JP2007119091A - 記録媒体排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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智 原田
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Abstract

【課題】コルゲーションを発生させる手段を設けた排出ローラ機構で、厚紙でのコルゲーションを小さく抑えるように構成し、シート状の記録媒体を揃えて排出可能とする。
【解決手段】排出ローラアセンブリ68を、排出ロール駆動軸72に、複数の排出ローラ74と、排出ローラ74の外径より大きな外径に形成した複数のコルゲーション用の部材76とを一体的に回動するよう構成し、回動自由に軸着された各ピンチローラ82を、各排出ローラ74に対しシート状の記録媒体を介して所定のピンチ圧で付勢して押し付け、シート状の記録媒体を排出ローラ74及びコルゲーション用の部材76とピンチローラ82との間に挟み付けた状態で排出ロール駆動軸72を回動することにより搬送するよう構成し、バランス操作機構78、86で、ピンチローラ82の外周転接面を、排出ロール駆動軸72の回転軸線から等距離となる平行な状態を保って移動させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、装置本体からシート状の記録媒体を積載させるように排出する記録媒体排出装置と、この記録媒体排出装置を備えた画像形成装置とに関する。
一般に、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの電子写真方式を用いた画像形成装置では、画像形成が行われたシート状の記録媒体(例えば、普通紙又は写真用の厚手の用紙等)を、トレイ等の上に整列して積層させた状態となるよう排出するために、装置本体に記録媒体排出装置を装備しているのが普通である。
この種の画像形成装置では、記録媒体排出装置によって装置本体から排出する際の記録媒体である用紙が、定着装置で加熱定着処理された直後であるために紙カールし易くなっている。
このため記録媒体排出装置では、用紙を連続的に排紙した場合、紙カールの影響で整列性が悪くなり、排紙トレイから取り出しづらくなる。また、カールの度合いが大きい場合には、前の用紙と次の用紙が衝突したり用紙が排紙トレイから落下してしまうこともある。
そこで、このような不具合を改善するため、排紙装置の一方の排紙ローラの近傍に、コルゲーションローラと呼ばれる部品を設け、このコルゲーションローラによって排出される用紙に対し、その進行方向とは直角の方向に強制的にウェーブを発生させ、用紙から紙カールを取り、用紙をスムーズに排出できるようにすること(いわゆるコルゲーション)が行われている。
従来、このようなコルゲーションを行う手段を備えた排紙装置では、用紙搬送路を挟んで互いに転接するように上側排紙ローラと下側排紙ローラとを設置し、この下側排紙ローラと上側排紙ローラとの間に用紙を挟み、下側排紙ローラの回転に伴って用紙を搬送するようになっているものがある。
さらに、この排紙装置では、下側排紙ローラをゴムローラとし、この下側排紙ローラをローラ軸としての芯金に圧入し、芯金を回転駆動するよう構成する。この下側排紙ローラの近傍には、樹脂一体のコルゲーションローラをそれぞれ配置する。樹脂一体のコルゲーションローラは、芯金に外嵌される筒状の保持部と、用紙と接触し得るリング状のローラ本体と、このローラ本体と保持部とを連結する複数のL字状の弾性支持腕部とを有し、かつ、保持部、弾性支持腕部、及びローラ本体を樹脂で一体成形してなる。
このローラ本体は、リング状を呈し、その内側に空間が設けられている。このローラ本体では、ローラ本体が力を受けて変形した時、ローラ本体自体の形状を変えず、弾性支持腕部のみが弾性変形する。
このような樹脂一体のコルゲーションローラを備えた排紙装置では、用紙が下側排紙ローラとこれに転接する上側排紙ローラにて搬送される時に、コルゲーションローラにより用紙が強制的に撓まされてコルゲーション作用が発生する。これにより、用紙は、スムーズに装置本体外へ排出できる。
また、この排紙装置で厚紙を搬送する場合には、コルゲーションローラの弾性支持腕部が撓むことによりローラ本体が下側に変位し、コルゲーション作用が発生しない。したがって、用紙のウェーブをなくし、折れスジ等を防止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述のようなコルゲーション手段を設けた例えば図8及び図9に示す排紙装置では、排出ロール駆動軸10にゴムローラである排出ローラ12を複数設置し、この排出ローラ12の両端部にコルゲーションを発生させるためのフランジ部14を一体形成して排出ローラ機構を構成する。さらに、この排紙装置では、回動自由に装着された回転軸18にピンチローラ16を配置し、各ピンチローラ16を各排出ローラ12に転接させると共に、ピンチばね20によってピンチローラ16を排出ローラ12に圧接させる圧力を調整する。
そして、この排紙装置では、複数対の排出ローラ12とピンチローラ16との間に用紙を挟み込んで、排出ロール駆動軸10を回転駆動することにより、用紙Pをコルゲーションさせ腰をつけて排出することにより排出トレイ上で用紙不揃い等の不具合を生じることを防止することができる。
ところで最近では、電子写真方式を用いた画像形成装置で、カラー画像を厚紙に形成し印画紙のカラープリントの如くしたものを形成することに対する要求が増大している。
そこで、このようなコルゲーション手段を設けた排紙装置を、厚紙にカラー画像を形成する画像形成装置に用いようとする場合には、厚紙にコルゲーションを付けるために排出ローラ12にピンチローラ16を圧接させるように働かせるピンチ圧を高くする必要があるが、使用する用紙の厚さの仕様範囲が大きいときに、すべての用紙についてコルゲーションを同様に付けるようピンチ圧を高く設定すると、厚紙にコルゲーションの筋等ができる不具合がある。このためコルゲーション手段を設けた排紙装置では、ピンチ圧をある程度低く抑え、厚紙でのコルゲーションを小さくすることが必要となる。
しかし、このようなコルゲーション手段を設けた排紙装置では、厚紙にコルゲーションの筋等ができない程度までピンチ圧を低くすると、図9に示すように、
複数の排出ローラ12とピンチローラ16との対の相互間でピンチ圧のバランスがくずれ、用紙の一部が一方の排出ローラ12とピンチローラ16の対で大径のままであるフランジ部14に転接して早い排出速度で排出され、用紙の他の一部が他方の排出ローラ12とピンチローラ16の対でフランジ部14が排出ローラ12と同じ小径に弾性変形した状態で転接して遅い排出速度で排出されるため、排出する用紙に排出スキューが発生し排出用紙の不揃いを生じてしまうという問題がある。
特に、このようなコルゲーション手段を設けた排紙装置では、排出ロール駆動軸10に4個の排出ローラ12を配置して構成されているときに、内側の排出ローラ12に圧接するピンチローラ16を持ち上げる方向に働く用紙の腰による反力が用紙端部の反力より強くなるため、排出ロール駆動軸10における両端側の排出ローラ12のフランジ部14が小さく弾性変形し、排出ロール駆動軸10における中央側の排出ローラ12のフランジ部14が大きく弾性変形する等のバランスのくずれを生じ、排出スキューを発生し、排出用紙の不揃いを生じ易い。
特開2004−155533
本発明は、上述の点に鑑み、コルゲーションを発生させる手段を設けた排出ローラ機構で、厚紙でのコルゲーションを小さく抑えるように構成しても、排出するシート状の記録媒体に排出スキューが発生し排出用紙の不揃いを生じてしまうことを防止し、シート状の記録媒体を揃えて積載させるように排出可能とした記録媒体排出装置及び画像形成装置を新たに提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の記録媒体排出装置は、排出ロール駆動軸に、複数の排出ローラと、排出ローラの外径より大きな外径に形成した複数のコルゲーション用の部材とを一体的に回動するよう配置して構成した排出ローラアセンブリと、各排出ローラに対しシート状の記録媒体を介して回動自由に軸着された各ピンチローラを所定のピンチ圧で付勢して押し付けて、シート状の記録媒体を排出ローラ及びコルゲーション用の部材とピンチローラとの間に挟み付けた状態で排出ロール駆動軸を回動することにより、シート状の記録媒体を搬送するよう構成した排出ピンチローラアセンブリと、ピンチローラの外周転接面を、排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる平行な状態を保って移動させるバランス操作機構と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体排出装置において、そのバランス操作機構を、支持部材の基端側を装置本体の固定部材に軸着すると共に、支持部材の自由端側に設けた支受突片にピンチローラを軸着して構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体排出装置において、そのバランス操作機構を、一方の端部にピンチローラを回動自由に支受する第1アーム部材の中間部を固定部材に軸着し、一方の端部にピンチローラを回動自由に支受する第2アーム部材の中間部を固定部材に軸着し、第1アーム部材と第2アーム部材との各ピンチローラを軸着したのと反対側の端部に、それぞれ連通するように摺動ガイド穴を穿設し、摺動ガイド穴が連通するように重なった状態で連動ピンを貫通させて配置することにより、第1アーム部材に軸着したピンチローラの外周転接面と、第2アーム部材に軸着したピンチローラの外周転接面とが、排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる状態を保って移動するように構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体排出装置において、そのバランス操作機構を、一方の端部にピンチローラを回動自由に支受する第1アーム部材の他端部をリンク保持ブラケットに軸ピンで軸着し、一方の端部にピンチローラを回動自由に支受する第2アーム部材の他端部をリンク保持ブラケットに軸ピンで同軸に軸着し、第1アーム部材の中間部に一端部を軸着したリンク部材の他端部と、第2アーム部材の中間部に一端部を軸着したリンク部材の他端部とを、連動ピンで同軸に軸着し、連動ピンの一部を、リンク保持ブラケットに穿設した摺動ガイド穴に摺動自在に挿入することにより、第1アーム部材に軸着したピンチローラの外周転接面と、第2アーム部材に軸着したピンチローラの外周転接面とが、排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる状態を保って移動するように構成したことを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の記録媒体排出装置を備えたことを特徴とする。
前述のように構成することにより、排出ローラアセンブリと排出ピンチローラアセンブリとの間にシート状の記録媒体を所定のピンチ圧で挟み付けて、シート状の記録媒体にコルゲーションを付けて排出する際に、シート状の記録媒体が厚紙等のいわゆる腰が強いもの(剛性の高いもの)であるためにコルゲーション用の部材に転接した剛性が高いシート状の記録媒体が排出ローラから浮いた状態となり、ピンチローラに掛かる厚紙等の腰による押し上げ力のバランスがくずれたときに、バランス操作機構の作用で、複数配置されたピンチローラの外周転接面が排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる平行な状態を保つ。よって、この排出ローラアセンブリでは、厚紙等に転接するコルゲーション用の部材における弾性変形した外周までの距離(弾性変形時の外径)を、排出ローラアセンブリにある全てのコルゲーション用の部材で一定にできる。このため、排出ローラアセンブリによる用紙排出速度は、排出ローラ部分の周速度から厚紙等が転接する全てのコルゲーション用の部材が等しく弾性変形して設定される同じ周速度に変わることになり、厚紙等に転接する全てのコルゲーション用の部材が同じ用紙排出速度で排出する動作を行うので、排出時のスキュー発生を抑え、シート状の記録媒体を揃えて積層させることができる。
また、前述の構成によれば、厚紙等の腰の強さに対応した低いピンチ圧に設定できるため、厚紙のコルゲーションによるダメージ(厚紙等にコルゲーション跡が付くこと)やニップ部のスリップ跡を抑えることが出来る。
さらに、薄紙等の腰の弱いシート状の記録媒体にたいしては、薄紙等にコルゲーションを付ける事で排出されるシート状の記録媒体の不揃いを無くすことができるから、薄紙から厚紙までの適用範囲の広い記録媒体排出装置を提供できる。
本発明の記録媒体排出装置及び画像形成装置では、コルゲーションを発生させる手段を設けた排出ローラ機構で、厚紙でのコルゲーションを小さく抑えるように構成してコルゲーションの筋等ができる不具合を防止できると共に、排出するシート状の記録媒体に排出スキューが発生し排出用紙の不揃いを生じてしまうことを防止し、シート状の記録媒体を揃えて積載させるように排出できるという効果がある。
本発明の実施の形態に係わる、記録媒体排出装置を備えた画像形成装置について、図1乃至図7により説明する。図1の概略構成図に示すように、この画像形成装置(デジタル複写機)本体30は、プリンタ32の上方に、イメージスキャナ34を配置し、その上部に自動原稿搬送装置36を配置して構成する。
この自動原稿搬送装置36では、複写しようとする単数又は複数の原稿を、イメージスキャナ34の上部に配置した複写位置を通過させるように自動搬送してイメージスキャン動作を行えるように構成する。
なお、図示しないが、イメージスキャナ34には、ユーザが複写開始等を入力操作するためのユーザインタフェース及びカラー原稿画像を読み取るための露光光学系を設置する。この露光光学系で読み取ったカラー原稿画像の出力信号は、制御部においてデジタル画像データに変換して一時的に記憶しておき、所定のタイミングで潜像形成用の画像データとして、プリンタ32の内部に配置された後述する各色に対応してROS(カラーの潜像形成装置)に出力される。
このプリンタ32は、タンデム型のフルカラープリンタとして構成する。このためプリンタ32の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する、画像形成ユニット64を設置する。
これらイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット64は、それぞれ像担持体としての感光ドラム(被走査体)と、この感光ドラムに対して露光処理することにより静電潜像を形成する光走査装置と、感光ドラム上の各色の潜像をトナー像として顕在化する現像装置とを備える。
このプリンタ32では、ブラック(K)に対応した画像形成ユニット64に形成されたブラック(黒)の画像、イエロー(Y)に対応した画像形成ユニット64に形成されたイエローの画像、マゼンタ(M)に対応した画像形成ユニット64に形成されたマゼンタの画像及びシアン(C)に対応した画像形成ユニット64に形成されたシアンの画像を、一定の速度で一方向に搬送される中間転写体66に順次転写した後、転写部54において一括して用紙P(シート状記録媒体)に転写する。
また、このプリンタ32に設置するレジスト部52は、転写部54の手前で、ある一定の時間内に一定の距離まで用紙Pを移動させ、用紙Pの所定位置にカラーのトナー像が転写されるように構成する。
このプリンタ32に設置する定着部58は、トナー像が転写された用紙Pを加熱定着処理することにより、カラー画像が形成されたカラーコピー(カラープリント)を完成させる。
また、プリンタ32には、その一側面の中間部に用紙排出トレイ38を装着し、この一側面と対向する他側面の中間部に手差しトレイ40を装着する。このプリンタ32の内部には、4つの給紙トレイ42、44、46、48を引き出し可能に装着する。
このプリンタ32の内部には、各給紙トレイ42、44、46、48からそれぞれシート状の記録媒体であるサイズ等の異なる各種の用紙Pを引き出す給紙部50を装着する。
このプリンタ32の内部には、各給紙トレイ42、44、46、48から給紙部50によって1枚づつ引き出された所要の用紙P(シート状記録媒体)を、レジスト部52を通してカラー画像の転写部54へ搬送するための搬送部56を装着する。
さらにプリンタ32の内部には、転写部54から定着部58を通して、排出部60により、用紙排出トレイ38上へ排出するための搬送路と、いわゆる両面コピーを行うための両面搬送路とを設置する。
この両面搬送路は、定着部58から反転装置部62を介して搬送部56の出口側へ復帰させる経路として構成する。この両面搬送路は、給紙部50から搬送部56、レジスト部52、カラー画像の転写部54及び定着部58を通る通常の搬送路上を搬送されて、その一方の表面にカラー画像が形成された用紙P(シート状記録媒体)を、定着部58の搬送方向下流側で通常の搬送路から両面搬送路へ切り替えられることにより、反転装置部62へ一時的に収納し、所定のタイミングで、反転装置部62から引き出して搬送部56の出口側へ搬出し、用紙P(シート状記録媒体)の他方の表面に再度カラー画像を形成する動作を行えるように搬送する。
このプリンタ32では、その内部から画像形成装置本体30の外側に配置した用紙排出トレイ38へカラーコピーを排出するため、プリンタ32の内部に配設された搬送路の終端部に排出部60を設ける。
図2乃至図4に示すように、排出部60には、シート状の記録媒体にコルゲーションを発生させて、用紙排出トレイ38上にシート状の記録媒体を揃えて積載させるように排出するための記録媒体排出装置を装着する。
この記録媒体排出装置は、排出ローラアセンブリ(組立品 assembly)68と、排出ピンチローラアセンブリ(組立品 assembly)70とを備える。
この排出ローラアセンブリ68は、排出ロール駆動軸72にゴムローラである排出ローラ74を、所定間隔を開けて複数設置して構成する。各排出ローラ74には、回転軸方向の両端部にそれぞれ排出ローラ74の外径より大きな外径に形成した円錐台形状のフランジ部76(コルゲーション用の部材)を一体に形成する。なお、排出ローラアセンブリ68では、排出ローラ74と、排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したフランジ部に相当するコルゲーション用の部材とを別体として構成し、排出ローラ74の両側にそれぞれ所定間隔を開けて排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したコルゲーション用の部材を配置して構成しても良い。また、フランジ部76は、排出ローラ74と同等の摩擦係数となるように構成する。
この排出ローラ74は、図2に断面形状を示すように、回転軸方向の両端部分における排出ロール駆動軸72の外周近くの部分をリング状に切除して、フランジ部76の部分が所定の弱い負荷で弾性変形可能なように構成する。
この排出ロール駆動軸72は、図示しないモータ等の駆動操作機構によって回動されるように構成する。
図2乃至図4に示すように、記録媒体排出装置を構成するための排出ピンチローラアセンブリ70には、バランス操作機構としての一体構造の支持部材78の自由端側の両端部に、それぞれ略正面逆U字状に突出した一対の支受突片80を設ける。各一対の支受突片80の間には、各排出ローラ74に転接するように対応して、ピンチローラ82の軸棒82Aを軸着する。
この排出ピンチローラアセンブリ70では、支持部材78の基端側の両端部に、それぞれ小矩形突片状の部材を直角に折曲して形成した軸受突片84を設ける。各軸受突片84には、軸孔を穿孔し、この軸孔に画像形成装置本体30の固定部材から突設した軸ピン86を軸挿して回動自由に支受することにより、排出ピンチローラアセンブリ70のピンチローラ82を配置した自由端部が排出ローラアセンブリ68に対して平行な状態を保って移動するバランス操作機構を構成する。
すなわち、このバランス操作機構を設けた排出ピンチローラアセンブリ70は、支持部材78に装着した全てのピンチローラ82の外周転接面(又はピンチローラ82の回転軸線)が、各対応する排出ローラ74の外周転接面(又は排出ロール駆動軸72の回転軸線)から、等距離となる平行な状態を保って移動する。
この排出ピンチローラアセンブリ70では、支持部材78の各ピンチローラ82軸着部の近くの各所定位置と画像形成装置本体30の固定部材との間に圧縮コイルばね88を架設して、排出ローラ74及びフランジ部76に対して厚紙を介してピンチローラ82を圧接させるために働かせるピンチ圧を、厚紙にコルゲーションの筋等ができない程度の所定の低いピンチ圧に設定するよう構成する。
このように構成することにより、図2乃至図4に示す記録媒体排出装置では、厚紙を排出する際に、ピンチローラ82が厚紙を押し付けるピンチ圧によって、排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したフランジ部76が図3に示すように弾性変形した状態となり、ピンチローラ82の外周転接面と排出ローラ74の外周転接面との距離が全てのピンチローラ82と排出ローラ74との組で一致することになる。すなわち、この状態では、厚紙に転接している排出ローラ74の外径より大きな外径に形成した全てのフランジ部76の外径が一定となる。
よって、この図2乃至図4に示す記録媒体排出装置では、複数のフランジ部76とピンチローラ82との対の相互間でピンチ圧のバランスが一定となり、全てのフランジ部76が同等に弾性変形した径の状態で厚紙に転接して全て等しい排出速度で厚紙を排出するので、排出する厚紙に排出スキューが発生し排出用紙Pの不揃いを生じることを防止し、厚紙を揃えて用紙排出トレイ38上へ積載させるように排出できる。
さらに、この記録媒体排出装置では、複数対の排出ローラ74及びフランジ部76と、ピンチローラ82との間に厚紙を挟み込んで、排出ロール駆動軸72を回転駆動することにより、厚紙を少ないコルゲーションの状態で厚紙にコルゲーションの筋等ができない状態で排出することができる。なお、厚紙では、それ自体の剛性が高く腰が強いので、記録媒体排出装置で排出動作をする時にカールしたり、下にある排出済みの厚紙の表面に摺接することにより排出トレイ上で用紙不揃い等の不具合を生じることがないようにできる。
また、薄く剛性の弱い通常のいわゆるコピー用紙を記録媒体排出装置で排出する場合には、複数対の排出ローラ74及びフランジ部76と、ピンチローラ82との間に挟み込んで腰をつけて排出することにより排出トレイ上で用紙不揃い等の不具合を生じることを防止することができる。
上述のように構成された記録媒体排出装置を備えた画像形成装置では、給紙トレイ42、44、46、48から給紙部50により出された用紙Pを搬送部56によってレジスト部52へ搬送し、このレジスト部52から所定のタイミングで用紙Pを転写部54に搬送し、各画像形成ユニット64で形成され中間転写体66に順次転写されたトナー像を一括して用紙Pに転写し、定着部58で加熱定着処理し、カラー画像が形成された用紙Pを排出部60によって用紙排出トレイ38上へ排出して積載する。
次に、記録媒体排出装置の他の構成例について、図5によって説明する。
この図5に示す記録媒体排出装置では、排出ロール駆動軸72に、所定間隔を開けて4個の排出ローラ74及びフランジ部76(コルゲーション用の部材)を配置する。このため、この図5に示す記録媒体排出装置では、排出ロール駆動軸72上で隣接する一方の2組の排出ローラ74に対応する2組のピンチローラ82と、他方の2組の排出ローラ74に対応する2組のピンチローラ82とに対して、それぞれ独立したバランス操作機構を設けると共に、これら一方の排出ローラ74用のバランス操作機構と他方の排出ローラ74用のバランス操作機構との間に、排出ピンチローラアセンブリ70全体用のバランス操作機構を設けて構成する。
これら一方の排出ローラ74用のバランス操作機構と他方の排出ローラ74用のバランス操作機構とは、それぞれてこ機構を応用して構成するもので、一組の第1アーム部材90と第2アーム部材92とを有する。この第1アーム部材90には、長板状アーム材の一方の端部に略正面逆U字状に突出した一対の支受突片80を設ける。一対の支受突片80の間には、軸棒82Aを軸着してピンチローラ82を支受する。各ピンチローラ82は、それぞれ対応する排出ローラ74に転接するよう配置する。
また、これと同様に、第2アーム部材92は、長板状アーム材の一端部に略正面逆U字状に突出した一対の支受突片80を設ける。一対の支受突片80の間には、軸棒82Aを軸着してピンチローラ82を支受する。
これら第1アーム部材90と第2アーム部材92との各長板状アーム材の支受突片80と反対側の端部には、それぞれ連通するように対応可能なように同形とした矩形透孔である摺動ガイド穴94を穿設する。
このように構成した第1アーム部材90は、支受突片80と摺動ガイド穴94との間の長板状アーム材における支点としての所定位置を軸ピン96で、プリンタ32内に配置した固定部材98に軸着して配置する。
さらにこれと同様に、第2アーム部材92を、支受突片80と摺動ガイド穴94との間の長板状アーム材における支点としての所定位置を軸ピン96で、プリンタ32内に配置した固定部材98に軸着して配置する。
このように固定部材98に軸着した各第1アーム部材90と第2アーム部材92とは、それぞれの摺動ガイド穴94が連通するように重なった状態で、これら重なった摺動ガイド穴94に、同時に連動ピン100を貫通して配置する。
なお、連動ピン100は、その直径を摺動ガイド穴94の内側の幅より若干小さく形成し、摺動ガイド穴94内を摺動自在に形成すると共に、連動ピン100と摺動ガイド穴94との間の遊びを少なくして第1アーム部材90と第2アーム部材92とが必要な高い精度で連動するように構成する。
また、このバランス操作機構では、第1アーム部材90の支受突片80の平面と画像形成装置本体30の固定部材との間に圧縮コイルばね88を架設し、第2アーム部材92の支受突片80の平面と画像形成装置本体30の固定部材との間に圧縮コイルばね88を架設し、それぞれの排出ローラ74及び排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したフランジ部76に対して厚紙を介して各ピンチローラ82を圧接させるために付勢するピンチ圧を、厚紙にコルゲーションの筋等ができない程度の所定の低いピンチ圧に設定して構成する。
このように構成した、隣接する一対のピンチローラ82用の独立したバランス操作機構では、例えば、第1アーム部材90のピンチローラ82が排出ローラ74及びフランジ部76から離間するように移動した場合には、第1アーム部材90が軸ピン96を中心に所要角度回動する。
すると、この第1アーム部材90と第2アーム部材92とが接続する摺動ガイド穴94内の連動ピン100の位置が排出ロール駆動軸72側へ移動されることにより、第2アーム部材92は軸ピン96を中心にして第1アーム部材90と反対方向に同じ角度だけ回動し、ピンチローラ82を排出ローラ74及びフランジ部76から同じ距離だけ離間するように移動する。
すなわち、このバランス操作機構では、一方のピンチローラ82が排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動すると、他方のピンチローラ82も同等に排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動することにより、常に2つのピンチローラ82が各対応する排出ローラ74及びフランジ部76に対して同じ距離を置いた位置に位置することになる。
これにより、厚紙を排出する際に、各ピンチローラ82が厚紙を押し付けるピンチ圧によって排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したフランジ部76が弾性変形した状態となり、ピンチローラ82の外周転接面と排出ローラ74の外周転接面との距離が全てのピンチローラ82と排出ローラ74との組で一致することになる。
よって、この図5に示すバランス操作機構では、前述した図2乃至図4に示す記録媒体排出装置と同様の効果が得られる。
さらに、この図5に示す記録媒体排出装置では、一方のバランス操作機構と他方のバランス操作機構との間に、排出ピンチローラアセンブリ70全体用のバランス操作機構を設ける。
この全体用のバランス操作機構は、前述したバランス操作機構と同様にてこ機構を応用して構成するもので、一組の第1バランスアーム部材102と第2バランスアーム部材104とを有する。この第1バランスアーム部材102に、略への字状のアーム材の一方の端部に前述した一方のバランス操作機構の連動ピン100を固着し、これと同様に、第2バランスアーム部材104に、略への字状のアーム材の一端部に他方のバランス操作機構の連動ピン100を固着する。
これら第1バランスアーム部材102と第2バランスアーム部材104との各アーム材の連動ピン100を固着した端部と反対側の端部には、それぞれ連通するように同形とした矩形透孔である摺動ガイド穴94を穿設する。
このように構成した第1バランスアーム部材102は、アーム材の中間の所定位置を軸ピン96で、プリンタ32内に配置した固定部材98に軸着して配置する。さらにこれと同様に、第2バランスアーム部材104を、アーム材の中間の所定位置を軸ピン96で、プリンタ32内に配置した固定部材98に軸着して配置する。
このように固定部材98に軸着した各第1バランスアーム部材102と第2バランスアーム部材104とは、それぞれの摺動ガイド穴94が連通するように重なった状態で、これら重なった摺動ガイド穴94に、同時に連動ピン100Aを貫通した状態で抜け落ちないように遊置する。
このように構成した図5に示す記録媒体排出装置では、一方のバランス操作機構と他方のバランス操作機構との間に装着した全体用のバランス操作機構によって、例えば、一方のバランス操作機構の連動ピン100が排出ローラ74及びフランジ部76を設けた排出ロール駆動軸72から離間するように移動した場合に、第1バランスアーム部材102が軸ピン96を中心に所要角度回動する。
すると、この第1バランスアーム部材102と第2バランスアーム部材104とが接続する摺動ガイド穴94内の連動ピン100Aの位置が排出ロール駆動軸72側へ移動されることにより、第2バランスアーム部材104は軸ピン96を中心にして第1バランスアーム部材102と反対方向に同じ角度だけ回動し、全て(ここでは4個)のピンチローラ82をそれぞれ転接するように対応する排出ローラ74及びフランジ部76から全て同じ距離だけ離間するように移動する。
すなわち、この全体用のバランス操作機構を設けた記録媒体排出装置では、一方の組のピンチローラ82が各々の排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動すると、他方の組のピンチローラ82も同等に各々の排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動することにより、常に全ての組のピンチローラ82が各対応する排出ローラ74及びフランジ部76に対して同じ距離を置いた位置に位置することになる。
これにより、厚紙を排出する際に、各ピンチローラ82が厚紙を押し付けるピンチ圧によってフランジ部76が弾性変形した状態となり、各々のピンチローラ82の外周転接面と各対応する排出ローラ74の外径より大きな外径に形成した排出ローラ74の外周転接面との距離が全てのピンチローラ82と排出ローラ74との間で一致することになる。
次に、記録媒体排出装置のさらに他の構成例について、図6及び図7によって説明する。
この図6及び図7に示す記録媒体排出装置では、排出ローラアセンブリ68を、排出ロール駆動軸72にゴムローラである排出ローラ74を所定間隔を開けて複数(ここでは2個)設置して構成する。各排出ローラ74には、回転軸方向の両端部にそれぞれ円錐台形状で排出ローラ74の外径より大きな外径にしたフランジ部76(コルゲーション用の部材)を一体に形成する。
この図6及び図7に示す記録媒体排出装置では、排出ローラアセンブリ68の2個の排出ローラ74に対応した、排出ピンチローラアセンブリ70をバランス操作機構を設けて構成する。
このバランス操作機構は、クランク機構を応用して構成するもので、第1アーム部材106と第2アーム部材108とを有する。この第1アーム部材106には、長板状アーム材の一方の端部に略正面逆U字状に突出した一対の支受突片80を設ける。一対の支受突片80の間には、軸棒82Aを軸着してピンチローラ82を支受する。各ピンチローラ82は、それぞれ対応する排出ローラ74に転接するよう配置する。
また、これと同様に、第2アーム部材108は、長板状アーム材の一端部に略正面逆U字状に突出した一対の支受突片80を設ける。一対の支受突片80の間には、軸棒82Aを軸着してピンチローラ82を支受する。
これら第1アーム部材106と第2アーム部材108とは、これらの各長板状アーム材の支受突片80と反対側の端部にそれぞれ連通するように対応した軸孔を穿孔し、これら連通する軸孔に軸ピン110を軸挿してから、この軸ピン110の先端をリンク保持ブラケット112に固定することにより、リンク保持ブラケット112に対して第1アーム部材106と第2アーム部材108とを回動自由に軸着する。
第1アーム部材106には、軸ピン110から所定距離だけ離れた支受突片80の近傍に、長板状のリンク部材114の一端部を軸ピン118で軸着する。これと共に、第2アーム部材108には、軸ピン110から所定距離だけ離れた支受突片80の近傍に、長板状のリンク部材116の一端部を軸ピン118で軸着する。
このように各一端部が軸着されたリンク部材114とリンク部材116とは、それぞれの他端部が重なった状態で連通する軸孔を穿孔し、これら重なった軸孔に連動ピン122を軸挿する。さらに、連動ピン122の先端部は、軸ピン110を中心としたラジアル方向に沿った直線状の長穴である摺動ガイド穴120内に遊挿する。
なお、連動ピン122は、その直径を摺動ガイド穴120の内側の幅より若干小さく形成し、摺動ガイド穴120内を摺動自在に形成すると共に、連動ピン122と摺動ガイド穴120との間の遊びを少なくしてリンク部材114とリンク部材116とが必要な高い精度で連動するように構成する。
また、このバランス操作機構では、第1アーム部材106の支受突片80の平面と画像形成装置本体30の固定部材との間に圧縮コイルばね88を架設し、第2アーム部材108の支受突片80の平面と画像形成装置本体30の固定部材との間に圧縮コイルばね88を架設し、それぞれの排出ローラ74及びフランジ部76に対して厚紙を介して各ピンチローラ82を圧接させるために付勢するピンチ圧を、厚紙にコルゲーションの筋等ができない程度の所定の低いピンチ圧に設定して構成する。
このように構成したバランス操作機構では、例えば、第1アーム部材106のピンチローラ82が排出ローラ74及びフランジ部76から離間するように移動した場合に、第1アーム部材106が軸ピン110を中心に所要角度回動する。
すると、この第1アーム部材106に軸ピン118で軸着されたリンク部材114は、第1アーム部材106に連動して連動ピン122を摺動ガイド穴120内で移動させる。これによりリンク部材114に対して連動ピン122で接続されたリンク部材116が、移動操作される。
このリンク部材116が移動操作されると、リンク部材116に軸ピン118で接続された第2アーム部材108は、軸ピン110を中心にして第1アーム部材106と反対方向に同じ角度だけ回動し、ピンチローラ82を排出ローラ74及びフランジ部76から同じ距離だけ離間するように移動する。
すなわち、このバランス操作機構では、図7に示すように一方のピンチローラ82が厚紙の弾性反発力で排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動すると、他方のピンチローラ82も同等に排出ローラ74及びフランジ部76に対して移動することにより、常に2つのピンチローラ82が各対応する排出ローラ74及びフランジ部76に対して同じ距離を置いた位置に位置することになる。
これにより、厚紙を排出する際に、各ピンチローラ82が厚紙を押し付けるピンチ圧によって排出ローラ74の外径より大きな外径に形成したフランジ部76が弾性変形した状態となり、ピンチローラ82の外周転接面と排出ローラ74の外周転接面との距離が平均化されて全てのピンチローラ82と排出ローラ74との組で一致することになる。
よって、この図6及び図7に示すバランス操作機構では、前述した図2乃至図4に示す記録媒体排出装置と同様の効果が得られる。
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態に係わる、記録媒体排出装置を備えた画像形成装置の内部の構成を示す全体概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる、記録媒体排出装置の要部を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる、記録媒体排出装置で厚紙を搬送している状態の要部を示す概略構成正面図である。 本発明の実施の形態に係わる、記録媒体排出装置で厚紙を搬送している状態の要部を示す概略構成側面図である。 本発明の実施の形態に係わる、他の構成の記録媒体排出装置の要部を示す概略構成正面図である。 本発明の実施の形態に係わる、さらに他の構成の記録媒体排出装置の要部を示す概略構成正面図である。 本発明の実施の形態に係わる、さらに他の構成の記録媒体排出装置で厚紙を搬送している状態の要部を示す概略構成正面図である。 比較例としてのコルゲーション手段を設けた排紙装置給紙装置を示す説明図である。 比較例としてのコルゲーション手段を設けた排紙装置給紙装置で厚紙を搬送する状態を示す説明図である。
符号の説明
30 画像形成装置本体
32 プリンタ
38 用紙排出トレイ
50 給紙部
52 レジスト部
54 転写部
56 搬送部
58 定着部
60 排出部
62 反転装置部
64 画像形成ユニット
68 排出ローラアセンブリ
70 排出ピンチローラアセンブリ
72 排出ロール駆動軸
74 排出ローラ
76 フランジ部
78 支持部材
80 支受突片
82 ピンチローラ
82A 軸棒
84 軸受突片
86 軸ピン
90 第1アーム部材
92 第2アーム部材
94 摺動ガイド穴
96 軸ピン
98 固定部材
100 連動ピン
100A 連動ピン
102 第1バランスアーム部材
104 第2バランスアーム部材
106 第1アーム部材
108 第2アーム部材
110 軸ピン
112 リンク保持ブラケット
114 リンク部材
116 リンク部材
118 軸ピン
120 摺動ガイド穴
122 連動ピン

Claims (5)

  1. 排出ロール駆動軸に、複数の排出ローラと、当該排出ローラの外径より大きな外径に形成した複数のコルゲーション用の部材とを一体的に回動するよう配置して構成した排出ローラアセンブリと、
    前記各排出ローラに対しシート状の記録媒体を介して回動自由に軸着された各ピンチローラを所定のピンチ圧で付勢して押し付けて、前記シート状の記録媒体を前記排出ローラ及びコルゲーション用の部材と前記ピンチローラとの間に挟み付けた状態で前記排出ロール駆動軸を回動することにより、前記シート状の記録媒体を搬送するよう構成した排出ピンチローラアセンブリと、
    前記ピンチローラの外周転接面を、前記排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる平行な状態を保って移動させるバランス操作機構と、
    を有することを特徴とする記録媒体排出装置。
  2. 前記バランス操作機構を、支持部材の基端側を装置本体の固定部材に軸着すると共に、当該支持部材の自由端側に設けた支受突片に前記ピンチローラを軸着して構成したことを特徴とする請求項1記載の記録媒体排出装置。
  3. 前記バランス操作機構を、
    一方の端部に前記ピンチローラを回動自由に支受する第1アーム部材の中間部を固定部材に軸着し、
    一方の端部に前記ピンチローラを回動自由に支受する第2アーム部材の中間部を固定部材に軸着し、
    前記第1アーム部材と前記第2アーム部材との各前記ピンチローラを軸着したのと反対側の端部に、それぞれ連通するように摺動ガイド穴を穿設し、当該摺動ガイド穴が連通するように重なった状態で連動ピンを貫通させて配置することにより、前記第1アーム部材に軸着した前記ピンチローラの外周転接面と、前記第2アーム部材に軸着した前記ピンチローラの外周転接面とが、前記排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる状態を保って移動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の記録媒体排出装置。
  4. 前記バランス操作機構を、
    一方の端部に前記ピンチローラを回動自由に支受する第1アーム部材の他端部をリンク保持ブラケットに軸ピンで軸着し、
    一方の端部に前記ピンチローラを回動自由に支受する第2アーム部材の他端部を前記リンク保持ブラケットに軸ピンで同軸に軸着し、
    前記第1アーム部材の中間部に一端部を軸着したリンク部材の他端部と、前記第2アーム部材の中間部に一端部を軸着したリンク部材の他端部とを、連動ピンで同軸に軸着し、
    前記連動ピンの一部を、前記リンク保持ブラケットに穿設した摺動ガイド穴に摺動自在に挿入することにより、前記第1アーム部材に軸着した前記ピンチローラの外周転接面と、前記第2アーム部材に軸着した前記ピンチローラの外周転接面とが、前記排出ロール駆動軸の回転軸線から等距離となる状態を保って移動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の記録媒体排出装置。
  5. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の記録媒体排出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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