JP2006295018A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子が実装されるキャビティに対し、これに充填される封止用樹脂が強固に密着すると共に、上記発光素子からの光を効率良く反射できる配線基板を提供する。
【解決手段】表面3および裏面4を有し且つセラミック(絶縁材)からなる基板本体2と、かかる基板本体2の表面3に開口し且つ底面7に発光素子Lが実装されるキャビティ5と、を含み、かかるキャビティ5の側面6には、上記発光素子Lの光を反射する光反射層Hが形成され、かかる側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって形成される段部10の少なくとも側壁12に上記絶縁材が露出している、配線基板1。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば発光ダイオードのような発光素子を実装するための配線基板に関する。
発光素子を実装する配線基板においては、かかる発光素子を実装するキャビティの側面に金属からなる反射層を形成すると共に、当該キャビティ内に封止用樹脂を表面が平坦になるようにして充填することで、上記発光素子から発光された光を鮮明なものとすることができる。
ところで、キャビティに充填する封止用樹脂は、金属製の反射層との密着強度が低いため、当該キャビティから剥離することに伴って、実装された発光素子やこれに接続したボンディングワイヤが引き剥がされる、という問題があった。
前記問題を解決し、封止用樹脂がキャビティから剥離せず、当該キャビティに強固に密着させるため、ほぼ円錐形のキャビティとなる貫通孔の中間位置にリング形状の段差を設けと共に、かかる段差の上側に突起および外向きに凹む溝を形成した発光素子取付用パッケージが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記発光素子取付用パッケージでは、貫通孔の内周面に被覆した金属製の反射層のうち、セラミックなどの絶縁材が露出する上記段差の直上部分では、発光素子からの光が反射せず、反射効率が低下する。しかも、封止用樹脂のうち段差よりも高い位置にある部分は、不用意に剥離するおそれがあると共に、上記突起や溝の形成が困難で且つ煩雑な工程を要する、という問題点があった。
特開2004−327504号公報(第1〜10頁、図1,5)
本発明は、前述した背景技術における問題点を解決し、発光素子が実装されるキャビティに対し、これに充填される封止用樹脂が強固に密着すると共に、上記発光素子からの光を効率良く反射できる配線基板を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、キャビティの側面と基板本体の表面との間にまたがって、セラミックや樹脂などの絶縁材が露出する段部を形成する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の配線基板(請求項1)は、表面および裏面を有し且つ絶縁材からなる基板本体と、かかる基板本体の表面に開口し且つ底面に発光素子が実装されるキャビティと、を含み、前記キャビティの側面には、上記発光素子の光を反射する光反射層が形成され、かかる側面と基板本体の表面との間に上記絶縁材が露出している、ことを特徴とする。
これによれば、キャビティの底面上に発光素子を実装し且つ当該キャビティに固化前の封止用樹脂を充填すると、かかる封止用樹脂の一部は、前記絶縁材に密着して固化するため、キャビティから剥離するおそれが解消するので、上記キャビティに実装した発光素子やこれに接続したボンディングワイヤを確実に保護できる。従って、発光素子からの光を光反射層で効率良く反射させ且つ外部に安定して放出することが可能となる。
尚、前記基板本体を形成する絶縁材には、例えばアルミナを主成分とするセラミック、低温焼成の一種である例えばガラス−セラミック、あるいは、例えばエポキシ系樹脂などが含まれる。また、前記キャビティは、底面側が縮径されたほぼ円錐形状、ほぼ楕円錐形状、ほぼ長円錐形状、四角錐以上の多角錐形状のほか、円柱形、楕円柱形、長円柱形、四角柱を含む多角柱形状が含まれる。
更に、前記光反射層は、絶縁材に接する金属層と、その上にNiメッキ層などを介して形成されるAg、Pt、Rh、またはPdの反射用メッキ層とから構成される 。加えて、キャビティの底面に実装される発光素子には、発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)などが含まれる。
また、本発明には、前記キャビティの側面と基板本体の表面との間にまたがって段部が形成されると共に、かかる段部の少なくとも一部に前記絶縁材が露出している、配線基板(請求項2)も含まれる。
これによれば、キャビティの底面上に発光素子を実装し且つ当該キャビティに固化前の封止用樹脂を充填すると、かかる封止用樹脂の一部は、前記段部に進入して固化する。この結果、封止用樹脂は、段部に露出する絶縁材と強固に密着して、キャビティから剥離するおそれが解消するため、実装した発光素子やこれに接続したボンディングワイヤを確実に保護できる。
尚、前記段部には、平面視においてキャビティの外形と相似形の円形、楕円形、長円形、四角形以上の正多角形などが含まれ、且つ正多角形の段部で且つキャビティの外形が円形の組合せの形態では、キャビティの外形が段部の各辺の内側に接線状に近接または接する配置とするものも含まれる。また、前記段部の一部とは、当該段部を構成する底面および側壁の少なくとも一方、あるいはこれら一方の部分を指す。
更に、本発明には、前記段部は、平面視において前記キャビティの側面と基板本体の表面との間における全周に沿って形成されているか、あるいは、前記キャビティの側面と基板本体の表面との間に沿って複数個が間隔を置いて形成されている、配線基板(請求項3)も含まれる。
これによれば、キャビティに充填して固化させた封止用樹脂を、段部に露出する絶縁材を介してキャビティに強固に密着できると共に、リング状または枠状の段部、あるいは、互いに離間した複数個の段部を、前記キャビティの側面と基板本体の表面とのコーナに沿って、簡単な工程で容易に形成することも可能となる。
付言すれば、本発明の配線基板において、前記キャビティ内に追って充填される封止用樹脂は、前記段部において少なくとも当該段部に露出する前記絶縁材に接触する、とすることも可能である。これによる場合、当該段部に露出する絶縁材と封止用樹脂との密着を確保することが可能となる。
また、本発明の配線基板において、前記光反射層を構成する金属層は、前記キャビティの側面および前記段部の底面の一部に連続して形成されている、とすることも可能である。これによる場合、例えば、光反射層をキャビティに密着させるため、当該光反射層を段部の底面上における中間位置まで延在する形態としても、上記と同様の効果を得ることができる。
更に、本発明の配線基板において、前記光反射層を構成する金属層は、前記キャビティの底面に延びて形成されている、とすることも可能である。これによる場合、キャビティの底面上に実装する発光素子からの光の反射面積を拡大できるため、かかる光の反射効率を一層高めることが可能となる。
以下において、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明における一形態の配線基板1を示す平面図、図2は、図1中のX−X線の矢視に沿った断面図である。
配線基板1は、図1,図2に示すように、表面3および裏面4を有し且つセラミック(絶縁材)からなる基板本体2と、かかる基板本体2の表面3に開口し且つ底面7に発光素子Lが実装されるキャビティ5と、を含む。かかるキャビティ5の傾斜した側面(周面)6には、上記発光素子Lからの光を反射するAgメッキ層8などを含む光反射層Hが形成され、かかる側面6と基板本体2の表面3との間にまたがってリング形状の段部10が形成されている。
基板本体2は、図1,図2に示すように、平面視がほぼ正方形で所要の厚みを有する直方体を呈し、例えばアルミナを主成分とする複数枚のグリーンシートを積層してセラミックに焼成したものである。因みに、基板本体2のサイズは、約5mm×5mm×0.9mmであり、内部にはWまたはMoを主成分とする図示しない所定パターンの配線層やビア導体が形成され、且つ裏面4には図示しない電極が形成されている。尚、基板本体2には、例えばガラス−アルミナ系のグリーンシートを複数枚積層して焼成したガラス−セラミックを適用しても良い。
キャビティ5は、図1,図2に示すように、平面視が円形で且つ全体がほぼ円錐形状を呈し、円錐形状の側面6と円形の底面7とからなる。側面6の仰角は、30〜70度の範囲で適宜選択される。かかるキャビティ5は、1枚または積層した複数枚の前記グリーンシートを、所要のクリアランスを介するポンチとダイとによる打ち抜き加工、または最小限のクリアランスを介して打ち抜き加工で形成した貫通孔にほぼ円錐形の金型を押し込むことにより、上記ほぼ円錐形状に成形されている。因みに、キャビティ5のサイズは、上端の内径約3.6mm×深さ約0.45mmである。
図2およびその部分拡大図である図3に示すように、キャビティ5の側面6には、WまたはMoを主成分とする金属層9と、その上に被覆した図示しないNiメッキ層を介して被覆された厚さが約5μmの例えばAg、Pt、Rh、またはPdなどからなるメッキ層8と、から構成される光反射層Hが形成されている。
また、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって形成される段部10は、リング形状の底面11および側壁12からなり、これらにはセラミックまたはガラス−セラミックが露出している。かかる段部10は、例えばキャビティ5を形成する貫通孔を有する前記グリーンシートと、キャビティ5とは内径が異なる貫通孔を有するグリーンシートとを、各貫通孔を同心にして積層することで形成される。
更に、図1,図2に示すように、キャビティ5の底面7上の中央付近には、図示しないロウ(ハンダ)材またはエポキシ系樹脂を介して、発光素子Lが実装可能とされている。かかる発光素子Lには、例えば発光ダイオード(LED)あるいは半導体レーザ(LD)などが含まれる。上記ロウ材は、例えばAu−Sn系などの低融点合金からなる。
尚、前記光反射層Hを構成するAgなどのメッキ層8、Niメッキ層、および金属層9は、図4に示すように、段部10の底面11における中間位置まで延びる外端部8a,9aを一体に有する形態として、発光素子Lからの光の反射面積を拡大することも可能である。
以上のような配線基板1では、図2に示すように、キャビティ5の底面7上に発光素子Lを実装した後、当該キャビティ5に固化前の封止用樹脂Jが充填され、図2中の一点鎖線で示すように、かかる封止用樹脂Jは、基板本体2の表面3と面一になるようにして固化される。この封止用樹脂Jは、上記発光素子Lを封止すると共に、当該発光素子Lから発光され且つ光反射層Hのメッキ層8で反射した光を透過させて外部に放出する。しかも、封止用樹脂Jは、キャビティ5の底面7と共に、リング状の段部10における底面11および側壁12、あるいは少なくとも側壁12に接触して固化しているため、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。
この結果、配線基板1によれば、封止用樹脂Jがキャビティ5から剥離しにくくなるため、発光素子Lおよびこれに接続される図示しないボンディングワイヤが引き剥がれ難くなる。従って、発光素子Lからの光を光反射層Hのメッキ層8で効率良く反射し且つ外部に放出することができる。
図5は、異なる形態の配線基板1aを示す平面図、図6は、図5中のY−Y線の矢視に沿った断面である。かかる配線基板1aも、前記同様の基板本体2、全体がほぼ円錐形状のキャビティ5、およびメッキ層8を含む光反射層Hを備えている。
図5,図6に示すように、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって段部14が形成されている。かかる段部14は、平面視で正八角形を呈し、各辺の中央の内側でキャビティ5における側面6の上端と接線状に近接または接しており、平面視がほぼ偏平な三角形を呈する底面15と、平面視がほぼV字形を呈する側壁16と、をそれぞれ8個ずつ等間隔に有している。各底面15と各側壁16とには、セラミックまたはガラス−セラミックが露出している。
かかる段部14は、例えば最上層となる前記グリーンシートに対し、断面が正八角形の貫通孔を打ち抜き、その下側に傾斜した側面を含む貫通孔付きの別のグリーンシートを積層することで形成される。尚、光反射層Hを構成するAgなどのメッキ層8、Niメッキ層、および前記金属層9は、前記図4で示したように、段部14の各底面15の中間までを覆う形態としても良い。また、光反射層Hをキャビティ5の底面7に延在する形態としても良い。
以上のような配線基板1aでは、図6に示すように、キャビティ5の底面7上に発光素子Lを実装した後、当該キャビティ5に固化前の封止用樹脂Jが充填し、図6中の一点鎖線で示すように、かかる封止用樹脂Jは、基板本体2の表面3と面一になるように固化される。この封止用樹脂Jは、上記発光素子Lを封止し且つ当該発光素子Lから発光され且つ光反射層Hのメッキ層8で反射した光を、透過させて外部に放射する。
しかも、封止用樹脂Jは、キャビティ5の底面7と共に、正八角形の段部14における各底面15および各側壁16、あるいは少なくとも各側壁16に接触して固化しているので、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。
従って、配線基板1aによれば、封止用樹脂Jがキャビティ5から剥離しにくく、発光素子Lおよび図示しないボンディングワイヤが引き剥がれなくなるため、発光素子Lからの光を、光反射層Hのメッキ層8で効率良く反射し且つ外部に放出することが可能となる。
尚、前記段部は、平面視で、正方形、正五角形、正六角形などの正多角形を呈する形態とし、各辺の中央の内側でキャビティ5における側面6の上端と接線状に近接または接する形態としても良い。
図7は、更に異なる形態の配線基板1bを示す平面図、図8は、図7中のZ−Z線の矢視に沿った断面である。かかる配線基板1bも、前記同様の基板本体2、全体がほぼ円錐形状のキャビティ5、および反射用メッキ層8を含む光反射層Hを備えている。
図7,図8に示すように、配線基板1bでは、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって4個(複数個)の段部20が等間隔で且つ基板本体2の各コーナ寄りの位置に形成されている。かかる4個の段部20は、平面視でほぼ円弧形を呈し、セラミックが露出する円弧形の底面21および平面視がほぼC字の側壁22を有すると共に、キャビティ5の側面6側が緩くカーブした開口部23をそれぞれ対称に有している。各底面21および側壁22には、セラミックまたはガラス−セラミックが露出している。
かかる段部20は、例えば、最上層となる前記グリーンシートに対し、予め所定の位置に断面円形の貫通孔を打ち抜き加工で4個形成し、その下側に傾斜した側面を含む貫通孔付きの別のグリーンシートを積層することで形成される。
尚、光反射層Hを構成するAgなどのメッキ8、Niメッキ層、および前記金属層9は、前記図4で示したように、段部20の各底面21における開口部23寄りの位置を覆う形態としたり、キャビティ5の底面7に沿って延びた形態しても良い。
以上のような配線基板1bでは、図8に示すように、キャビティ5の底面7上に発光素子Lを実装した後、当該キャビティ5に固化前の封止用樹脂Jが充填し、図8中の一点鎖線で示すように、かかる封止用樹脂Jは、基板本体2の表面3と面一になるように固化される。この封止用樹脂Jは、上記発光素子Lを封止し且つ当該発光素子Lから発光され且つ光反射層Hのメッキ層8で反射した光を、透過させて外部に放射する。
しかも、封止用樹脂Jは、キャビティ5の底面7と共に、4個の段部20における各底面21および各側壁22、あるいは少なくとも各側壁22に接触して固化しているので、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。
従って、配線基板1bによれば、封止用樹脂Jがキャビティ5から剥離しにくく、発光素子Lやボンディングワイヤが引き剥がれ難くなるため、発光素子Lからの光を光反射層Hで効率良く反射し且つ外部に放出することが可能となる。
図9乃至図11は、前記配線基板1bの変形形態である配線基板1c〜1eの概略を示す部分平面図である。
配線基板1cは、図9に示すように、前記同様の基板本体2、全体がほぼ円錐形状のキャビティ5、および、反射用メッキ層8を含む光反射層Hを備えると共に、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって4個の段部24が等間隔で且つ基板本体2の各コーナ寄りの位置に形成されている。かかる4個の段部24は、平面視で楕円形を呈し、同じ楕円形の底面25、平面視がほぼ半楕円形の側壁26、およびキャビティ5の側面6にカーブして張り出した開口部27をそれぞれ対称に有している。各底面25および各側壁26には、セラミックなどが露出している。
また、配線基板1dは、図10に示すように、前記同様の基板本体2、キャビティ5、および、反射用メッキ層8を含む光反射層Hを備えると共に、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって4個の段部30が等間隔で且つ基板本体2の各コーナ寄りの位置に形成されている。かかる4個の段部30は、平面視で長方形を呈し、同じ長方形の底面31、平面視がコ字形の側壁32、およびキャビティ5の側面6に角形に張り出した開口部32をそれぞれ対称に有している。各底面31および各側壁32には、セラミックなどが露出している。
更に、配線基板1eは、図11に示すように、前記同様の基板本体2、キャビティ5、および、メッキ層8を含む光反射層Hを備えると共に、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがって4個の段部34が等間隔で且つ基板本体2の各コーナ寄りの位置に形成されている。かかる4個の段部34は、平面視で台形を呈し、同じ台形の底面35、平面視が底広形(鳩尾形)の側壁36、およびキャビティ5の側面6に短辺を含む台形状に張り出した開口部37をそれぞれ対称に有している。各底面35および各側壁37には、セラミックなどが露出している。
尚、光反射層Hを構成する反射用メッキ層8、Niメッキ層、および前記金属層9は、前記図4で示したように、段部24,30,34の各底面25,31,35における開口部27,33,37寄りの位置を覆う形態としたり、あるいは、キャビティ5の底面7に沿って延びた形態としても良い。
以上のような配線基板1c〜1eにおいても、前記同様にキャビティ5に充填され且つ固化される前記封止用樹脂Jが前記発光素子Lを封止し、且つ当該発光素子Lから発光され且つ光反射層Hのメッキ層8で反射した光を外部に放射する。しかも、かかる封止用樹脂Jは、キャビティ5の底面7と共に、4個ずつの段部24,30,34における各底面25,31,35と各側壁27,33,37、少なくとも各側壁27,33,37に接触して固化するので、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。従って、配線基板1c〜1eによっても、封止用樹脂Jがキャビティ5から剥離しにくく、発光素子Lやボンディングワイヤが引き剥がれなくなるため、発光素子Lからの光を光反射層Hで効率良く反射し且つ外部に放出することが可能となる。
尚、段部20,24,30,34は、前記形態の4個ずつに限らず、5個または6個以上を等間隔またはほぼ等間隔にして、キャビティ5の側面6と基板本体2の表面3との間にまたがるコーナ部に沿って形成しても良い。
図12は、別異なる形態の配線基板1fを示す平面図、図13は、図12中のV−V線の矢視に沿った断面図である。
配線基板1fは、図12,図13に示すように、前記同様の基板本体2と、その表面に開口し平面視が円形で且つ全体が円柱形を呈するキャビティ40と、かかるキャビティ40の垂直な側面42に形成されたAgなどの反射用メッキ層8、前記Niメッキ層、および金属層9から構成される光反射層Hと、を備えている。
図12,図13に示すように、キャビティ40の側面42と基板本体2の表面3にまたがって、リング状の前記段部10が形成され、その底面11および側壁12には、セラミックまたはガラス−セラミックが露出している。また、キャビティ40の底面上の中央付近には、発光素子Lが前記同様に実装可能である。
更に、図13中の一点鎖線で示すように、封止用樹脂Jは、キャビティ40の底面41と共に、段部10における底面11および側壁12、少なくとも各側壁12に接触して固化するので、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。
従って、配線基板1fによっても、封止用樹脂Jがキャビティ40から剥離しにくく、発光素子Lおよび図示しないボンディングワイヤが引き剥がれなくなるため、発光素子Lからの光を光反射層Hで効率良く反射し且つ外部に放出することが可能となる。
尚、段部10に替えて、前記段部14,20,24,30,34を、配線基板1fにおけるキャビティ40の側面42と基板本体2の表面3とのコーナ部に沿って形成しても良い。
図14は、更に別なる形態の配線基板50を示す平面図、図15は、図14中のU−U線の矢視に沿った断面図である。
配線基板50は、図14,図15に示すように、平面視が長方形で表面53と裏面54との間に所要の厚みを有するセラミックまたはガラス−セラミック(絶縁材)からなる基板本体52と、その表面53に開口するキャビティ55と、を備えている。キャビティ55は、平面視にて長円形の底面57と、その周辺から傾斜して立ち上がる側面56とからなり、かかる側面56の外形は、平面視で各コーナにアールを付したほぼ長方形を呈すると共に、一対ずつの長辺と短辺との各接続部には約4分の1の円錐形部58をそれぞれ位置している。当該キャビティ55の側面56には、前記同様のAgなどからなるメッキ層8、前記Niメッキ層、および金属層9から構成される光反射層Hが全面に形成されている。
図14,図15に示すように、キャビティ55の側面56のうち左右一対の長辺と、基板本体52の表面53との間にまたがって、一対の段部60が対称に形成されている。かかる段部60は、平面視でほぼ細長い弓形の底面61と、四隅が対称にカーブしたほぼ長方形の垂直な側壁62とからなる。尚、側面56のうち上下一対の短辺は、その上端で側壁62の各短辺と垂直に連なっている。
以上のような配線基板50では、図15に示すように、キャビティ55の底面57上に発光素子Lを実装した後、当該キャビティ55に前記封止用樹脂Jを充填し、図15中の一点鎖線で示すように、かかる封止用樹脂Jを、基板本体52の表面53と面一になるように固化させる。この封止用樹脂Jも、前記同様に上記発光素子Lを封止し且つ当該発光素子Lから発光され且つ光反射層Hの反射用メッキ層8で反射した光を、透過させて外部に放射する。
しかも、封止用樹脂Jは、キャビティ55の底面57と共に、一対の段部60における各底面61および各側壁62、少なくとも各側壁62に接触して固化しているので、これらに露出するセラミックなどと強固に密着する。
従って、配線基板50によっても、封止用樹脂Jがキャビティ55から剥離しにくく、発光素子Lおよび図示しないボンディングワイヤが引き剥がれなくなるため、発光素子Lからの光を光反射層Hで効率良く反射し且つ外部に放出することが可能となる。
尚、段部60に替えて、前記複数個からなる段部20,24,30,34を、配線基板50におけるキャビティ55の側面56と基板本体52の表面53とのコーナ部に沿って形成しても良い。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
前記基板本体2,52を形成する絶縁材であるセラミックは、例えばムライトや窒化アルミニウムを主成分とするものとしても良い。
また、前記基板本体2,52を形成する絶縁材をエポキシ系樹脂などとしても良く、かかる樹脂の薄板または金属の薄板の表面上に、例えばエポキシ系樹脂からなる複数層の樹脂絶縁層を順次積層し、公知のフォトリソグラフィ技術によって、比較的上方の各樹脂絶縁層にキャビティを形成し、その側面および底面に沿って連続する前記金属層をメッキで形成しても良い。
更に、キャビティの形状は、前記各形態に限らず、平面視で正方形または長方形とし且つこれらの四隅に導電性ペーストを円弧形に充填すると共に、これらの側面に光反射層の金属層やメッキ層などを形成するようにしても良い。
加えて、本発明配線基板は、1個の配線基板の表面に開口するキャビティを複数としたり、単一のキャビティの底面に複数の実装エリアを配置し、これらに発光素子を個別に実装する形態とすることも可能である。
本発明における一形態の配線基板を示す平面図。 図1中のX−X線の矢視に沿った断面図。 図2中における光反射層の付近を拡大した部分断面図。 上記光反射層の変形形態を示す部分断面図。 異なる形態の配線基板を示す平面図。 図5中のY−Y線の矢視に沿った断面図。 更に異なる形態の配線基板を示す平面図。 図7中のZ−Z線の矢視に沿った断面図。 図7の配線基板の変形形態を示す部分平面図。 図7の配線基板の異なる変形形態を示す部分平面図。 図7の配線基板の更に異なる変形形態を示す部分平面図。 別異なる形態の配線基板を示す平面図。 図12中のV−V線の矢視に沿った断面図。 更に別なる形態の配線基板を示す平面図。 図14中のU−U線の矢視に沿った断面図。
符号の説明
1,1a〜1f,50……………………配線基板
2,52……………………………………基板本体
3,53……………………………………表面
4,54……………………………………裏面
5,55……………………………………キャビティ
6,56……………………………………側面
7,57……………………………………底面
8……………………………………………メッキ層
9……………………………………………金属層
10,14,20,24,30,34,60…段部
H……………………………………………光反射層
L……………………………………………発光素子

Claims (3)

  1. 表面および裏面を有し且つ絶縁材からなる基板本体と、
    上記基板本体の表面に開口し且つ底面に発光素子が実装されるキャビティと、を含み、
    上記キャビティの側面には、上記発光素子の光を反射する光反射層が形成され、かかる側面と基板本体の表面との間に上記絶縁材が露出している、
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記キャビティの側面と基板本体の表面との間にまたがって段部が形成されると共に、かかる段部の少なくとも一部に前記絶縁材が露出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記段部は、平面視において前記キャビティの側面と基板本体の表面との間における全周に沿って形成されているか、あるいは、前記キャビティの側面と基板本体の表面との間に沿って複数個が間隔を置いて形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
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