en) 2013-03-26
US7881372B2 (en) 2011-02-01
EP1711000A1 (en) 2006-10-11
US20060228035A1 (en) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533218B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
CA2076780C (en) Method for quantization gray level pixel data with application of under compensated error diffusion
US5394250A (en) Image processing capable of handling multi-level image data without deterioration of image quality in highlight areas
US8208172B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4596473B2 (ja) ディザマトリクス作成方法、装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JPH10112801A (ja) 入力イメージ処理方法
US7623268B2 (en) Replacement halftoning
US6671071B1 (en) Threshold bias circuits for enhanced color error diffusion
JPH09326942A (ja) 画像処理装置及び方法
US7224487B2 (en) Ink reduction error diffusion
EP0664643B1 (en) Image processing method and apparatus
JP4939258B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP5312158B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3870056B2 (ja) 画像処理装置及び方法及びコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP4027300B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4116265B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2010109441A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び記憶媒体
JP4208583B2 (ja) 画像処理装置及びその方法とプログラム
JPH11339032A (ja) 画像処理方法及びその装置
JP2006148334A (ja) 画像処理方法および記録システム
JP4158652B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP5434697B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2999786B2 (ja) カラー画像処理方法
JP2007251825A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、及びコンピュータプログラム
JPH04328957A (ja) 白黒またはカラー画像の量子化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20100426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees