JP2005019688A - 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部1aを有する平板状の基体1の上面に、発光素子3を収容するための貫通穴2aを有する枠体2が搭載部1aを囲繞するように接合されており、枠体2は、貫通穴2aの内周面にその上端部および下端部を除いて発光素子3が発する光を反射する反射層6が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置等に用いられる、発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージおよび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード等の発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージ(以下、単にパッケージともいう)として、セラミック製のパッケージが用いられている。従来のセラミック製のパッケージは、図7の断面図に示すように、上面の中央部に発光素子13を搭載するための導体層から成る搭載部11aを有し、搭載部11aおよびその周辺から下面に導出された一対のメタライズ配線導体14a,14bを有する基体11と、中央部に発光素子13を収容するための貫通穴12aを有する枠体12とから主に構成されている。
【0003】
そして、基体11の上面に形成されるとともに一方のメタライズ配線導体14aが接続された搭載部11a上に、発光素子13を半田等の導電性接合材を介して固着するとともに、発光素子13の電極と他方のメタライズ配線導体14bとをボンディングワイヤ15を介して電気的に接続し、しかる後、枠体12の貫通穴12a内に透明樹脂(図示せず)を充填して発光素子13を封止することによって、発光装置が作製される。この発光装置を外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することによって、発光装置が外部電気回路基板に実装されて発光素子13へ電力が供給されることとなる。
【0004】
また、枠体12の貫通穴12aの内周面で発光素子13の光を反射させてパッケージの上方に光を放射させるために、貫通穴12aの内周面にニッケル(Ni)めっき層や金(Au)めっき層等の金属層16bを表面に有するメタライズ層16aから成る反射層16を被着させていることもある。
【0005】
また、このパッケージは、セラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)積層法により製作されており、具体的には以下のように製作される。基体11用のグリーンシートと枠体12用のグリーンシートとを準備し、これらのグリーンシートにメタライズ配線導体14a,14bを導出させるための貫通穴や発光素子13を収容するための貫通穴12aを打ち抜き法で形成する。
【0006】
次に、基体11用のグリーンシートの上面から下面にかけて、メタライズ配線導体14a,14b形成用のW,Moなどの高融点金属粉末から成る導体ペーストを従来周知のスクリーン印刷法等で塗布し、枠体12用のグリーンシートの貫通穴内周面にメタライズ金属層16a形成用の上記導体ペーストをスクリーン印刷法等で塗布する。基体11用のグリーンシートと枠体12用のグリーンシートとを上下に積層し、これを高温で焼成して焼結体と成す。その後、メタライズ配線導体14a,14bおよびメタライズ金属層16aの露出する表面にNiやAu等の金属から成るめっき金属層16bを無電解めっき法や電解めっき法により被着させることにより製作される。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−232017号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパッケージにおいては発光素子13の発光する光が基体11の下面側へ漏れるのを防止するために、メタライズ配線導体14a,14bを基体11の上面の広領域に形成しており、このため、基体11の上面に形成されたメタライズ配線導体14a,14bが枠体12の貫通穴12aの内周面に形成された反射層16と接触しやすくなってしまい、反射層16を介してメタライズ配線導体14a,14bが短絡することがあるという問題点を有していた。
【0009】
また、枠体12用のグリーンシートの貫通穴12aの内周面にメタライズ金属層16a形成用の導体ペーストをスクリーン印刷法により塗布しているために、枠体12用のグリーンシートの貫通穴12aの開口周辺、すなわち枠体12用のグリーンシートの上面または下面にメタライズ金属層16a形成用の導体ペーストが延出されてしまい、基体11と枠体12とを接合されて成るパッケージとした際に、反射層16がパッケージ表面に必要以上に形成されてしまうこととなり、この延出した部位はパッケージの表面に不明瞭な形状として形成されてしまうことがあり、発光装置を上面から見た際の外観や区別を不明瞭な状態としたり、この部位を明瞭な形状とするために、枠体12の表面にもこの部位を覆うようなメタライズ金属層16a形成するなどの手間を有するという問題点を有していた。
【0010】
また、パッケージが小型なものである場合等には、その取り扱いや製造を容易とするために、パッケージを縦横に多数配列した多数個取り基板として製作することがあり、この際、反射層16が多数個取り基板の表面にも形成されて、多数個取り基板を個々のパッケージの大きさに切断して分割するための多数個取り基板の分割線上にあると、反射層16のめっき金属層16bを切断することとなり、めっき金属層16bの剥がれやひげ等が発生するという問題点があった。特に、枠体12の側壁部の厚みが小さいパッケージが縦横に多数個配列された多数個取り基板は、枠体12の貫通穴12aから分割線上までの距離が狭いために、反射層16が多数個取り配線基板の表面に延出した反射層16が分割線上に形成されやすくなり、上記の問題点が発生しやすいものであった。
【0011】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、メタライズ配線導体の短絡を発生させることがなく、また外観を良好なものにするとともに、発光素子が発光する光を良好に反射して外部に均一かつ効率良く放射することができる発光素子収納用パッケージおよび発光装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する平板状の基体の上面に、前記発光素子を収容するための貫通穴を有する枠体が前記搭載部を囲繞するように接合されている発光素子収納用パッケージであって、前記枠体は、前記貫通穴の内周面にその上端部および下端部を除いて前記発光素子が発する光を反射する反射層が形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の発光素子収納用パッケージは、枠体は、貫通穴の内周面にその上端部および下端部を除いて発光素子が発する光を反射する反射層が形成されていることから、上端部は反射層が形成されないのでパッケージ上面に反射層が延出して形成されることがなくなり、上面側から発光装置を見た際にパッケージの上面を明瞭に区別することができる。また、枠体の内周面の下端部にも反射層が形成されないので、反射層がメタライズ配線導体と接触するのを確実に防止できるとともに、メタライズ配線導体同士が短絡するのを有効に防止できる。
【0014】
また、本発明の発光素子収納用パッケージを縦横に多数個配列した多数個取り基板として製作する場合、多数個取り基板を分割する際にパッケージ上面側に延出した反射層を切断することがなくなるので、めっき金属層が剥がれたりひげが発生したりするのを防止できる。
【0015】
本発明の発光装置は、本発明の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備していることを特徴とする。
【0016】
本発明の発光装置は、上記の構成により、発光素子が発光する光を良好に反射し均一かつ効率良く外部に放射することができる、発光効率の高い高性能のものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の発光素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は本発明のパッケージについて実施の形態の一例を示す断面図であり、図1において、1は基体、2は枠体であり、主としてこれらで発光素子3を収容するためのパッケージが構成されている。
【0018】
本発明のパッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部1aを有する平板状の基体1の上面に、発光素子3を収容するための貫通穴2aを有する枠体2が搭載部1aを囲繞するように接合されているものであって、枠体2は、貫通穴2aの内周面にその上端部および下端部を除いて発光素子3が発する光を反射する反射層6が形成されている。
【0019】
本発明における基体1は、セラミックス,樹脂等の絶縁体から成る直方体状や四角平板状のものであり、セラミックスから成る場合、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス質焼結体等のセラミックスから成り、発光素子3を支持する支持体であり、その上面の中央部に発光素子3を搭載する搭載部1aを有している。基体1が例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー,溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してセラミックグリーンシート(セラミック生シートで、以下、グリーンシートともいう)を得、しかる後、グリーンシートに適当な打ち抜き加工を施して、高温(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0020】
また、基体1は、搭載部1aから下面にかけて導出されたメタライズ配線導体4aおよび搭載部1aの周辺から下面にかけて導出されたメタライズ配線導体4bが被着形成されている。搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bは、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末のメタライズ層から成り、パッケージ内部に収容する発光素子3を外部に電気的に接続するための導電路として機能する。そして、搭載部1aには発光ダイオード(LED),半導体レーザ(LD)等の発光素子3が金(Au)−シリコン(Si)合金やAg−エポキシ樹脂等の導電性接合材により固着されるとともに、メタライズ配線導体4bには発光素子3の電極がボンディングワイヤ5を介して電気的に接続されている。そして、基体1下面のメタライズ配線導体4a,4bが外部電気回路基板の配線導体に接続されることで、その配線導体と発光素子3の各電極とが電気的に接続され、発光素子3へ電力や駆動信号が供給される。また、発光素子3は、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4bにフリップチップ実装されていても構わない。
【0021】
搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bは、例えばWやMo等の金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体1となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、基体1の所定位置に被着形成される。
【0022】
なお、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bの露出する表面に、ニッケル(Ni),金(Au),Ag等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのがよく、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bが酸化腐蝕するのを有効に防止できるとともに、搭載部1aと発光素子3との固着、メタライズ配線導体4bとボンディングワイヤ5との接合、およびメタライズ配線導体4a,4bと外部電気回路基板の配線導体との接合を強固にすることができる。従って、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層またはAgめっき層とが、電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されていることがより好ましい。
【0023】
また、本発明の枠体2は、セラミックスや樹脂等から成り、基体1の上面に、積層されて焼結一体化されて接合されたり、ろう材や樹脂接着剤等により接合されている。枠体2は、セラミックスから成る場合は、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス質焼結体等のセラミックスから成り、その中央部に発光素子3を収容するための横断面形状が円形状や四角形状の貫通穴2aを有しており、この貫通穴2a内に搭載部1aに搭載された発光素子3が収容される。枠体2は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー,溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してグリーンシートを得、しかる後、グリーンシートに貫通穴2aとなる貫通穴を適当な打ち抜き加工を施して、高温(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0024】
また本発明において、枠体2は貫通穴2aの内周面にその上端部および下端部を除いて発光素子3が発する光を反射する反射層6が形成されている。これにより、上端部は反射層6が形成されていないので、パッケージ上面に反射層6が延出して形成されることがなくなり、上面から発光装置を見た際にパッケージの上面を明瞭に区別することができる。また、貫通穴2aの内周面の下端部にも反射層6が形成されていないので、反射層6がメタライズ配線導体4a,4bに接触するのを防止して、メタライズ配線導体4a,4b同士が短絡するのを有効に防止できる。
【0025】
反射層6は、例えばWやMo等の金属粉末のメタライズ金属層6a上にNi,Au,Ag等のめっき金属層6bが被着されて成る。そして、めっき金属層6bは、発光素子3が発光する光に対する反射率が80%未満であると、枠体2の貫通穴2aに収容された発光素子3が発光する光を良好に反射することが困難であることから、発光素子3が発光する光に対する反射率が80%以上であることが好ましい。
【0026】
また、枠体2の貫通穴2aの内周面は、傾斜面となっているとともに、基体1の上面となす角度が35〜70°の角度で上方に向かうに伴って外側に広がっていることが好ましい。角度が70°を超えると、貫通穴2a内に収容された発光素子3が発光する光を外部に対して良好に反射することが困難となる傾向にある。一方、角度が35°未満であると、貫通穴2aの内周面をそのような角度で安定かつ効率良く形成することが困難となる傾向にあるとともに、パッケージが大型化してしまう。
【0027】
また、貫通穴2aの内周面の反射層6の表面の算術平均粗さRaは3μm以下が好ましい。3μmを超えると、貫通穴2a内に収容される発光素子3が発光する光が散乱し、反射光を高い反射率で外部に均一に放射することが困難になる。
【0028】
また、枠体2の貫通穴2aの横断面形状は、円形状、長円形状、楕円形状、四角形状、多角形状等の種々の形状で良いが、特に円形状が好ましい。この場合、貫通穴2aに収容された発光素子3が発光する光を、貫通穴2aの内周面に形成された反射層6の表面でパッケージの上方に満遍なく反射させて外部に極めて均一に放射することができる。
【0029】
この枠体2は、例えば、枠体2が3層の枠部材2b,2c,2dの3層から成る場合、枠部材2b,2c,2dとなるグリーンシートにそれぞれ打ち抜き金型等を用いて貫通孔を形成し、枠部材2cとなるグリーンシートの貫通孔の内周面にメタライズ金属層6a形成用の導体ペーストを塗布した後、これらの枠部材2b,2c,2dのグリーンシートを貫通穴2aを形成するように順に積層することにより、枠体2が形成される。
【0030】
これにより、枠体2の内周面に上端部および下端部を除いて、メタライズ金属層6aが形成されることとなる。このメタライズ金属層6a上にめっき金属層6aを被着することで、発光素子3が発光する光を反射する反射層6とすることができる。また、枠部材2cとなるグリーンシートの上面または下面にメタライズ金属層6a形成用の導体ペーストが延出したとしても、この部位のメタライズ金属層6aは、枠部材2cと枠部材2b,2dとの層間に形成されることとなるので、パッケージ上面から見えることがなく、パッケージ上面の形状を明瞭にするとともに、パッケージ上面にめっき金属層6bが被着されることはない。従って、多数のパッケージを縦横に配列した多数個取り基板を用いて、スライシング法等により個々のパッケージに切断して分割する際に、めっき金属層6bを切断することはないので、めっき金属層6bの剥がれやひげが発生することはない。
【0031】
枠体2の反射層6が形成されない下端部の厚みは0.02〜0.2mm程度が好ましい。0.02mm未満であると、反射層6とメタライズ配線層4a,4bとが短絡する危険性が高くなり、0.2mmを超えると、反射層6が形成されていない部位が大きくなり、下端部から発光素子3が発光する光が漏洩して、発光装置の発光効率が低下しやすくなる。
【0032】
また、枠体2の反射層6が形成されない上端部の厚みは0.01〜0.2mm程度が好ましい。0.01mm未満であると、上端部が枠部材2dから成る場合にその下面にメタライズ金属層6aが延出していると、パッケージの上面に凹凸ができやすくなり、0.2mmを超えると、反射層6が形成されていない部位が大きくなり、上端部から発光素子3が発光する光が漏洩して発光装置の発光効率が低下しやすくなる。
【0033】
また、図2のパッケージの断面図に示すように、メタライズ配線導体4a,4bを枠体2の下面側にまで延出させても良い。これにより、メタライズ配線導体4a,4bを短絡させることなく、基体1の上面の枠体2に囲繞される領域にメタライズ配線導体4a,4bを広領域に形成することができるので、発光素子3が発光する光を効率良く外部に放射することができる。
【0034】
また、図3のパッケージの断面図に示すように、上端部の枠部材2dの貫通穴が枠部材2cの貫通穴よりも大きくなるように段差を設けても良い。これにより、枠部材2c,2dの積層ずれにより枠部材2dの内周面が枠部材2cの貫通穴2aから内側に突出して、発光素子3が発光する光が外部に放射されるのを妨げるのを防止できる。この場合、枠部材2cと枠部材2dとの貫通穴の径の大きさの差は0.2mm以下が好ましい。0.2mmを超えると、枠体2の側壁部の幅が小さくなってパッケージの機械的強度が小さくなったり、パッケージが大型化するという問題点が生じやすい。
【0035】
また、図4のパッケージの断面図に示すように、下端部の枠部材2bの貫通穴が枠部材2cの貫通穴よりも大きくなるように段差を設けても良い。これにより、この段差の部位に発光素子を覆う樹脂を流入させることができるので、樹脂を強固に接着することができる。
【0036】
また、基体1と枠体2とを接合した状態で、メタライズ金属層6a上にめっき金属層6bを被着するような場合は、下端部の枠部材2bの貫通穴が枠部材2cの貫通穴よりも小さくなるような発光素子3側に突出する段差を設けても良い。この場合、枠部材2bと枠部材2cとの段差にエアー溜まり等が発生するのを有効に防止することができるので、めっき金属層6bが被着されずにめっき欠け等が発生することを有効に防止することができる。
【0037】
また、下端部の枠部材2bを2層以上の異なる層とし、上部の層を半導体素子3側に突出させ下部の層を上部の層よりも外側に凹部を有した形状にしても良い。
【0038】
また、枠体2の貫通穴2aの内周面の上端部と下端部は発光素子3の発光する光の反射層6とはならないので、基体1の上面に対して、貫通穴2aの上端部および下端部の傾斜角度と貫通穴2aの反射層6が形成されている部位との傾斜角度とが異なるようにしても良い。例えば、図5のパッケージの断面図で示すように、貫通穴2aの内周面の反射層6が形成される部位が上側に向かうに伴って広がるように傾斜角度を設定するとともに、貫通穴2aの内周面の上端部および下端部を基体1の上面に対して垂直にすることができる。この場合、貫通穴2aの内周面の上端部および下端部は傾斜をつけていないので、パッケージが外周方向に大きくならず小型化されるとともに、上端部または下端部と反射層6の部位との間に段差を形成する際に、パッケージを大きくすることなく段差の領域を確保することができる。
【0039】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何ら差し支えない。例えば、図6のパッケージの断面図に示すように、搭載部1aを導体層として形成せずに発光素子3を基体1の上面に直接搭載し、その周囲に発光素子3の電極と電気的に接続されるメタライズ配線導体4a,4bを形成してもよい。この場合、メタライズ配線導体4a,4bと発光素子3の電極とをボンディングワイヤ5a,5b等で電気的に接続する。また、複数の発光素子3を搭載したり、複数のメタライズ配線導体を形成したものであっても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明の発光素子収納用パッケージは、枠体は、貫通穴の内周面にその上端部および下端部を除いて発光素子が発する光を反射する反射層が形成されていることから、上端部は反射層が形成されないのでパッケージ上面に反射層が延出して形成されることがなくなり、上面側から発光装置を見た際にパッケージの上面を明瞭に区別することができる。また、枠体の内周面の下端部にも反射層が形成されないので、反射層がメタライズ配線導体と接触するのを確実に防止できるとともに、メタライズ配線導体同士が短絡するのを有効に防止できる。
【0041】
また、本発明の発光素子収納用パッケージを縦横に多数個配列した多数個取り基板として製作する場合、多数個取り基板を分割する際にパッケージ上面側に延出した反射層のめっき金属層を切断することがなくなるので、めっき金属層が剥がれたりひげが発生したりするのを防止できる。
【0042】
本発明の発光装置は、本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部に搭載された発光素子と、発光素子を覆う透明樹脂とを具備していることにより、発光素子が発光する光を良好に反射し均一かつ効率良く外部に放射することができる、発光効率の高い高性能のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図3】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図5】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図6】本発明の発光素子収納用パッケージの実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図7】従来の発光素子収納用パッケージの断面図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:搭載部
2:枠体
2a:貫通穴
3:発光素子
4a,4b:メタライズ配線導体
6:反射層
6a:メタライズ金属層
6b:めっき金属層
Claims (2)
- 上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する平板状の基体の上面に、前記発光素子を収容するための貫通穴を有する枠体が前記搭載部を囲繞するように接合されている発光素子収納用パッケージであって、前記枠体は、前記貫通穴の内周面にその上端部および下端部を除いて前記発光素子が発する光を反射する反射層が形成されていることを特徴とする発光素子収納用パッケージ。
- 請求項1記載の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備していることを特徴とする発光装置。
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