JP5434697B2 - 画像処理方法、画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
誤差拡散処理は、出力画像に含まれる画素に1画素の孤立点を生じさせるので、画像形成装置の印刷解像度が高い場合、孤立点の再現性が不安定になることがある問題を生じさせる。そこで、当該問題解決のため、グリーンノイズを付加したりリング状の拡散マトリクスを用いたりすることにより、誤差拡散のパターンを複数画素の孤立点としたり当該孤立点を線上に繋げるようにすることができる方法が考え出されている。このような方法により、安定性の高いパターンを生成することができる。
例えば、図14(A)に示すように、ベクター誤差拡散ではない通常の誤差拡散処理で、薄い青色を表現した場合、シアン(C)とマゼンタ(M)のドットを分散させたようなパターンが出力される。ここに見える色はホワイト(W)、ブルー(C+M)、シアン(C)及びマゼンタ(M)の4色となる。一方、図14(B)に示すように、ベクター誤差拡散で薄い青色を表現した場合、見える色はホワイト(W)、ブルー(C+M)及びマゼンタ(M)の3色となり、通常の誤差拡散処理で見えていたシアン(C)は現れなくなる。つまり、ベクター誤差拡散は、通常の誤差拡散処理に比して1色減ったドットパターンを出力する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理方法であって、各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を更に有し、前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散ステップにおいて選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置であって、各色の入力値の平均値を算出する第一の演算部と、前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散部と、を更に有し、前記規制部は、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散部により選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、さらに、各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を実行させ、前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散ステップにおいて選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置としては、例えばプリンタ、複写機、ファクシミリ装置又はこれらの複合機等が挙げられるが、画像を構成する各画素を二値化する処理を行う画像処理装置であればこれに限定されない。
本実施形態による画像処理装置1は、CMYK各色の多値画素値(8[bit])を含む入力値に基づいて二値化処理を行う。
画像処理装置1は、カラー誤差拡散部10及び単色誤差拡散部30を有する。
カラー誤差拡散部10は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の値を含む入力値のうちシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画素値に対してベクター誤差拡散処理による二値化処理を行う。カラー誤差拡散部10は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)を同時に二値化する。
単色誤差拡散部30は、ブラック(K)に対して通常の誤差拡散処理による二値化処理を行う。
カラー誤差拡散部10、単色誤差拡散部30による二値化処理は、各画素の画素値ごとに行われる。
カラー誤差拡散部10は、CED11、第一の演算部12、SED13、第二の演算部14、規制部15、誤差生成部16、17、重みづけ部18、19、グリーンノイズ生成部20、21及び加算部22、23を有する。
ベクター誤差拡散の出力結果は、CED11に対して入力されたシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の値の和(CMY0)に応じる。
例えば、CMY0≧510である場合、図3に示す上の三角錐の頂点のいずれかが出力結果となる。即ち、出力は、K(C1=255、M1=255、Y1=255)、R(C1=0、M1=255、Y1=255)、G(C1=255、M1=0、Y1=255)又はB(C1=255、M1=255、Y1=0)のいずれかとなる。言い換えれば、CMY0≧510である場合、出力が、W(C1=0、M1=0、Y1=0)、Y(C1=0、M1=0、Y1=255)、M(C1=0、M1=255、Y1=0)及びC(C1=255、M1=0、Y1=0)となることはない。つまり、ベクター誤差拡散は、CMY0が示す明るさになるべく近い色を選択する。
まず、CMY0が255以下であるか否かの判定が行われる(ステップS1)。CMY0が255以下である場合(ステップS1:YES)、CMY0が180以下であるか否かの判定が行われる(ステップS2)。CMY0が180以下である場合(ステップS2:YES)、Wが出力される(ステップS10)。
値Lは、加算部23において、重みづけ部19によって重みづけがなされた誤差拡散値E4及びグリーンノイズ生成部21が生成したグリーンノイズ値GNsが加算され、値l0としてSED13に入力される。誤差拡散値E4、グリーンノイズ値GNsについては後述する。
SED13の処理について、図5のフローチャートを用いてを用いて説明する。
SED13は、入力値(値L0)が所定の閾値(閾値TH)より大きいか否かを判定し(ステップS21)、入力値(値L0)が所定の閾値(閾値TH)より大きい場合(ステップS21:YES)、出力値(値L1)=255(ON)とする(ステップS22)。ステップS21において、入力値(値L0)が所定の閾値(閾値TH)より大きくない場合(ステップS21:NO)、出力値(値L1)=0(OFF)とする(ステップS23)。
まず、規制部15は、C2、M2、Y2の値をそれぞれC1、M1、Y1の値とする(ステップS31)。次に、規制部15は、値L1がOFFであり、かつ、Minが第一の閾値TH1よりも大きいか否かを判定する(ステップS32)。値L1がOFFであり、かつ、Minが第一の閾値TH1よりも大きい場合(ステップS32:YES)、規制部15はC2、M2、Y2の値を全てONとする(ステップS33)。ステップS32において値L1がON又はMinが第一の閾値TH1以下の場合(ステップS32:YES)、規制部15は、値L1がONであり、かつ、Maxが第二の閾値TH2よりも小さいか否かを判定する(ステップS34)。値L1がONであり、かつ、Maxが第二の閾値TH2よりも小さい場合(ステップS34:YES)、規制部15はC2、M2、Y2の値を全てOFFとする(ステップS35)。ステップS33又はステップS35の処理後あるいはステップS34において値L1がOFFである又はMaxが第二の閾値TH2以上の場合(ステップS34:NO)、規制部15はC2、M2、Y2の値を出力し(ステップS36)、処理を終了する。
このような、ベクター誤差拡散処理において鮮やかな2つの異なる色を交互に選んで出力する傾向は、グリーンノイズの付加によりさらに顕著となり、視覚的に無視できない画素領域内に対して影響を及ぼすことがある。当該影響は、例えばストキャスティックモアレの顕在化としてあらわれる。そこで、本実施形態では、所定の条件を満たす場合に強制的にC2、M2、Y2の値を全てON又はOFFとすることにより当該傾向による影響を低減させ、ストキャスティックモアレを抑制する。つまり、規制部15の処理によって、ストキャスティックモアレを低減させることができる。
第一の閾値TH1及び第二の閾値TH2は、規制部15が予め保持していてもよいし、規制部15が外部の記憶装置や媒体等(図示略)から第一の閾値TH1及び第二の閾値TH2を読み出すようにしてもよい。
誤差生成部17は、SED13への入力値L0と出力値L1との差分を誤差値E2として出力する。
重みづけ処理について、図7を用いて説明する。
図7に、拡散マトリックスの一例を示す。
重みづけ処理は、入力値に対して所定の拡散マトリックス値をかけあわせ、入力値である誤差値を、当該誤差値を算出した元となる入力値の画素(図7に示す注目画素D)の周辺の未処理画素に分散させて一又は複数の誤差値を出力する処理である。
重みづけ部18は、誤差値E1に基づいて、一又は複数の誤差値(誤差拡散値E3)を出力する。重みづけ部19は、誤差値E2に基づいて、一又は複数の誤差値(誤差拡散値E4)を出力する。誤差拡散値E3、E4は、誤差値E1、E2を算出する元となった注目画素より後に処理される画素の入力値に対して施される補正値となる。
拡散マトリックスは、重みづけ部18、19が予め保持していてもよいし、重みづけ部18、19が外部の記憶装置や媒体等(図示略)から拡散マトリックスを読み出すようにしてもよい。
誤差拡散のために用いる拡散マトリックスは、大きなサイズの拡散マトリックス、即ちより多くの画素に対して誤差を分散させる拡散マトリックスほど、グリーンノイズの付加に類似した効果(注目画素の出力が処理済み画素の出力に引きずられて注目画素と処理済み画素との間の変化が緩やかになり、出力値である画素の集合において大きなパターンを作らせることができる効果)を得ることができる。拡散マトリックスを形成するための係数として、例えばJarvisらの係数を用いることができる。
グリーンノイズの生成処理について、図8を用いて説明する。
グリーンノイズは、注目画素の処理前に処理された処理済み画素に対して所定の係数をかけて足し合わせた値である。本実施形態では、注目画素(図8に示す注目画素D)の周辺の処理済み画素G1〜G4に対してそれぞれ個別の係数をかけて足し合わせた値をグリーンノイズ値として出力している。グリーンノイズによって、注目画素の出力が処理済み画素の出力に引きずられて注目画素と処理済み画素との間の変化が緩やかになり、出力値である画素の集合において大きなパターンを作らせることができる。
グリーンノイズ生成部20は、規制部15の出力値CMY2に基づき、所定の係数h1を用いてグリーンノイズ値GNcを出力する。グリーンノイズ生成部21は、SED13の出力値L1に基づき、所定の係数h2を用いてグリーンノイズ値GNsを出力する。グリーンノイズ値GNc、GNsは、当該グリーンノイズ値GNc、GNsを算出する元となった注目画素より後に処理される画素の入力値に対して施される補正値となる。
所定の係数h1、h2は、グリーンノイズ生成部20、21が予め保持していてもよいし、グリーンノイズ生成部が外部の記憶装置や媒体等(図示略)から所定の係数h1、h2を読み出すようにしてもよい。
まず、カラー誤差拡散部10に対してシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画素値が入力される(ステップS51)。次に、加算部22において、ステップS51で入力された画素値より前に処理された画素に基づいて生成された誤差拡散値E3及びグリーンノイズ値GNcに基づく補正が施され(ステップS52)、CED11に入力される。次に、CED11が二値化処理を行い(ステップS53)、CMY1を出力する。
一方、第一の演算部12は、カラー誤差拡散部10に対して入力されたシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画素値に基づいて所定の演算処理を行い、値Lを算出する(ステップS54)。そして、SED13は、値Lに対して誤差拡散値E4及びグリーンノイズ値GNsによる補正が施された値L0に対して二値化処理を行い、値L1を出力する(ステップS55)。
また一方で、第二の演算部14は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画素値に基づいてMin及びMaxを得る(ステップS56)。
そして、規制部15が、CMY1、値L1、Min、Maxに基づいてCMY1の値を変更するか否かを判定し、必要に応じて判定する規制処理を行う(ステップS57)。ステップS57の規制処理の処理内容は、図6に示す規制部15の処理及びその説明と同様である。
ステップS57を経て出力されたCMY2に基づいて、誤差生成部16は、誤差値E1を算出する(ステップS58)。そして、重みづけ部18が誤差値E1に基づいて誤差拡散値E3を生成する(ステップS59)。
一方で、グリーンノイズ生成部20が、CMY2に基づいて、グリーンノイズ値GNcを生成する(ステップS60)。
なお、ステップS52〜ステップS53の処理、ステップS54〜ステップS55の処理及びステップS56の処理は互いに順不同である。これらの各処理は並行して行うこともできる。
同様に、ステップS58〜ステップS59の処理及びステップS60の処理は互いに順不同であり、並行して行うこともできる。
単色誤差拡散部30は、ED31、誤差生成部32、重みづけ部33、グリーンノイズ生成部34及び加算部35を有する。
誤差生成部32は、ED31への入力値K0と、ED31の出力値K1との差分を誤差値E5として出力する。
重みづけ部33は、誤差値E5に対して重みづけ処理を行う。重みづけ処理の内容は、前述の重みづけ部18、19と同様である。重みづけ部33は、誤差値E5に基づいて、一又は複数の誤差値(誤差拡散値E6)を出力する。
グリーンノイズ生成部34は、グリーンノイズを生成する。グリーンノイズの生成処理の内容は、前述のグリーンノイズ生成部20、21と同様である。グリーンノイズ生成部34は、ED31の出力値K1に基づき、所定の係数hkを用いてグリーンノイズ値GNkを出力する。
また、グリーンノイズ生成部20がグリーンノイズを生成する。グリーンノイズによって、注目画素の出力が処理済み画素の出力に引きずられて注目画素と処理済み画素との間の変化が緩やかになり、出力値である画素の集合において大きなパターンを作らせることができる。
さらに、規制部15は、CMY2の値の変更を行うか否かを判定し、判定結果に基づいて必要に応じCMY2の値を変更する。これによってストキャスティックモアレを抑制することができる。
このように、画像処理装置1を用いることにより、元の信号の色に応じて元の信号の色に近い色をCMYKRGBWの8色の中から選択する傾向と、大きなパターンを作らせようとする傾向と、を同時に満たし、かつ、ストキャスティックモアレを抑制することができる。
図12に、解像度変換部25を加えた画像処理装置2の構成の一例を示す。前述と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
画像処理装置2は、パワー調整部24及び解像度変換部25を有する。
C3=C2×(αC+Ca)……(1)
M3=M2×(βM+Mb)……(2)
Y3=Y2×(γY+Yc)……(3)
α、β、γは0以上1以下の実数、Ca、Mb、Ycはそれぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画素値が取りうる値の範囲内(例えば8[bit]ならば0〜255)における所定の定数である。式(1)〜(3)におけるαC、βM、γYのC、M、Yは、画像処理装置2に入力された多値画素値C、M、Yの値である。
つまり、C3は、ON/OFF信号であるC2(255又は0の値を取る)に対して、元の画素値をα倍したαCに定数Caを加えた値(αC+Ca)を乗算した多値となる。α、Caの値として、例えばα=0.5、Ca=85等を定めることができるが、画像処理装置2への入力値であるCに応じてα、Caを変更するルックアップテーブル(Look Up Table、LUT)等を用いることもできる。M3、Y3についてもC3と同様である。
例えば、600[dpi]の解像度の画像に含まれる画素値を1200[dpi]の解像度の画像の画素値として出力する場合、解像度変換部25は、入力された1画素の画素値に基づいて2×2の4画素分の画素値を出力する。解像度変換部25は、解像度変換処理に伴い、ディザ処理等の二値化処理を施すこともできる。この場合、C4、M4、Y4は二値画素値となる。
また、解像度変換処理により、より多くの階調による色再現を行うことができる。例えば、1200[dpi]で二値表現のみを行うことができる画像形成装置に対して600[dpi]の二値化画素値による画像を入力した場合、解像度変換処理によって1200[dpi]の画像に変換することにより、もとの600[dpi]の1画素を1200[dpi]の4画素で表現することができるので、600[dpi]で二値であった画素を1200[dpi]では5値で表現することができる。同様に、画像形成装置の表現力が4値であった場合には解像度変換により13値を表現でき、画像形成装置の表現力が16値であった場合には解像度変換により61値を表現できる等、解像度変換前の画像より多くの階調による色再現を行うことができる。このように、解像度変換処理によってより多くの階調表現を行うことができ、また、より多くの画像形成装置への応用を行うことができる。
図13に、ディザ処理により値L1を出力する場合のカラー誤差拡散部10Aの構成の一例を示す。
図13に示すように、ディザ処理部26により値Lに対してディザ処理を施して値L1を出力するようにしてもよい。
カラー誤差拡散部10Aの出力結果に対して、前述の解像度変換処理(工程)を加えてもよい。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
11 CED
12 第一の演算部
13 SED
14 第二の演算部
15 規制部
16、17 誤差生成部
18、19、33 重みづけ部
20、21、34 グリーンノイズ生成部
22、23、35 加算部
30 単色誤差拡散部
31 ED
Claims (12)
- ブラック以外の複数色の多値の画素値を二値化する画像処理方法であって、
処理対象となる注目画素の各色の画素値の入力値に、誤差値及びグリーンノイズ値を加算する加算ステップと、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値及びその和に応じて、各色の二値の出力値の複数の組み合わせのなかから、各色の入力値及び出力値によりそれぞれ表される色が近付くように、1つの組み合わせを選択し、当該組み合わせの各色の二値の出力値を出力するベクター誤差拡散ステップと、
各色の入力値のいずれもが、第一の閾値より大きい場合又は第二の閾値より小さい場合、各色の前記出力値を変更して出力する規制ステップと、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値と前記出力値の差分を前記誤差値として算出する誤差生成ステップと、
前記注目画素の周囲の処理済み画素の出力値を重み付けて、前記グリーンノイズ値を生成するグリーンノイズ生成ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を更に有し、
前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合、各色の前記出力値をすべてONに変更し、各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値をすべてOFFに変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - 各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を更に有し、
前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散ステップにおいて選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。 - 前記規制ステップにより出力された出力値に解像度変換を施す解像度変換ステップを更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理方法。
- ブラック以外の複数色の多値の画素値を二値化する画像処理装置であって、
処理対象となる注目画素の各色の画素値の入力値に、誤差値及びグリーンノイズ値を加算する加算部と、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値及びその和に応じて、各色の二値の出力値の複数の組み合わせのなかから、各色の入力値及び出力値によりそれぞれ表される色が近付くように、1つの組み合わせを選択し、当該組み合わせの各色の二値の出力値を出力するベクター誤差拡散部と、
各色の入力値のいずれもが、第一の閾値より大きい場合又は第二の閾値より小さい場合、各色の前記出力値を変更して出力する規制部と、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値と前記出力値の差分を前記誤差値として算出する誤差生成部と、
前記注目画素の周囲の処理済み画素の出力値を重み付けて、前記グリーンノイズ値を生成するグリーンノイズ生成部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 各色の入力値の平均値を算出する第一の演算部と、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散部と、を更に有し、
前記規制部は、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がOFFである場合、各色の前記出力値をすべてONに変更し、各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がONである場合、各色の前記出力値をすべてOFFに変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 各色の入力値の平均値を算出する第一の演算部と、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散部と、を更に有し、
前記規制部は、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散部からの出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散部により選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記規制部により出力された出力値に解像度変換を施す解像度変換部を、更に備えることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- ブラック以外の複数色の多値の画素値を二値化する画像処理装置のコンピュータに、
処理対象となる注目画素の各色の画素値の入力値に、誤差値及びグリーンノイズ値を加算する加算ステップと、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値及びその和に応じて、各色の二値の出力値の複数の組み合わせのなかから、各色の入力値及び出力値によりそれぞれ表される色が近付くように、1つの組み合わせを選択し、当該組み合わせの各色の二値の出力値を出力するベクター誤差拡散ステップと、
各色の入力値のいずれもが、第一の閾値より大きい場合又は第二の閾値より小さい場合、各色の前記出力値を変更して出力する規制ステップと、
前記誤差値及びグリーンノイズ値が加算された各色の入力値と前記出力値の差分を前記誤差値として算出する誤差生成ステップと、
前記注目画素の周囲の処理済み画素の出力値を重み付けて、前記グリーンノイズ値を生成するグリーンノイズ生成ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 前記コンピュータに、さらに、
各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を実行させ、
前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合、各色の前記出力値をすべてONに変更し、各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値をすべてOFFに変更することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記コンピュータに、さらに、
各色の入力値の平均値を算出する第一の演算ステップと、
前記平均値を閾値と比較して二値化処理し、二値の出力値を出力する単純誤差拡散ステップと、を実行させ、
前記規制ステップは、各色の入力値のいずれもが前記第一の閾値より大きく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がOFFである場合か、又は各色の入力値のいずれもが前記第二の閾値より小さく、かつ前記単純誤差拡散ステップによる出力値がONである場合、各色の前記出力値を、前記ベクター誤差拡散ステップにおいて選択された組み合わせとは異なる組み合わせの各色の出力値に変更することを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記コンピュータに、さらに、
前記規制ステップにより出力された出力値に解像度変換を施す解像度変換ステップを実行させることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載のプログラム。
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