JP2006290567A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙にループを形成して先端の斜め補正を行うためのループ形成ローラ対を有する搬送装置において、用紙にしわが生じないようにすること。
【解決手段】ループ形成ローラ対16の駆動ローラ25は、駆動軸27と、駆動軸27を取り囲む複数のロール体28とを有している。各ロール体28は、ジョイント29を介して互いに一体回転可能に連結されている。駆動軸27と他方のロール体28bとの間に一方向クラッチ30が介装されている。
【効果】各ロール体28は、ジョイント29で互いに一体回転可能に連結されているため、同じタイミングで回転を停止でき、各ロール体28による用紙の送り量を一致させることができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、用紙を搬送するための搬送装置に関する。
たとえば、複写機やプリンタやファクシミリなどの画像形成装置には、用紙を給紙カセットから画像形成領域へ搬送するための搬送装置が備えられている(たとえば、特許文献1参照)。搬送装置には、レジストローラ対と、レジストローラ対の上流側に備えられたループ形成ローラ対とを有しているものがある(たとえば、特許文献2参照)。レジストローラ対は、用紙を所定のタイミングで画像形成領域に向けて送り出すためのものである。画像形成時、レジストローラ対は、まず、停止状態で、給紙カセットから搬送されてきた用紙の先端を受け止める。そして、所定のタイミングで駆動を開始して、用紙を下流側の画像形成領域に搬送する。
ループ形成ローラ対は、用紙の搬送方向に直交する幅方向に関して、用紙の先端が斜めになっている場合にその補正(斜め補正)をするものである。具体的には、ループ形成ローラ対は、停止中のレジストローラ対によって先端が受け止められた用紙を、所定量送り出すことにより、当該用紙にループを形成する。これにより、用紙の先端の全部がレジストローラ対で受け止められた状態にする。
このような動作を行うループ形成ローラ対は、駆動ローラと従動ローラとを有している。特許文献2では、駆動ローラは、駆動軸と、駆動軸に外嵌された2つのロール体とを有している。2つのロール体は、軸方向に間隔をあけて配置されており、それぞれ、一方向クラッチを介して駆動軸に連結されている。
上記の構成により、用紙にループを形成する際、2つのロール体は、駆動軸の回転に伴い、対応する一方向クラッチを介して駆動軸と一体的に回転する。一方、レジストローラ対によって用紙が搬送されている時、2つのロール体は、用紙の移動に伴い回転されて、駆動軸に対して空転し、用紙を滑らかに搬送できるようにしている。
特開平5−97279号公報 特開平9−77310号公報
2つのロール体は、別個の一方向クラッチを介して駆動軸に独立して連結されている。このため、ループの形成が完了し、駆動軸の駆動を止めてレジストローラ対の駆動を停止する際、2つのロール体の停止タイミングがずれるおそれがある。停止タイミングがずれると、用紙の送り量が2つのロール体の間で異なってしまい、用紙にねじれが生じてしまう。用紙がねじれた状態でレジストローラ対が用紙の搬送を開始すると、用紙にしわが生じてしまう。
また、製造コストの高い一方向クラッチを、ロール体の数だけ設けなければならない。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ループ形成ローラ対を有する搬送装置において、用紙にしわが生じることを防止することを目的とする。
この発明の別の目的は、製造コストの安い搬送装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、レジストローラ対(12)と、レジストローラ対の上流側に備えられ、レジストローラ対へ向けて用紙(P)を搬送して、停止中のレジストローラ対で先端が受け止められた用紙にループ(B)を形成するためのループ形成ローラ対(16)と、を有する搬送装置(5)において、ループ形成ローラ対の少なくとも一方(25)は、支軸(27)と、支軸を取り囲む複数のロール体(28)であって、軸方向に所定の間隔で配列され、互いに一体回転可能に連結されている複数のロール体と、支軸と複数のロール体のいずれか1つ(28b)との間に介装され、支軸が一方向に回転されるときにのみ、支軸の回転に伴ってロール体を回転させる一方向クラッチ(30)と、を含むことを特徴とする搬送装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、各ロール体は、互いに一体回転可能に連結されているため、同じタイミングで回転を停止することができる。これにより、ループ形成ローラ対の駆動を停止して、用紙へのループの形成を完了する際、各ロール体の回転の停止のタイミングを一致させて、各ロール体による用紙の送り量を一致させることができる。したがって、用紙にねじれが生じることがない。その結果、レジストローラ対により用紙が搬送されているときに、用紙にしわが生じることを防止できる。また、製造コストの高い一方向クラッチは、1つのみ設けられていればよく、製造コストを安くすることができる。
請求項2記載の発明は、上記複数のロール体の隣り合うロール体同士は、上記支軸を取り囲む筒状のジョイント(29)を介して連結されていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置である。
この構成によれば、ジョイントを簡易な形状で構成でき、コストをより安くすることができる。また、隣り合うロール体間にジョイントを配置して、複数のロール体の間にある部分の用紙をジョイントによって受けることができる。これにより、隣り合うロール体間における用紙の撓みを少なくすることができる。その結果、用紙にしわが生じることをより確実に防止することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる搬送装置を備える画像形成装置としての複写機の概略構成を示す縦断面図である。なお、この発明は、プリンタやファクシミリなどの他の画像形成装置に備えられる搬送装置に適用してもよい。
図1を参照して、複写機1は、読み取った原稿の画像データに基づいて用紙P(記録媒体)に原稿画像を形成するためのものであり、原稿読み取り部2と、画像形成部3とを備えている。図1中の矢印A1,A2は、それぞれ、用紙Pの搬送方向を示すものである。
原稿読み取り部2は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成するためのものである。画像形成部3は、原稿読み取り部2で生成された画像データに基づいて、用紙Pに原稿画像を形成するためのものである。
画像形成部3は、用紙収容部4と、用紙搬送路L1と、搬送装置5と、感光体ドラム6と、現像装置7と、転写ローラ8と、定着装置9と、排出ローラ装置10と、排出トレイ11とを含んでいる。
複写機1における、用紙Pへの画像の形成は、以下のようにして行われる。すなわち、画像形成時、用紙収容部4に収容された用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送され、搬送装置5のレジストローラ対12に到達する。レジストローラ対12に到達した用紙Pは、所定のタイミングで、搬送方向A1の下流側に搬送され、転写位置Tに到達する。
転写位置Tは、感光体ドラム6と転写ローラ8との接触部(ニップ)に相当するものである。感光体ドラム6には、原稿読み取り部2で生成された画像データに基づく静電潜像が形成され、静電潜像は、現像装置7から供給されたトナーによって現像され、これにより、トナー像が形成される。
転写位置Tに到達した用紙Pは、感光体ドラム6と転写ローラ8とに挟まれて、転写ローラ8の転写バイアスにより、感光体ドラム6のトナーを転写される。感光体ドラム6のトナーのうち、用紙Pに転写されなかった残留トナーは、クリーニング装置13によって感光体ドラム6から除去される。転写位置Tを通過した用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送されて定着装置9に到達する。
定着装置9は、熱ローラ14と圧ローラ15とを有しており、用紙Pは、熱ローラ14と圧ローラ15との接触部(ニップ)間を通過するようになっている。これにより、用紙Pは、加熱・加圧されて、転写されたトナーが定着される。
定着装置9を通過した用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送されて、排出ローラ装置10に到達する。用紙Pは、排出ローラ装置10によって、排出トレイ11に排出されるようになっている。
また、画像形成部3には、用紙搬送路L2がさらに備えられており、両面印刷が可能とされている。具体的には、両面印刷を行う場合、定着装置9などを通過して片面に画像が形成された用紙Pは、排出ローラ装置10に送られてスイッチバックされる。これにより、用紙Pは、用紙搬送路L2に送られて、搬送方向A2に沿って搬送される。
用紙搬送路L2内を搬送された用紙Pは、再び用紙搬送路L1に戻される。用紙搬送路L1に戻された用紙Pは、表面と裏面とが反転された状態となっており、表面に画像が形成されたときと同様にして、転写位置Tなどを通過して、その裏面に画像が形成され、排出ローラ装置10から排出トレイ11に排出される。
図2は、図1の感光体ドラム6の周辺の拡大図である。図1および図2を参照して、搬送装置5は、用紙収容部4から用紙搬送路L1内を搬送されてきた用紙Pを、転写位置Tに向けて搬送するためのものであり、上記したレジストローラ対12と、搬送方向A1に関してレジストローラ対12の上流側に配置されるループ形成ローラ対16とを有している。
レジストローラ対12は、用紙Pを所定のタイミングで転写位置Tに向けて搬送するためのものであり、駆動ローラ17と、駆動ローラ17の駆動によって駆動される従動ローラ18とを含んでいる。
駆動ローラ17は、駆動軸19と、駆動軸19に一体回転可能に外嵌されるロール体20とを有している。
駆動軸19は、用紙搬送路L1の幅方向W(図2において、紙面に直交する方向)に延びており、画像形成部3のハウジング21に対して回転自在に支持されている。駆動軸19は、モータ(図示せず)によって回転駆動されるようになっている。
従動ローラ18は、支軸22と、支軸22に外嵌されて回転自在なロール体23とを有している。
支軸22は、駆動軸19と平行に並んでおり、ハウジング21などによって支持されている。ロール体23は、駆動ローラ17のロール体20に接触している。
従動ローラ18の支軸22とハウジング21との間には、弾性部材としてのばね24が架けられており、従動ローラ18は、ばね24の付勢力によって、駆動ローラ17側へ付勢されている。これにより、従動ローラ18のロール体23と、駆動ローラ17のロール体20とは、圧接されてニップN1を形成している。
図3は、図2のA−A線に沿う断面図であり、ループ形成ローラ対16の要部を示している。図2および図3を参照して、ループ形成ローラ対16は、レジストローラ対12へ向けて用紙Pを搬送して、停止中のレジストローラ対12に先端が受け止められた当該用紙PにループBを形成することにより、幅方向Wに関して用紙Pの先端が斜めに傾いているときにその補正(斜め補正)を行うものである。
ループ形成ローラ対16は、駆動ローラ25(ループ形成ローラ対16の一方)と、駆動ローラ25の駆動によって駆動される従動ローラ26とを有している。
駆動ローラ25は、駆動軸27(支軸)と、駆動軸27を取り囲む複数(たとえば、2つ)のロール体28と、複数のロール体28の隣り合うロール体28同士を一体回転可能に連結するジョイント29と、駆動軸27と複数のロール体28のいずれか1つとの間に介装される一方向クラッチ30とを有している。
駆動軸27は、幅方向Wに延びており、ハウジング21に対して回転自在に支持されている。この駆動軸27の一端部には、モータの出力軸(図示せず)からの出力が与えられるようになっており、当該モータの駆動により、駆動軸27は、回転駆動する。
各ロール体28は、駆動軸27の中間部に外嵌されており、一方のロール体28aと他方のロール体28bとは、駆動軸27の軸方向に所定の間隔をあけて配列されている。
各ロール体28は、内筒31と外筒32とを含んでいる。たとえば、内筒31は、合成樹脂を用いて形成されており、外筒32は、ゴムやスポンジなどの弾性体を用いて形成されている。
各内筒31の内周面は、駆動軸27の外周面に対向している。各内筒31の外周面には、対応する外筒32の内周面が嵌められている。
図4は、駆動ローラ25の斜視図である。図3および図4を参照して、ジョイント29は、一方のロール体28aと他方のロール体28bとの間に配置された、ロール体28の外径よりも小さい外径を有する部材であり、駆動軸27を取り囲む筒状をしている。
ジョイント29の外周面は、用紙搬送路L1(図2参照)に臨んでおり、用紙搬送路L1を通る用紙Pを受けられ得るようになっている。このジョイント29は、1または複数(この実施形態において、2つ)の部材を用いて構成されている。
具体的には、ジョイント29は、筒状の第1の部材33と、筒状の第2の部材34とを含んでいる。第1の部材33と第2の部材34とは、駆動軸27の軸方向に並んでいる。
図5は、駆動ローラ25の要部の分解斜視図である。図3および図5を参照して、第1の部材33は、一方のロール体28aに隣接して配置されている。第1の部材33の一端部33aは、一部が切り欠かれて凹部35が形成されている。
凹部35は、1または複数(この実施形態において、2つ)設けられており、第1の部材33の周方向に等間隔に配置されている。各凹部35は、溝状に形成されており、第2の部材34側に開放されている。一端部33aの一方の凹部35と他方の凹部35との間に、凸部36が形成されている。凸部36は、第2の部材34側に突出している。
第1の部材33の他端部33bには、一端部33aと同様に、凹部35および凸部36が形成されている(図5において、凹部35および凸部36のそれぞれの一部のみを図示)。他端部33bの各凹部35は、一方のロール体28a側に開放されている。凸部36は、一方のロール体28a側に突出している。
一端部33aの凸部36(凹部35)の位置と、他端部33bの凸部36(凹部35)の位置とは、第1の部材33の周方向に関して、所定の角度(たとえば、90°)だけずれている。
第2の部材34は、第1の部材33と同様の構成を有している。第1の部材33と第2の部材34とは、周方向に関する位置が揃えられている。
第2の部材34の一端部34aの各凹部35は、他方のロール体28b側に開放されている。第2の部材34の一端部34aの各凸部36は、他方のロール体28b側に突出している。
第2の部材34の他端部34bの各凹部35は、第1の部材33側に開放されている。第2の部材34の他端部34bの各凸部36は、第1の部材33側に突出している。
第1の部材33の一端部33aと、第2の部材34の他端部34bとは、各凸部36と対応する凹部35とを嵌めることで連結されている。
第1の部材33と一方のロール体28aとの連結は、以下のようにされている。すなわち、一方のロール体28aの内筒31の内周面31aには、凸部37と凹部38とが形成されている。これら凸部37と凹部38とは、一方のロール体28aの周方向に並んでいる(図5において、凸部37および凹部38の一部のみを図示)。凸部37は、第1の部材33の他端部33bの凹部35に対応して複数形成されており、当該他端部33bの凹部35に嵌められている。同様に、凹部38は、他端部33bの凸部36に対応して複数形成されており、当該他端部33bの凸部36に嵌められている。
第2の部材34と他方のロール体28bとの連結は、以下のようにされている。すなわち、他方のロール体28bの内筒31の内周面31aには、一方のロール体28aの内筒31の内周面31aと同様に、凸部37および凹部38が形成されている。他方のロール体28bの内周面31aの凸部37は、第2の部材34の一端部34aの凹部35に嵌められている。同様に、他方のロール体28bの内周面31aの凹部38は、第2の部材34の一端部34aの凸部36に嵌められている。
一方向クラッチ30は、駆動軸27と他方のロール体28bとの間に介装されている。より具体的には、駆動軸27の外周面27aと、他方のロール体28bの内筒31の内周面31aとの間に介装されている。この一方向クラッチ30は、駆動軸27がその周方向の一方(回転方向R1)に回転駆動されるときにのみ、駆動軸27の回転に伴って他方のロール体28b(各ロール体28)を一体的に回転させるようになっている。
一方のロール体28aの内筒31の内周面31aと、駆動軸27の外周面27aとの間には、軸受39が介装されており、一方のロール体28aは、駆動軸27に相対回転可能に支持されている。
駆動ローラ25の各ロール体28、および、ジョイント29は、駆動軸27に取り付けられた一対の止め輪40,41に挟まれており、駆動軸27の軸方向への移動が規制されている。
図2および図3を参照して、従動ローラ26は、支軸42と、支軸42に外嵌されて回転自在な複数のロール体43とを有している。
支軸42は、駆動ローラ25の駆動軸27と平行に延びており、その両端部は、ハウジング21などに支持されている。
ロール体43は、駆動ローラ25のロール体28の数に対応して、たとえば、2つ設けられている。一方のロール体43aおよび他方のロール体43bは、それぞれ、支軸42の中間部に配置されており、支軸42の軸方向に所定の間隔をあけて配列されている。各ロール体43は、対応するロール体28に対向している。
従動ローラ26の支軸42とハウジング21との間には、弾性部材としてのばね44が架けられており、従動ローラ26は、ばね44の付勢力によって、駆動ローラ25側へ付勢されている。これにより、従動ローラ26の各ロール体43と、駆動ローラ25の対応するロール体28とは、圧接されてニップN2を形成している。
上記の構成を有する搬送装置5は、画像形成時において、以下のように動作する。すなわち、用紙Pが用紙収容部から用紙搬送路L1に送り出される際、搬送装置5のレジストローラ対12は、駆動せずに停止している。一方、ループ形成ローラ対16は、その駆動軸27が回転方向R1に回転駆動するとともに、一方向クラッチ30などを介して各ロール体28が駆動軸27と一体的に回転し、当該ロール体28の回転に伴い従動ローラ26の各ロール体43が回転する。
用紙収容部から繰り出された用紙Pは、その先端がループ形成ローラ対16のニップN2に到達すると、ループ形成ローラ対16によってレジストローラ対12へ向けて搬送される。これにより、用紙Pは、その先端が停止中のレジストローラ対12のニップN1に受けられ、かつ、当該用紙PにループBが形成される。このとき、幅方向Wに関して、用紙Pの先端は、その全部がレジストローラ対12のニップN1に接触した状態となり、用紙Pの先端の斜め補正が達成される。
用紙PにループBが形成されて斜め補正がされると、ループ形成ローラ対16は、駆動を停止して、用紙Pの搬送を停止する。具体的には、駆動軸27の駆動を停止して、駆動ローラ25の各ロール体28の回転を停止する。これに伴い、従動ローラ26の各ロール体43の回転も停止する。このとき、駆動ローラ25の一方のロール体28aと他方のロール体28bとは、ジョイント29を介して連結されていることにより、同じタイミングで停止する。
そのあと、レジストローラ対12は、所定のタイミングで駆動を開始し、感光体ドラム6に形成されたトナー像が転写位置Tに到達するタイミングと、用紙Pが転写位置Tに到達するタイミングとを一致させるようにして、用紙Pの搬送を行う。
ここで、ループ形成ローラ対16の駆動ローラ25の各ロール体28は、一方向クラッチ30を介して駆動軸27に連結されているので、ロール体28のみが回転方向R1に回転駆動されているときは、駆動軸27は回転されず、各ロール体28は、駆動軸27に対して空転する。
このため、レジストローラ対12によって用紙Pが搬送され、当該用紙Pによって各ロール体28を回転させているときには、駆動ローラ25のロール体28は、回転方向R1に空転している。すなわち、レジストローラ対12によって搬送される用紙Pは、ループ形成ローラ対16の各ロール体28,43によって搬送を妨げられずに、滑らかに搬送される。
以上説明したように、この実施形態によれば、ループ形成ローラ対16の駆動ローラ25の各ロール体28は、ジョイント29を介して互いに一体回転可能に連結されているため、同じタイミングで回転を停止することができる。
これにより、ループ形成ローラ対16の駆動を停止して、用紙PへのループBの形成を完了する際、各ロール体28の回転の停止のタイミングを一致させて、各ロール体28による用紙Pの送り量を一致させることができる。したがって、用紙Pにねじれが生じることがない。その結果、レジストローラ対12により用紙Pが搬送されているときに、用紙Pにしわが生じることを防止できる。
また、製造コストの高い一方向クラッチ30は、1つのみ設けられていればよく、製造コストを安くすることができる。
さらに、ジョイント29を筒状に形成することにより、ジョイント29を簡易な形状で構成でき、コストをより安くすることができる。また、隣り合うロール体28間にジョイント29を配置して、複数のロール体28の間にある部分の用紙Pをジョイント29によって受けることができる。
これにより、隣り合うロール体28間における用紙Pの撓みを少なくすることができる。その結果、用紙Pにしわが生じることをより確実に防止することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、図6に示すように、ジョイント29の第1の部材と第2の部材との連結に関して、凹部35をV字状の溝に形成するとともに、凸部36と対応する凹部35とを幅方向Wに関して近づくように付勢するばね45(付勢手段)を設けることにより、凸部36と凹部35との間の隙間(ガタ)を詰めるようにしてもよい。
ばね45は、たとえば、駆動ローラの駆動軸27の周囲に巻き回されたコイルばねからなり、一端が駆動軸27に受けられ、他端が他方のロール体28bに受けられている。ばね45は、幅方向Wに圧縮されて弾性反発力を生じている。凸部36の稜線は、たとえば、円弧状に形成されている。
この場合、一方のロール体28aと他方のロール体28bとの間で周方向にガタが生じることを防止でき、各ロール体28の連結をより強固なものにすることができる。
また、図7に示すように、凸部36の稜線を山形に形成してもよい。この場合、ジョイント29の軸線Cに対する凸部36の稜線の傾きは、軸線Cに対する凹部35の稜線の傾きより大きくされている。
また、図8に示すように、レジストローラ対12とループ形成ローラ対16との間の用紙搬送路L1に、弾性部材46を設けてもよい。これにより、レジストローラ対12の駆動が開始されて、用紙PのループBが緩和されるときに、用紙Pと弾性部材46との係合により、当該ループBの緩和の速度を緩くできる。これにより、用紙Pへのしわの発生をより生じにくくすることができる。
さらに、ジョイント29は、単一の部材により形成されていてもよい。また、ループ形成ローラ対16の従動ローラ26の各ロール体43をジョイント29で連結し、たとえば、一方のロール体43aと支軸42との間に一方向クラッチ30を介装してもよい。
さらに、この発明は、シートスルー方式の原稿読取装置に備えられる搬送装置に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる搬送装置を備える画像形成装置としての複写機の概略構成を示す縦断面図である。 図1の感光体ドラムの周辺の拡大図である。 図2のA−A線に沿う断面図であり、ループ形成ローラ対の要部を示している。 駆動ローラの斜視図である。 駆動ローラの要部の分解斜視図である。 この発明の別の実施形態の要部を示す図解的な図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部を示す図解的な図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部を示す図解的な断面図である。
符号の説明
5 搬送装置
12 レジストローラ対
16 ループ形成ローラ対
25 (ループ形成ローラ対の)駆動ローラ(一方のローラ)
27 (ループ形成ローラ対の駆動ローラの)駆動軸(支軸)
28 (ループ形成ローラ対の駆動ローラの)ロール体
29 ジョイント
30 一方向クラッチ
B ループ
P 用紙

Claims (2)

  1. レジストローラ対と、レジストローラ対の上流側に備えられ、レジストローラ対へ向けて用紙を搬送して、停止中のレジストローラ対で先端が受け止められた用紙にループを形成するためのループ形成ローラ対と、を有する搬送装置において、
    ループ形成ローラ対の少なくとも一方は、
    支軸と、
    支軸を取り囲む複数のロール体であって、軸方向に所定の間隔で配列され、互いに一体回転可能に連結されている複数のロール体と、
    支軸と複数のロール体のいずれか1つとの間に介装され、支軸が一方向に回転されるときにのみ、支軸の回転に伴ってロール体を回転させる一方向クラッチと、
    を含むことを特徴とする搬送装置。
  2. 上記複数のロール体の隣り合うロール体同士は、上記支軸を取り囲む筒状のジョイントを介して連結されていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
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