JP2006287609A - 画像合成装置及び画像合成処理プログラム - Google Patents

画像合成装置及び画像合成処理プログラム Download PDF

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隆弘 堤
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Abstract

【課題】被合成画像を記憶しているメモリの内容を書き換えることなく、被合成画像の変倍処理や回転処理を行うことができ、変倍処理後あるいは回転処理後の被合成画像を入力画像に合成することができる画像合成装置及び画像合成処理プログラムを提供する。
【解決手段】入力画像と合成される被合成画像を記憶する被合成画像記憶手段231と、被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは拡大もしくは縮小する被合成画像変倍手段232及び/または被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転手段233と、前記被合成画像変倍手段により変倍され及び/または前記被合成画像回転手段により回転された被合成画像と入力画像とを合成する画像合成手段24を備ている。
【選択図】図2

Description

この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等に適用され、ウォーターマーク画像等の被合成画像を入力画像と合成するための画像合成装置、及び画像合成処理をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラムに関する。
ウォーターマーク画像や地紋プリント画像等の被合成画像を、例えばスキャナ等により読み込まれた入力画像と合成して印字することが、従来より行われている。
ところが、従来は、前記入力画像と被合成画像を合成した後の画像を回転あるいは変倍することはできるものの、被合成画像を回転あるいは変倍させた状態で、入力画像と合成するには、被合成画像を記憶しているメモリの内容をその都度書き換える必要があった。そのため、ファームウェアでのメモリリソースや処理時間の点で問題があった。
なお、特許文献1には、2つの地紋パターンに対して回転、変倍処理を行い、合成して分版パターンを作成する技術が開示されている。
特開平4−213770号公報
しかし、特許文献1に記載された技術は、入力画像に対してウォーターマーク画像等の被合成画像を合成する場合の前記問題に対して、解決手法を提案するものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、被合成画像を記憶しているメモリの内容を書き換えることなく、被合成画像の変倍処理や回転処理を行うことができ、変倍処理後あるいは回転処理後の被合成画像を入力画像に合成することができる画像合成装置、及び画像合成処理をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)入力画像と合成される被合成画像を記憶する被合成画像記憶手段と、被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは縮小する被合成画像変倍手段と、前記被合成画像変倍手段により変倍された被合成画像と入力画像とを合成する画像合成手段と、を備えたことを特徴とする画像合成装置。
(2)入力画像と合成される被合成画像を記憶する被合成画像記憶手段と、被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転手段と、前記被合成画像回転手段により回転された被合成画像と入力画像とを合成する画像合成手段と、を備えたことを特徴とする画像合成装置。
(3)被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転手段を備え、合成手段は、被合成画像変倍手段により変倍され被合成画像回転手段により回転された被合成画像と入力画像とを合成する前項1に記載の画像合成装置。
(4)入力画像の方向を判定する方向判定手段を備え、前記被合成画像回転手段は、前記方向判定手段による判定結果に基づいて被合成画像の回転角度を決定する前項2または3に記載の画像合成装置。
(5)入力画像を任意の倍率に拡大もしくは縮小する入力画像変倍手段を備え、画像合成手段は、前記入力画像変倍手段により変倍された入力画像と被合成画像とを合成する前項1〜4の何れかに記載の画像合成装置。
(6)被合成画像変倍手段は、前記入力画像変倍手段による入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像に変倍処理を施す前項5に記載の画像合成装置。
(7)入力画像を任意の角度で回転する入力画像回転手段を備え、画像合成手段は、前記入力画像回転手段により回転された入力画像と被合成画像とを合成する前項1〜6の何れかに記載の画像合成装置。
(8)被合成画像回転手段は、前記入力画像回転手段による入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像に回転処理を施す前項7に記載の画像合成装置。
(9)被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは縮小する被合成画像変倍ステップと、変倍された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラム。
(10)被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転ステップと、回転された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラム。
(11)被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転ステップと、回転された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、をさらにコンピュータに実行させる前項9に記載の画像合成処理プログラム。
(12)入力画像の方向を判定する方向判定ステップを備え、前記被合成画像回転ステップでは、前記方向判定ステップによる判定結果に基づいて被合成画像の回転角度を決定する前項10または11に記載の画像合成処理プログラム。
(13)入力画像を任意の倍率に拡大もしくは縮小する入力画像変倍ステップを備え、画像合成ステップでは、前記入力画像変倍ステップにより変倍された入力画像と被合成画像とを合成する前項9〜12の何れかに記載の画像合成処理プログラム。
(14)被合成画像変倍ステップでは、前記入力画像変倍ステップによる入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像に変倍処理を施す前項13に記載の画像合成処理プログラム。
(15)入力画像を任意の角度で回転する入力画像回転ステップを備え、画像合成ステップでは、前記入力画像回転ステップにより回転された入力画像と被合成画像とを合成する前項9〜14の何れかに記載の画像合成処理プログラム。
(16)被合成画像回転ステップでは、前記入力画像回転ステップによる入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像に回転処理を施す前項15に記載の画像合成処理プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは縮小したのち、変倍された被合成画像と入力画像とを合成するから、被合成画像の変倍処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、変倍した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転したのち、回転された被合成画像と入力画像とを合成するから、被合成画像の回転処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、回転した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、被合成画像の変倍処理及び回転処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、変倍処理及び回転処理した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、入力画像の方向を判定する方向判定手段を備え、前記被合成画像回転手段は、前記方向判定手段による判定結果に基づいて被合成画像の回転角度を決定するから、入力画像の方向と被合成画像の方向とを自動的に合致させることができる。
前項(5)に記載の発明によれば、変倍された入力画像と、変倍及び/または回転された被合成画像とを合成することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像を変倍するから、入力画像との大小関係を維持しながら被合成画像を合成することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、回転された入力画像と、変倍及び/または回転された被合成画像とを合成することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像を回転するから、入力画像との配置関係を維持しながら被合成画像を合成することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、被合成画像を任意の倍率に拡大もしくは縮小したのち、変倍された被合成画像と入力画像とを合成する処理をコンピュータに実行させることができるから、被合成画像の変倍処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、変倍した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、被合成画像を任意の角度で回転したのち、回転された被合成画像と入力画像とを合成する処理をコンピュータに実行させることができるから、、被合成画像の回転処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、回転した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、被合成画像の変倍処理及び回転処理を入力画像とは無関係に行うことができ、被合成画像記憶手段の頻繁な書き換えを必要とすることなく、変倍処理及び回転処理した被合成画像と入力画像とを合成することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、入力画像の方向の判定結果に基づいて、被合成画像の回転方向を決定するから、入力画像の方向と被合成画像の方向とを自動的に合致させることができる。
前項(13)に記載の発明によれば、変倍された入力画像と、変倍及び/または回転された被合成画像とを合成することができる。
前項(14)に記載の発明によれば、入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像を変倍するから、入力画像との大小関係を維持しながら被合成画像を合成することができる。
前項(15)に記載の発明によれば、回転された入力画像と、変倍及び/または回転された被合成画像とを合成することができる。
前項(16)に記載の発明によれば、入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像を回転するから、入力画像との配置関係を維持しながら被合成画像を合成することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像合成装置を備えたカラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)の電気的構成を示すブロック図である。なお、画像形成装置1は、例えばコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、画像データ等のデータ送信機能等の複数の機能を有する多機能画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等によって構成されている。
画像形成装置1は、ネットワークインターフェイス部(ネットワークI/F)11、スキャナ部12、操作部13、記憶部14、印刷部15、CPU16、ROM17、RAM18、原稿方向検知センサ19を備えている。
前記ネットワークインターフェイス部11は、画像形成装置1をネットワーク2に接続するための通信手段として機能する。この実施形態では、ネットワークインターフェイス部11を介して、図示しないユーザ端末から送信されてきた画像データやその他のデータを受信可能となっている。
前記スキャナ部12は、モノクロまたはカラーの原稿を読み取って画像データに変換するものである。
前記操作部13は、タッチパネルを有する表示装置やキーボードで構成されており、表示機能及びユーザが操作を行うための機能を備えている。この実施形態では、ユーザが原稿をスキャナ部12で読み取らせてコピー等する場合に、操作部13を用いて、入力画像を拡大または縮小するための変倍処理や倍率を設定したり、画像を所定の角度で回転させる回転処理や回転角度を設定したり、その他の設定入力操作を行うことができるようになっている。
前記記憶部14は、スキャナ部12やユーザ端末から入力された画像データや、ユーザが操作部13を用いて入力した各種の設定データ等を記憶するほか、被合成画像の一つであるウォーターマーク画像を記憶するウォーターマーク画像記憶部231を備えている。
前記印刷部15は、前記スキャナ部12で読み取られた原稿の画像データや、ユーザ端末から送信されてきたプリントデータを、用紙に印刷するものである。
前記CPU16は、画像形成装置1の全体を統括的に制御するほか、この実施形態では、原稿方向検知センサ19からの信号に基づいて、スキャナ部12にセットされた原稿の向き(画像データの方向)を判定する処理を実行したり、さらには画像合成処理を実行する。画像合成処理については後述する。
前記ROM17は、前記CPU16を動作させるためのプログラムやその他のデータが記憶されている。
前記RAM18は、CPU16の動作領域を確保するためのものである。
前記原稿方向検知センサ19は、スキャナ部12にセットされた原稿の方向(向き)を検出する。
図2は、図1の画像形成装置1が有する画像合成装置の機能ブロック図である。
21はコントローラ、22は入力画像処理部、23はウォーターマーク画像処理部である。入力画像処理部22は、例えばスキャナ部12により読み取られた入力画像の変倍処理を行う入力画像変倍部221と、入力画像の回転処理を行う入力画像回転部222を備えている。ウォーターマーク画像処理部23は、前記ウォーターマーク画像記憶部231と、ウォーターマーク画像に変倍処理を施すウォーターマーク変倍部232と、ウォーターマーク画像に回転処理を施すウォーターマーク回転部233を備えている。
ユーザにより指示された入力画像aに対する回転処理および変倍処理の設定を示す入力画像コントロール信号bが、入力画像処理部22の入力画像変倍部221および入力画像回転部222に送信される。
前記入力画像aは、前記入力画像変倍部221および入力画像回転部222により、設定された倍率での拡大もしくは縮小変倍処理と、設定された角度での回転処理が施され、変倍および回転後画像cとして出力される。入力画像変倍部221による入力画像の変倍方法、入力画像回転部222による入力画像の回転方法は公知であるので、その説明は省略する。
一方、ウォーターマーク画像記憶部231はウォーターマークの画像を記憶しており、ウォーターマーク画像記憶部231から、入力画像の主走査および副走査領域を示す信号を基準としてウォーターマーク画像が読み出される。
前記コントローラ21からは、ウォーターマーク画像の回転および変倍の設定を示すウォーターマークコントロール信号dがウォーターマーク変倍部232およびウォーターマーク回転部233に送られる。この実施形態では、ウォーターマークコントロール信号dによって示されるウォーターマークの回転および変倍は、前記入力画像aの回転角度及び変倍率と同じに設定されている。
ウォーターマーク画像は、前記ウォーターマーク変倍部232およびウォーターマーク回転部233により、拡大もしくは縮小変倍処理と、回転処理が施され、変倍および回転後ウォーターマーク画像eとして出力される。
画像合成部24は、前記コントローラ21からのウォーターマーク生成指示信号fを受け、変倍および回転後画像cに変倍および回転後ウォーターマーク画像eを重畳して合成する。合成された画像は、ウォーターマーク重畳画像gとして出力される。
図3は、ウォーターマーク変倍部232で行われる縮小変倍のアルゴリズムを説明するものである。A1〜F6はウォーターマーク画像記憶部231に保持された36画素で構成されるウォーターマーク画像である。一例として1/3縮小変倍が選択された場合には、主走査方向および副走査方向にそれぞれ、3ドットごとに1ドットのデータを取得するように、ウォーターマーク形状記憶部231にアクセスする。
結果として、ウォーターマーク画像はA1、A4、D1、D4の4画素による画像に縮小変倍される。
図4は、ウォーターマーク変倍部232で行われる拡大変倍のアルゴリズムを説明するための図である。A1〜B2はウォーターマーク画像記憶部231に保持されたウォーターマーク画像であり、一例として3倍拡大変倍が選択された場合には、主走査および副走査方向にそれぞれ 同じ記憶部アドレスの値を3ドット分繰り返すようにウォーターマーク形状記憶部231にアクセスし、結果としてウォーターマーク画像はA1〜B2の36画素による画像に拡大変倍される。
図5は、ウォーターマーク回転部233での回転処理のアルゴリズムを説明するための図である。A1〜F6は36画素で構成されるウォーターマーク画像記憶部231に保持されたウォーターマーク画像であり、画素A1を基準位置として、主走査方向にxドット、副走査方向にyラインの位置の画素を、D度の角度で回転する場合には、ウォーターマーク画像記憶部231の読み出しアドレスは、
主走査アドレス=(回転なしの主走査アドレス)×Cos(D)−(回転なしの副走査アドレス)×Sin(D)
副走査アドレス=(回転なしの副走査アドレス)×Cos(D)+(回転なしの主走査アドレス)×Sin(D)
を新たな記憶部アドレスとする。
一例として、−60°に画像を回転する場合を示す。A1画素の(主走査アドレス,副走査アドレス)を(0,0)とすると、画素A6は(4,−1)としてあらわされる。
回転後のアドレスは、
主走査アドレス=4×Cos(−60°)−(−1)×Sin(−60°)=2−0.87=1.13
副走査アドレス=(−1)×Cos(−60°)+4×Sin(−60°)=−0.5−3.48=−3.98
丸め込みを行ない、回転後のアドレス=(1,−4)=画素E2 をウォーターマーク画像記憶部231から読み出す。
また、アドレスをある領域内で循環させることにより、ウォーターマーク画像を切れ目なく敷き詰めることができる。
図6は、画素D3(2,−3)を−60°回転した場合を示す。
回転後のアドレスは、
主走査アドレス =3×Cos(−60°)−(−3)×Sin(−60°)=1.5−2.61=−1.11
副走査アドレス=(−3)×Cos(−60°)+3×Sin(−60°)=−1.5−2.61=−4.11
丸め込みを行ない、回転後のアドレス=(−1,−4)となるが、主走査アドレス−1は存在しないため、アドレスを循環させて(6,−4)=画素E6を記憶部231から読み出すことにより、切れ目なくウォーターマーク画像を構成することが可能である。
図7は、図1に示したCPU16が実行する入力画像とウォーターマーク画像との合成処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、CPU16がROM17等に格納された画像合成処理プログラムを実行することにより行われる。なお、以下の説明及び図面において、ステップを「S」と略記する。
S1において、ユーザによって入力画像の変倍が設定されたか否かを判断し、設定されていれば(S1の判断がYES)、S2で、入力画像を設定された倍率に拡大しあるいは縮小したのち、S3に進む。変倍が設定されていなければ(S1の判断がNO)、そのままS3に進む。
S3では、入力画像の回転が設定されたか否かを判断する。設定されていれば(S3の判断がYES)、S4で、設定された回転角度に入力画像を回転したのち、S5に進む。回転が設定されていなければ(S3の判断がNO)、そのままS5に進む。
S5では、入力画像に変倍処理がなされているか否かを判断し、なされていれば(S6の判断がYES)、S6で、入力画像に対するのと同じ変倍率で、ウォーターマーク画像に変倍処理を実行したのち、S7に進む。入力画像に変倍処理が施されていなければ(S5の判断がNO)、そのままS7に進む。
S7では、入力画像に回転処理がなされているか否かを判断し、なされていれば(S7の判断がYES)、S8で、入力画像に対するのと同じ角度で、ウォーターマーク画像に回転処理を実行したのち、S9に進む。入力画像に回転処理が施されていなければ(S7の判断がNO)、そのままS9に進む。
S9では、変倍、回転処理を施されあるいは施されていない入力画像と、入力画像と同じ倍率、回転角度で変倍、回転処理を施されあるいは施されていないウォーターマーク画像とを合成したのち、S10で、合成した画像データを印刷部15に送信して、合成処理を終了する。印刷部15は、送られてきた画像データを用紙に印刷する。
このように、本実施の形態では、ウォーターマーク画像記憶部231から読み出したウォーターマーク画像を入力画像とは別に独立して変倍あるいは回転するから、ウォーターマーク画像記憶部231の内容を書き換える必要はなくなる。しかも、入力画像の変倍率、回転角度と同じ変倍率、回転角度でウォーターマーク画像に変倍処理や回転処理を実施するから、入力画像に対して常に適正な関係でウォーターマーク画像を合成することができる。
なお、上記実施形態では、入力画像の変倍率、回転角度と同じ変倍率、回転角度で変倍処理や回転処理を実施したが、入力画像の変倍処理の有無や変倍率、回転処理の有無や回転角度とは無関係に、ウォーターマーク画像の変倍率や回転角度を設定しても良い。
図8は、この発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、スキャナ部12で読み込んだ原稿の方向に応じて、ウォーターマーク画像を自動的に回転させて入力画像と合成する場合を示すものである。
S21において、読み込んだ原稿の方向は基準の方向か否かを判断する。基準の方向であれば(S21の判断がYES)、ウォーターマーク画像に回転処理を施すことなくそのままS23に進む。基準の方向でなければ(S21の判断がNO)、S22で、原稿の方向に応じた回転処理をウォーターマーク画像に施した後、S23に進む。
S23では、回転処理を施されあるいは施されていないウォーターマーク画像と入力画像とを合成したのち、S24では、合成した画像データを印刷部15に送信して、合成処理を終了する。印刷部15は、送られてきた画像データを用紙に印刷する。
図8に示した実施形態では、原稿の方向に応じてウォーターマーク画像を回転させるから、原稿の方向とウォーターマーク画像の方向とを自動的に合致させることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。入力画像がスキャナ部12により読み込まれた原稿の画像である場合を示したが、ユーザ端末等の外部装置から送信されてきた画像データであっても良い。
この発明の一実施形態に係る画像合成装置を有する画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像合成装置の機能ブロック図である。 ウォーターマーク変倍部232で行われる縮小変倍のアルゴリズムを説明する図である。 ウォーターマーク変倍部232で行われる拡大変倍のアルゴリズムを説明するための図である。 ウォーターマーク回転部での回転処理のアルゴリズムを説明するための図である。 画素D3(2,−3)を−60°回転した場合を示す。 図1の画像形成装置によって行われる画像合成処理の一例を示すフローチャートである。 図1の画像形成装置によって行われる画像合成処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
12 スキャナ部
13 操作部
14 記憶部
15 印刷部
16 CPU
19 原稿方向検知センサ
21 コントローラ
22 入力画像処理部
23 ウォーターマーク画像処理部
24 画像合成部
221 入力画像変倍部
222 入力画像回転部
231 ウォーターマーク画像記憶部
232 ウォーターマーク変倍部
233 ウォーターマーク回転部

Claims (16)

  1. 入力画像と合成される被合成画像を記憶する被合成画像記憶手段と、
    被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは縮小する被合成画像変倍手段と、
    前記被合成画像変倍手段により変倍された被合成画像と入力画像とを合成する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像合成装置。
  2. 入力画像と合成される被合成画像を記憶する被合成画像記憶手段と、
    被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転手段と、
    前記被合成画像回転手段により回転された被合成画像と入力画像とを合成する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像合成装置。
  3. 被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転手段を備え、合成手段は、被合成画像変倍手段により変倍され被合成画像回転手段により回転された被合成画像と入力画像とを合成する請求項1に記載の画像合成装置。
  4. 入力画像の方向を判定する方向判定手段を備え、
    前記被合成画像回転手段は、前記方向判定手段による判定結果に基づいて被合成画像の回転角度を決定する請求項2または3に記載の画像合成装置。
  5. 入力画像を任意の倍率に拡大もしくは縮小する入力画像変倍手段を備え、
    画像合成手段は、前記入力画像変倍手段により変倍された入力画像と被合成画像とを合成する請求項1〜4の何れかに記載の画像合成装置。
  6. 被合成画像変倍手段は、前記入力画像変倍手段による入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像に変倍処理を施す請求項5に記載の画像合成装置。
  7. 入力画像を任意の角度で回転する入力画像回転手段を備え、
    画像合成手段は、前記入力画像回転手段により回転された入力画像と被合成画像とを合成する請求項1〜6の何れかに記載の画像合成装置。
  8. 被合成画像回転手段は、前記入力画像回転手段による入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像に回転処理を施す請求項7に記載の画像合成装置。
  9. 被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の倍率に拡大もしくは縮小する被合成画像変倍ステップと、
    変倍された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラム。
  10. 被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転ステップと、
    回転された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像合成処理プログラム。
  11. 被合成画像記憶手段に記憶されている被合成画像を、任意の角度で回転する被合成画像回転ステップと、
    回転された被合成画像と入力画像とを合成するステップと、
    をさらにコンピュータに実行させる請求項9に記載の画像合成処理プログラム。
  12. 入力画像の方向を判定する方向判定ステップを備え、
    前記被合成画像回転ステップでは、前記方向判定ステップによる判定結果に基づいて被合成画像の回転角度を決定する請求項10または11に記載の画像合成処理プログラム。
  13. 入力画像を任意の倍率に拡大もしくは縮小する入力画像変倍ステップを備え、
    画像合成ステップでは、前記入力画像変倍ステップにより変倍された入力画像と被合成画像とを合成する請求項9〜12の何れかに記載の画像合成処理プログラム。
  14. 被合成画像変倍ステップでは、前記入力画像変倍ステップによる入力画像の拡大もしくは縮小倍率と同じ倍率で被合成画像に変倍処理を施す請求項13に記載の画像合成処理プログラム。
  15. 入力画像を任意の角度で回転する入力画像回転ステップを備え、
    画像合成ステップでは、前記入力画像回転ステップにより回転された入力画像と被合成画像とを合成する請求項9〜14の何れかに記載の画像合成処理プログラム。
  16. 被合成画像回転ステップでは、前記入力画像回転ステップによる入力画像の回転角度と同じ角度で被合成画像に回転処理を施す請求項15に記載の画像合成処理プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009273095A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及びイメージデータ生成方法並びにイメージデータ生成プログラム
JP2011097362A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Sharp Corp 画像処理装置、画像データ出力処理装置、および画像処理方法
JP2016201652A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

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