JP2006294798A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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一文 菅原
Noriaki Suzuki
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Abstract

【課題】 微細化、高感度化が可能で、信頼性の高い配線構造、特にコンタクト構造を提供する。
【解決手段】 外部接続用のパッド部を有する半導体装置であって、前記パッド部が、第1層導電性膜からなり表面が平坦な第1層パッド3apと、第2層導電性膜からなり、前記第1層パッド上で、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッド3bpと、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッド9pとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法にかかり、特に固体撮像素子のパッド構造に関する。
半導体装置に置ける外部接続用のパッドは、接続されるボンディングワイヤやバンプなどの電気的接続の安定性を得るためあるいは接触抵抗を低減するため、配線部材として適当な材料を選択しつつある程度の大きさを確保し、剥離を防止する必要がある。
このような状況の中で図8に示すように、層間絶縁膜101Sに凹凸パターンを形成し、この凹凸パターンを反映して凹凸形状を形成したアルミニウム層からなる金属パッドBpを構成し、これをボンディングパッドとしてボンディングワイヤと接続するようにした構造が提案されている(特許文献1)。
この構成によれば、凹凸形状によりボンディングワイヤとの接触面積が増大し、接合性が高められる。しかしながらこの構造では、アルミニウム層の膜厚が実質的に低減されることになり、接触抵抗が高いという問題がある。また、下地に配線層があるような場合には、実質的に容量をもつことになり素子性能に悪影響を与えることがある。
ところで、エリアセンサ等に用いられるCCDを用いた固体撮像素子は、フォトダイオードなどからなる光電変換部と、この光電変換部からの信号電荷を転送するための電荷転送電極を備えた電荷転送部とを有する。電荷転送電極は、半導体基板に形成された電荷転送路上に複数個隣接して配置され、順次駆動される。
近年、CCDの高画素化に伴い、固体撮像素子においては、高解像度化、高感度化への要求は高まる一方であり、ギガピクセル以上まで撮像画素数の増加が進んでいる。
このような状況の中で高感度を確保するためには、光学構造の制限や歩留などの問題から、撮像領域以外の領域はできる限り微細化することが極めて重要な条件となっている。
これは固体撮像素子チップの周縁部に配置される外部接続用のボンディングパッドにおいても同様であり、微細化が進められている。このような状況の中で固体撮像素子では、完成後、素子特性検査のためにプローブテストを行うことが要件となっており、プローブテストの針のつきぬけが深刻な問題となっている。このため上述したような下地の凹凸を反映するようなボンディングパッドを適用しようとすると針の突き抜けを生じやすいという問題がある。そしてまた、配線層を多層構造にすると、素子領域への集光が十分にできなくなることがあり、通常は1層配線を用いることが多いため、積層によりボンディングパッドの膜厚を大きくすることも困難であった。
特開2002−305217号公報
このように、従来の半導体装置においては、針のつきぬけとボンディング強度を両立させることは困難であった。これは特に固体撮像素子において、深刻であり、さらなる微細化に耐え得るようなパッド構造を得ることができず、これが、微細化、高品質化を阻む大きな問題となっていた。
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、微細化、高感度化が可能で、信頼性の高い配線構造、特にコンタクト構造を提供することを目的とする。
そこで本発明の半導体装置は、外部接続用のパッド部を有する半導体装置であって、前記パッド部が、第1層導電性膜からなり表面が平坦な第1層パッドと、第2層導電性膜からなり、前記第1層パッド上で、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッドと、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッドとを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、表面が平坦な第1層パッドと、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッドと、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッドとでパッド部を構成しているため、検査工程においてもプローブのつきぬけもない。また、表裏両面に凹凸が存在していることにより、ボンディングワイヤとの接合、下地との接合が強固でかつ電気的接触性も良好となるため、小型化に際しても信頼性の高い実装が可能となる。また、フォトリソグラフィにおけるマスクパターンの変更のみで工数の増大なしに形成可能であるため、生産性が良好である。
また、本発明の半導体装置は、前記第1層パッドが、電気的に浮遊状態であるものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体装置は、シリコン基板表面に、光電変換部と、前記光電変換部で生起された電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記シリコン基板に接続される配線層を備えた配線部とを具備した固体撮像素子において、
前記電荷転送電極が第1層導電性膜からなる第1層電極と第2層導電性膜からなる第2層電極とで構成されているものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、前記第2層電極と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記第1層パッドは、前記第2層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記第1層導電性膜および第2層導電性膜は、多結晶シリコンであるものを含む。
また、本発明の半導体装置は、前記金属パッドは配線層と同一工程で形成されるものを含む。この配線層はアルミニウム配線であるのが望ましい。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、外部接続用のパッド部を有する半導体装置の製造方法であって、半導体基板表面に素子領域を形成する工程と、前記半導体基板表面に第1層導電性膜を形成し、前記素子領域上に第1層電極配線を形成するとともに、周縁部に第1層パッドを形成するように、前記第1層導電性膜をパターニングする工程と、第1の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第1の層間絶縁膜上に第2層導電性膜を形成し、前記素子領域上に第2層電極配線を形成するとともに、周縁部に少なくとも表面が所望のピッチの小パターンをもつ第2層パッドを形成するように、前記第2層導電性膜をパターニングする工程と、第2の層間絶縁膜を形成する工程と、前記パッド部の第2層パッド上に前記小パターンの形状を反映するように金属膜を形成し、パターニングすることにより表面に凹凸を有する金属パッドを形成する工程とを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記第1層パッドは、電気的に浮遊状態となるようにパターニングする工程であるものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記半導体装置は、シリコン基板表面に、光電変換部と、前記光電変換部で生起された電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記シリコン基板に接続される配線層を備えた配線部とを具備した固体撮像素子であって、前記電荷転送電極を第1層導電性膜からなる第1層電極と第2層導電性膜からなる第2層電極とで形成する工程を含むものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、前記第2層電極と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記第1層パッドは、前記第2層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成されるものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記第1層導電性膜および第2層導電性膜は、多結晶シリコンであるものを含む。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、前記金属パッドを形成する工程は配線層を形成する工程と同一工程で実行されるものを含む。この配線層はアルミニウム配線であるのが望ましい。
なお、固体撮像素子においては、単層電極構造の電荷転送電極においても多層電極構造の電荷転送電極と同様、2回に分けて電極形成がなされることが多く、この場合は第1回目に形成される電極を第1層電極、第2回目に形成される電極を第2層電極と呼ぶ。
本発明によればプローブ検査時の針突き抜けのマージンの確保とワイヤボンディング性の向上との両方を具有し、微細化が可能で信頼性の高いパッド構造を持つ半導体装置を形成することが可能となる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつ説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態の固体撮像素子のパッド部を示す説明図である。また 図2は固体撮像素子の要部を示す断面図、図3は撮像領域の要部平面図、図4は平面図である。図2は図4のA−A断面、図3のB−B断面を示す図である。図3は図4の撮像領域100の拡大図に相当し、図5は、撮像部と周辺回路部との対応図である。この固体撮像素子は、図1に示すように、パッド部が、第1層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンからなり表面が平坦で電気的に浮遊状態にある第1層パッド3apと、前記第1層パッド3ap上で、第2層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンからなり、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッド3bpと、前記第2層パッド3bp上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッド9pとを備えたことを特徴とする。この金属パッド9pの表面は凹凸状となっているため、ボンディングワイヤBwとの接続が強固となっており、また、下地が撮像部で第1層電極3aを形成する第1層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンと、第2層電極3bを形成する第2層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンとの積層構造をなしその上に撮像部と周辺回路部とを接続する配線層と同一工程で形成されたアルミニウム層からなる金属パッド9pが形成され、プローブ検査に際してもプローブのつきぬけのおそれがないように形成されている。
すなわち、この固体撮像素子は、図4に概略平面図を示すように、半導体基板上にフォトダイオードと電荷転送部とで構成された撮像領域100と、この周辺に形成されたアンプなどの周辺回路部200とを備え、周縁部に外部接続端子としてのパッド部300を構成してなるものである。そして図2に示すように、素子分離領域11で分離されたpウェル12に、複数のフォトダイオード部30が形成され、フォトダイオードで検出した信号電荷を転送するための電荷転送部40が、フォトダイオード部30の間に蛇行形状を呈するように形成される。電荷転送部40によって転送される信号電荷が移動する電荷転送チャネル14は、図3では図示していないが、電荷転送部40が延在する方向と交差する方向に、やはり蛇行形状を呈するように形成される。
またpウェル12の下方には高濃度のp型半導体層からなるオーバードレインバッファ層13が形成されており、電圧を印加することにより、電荷の引き出しができるようになっている。電荷転送部40表面には、ゲート酸化膜2を介して第1層電極3aと第2層電極3bとが酸化シリコン膜とHTO膜とからなる電極間絶縁膜4を介して配列されている。そしてフォトダイオード部30は、pウェル12とpn接合を形成するn型不純物領域31と、このn型不純物領域31表面に形成された高濃度のp型不純物領域32とで形成されている。
そしてこの第1層電極3aおよび第2層電極3bの上層にはフォトダイオード部表面を覆うように、酸化シリコン膜5を介して膜厚30nmの窒化シリコン膜からなる反射防止膜6が形成されている。そしてこの上層はスパッタリング法により形成された膜厚50nmのチタンナイトライド層(図示せず)を介して遮光層7としての膜厚200nmのタングステン薄膜が形成されている。さらにこの上層は、酸化シリコン膜8とBPSG膜からなる透光性膜の平坦化膜10で覆われている。ゲート酸化膜2はボトム酸化膜2aと、窒化シリコン膜2bと、トップ酸化膜2cとの3層構造で構成されている。
このように固体撮像素子の上方には、上記BPSG膜からなる平坦化膜10を介して、カラーフィルタ50、平坦化膜70、マイクロレンズ60が順次積層して設けられている。
次に、この固体撮像素子の製造工程について、図6(a)乃至(d)を参照しつつ説明する。この例ではイオン注入により、フォトダイオード領域形成のためのn型不純物領域31、p型不純物(拡散)領域32、転送チャネル14としてのn型不純物領域を順次形成した後、ゲート酸化膜およびゲート電極を形成する。以下の工程では簡略化のために半導体基板内に形成されるフォトダイオード領域および転送チャネルを省略する。図中左側は撮像部(画素部)を示し、右側はチップ周縁のパッド部を示す。なおパッド部には素子分離のための酸化シリコン膜からなる絶縁膜1Sが形成されている。
まず、撮像部では、n型のシリコン基板1表面に、ゲート酸化膜2を形成する。このゲート酸化膜は、熱酸化により膜厚25nmの酸化シリコン膜2aを形成し、CVD法により、膜厚50nmの窒化シリコン膜2bを形成し、さらにCVD法により、トップ酸化膜2cとして膜厚8nmの酸化シリコン膜を形成し、3層構造をなすように形成される。
続いて、このゲート酸化膜2上に、第1層電極3aを形成するためのドープトアモルファスシリコン層を形成する。
すなわち、このゲート酸化膜2上に、PHとNとを添加したSiHを反応性ガスとして用いた減圧CVD法により、膜厚0.4μmのリンドープの第1層ドープトアモルファスシリコン膜を形成する。このときの基板温度は600〜700℃とする。そしてフォトリソグラフィによりパターニングし、第1層電極3aおよび第1層パッド3apを形成する(図6(a))。このとき、HBrとOとの混合ガスを用いた反応性イオンエッチングによりこのマスクパターンをマスクとし、ゲート酸化膜2の窒化シリコン膜2bをエッチングストッパとして第1層ドープトアモルファスシリコン膜を選択的にエッチング除去し、第1の電極3aおよび周辺回路の配線および、第1層パッド3apを形成する。ここではECR(電子サイクロトロン共鳴:Electron Cyclotron Resonance)方式あるいはICP(誘導結合Inductively Coupled Plasma)方式などのエッチング装置を用いるのが望ましい。
そして、この第1層電極3aおよび第1層パッド3ap上を含む基板表面全体に熱酸化による電極間絶縁膜4を形成した後、第1層ドープトアモルファスシリコン膜と同様にして、PHとNとを添加したSiHを反応性ガスとして用いた減圧CVD法により、膜厚0.4μmのリンドープの第2層ドープトアモルファスシリコン膜を形成し、これをフォトリソグラフィにより、パターニングして第2層電極3bを形成するとともに、第2層パッド3bpを形成する。この第2層パッドは、2μm〜10μmの間隔で表面に凹凸をなすように形成される。そしてさらに熱酸化法により第2層電極表面に酸化シリコンからなる絶縁膜5を形成する(図6(b))。このとき第2層パッド3bp表面にも絶縁膜が形成されている。
そして、工程図を示す図6(a)乃至(d)ではフォトダイオード領域は図示していないが、この上層に反射防止膜6として窒化シリコン膜を形成し、フォトダイオード領域を覆うようにパターニングする。そしてさらにTEOS膜(6、6S:図2参照)を形成し、密着性層としてのTiN(図示せず)を介して遮光膜7としてのタングステン膜を形成し、レジストパターンをマスクとして遮光膜7をパターニングしたのち、CVD法により膜厚100nmの酸化シリコン膜8と膜厚200〜700nmのBPSG膜とを形成し、850℃でリフローし平坦化して平坦化膜10とする(図6(c))。このとき、本実施の形態では周辺回路部は除去するがこの遮光膜7を周辺回路部で小パターンとして残し、第2層パッドとして形成してもよい。この場合は第1層パッドを第1層導電性膜または第2層導電性膜で形成する。(実施の形態2で後述する)
このようにして形成された酸化シリコン膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、コンタクトを形成する(図6(d))。
そして、膜厚500nm程度のアルミニウム層をスパッタリングで成膜し、パターニングして配線層とともに金属パッド9pを形成し、図5に示したようなパッド部が形成される。
そして最後に、フィルタ層50、平坦化層70、レンズ60を形成し図2に断面図を示した固体撮像素子が形成される。
そして、実装基板(図示せず)上に搭載し、カバーガラスで封止し、ワイヤボンディング工程において、図1に示したように、ボンディングワイヤBwをパッド部に融着する。
この構成によれば、第1層電極と同一工程で形成され、表面が平坦な第1層パッド3apと、第2層電極と同一工程で形成され、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッド3bpと、アルミニウム配線層と同一工程で形成され、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッドとでパッド部を構成しているため、検査工程においてもプローブのつきぬけもなく、また、金属パッドの表裏表面に凹凸が存在していることにより、ボンディングワイヤとの接合のみならず下地との接合において、強固でかつ電気的接触性も良好となるため、小型化に際しても信頼性の高い実装が可能となる。なお、この構造では第1層パッド3apと第2層パッド3bpとの間には絶縁膜4が介在しているが、上層を覆う金属パッド9pを介して電気的に接続されており、分割された小パターン領域であるため電気的接触性には問題はない。
特にアモルファスシリコン層とアルミニウム層との積層構造であるため、ボンディング時に高温となっても、無機膜であるアモルファスシリコンでアルミニウムの浸透は止まり、良好な接触性を維持することが可能となる。また、フォトリソグラフィにおけるマスクパターンの変更のみで工数の増大なしに形成可能であるため、生産性が良好である。
なおこれら小パターンの間隔の大きさについては、特に限定されるものではないが、上層に形成されるアルミニウム層の膜厚に応じて、表面に凹凸を反映しうる程度のピッチで形成するのが望ましい。またパターンは完全に独立したパターンでなくてもよく、下地面の凹凸を反映できるものであればよい。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。
この固体撮像素子は、図2に示すように、パッド部が、第2層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンからなり表面が平坦で電気的に浮遊状態にある第2層パッド3bp1と、前記第2層パッド3bp1上で、遮光膜としてのタングステン層からなり、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッド7pと、前記第2層パッド7p上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッド9pとを備えたことを特徴とする。
この金属パッド9の表面は凹凸状となっているため、ボンディングワイヤBwとの接続が強固となっており、また、下地が撮像部で第2層電極を形成する第2層導電性膜としてのドープトアモルファスシリコンと、撮像部で遮光膜7を構成するタングステン層との積層構造をなしその上に撮像部と周辺回路部とを接続する配線層と同一工程で形成されたアルミニウム層からなる金属パッドが形成されており、プローブ検査に際してもプローブのつきぬけのおそれがない。
なお、第1層電極と第2層電極とを構成する導電性膜としては、アモルファスシリコンに限定されることなく多結晶シリコン層、マイクロクリスタルシリコン層など適宜変更可能である。また、シリサイドを構成する金属としてはタングステンに限定されることなくチタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)など適宜変更可能である。
前記実施の形態では2層電極構造の電荷転送電極を用いた場合について説明したが、2層構造の導電性膜を形成して平坦化処理により単層電極構造の電荷転送電極を形成した場合にも適用可能であることはいうまでもない。
さらにまた、前記実施の形態では、固体撮像素子について説明したが、通常の半導体装置においても適用可能であることはいうまでもない。
以上説明してきたように、本発明によれば、パッド部を、表面が平坦な第1層パッドと、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッドと、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッドとでパッド部を構成しているため、検査工程においてもプローブのつきぬけもなく、ボンディング性が極めて良好であるため、微細で信頼性の高い固体撮像素子を形成することができることから、小型カメラなど、微細でかつ高感度の固体撮像装置の形成に有効である。
本発明の実施の形態1の固体撮像素子のボンディング状態を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1の固体撮像素子を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の固体撮像素子を示す要部平面図である。 本発明の実施の形態1の固体撮像素子の平面図である。 本発明の実施の形態1の固体撮像素子の撮像部と周辺回路部との対応図である。 本発明の実施の形態1の固体撮像素子の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態2の固体撮像素子を示す要部説明図である。 従来例の半導体装置のパッド部を示す図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 ゲート酸化膜
3a 第1層導電性膜
3b 第2層導電性膜
3ap 第1層パッド
3bp 第2層パッド
3bp1第1層パッド
5 絶縁膜
6 絶縁膜
7 遮光膜
7p 第2層パッド
8 絶縁膜
9p 金属パッド

Claims (16)

  1. 外部接続用のパッド部を有する半導体装置であって、
    前記パッド部が、第1層導電性膜からなり表面が平坦な第1層パッドと、第2層導電性膜からなり、前記第1層パッド上で、表面に凹凸を有するパターン形状をなす第2層パッドと、前記第2層パッド上に前記凹凸を反映して、表面に凹凸を有するボンディング用の金属パッドとを備えた半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1層パッドは、電気的に浮遊状態である半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置であって、
    前記半導体装置は、シリコン基板表面に、光電変換部と、前記光電変換部で生起された電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記シリコン基板に接続される配線層を備えた配線部とを具備した固体撮像素子において、
    前記電荷転送電極が第1層導電性膜からなる第1層電極と第2層導電性膜からなる第2層電極とで構成される半導体装置。
  4. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、前記第2層電極と同一工程で形成される半導体装置。
  5. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成される半導体装置。
  6. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記第1層パッドは、前記第2層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成される半導体装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記第1層導電性膜および第2層導電性膜は、多結晶シリコンである半導体装置。
  8. 請求項2乃至6のいずれかに記載の半導体装置であって、
    前記金属パッドは前記配線層と同一工程で形成される半導体装置。
  9. 外部接続用のパッド部を有する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板表面に素子領域を形成する工程と、
    前記半導体基板表面に第1層導電性膜を形成し、前記素子領域上に第1層電極配線を形成するとともに、周縁部に第1層パッドを形成するように、前記第1層導電性膜をパターニングする工程と、
    第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁膜上に第2層導電性膜を形成し、前記素子領域上に第2層電極配線を形成するとともに、周縁部に少なくとも表面が所望のピッチの小パターンをもつ第2層パッドを形成するように、前記第2層導電性膜をパターニングする工程と、
    第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記パッド部の第2層パッド上に前記小パターンの形状を反映するように金属膜を形成し、パターニングすることにより表面に凹凸を有する金属パッドを形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1層パッドは、電気的に浮遊状態となるようにパターニングする工程である半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体装置は、シリコン基板表面に、光電変換部と、前記光電変換部で生起された電荷を転送する電荷転送電極を備えた電荷転送部と、前記シリコン基板に接続される配線層を備えた配線部とを具備した固体撮像素子であって、
    前記電荷転送電極を第1層導電性膜からなる第1層電極と第2層導電性膜からなる第2層電極とで形成する工程を含む半導体装置の製造方法。
  12. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、前記第2層電極と同一工程で形成される半導体装置の製造方法。
  13. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1層パッドは、前記第1層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成される半導体装置の製造方法。
  14. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1層パッドは、前記第2層電極、第2層パッドは、遮光膜と同一工程で形成される半導体装置の製造方法。
  15. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1層導電性膜および第2層導電性膜は、多結晶シリコンである半導体装置の製造方法。
  16. 請求項11乃至15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記金属パッドを形成する工程は前記配線層を形成する工程で実行される半導体装置の製造方法。
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